JP2857277B2 - 磁気ディスク装置の回路パラメータ制御装置 - Google Patents

磁気ディスク装置の回路パラメータ制御装置

Info

Publication number
JP2857277B2
JP2857277B2 JP4060817A JP6081792A JP2857277B2 JP 2857277 B2 JP2857277 B2 JP 2857277B2 JP 4060817 A JP4060817 A JP 4060817A JP 6081792 A JP6081792 A JP 6081792A JP 2857277 B2 JP2857277 B2 JP 2857277B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
circuit
information
filter
magnetic disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4060817A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05266587A (ja
Inventor
猛彦 坪井
俊彦 松田
昭一 清水
雅子 好満
広行 間瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP4060817A priority Critical patent/JP2857277B2/ja
Priority to US08/021,329 priority patent/US5638225A/en
Priority to DE4308352A priority patent/DE4308352C2/de
Priority to DE4345432A priority patent/DE4345432B4/de
Publication of JPH05266587A publication Critical patent/JPH05266587A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2857277B2 publication Critical patent/JP2857277B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
    • G11B20/10046Improvement or modification of read or write signals filtering or equalising, e.g. setting the tap weights of an FIR filter
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/12Formatting, e.g. arrangement of data block or words on the record carriers
    • G11B20/1217Formatting, e.g. arrangement of data block or words on the record carriers on discs
    • G11B20/1258Formatting, e.g. arrangement of data block or words on the record carriers on discs where blocks are arranged within multiple radial zones, e.g. Zone Bit Recording or Constant Density Recording discs, MCAV discs, MCLV discs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/02Recording, reproducing, or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B5/027Analogue recording
    • G11B5/035Equalising

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Digital Magnetic Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、読出信号の波形等化に
エレクトリックフィルタを用いた磁気ディスク装置等の
磁気ディスク装置の回路パラメータ制御装置に関し、特
にヘッド毎に最適パラメータに制御して書込み及び読出
しを行う磁気ディスク装置の回路パラメータ制御装置に
関する。近年の小型ディスク装置は、コンピュータシス
テムの小型化と高性能化に伴ってさらに大容量化、高密
度化が求められている。
【0002】このため磁気ヘッドや磁気ディスク媒体の
物理特性、媒体上の記録位置、記録周波数に対し、従来
よりさらに適切なローパスフィルタ、波形等価回路、パ
ルス検出レベルの設定をする必要がある。
【0003】
【従来の技術】従来の磁気ディスク装置においては、磁
気ヘッドや磁気ディスク媒体の組み合わせ等の差によっ
て適切なリードパスフィルタや波形等価回路の回路特
性、更に読取信号のピーク検出に使用するパルス検出レ
ベルの適切な値が異なってくる。そこで磁気ヘッドが位
置するシリンダ位置(媒体の中心からの磁気ヘッドの半
径位置)に応じてリードパスフィルタや波形等価回路の
回路特性及びパルス検出レベルを切り換えるようにして
いる。
【0004】この切換に使用する回路特性やピーク検出
レベルとしては、従来、統計的な手法により求めた値を
使用する場合が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、統計的
手法を用いて求めたリードパスフィルタや波形等価回路
の特性を決める設定値およびパルス検出レベルを使用し
ていたのでは、ある磁気ヘッドと磁気ディスク媒体の組
み合わせが、シリンダ位置に応じて切換えた設定値によ
って有効にデータを読み出し得るかどうかは統計的確率
でしか与えられず、必ずしも最適値が設定できるとは限
らない。
【0006】また高密度化によってローパスフィルタ、
波形等価回路、パルス検出レベルの設定許容範囲がより
狭くなっている上に、さらに磁気ディスクの容量を増や
すために磁気ディスク媒体および磁気ヘッドの数を増や
した場合には、統計的に求めた設定値では全ての磁気ヘ
ッドが有効にデータを読み出し得る確率がさらに減るこ
とになる。
【0007】その結果、装置の歩留りを低下させるだけ
でなく、磁気ヘッドによっては設定値が許容範囲の限界
ぎりぎりとなる場合があり、装置全体の安定性と信頼性
を下げる等の問題があった。本発明は、このような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、固有の磁気ヘッドと
磁気ディスクとの組合せに適合した最適な設定値を使用
した回路パラメータの設定をヘッド単位、更にはシリン
ダ単位に可能にして装置の最適化と歩留りの改善を図り
信頼性を向上するようにした磁気ディスク装置の回路パ
ラメータ制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。まず本発明は、情報の記録及び再生に関する
回路パラメータの情報を予め記録した複数の磁気記録媒
体10と、複数の磁気記録媒体毎に設けられた複数の磁
気ヘッド12と、複数の磁気ヘッド12のいずれか1つ
を選択して前記磁気記録媒体10に情報を書込む書込手
段14と、複数の磁気ヘッド12のいずれか1つを選択
して磁気記録媒体10から情報を読出す読出手段16
と、更に読出手段16に設けられ、磁気ヘッド12から
の読取信号に波形等化を施すと共にフィルタ特性を外部
からの信号で可変設定可能なエレクトリックフィルタ1
8とを備えた磁気ディクス装置を対象とする。
【0009】[第1発明;請求項1〜15] このような磁気ディスク装置につき本願の第1発明とし
ての回路パラメータ制御装置にあっては、装置の使用開
始時に読出手段16により磁気記録媒体10に予め記録
された情報を読出し、磁気ヘッド毎に少なくともエレク
トリックフィルタ18を含む回路パラメータの最適値を
格納した設定値テーブル22を作成するテーブル作成手
段20と、書込手段14による書込動作または読出手段
16による読出動作に先立ち、指定された磁気ヘッド1
2に対応する設定値テーブル22の設定値を読出してエ
レクトリックフィルタ18を含む回路部の回路パラメー
タを制御する制御手段24とを備えたことを特徴とす
る。
【0010】ここで複数の磁気記録媒体10の各々に
は、エレクトリックフィルタ18のフィルタ特性に関す
る情報が記録され、テーブル作成手段20は、磁気ヘッ
ド毎に使用するエレクトリックフィルタ18の最適フィ
ルタ特性値を格納した設定値テーブル22を作成する。
また複数の磁気記録媒体10の各々には、エレクトリッ
クフィルタ18のフィルタ特性に関する情報がシリンダ
毎に分けて記録し、テーブル作成手段20は、磁気ヘッ
ド毎に且つシリンダ毎に分けて使用するエレクトリック
フィルタ18の最適フィルタ特性値を格納した設定値テ
ーブル22を作成してもよい。
【0011】更にエレクトリックフィルタ18のフィル
タ特性に関する情報を複数シリンダを含む所定のゾーン
毎に分けて磁気記録媒体10記録し、テーブル作成手段
20は、磁気ヘッド毎に且つ所定のゾーン毎に分けて使
用するエレクトリックフィルタ18の最適フィルタ特性
値を格納した設定値テーブル22を作成してもよい。こ
のゾーン分割の場合、制御手段24は、指定シリンダの
