JP2860640B2 - 4サイクル船外機 - Google Patents
4サイクル船外機Info
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- JP2860640B2 JP2860640B2 JP8097322A JP9732296A JP2860640B2 JP 2860640 B2 JP2860640 B2 JP 2860640B2 JP 8097322 A JP8097322 A JP 8097322A JP 9732296 A JP9732296 A JP 9732296A JP 2860640 B2 JP2860640 B2 JP 2860640B2
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- Japan
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- oil
- cylinder
- engine
- outboard motor
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- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 4
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、推進ユニットの上
方に載置されカウリング内に配置されたエンジンを備え
た船外機、特に4サイクル船外機におけるエンジン回り
のレイアウトに関するものである。
方に載置されカウリング内に配置されたエンジンを備え
た船外機、特に4サイクル船外機におけるエンジン回り
のレイアウトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の4サイクル船外機においては例え
ば実開昭62ー124229号公報に示すように、推進
ユニットの上方に載置されカウリング内に配置されたエ
ンジンを備え、該エンジンの複数のシリンダを水平にそ
れぞれ上下に配置し、該シリンダの一側にシリンダボデ
ィに沿って複数の吸気通路を並設したものがある。
ば実開昭62ー124229号公報に示すように、推進
ユニットの上方に載置されカウリング内に配置されたエ
ンジンを備え、該エンジンの複数のシリンダを水平にそ
れぞれ上下に配置し、該シリンダの一側にシリンダボデ
ィに沿って複数の吸気通路を並設したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公知の
ものでは、水平に配置されたシリンダの一側にシリンダ
ボディに沿って複数の吸気通路を並設したことによるカ
ウリングの横幅が大きくなるのを防止するため、前記シ
リンダの軸線を推進軸線に対して斜めに配置してカウリ
ングの横幅の増大を抑制するようにしている。
ものでは、水平に配置されたシリンダの一側にシリンダ
ボディに沿って複数の吸気通路を並設したことによるカ
ウリングの横幅が大きくなるのを防止するため、前記シ
リンダの軸線を推進軸線に対して斜めに配置してカウリ
ングの横幅の増大を抑制するようにしている。
【0004】ところが、シリンダを推進軸線に対して斜
めに配置した場合には、エンジン駆動により船外機の振
動が激しく、安定性のない船外機となる虞がある。
めに配置した場合には、エンジン駆動により船外機の振
動が激しく、安定性のない船外機となる虞がある。
【0005】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、エンジン駆動により船外機の振動が少なく、コ
ンパクトで安定性のある4サイクル船外機を提供しよう
とするものである。
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、エンジン駆動により船外機の振動が少なく、コ
ンパクトで安定性のある4サイクル船外機を提供しよう
とするものである。
【0006】上記目的を達成するために、本発明におけ
る4サイクル船外機は、エンジンの複数のシリンダを推
進軸線に平行にカウリングの略中央に水平にそれぞれ上
下に配置し、シリンダ側とクランク軸側のシリンダボデ
ィにまたがって前記シリンダの一側で該シリンダに沿っ
てシリンダボディに近接して気化器を配置し、前記シリ
ンダに対して気化器と反対側で略対象的に、シリンダ側
とクランク軸側のシリンダボディにまたがって潤滑油用
のオイルフィルターと複数のクランク軸受への潤滑油を
供給するための上下方向にのびた分配ギャラリーとを配
置し、さらにエンジン下部にオイルポンプを配置して前
