JP2860762B2 - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP2860762B2
JP2860762B2 JP33511994A JP33511994A JP2860762B2 JP 2860762 B2 JP2860762 B2 JP 2860762B2 JP 33511994 A JP33511994 A JP 33511994A JP 33511994 A JP33511994 A JP 33511994A JP 2860762 B2 JP2860762 B2 JP 2860762B2
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JP
Japan
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frame assembly
skin material
seat back
backboard
seat
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郁夫 近藤
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IKEDA BUTSUSAN KK
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IKEDA BUTSUSAN KK
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は組立てが容易な車両用
シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来自動車などの車両に設置された車両
用シートには、シートバックが設けられており、前席の
シートバックは一般に図5に示すような構造となってい
る。
【0003】すなわち金属により構成されたフレーム組
立体a側に係止孔bが、またバックボードc側には金属
よりなるフックdと、樹脂よりなるクリップeが設けら
れていて、これらフックd及びクリップeを上記フレー
ム組立体aの係止孔bに係合することにより、フレーム
組立体aに対してバックボードcを固定している。
【0004】しかし上記従来の構造では、複数のフック
d及びクリップeをフレーム組立体aの各係止孔bに係
合して組立てるため、組立てに時間がかかって作業性が
悪い不具合がある。
【0005】かかる不具合を改善するため、実開平4−
57459号公報で、組立ての容易な車両用シートが提
案されている。
【0006】上記公報の車両用シートは、シートバック
の表面を被覆する表皮材の背面部を二重構造にして、背
面部に下部側が開放するボード挿入部を設け、このボー
ド挿入部に下側のボード挿入口よりバックボードを挿入
した後、ボード挿入口を閉塞するように構成されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記公報の車両
用シートでは、表皮材の背面部を二重構造にした上、ボ
ード挿入口に閉塞手段を設けるなど、表皮材の構造が複
雑なため、表皮材を縫製するのに手間がかかる不具合が
ある。
【0008】またボード挿入部に挿入されたバックボー
ドの荷重を表皮材で支持しなければならないため、表皮
材が伸びてシワが発生したり、バックボードに大きな力
が加わった場合、表皮材が破損するなどの不具合もあっ
た。
【0009】この発明はかかる不具合を改善するために
なされたもので、組立てが容易で、かつ表皮材に無理な
力がかかる心配もない車両用シートを提供することを目
的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、フレーム本体の表面を弾性体よりなるパ
ッドで被包したシートバックフレーム組立体の背面を覆
うバックボードに、上下に離間する一対の係止片を突設
し、かつ下側の係止片に、上記シートバックフレーム組
立体の表面を被覆する表皮材の下部に取り付けたゴム紐
を引掛けた状態で、上記各係止片をシートバックフレー
ム組立体に設けたワイヤに係止することにより、シート
バックフレーム組立体に対しバックボードを固定するよ
うにしたものである。
【0011】
【作用】上記構成によりバックボードの係止片をシート
バックフレーム組立体のワイヤに係止するだけで、シー
トバックの組立てが行えるため、組立て作業が容易に行
える。
【0012】またバックボードの下側の係止片に引掛け
られたゴム紐により表皮材に下方向の力が付与されるた
め、表皮材が弛んだり、シワが発生することもない。
【0013】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図3に示す
図面を参照して詳述する。
【0014】図1は車両用シートの前席に設けられたシ
ートバックの斜視図、図2は同分解斜視図、図3はバッ
クボードに表皮材の下部を固定する作用を示す斜視図、
図4は組立てられた状態のバックボード付近の断面図で
ある。
【0015】これら図において1はシートバックフレー
ム組立体で、金属よりなるフレーム本体1aの表面が弾
性体よりなるパッド1bで被覆された構造となってい
る。
【0016】上記フレーム本体1aの下部側は後方に屈
曲されていると共に、背面に上下に離間し、かつ互いに
平行するよう一対のワイヤ2が水平方向に張設されてお
り、これらワイヤ2にバックボード3に設けられた係止
片3a、3bが係止できるようになっている。
【0017】上記バックボード3は、シートバックフレ
ーム組立体1の背面開口をほぼ覆える大きさの板体より
形成されていて、内面に上記フレーム本体1aに設けら
れたワイヤ2に係合する係止片3a、3bが突設されて
いる。
【0018】これら係止片3a、3bのうち上側の係止
片3aは、垂直部が下向きとなる断面ほぼL字形に形成
され、また下側の係止片3bは断面ほぼT字形に形成さ
