JP2860485B2 - ドアライニングの形成方法 - Google Patents

ドアライニングの形成方法

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JP2860485B2
JP2860485B2 JP23269889A JP23269889A JP2860485B2 JP 2860485 B2 JP2860485 B2 JP 2860485B2 JP 23269889 A JP23269889 A JP 23269889A JP 23269889 A JP23269889 A JP 23269889A JP 2860485 B2 JP2860485 B2 JP 2860485B2
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真成 保田
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TEI ESU TETSUKU KK
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はドアライニングの形成方法に係り、特にセン
ターパッド部におけるデザインの自由度を確保し、多品
種生産に適したドアライニングの形成方法に関する。
[従来の技術] 従来からドアライニング、特に布地等を用いたドアラ
イニングに関しては、第2A図で示すように、PVCレザー
等からなる表皮24とパッド材25とからなる表皮層26と、
支持基材21と、を接合したドアライニング基材20に、セ
ンターパッド部Pとして布地等からなる表面層22を取付
けており、このセンターパッド部Pの表面層22はセンタ
ーパッド基材20のセンターパッド部Pの周縁に形成され
た溝23に上記表面層の端部22aを挿着して形成してい
た。
またセンターパッド部Pに、本皮革を使用する場合に
は、一般に、第2B図で示すように、プレートKに、セン
ターパッド部Pをペーパーボード27と本皮革28との間に
パッド部材29を挾持してなる表面層を取着してセンター
パッド部Pを構成し、このセンターパッド部Pをセンタ
ーパッド基材20の中央部の凹部に取着して形成してい
た。そして、この取着は、センターパッド部Pのプレー
トKに爪を形成し、この爪でセンターパッド基材20を突
き通した後、爪を折り曲げてセンターパッド基材20と固
着していた。
[発明が解決しようとする課題] 上記第2A図で示すような、布地等からなる表面層で形
成したドアライニングに、別物のアームレストを取着さ
せるようにして構成されたドアライニングの基材に、第
2B図で示すようなセンターパッド部分を本皮革とし、且
つ上記アームレストAを用いると、本皮革を用いた表面
層が厚く構成されているので、車室内にアームレストA
が出っ張り過ぎてしまい商品性を損なってしまう。そこ
で、このような場合には、ドアライニング形状を異なら
しめて、別型によってドアライニングの製法寸法を調整
する必要があった。
また上述のような不具合を防止するために、予めアー
ムレストの取着位置を大きくへこませて基材を形成する
ことを考えられるが、このような基材を用いると、本皮
革を使用する場合には問題が生じないが、布地を用いた
場合には、今度はアームレストが張出さないという問題
が生じてしまい、上述と同様に基材形状を異ならしめ
て、別型によって製作寸法を調整することに変わりがな
いことになる。
また表面層に布地等を用いる場合には、布地の外周部
に溝部を形成し、この溝部に布地の端部を挿着して形成
しているが、この溝部の形成に関しては、例えば、PVC
スラッシュ成形による表皮層とウレタン基材の形成の場
合に、PVCスラッシュ成形による表面層を発泡型にセッ
トする際に、作業性が非常に悪く、装着位置の誤りから
生じる発泡不良の問題がある。また溝部の幅より薄いも
のの場合には、溝部の底面が露見するという問題もあっ
た。更に、基材とセンターパッド部分の表面層との接合
に関しては、ドアライニング全体を製作対象としなけれ
ばならず、使用する装置が大きくなってしまうという問
題もあった。
本発明の目的はセンターパッド部分の端末部が外観良
好で、センターパッド部のデザインの自由度を確保した
ドアライニングの形成方法を提供することにある。
また本発明の他の目的は、センターパッドに本皮革を
用いるのに適し、ユニット化を図ったドアライニングの
形成方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明に係るドアライニングの形成方法は、ドアライ
ニング基材に表面層を接合した一定形状のドアライニン
グであって、このドアライニング基材のセンターパッド
部に相当する基材部分を欠如させ、この欠如部分周縁
に、他の面より引っ込んだ取付域を形成し、この取付域
に、所望表面層を接合し前記取付域に接する部分にブラ
ケットを一体に形成したセンターパッド基材からなるセ
ンターパッド部を配設し、前記ドアライニング基材に固
着具を貫通させ、該固着具と前記ブラケットとを結合さ
せることにより、前記センターパッド部を前記ドアライ
ニング基材に固定した構成とする。
[作用] 本発明に係るドアライニングの形成方法は、ドアライ
ニング基材に表面層を接合した一定形状のドアライニン
グであって、このドアライニング基材のセンターパッド
部に相当する基材部分を欠如させ、この欠如部分周縁
に、他の面より引っ込んだ取付域を形成し、この取付域
に、所望表面層を接合し前記取付域に接する部分にブラ
ケットを一体に形成したセンターパッド基材からなるセ
ンターパッド部を配設し、前記ドアライニング基材に固
着具を貫通させ、該固着具と前記ブラケットとを結合さ
せることにより、前記センターパッド部を前記ドアライ
ニング基材に固定したので、このセンターパッド基材を
所望形状にして、且つ各種センターパッド部材に応じて
用いることができる。殊に、本皮革を用いた場合に、セ
ンターパッド部の厚さの相違があっても、センターパッ
ド基材及び表面層の部分だけを異ならしめて、調整する
ことにより適用できる。
またドアライニング基材の欠如部分周縁には、他の面
より引っ込んだ取付域が形成され、該取付域とブラケッ
トを介してセンターパッド部を接合すると、ブラケット
がスペーサの作用をし、このブラケット部の高さを調整
することにより、各種形状の異なる表面層を用いること
ができる。
また、センターパッド基材以外の部分は、共通部材と
