JP2010052839A - 刷本束供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】丁合済みで綴じられていない刷本束を無線綴じ機へ自動的に供給する。
【解決手段】無線綴じ機における走行するボックス状の受入部Bに対し一冊分の刷本束Sを背側を下にして供給する装置であって、平積みされた刷本束Sの上部から力を加えた状態で一冊分の刷本束Sを横から押し出す刷本分離部10と、刷本分離部10から押し出された一冊分の刷本束Sを順次搬送する刷本搬送部20と、刷本搬送部20により送られてくる一冊分の刷本束Sを両側からクランプした状態で無線綴じ機のボックス状の受入部Bに投入する刷本投入部30とを備える。平積みされた刷本束Sに上部から力を加えた状態で刷本束Sに横から力を加えると、摩擦係数が最も低い面が滑り面となって束から切り離されることから、一冊分の刷本束Sの区切りに広告頁などの摩擦係数の小さな紙を用いることで、一冊分の刷本束Sを分離することができる。
【選択図】図1
【解決手段】無線綴じ機における走行するボックス状の受入部Bに対し一冊分の刷本束Sを背側を下にして供給する装置であって、平積みされた刷本束Sの上部から力を加えた状態で一冊分の刷本束Sを横から押し出す刷本分離部10と、刷本分離部10から押し出された一冊分の刷本束Sを順次搬送する刷本搬送部20と、刷本搬送部20により送られてくる一冊分の刷本束Sを両側からクランプした状態で無線綴じ機のボックス状の受入部Bに投入する刷本投入部30とを備える。平積みされた刷本束Sに上部から力を加えた状態で刷本束Sに横から力を加えると、摩擦係数が最も低い面が滑り面となって束から切り離されることから、一冊分の刷本束Sの区切りに広告頁などの摩擦係数の小さな紙を用いることで、一冊分の刷本束Sを分離することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、無線綴じ機の技術分野に属し、詳しくは、丁合された刷本束を無線綴じ機に供給する際に用いられる刷本束供給装置に関する。
製本方式の一つである無線綴じは、丁合された刷本を針金綴じせずに、接着剤だけで折丁の背を接合する方式であり、電話帳、四季報、各種単行本などのほか、一部の雑誌にも採用されている。この無線綴じを行う無線綴じ機として、上下に周回するコンベアにボックス状の受入部が連続して取り付けられたものがある。このタイプの無線綴じ機では、走行するボックス状の受入部に対し刷本束を背側を下にして供給すると、背の部分がカッターで削られ、そこに糊(ホットメルト)が塗布された後、別に送られてくる表紙が本文の背に接着され、この表紙が一体となった状態で排出される。その後、断裁工程で三方断ちをすることにより無線綴じ本が完成する。
上記したタイプの無線綴じ機では、丁合済みの刷本が綴じられていない状態で平積みされた刷本束を、一束ずつ背を下にしてボックス状の受入部へ供給することによって製本が開始する。現状ではこの投入作業を人手で行っており、無線綴じ機の速度に合わせようとすると、作業者の負荷が非常に大きいため、長時間の作業は困難であり、かつ無線綴じ機の稼動速度が上がらない要因となっている。
このような状況を改善するためには、平積みされている刷本束から一冊分を分離する工程と、分離された刷本束を無線綴じ機の受入部に投入する工程の2つを自動化する必要がある。そこで、平積みされた刷本束を一束ずつ分離させる技術として、例えば特開2003−95464号公報に記載のものがあるが、この技術では刷本が非常に薄い場合、任意の位置で分離させることは困難である。また、特開2006−8284号公報には、本の中に小冊子を綴じ込むことができる丁合機が記載されているが、このタイプの丁合機では刷本が綴じられていない状態の刷本束を安定して製本機へと供給することはできない。このように、上記した2つの工程の自動化を図るのに適用可能な手段は見当たらないのが現状である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、丁合済みで綴じられていない刷本束を無線綴じ機へ自動的に供給することのできる刷本束供給装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の刷本束供給装置は、無線綴じ機における走行するボックス状の受入部に対し一冊分の刷本束を背側を下にして供給する装置であって、平積みされた刷本束の上部から力を加えた状態で一冊分の刷本束を横から押し出す刷本分離部と、刷本分離部から押し出された一冊分の刷本束を順次搬送する刷本搬送部と、刷本搬送部により送られてくる一冊分の刷本束を両側からクランプした状態で無線綴じ機のボックス状の受入部に投入する刷本投入部とを備えたことを特徴としている。
本発明によれば、刷本分離部においては、平積みされた刷本束に上部から力を加えた状態で刷本束に横から力を加えると、摩擦係数が最も低い面が滑り面となって束から切り離されることから、一冊分の刷本束の区切りに広告頁などの摩擦係数の小さな紙を用いることで、一冊分の刷本束を分離することができ、このようにして一冊分ごとに分離された刷本束は、刷本搬送部にて順次無線綴じ機まで搬送され、刷本投入部において両側をクランプすることによりボックス状の受入部に投入されることから、段積みされた綴じられていない丁合済みの刷本束を一束ずつ無線綴じ機におけるボックス状の受入部へ投入する作業を自動化することができる。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る刷本束供給装置の概略構成図である。この刷本束供給装置は、図示のように、左から順に、刷本分離部10、刷本搬送部20及び刷本投入部30が連続して配置された構成をしており、これによって、無線綴じ機における走行するボックス状の受入部Bに対し一冊分の刷本束Sを背側を下にして供給する。
この刷本束供給装置では、刷本分離部10のベルトコンベア11に丁合済みの刷本束を平積みした状態から行う。そして、まず平積みされた刷本束S(図は4冊分)をベルトコンベア11にてリフター12のところまで搬送する。次いで、リフター12に載せられた刷本束Sは、ばねコロ13とプッシャー14を用いた分離機構にて一冊分の刷本束Sに分離される。この場合、ばねコロ13をリフター12の上方に配置しておき、刷本束Sをリフター12にて上昇させて刷本の上面基準で位置決めを行うことにより、常にほぼ一定の押圧力をばねコロ13によって加えることができる。このようにして位置決めを完了した後、エアシリンダ等のプッシャー14にて刷本束Sを横から押し出すことにより、一冊分の刷本束Sを分離する。
