JP2858849B2 - 折丁刷本への小切れ貼込装置 - Google Patents

折丁刷本への小切れ貼込装置

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JP2858849B2
JP2858849B2 JP3594990A JP3594990A JP2858849B2 JP 2858849 B2 JP2858849 B2 JP 2858849B2 JP 3594990 A JP3594990 A JP 3594990A JP 3594990 A JP3594990 A JP 3594990A JP 2858849 B2 JP2858849 B2 JP 2858849B2
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俊幸 荻原
歩 中村
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智 笠井
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,雑誌等の折丁刷本に対して葉書等の小片
(以下小切れという)を貼付けるための小切れ貼込装置
に関する。
〔従来の技術〕
従来より雑誌の中に資料請求用の葉書等の小切れを貼
り込むことが知られている。このような小切れの貼り合
わせを行うには,通常印刷機とは別工程(オフライン)
として設けられている貼込機を用いている。すなわち,
印刷機で印刷終了した折丁刷本を結束,パレット積み
し,また,別に印刷された小切れをパレット積みし,こ
れらを貼込機脇に運搬し,その貼込機において,水平に
走行しているチェーン上に折丁刷本を1部づつ供給し,
そのチェーンに垂直に設けている爪によって刷本の後端
を押すことによって該刷本を水平に走行させ,その途中
で糊を塗布し,次いで走行中の各折丁刷本上に小切れを
供給し,折丁刷本と小切れとを重ね合わせた後,その貼
り合わせ部分をクランプすることによって貼り合わせ,
その後再びパレット積みをし,一時ストックしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら,従来の貼込機では,チェーン上に刷本
を供給し次いでその刷本を水平に走行させながらその上
に小切れを供給して重ね合わせるという方法を取ってい
るため,貼込処理スピードを速くすることができず(処
理速度を速くすると,チェーン上に送り込まれる刷本や
刷本上に送り込まれる小切れが跳ねてしまい正しい位置
に重ねることができない),例えば,6000部/hr程度が限
度である。この処理能力を上げるには,一つのライン
(チェーンによる刷本走行部)に対して折丁刷本及び小
切れの供給部を多数設置すればよいが,広いスペース及
び高い設備費が必要となるという問題点がある。
また,従来の貼込機は上記したように処理スピードが
低いことから,印刷機に直結することができず,従来は
オフラインで刷本印刷作業と小切れ貼込作業を行ってい
る。このため,リードタイムが長くなってしまい,更
に,折丁刷本が中間製品となり在庫が増えてしまうとい
う問題点もある。
なお,この問題点を解決するものとして,印刷機内に
組み込んだカード貼付装置が特公昭54−3359号公報に提
案されている。
しかしながら,このカード貼付装置は,印刷機の印刷
部と折機との間に配置され,走行中の連続した印刷紙に
対してカードを貼り付けるものであり,折丁刷本に対し
てカード等の小切れを貼付けるものではない。
本発明はかかる従来技術の問題点に鑑みてなされたも
ので,折丁刷本に対して小切れを高速で貼付けることが
でき,印刷機折機の後ろに接続することの可能な折丁刷
本の貼込装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点を解決すべくなされた本発明は,折丁刷本
を1部ずつ定ピッチを確保して位置決めしながら貼合せ
部に搬送する刷本搬送手段と,その貼合せ部において前
記刷本搬送手段との間にニップ部を形成するように配置
された小切れ貼込ローラであって,外周面に小切れをバ
キューム吸着するバキューム吸着口を備えた前記小切れ
貼込ローラと,準備された小切れを1枚ずつ繰り出し前
