JP2832922B2 - 内装材のポケット構造 - Google Patents
内装材のポケット構造Info
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- JP2832922B2 JP2832922B2 JP5203016A JP20301693A JP2832922B2 JP 2832922 B2 JP2832922 B2 JP 2832922B2 JP 5203016 A JP5203016 A JP 5203016A JP 20301693 A JP20301693 A JP 20301693A JP 2832922 B2 JP2832922 B2 JP 2832922B2
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- interior material
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】 本発明は例えば自動車のドアト
リムのような内装材のポケット構造に関するものであ
る。
リムのような内装材のポケット構造に関するものであ
る。
【０００２】
【発明の背景】 図６に示す自動車のドアトリム（１）
のような内装材にあっては、基材（２）と該基材（２）
表面に貼着される表皮材（３）とからなり、アームレス
ト部（４）と開口部（６）を有するポケット部（５）と
が設けられている。従来該ポケット部（５）はドアトリ
ム（１）とは別体に成形され、ビス等によってドアトリ
ム（１）に取付けられていた（実公昭５８−４５９５１
号公報）。しかしながら上記構成ではポケット部（５）
をドアトリム（１）とは別体に成形しなくてはならない
こと、該ポケット部（５）をドアトリム（１）の裏側か
らビス等によって止着する場合に位置決め等に手間がか
かること等の問題点がある。
のような内装材にあっては、基材（２）と該基材（２）
表面に貼着される表皮材（３）とからなり、アームレス
ト部（４）と開口部（６）を有するポケット部（５）と
が設けられている。従来該ポケット部（５）はドアトリ
ム（１）とは別体に成形され、ビス等によってドアトリ
ム（１）に取付けられていた（実公昭５８−４５９５１
号公報）。しかしながら上記構成ではポケット部（５）
をドアトリム（１）とは別体に成形しなくてはならない
こと、該ポケット部（５）をドアトリム（１）の裏側か
らビス等によって止着する場合に位置決め等に手間がか
かること等の問題点がある。
【０００３】
【従来の技術】 そこで上記問題点を解決するための手
段として、図７に示すようにポケット部（５）をドアト
リム（１）と一体に成形し、該ポケット部（５）の裏側
に裏板（７）を取付ける機構が提供されている（実公平
４−３９７７４号公報）上記構成では該ポケット部
（５）の底部に切欠き（８）を設けておき、一方裏板
（７）の下縁に凸部（９）を設けておいて、該裏板
（７）の凸部（９）を該ポケット部（５）の切欠き
（８）に噛合させることによって位置決めを行ってから
該裏板（７）をクリップ孔（１０）を介してクリップ
（１１）によって該ポケット部（５）の裏側に止着し、
その後裏板（７）の表面にドアトリム（１）の表皮材
（３）の基材（２）からはみ出した部分を該裏板（７）
裏面に折曲げ接着する。
段として、図７に示すようにポケット部（５）をドアト
リム（１）と一体に成形し、該ポケット部（５）の裏側
に裏板（７）を取付ける機構が提供されている（実公平
４−３９７７４号公報）上記構成では該ポケット部
（５）の底部に切欠き（８）を設けておき、一方裏板
（７）の下縁に凸部（９）を設けておいて、該裏板
（７）の凸部（９）を該ポケット部（５）の切欠き
（８）に噛合させることによって位置決めを行ってから
該裏板（７）をクリップ孔（１０）を介してクリップ
（１１）によって該ポケット部（５）の裏側に止着し、
その後裏板（７）の表面にドアトリム（１）の表皮材
（３）の基材（２）からはみ出した部分を該裏板（７）
裏面に折曲げ接着する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】 上記従来技術にあっ
ては裏板（７）の位置決めのためにドアトリム（１）の
側においてはポケット部（５）の底部に切欠き（８）を
設けておく必要があり、裏板（７）側においては該切欠
き（８）と噛合する凸部（９）を設けておく必要があ
り、形状が複雑になってドアトリム（１）の製造に手間
がかゝった。
ては裏板（７）の位置決めのためにドアトリム（１）の
側においてはポケット部（５）の底部に切欠き（８）を
設けておく必要があり、裏板（７）側においては該切欠
き（８）と噛合する凸部（９）を設けておく必要があ
り、形状が複雑になってドアトリム（１）の製造に手間
がかゝった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】 本発明は上記従来の課
題を解決するための手段として、基材（２）と、該基材
（２）の表面に被着される表皮材（３）とからなる内装
材（１）の所定個所を表側に膨出せしめ、該膨出部分
（５）の上面に開口部（６）を設けてポケット部（５）
とし、該ポケット部（５）の下側には表面から切溝（１