記オイルフィルターを該オイルポンプと分配ギャラリー
との間に配置し、前記オイルフィルター及び分配ギャラ
リーをエンジンとは別体に形成したオイルタンクに連通
したことを特徴とするものである。
る4サイクル船外機は、エンジンの複数のシリンダを推
進軸線に平行にカウリングの略中央に水平にそれぞれ上
下に配置し、シリンダ側とクランク軸側のシリンダボデ
ィにまたがって前記シリンダの一側で該シリンダに沿っ
てシリンダボディに近接して気化器を配置し、前記シリ
ンダに対して気化器と反対側で略対象的に、シリンダ側
とクランク軸側のシリンダボディにまたがって潤滑油用
のオイルフィルターと複数のクランク軸受への潤滑油を
供給するための上下方向にのびた分配ギャラリーとを配
置し、さらにエンジン下部にオイルポンプを配置して前
記オイルフィルターを該オイルポンプと分配ギャラリー
との間に配置し、前記オイルフィルター及び分配ギャラ
リーをエンジンとは別体に形成したオイルタンクに連通
したことを特徴とするものである。
【0007】
【0008】さらに、前記カウリング内で推進軸線方向
の前方にクランク軸及び始動モ―タを、後方に燃料ポン
プ及び吸排気用動弁カム軸を配置したことを特徴とする
ものである。
の前方にクランク軸及び始動モ―タを、後方に燃料ポン
プ及び吸排気用動弁カム軸を配置したことを特徴とする
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を図面に示す実施例に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0010】まず図1ないし図9には本発明の実施例が
示され、ここで船外機用のエンジン10は、推進ユニッ
トのアッパ―ケ―シング12上にエキゾ―ストガイド1
4を介して載置され、この実施例ではエキゾ―ストガイ
ド14は上部および下部それぞれのエキゾ―ストガイド
プレ―ト14A,14Bからなっている。
示され、ここで船外機用のエンジン10は、推進ユニッ
トのアッパ―ケ―シング12上にエキゾ―ストガイド1
4を介して載置され、この実施例ではエキゾ―ストガイ
ド14は上部および下部それぞれのエキゾ―ストガイド
プレ―ト14A,14Bからなっている。
【0011】アッパ―ケ―シング12はスイベルブラケ
ット16に担持され、このスイベルブラケット16はピ
ボット軸17と一体であるステアリングハンドル18に
よって左右に回動可能とされ、操舵される。スイベルブ
ラケット16はチルト軸19を介してクランプブラケッ
ト20に上下にも回動可能に支持され、クランプブラケ
ット20は船体の船尾板21に固定される。
ット16に担持され、このスイベルブラケット16はピ
ボット軸17と一体であるステアリングハンドル18に
よって左右に回動可能とされ、操舵される。スイベルブ
ラケット16はチルト軸19を介してクランプブラケッ
ト20に上下にも回動可能に支持され、クランプブラケ
ット20は船体の船尾板21に固定される。
【0012】22はロア―ケ―シングで、プロペラ23
を備え、そのプロペラ軸24は、前記エンジン10から
アッパ―ケ―シング12を介して垂下するドライブ軸2
5にシフト用歯車群26を介して連結される。27は水
取入れ口であり、ドライブ軸25によって駆動される冷
却水ポンプ28によって海水を吸上げ、冷却水としてエ
ンジン10に供給する。
を備え、そのプロペラ軸24は、前記エンジン10から
アッパ―ケ―シング12を介して垂下するドライブ軸2
5にシフト用歯車群26を介して連結される。27は水
取入れ口であり、ドライブ軸25によって駆動される冷
却水ポンプ28によって海水を吸上げ、冷却水としてエ
ンジン10に供給する。
【0013】29はステアリングハンドル18に取付け
られたマウント支持ボルトであり、このマウント支持ボ
ルト29は、図2に示すようにマウントラバ―30によ
って被嵌される。マウントラバ―30は、エキゾ―スト
ガイド14のエキゾ―ストガイドプレ―ト14Bと、該
プレ―ト14Bに取付けボルト32によって固定される
固定ブラケット31とに挟持される。これにより、両プ
レ―トは取付けボルト32によって互いに固定される。
られたマウント支持ボルトであり、このマウント支持ボ
ルト29は、図2に示すようにマウントラバ―30によ
って被嵌される。マウントラバ―30は、エキゾ―スト
ガイド14のエキゾ―ストガイドプレ―ト14Bと、該
プレ―ト14Bに取付けボルト32によって固定される
固定ブラケット31とに挟持される。これにより、両プ
レ―トは取付けボルト32によって互いに固定される。
【0014】これにより、エンジン10、アッパ―ケ―