記小切れ貼込ローラに供給する小切れ供給装置と,前記
小切れ貼込ローラへ供給される小切れを小切れ貼込ロー
ラに対して位置決めする位置決め手段と,前記貼合せ部
に搬送される小切れ又は折丁刷本の所定位置に糊を塗布
する糊付装置と,前記ニップ部において前記刷本搬送手
段に保持した折丁刷本に小切れ貼込ローラに保持した小
切れが所定位置で貼り合わされるように,前記刷本搬送
手段と小切れ貼込ローラとを同期して駆動する駆動手段
と,前記ニップ部から排出された貼合せ済の刷本を排出
するコンベアとを有する折丁刷本への小切れ貼込装置を
要旨とする。
ここで,前記小切れ貼込ローラへ供給される小切れを
小切れ貼込ローラに対して位置決めする位置決め手段
を,前記小切れ貼込ローラの外周に,供給される小切れ
先端を把持するように設けた咥え爪で構成することが好
ましい。
また,前記刷本搬送手段を,刷本後端を押す爪を備え
たコンベアと,そのコンベアから供給される刷本の先端
を咥える咥え爪を備えた咥胴で構成し,前記小切れ貼込
ローラを前記咥胴に対してニップ部を形成するように配
置することが好ましい。なお,これに代えて,前記刷本
搬送手段を,刷本後端を押す爪を備えたコンベアで構成
し,前記小切れ貼込ローラを前記コンベアに対してニッ
プ部を形成するように配置してもよい。
〔作用〕
上記構成の折丁刷本の小切れ貼込装置では,折丁刷本
が刷本搬送手段によって定ピッチに位置決めされながら
搬送されており,一方小切れは1枚ずつ分離されて繰り
出され,小切れ貼込ローラに位置決めされた状態で保持
され搬送される。そして,その途中,小切れ又は折丁刷
本の所定位置に糊が塗布され,その後,折丁刷本及び小
切れがそれぞれ刷本搬送手段及び小切れ貼込ローラで保
持された状態で貼合せ部(ニップ部)に同期して送ら
れ,位置決めされた状態で貼り合わされ,その後コンベ
アによって排出される。
ここで,折丁刷本及び小切れがそれぞれ刷本搬送手段
及び小切れ貼込ローラで保持された状態で貼合せ部で重
ね合わされるため,高速運転しても折丁刷本と小切れと
を正確に位置決めして重ね合わせることができ,従って
従来に比べ極めて高速での運転(例えば,30000〜40000
部/hr程度)が可能となる。また,刷本搬送手段と小切
れ貼込ローラとのニップ圧を適当に設定することによ
り,容易に折丁刷本と小切れとの接着に必要な押圧力を
確保でき,良好な接着が可能である。かくして,この小
切れ貼込装置は印刷機に直結して使用することが可能と
なる。
小切れ貼込ローラとして,小切れをバキューム吸着す
るバキューム吸着口の他に,供給される小切れ先端を固
定する咥え爪を備えたものとすると,小切れ貼込ローラ
のみによって小切れを位置決めし,所定位置に固定保持
することができる。このため,小切れを小切れ貼込ロー
ラに対して位置決めする位置決め手段を小切れ貼込ロー
ラとは別部品として設ける必要がなく,装置構成を簡略
化できる。
〔実施例〕
以下,図面に示す本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は本発明の第一実施例による折丁刷本の小切れ
貼込装置を示す概略側面図,第2図はその装置によって
貼り合わせた折丁刷本1と葉書等の小切れ2を示す斜視
図であり,小切れ2は折丁刷本1の背1a近傍に貼付けら
れている。
第1図において,3は印刷機折機(図示せず)より刺身
状に重なって排出される折丁刷本1を搬送する第一コン
ベアである。本実施例では折丁刷本1がその背1aを前に
して搬送されている。4は第一コンベア3からの折丁刷
本1を受け取って更に搬送する第二コンベアであり,折
丁刷本1よりも長い間隔の一定ピッチで配置された多数
の爪5を有している。この第二コンベア4は,第一コン
ベア3から排出される折丁刷本1の腹(後端)を各爪5
で引っ掛け,一定ピッチに位置決めして搬送しうるよう
に,第一コンベア3よりも高速で走行している。7は,
第二コンベア4から折丁刷本1を受け取る位置に配置さ
れた下咥胴であり,外周に刷本1の先端を把持する複数
の咥え爪8を一定ピッチで備えている。9は下咥胴7か
ら折丁刷本1を受け取る位置に配置された上咥胴であ
り,外周に刷本1の先端を把持する複数の咥え爪10を一