これは、上部のばねコロ13により各刷本に対してほぼ均一に力が掛かり各刷本間で摩擦が働くようになるため、図2(a)から図2(b)に示すように、プッシャー14との接触面より外側で最も摩擦が少ない面がずれることになる。そのため事前に分離させたい面の滑り性を高めておくことにより、当該面で分離させることができる。ここでは、一冊分の刷本束Sの区切りに広告頁などの摩擦係数の小さな紙を用いるなどして、一冊分の刷本束Sを分離させるようにする。また、事前に分離させたい面にアンチブロッキング材等を塗布して滑り性を高めておくようにしてもよい。
刷本分離部10で刷本束Sを一冊分に分離させた後、続く刷本搬送部20では、その一冊分ずつの刷本束Sが順次コンベア21により順次搬送され、ストッパ22で停止させられてから、一つずつ刷本投入部30の回転台31へと移し替えられる。コンベア21としてはローラーコンベアを用いたアキュームコンベアを用いているので、搬送される刷本束Sはストッパ22で停止させられ、次の刷本束Sはその停止した刷本束Sに当たって停止することになり、その動作を繰り返すことにより刷本束Sをある程度滞留させることができる。また、コンベア21の速度とプッシャー14の押し速度を同等とすることで、慣性力による刷本束Sの崩れを防ぐことができる。
刷本投入部30では、刷本搬送部20のコンベア21から押し出される刷本束Sを回転台31上に受け入れる。そして、刷本束Sが水平状態の回転台31上に移載されると、図3(a)から図3(b)に示すように、刷本束Sをエアシリンダ32でクランプし、このクランプ状態で回転台31を軸33の周りで90度回転させてから、刷本束Sを無線綴じ機のボックス状の受入部Bに落とし込むようにして投入する。この場合、必要に応じてモーター、ロータリーアクチュエータ、リンク機構やカム機構などを用いて回転や移動を行うことで、任意の位置にある受入部Bのところまで運ぶようにすることができる。また、刷本Sを把持するクランプ部分にエアシリンダ32を用いることで、容易にクランプ力の調整を行えるようになるため、クランプによる刷本への圧痕の付着、クランプ力不足による移動中の刷本束落下の2点への対応が可能となる。
なお、無線綴じ機における走行するボックス状の受入部Bに投入する一冊分の刷本束Sは、背側を下にして投入するため、図1では刷本分離部10での刷本束Sの向きは背を右側にしておく必要がある。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明してきたが、本発明による刷本束供給装置は、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは当然のことである。
10 刷本分離部
11 ベルトコンベア
12 リフター
13 ばねコロ
14 プッシャー
20 刷本搬送部
21 コンベア
22 ストッパ
30 刷本供給部
31 回転台
32 エアシリンダ
33 軸
S 刷本束
B 受入部
11 ベルトコンベア
12 リフター
13 ばねコロ
14 プッシャー
20 刷本搬送部
21 コンベア
22 ストッパ
30 刷本供給部
31 回転台
32 エアシリンダ
33 軸
S 刷本束
B 受入部
Claims (1)
- 無線綴じ機における走行するボックス状の受入部に対し一冊分の刷本束を背側を下にして供給する装置であって、平積みされた刷本束の上部から力を加えた状態で一冊分の刷本束を横から押し出す刷本分離部と、刷本分離部から押し出された一冊分の刷本束を順次搬送する刷本搬送部と、刷本搬送部により送られてくる一冊分の刷本束を両側からクランプした状態で無線綴じ機のボックス状の受入部に投入する刷本投入部とを備えたことを特徴とする刷本束供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008216221A JP2010052839A (ja) | 2008-08-26 | 2008-08-26 | 刷本束供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008216221A JP2010052839A (ja) | 2008-08-26 | 2008-08-26 | 刷本束供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010052839A true JP2010052839A (ja) | 2010-03-11 |
Family
ID=42069181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008216221A Pending JP2010052839A (ja) | 2008-08-26 | 2008-08-26 | 刷本束供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010052839A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104326128A (zh) * | 2014-08-29 | 2015-02-04 | 武汉智迅创源科技发展股份有限公司 | 一体化自动打包封箱喷码堆垛生产线 |
CN105366392A (zh) * | 2015-12-15 | 2016-03-02 | 东莞市高浩实业投资有限公司 | 一种刹车片铆接自动送料的方法和设备 |
CN105704553A (zh) * | 2014-11-24 | 2016-06-22 | 乐视致新电子科技(天津)有限公司 | 调节智能电视开机广告音量的方法和播放器 |
-
2008
- 2008-08-26 JP JP2008216221A patent/JP2010052839A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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