JP2861347B2 - エンドレスベルト搬送装置 - Google Patents

エンドレスベルト搬送装置

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JP2861347B2
JP2861347B2 JP2257442A JP25744290A JP2861347B2 JP 2861347 B2 JP2861347 B2 JP 2861347B2 JP 2257442 A JP2257442 A JP 2257442A JP 25744290 A JP25744290 A JP 25744290A JP 2861347 B2 JP2861347 B2 JP 2861347B2
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  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、エンドレスベルトを回動させるための搬送
装置に係り、詳しくは、当該ベルトの蛇行防止手段を有
する搬送装置の改良に関する。
[従来の技術] 第4図はエンドレスベルトを記録シートの搬送に利用
したカラー電子写真複写機の一例を示すものである。
具体的には、記録シート供給部4と定着器5とを繋ぐ
記録シート6の配送経路に駆動ロール31を含む複数のロ
ール31,32,…でエンドレスベルト1(以下、ベルト)を
張架する一方、電子写真プロセスによってシアン、マゼ
ンタ、イエロー、ブラックの各色に対応したトナー像
(可視像)を形成する4組の可視像形成ユニット2a,2b,
…を上記エンドレスベルト1の一側に適宜間隔をおいて
配設したものである。各可視像形成ユニット2a,2,…
は、感光体ドラム等の静電潜像担持体21a,21b…の周囲
に帯電器22a,22b,…、潜像書き込み手段23a,23b,…、現
像器24a,24b,…及びクリーナ25a,25b,…を配置したもの
であり、各色の画情報に応じたトナー像を静電潜像担持
体21a,21b,…上に形成し、上記ベルト1によって搬送さ
れる記録シート6に当該トナー像を加圧転写するように
なっている。
従って、供給トレイ41から搬出された記録シート6
は、所定のタイミングでベルト1に保持された後、ベル
ト1の進行に伴なって各可視像形成ユニット2a,2b,…か
ら順次各色トナー像の転写を受け、フルカラーのトナー
像を担持することとなる。そして、トナー像の転写が終
了した記録シート6はベルト1から剥離された後に定着
器5を経て排出トレイ7上に送り出され、カラー記録画
像の形成が終了する。
尚、第4図中、符号8は記録シート6を所定のタイミ
ングでベルト1に吸着させるタッキングロール、符号9
a,9b,…は記録シートを静電潜像担持体21a,21b,…にニ
ップするための押圧ロール、符号10はベルト1表面の汚
れを除去するクリーナ、符号37はベルトに一定の張力を
付与するための張力調整ロールである。
この様に複数のトナー像を記録シートに多重転写する
画像形成法では色ズレの無い高品位の記録画像を形成す
る前提として、記録シートが予め定められた経路上を正
確に搬送されることが重要である。それ故、記録シート
を搬送するベルトには、回動の際に幅方向の移動を生じ
ないことが必要である。
しかし、ベルトの幅方向の移動は、ベルト及び各ロー
ルの成形の不完全さ、ベルトを張架するロール群の平行
度等により、これを完全に防止することは実質的に不可
能である。
そこで、従来のベルト搬送装置では、発生したベルト
の幅方向の移動を補正して当該移動量を所定の公差内に
抑止する制御機構を設けている。
具体的な機構としては、ベルトを支持する従動ロール
の内の一本(例えば第4図におけるロール33)を他のロ
ール群に対して配設角度を調整可能なステアリングロー
ルとし、検出したベルトの幅方向の移動量に応じて上記
ステアリングロールのアライメントを適宜変更してベル
トの蛇行を補正する方式、所謂アクティブステアリング
方式が用いられている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記アクティブステアリング方式によるベル
ト移動量の制御には以下のような欠点が存在する。先
ず、第一は、ベルトの幅方向の移動を検知してステアリ
ングロールのアライメントを変更しても、ベルトがこれ
に反応して移動し始めるのにはかなりの時間を要すると
いう点である。また、第二は、アライメントの変更によ
ってベルトがロール上を移動し始めても、アライメント
の変更に対する追従性が鈍くスムーズにロール上を移動
しないという点である。
それ故、従来の装置においては、ステアリングロール
のアライメントを必要以上に大きく変更したり、ベルト