定ピッチで備えている。第二コンベア4,下咥胴7,上咥胴
9は折丁刷本1を次々を受渡すことができるよう駆動手
段(図示せず)によって同期して駆動されており,ま
た,咥え爪8,10は下咥胴7,上咥胴9の回転に連動して開
閉し折丁刷本1の受渡しを行うようになっている。な
お,咥え爪8,10はそれぞれ第二コンベア4,下咥胴7の位
置を通り過ぎる際には胴内部に引っ込み,その位置を通
り過ぎた後胴の外方に突出して折丁刷本1を咥えるよう
に構成されており,これにより第二コンベア4,下咥胴7
との干渉が防止されている。また,下咥胴7の外周面に
は第二コンベア4の爪5と干渉しないように溝が形成さ
れており,また,上咥胴9の外周面にも下咥胴7の咥え
爪8と干渉しないように溝が形成されている。
上咥胴9は折丁刷本1を咥え爪10によって定位置に位
置決めして把持し,貼合せ部Pに搬送し,後述する小切
れ貼込ローラと協働して小切れ貼り合わせを行うための
ものである。ここで,咥え爪10は折丁刷本1の背1aを,
小切れ2の貼付位置を避けたところで把持しうるように
配置されている。
11は小切れ2を1枚ずつ分離して供給する小切れ供給
装置であり,多数の積層した小切れ2をセットする水平
なセット部12とこのセット部12にセットされた小切れ2
を反転させながら送り出す反転部13と,その反転部13か
らる小切れ2を1枚ずつ分離して高速で送り出すサクシ
ョンローラ14等を備えている。16は,サクションローラ
14で送り出された小切れ2を受け取り,上咥胴9に保持
されている折丁刷本1に貼り込むための小切れ貼込ロー
ラであり,貼合せ部Pにおいて上咥胴9との間にニップ
部を形成するように配置されている。上咥胴9と小切れ
貼込ローラ16とは,両者の間に適当なニップ圧を加える
ことができるよう適当な押圧装置(図示せず)によって
押されている。なお,この代わりに折丁刷本1と小切れ
2とがニップ部を通過する際にそれらに適当なニップ圧
が作用するような小さい隙間が確保される状態で上咥胴
9と小切れ貼込ローラ16とを定位置に固定する構成とし
てもよい。
小切れ貼込ローラ16は,第3図,第4図に示すよう
に,送られて来た小切れ2の先端を把持することができ
るように,外周に一定ピッチで設けられた咥え爪17と,
各咥え爪17を支持した軸18と,その軸に連結されたレバ
ー19と,レバー19の先端に取付けられたカムフォロワ20
等を有しており,このカムフォロワ20は回転しないよう
に設けられているカム21に接触している。従って,小切
れ貼込ローラ16の回転により,咥え爪17はカム21のカム
曲線に応じて変位する。ここで,カム21のカム曲線は,
咥え爪17が次のように変位するように定められている。
すなわち,第4図において,咥え爪17が小切れ2を受け
取る位置Qにある時には,送り込まれて来る小切れを受
け取ることができるように咥え爪17の先端がローラ外周
面よりわずかに浮いた位置にあり,咥え爪17がその位置
Qより少し移動すると,咥え爪17が小切れ11をローラ外
周面に押付けてクランプし,その後,咥え爪17がローラ
16と上咥胴9とのニップ部Pより少し手前からローラ内
部に引っ込みはじめ,ニップ部Pでは完全にローラ内部
に引っ込み,その後ニップ部Pを通過した後,再び咥え
爪17がローラ外部に突き出すようになっている。
更に,小切れ貼込ローラ16は,その外周面に多数のバ
キューム吸着口23を有しており,その小切れ貼込ローラ
16の内部にはバキューム吸着口23へのバキューム供給を
制御する弁(図示せず)が設けられている。この弁は,
位置Qをわずかに過ぎた位置から位置Pの手前の位置ま
で,バキューム吸着口23へバキュームを作用させるよう
に構成されている。
小切れ貼込ローラ16は保持した小切れ2を,上咥胴9
に保持した折丁刷本1の幅方向の,上咥胴9の咥え爪10
と干渉しない任意の位置に重ねることができるように,
上咥胴9に対する軸方向の取付位置を任意に設定しうる
ようになっている。また,上咥胴9の咥え爪10で保持し
た折丁刷本1に対して咥え爪17で位置決めして保持した
小切れ2が進行方向の所定位置で貼り合わされるよう,
小切れ貼込ローラ16は駆動手段(図示せず)により,上