書込時又は読出時に使用するエレクトリックフィルタ1
8の回路パラメータを、設定値テーブル22に格納した
ゾーン設定値の補間計算により求めて制御することもで
きる。
【0012】複数の磁気記録媒体10の各々に記録する
エレクトリックフィルタ18に関連する設定値としは、
遮断周波数Fcとブースト値Fb、更にはいずれ一方を
決める回路パラメータが記録され、テーブル作成手段2
0は、磁気ヘッド毎に使用するエレクトリックフィルタ
18の遮断周波数Fcとブースト値Fb、更にはいずれ
一方を決める回路パラメータを格納した設定値テーブル
22を作成する。
【0013】またテーブル作成手段20は、情報読出時
に使用する回路パラメータを固定的に記憶したROMテ
ーブル26を備え、ROMテーブル26の回路パラメー
タに回路部を制御した後に磁気記録媒体10に予め記録
された回路パラメータに関する情報を読出す。この場
合、情報読出時に使用する回路パラメータを複数種類、
固定的に記憶したROMテーブル26を備え、ROMテ
ーブル26の回路パラメータに回路部を制御した後に磁
気記録媒体10に予め記録された回路パラメータに関す
る情報を読出し、情報読出ができなかった場合にはRO
Mテーブル26の他の回路パラメータに回路部を制御し
て再度読出しを試みるようにしてもよい。
【0014】また回路パラメータが固定的に記憶された
ROMテーブル26の値に制御されている状態でも、磁
気記録媒体10に予め記録している回路パラメータに関
する情報の読出しを確実にするため、回路パラメータの
媒体記録密度を低く設定しておく方法もある。具体的に
は媒体書込み時の転送速度を低く設定する。更に、磁気
記録媒体10に対する回路パラメータの関する情報の記
録は、周速度の低い最内周に記録することが望ましい。
この理由は、転送速度の早い外周をできるだけユーザ領
域して使用する方が、装置としてのコストパフォーマン
スが上がるからである。これは特に後述する一定密度記
録CDRのとき効果がある。
【0015】更に、複数の磁気記録媒体10の各々に
は、エレクトリックフィルタ18のフィルタ特性に関す
る情報に加えて読出信号のピーク値を検出するパルス検
出レベル、書込補償時間、書込電流が記録され、テーブ
ル作成手段20は、磁気ヘッド毎に使用するエレクトリ
ックフィルタ18の最適フィルタ特性値に加えてパルス
検出レベル、書込補償時間、書込電流の少なくともいず
れか1つを格納した設定値テーブル22を作成するよう
にしてもよい。
【0016】さらに、書込手段14は、内周シリンダか
ら外周シリンダまでの単位情報当りの物理的記録長が一
定となるように記録周波数を可変して書込む定密度記録
CDR(Constant Density Recording)を行い、磁気記
録媒体10には定密度記録CDRを行う各シリンダの記
録周波数に適合した回路パラメータが予め記録され、テ
ーブル作成手段20は磁気ヘッド毎で且つシリンダ毎に
記録周波数に適合した回路パラメータを格納した設定値
テーブル22を作成し、制御手段24は指定された磁気
ヘッドとシリンダに対応する設定値テーブル22の回路
パラメータに回路部を制御することを特徴とする。
【0017】この定密度記録CDRについては、ゾーン
毎に記録集に適合した回路パラメータを格納した設定値
テーブル22を作成し、指定された磁気ヘッドとシリン
ダの含まれるゾーンに対応する設定値テーブル22の回
路パラメータに回路部を制御するようにしてもよい。 [第2発明;請求項1620] また本願の第2発明としての磁気記録装置の回路パラメ
ータ制御装置にあっては、装置の使用開始時に書込手段
14により磁気記録媒体10に孤立波形を記録した後に
孤立波形を読出手段16により読出して読出孤立波形の
半値幅を計測する計測手段と、孤立波形の半値幅に対応
したエレクトリックフィルタ18の最適特性を与える回
路パラメータを固定的に記憶したROMテーブル26
と、計測手段で計測した半値幅に対応する回路パラメー
タの最適値をROMテーブル26から読出して磁気ヘッ
ド毎に格納した設定値テーブル22を作成するテーブル
作成手段20と、書込手段14による書込動作または読
出手段16よる読出動作に先立ち、指定された磁気ヘ
ッドに対応する設定値テーブル22の設定値を読出して
エレクトリックフィルタ18の特性を制御する制御手段
24とを備えたことを特徴とする。
【0018】ここで計測手段は、通常の書込クロックに
対し十分低い周波数の書込クロックを使用してビット1
を示す1−7ランレングス符号又は2−7ランレングス
符号を連続して書込み、書込後に書込時と同じ読出クロ
ックで符号を読出すことで孤立波形の書込と読出しを行
う。また計測手段は、磁気記録媒体10のシリンダ毎に
孤立波形の半値幅を計測し、テーブル作成手段20は、
磁気ヘッド毎に且つシリンダ毎に分けて使用するエレク
トリックフィルタ18の最適フィルタ特性値を格納した
設定値テーブル22を作成する。
【0019】また磁気記録媒体10を所定シリンダ毎の
ゾーンに分割して孤立波形の半値幅を計測し、テーブル
作成手段20は、ゾーン毎に分けて使用するエレクトリ
ックフィルタ18の最適フィルタ特性値を格納した設定
値テーブル22を作成する。このゾーン分割の場合、制
御手段24は、指定シリンダの書込又は読出時に使用す
るエレクトリックフィルタ18の回路パラメータを、設
定値テーブル22に格納したゾーン設定値の補間計算に
より求めて制御する。
【0020】
【作用】このような構成を備えた本発明の磁気記憶装置
の回路パラメータ制御装置によれば、装置の電源を投入
してスピンドルモータが定常回転に達した後、特定の磁
気ヘッド12を磁気記録媒体10の例えば波形等化用の
エレクトリックフィルタ18に関する情報が書かれた位
置へ移動させ、この情報を読出して設定値テーブル22
をRAM等のメモリ上に作成し、以後、上位からリード
命令が来ると、磁気ヘッドを選択して目的シリンダにシ
ークさせると同時に設定値テーブル22から読出た設定
値に制御することで最適フィルタ特性を設定し、データ
の読出動作を実行することができる。
【0021】またエレクトリックフィルタ18の制御に
限らず、パルス検出レベル、書込補償時間、書込電流等
の回路パラメータについても全く同様に制御して最適特
性を設定できる。更に、磁気ヘッドにより磁気記録媒体
に孤立波形を書込んだ後に読出して孤立波形の半値幅を
計測し、この計測値に対応したROMテーブルの設定値
を読出して磁気ヘッド毎にフィルタ特性を与える設定値
テーブルを作成して制御する場合にも、同様にして磁気
ヘッドが切り換わっても常に最適フィルタ特性による読
出動作ができる。
【0022】
【実施例】 <目次> 1.ハードウェア構成 2.エレクトリックフィルタ 3.処理動作 4.設定値テーブルの作成処理 5.定密度記録装置への適用 6.孤立波形の半値幅から設定値テーブルを作成する処
理 1.ハードウェア構成 図2は本発明の一実施例を示した実施例構成図である。
【0023】図2において、15はディスクエンクロー
ジャであり、ブラシレスDCモータを用いたスピンドル
モータ28により定速回転される複数の磁気ディスク1
0を備える。磁気ディスク10の記録面に対しては磁気
ヘッド12が配置され、この実施例にあっては7つの磁
気ヘッドを使用している。7つの磁気ヘッド12の内の
1つはサーボ情報の読出しに使用するサーボヘッドであ
り、残り6つの磁気ヘッド12が情報の書込みまたは読
出しに使用される。磁気ヘッド12はVCMを用いたヘ
ッドアクチュエータ30により磁気ディスク10の半径
方向に制御される。
【0024】磁気ヘッド12からの信号線はヘッドIC
回路30に接続される。ヘッドIC回路30は複数の磁
気ヘッド1のいずれか1つを選択接続する切換回路と、
ヘッドの読出しと書込みを切り換える切換回路と、更に
書込み側については書込ランプを、読出し側については
プリアンプを備える。ヘッドIC回路30に続くリード
系統にはAGC回路32,エレクトリックフィルタ1
8、及びパルス検出回路34が設けられる。一方、ライ
ト系統には書込補償回路44が設けられる。
【0025】AGC回路32はヘッドIC回路30によ
り得られた読出信号の自動利得制御を行うメインアンプ
として動作する。エレクトリックフィルタ18はAGC
回路30により得られた読出信号に波形等化を施す。こ
のエレクトリックフィルタ18は外部からの制御信号に
より遮断周波数Fc[MHz]とブースト値[dB]を
自由に制御することができる。パルス検出回路34はエ
レクトリックフィルタ18で波形等化を受けた読出信号
のピーク値を検出してパルス列を作り出す。
【0026】36はリード/ライト制御回路であり、デ
ータ弁別部37、エンコード・デコード部38、フォー
マット制御部40及びバッファメモリ42を備える。リ
ード/ライト制御回路36は内部バス52を介してドラ
イブ用MPU48に接続され、また内部バス52を介し
て上位装置との通信処理を行うインタフェース用MPU
46に接続される。
【0027】また、ドライブ用MPU48の内部バス5
2にはROM54,RAM56,サーボ情報復調回路5
0,アクチュエータ制御回路58及びスピンドルモータ
制御回路60が接続される。ROM54にはドライブ用
MPU48で実行する制御プログラムが格納されてお
り、この制御プログラムに従ってドライブ用MPU48
はディスクエンクロージャ15の磁気ディスク10に対
する書込制御,読出制御、スピンドルモータ28の回転
制御、ヘッドアクチュエータ30によるシーク及びファ
インのサーボ制御を行う。
【0028】サーボ情報復調回路50によるサーボ情報
の復調は、AGC回路32で得られたサーボヘッドから
の読取信号をピークホールド回路65に入力してピーク