シング12、ロア―ケ―シング22の重量はマウント支
持ボルト29を介しステアリングハンドル18からスイ
ベルブラケット16、ピボット軸17を介してクランプ
ブラケット20に伝えられる。
シング12、ロア―ケ―シング22の重量はマウント支
持ボルト29を介しステアリングハンドル18からスイ
ベルブラケット16、ピボット軸17を介してクランプ
ブラケット20に伝えられる。
【0015】エキゾ―ストガイド14のエキゾ―ストガ
イドプレ―ト14Aは後述するクランク室からのオイル
を溜めるオイル受けを仕切る機能を有し、エキゾ―スト
ガイドプレ―ト14Bはこのマウント支持ボルト29を
含むマウント構造と後述する排気膨張室とを仕切る機能
をも有する。
イドプレ―ト14Aは後述するクランク室からのオイル
を溜めるオイル受けを仕切る機能を有し、エキゾ―スト
ガイドプレ―ト14Bはこのマウント支持ボルト29を
含むマウント構造と後述する排気膨張室とを仕切る機能
をも有する。
【0016】34は、従来アッパ―ケ―シング12内に
配置されていたオイルタンクであり、この実施例ではエ
ンジン10に取付けられてカウリング35内に収納され
ている。従って、エンジン10からの排気は、エキゾ―
ストガイド14に形成された排気路36から排気管37
を介して下方に排出され、前記オイルタンク34が存在
しないために充分に容積の大きい膨張室38で膨張さ
れ、ここで消音された後ロア―ケ―シング22内を下降
し、プロペラ23のボス部に形成された排気出口39か
ら水中に排出される。
配置されていたオイルタンクであり、この実施例ではエ
ンジン10に取付けられてカウリング35内に収納され
ている。従って、エンジン10からの排気は、エキゾ―
ストガイド14に形成された排気路36から排気管37
を介して下方に排出され、前記オイルタンク34が存在
しないために充分に容積の大きい膨張室38で膨張さ
れ、ここで消音された後ロア―ケ―シング22内を下降
し、プロペラ23のボス部に形成された排気出口39か
ら水中に排出される。
【0017】なお、排気路36、排気管37を通る排気
はエンジン10を冷却した後の冷却水が通過する水ジャ
ケット40によって冷却され、さらに膨張室38を通る
排気は、アッパ―ケ―シング12内に収容され、膨張室
を形成するマフラ―47の外側において、アッパ―ケ―
シング12の堰壁12Aによって形成される水ジャケッ
ト41を通る冷却水により冷却される。42は水ジャケ
ット40の小孔、43は水ジャケット41の小孔であ
る。
はエンジン10を冷却した後の冷却水が通過する水ジャ
ケット40によって冷却され、さらに膨張室38を通る
排気は、アッパ―ケ―シング12内に収容され、膨張室
を形成するマフラ―47の外側において、アッパ―ケ―
シング12の堰壁12Aによって形成される水ジャケッ
ト41を通る冷却水により冷却される。42は水ジャケ
ット40の小孔、43は水ジャケット41の小孔であ
る。
【0018】また、エンジンアイドリング時における排
気は、排気管37、排気膨張室38から排気用小孔44
を通って、マフラ―47によって形成られる副排気通路
45に導入されて膨張し、消音された後アイドル排気出
口46から空気中に排出される。
気は、排気管37、排気膨張室38から排気用小孔44
を通って、マフラ―47によって形成られる副排気通路
45に導入されて膨張し、消音された後アイドル排気出
口46から空気中に排出される。
【0019】図3ないし図5に示すように、エンジン1
0の左舷前方に配置されたオイルタンク34には、その
オイル注入口48において注入口キャップ49が装着さ
れ、この注入口キャップ49の下端はその下方に延在し
てオイルレベルゲ―ジとしても機能する。オイルタンク
34の下方寄りにスクリ―ン51が配置され、このスク
リ―ン51はオイル内の気泡を下方に流入するのを防ぐ
機能をも有する。
0の左舷前方に配置されたオイルタンク34には、その
オイル注入口48において注入口キャップ49が装着さ
れ、この注入口キャップ49の下端はその下方に延在し
てオイルレベルゲ―ジとしても機能する。オイルタンク
34の下方寄りにスクリ―ン51が配置され、このスク
リ―ン51はオイル内の気泡を下方に流入するのを防ぐ
機能をも有する。
【0020】52はオイル流出管路であり、送油ポンプ
と潤滑ポンプが合体されたオイルポンプ53に連通して
いる。エンジン下部に配置されたオイルポンプ53のポ
ンプ軸54は、図6,図7にも示すように、縦置き配置
のクランク軸55に嵌着された駆動歯車56が被動歯車
57と噛合し、この被動歯車57がポンプ軸54を駆動
する駆動軸58を回転させることにより回転駆動され