咥胴9と同期して回転駆動される構成である。
第1図において,25は小切れ2を小切れ貼込ローラ16
の外周面に押付けるように設けられた吸着補助コロであ
り,咥え爪17に干渉しない位置に配置されている。27は
小切れ2の所定位置に糊を塗布する糊付装置であり,糊
を所定のパターンで小切れ貼込ローラ16に保持された小
切れ2に塗布するための糊付ローラ28を備えている。本
実施例では糊付ローラ28が軸線方向の糊付け溝29を有し
ており,小切れ2の先端に糊を連続した直線状に塗布す
ることができる。なお,糊の塗布は点線状としてもよ
い。また,この糊付ローラ28は咥え爪17に干渉しないよ
うに配置されている。もし,糊を小切れ2の先端全長に
渡って塗布したい場合には,小切れ2が糊付装置27の位
置に達した時点で咥え爪17を小切れ貼込ローラ内に引っ
込める構成とすればよい。
30は反転装置(図示せず)の付いた第三コンベア,32
は羽根車,34は第四コンベアである。
以上の構成になる折丁刷本の小切れ貼込装置につい
て,以下その動作を説明する。
第1図に示すように,印刷機より排出された折丁刷本
1が第一コンベア3上を刺身状に重なり合って,背1aを
進行方向に向けて流れてくる。この折丁刷本1は,第一
コンベア3よりも高速の第二コンベア4の爪5によって
腹を引っ掛けられることにより,1部ずつ一定ピッチに広
げられ,その後,下咥胴7を経て上咥胴9に送られ,上
咥胴9の咥え爪10で先端を咥えられ位置決めされた状態
で貼合せ部(ニップ部)Pに送られる。
一方,別に印刷された小切れ2は小切れ供給装置11の
水平なセット部12上に傾斜した状態でセットされてお
り,この小切れ2は反転部13を通った後,バキュームロ
ーラ14により1枚ずつ分離されて下流に送られ,小切れ
貼込ローラ16へ供給される。供給された小切れ2はこの
小切れ貼込ローラ16の咥え爪17で咥えられることによ
り,小切れ貼込ローラ16に対する所定位置に位置決めさ
れ,次いで吸着補助コロ25で押えられ,バキューム吸着
口23からのバキュームによって小切れ貼込ローラ16の外
周に固定される。小切れ貼込ローラ16に固定された小切
れ2はその状態で搬送され,その途中糊付装置27によっ
て糊が所定の位置に塗布され,その後,貼合せ部Pに送
られる。なお,塗布する糊はホットメルトタイプでもコ
ールドグルータイプでもよい。
上咥胴9に保持された折丁刷本1と小切れ貼込ローラ
16に保持された小切れ2とは同期して貼合せ部Pに送ら
れ,上咥胴9と小切れ貼込ローラ16とのニップにより貼
り合わされる。この時,折丁刷本1は咥え爪10によって
上咥胴9に対して位置決めされ,また,小切れ2は咥え
爪17によって小切れ貼込ローラ16に対して位置決めされ
た後にバキュームで吸着固定されるので,上咥胴9と小
切れ貼込ローラ16とが同期回転することにより,折丁刷
本1と小切れ2とは正確に位置決めされて貼り合わされ
る。
小切れ2を貼合せた後の刷本1は第三コンベア30に排
出され,その途中で裏表を逆転された後,羽根車32によ
り,小切れ2を貼合せた面を上にして刺身状に重なり合
った状態になって,第四コンベア34上を流れ,結束装置
(図示せず)へと搬送されていく。
以上の動作において,折丁刷本1,小切れ2は共に上咥
胴9,小切れ貼込ローラ16に固定された状態で貼り合わさ
れるので,従来の貼込機に比べてはるかに高速での処理
が可能であり,印刷機に直結して運転することが可能で
ある。
なお,上記実施例では折丁刷本1の搬送に下咥胴7と
上咥胴9の二つの咥胴を用いているが,上咥胴9を省略
し,下咥胴7に対してニップ部を形成するように小切れ
貼込ローラ16を配置する構成としてもよい。ただし,そ
の場合には貼込済の折丁刷本の排出方向が逆となる。更
に,上咥胴,下咥胴を共に省略し,第二コンベア4に対
してニップ部を形成するように小切れ貼込ローラ16を配
置する構成としてもよい。
第5図は本発明の第二実施例を示すものである。な
お,第1図に示す実施例と同一又は同様な部品には同一
な符号を付けて示している。この実施例では,第二コン
ベア4に対してニップ部を形成するように小切れ貼込ロ
ーラ16が配置されており,第二コンベア4上に保持した
折丁刷本1に対して,小切れ貼込ローラ16が保持した小