なるので、多品種生産に適合する。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を限定する
ものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変すること
ができるものである。
第1A図乃至第1C図は本発明の一実施例を示すものであ
り、本例のドアライニングDは、木質マット,インジェ
クション樹脂,硬質ウレタン等からなる基材1と、この
基材1に、PVC表皮2aとパッド材2bとからなる表面層2
を接合して構成されたドアライニング基材3と、センタ
ーパッド基材4及びこのセンターパッド基材4に接合す
る表面層5及びブラケット7とからなるセンターパッド
部Pとから構成されている。
本例の基材1には、上記のように、表面層2が接合さ
れてドアライニング基材3が、一定形状に形成されてい
る。基材1と表面層2との接合は、接着剤を用いた接合
や、表面層2を金型に挿着し、基材1の部分を樹脂をイ
ンジェクション成形等によって一体に形成することがで
きる。そして次に述べるセンターパッド部Pの部分を切
断等によって欠如させる。また、成形する場合には、セ
ンターパッド部Pの部分を、予め成形型で欠如するよう
に構成することもできる。センターパッド部Pを取着さ
せるための欠如部周縁は、センターパッド部Pを取着さ
せるための取付域6が形成され、この取次域6は、ドア
ライニング基材3の他の面より引っ込んで形成されてい
る。
センターパッド部Pは第1B図或は第1C図で例示される
ようなものを用いることができる。
第1B図で示すセンターパッド部Pは、センターパッド
基材4と、表面層5と、ブラケット7とから形成されて
いる。センターパッド基材4は、インジェクション成形
からなる樹脂製から構成されており、布地5a及びクッシ
ョン材5bからなる表面層5と接合されている。センター
パッド基材4の表面層5と反対側の面で且つ上記ドアラ
イニング基材3の取付域6の部分には、ブラケット7が
一体に形成されている。このブラケット7は、ドアライ
ニング基材3とセンターパッド部Pとの接合と共に、ド
アライニング基材3の表面層2の面と一致させるための
スペーサとして作用する。
第1C図で示すセンターパッド部Pは、上記センターパ
ッド部Pの表面層として本皮革を用いて形成した例を示
すものであり、本例のセンターパッド部Pは、センター
パッド基材11とペーパーボード12と、クッション材13
と、本皮革14とから構成されている。そしてセンターパ
ッド基材11のほぼ中央に位置する部分11aは、前記取付
域6の引っ込み位置より引っ込まない位置まで、凹部が
形成されている。そして、ペーパーボード12と本皮革14
とをクッション材14を介して縫合し、ペーパーボード12
をセンターパッド基材11に接着剤等で接合する。次に、
クッション材13をセンターパッド基材11と本皮革14との
間に介在させて、本皮革14をセンターパッド基材11の裏
側でステイプル等(図示せず)によって接合して形成さ
れたものである。
そしてドアライニング基材3と、上記第1B図或は第1C
図で例示するようなセンターパッド部Pとの接合は、次
のようにして行なう。即ち、ドアライニング基材3の欠
如部分に、センターパッド部Pを位置させて、ネジ等の
固着具8をドアライニング基材3の裏側(第1B図及び第
1C図においてそれぞれ右側)からドアライニング基材3
を貫通させて、ブラケット7と結合する。このように、
上記第1B図のようなセンターパッド部Pであっても、第
1C図で示すような本皮革を用いたセンターパッド部Pで
あっても容易に組み付が可能となる。
なお上記実施例では、センターパッド基材を樹脂で形
成したが、木質マットと金属製ブラケット等から構成し
ても良い。
[発明の効果] 本発明は上記のように構成されているので、センター
パッド部分の端末部が外観良好で、センターパッド部の
デザインの自由度を確保したドアライニングの形成方法
を提供することができる。
また本皮革を用いた場合に、センターパッド部の表面
層の厚さに相違があっても、センターパッド基材及び表
面層の部分だけを異ならしめて、調整することにより適
用でき、センターパッド基材以外の部分は、共通部材と
なるので、多品種生産に適合する。このようにドアライ
ニングのユニット化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図乃至第1C図は本考案の一実施例を示し、第1A図は
概略説明図、第1B図は第1A図のA−A線による部分断面
図、第1C図は他の構成によるA−A線による部分断面
図、第2A図及び第2B図は従来例を示す断面図である。 1……基材(支持基材)、2,5,15……表面層、 3……ドアライニング基材、 4,11……センターパッド基材、 6……取付域、7……ブラケット、 8……固着具、14……本皮革、 D……ドアライニング、P……センターパッド部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−190531(JP,A) 特開 昭60−121113(JP,A) 特開 昭61−98620(JP,A) 実開 昭61−38217(JP,U) 実開 平2−38213(JP,U) 実開 平2−85623(JP,U) 実開 昭61−133417(JP,U) 特公 平3−80616(JP,B2) 実公 平4−11853(JP,Y2) 実公 平7−51401(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 5/00 B60R 13/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアライニング基材に表面層を接合した一
    定形状のドアライニングであって、このドアライニング
    基材のセンターパッド部に相当する基材部分を欠如さ
    せ、この欠如部分周縁に、他の面より引っ込んだ取付域
    を形成し、この取付域に、所望表面層を接合し前記取付
    域に接する部分にブラケットを一体に形成したセンター
    パッド基材からなるセンターパッド部を配設し、前記ド
    アライニング基材に固着具を貫通させ、該固着具と前記
    ブラケットとを結合させることにより、前記センターパ
    ッド部を前記ドアライニング基材に固定したことを特徴
    とするドアライニングの形成方法。
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