ホールドし、更にADコンバータ64取り込んでポジシ
ョン信号等を行っている。このような磁気ディスク装置
に対し本発明の回路パラメータ制御装置にあっては、デ
ィスクエンクロージャ15に設けた磁気ディスク10の
それぞれの例えば周速度が最も遅い最インナのシリンダ
位置に、磁気ディスク10と磁気ヘッド12の対応する
組合せについて書込系及び読出系の回路特性を最適化す
るパラメータの設定値を予め書き込んでいる。
【0029】この磁気ディスク10に予め書き込む回路
パラメータ設定値としては、例えばエレクトリックフィ
ルタ18のフィルタ特性を決める設定値及びパルス検出
回路34のパルス検出レベルとする。勿論、書込補償回
路44に対する書込補償時間やヘッドIC回路30に設
けられた書込ランプの書込電流等の値を設定値として予
め記録しておいても良い。
【0030】ドライブ用MPU48はそのプログラム制
御により、図1の原理図に示したテーブル作成手段20
及び制御手段24としての機能を実現する。また、RA
M56には、図1に示した設定値テーブル22が格納さ
れ、更にROM54には図1に示したROMテーブル2
6が格納される。本願の第1発明において、ドライブ用
MPU48のプログラム制御により実現されるテーブル
作成手段20は、磁気ディスク装置の電源を投入した使
用開始時に磁気ディスク10に予め記録された回路パラ
メータの設定に関する情報を読み出し、例えば磁気ヘッ
ド毎に回路パラメータの最適値を格納した設定値テーブ
ル22をRAM56上に作成する。
【0031】RAM56上に作成する設定値テーブル2
2としては、磁気ヘッド毎に最適値を格納する以外に、
更に磁気ディスク10のシリンダを複数ゾーンに分け、
ゾーン毎に最適値を設定した設定値テーブル22を作成
しても良い。勿論、シリンダ毎に作成しても良いが、情
報量が増えることからゾーン毎に作成し、ゾーン内のシ
リンダ位置を判別してゾーン設定値から補間計算を行っ
てシリンダ毎の設定値を求めるようにしてもよい。
【0032】また、ドライブ用MPU48のプログラム
制御により実現される制御手段24はインタフェース制
御用MPU46を介して上位装置よりリードコマンドあ
るいはライトコマンドを受領した際に、コマンドで指定
されるヘッド番号及びシリンダ番号に基づいてRAM5
6の設定値テーブル22を参照し、ヘッド番号及びシリ
ンダ番号に対応する設定値を読み出して対応する回路部
を読み出した設定値に制御した後、書込動作あるいは読
出動作を行う。
【0033】勿論、設定値テーブル22の設定値に回路
パラメータを制御すると同時に、アクチュエータ制御回
路58を動作して磁気ヘッド12を磁気ディスク10の
指定シリンダ位置に移動するシーク制御を行い、指定シ
リンダに到達してトラッキング制御(ファイン制御)に
切り換えた段階では各回路パラメータは設定値テーブル
22から読み出された値への制御が完了し、直ちに書込
動作または読出動作ができるようにする。
【0034】設定値テーブル22に基づく回路パラメー
タの制御のため、エレクトリックフィルタ18に対して
はDAコンバータ62が設けられ、ドライブ用MPU4
8は設定値テーブル22から読み出された遮断周波数F
c及びブースト値Fbを与える各設定値データをDAコ
ンバータ62,63に指示し、DAコンバータ62,6
3からのアナログ制御電流によりエレクトリックフィル
タ18のフィルタ特性が制御される。
【0035】またパルス検出回路34に対しては設定値
テーブル22の設定値として読み出されたパルス検出レ
ベルをパルス検出回路34に設定するDAコンバータ6
6が設けられている。更に、AGC回路32の入力段に
はADコンバータ68が設けられているが、このADコ
ンバータ68は第1発明では使用せず、後の説明で明ら
かにする本願の第2発明において装置使用開始時に磁気
ディスク10から読み出した孤立波形をサンプリングし
てドライブ用MPU48に与えるために使用する。 2.エレクトリックフィルタ 図2において、本発明の回路パラメータ制御装置は主に
読出信号の波形等化を行うエレクトリックフィルタ18
のフィルタ特性を最適値に制御することを意図している
ことから、エレクトリックフィルタ18を詳細に説明す
ると次のようになる。
【0036】図3(a)は図2のエレクトリックフィル
タの実施例構成図である。図3(a)において、このエ
レクトリックフィルタ18は従来、波形等化に使用して
いた余弦等化回路の代わりに使用されたもので、外部か
らの制御信号により遮断周波数Fc及びブースト値Fb
を任意に設定してフィルタ特性を変えることができる。
【0037】図3(a)のエレクトリックフィルタは2
次ローパスフィルタ(2次LPF)70、2次ハイパス
フィルタ(2次HPF)72、減衰器74、加算器7
6、2次ローパスフィルタ(2次LPF)78,80及
び1次ローパスフィルタ(1次LPF)82で構成され
る。即ち、2次となる1つのHPFと合計で7次となる
4つのLPFを組み合わせたものである。
【0038】ここで、各フィルタの伝達関数は次のよう
になる。 2次LPF76=a0 /(S2 +a1 S+a0 ) 2次HPF78=S2 /(S2 +a1 S+a0 ) 2次LPF80=b0 /(S2 +b1 S+a0 ) 2次LPF82=c0 /(S2 +c1 S+a0 ) 1次LPF84=d0 /(S+d0 ) 但し、S=jΩ=jω/ωc 従って、エレクトリックフィルタ18の伝達関数Aは A=VOUT /VIN ={a0000 (1−GS)}/{S2 +a1 S+a0 ) (S2 +b1 S+a0 )(S2 +c1 S+a0 )(S+d0 )} となり、従来の波形等化に用いた余弦等化回路と同様に
高域強調の周波数特性をもつことによって読出波形のパ
ルススリミングが可能となり、波形干渉によるピークシ
フトを抑えることができる。
【0039】またエレクトリックフィルタ18は従来の
余弦等化回路に対し次の点で有利である。 ディレイラインを必要としない。 リードデータまでの信号処理を差動回路で行うことが
できる。 余弦等化回路で最適な等化を行う場合には、ディレイ
ラインを複数個必要とするが、1つのエレクトリックフ
ィルタで最適な等化を行うことができる。
【0040】図4は図3(a)に示したエレクトリック
フィルタの具体的なフィルタ特性の一例を示した説明図
である。図4において、特性84はカットオフ周波数F
c=11.09MHz、ブースト=10.75dBとし
た場合のエレクトリックフィルタの特性を示す。また、
特性86はブーストFb=0dBとした場合の特性であ
る。
【0041】ここで、エレクトリックフィルタの高域強
調特性を決めるブーストFbの定義は、ブーストFb=
0dBとしたときの特性86において、ゲインが3dB
ダウンしたカットオフ周波数Fcのa点から特性84の
b点がどれくらいゲインアップしたかを示している。本
発明にあっては、図3(a)に示すように、2次ローパ
スフィルタ70,78,80、2次ハイパスフィルタ7
2、及び1次ローパスフィルタ82の利得Gを調整する
ことでカットオフ周波数Fcを制御する。例えば最終段
の1次ローパスフィルタ82を例にとると,図3(b)
に示すように、アンプ85、コンデンサ87、加算点8
8及びアンプ90で構成される。
【0042】ここで1次ローパスフィルタ82の伝達関
数は、図3(c)のように、 ω0 /(S+ω0 ) で表わされる。ここでコンデンサ86の容量をCとする
と,ω0 は、 ω0 =G/C となり、ω0 =2πfcであることから、カットオフ周
波数fcは、 fc=G/2πC となる。従ってアンプ85,90の利得Gを変化させれ
ば1次ローパスフィルタ82のカットオフ周波数fcを
調整することができる。
【0043】この点は他のフィルタについても同様であ
り、利得Gの調整によってエレクトリックフィルタ18
全体としてのカットオフ周波数Fcを制御できる。一
方、ブースト値Fbについては、減衰器74の減衰定数
Kを変化させることで制御できる。 3.処理動作 図5は図2の磁気ディスク装置における制御処理の概略
を示したジェネリックフローチャートである。
【0044】図5において、磁気ディスク装置の電源を
投入するとドライブ用MPU48による制御のもとに、
まずスピンドルモータ制御回路60がスピンドルモータ
28をステップS1で起動する。続いてステップS2で
スピンドルモータ28の回転数が予め定めた定常回転に
達したか否か監視しており、定常回転に達するとステッ
プS3に進み、設定値テーブル22を作成するための処
理に進む。このデータテーブルの作成処理の詳細は図6
にサブルーチンとして示している。
【0045】ステップS3で設定値テーブルの作成が済
むとステップS4に進んで上位装置からのリードコマン
ドあるいはライトコマンドの受領を監視しており、コマ
ンドを受領するとステップS5でコマンドで指定された
ヘッド番号及びシリンダ番号により設定値テーブル22
を参照し、対応する設定値を読み出して例えばリードコ
マンドであればエレクトリックフィルタ18及びパルス
検出回路に設定値をセッティングして、指定された磁気
ヘッド及びシリンダ位置に対応した最適なフィルタ特性
及びパルス検出レベルに制御する。
【0046】勿論、回路パラメータの設定制御と同時に
アクチュエータ制御回路58によって磁気ヘッド12を
磁気ディスク10の目的トラックにシークし、目的トラ
ックに到達したときには既にエレクトリックフィルタ1
8及びパルス検出回路34の回路パラメータが最適値に
設定されている。続いてステップS6でリードまたはラ
イトを実行し、再びステップS4のコマンド受領判別に
戻り、以下、一連の処理を繰り返す。 4.設定値テーブルの作成処理 図6は図5のステップS3に示したデータテーブルの作
成処理を詳細に示したフローチャートである。