８）を貫設し、該内装材（１）の裏面には該切溝（１
８）形成部分の両側にまたがって裏側表皮材（１３）を
貼着し、該切溝（１８）より下側の内装材部分（１７）
を該切溝（１８）と該裏側表皮材（１３）とを介して該
ポケット部（５）の裏側へ折曲げ接着固定して該ポケッ
ト部（５）の裏板（１７）とする内装材（１）のポケッ
ト構造を提供するものである。
題を解決するための手段として、基材（２）と、該基材
（２）の表面に被着される表皮材（３）とからなる内装
材（１）の所定個所を表側に膨出せしめ、該膨出部分
（５）の上面に開口部（６）を設けてポケット部（５）
とし、該ポケット部（５）の下側には表面から切溝（１
８）を貫設し、該内装材（１）の裏面には該切溝（１
８）形成部分の両側にまたがって裏側表皮材（１３）を
貼着し、該切溝（１８）より下側の内装材部分（１７）
を該切溝（１８）と該裏側表皮材（１３）とを介して該
ポケット部（５）の裏側へ折曲げ接着固定して該ポケッ
ト部（５）の裏板（１７）とする内装材（１）のポケッ
ト構造を提供するものである。
【０００６】
【作用】 本発明では基材（２）と該基材（２）の表面
に被着される表皮材（３）とからなる内装材（１）の所
定個所にポケット部（５）を一体的に膨出形成するか
ら、ポケット部（５）を別体で成形する必要はない。ま
た該ポケット部（５）より下側の内装材部分（１７）を
切溝（１８）と裏側 表皮材（１３）とを介して裏側へ折
曲げて接着固定して裏板とするから、位置決めの手間は
必要がなくかつクリップ等も不要である。また該切溝
（１８）は表皮材（３）から基材（２）まで貫設されて
おり、したがって該ポケット部（５）の上側の内装材
（１）部分と該ポケット部（５）の下側の内装材部分
（１７）とは裏側表皮材（１３）のみで繋がっているの
で、該内装材部分（１７）は自在に裏側に折曲げること
が出来、該切溝（１８）から上側部分の表皮材（３）に
は引張り力は全く及ぼされない。それ故に該内装材部分
（１７）を折曲げることによって内装材（１）の外観が
損なわれることは全くない。
に被着される表皮材（３）とからなる内装材（１）の所
定個所にポケット部（５）を一体的に膨出形成するか
ら、ポケット部（５）を別体で成形する必要はない。ま
た該ポケット部（５）より下側の内装材部分（１７）を
切溝（１８）と裏側 表皮材（１３）とを介して裏側へ折
曲げて接着固定して裏板とするから、位置決めの手間は
必要がなくかつクリップ等も不要である。また該切溝
（１８）は表皮材（３）から基材（２）まで貫設されて
おり、したがって該ポケット部（５）の上側の内装材
（１）部分と該ポケット部（５）の下側の内装材部分
（１７）とは裏側表皮材（１３）のみで繋がっているの
で、該内装材部分（１７）は自在に裏側に折曲げること
が出来、該切溝（１８）から上側部分の表皮材（３）に
は引張り力は全く及ぼされない。それ故に該内装材部分
（１７）を折曲げることによって内装材（１）の外観が
損なわれることは全くない。
【０００７】
【実施例】 本発明を図１〜図４に示す一実施例によっ
て説明すれば、（１）は内装材である自動車のドアトリ
ムであり、基材（２）と該基材（２）の表面に貼着され
る表皮材（３）とからなり、該基材（２）はレジンボー
ド、ハードボード等を材料とし、該表皮材（３）は不織
布、合成皮革等を材料とし、該ドアトリム（１）の中央
部にはアームレスト（４）が一体的に形成され、該アー
ムレスト（４）の下側には開口部（６）を上面に有する
ポケット部（５）が一体的に形成されている。
て説明すれば、（１）は内装材である自動車のドアトリ
ムであり、基材（２）と該基材（２）の表面に貼着され
る表皮材（３）とからなり、該基材（２）はレジンボー
ド、ハードボード等を材料とし、該表皮材（３）は不織
布、合成皮革等を材料とし、該ドアトリム（１）の中央
部にはアームレスト（４）が一体的に形成され、該アー
ムレスト（４）の下側には開口部（６）を上面に有する
ポケット部（５）が一体的に形成されている。
【０００８】 上記ドアトリム（１）において、該ポケ
ット部（５）の下側には表面から切溝（１８）が貫設さ
れ、該切溝（１８）形成部分の両側にまたがって該ドア
トリム（１）の裏面には表皮材（３）と同様な裏側表皮
材（１３）が貼着されている。そして該切溝（１８）よ
り下側の内装材部分であるドアトリム部分（１７）は図
３および図４に示すように切溝（１８）を介して該ポケ
ット部（５）の裏側に折曲げられ、該ドアトリム（１）
の裏側に接着剤あるいは高周波融着等の手段で接着固定
せしめられ、該ポケット部（５）の裏板（１７）とな
る。
ット部（５）の下側には表面から切溝（１８）が貫設さ
れ、該切溝（１８）形成部分の両側にまたがって該ドア
トリム（１）の裏面には表皮材（３）と同様な裏側表皮
材（１３）が貼着されている。そして該切溝（１８）よ
り下側の内装材部分であるドアトリム部分（１７）は図
３および図４に示すように切溝（１８）を介して該ポケ
ット部（５）の裏側に折曲げられ、該ドアトリム（１）
の裏側に接着剤あるいは高周波融着等の手段で接着固定
せしめられ、該ポケット部（５）の裏板（１７）とな
る。
【０００９】 該切溝（１８）は表皮材（３）から基材
（２）まで貫設されており、したがって該ポケット部
（５）の上側の内装材（１）部分と該ポケット部（５）