を正確な位置に導くために何回もアライメントを設定し
直さなければならにと言った不都合を生じている。
本発明はこの様な問題点に鑑みなされたものであり、
その目的とするところは、ステアリングロールのアライ
メントの変更に対して即応性及び追従性の高いエンドレ
スベルト搬送装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] ところで、第3図に示すように、アクティブステアリ
ング方式においては、ステアリングロールaのアライメ
ントを変更した際にベルトb両側のロールに対する周速
が夫々v1あるいはv2(≠v1)となり、又、ステアリング
ロールに対するベルトの入射角及び出射角が変化し、そ
の結果ベルトbに幅方向の移動(第3図中矢印X方向)
が生じる。しかし、ステアリングロールaに対向してベ
ルトbを張架している従動ロールcは1本の剛体ロール
であるため、回動に際してはベルトbの両側における周
速の違いを抑え込むように作用すると共に、幅方向にお
けるベルトの張力に部分的なムラを生じさせてしまう。
従来のアクティブステアリング方式ではこのためにアラ
イメントの変更に対するベルトbの反応が遅かったり、
ベルトがスムーズにロール上を移動しないと考えられ
る。
そして、本願発明者は以上の推測に基づき、ベルトの
即応性を高める手段について検討を重ねた結果、本願発
明を案出するに至ったのである。
すなわち、本発明のエンドレスベルト搬送装置は、平
行に配設された複数の搬送ロールと、これら搬送ロール
に対して配設角度を適宜変更可能なステアリングロール
と、これら搬送ロール及びステアリングロールに架け回
されたエンドレスベルトとから構成され、上記ステアリ
ングロールの配設角度を変更することによって上記エン
ドレスベルトの幅方向の位置に適宜修正されるエンドレ
スベルト搬送装置を前提とし、上記搬送ロール及びステ
アリングロールのうち、少なくとも一のロールは、互い
に独立して回転自在な複数の回転体と、これら回転体を
共通に支持する固定軸とを含むことを特徴とするもので
ある。
この様な技術的手段において、上記回転体は、軸受を
介して固定軸に嵌合し各々がベルトに従動して軽く回転
するものであればその材質や軸方向の並設数等を適宜設
計変更して差支えない。
又、上記回転体の幅は、軸方向の回転体の並設数や張
架するベルトの幅等によって適宜設計変更可能である
が、ベルト幅方向の周速の違いに対して柔軟に追従する
という観点からすれば、ベルトを張架し得る強度の範囲
でその幅はなるべく小さい方が好ましい。
更に、互いに隣接する回転体の配設間隔としては、ベ
ルト面に凹凸や皺が発生しないのであればベルトの材質
の違い等により適宜その値を変更して差支えないが、な
るべく小さい方が確実にその発生を防止できるという観
点から好ましい。
更に、上記回転体の径は搬送装置の使用態様に応じ適
宜選択して差支えないが、よりベルトの即応性を高める
という観点からすれば、ステアリングロールの径をより
大きくした方が好ましい。
又、このように複数の回転体を並設してロールを構成
する技術は、ベルトにモータ等からの駆動力を伝達する
駆動ロール以外のいずれのロールに適用しても差支えな
く、ステアリングロールに適用した場合には他のロール
に適用した場合に比較してアライメントの変更に対する
ベルトの移動がよりスムーズに生じる。加えて、駆動ロ
ール以外の全てのロールに適用した場合は、より一層ベ
ルトの移動がスムーズに行われる。
更に、上記ステアリングロール以外の他の従動ロール
の配設本数はベルトを張架する距離等に応じて適宜設計
変更して差支えない。
又、このエンドレスベルト搬送装置に張架するベルト
としては、いかなる材質、いかなる構造のものであって
も差支えない。例えば、用紙等の記録シートを搬送する
半導電性の静電吸着ベルト、転写記録装置におけるイン
ク記録媒体、電子写真プロセスに用いるベルト状の感光
体等が挙げられる。但し、いずれのベルトにしても弾性
を有していることが必要である。
[作 用] 上記技術的手段は次のように作用する。
駆動ロール以外の少なくとも一のロールを独立に回転
する複数の回転体から構成することにより、ベルト両側
における周速の違いが各回転体の差動によって吸収さ
れ、ベルトの幅方向の移動が容易に発生するようにな
る。
[実施例] 以下、添付図面に基づいて本発明のエンドレスベルト
搬送装置を詳細に説明する。
第1図は本発明のエンドレスベルト搬送装置の第1実
施例の概略構成を示すものであり、モータ−Mが接続さ
れた駆動ロール101と、ベルトBに追従して自由回転す
る従動ロール102と、これらロール101,102に対してアラ
イメントを適宜調整可能なステアリングロール103と、
このステアリングロール103に対向してベルトBを張架