【0047】この図6の設定値テーブル22の作成処理
にあっては、図2に示したドライブ用MPU48のRO
M54に、磁気ディスク10に予め記録された回路パラ
メータに関する情報を読み出す際に各回路パラメータの
値を設定するための設定値を固定的に格納したROMテ
ーブル26が準備されている。図7は図6の設定値テー
ブル22の作成処理で使用されるROM54に固定的に
格納されたROMテーブル26の一例を示した説明図で
ある。
【0048】図7のROMテーブル26にあっては、デ
ータ番号0〜M毎にエレクトリックフィルタ18のフィ
ルタ定数としてカットオフ周波数Fc0〜FcMとブー
スト値Fb0〜FbMを格納し、また同様にしてパルス
検出回路34で使用するパルス検出レベル電圧V0〜V
Mを格納している。このROMテーブル26に格納した
設定値は従来の統計的手法により得られた設定値であ
り、1種類の設定値では読出しができない恐れがあるこ
とから、統計的に得られたデータ番号0〜Mの複数種類
の設定値を格納しており、データ番号の順番に読み出し
て回路パラメータを制御し、もしリードできなかった場
合には次のデータ番号の設定値に制御してリトライを行
うようにしている。
【0049】また回路パラメータに関する情報は、調整
用シリンダ内の各ディスク面毎に同じ情報が書き込まれ
ており、万一、ヘッド番号=0の指定で回路パラメータ
に関する情報の読出しに失敗した場合でも、次のヘッド
番号へ順次切替えてリトライすることで、確実に読出し
できるようにしている。このため、ROMテーブル26
の統計的手法で得た設定値であっても、いくつかの種類
の設定値を使用することで最適な回路パラメータの設定
値が不明な状態にあっても確実に予め磁気ディスク10
に記憶されている回路パラメータに関する情報を読み出
して設定値テーブル22を作成することが可能となる。
【0050】ここで回路パラメータが固定的に記憶され
たROMテーブル26の値に制御されている状態でも、
磁気記録媒体10に予め記録している回路パラメータに
関する情報の読出しを確実にするため、回路パラメータ
の媒体記録密度を低く設定しておくことが望ましい。具
体的には媒体書込み時の転送速度を低く設定する。更
に、磁気記録媒体10に対する回路パラメータの関する
情報の記録は、周速度の低い最内周に記録することが望
ましい。この理由は、転送速度の早い外周をできるだけ
ユーザ領域して使用する方が、装置としてのコストパフ
ォーマンスが上がるからである。これは特に後述する一
定密度記録CDRのとき効果がある。
【0051】図6の設定値テーブル22の作成処理にあ
っては、まずステップS0で調整用シリンダに磁気ヘッ
ド10をシークする。続いてステップS1でヘッドアド
レスを0番にセットし、最初の磁気ヘッド1を選択す
る。続いてステップS2で図7に示したROMテーブル
26のデータ番号N=0を設定し、ROMテーブル26
のN=0番のデータを参照して設定値を読み出す。
【0052】次にステップS4でROMテーブル26の
N=0番から読み出したカットオフ周波数Fc0及びブ
ースト値Fb0となるように設定値をエレクトリックフ
ィルタ18に設定し、フィルタ特性を制御する。続いて
ステップS5でROMテーブル26のN=0番の参照デ
ータパルス検出レベルをパルス検出回路34に設定して
パルス検出レベルを制御する。
【0053】続いてステップS6でヘッドアドレス0番
の磁気ヘッドにより最内周の調整用シリンダ位置に書き
込まれた回路パラメータに関する情報のデータリードを
実行する。ステップS7で回路パラメータに関する情報
が読めたか否かチェックし、読めた場合にはステップS
8に進み、RAM56に準備されている設定値テーブル
22に読み出した回路パラメータに関する情報を格納す
る。
【0054】次にステップS9で最終ヘッドか否か判別
し、最終ヘッドでなければステップS10でヘッドアド
レスをインクリメントした後、再びステップS2に戻
り、ヘッドアドレス1番について同様の処理を繰り返
す。一方、ステップS7で回路パラメータに関する情報
が正常に読めなかった場合にはステップS11に進み、
図7に示したROMテーブル26のデータ番号Nを1つ
インクリメントしてN=1とし、ステップS12で最終
データ番号Mか否かチェックした後、ステップS3に戻
り、次のデータ番号N=2番のROMテーブル26を参
照してフィルタ定数及びパルス検出レベルの設定制御を
行う。
【0055】以下、ステップS7で回路パラメータに関
する情報が読めるまでデータ番号Nをインクリメント
し、異なったフィルタ定数及びパルス検出レベルを使用
して回路パラメータに関する情報の読出しをリトライす
る。万一、最終データ番号Mでもデータが読出せなかっ
た場合には、ステップS10に進み、ヘッドアドレスを
1つインクリメントしてステップS2に戻り、次のヘッ
ドに切替えた状態で再度、ROMテーブル26の1番目
からのデータを使用したリトライを開始する。
【0056】以上の処理の繰返しによりステップS9で
全てのヘッドアドレスについての処理が終了すると、図
5のメインルーチンにリターンする。図8は図6の処理
により作成された設定値テーブル22の具体例を示した
説明図である。図8の設定値テーブル22にあっては、
磁気ディスクに予めヘッド番号に加えて内周シリンダか
ら外周シリンダまでを3つのゾーンに分け、回路パラメ
ータの設定値を予め記憶した場合を例にとっており、従
って作成された設定値テーブル22のヘッド番号に対し
シリンダ番号0〜500、501〜1000、1001
〜1500の3つのゾーンに分けてフィルタ定数として
カットオフ周波数Fc[MHz]及びブースト値Fb
[dB]及び検出レベル電圧を格納している。
【0057】勿論、設定値テーブル22に格納されるフ
ィルタ定数としてはカットオフ周波数Fc及びブースト
値Fbの値が格納される訳ではなく、実際にはこれらの
カットオフ周波数及びブースト値の値を与える図3に示
したエレクトリックフィルタに対する減衰器74の減衰
定数Kや各フィルタの周波数特性を決める電圧値等が格
納される。 5.定密度記録装置への適用 図9は図2の磁気ディスク装置における磁気ディスク1
0に対する記録装置を示したもので、シリンダ位置の如
何に関わらず記録周波数は常に一定である。このため、
データ1ビット当りの記録周期は常に一定となるため、
周速度の遅い内周側のシリンダでは物理的なデータ1ビ
ットの記録長は短くなる。一方、周速度の高い外周側シ
リンダではデータ1ビットの物理的な記録長は長くな
る。
【0058】このように記録周波数を一定とした磁気デ
ィスク10に対する記録装置にあっては、外周シリンダ
にいくほど記録密度が低下し、高密度化を妨げる。そこ
で、図10に示すように、全シリンダを例えば4つのゾ
ーンZ00,Z01,Z10,Z11に分け、どのゾーンにおい
てもデータ1ビットの物理的な記録長が同じになるよう
にゾーン毎に書込周波数を変えて行う定密度記録装置
(CDR)がある。
【0059】この定密度記録装置(CDR)によれば、
磁気ディスク10の外側のゾーンは内側のゾーンより記
録できる容量が大きくなり、図9に示した一定周波数で
記録している装置に比べ約1.4倍に記録容量を増やす
ことができる。本発明の回路パラメータ制御装置は図1
0に示すような定密度記録装置(CDR)を採用した磁
気ディスク装置における書込時及び読出時の回路パラメ
ータの制御に最適である。
【0060】即ち、磁気ディスク10のゾーンZ00〜Z
11毎に記録周波数が異なることから、読出動作における
エレクトリックフィルタ18のフィルタ特性も各記録周
波数に適合した特性に制御しなければならない。そこ
で、磁気ディスク10の例えば最内周シリンダにゾーン
00〜Z11毎に予め決めた最適なエレクトリックフィル
タのフィルタ定数を書き込んでおくことで、磁気ディス
ク装置の使用時に図6のフローチャートに示した処理に
よって、例えば図11に示すような設定値テーブル22
を作成することができる。
【0061】その結果、上位装置よりリードコマンドを
受けた際には、指定されたヘッド番号とシリンダ番号で
決まるゾーン番号に対応する設定値テーブル22のフィ
ルタ定数を読み出してエレクトリックフィルタ18のフ
ィルタ特性を制御することにより各ゾーンの記録周波数
に適合した最適なフィルタ特性を設定して確実にリード
動作を行うことができる。勿論、記録周波数の相違に加
えて、磁気ディスク10と磁気ヘッド12の組合せによ
るバラ付きも考慮したフィルタ定数の設定ができ、最適
な読出動作を可能とする。
【0062】この点は書込動作についても同様であり、
ヘッド番号及びゾーン番号に対応して書込補償時間や書
込電流等の記録情報を読み出して設定値テーブル22を
作成し、ライトコマンドを受けた際に設定値テーブル2
2を参照して対応する回路パラメータを最適値に制御し
た書込動作ができる。 6.孤立波形の半値幅から設定値テーブルを作成する処
理 図12は本願の第2発明による制御処理を示したフロー
チャートである。本願の第2発明にあっては、磁気ディ
スク装置の使用時に磁気ディスクに孤立波形を実際に書
き込み、この孤立波形を読み出して半値幅を計測し、計
測した半値幅に対応して予めROMテーブルに格納して
いるエレクトリックフィルタの最適フィルタ定数を読み
出して設定値テーブル22を作成するようにしたことを
特徴とする。
【0063】この本願の第2発明を実現する磁気ディス
ク装置の構成は、図2において孤立波形を測定するため
のADコンバータ68をAGC回路32の入力段に設け
ることで実現でき、それ以外の構成は本願の第1発明と
同じになる。また、本願の第2発明を実現するため、R
OM54のROMテーブル26には図13に示すよう