切れ2を貼り付ける構成となっている。また,小切れ貼
込ローラ16に近接してライングルーガンからなる糊付装
置27Aが設けられている。更に,小切れ貼込ローラ16の
下流には反転装置を備えていない第三コンベア30Aが配
置されている。なお,小切れ貼込ローラ16の外周面に
は,第二コンベア4の爪5との干渉を避けるため,溝24
が形成されている。その他の構成は第1図の実施例と同
様である。
この実施例においては,印刷機からの折丁刷本1が第
一コンベア3上を,背1aを搬送方向に対して平行になる
ように搬送されており,その後,第二コンベア4の爪5
で所定ピッチに位置決めされた状態で搬送される。一
方,小切れ2は小切れ供給装置11から1枚ずつ繰り出さ
れ,小切れ貼込ローラ16の咥え爪17で位置決めされ,バ
キュームで吸着保持された状態で搬送され,その途中小
切れ2の側縁に糊がライングルーガン式の糊付装置27A
で塗布される。
搬送されてきた折丁刷本1及び小切れ2は第二コンベ
ア4と小切れ貼込ローラ16をニップさせる事により,貼
り合わされる。その後,第三コンベア30Aを流れ,羽根
車32により刺身状に重なり合った状態になって第四コン
ベア34上を流れて結束装置へと搬送されていく。かくし
て,本実施例においても極めて高速で小切れの貼込が行
われる。
なお,上記の第一実施例,第二実施例はいずれも,小
切れ貼込ローラ16が咥え爪17を備えており,この咥え爪
17で小切れ2の位置決めを行っているが,この代わりに
小切れ貼込ローラ16を,単にバキューム吸引口のみを設
けたバキュームローラとし,その上流に適当な小切れ位
置決め手段,例えば,下咥胴7と同様な咥え爪を備えた
咥胴を配置し,その咥胴で送られてくる小切れ2の位置
決めを行い,次いでその小切れ2をバキュームローラに
渡すようにしてもよい。
また,上記実施例はいずれも小切れ供給装置11がサク
ションローラ方式であるが,ストリームフィーダ等の別
の方式であっても良く,更に,実施例では糊を小切れに
塗布しているが,刷本に塗布してもかまわない。
更に,上記実施例はいずれも,印刷機からの折丁刷本
1が刺身状で搬送される第一コンベア3の下流に小切れ
貼合せ部を配置しているが,本発明はこれに限らず,印
刷機折胴直後の折丁刷本が定ピッチで搬送される場所に
小切れ貼合せ部を設けてもよい。すなわち,印刷機折胴
直後の折丁刷本を定ピッチで搬送しているコンベアを本
実施例の第二コンベアとし,その下流に,第1図の実施
例における下咥胴7以降を配置するか,或いは第5図の
実施例における小切れ貼込ローラ16以降を配置する構成
とすることもできる。更には,本発明の小切れ貼込装置
は,必ずしも印刷機に直結する場合に限らず,オフライ
ンの貼込装置として使用することもできる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明になる折丁刷本の小切れ貼込装置
では,折丁刷本を刷本搬送手段によって定ピッチに位置
決めした状態で搬送し,小切れを小切れ貼込ローラによ
って位置決めした状態で搬送し,折丁刷本及び小切れを
それぞれ刷本搬送手段及び小切れ貼込ローラで保持した
状態で貼合せ部(ニップ部)に送り,貼り合わせる構成
としているので,極めて高速での小切れ貼込が可能とな
り,印刷機に組み込むことができる。そのため,印刷機
に本発明の小切れ貼込装置を組み込むと,小切れを貼り
込んだ刷本作成に要するリードタイムが極めて短くな
り,また,刷本の中間製品が発生しないため,運搬費等
の人件費の削減及びスペースの有効利用を図ることがで
きる等の効果が得られる。
また,実施例に示すように,小切れ貼込ローラとし
て,小切れをバキューム吸着するバキューム吸着口の他
に,供給される小切れ先端を把持する咥え爪を備えたも
のとすると,小切れ貼込ローラによって小切れを位置決
めし,所定位置に固定保持することができ,このため,
小切れを小切れ貼込ローラに対して位置決めする位置決
め手段を小切れ貼込ローラとは別部品として設ける必要
がなく,装置構成を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一実施例を示す概略側面図,第2図