る。
と潤滑ポンプが合体されたオイルポンプ53に連通して
いる。エンジン下部に配置されたオイルポンプ53のポ
ンプ軸54は、図6,図7にも示すように、縦置き配置
のクランク軸55に嵌着された駆動歯車56が被動歯車
57と噛合し、この被動歯車57がポンプ軸54を駆動
する駆動軸58を回転させることにより回転駆動され
る。
【0021】ここで潤滑オイルの油圧回路を示す図9を
も参照し、オイルタンク34のオイル流出管路52から
の潤滑オイルは、オイルポンプ53のポンプ軸54が駆
動されることにより、オイルポンプ53のうちの潤滑ポ
ンプ59によって、プリセット弁60を介し、送油ギャ
ラリ―61に上方に圧送される。プリセット弁60はエ
ンジン停止時に横置きした場合、プリセット荷重によっ
てオイルタンク34からのエンジンへのオイルの流れを
防止するチェック弁として機能するものである。
も参照し、オイルタンク34のオイル流出管路52から
の潤滑オイルは、オイルポンプ53のポンプ軸54が駆
動されることにより、オイルポンプ53のうちの潤滑ポ
ンプ59によって、プリセット弁60を介し、送油ギャ
ラリ―61に上方に圧送される。プリセット弁60はエ
ンジン停止時に横置きした場合、プリセット荷重によっ
てオイルタンク34からのエンジンへのオイルの流れを
防止するチェック弁として機能するものである。
【0022】オイルは送油ギャラリー61からオイルフ
ィルター62に送られ、ここで再びろ過された後,エン
ジンの上下方向にのびた分配ギャラリー63を介してク
ランク軸55の軸受などのエンジン各部の軸受に分配さ
れる(図8参照)。送油ギャラリー61にはリリーフ弁
64が配置され、潤滑ポンプ59からの潤滑オイルの供
給管路の圧力を一定に保っている(図3,図8参照)。
ィルター62に送られ、ここで再びろ過された後,エン
ジンの上下方向にのびた分配ギャラリー63を介してク
ランク軸55の軸受などのエンジン各部の軸受に分配さ
れる(図8参照)。送油ギャラリー61にはリリーフ弁
64が配置され、潤滑ポンプ59からの潤滑オイルの供
給管路の圧力を一定に保っている(図3,図8参照)。
【0023】クランク軸55の軸受等を潤滑した後、オ
イルは、図4に示すように、流路65を経てカム軸66
に導入され、ここでシリンダヘッドカバ―67内の各構
成要素を潤滑した後、クランク室68の下方に設けられ
るオイル受け70にスクリ―ン69を介して溜められ
る。オイル受け70からオイルは再びオイルポンプ53
のポンプ軸54によって駆動される送油ポンプ72によ
って逆止弁73を介し、前記オイルタンク34にオイル
戻し通路71を通って戻される。
イルは、図4に示すように、流路65を経てカム軸66
に導入され、ここでシリンダヘッドカバ―67内の各構
成要素を潤滑した後、クランク室68の下方に設けられ
るオイル受け70にスクリ―ン69を介して溜められ
る。オイル受け70からオイルは再びオイルポンプ53
のポンプ軸54によって駆動される送油ポンプ72によ
って逆止弁73を介し、前記オイルタンク34にオイル
戻し通路71を通って戻される。
【0024】逆止弁73はエンジン10を横置きした時
にオイルタンク34からオイルが逆流するのを防止する
機能を奏する(図7参照)。この戻されるオイルは、図
3に示すように、オイル戻し通路71から立上ってオイ
ルタンク34内の上下方向中央部よりやや上方寄りにお
いて開口する吐出口74から、吐出環流され、これによ
ってオイル内の気泡を分離するように配慮されている。
にオイルタンク34からオイルが逆流するのを防止する
機能を奏する(図7参照)。この戻されるオイルは、図
3に示すように、オイル戻し通路71から立上ってオイ
ルタンク34内の上下方向中央部よりやや上方寄りにお
いて開口する吐出口74から、吐出環流され、これによ
ってオイル内の気泡を分離するように配慮されている。
【0025】また、送油ポンプ72は、オイル受け70
内のオイルの溜り量が少ない時、空気を吸って空気をオ
イルタンク34内に送ってしまうことがあり、オイルタ
ンク34内の空気をシリンダヘッドカバ―67内に逃が
すためのベンチレ―ション通路75が配置されている
(図5参照)。
内のオイルの溜り量が少ない時、空気を吸って空気をオ
イルタンク34内に送ってしまうことがあり、オイルタ
ンク34内の空気をシリンダヘッドカバ―67内に逃が
すためのベンチレ―ション通路75が配置されている
(図5参照)。
【0026】また、図1および図3ないし図8におい
て、エンジン10の複数のシリンダ86,86…がその
軸線を推進軸線に平行に、カウリング35の略中央に水
平にそれぞれ上下に配置されている。そして、シリンダ