に、孤立波形の半値幅Wiに対応したエレクトリックフ
ィルタ18の最適フィルタ定数としてカットオフ周波数
Fci及びブースト値Fbiが固定的に格納されてい
る。
【0064】この本願の第2発明による磁気ディスク装
置の制御処理は、全体的な制御は図5に示した本願の第
1発明と同じになる。この内、図5のステップS3の設
定値テーブル22の作成処理が図12のサブルーチンに
示すようになる。図12に示す本願の第2発明の設定値
テーブルの作成処理にあっては、まずステップS1で調
整シリンダ位置に磁気ヘッド12をシークし、予め固定
的に定めたフィルタ定数をエレクトリックフィルタ18
にステップS2で設定制御し、ステップS3でヘッドア
ドレスを最初の0番にセットする。
【0065】続いてステップS4でヘッドアドレス0番
の磁気ヘッドを使用して対応する磁気ディスクの調整シ
リンダ位置に孤立波形を書き込む。この孤立波形の書込
みは通常の書込クロック周波数が例えば36MHzであ
った場合には、これに対し十分に低い書込クロック周波
数、例えば0.5MHzを使用して1−7ランレングス
符号または2−7ランレングス符号のビット1を連続的
に書き込む。
【0066】続いてステップS5で書き込んだ孤立波形
を同じヘッドアドレス0番の磁気ヘッド10を使用して
読み出し、ステップS6で半値幅Wiを検出する。この
半値幅Wiの検出は図2のAGC回路32の前段に設け
たADコンバータでヘッドIC回路30のプリアンプよ
り出力された読出信号のビット1を示す孤立波形をサン
プリングしてドライブ用MPU48に与え、ドライブ用
MPU48のプログラム制御により実現される計測手段
により検出する。
【0067】続いてステップS7で検出した半値幅Wi
の値により図13に示すROMテーブル26を参照して
最適フィルタ定数を読み出してラッチする。続いてステ
ップS8で全ヘッドを終了したか否かチェックし、終了
していなければステップS10でヘッドアドレスを1つ
インクリメントし、同様にステップS4〜S7の処理を
繰り返す。
【0068】ステップS8で全ヘッドの処理が終了した
ことが判別されとステップS9に進み、RAM56の設
定値テーブル22に半値幅の検出に基づいて得られた最
適フィルタ定数を格納して設定値テーブル22を作成し
て、図5のメインルーチンに戻る。この図12の第2発
明におけるテーブル作成処理のように、磁気ディスク1
0側に回路パラメータに関する情報を記憶せず、実際に
装置を使用する際に孤立波形の書込みと読出しによって
半値幅を求めて半値幅から最適フィルタ定数を求めて設
定値テーブルを作成することで、実際の装置の状況に、
より適合した最適値に回路パラメータを制御し、より高
い信頼性と安定性を得ることができる。
【0069】図14は図12のテーブル作成処理により
得られた本願の第2発明に使用する設定値テーブル22
の具体例を示したもので、この例にあってはヘッド番号
毎に計測した半値幅に対応して求められたフィルタ定数
としてカットオフ周波数Fcとブースト値Fbを格納し
ている。また、半値幅の計測に基づいて作成する設定値
テーブル22としては、ヘッド番号に加え、例えば図8
に示したように所定シリンダ毎のゾーンに分け、ゾーン
毎に孤立波形の書込みと読出しを行って半値幅に対応し
たフィルタ定数を求めて、ヘッド番号及びゾーン番号毎
にフィルタ定数を設定してもよい。
【0070】このようにゾーン毎に分けてフィルタ定数
を設定した設定値テーブル22を使用する場合には、更
に最適化した回路パラメータの設定制御を可能とするた
め、コマンドで指定されたシリンダ番号のフィルタ定数
をテーブルに格納されたゾーン設定値を用いた直線補間
計算により求めて、最適値に設定制御するようにしても
よい。
【0071】また、ドライブ用MPU48に設けた制御
手段24によるリードコマンドあるいはライトコマンド
に対する設定値テーブル22を用いた回路パラメータの
設定制御は、磁気ヘッド12の目的シリンダに対するシ
ーク完了までに回路パラメータの設定制御を完了する必
要があることから、回路パラメータの設定制御用に高速
処理が可能なDSPを使用し、シーク完了と同時に回路
パラメータが最適値に設定制御できるようにしておくこ
とが望ましい。
【0072】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、装置毎のバラ付きや磁気ヘッドと磁気ディスク、更
にはシリンダ位置によるライト系及びリード系の信号の
変化に対応した最適な回路パラメータの設定制御がで
き、高密度記録であっても装置の歩留を向上し、また使
用状態における装置の信頼性と安定性を大幅に向上でき
る。
【0073】また、磁気ディスク装置の仕様が変わって
も部品の交換や切換えを必要とせず、磁気ディスクある
いは装置のROMに設けている回路パラメータに関する
情報を書き換えるだけで簡単に最適回路パラメータの設
定制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の実施例構成図
【図3】図2のエレクトリックフィルタの実施例構成図
【図4】エレクトリックフィルタの周波数特性図
【図5】本発明による回路パラメータ制御を含む磁気デ
ィスク装置の処理動作を示したジェネリックフローチャ
ート
【図6】本願の第1発明による設定値テーブルの作成処
理を示したフローチャート
【図7】図6のテーブル作成処理で使用するROMテー
ブルの説明図
【図8】図6の処理で作成された設定値テーブルの説明
【図9】記録周波数を一定とした場合のデータビット1
の記録長を示した説明図
【図10】シリンダ位置に応じて記録周波数を変化させ
る定密度記録装置を示した説明図
【図11】図10の定密度記録装置に第1発明を適用し
た場合に作成される設定値テーブルの説明図
【図12】孤立波形の半値幅に基づいて設定値を作成す
る本願の第2発明による設定値テーブルの作成処理を示
したフローチャート
【図13】図12のテーブル作成処理に使用される半値
幅に対する回路パラメータを格納したROMテーブルの
説明図
【図14】図12の処理で作成された設定値テーブルの
説明図
【符号の説明】
10:磁気記録媒体(磁気ディスク) 12:磁気ヘッド 14:書込手段 15:ディスクエンクロージャ 16:読出手段 18:エレクトリックフィルタ 20:テーブル作成手段 22:設定値テーブル 24:制御手段 25:スピンドルモータ 26:ROMテーブル 28:ヘッドアクチュエータ 30:ヘッドIC回路 32:AGC回路 34:パルス検出回路 36:リード/ライト制御回路 38:エンコーダ・デコーダ 40:フォーマット制御部 42:バッファメモリ 44:書込補償回路 46:インタフェース制御用MPU 48:ドライブ用MPU 50:サーボ情報復調回路 52:内部バス 54:ROM 56:RAM 58:アクチュエータ制御回路 60:スピンドルモータ制御回路 62,66:DAコンバータ 64,68:ADコンバータ 70,78,80:2次ローパスフィルタ 72:2次ハイパスフィルタ 74:減衰器 76:加算器 82:1次ローパスフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 好満 雅子 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 間瀬 広行 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−84706(JP,A) 特開 昭62−75976(JP,A) 特開 平2−166670(JP,A) 特開 平3−176802(JP,A) 特開 平2−214007(JP,A) 特開 平4−34764(JP,A) 特開 平1−165070(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 20/10

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報の記録及び再生に関する回路パラメー
    タの情報を予め記録した複数の磁気記録媒体(10)
    と、 該複数の磁気記録媒体毎に設けられた複数の磁気ヘッド
    (12)と、 該複数の磁気ヘッド(12)のいずれか1つを選択して
    前記磁気記録媒体(10)に情報を書込む書込手段(1
    4)と、 前記複数の磁気ヘッド(12)のいずれか1つを選択し
    て前記磁気記録媒体(10)から情報を読出す読出手段
    (16)と、 前記読出手段(16)に設けられ、前記磁気ヘッド(1
    2)からの読取信号に波形等化を施すと共にフィルタ特
    性を外部からの信号で可変設定可能なエレクトリックフ
    ィルタ(18)と、 装置の使用開始時に前記読出手段(16)により前記磁
    気記録媒体(10)に予め記録された情報を読出し、前
    記磁気ヘッド毎に少なくとも前記エレクトリックフィル
    タ(18)を含む回路パラメータの最適値を格納した設
    定値テーブル(22)を作成するテーブル作成手段(2
    0)と、 前記書込手段(14)による書込動作または読出手段
    (16)による読出動作に先立ち、指定された磁気ヘッ
    ドに(12)に対応する前記設定値テーブル(22)の
    設定値を読出して前記エレクトリックフィルタ(18)
    を含む回路部の回路パラメータを制御する制御手段(2
    4)と、 を有し、前記テーブル作成手段(20)は、情報読出時に使用す
    る回路パラメータを固定的に記憶したROMテーブル
    (26)を備え、該ROMテーブル(26)の回路パラ
    メータに回路部を制御した後に前記磁気記録媒体(1
    0)に予め記録された回路パラメータに関する情報を読
