JP2858755B2 - 増幅回路 - Google Patents

増幅回路

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JP2858755B2
JP2858755B2 JP63224039A JP22403988A JP2858755B2 JP 2858755 B2 JP2858755 B2 JP 2858755B2 JP 63224039 A JP63224039 A JP 63224039A JP 22403988 A JP22403988 A JP 22403988A JP 2858755 B2 JP2858755 B2 JP 2858755B2
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雅憲 藤沢
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、ヘッドホンテープレコーダ等に用いられる
増幅回路に関するもので、特に低電圧で動作するととも
にアイドリング電流が安定な増幅回路に関する。
(ロ)従来の技術 特開昭59−99808号公報第1図に示される如く、低電
圧で動作するA級増幅回路が、従来より知られている。
第2図は、前記A級増幅回路を示す回路図で、エミッタ
が共通に定電流トランジスタ(1)に接続されて差動増
幅動作を行なう第1及び第2トランジスタ(2)及び
(3)と、前記第1トランジスタ(2)のコレクタ電流
を反転して取り出すダイオード(4)と第1出力トラン
ジスタ(5)とから成る電流ミラー回路と、前記第2ト
ランジスタ(3)のコレクタ電流を反転して取り出すダ
イオード(6)と第2出力トランジスタ(7)とから成
る電流ミラー回路と、前記第2出力トランジスタ(7)
のコレクタ電流を反転するダイオード(8)と第3出力
トランジスタ(9)とから成る電流ミラー回路とによっ
て構成されている。
このA級増幅回路は、VBE+2VCE≒0.85V(ただし、V
BEはトランジスタのベース・エミッタ間立上り電圧で0.
65V、VCEはトランジスタのコレクタ・エミッタ間飽和電
圧で0.1V)程度の低電圧で正常動作を行なうことが出来
る。
その為、このA級増幅回路は、低電圧電源(例えば、
1.5Vの乾電池)を使用する機器に用いることが出来る。
(ハ)発明が解決しようとする課題 ところで、例えば1.5Vの乾電池を使用する機器の回路
では、その最低動作保証電圧が0.9V程度に設定されてい
るので、第2図の回路を用いれば十分である。しかしな
がら、モータを搭載した機器に第2図の回路を用いる
と、モータの回転に起因するリップルが電源ラインに混
入し、電源電圧の値を0.85V以下までに瞬時的に低下さ
せてしまうので前記回路が不動作になるという問題があ
った。その為、更に低電圧で動作可能な増幅回路が求め
られていた。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、上述の点に鑑み成されたもので、エミッタ
が共通接続された第1及び第2トランジスタと、 該第1及び第2トランジスタの共通エミッタに出力側
が接続され、前記第1及び第2トランジスタの動作電流
源として動作する第1電流ミラー回路と、 定電流源と、 入力側が前記定電流源に、出力側が前記第1電流ミラ
ー回路の入力側に接続された第2電流ミラー回路と、 該第2電流ミラー回路に流れる電流と等しい電流を前
記第1及び第2トランジスタに供給する第3及び第4ト
ランジスタと、 ベースが前記第1及び第2トランジスタのコレクタに
接続され、エミッタが接地された第1及び第2出力トラ
ンジスタと、 該第1出力トランジスタのコレクタに入力側が接続さ
れた第3電流ミラー回路とから成ることを特徴とする。
(ホ)作用 本発明に依れば、差動接続された第1及び第2トラン
ジスタのコレクタ電流の和電流と、その共通エミッタに
流れる電流の値を等しく定電流源によって定めるととも
に、前記第1及び第2トランジスタの差電流を増幅する
第1及び第2出力トランジスタのエミッタを接地するよ
うにしているので、低電圧で動作可能であるとともにア
イドリング電流を安定にすることが出来る。
(ヘ)実施例 第1図は、本発明の一実施例を示す回路図で、(10)