側86とクランク軸55側のシリンダボディにまたがっ
て前記シリンダ86の一側で該シリンダ86に沿ってシ
リンダボディ80に近接して気化器82が配置されてい
る。したがって、エンジン駆動による振動は充分に抑制
され、しかも気化器82はその横幅を増加させることな
くシリンダボディ80に沿ってコンパクトに配列され
る。
て、エンジン10の複数のシリンダ86,86…がその
軸線を推進軸線に平行に、カウリング35の略中央に水
平にそれぞれ上下に配置されている。そして、シリンダ
側86とクランク軸55側のシリンダボディにまたがっ
て前記シリンダ86の一側で該シリンダ86に沿ってシ
リンダボディ80に近接して気化器82が配置されてい
る。したがって、エンジン駆動による振動は充分に抑制
され、しかも気化器82はその横幅を増加させることな
くシリンダボディ80に沿ってコンパクトに配列され
る。
【0027】また、前記シリンダ86に対して気化器8
2と反対側には対象的に、シリンダ86側とクランク軸
55側のシリンダボディ80にまたがって潤滑油用のオ
イルフィルター62とクランク55の複数の軸受への潤
滑油を供給するための上下方向にのびた分配ギャラリー
63とが配置され、前記オイルフィルター62及び分配
ギャラリー63を送油ギャラリー61を介してエンジン
10とは別体に形成されたオイルタンク34に連通させ
ている。したがって、シリンダ86の他側のデッドスペ
ースが有効に利用できエンジン10の左右のバランスも
とれ、しかも、オイルポンプ53からオイルフィルター
62を経て上下方向にのびた分配ギャラリー63に送ら
れる潤滑油はシリンダ86からの熱によって直接に加熱
される経路が総体的に長くなりその粘度が下げられ、潤
滑油の圧送が容易となる。
2と反対側には対象的に、シリンダ86側とクランク軸
55側のシリンダボディ80にまたがって潤滑油用のオ
イルフィルター62とクランク55の複数の軸受への潤
滑油を供給するための上下方向にのびた分配ギャラリー
63とが配置され、前記オイルフィルター62及び分配
ギャラリー63を送油ギャラリー61を介してエンジン
10とは別体に形成されたオイルタンク34に連通させ
ている。したがって、シリンダ86の他側のデッドスペ
ースが有効に利用できエンジン10の左右のバランスも
とれ、しかも、オイルポンプ53からオイルフィルター
62を経て上下方向にのびた分配ギャラリー63に送ら
れる潤滑油はシリンダ86からの熱によって直接に加熱
される経路が総体的に長くなりその粘度が下げられ、潤
滑油の圧送が容易となる。
【0028】さらに、前記カウリング35内で推進軸線
方向の前方には、クランク軸55および始動モ―タ83
が配置され、前記推進軸線方向の後方には、燃料ポンプ
79および吸排気用動弁カム軸66が配置されている。
したがって、エンジン10の前後のバランスもとれ、し
かも、クランク軸55と始動モ―タ83を接近させ得て
伝動ロスを少なくしエンジンの始動性が向上させられ
る。
方向の前方には、クランク軸55および始動モ―タ83
が配置され、前記推進軸線方向の後方には、燃料ポンプ
79および吸排気用動弁カム軸66が配置されている。
したがって、エンジン10の前後のバランスもとれ、し
かも、クランク軸55と始動モ―タ83を接近させ得て
伝動ロスを少なくしエンジンの始動性が向上させられ
る。
【0029】なお、77はフライホイ―ルマグネット、
78はシリンダヘッド、81はピストン、82は気化
器、84は船外機を横倒しに置いた時の油面である。
78はシリンダヘッド、81はピストン、82は気化
器、84は船外機を横倒しに置いた時の油面である。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、エンジンの複数のシリ
ンダを推進軸線に平行にカウリングの略中央に水平にそ
れぞれ上下に配置し、シリンダ側とクランク軸側のシリ
ンダボディにまたがって前記シリンダの一側で該シリン
ダに沿ってシリンダボディに近接して気化器を配置し、
前記シリンダに対して気化器と反対側で略対象的に、シ
リンダ側とクランク軸側のシリンダボディにまたがって
潤滑油用のオイルフィルターとクランク軸受への潤滑油
を供給するための分配ギャラリーとを配置し、さらにエ
ンジン下部にオイルポンプを配置して前記オイルフィル
ターを該オイルポンプと分配ギャラリーとの間に配置
し、前記オイルフィルター及び分配ギヤラリーをエンジ
ンとは別体に形成したオイルタンクに連通したので、エ
ンジン駆動による振動は充分に抑制され、しかも気化器
はその横幅を増加させることなくシリンダボディに沿っ
てコンパクトに配列されることから、カウリングの横幅