はその装置で貼合せた折丁刷本及び小切れを示す斜視
図,第3図はその装置に使用する小切れ貼込ローラの概
略斜視図,第4図はその概略側面図,第5図は本発明の
第二実施例を示す概略斜視図である。 1……折丁刷本,2……小切れ,3……第一コンベア,4……
第二コンベア,5……爪,7……下咥胴,8……咥え爪,9……
上咥胴,10……咥え爪,11……小切れ供給装置,12……セ
ット部,13……反転部,14……バキュームローラ,16……
小切れ貼込ローラ,17……咥え爪,23……バキューム吸着
口,25……吸着補助コロ,27,27A……糊付装置,30,30A…
…第三コンベア,32……羽根車,34……第四コンベア。
フロントページの続き (72)発明者 笠井 智 東京都新宿区市谷加賀町1丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B42C 1/10 - 1/12 B42C 9/00 B42C 19/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】折丁刷本を1部ずつ定ピッチを確保して位
    置決めしながら貼合せ部に搬送する刷本搬送手段と,そ
    の貼合せ部において前記刷本搬送手段との間にニップ部
    を形成するように配置された小切れ貼込ローラであっ
    て,外周面に小切れをバキューム吸着するバキューム吸
    着口を備えた前記小切れ貼込ローラと,準備された小切
    れを1枚ずつ繰り出し前記小切れ貼込ローラに供給する
    小切れ供給装置と,前記小切れ貼込ローラへ供給される
    小切れを小切れ貼込ローラに対して位置決めする位置決
    め手段と,前記貼合せ部に搬送される小切れ又は折丁刷
    本の所定位置に糊を塗布する糊付装置と,前記ニップ部
    において前記刷本搬送手段に保持した折丁刷本に小切れ
    貼込ローラに保持した小切れが所定位置で貼り合わされ
    るように,前記刷本搬送手段と小切れ貼込ローラとを同
    期して駆動する駆動手段と,前記ニップ部から排出され
    た貼合せ済の刷本を排出するコンベアとを有する折丁刷
    本への小切れ貼込装置。
  2. 【請求項2】前記小切れ貼込ローラへ供給される小切れ
    を小切れ貼込ローラに対して位置決めする位置決め手段
    が,前記小切れ貼込ローラの外周に設けられ,供給され
    る小切れ先端を固定する咥え爪であることを特徴とする
    請求項1記載の折丁刷本への小切れ貼込装置。
  3. 【請求項3】前記刷本搬送手段が,刷本後端を押す爪を
    備えたコンベアと,そのコンベアから供給される刷本の
    先端を咥える咥え爪を備えた咥胴を有し,前記小切れ貼
    込ローラが前記咥胴に対してニップ部を形成するように
    配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の
    折丁刷本への小切れ貼込装置。
  4. 【請求項4】前記刷本搬送手段が,刷本後端を押す爪を
    備えたコンベアを有し,前記小切れ貼込ローラが前記コ
    ンベアに対してニップ部を形成するように配置されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の折丁刷本への
    小切れ貼込装置。
JP3594990A 1990-02-16 1990-02-16 折丁刷本への小切れ貼込装置 Expired - Lifetime JP2858849B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3594990A JP2858849B2 (ja) 1990-02-16 1990-02-16 折丁刷本への小切れ貼込装置

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JP3594990A JP2858849B2 (ja) 1990-02-16 1990-02-16 折丁刷本への小切れ貼込装置

Publications (2)

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