    出す ことを特徴とする磁気ディクス装置の回路パラメー
    タ制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の磁気ディクス装置の回路パ
    ラメータ制御装置に於いて、前記複数の磁気記録媒体
    (10)の各々には、前記エレクトリックフィルタ(1
    8)のフィルター特性に関する情報が記録され、前記テ
    ーブル作成手段(20)は、磁気ヘッド毎に使用する前
    記エレクトリックフィルタ(18)の最適フィルタ特性
    値を格納した設定値テーブル(22)を作成することを
    特徴とする磁気ディクス装置の回路パラメータ制御装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の磁気ディクス装置の回路パ
    ラメータ制御装置に於いて、前記複数の磁気記録媒体
    (10)の各々には、前記エレクトリックフィルタ(1
    8)のフィルタ特性に関する情報がシリンダ毎に分けて
    記録され、前記テーブル作成手段(20)は、磁気ヘッ
    ド毎に且つシリンダ毎に分けて使用する前記エレクトリ
    ックフィルタ(18)の最適フィルタ特性値を格納した
    設定値テーブル(22)を作成することを特徴とする磁
    気ディクス装置の回路パラメータ制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の磁気ディクス装置の回路パ
    ラメータ制御装置に於いて、前記複数の磁気記録媒体
    (10)の各々には、前記エレクトリックフィルタ(1
    8)のフィルタ特性に関する情報が複数シリンダを含む
    所定のゾーン毎に分けて記録され、前記テーブル作成手
    段(20)は、磁気ヘッド毎に且つ所定のゾーン毎に分
    けて使用する前記エレクトリックフィルタ(18)の最
    適フィルタ特性値を格納した設定値テーブル(22)を
    作成することを特徴とする磁気ディクス装置の回路パラ
    メータ制御装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の磁気ディクス装置の回路パ
    ラメータ制御装置に於いて、前記制御手段(24)は、
    指定シリンダの書込時又は読出時に使用する前記エレク
    トリックフィルタ(18)の回路パラメータを、前記設
    定値テーブル(22)に格納したゾーン設定値の補間計
    算により求めて制御することを特徴とする磁気ディクス
    装置の回路パラメータ制御装置。
  6. 【請求項6】請求項2,3,4記載の磁気ディクス装置
    の回路パラメータ制御装置に於いて、前記複数の磁気記
    録媒体(10)の各々には、前記エレクトリックフィル
    タ(18)の遮断周波数(Fc)を決める回路パラメー
    タが記録され、前記テーブル作成手段(20)は、磁気
    ヘッド毎に使用する前記エレクトリックフィルタ(1
    8)の遮断周波数(Fc)を決める回路パラメータを格
    納した設定値テーブル(22)を作成することを特徴と
    する磁気ディクス装置の回路パラメータ制御装置。
  7. 【請求項7】請求項2,3,4記載の磁気ディクス装置
    の回路パラメータ制御装置に於いて、前記複数の磁気記
    録媒体(10)の各々には、前記エレクトリックフィル
    タ(18)のブースト値(Fb)を決める回路パラメー
    タが記録され、前記テーブル作成手段(20)は、磁気
    ヘッド毎に使用する前記エレクトリックフィルタ(1
    8)のブースト値(Fb)を決める回路パラメータを格
    納した設定値テーブル(22)を作成することを特徴と
    する磁気ディクス装置の回路パラメータ制御装置。
  8. 【請求項8】請求項2,3,4記載の磁気ディクス装置
    の回路パラメータ制御装置に於いて、前記複数の磁気記
    録媒体(10)の各々には、前記エレクトリックフィル
    タ(18)の遮断周波数(Fc)とブースト値(Fb)
    を決める回路パラメータが記録され、前記テーブル作成
    手段(20)は、磁気ヘッド毎に使用する前記エレクト
    リックフィルタ(18)の遮断周波数(Fc)とブース
    ト値(Fb)を決める回路パラメータを格納した設定値
    テーブル(22)を作成することを特徴とする磁気ディ
    クス装置の回路パラメータ制御装置。
  9. 【請求項9】請求項1記載の磁気ディクス装置の回路パ
    ラメータ制御装置に於いて、前記テーブル作成手段(2
    0)は、前記ROMテーブル(26)の回路パラメータ
    に回路部を制御した後に前記磁気記録媒体(10)に予
    め記録された回路パラメータに関する情報を読出した際
    に情報読出ができなかった場合には前記ROMテーブル
    (26)の他の回路パラメータに回路部を制御して再度
    読出しを試みることを特徴とする磁気ディクス装置の回
    路パラメータ制御装置。
  10. 【請求項10】請求項1記載の磁気ディクス装置の回路
    パラメータ制御装置に於いて、前記磁気記録媒体(1
    0)の周速度の最も遅い最内周シリンダに回路パラメー
    タに関する情報を予め記録したことを特徴とする磁気デ
    ィクス装置の回路パラメータ制御装置。
  11. 【請求項11】請求項1記載の磁気ディクス装置の回路
    パラメータ制御装置に於いて、前記複数の磁気記録媒体
    (10)の各々には、前記エレクトリックフィルタ(1
    8)のフィルタ特性に関する情報に加えて読出信号のピ
    ーク値を検出するパルス検出レベル、書込補償時間、書
    込電流が記録され、前記テーブル作成手段(20)は、
    磁気ヘッド毎に使用する前記エレクトリックフィルタ
    (18)の最適フィルタ特性値に加えてパルス検出レベ
    ル、書込補償時間、書込電流の少なくともいずれか1つ
    を格納した設定値テーブル(22)を作成することを特
    徴とする磁気ディクス装置の回路パラメータ制御装置。
  12. 【請求項12】請求項1記載の磁気ディクス装置の回路
    パラメータ制御装置に於いて、前記書込手段(14)
    は、内周シリンダから外周シリンダまでの単位情報当り
    の物理的記録長が一定となるように記録周波数を可変し
    て書込む定密度記録を行い、前記磁気記録媒体(10)
    には該定密度記録を行う各シリンダの記録周波数に適合
    した回路パラメータが予め記録され、前記テーブル作成
    手段(20)は磁気ヘッド 毎で且つシリンダ毎に記録周
    波数に適合した回路パラメータを格納した設定値テーブ
    ル(22)を作成し、前記制御手段(24)は指定され
    た磁気ヘッドとシリンダに対応する前記設定値テーブル
    (22)の回路パラメータに回路部を制御することを特
    徴とする磁気ディクス装置の回路パラメータ制御装置。
  13. 【請求項13】請求項1記載の磁気ディクス装置の回路
    パラメータ制御装置に於いて、前記書込手段(12)
    は、内周シリンダから外周シリンダまでを複数ゾーンに
    分割して各ゾーンにおける単位情報当りの物理的記録長
    が一定となるように記録周波数をゾーン毎に可変して書
    込む定密度記録を行い、前記磁気記録媒体(10)には
    該定密度記録を行う各ゾーンの記録周波数に適合した回
    路パラメータが予め記録され、前記テーブル作成手段
    (20)は磁気ヘッド毎で且つゾーン毎に記録周波数に
    適合した回路パラメータを格納した設定値テーブル(2
    2)を作成し、前記制御手段(24)は、指定された磁
    気ヘッドとシリンダの含まれるゾーンに対応する前記設
    定値テーブル(22)の回路パラメータに回路部を制御
    することを特徴とする磁気ディクス装置の回路パラメー
    タ制御装置。
  14. 【請求項14】情報の記録及び再生に関する回路パラメ
    ータの情報を予め記録した複数の磁気記録媒体(10)
    と、 該複数の磁気記録媒体毎に設けられた複数の磁気ヘッド
    (12)と、 該複数の磁気ヘッド(12)のいずれか1つを選択して
    前記磁気記録媒体(10)に情報を書込む書込手段(1
    4)と、 前記複数の磁気ヘッド(12)のいずれか1つを選択し
    て前記磁気記録媒体(10)から情報を読出す読出手段
    (16)と、 前記読出手段(16)に設けられ、前記磁気ヘッド(1
    2)からの読取信号に波形等化を施すと共にフィルタ特
    性を外部からの信号で可変設定可能なエレクトリックフ
    ィルタ(18)と、 装置の使用開始時に前記読出手段(16)により前記磁
    気記録媒体(10)に 予め記録された情報を読出し、前
    記磁気ヘッド毎に少なくとも前記エレクトリックフィル
    タ(18)を含む回路パラメータの最適値を格納した設
    定値テーブル(22)を作成するテーブル作成手段(2
    0)と、 前記書込手段(14)による書込動作または読出手段
    (16)による読出動作に先立ち、指定された磁気ヘッ
    ドに(12)に対応する前記設定値テーブル(22)の
    設定値を読出して前記エレクトリックフィルタ(18)
    を含む回路部の回路パラメータを制御する制御手段(2
    4)と、 を有し、 前記テーブル作成手段(20)は、情報読出時に使用す
    る回路パラメータを固定的に記憶したROMテーブル
    (26)を備え、該ROMテーブル(26)の回路パラ