は入力端子、(11)はエミッタが共通接続された第1及
び第2トランジスタ(12)及び(13)からなる差動増幅
回路、(14)はダイオード接続型のトランジスタ(15)
と該トランジスタ(15)と電流ミラー関係に接続された
トランジスタ(16)及び(17)とからなる電流ミラー回
路、(18)は定電流源、(19)はダイオード接続型のト
ランジスタ(20)と該トランジスタ(20)と電流ミラー
関係に接続されたトランジスタ(21)とから成る第2電
流ミラー回路、(22)及び(23)は前記トランジスタ
(20)と電流ミラー関係に接続された第3及び第4トラ
ンジスタ、(24)及び(25)は前記第1及び第2トラン
ジスタ(12)及び(13)のコレクタがそれぞれベースに
接続され、エミッタが接地された第1及び第2出力トラ
ンジスタ、(26)はダイオード接続型のトランジスタ
(27)と該トランジスタ(27)と電流ミラー関係に接続
されたトランジスタ(28)とから成る第3電流ミラー回
路、(29)は出力端子(30)とアースとの間に接続され
た負荷抵抗である。
第1図の回路において、入力端子(10)に入力信号が
印加されない無信号時における、アイドリング電流を求
める。トランジスタ(21)、第3及び第4トランジスタ
(22)及び(23)に流れる電流をICP、トランジスタ(1
5),(16)及び(17)のベース電流をIB、コレクタ電
流をI′CN、第1トランジスタ(12)のベース電流をI
BIN1、コレクタ電流をICN1、第2トランジスタ(13)の
ベース電流をIBIN2、コレクタ電流をICN2とすると、前
記コレクタ電流I′CNは I′CN=ICP−3IB ……(1) となり、第1及び第2トランジスタ(12)及び(13)の
共通エミッタに流れる電流2I′CNは 2I′CN=IBIN1+ICN1+IBIN2+ICN2 ……(2) となる。差動増幅回路(11)がバランス状態でトランジ
スタの電流増幅率βが等しいとすると、第(2)式は となり、第(3)式より、電流ICNは ICN=I′CN−IBIN ……(4) となる。第(4)式に第(1)式を代入すると ICN=ICP−3IB−IBIN ……(5) となる。ここで、第1及び第2出力トランジスタ(24)
及び(25)のベース電流をI′とすると、 I′=ICP−ICN ……(6) となるので、第(6)式に第(5)式を代入するとベー
ス電流I′は I′=ICP−(ICP−3IB−IBIN) =3IB−IBIN ……(7) となる。その為、第1及び第2出力トランジスタ(24)
及び(25)のコレクタ電流をIOとすれば、IOは IO=β(I′)=β(3IB−IBIN) ……(8) となる。ここで、βIB=I′CN,βIBIN=ICNであるから
第(8)式は IO=3I′CN+ICN ……(9) となる。そこで第(9)式に第(1)式及び第(5)式
を代入すると IO=4ICP−12IB−IBIN ……(10) となる。
ところで、βIBIN=ICNと第(4)式より βIBIN=I′CN−IBIN ……(11) となり、又 BIB=I′CN ……(12) であるので、第(11)式及び第(12)式より電流IBINとなる。そこで、第(13)式を第(10)式に代入する
と、電流Ioとなり、β/(β+1)≒1とすると IO=4ICP−13IB ……(15) となる。第(15)式において、一般に電流ICPは電流IB
に比べ100倍程度の値に設定されるので、電流IBの値に
よる影響は許容誤差範囲内に納まる。例えば、電流IBは βIB=I′CN=ICP−3IB ……(16) と表わされるので第(16)式より となる。ここで、電流ICPを50μA、βを100とし、第
(17)式に代入するとIBは IB≒0.49μA ……(18) となる。そこで、ICP=50μAとIB=0.49μAを第(1
5)式に代入すれば、その第1項の値は200μAとなり第
2項の値は6.37μAとなる。第2項の値は第1項の値に
対して約3%となるが、一般にアイドリグ電流の値に対
して3%は許容誤差範囲内である。その為、第1図の回
路におけるアイドリング電流の値は、実質的に電流ICP
即ち定電流源(18)の値に応じて任意に定めることが出
来る。又、の時第(15)式から明らかな如く、電流IO