の下側のドアトリム部分（１７）とは裏側表皮材（１
３）のみで繋がっているので、該ドアトリム部分（１
７）は自在に裏側に折曲げることが出来、該切溝（１
８）から上側部分の表皮材（３）には引張り力は全く及
ぼされない。それ故に該ドアトリム部分（１７）を折曲
げることによってドアトリム（１）の外観が損なわれる
ことは全くない。
（２）まで貫設されており、したがって該ポケット部
（５）の上側の内装材（１）部分と該ポケット部（５）
の下側のドアトリム部分（１７）とは裏側表皮材（１
３）のみで繋がっているので、該ドアトリム部分（１
７）は自在に裏側に折曲げることが出来、該切溝（１
８）から上側部分の表皮材（３）には引張り力は全く及
ぼされない。それ故に該ドアトリム部分（１７）を折曲
げることによってドアトリム（１）の外観が損なわれる
ことは全くない。
【００１０】 上記ドアトリム（１）を製造するには基
材（２）と表皮材（３）とを重合して一体的にプレス形
成する方法、あるいは基材（２）をプレス形成してから
表皮材（３）を真空成形圧着せしめる方法等によって製
造される。
材（２）と表皮材（３）とを重合して一体的にプレス形
成する方法、あるいは基材（２）をプレス形成してから
表皮材（３）を真空成形圧着せしめる方法等によって製
造される。
【００１１】 本実施例以外、図５に示すように裏板
（１７）は曲面状に成形されてもよい。また本発明はド
アトリム以外、自動車のサイドボード等に適用される。
（１７）は曲面状に成形されてもよい。また本発明はド
アトリム以外、自動車のサイドボード等に適用される。
【００１２】
【発明の効果】 したがって本発明においては、ポケッ
ト部を有しかつ見栄えのよい内装材が極めて簡単かつ安
価に製造される。
ト部を有しかつ見栄えのよい内装材が極めて簡単かつ安
価に製造される。
図１〜図４は本発明の一実施例を示すものである。
【図１】 展開状態のドアトリム斜視図
【図２】 図１におけるＡ−Ａ断面図
【図３】 裏板折曲げ固定状態のＡ−Ａ相当断面図
【図４】 裏板折曲げ固定状態のドアトリム斜視図
【図５】 他の実施例のＡ−Ａ相当断面図
【図６】 ドアトリム斜視図
【図７】 従来例の説明図
１ ドアトリム（内装材） ２ 基材 ３ 表皮材 ５ ポケット部 ６ 開口部 １７ 裏板（ドアトリム部分，内装材部分） １８ 切溝
Claims (1)
- 【請求項１】基材と、該基材の表面に被着される表皮材
とからなる内装材の所定個所を表側に膨出せしめ、該膨
出部分の上面に開口部を設けてポケット部とし、該ポケ
ット部の下側には表面から切溝を貫設し、該内装材の裏
面 には該切溝形成部分の両側にまたがって裏側表皮材を
貼着し、該切溝より下側の内装材部分を該切溝と該裏側
表皮材とを介して該ポケット部の裏側へ折曲げ接着固定
して該ポケット部の裏板としたことを特徴とする内装材
のポケット構造
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5203016A JP2832922B2 (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 内装材のポケット構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5203016A JP2832922B2 (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 内装材のポケット構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0732881A JPH0732881A (ja) | 1995-02-03 |
| JP2832922B2 true JP2832922B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=16466954
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5203016A Expired - Lifetime JP2832922B2 (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 内装材のポケット構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2832922B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02160516A (ja) * | 1988-12-14 | 1990-06-20 | Delta Kogyo Kk | トリムボードの製造方法 |
| JPH0439774U (ja) * | 1990-07-30 | 1992-04-03 |
-
1993
- 1993-07-23 JP JP5203016A patent/JP2832922B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0732881A (ja) | 1995-02-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19971111 |