    メータに回路部を制御した後に前記磁気記録媒体(1
    0)に予め記録された回路パラメータに関する情報を読
    出し、 前記書込手段(12)は、内周シリンダから外周シリン
    ダまでを複数ゾーンに分割して各ゾーンにおける単位情
    報当りの物理的記録長が一定となるように記録周波数を
    ゾーン毎に可変して書込む定密度記録を行い、前記磁気
    記録媒体(10)には該定密度記録を行う各ゾーンの記
    録周波数に適合した回路パラメータが予め記録され、前
    記テーブル作成手段(20)は磁気ヘッド毎で且つゾー
    ン毎に記録周波数に適合した回路パラメータを格納した
    設定値テーブル(22)を作成し、前記制御手段(2
    4)は、指定された磁気ヘッドとシリンダの含まれるゾ
    ーンに対応する前記設定値テーブル(22)の回路パラ
    メータに回路部を制御し、 前記回路パラメータの情報は、前記シリンダのうち最も
    内側のシリンダに記録される ことを特徴とする磁気ディ
    クス装置の回路パラメータ制御装置。
  15. 【請求項15】情報の記録及び再生に関する回路パラメ
    ータの情報を予め記録した複数の磁気記録媒体(10)
    と、 該複数の磁気記録媒体毎に設けられた複数の磁気ヘッド
    (12)と、 該複数の磁気ヘッド(12)のいずれか1つを選択して
    前記磁気記録媒体(10)に情報を書込む書込手段(1
    4)と、 前記複数の磁気ヘッド(12)のいずれか1つを選択し
    て前記磁気記録媒体(10)から情報を読出す読出手段
    (16)と、 前記読出手段(16)に設けられ、前記磁気ヘッド(1
    2)からの読取信号に波形等化を施すと共にフィルタ特
    性を外部からの信号で可変設定可能なエレクトリックフ
    ィルタ(18)と、 装置の使用開始時に前記読出手段(16)により前記磁
    気記録媒体(10)に予め記録された情報を読出し、前
    記磁気ヘッド毎に少なくとも前記エレクトリックフィル
    タ(18)を含む回路パラメータの最適値を格納した設
    定値テーブル(22)を作成するテーブル作成手段(2
    0)と、 前記書込手段(14)による書込動作または読出手段
    (16)による読出動作に先立ち、指定された磁気ヘッ
    ドに(12)に対応する前記設定値テーブル(22)の
    設定値を読出して前記エレクトリックフィルタ(18)
    を含む回路部の回路パラメータを制御する制御手段(2
    4)と、 を有し、 前記テーブル作成手段(20)は、情報読出時に使用す
    る回路パラメータを固定的に記憶したROMテーブル
    (26)を備え、該ROMテーブル(26)の回路パラ
    メータに回路部を制御した後に前記磁気記録媒体(1
    0)に予め記録された回路パラメータに関する情報を読
    出し、 前記書込手段(12)は、内周シリンダから外周シリン
    ダまでを複数ゾーンに分割して各ゾーンにおける単位情
    報当りの物理的記録長が一定となるように記録周波数を
    ゾーン毎に可変して書込む定密度記録を行い、前記磁気
    記録媒体(10)には該定密度記録を行う各ゾーンの記
    録周波数に適合した回路パラメータが予め記録され、前
    記テーブル作成手段(20)は磁気ヘッド毎で且つゾー
    ン毎に記録周波数に適合した回路パラメータを格納した
    設定値テーブル(22)を作成し、前記制御手段(2
    4)は、指定された磁気ヘッドとシリンダの含まれるゾ
    ーンに対応する前記設定値テーブル(22)の回路パラ
    メータに回路部を制御し、 前記回路パラメータの情報は、読出/書込周波数が最も
    低い前記ゾーンのうちの一つに記録される ことを特徴と
    する磁気ディクス装置の回路パラメータ制御装置。
  16. 【請求項16】複数の磁気記録媒体(10)と、 該複数の磁気記録媒体毎に設けられた複数の磁気ヘッド
    (12)と、 該複数の磁気ヘッド(12)のいずれか1つを選択して
    前記磁気記録媒体(10)に情報を書込む書込手段(1
    4)と、 前記複数の磁気ヘッド(12)のいずれか1つを選択し
    て前記磁気記録媒体(10)から情報を読出す読出手段
    (16)と、 前記読出手段(16)に設けられ、前記磁気ヘッド(1
    2)からの読取信号に波形等化を施すと共にフィルタ特
    性を外部からの信号で可変設定可能なエレクトリックフ
    ィルタ(18)と、 装置の使用開始時に前記書込手段(14)により前記磁
    気記録媒体(10)に孤立波形を記録した後に該孤立波
    形を前記読出手段(16)により読出して該読出孤立波
    形の半値幅を計測する計測手段と、 孤立波形の半値幅に対応した前記エレクトリックフィル
    タ(18)の最適特性を与える回路パラメータを固定的
    に記憶したROMテーブル(26)と、 前記計測手段で計測した半値幅に対応する回路パラメー
    タの最適値を前記ROMテーブル(26)から読出して
    前記磁気ヘッド毎に格納した設定値テーブル(22)を
    作成するテーブル作成手段(20)と、 前記書込手段(14)による書込動作または読出手段
    (16)よる読出動作に先立ち、指定された磁気ヘッド
    に対応する前記設定値テーブル(22)の設定値を読出
    して前記エレクトリックフィルタ(18)の特性を制御
    する制御手段(24)と、 を備えた ことを特徴とする磁気ディクス装置の回路パラ
    メータ制御装置。
  17. 【請求項17】請求項16記載の磁気ディクス装置の回
    路パラメータ制御装置に於いて、前記計測手段は、通常
    の書込クロックに対し十分低い周波数の書込クロックを
    使用してビット1を示す1−7ランレングス符号又は2
    −7ランレングス符号を連続し て書込み、該書込後に書
    込時と同じ周波数の読出クロックで前記符号を読出すこ
    とで孤立波形の書込と読出しを行うことを特徴とする磁
    気ディクス装置の回路パラメータ制御装置。
  18. 【請求項18】請求項16記載の磁気ディクス装置の回
    路パラメータ制御装置に於いて、前記計測手段は、前記
    磁気記録媒体(10)のシリンダ毎に孤立波形の半値幅
    を計測し、前記テーブル作成手段(20)は、磁気ヘッ
    ド毎に且つシリンダ毎に分けて使用する前記エレクトリ
    ックフィルタ(18)の最適フィルタ特性値を格納した
    設定値テーブル(22)を作成することを特徴とする磁
    気ディクス装置の回路パラメータ制御装置。
  19. 【請求項19】請求項16記載の磁気ディクス装置の回
    路パラメータ制御装置に於いて、前記計測手段は、前記
    磁気記録媒体(10)を所定シリンダ毎のゾーンに分割
    してゾーン毎に孤立波形の半値幅を計測し、前記テーブ
    ル作成手段(20)は、磁気ヘッド毎に且つゾーン毎に
    分けて使用する前記エレクトリックフィルタ(18)の
    最適フィルタ特性値を格納した設定値テーブル(22)
    を作成することを特徴とする磁気ディクス装置の回路パ
    ラメータ制御装置。
  20. 【請求項20】請求項19記載の磁気ディクス装置の回
    路パラメータ制御装置に於いて、前記制御手段(24)
    は、指定シリンダの書込又は読出時に使用する前記エレ
    クトリックフィルタ(18)の回路パラメータを、前記
    設定値テーブル(22)に格納したゾーン設定値の補間
    計算により求めて制御することを特徴とする磁気ディク
    ス装置の回路パラメータ制御装置。
JP4060817A 1992-03-18 1992-03-18 磁気ディスク装置の回路パラメータ制御装置 Expired - Fee Related JP2857277B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4060817A JP2857277B2 (ja) 1992-03-18 1992-03-18 磁気ディスク装置の回路パラメータ制御装置
US08/021,329 US5638225A (en) 1992-03-18 1993-02-23 Magnetic disc apparatus
DE4308352A DE4308352C2 (de) 1992-03-18 1993-03-16 Magnetplattenvorrichtung
DE4345432A DE4345432B4 (de) 1992-03-18 1993-03-16 Magnetplattenvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4060817A JP2857277B2 (ja) 1992-03-18 1992-03-18 磁気ディスク装置の回路パラメータ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05266587A JPH05266587A (ja) 1993-10-15
JP2857277B2 true JP2857277B2 (ja) 1999-02-17

Family

ID=13153288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4060817A Expired - Fee Related JP2857277B2 (ja) 1992-03-18 1992-03-18 磁気ディスク装置の回路パラメータ制御装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5638225A (ja)