電流増幅率βの影響を受けないのでIC化などに際して問
題となる温度変化などによる影響を受けず常に一定のア
イドリング電流を流すことが出来る。
次に最大出力電流IOmaxを求める。前記電流IOmaxは、
電流I′の最大値をI′Bmaxとすると IOmax=β・I′Bmax ……(19) となる。電流I′Bmaxは I′Bmax=ICP ……(20) となるので、第(19)式及び第(20)式より電流IOmax
は IOmax=β・ICP ……(21) となる。ここで第(21)式に前述の数値を代入すると、
電流IOmaxは IOmax=100×50μA=5mA となる。従って、第1図の回路によればアイドリング電
流(206.37μA)の24倍程度の最大出力電流(5mA)を
得ることが出来る。
又、第1図の増幅回路は、VBE+VCE≒0.75Vの電源電
圧で正常に動作するので、モータを搭載した1.5V程度の
低電圧電流塩を使用する機器にも十分利用出来る。
(ト)発明の効果 以上述べた如く本発明に依れば、低電圧で動作すると
ともにアイドリング電流の値を電流源によって任意に定
めることが出来る増幅回路を提供することが出来る。特
にアイドリング電流の値は、電流増幅率βの影響を受け
ずに設定することが出来るので、温度変化の影響を受け
ず安定にすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す回路図、及び第2図
は従来の増幅回路を示す回路図である。 (12),(13)……第1及び第2トランジスタ、(14
……第1電流ミラー回路、(18)……定電流源、(19
……第2電流ミラー回路、(22),(23)……第3及び
第4トランジスタ、(24),(25)……第1及び第2出
力トランジスタ、(26)……第3電流ミラー回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小久保 憲一 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−108557(JP,A) 特開 昭55−35542(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エミッタが共通接続された第1及び第2ト
    ランジスタと、 該第1及び第2トランジスタの共通エミッタに出力側が
    接続され、前記第1及び第2トランジスタの動作電流源
    として動作するとともに、前記第1及び第2トランジス
    タのコレクタ電流の和と略等しい電流を発生する第1電
    流ミラー回路と、 定電流源と、 入力側が前記定電流源に、出力側が前記第1電流ミラー
    回路の入力側に接続された第2電流ミラー回路と、 該第2電流ミラー回路に流れる電流と等しい電流を前記
    第1及び第2トランジスタに供給する第3及び第4トラ
    ンジスタと、 ベースが前記第1及び第2トランジスタのコレクタに接
    続され、エミッタが接地された第1及び第2出力トラン
    ジスタと、 該第1出力トランジスタのコレクタに入力側が接続され
    た第3電流ミラー回路とから成り、 前記第3電流ミラー回路の出力側と前記第2出力トラン
    ジスタのコレクタとの接続点より出力信号を得るように
    したことを特徴とする増幅回路。
  2. 【請求項2】前記第3及び第4トランジスタは、エミッ
    タとベースが前記第2電流ミラー回路を構成するトラン
    ジスタのエミッタとベースにそれぞれ接続されるととも
    にコレクタがそれぞれ前記第1及び第2トランジスタの
    コレクタに接続されたことを特徴とする請求項第1項記
    載の増幅回路。
  3. 【請求項3】前記第3電流ミラー回路の出力端と前記第
    1又は第2トランジスタのベースとの間に帰還回路を有
    することを特徴とする請求項第1項記載の増幅回路。
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JPS5858843B2 (ja) * 1978-09-05 1983-12-27 株式会社東芝 演算増幅回路

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