する対向ロール104とから構成され、これらロール群に
よってエンドレスベルトBを張架搬送する仕組みとなっ
ている。
上記ステアリングロール103と対向ロール104との間に
は張架したベルトBの幅方向の移動を検知するセンサ
(図示せず)が設けられる一方、ステアリングロール10
3には上記センサの検出値に応じて回転軸のアライメン
トを変更する角度調整手段(図示せず)が設けられてお
り、クローズドループ制御によってステアリングロール
103と対向ロール104との間に張架されたベルトBの幅方
向の移動量を所定の公差内に制御するようになってい
る。
上記ロールのうち、駆動ロール101は一本の剛体ロー
ルであるが、従動ロール102、ステアリングロール103及
び対向ロール104は複数の回転体105を軸方向に並設して
一本のロールとしている。
第2図は対向ロール104の詳細を示す断面図である。
この図から明らかなように、対向ロール104は、搬送装
置のフレーム(図示せず)に固定された軸棒106に同一
径を有する複数の回転体105を組み込んで構成されてい
る。各回転体105は軸受107を介して上記軸棒106に嵌合
しており、夫々が張架したベルトBの動きに追従して自
在に回転し得るようになっている。又、各回転体105の
間には回転体105,105同志の接触を避けるためにリング
状のスペーサ108が組み込まれている。尚、本実施例に
おいて各回転体105の幅20mm、互いに隣接する2つの回
転体105の間隔は0.3mm以下であり、上記回転体105を18
枚軸方向に連ねて対向ロール104を組み立てた。尚、ス
テアリングロール103及び従動ロール102もこの対向ロー
ルと同様な構造を有している。
このように構成された本実施例のエンドレスベルト搬
送装置においては、上述した従来のアクティブステアリ
ング方式と同様、ステアリングロール103のアライメン
トを変更した際にベルトB両側の周速に差が生じ、又、
ロール軸に対するベルトBの入射角及び出射角が変動す
るので、ステアリングロール103上をベルトBが幅方向
に移動することとなる。
このとき、本実施例では対向ロール104を個別に自由
回転する複数の回転体105を並設して構成しているの
で、ベルトBの幅方向への移動の際に生じる両側部での
周速の差を回転体105,105同志の差動で吸収することが
でき、ベルトBの幅方向の移動がスムーズに行われるも
のである。
従って、ステアリングロール103の動作に対するベル
トBの幅方向の移動の即応性が高まり、ベルトBの幅方
向の位置をより適格にコントロールすることができるも
のである。
尚、上記装置の具体的な使用に際しては、例えば、第
4図に示すように、張架するロールの数を増したり、ベ
ルトに一定の張力を付与する張力調整ロールを配設する
等、使用態様に応じてベルト周囲に様々な補機類を設け
る必要があるが、ここでは簡略化のため必要最低限の構
成のみを説明した。
[発明の効果] 以上説明してきたように、本発明のエンドレスベルト
搬送装置によれば、ステアリングロールのアライメント
の変更に対してベルトの幅方向の移動が容易に発生する
ので、ステアリングロールの制御動作に対するベルトの
即応性が高まり、回動時におけるベルトの幅方向の位置
をより適格にコントロールすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のエンドレスベルト搬送装置の第1実施
例を示す斜視図、第2図は第一実施例に係る対向ロール
を示す断面図、第3図はアクティブステアリング方式の
動作を示す説明図、第4図はエンドレスベルト搬送装置
を利用したカラー電子写真複写機を示す概略図である。 [符号説明] 101:駆動ロール 102:従動ロール 103:ステアリングロール 104:対向ロール 105:回転体 B:エンドレスベルト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平行に配設された複数の搬送ロールと、こ
    れら搬送ロールに対して配設角度を適宜変更可能なステ
    アリングロールと、これら搬送ロール及びステアリング
    ロールに架け回されたエントレスベルトとから構成さ
    れ、上記ステアリングロールの配設角度を変更すること
    によって上記エンドレスベルトの幅方向の位置が適宜修
    正されるエンドレスベルト搬送装置において、 上記搬送ロール及びステアリングロールのうち、少なく
    とも一のロールは、互いに独立して回転自在な複数の回
    転体と、これら回転体を共通に支持する固定軸とを含む
    ことを特徴とするエンドレスベルト搬送装置。
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