を増大させることなく、そして、前記シリンダに対して
気化器と反対側で対象的に、シリンダ側とクランク軸側
のシリンダボディにまたがって潤滑油用のオイルフィル
ターと複数のクランク軸受への潤滑油を供給するための
上下方向にのびた分配ギャラリーとを配置し、前記オイ
ルフィルター及び分配ギャラリーへをエンジンとは別体
に形成したオイルタンクに連通したので、シリンダの他
側のデッドスペースも有効に利用できエンジンの左右の
バランスもとれ、安定性のある4サイクル船外機とな
る。
ンダを推進軸線に平行にカウリングの略中央に水平にそ
れぞれ上下に配置し、シリンダ側とクランク軸側のシリ
ンダボディにまたがって前記シリンダの一側で該シリン
ダに沿ってシリンダボディに近接して気化器を配置し、
前記シリンダに対して気化器と反対側で略対象的に、シ
リンダ側とクランク軸側のシリンダボディにまたがって
潤滑油用のオイルフィルターとクランク軸受への潤滑油
を供給するための分配ギャラリーとを配置し、さらにエ
ンジン下部にオイルポンプを配置して前記オイルフィル
ターを該オイルポンプと分配ギャラリーとの間に配置
し、前記オイルフィルター及び分配ギヤラリーをエンジ
ンとは別体に形成したオイルタンクに連通したので、エ
ンジン駆動による振動は充分に抑制され、しかも気化器
はその横幅を増加させることなくシリンダボディに沿っ
てコンパクトに配列されることから、カウリングの横幅
を増大させることなく、そして、前記シリンダに対して
気化器と反対側で対象的に、シリンダ側とクランク軸側
のシリンダボディにまたがって潤滑油用のオイルフィル
ターと複数のクランク軸受への潤滑油を供給するための
上下方向にのびた分配ギャラリーとを配置し、前記オイ
ルフィルター及び分配ギャラリーへをエンジンとは別体
に形成したオイルタンクに連通したので、シリンダの他
側のデッドスペースも有効に利用できエンジンの左右の
バランスもとれ、安定性のある4サイクル船外機とな
る。
【0031】しかも、上記構成においてエンジン下部に
オイルポンプを配置して前記オイルフィルターを該オイ
ルポンプと上下方向にのびた分配ギャラリーとの間に配
置したので、オイルポンプからオイルフィルターを経て
分配ギャラリーに至る潤滑油の経路でシリンダの熱を直
接に受けられる経路が長くなると共にシリンダの近傍の
熱が直接に該経路に伝達されることから、該経路内の潤
滑油がシリンダからの熱によって加熱されてその粘度が
下げられ、潤滑油の圧送が容易となり、潤滑油ポンプの
馬力も小さくすることができ、特にエンジンの始動暖気
時に有効な4サイクル船外機となる。
オイルポンプを配置して前記オイルフィルターを該オイ
ルポンプと上下方向にのびた分配ギャラリーとの間に配
置したので、オイルポンプからオイルフィルターを経て
分配ギャラリーに至る潤滑油の経路でシリンダの熱を直
接に受けられる経路が長くなると共にシリンダの近傍の
熱が直接に該経路に伝達されることから、該経路内の潤
滑油がシリンダからの熱によって加熱されてその粘度が
下げられ、潤滑油の圧送が容易となり、潤滑油ポンプの
馬力も小さくすることができ、特にエンジンの始動暖気
時に有効な4サイクル船外機となる。
【0032】さらに、前記カウリング内で推進軸線方向
の前方にクランク軸及び始動モータを、後方に燃料ポン
プ及び吸排気用動弁カム軸を配置した場合には、前記効
果に加えて、クランク軸と始動モータを接近させ得て伝
動ロスを少なくしエンジンの始動性が向上させられると
共にシリンダを中央にして吸気通路,オイルフィルタ
ー,始動モータ,燃料ポンプ及び吸排気用動弁カム軸等
がバランスよくコンパクトに納まり、より安定性を増し
た4サイクル船外機となる。
の前方にクランク軸及び始動モータを、後方に燃料ポン
プ及び吸排気用動弁カム軸を配置した場合には、前記効
果に加えて、クランク軸と始動モータを接近させ得て伝
動ロスを少なくしエンジンの始動性が向上させられると
共にシリンダを中央にして吸気通路,オイルフィルタ
ー,始動モータ,燃料ポンプ及び吸排気用動弁カム軸等
がバランスよくコンパクトに納まり、より安定性を増し
た4サイクル船外機となる。
【図1】図1は本発明が適用された船外機を示す側面図
である。
である。
【図2】図2は図1のII−II線に沿う断面図であ
る。
る。
【図3】図3は図1の要部を拡大して示す断面図であ
る。
る。
【図4】図4は図1のエンジン内部を示す断面図であ
る。
る。
【図5】図5は図1の一部を切欠いて示す拡大平面図で
ある。
ある。
【図6】図6は図3のVI−VI線に沿う断面図であ
る。
る。
【図7】図7は図3のVII−VII線に沿う断面図で
ある。