れていて、下側の凹溝3dに上記ワイヤ2が係合され、
上側の凹溝3cには後述する表皮材4の下部に取り付け
られたゴム紐5が係止できるようになっている。
【0019】また上記バックボード3の外側面には、下
部側のほぼ半分にポケット3eが形成されている。
【0020】このポケット3eは上面が開口されてい
て、上方より物品などが収容できるようになっている。
【0021】一方上記表皮材4はシートバックフレーム
組立体1の前面側表面と後面側の開口部を除く部分を覆
える大きさに形成されていて、内面の下端部にはゴム紐
5の両端が固着されている。
【0022】次に上記構成されたシートバックの組立て
時の作用を説明すると、組立てに当たってまずシートバ
ックフレーム組立体1の表面を表皮材4で覆ったら、表
皮材4の下端に設けたゴム紐5を図3に示すようにバッ
クボード3の下側の係止片3bの凹溝3cに上方より係
合する。
【0023】そしてこの状態でバックボード3の各係止
片3a、3bをフレーム本体1a、背面のワイヤ2にそ
れぞれ係止してバックボード3によりシートバックフレ
ーム組立体1の背面側開口を覆うもので、フレーム本体
1aのワイヤ2にバックボード3の係止片3a、3bを
引掛けるだけでバックボード3が組立てられるため、組
立てが容易であると共に、組立て後は下側の係止片3b
に引き掛けたゴム紐5により表皮材4の下端が下方へ引
張られるため、表皮材4が弛んだり、シワが発生するこ
とがない。
【0024】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、バック
ボードの内面に上下に離間する一対の係止片を突設し、
かつ下側の係止片に表皮材の下部に設けたゴム紐を引っ
掛けた状態で、上記各係止片をシートバックフレーム組
立体に設けたワイヤに係止するようにしたことから、シ
ートバックフレーム組立体のワイヤにバックボードの係
止片を係止するだけで、シートバックフレーム組立体に
対してバックボードが取り付けられるため、シートバッ
クの組立て作業が容易かつ短時間で行えるようになる。
【0025】また表皮材は下側の係止片に引掛けられた
ゴム紐により下方へ力が付与されるため、弛んだりシワ
が発生することがないと共に、バックボードはシートバ
ックフレーム組立体側に固定されるため、従来の表皮材
に形成したボード挿入部にボードを挿入したものに比べ
てボードの荷重が表皮材に加わることがなく、これによ
ってボードに加わる力により表皮材が早期に破損するな
どの心配もない。
【0026】しかもバックボードに一対の係止片を設け
た簡単な構造のため、製作が容易で、かつ安価に提供す
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例になる車両用シートのシー
トバックを示す斜視図である。
【図2】この発明の一実施例になる車両用シートのシー
トバックを示す分解斜視図である。
【図3】この発明の一実施例になる車両用シートのバッ
クボードに表皮材の下部を固定する際の作用説明図であ
る。
【図4】この発明の一実施例になる車両用シートの組立
られた状態のバックボード付近を示す断面図である。
【図5】従来の車両用シートの説明図である。
【符号の説明】
1 シートバックフレーム組立体 1a フレーム本体 1b パッド 2 ワイヤ 3 バックボード 3a,3b 係止片 4 表皮材 5 ゴム紐

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム本体の表面を弾性体よりなるパ
    ッドで被包したシートバックフレーム組立体の背面を覆
    うバックボードに、上下に離間する一対の係止片を突設
    し、かつ下側の係止片に、上記シートバックフレーム組
    立体の表面を被覆する表皮材の下部に取り付けたゴム紐
    を引掛けた状態で、上記各係止片をシートバックフレー
    ム組立体に設けたワイヤに係止することにより、シート
    バックフレーム組立体に対しバックボードを固定したこ
    とを特徴とする車両用シート。
JP33511994A 1994-12-21 1994-12-21 車両用シート Expired - Lifetime JP2860762B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP33511994A JP2860762B2 (ja) 1994-12-21 1994-12-21 車両用シート

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JP33511994A JP2860762B2 (ja) 1994-12-21 1994-12-21 車両用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08173275A JPH08173275A (ja) 1996-07-09
JP2860762B2 true JP2860762B2 (ja) 1999-02-24

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ID=18284988

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101827420B1 (ko) 2016-10-17 2018-02-08 현대다이모스(주) 차량의 시트

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101827420B1 (ko) 2016-10-17 2018-02-08 현대다이모스(주) 차량의 시트

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JPH08173275A (ja) 1996-07-09

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