ある。
【図8】図8は図3のVIII−VIII線に沿う断面
図である。
図である。
【図9】図9は潤滑油の回路図である。
10 エンジン34 オイルタンク 35 カウリング 55 クランク軸 62 オイルフィルター 63 分配ギャラリー 66 カム軸 79 燃料ポンプ 80 シリンダボディ 82 気化器 83 始動モータ 86 シリンダ
Claims (2)
- 【請求項1】 推進ユニットの上方に載置されカウリン
グ内に配置されたエンジンを備えた船外機において、前
記エンジンの複数のシリンダを推進軸線に平行にカウリ
ングの略中央に水平にそれぞれ上下に配置し、シリンダ
側とクランク軸側のシリンダボディにまたがって前記シ
リンダの一側で該シリンダに沿ってシリンダボディに近
接して気化器を配置し、前記シリンダに対して気化器と
反対側で略対象的に、シリンダ側とクランク軸側のシリ
ンダボディにまたがって潤滑油用のオイルフィルターと
複数のクランク軸受への潤滑油を供給するための上下方
向にのびた分配ギャラリーとを配置し、さらにエンジン
下部にオイルポンプを配置して前記オイルフィルターを
該オイルポンプと分配ギャラリーとの間に配置し、前記
オイルフィルター及び分配ギャラリーをエンジンとは別
体に形成したオイルタンクに連通したことを特徴とする
4サイクル船外機。 - 【請求項2】 前記カウリング内で推進軸線方向の前方
にクランク軸及び始動モータを、後方に燃料ポンプ及び
吸排気用動弁カム軸を配置したことを特徴とする請求項
1記載の船外機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8097322A JP2860640B2 (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 4サイクル船外機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8097322A JP2860640B2 (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 4サイクル船外機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1077862A Division JP2698153B2 (ja) | 1989-03-29 | 1989-03-29 | 4サイクル船外機の潤滑装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08277720A JPH08277720A (ja) | 1996-10-22 |
JP2860640B2 true JP2860640B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=14189253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8097322A Expired - Fee Related JP2860640B2 (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 4サイクル船外機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2860640B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6088017U (ja) * | 1983-11-25 | 1985-06-17 | ヤンマーディーゼル株式会社 | 船外機用デイ−ゼル機関の潤滑油だめ装置 |
JPS60127473U (ja) * | 1984-02-03 | 1985-08-27 | 本田技研工業株式会社 | 船外機の燃料供給系 |
JPS6192707U (ja) * | 1984-11-24 | 1986-06-16 | ||
JPS648312A (en) * | 1987-06-26 | 1989-01-12 | Yanmar Diesel Engine Co | Cowling ventilating device for outboard motor |
-
1996
- 1996-03-28 JP JP8097322A patent/JP2860640B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08277720A (ja) | 1996-10-22 |
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