JP (1) JP2857277B2 (ja)
DE (2) DE4308352C2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6002538A (en) * 1994-03-18 1999-12-14 Fujitsu, Ltd. PRML regenerating apparatus having adjusted slice levels
KR100506189B1 (ko) * 1996-06-05 2005-09-30 삼성전자주식회사 고정밀 서보제어를 위한 파라미터 보정방법
JP3268729B2 (ja) * 1996-06-27 2002-03-25 株式会社東芝 磁気ディスク装置及び磁気ディスク装置におけるエラー訂正方法
KR0176654B1 (ko) * 1996-06-28 1999-04-15 김광호 하드 디스크 드라이브의 적응형 존 레이아웃 구현방법
KR100241750B1 (ko) * 1996-09-18 2000-02-01 윤종용 자기 디스크 기록장치에 있어서 서보라이트시 기록전류 최적화 방법
US6327108B1 (en) * 1997-08-28 2001-12-04 Seagate Technology Llc Filter calibration method in a disc drive and apparatus
KR100505576B1 (ko) * 1997-12-31 2005-09-26 삼성전자주식회사 모델에 따른 테이블 정보가 기록된 하드디스크를 구비한 하드디스크 드라이브
JPH11339210A (ja) 1998-05-26 1999-12-10 Hitachi Ltd 磁気ディスク装置及びこのパラメータの自動調整方法
US6412058B1 (en) 1999-04-27 2002-06-25 International Business Machines Corporation Adaptive head address re-map for data storage devices
US6560123B1 (en) 1999-06-04 2003-05-06 Astec International Limited Plug-in GMT fuse block
US6530811B1 (en) 1999-06-04 2003-03-11 Astec International Limited Modular distribution assembly
US6315580B1 (en) 1999-06-04 2001-11-13 Astec International Limited PCB connector module for plug-in circuit breakers and fuses
US6556933B1 (en) 1999-10-28 2003-04-29 Seagate Technology Llc Transducer instability detection in a digital channel
JP4084757B2 (ja) * 2004-02-10 2008-04-30 Tdk株式会社 光ヘッド及び光記録再生装置並びにそれを用いた光記録再生方法
KR100761852B1 (ko) * 2006-07-05 2007-09-28 삼성전자주식회사 적응적 시스템 공진 보상 방법 및 장치와 이를 이용한디스크 드라이브
JP2009230788A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Fujitsu Ltd 信号処理回路、磁気記憶装置

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59198514A (ja) * 1983-04-27 1984-11-10 Hitachi Ltd 磁気デイスク装置
US4513254A (en) * 1983-05-16 1985-04-23 International Business Machines Corporation Integrated circuit filter with adjustable characteristics
US4564869A (en) * 1983-11-21 1986-01-14 Eastman Kodak Company Zoned equalization for a magnetic disc
JPS623411A (ja) * 1985-06-28 1987-01-09 Toshiba Corp フロツピ−デイスク装置の読出し回路
JPS6275976A (ja) * 1985-09-27 1987-04-07 Nec Corp 情報記録再生装置
US5107378A (en) * 1986-06-13 1992-04-21 Magnetic Peripherals, Inc. Adaptive magnetic recording and readback system
JPS63177362A (ja) * 1987-01-19 1988-07-21 Nec Corp 磁気記憶装置
US4907100A (en) * 1987-09-24 1990-03-06 Hitachi, Ltd. Readout circuit in magnetic recording device
JPH01165070A (ja) * 1987-12-21 1989-06-29 Hitachi Ltd 波形等化回路
US4945311A (en) * 1988-08-29 1990-07-31 Seagate Technology, Inc. Electronically variable equalizer
JPH02154379A (ja) * 1988-12-06 1990-06-13 Mitsubishi Electric Corp 磁気ディスク装置
JPH02166670A (ja) * 1988-12-20 1990-06-27 Tokico Ltd 磁気ディスク装置
US5120985A (en) * 1989-01-31 1992-06-09 Fujitsu Limited Data reproducing circuit for correcting amplitude variation and peak shift
JPH02214007A (ja) * 1989-02-14 1990-08-27 Nec Corp 磁気ディスク装置の書き込み電流出力回路
EP0390724B1 (en) * 1989-03-31 1995-10-04 Fujitsu Limited Data recording and reproducing circuit
US5087992A (en) * 1989-05-31 1992-02-11 Seagate Technology, Inc. Method for assigning tracks on a magnetic data storage disk to different read/write frequency zones
JPH0312802A (ja) * 1989-06-09 1991-01-21 Fujitsu Ltd イコライザ自動調整方式
JPH0384706A (ja) * 1989-08-29 1991-04-10 Nec Corp 磁気ディスク装置
US5068754A (en) * 1989-11-22 1991-11-26 Seagate Technology, Inc. Method and apparatus for measuring bit shift
JPH03176802A (ja) * 1989-12-04 1991-07-31 Mitsubishi Electric Corp 磁気記憶装置のピークシフト補償方式
JPH0434764A (ja) * 1990-05-28 1992-02-05 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 磁気ディスク
JPH04134706A (ja) * 1990-09-26 1992-05-08 Nec Ibaraki Ltd 磁気ディスク媒体及び磁気ディスク装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE4308352C2 (de) 1998-07-02
US5638225A (en) 1997-06-10
DE4308352A1 (en) 1993-09-23
DE4345432B4 (de) 2010-03-11
JPH05266587A (ja) 1993-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2857277B2 (ja) 磁気ディスク装置の回路パラメータ制御装置
JP2868707B2 (ja) ディスク状記録担体を利用したデータ記録装置の読出チャンネル最適化方法
US6025970A (en) Digital demodulation of a complementary two-frequency servo PES pattern
US5107378A (en) Adaptive magnetic recording and readback system
US5339207A (en) Servo system for providing increased recording density and improved operation of the AGC circuitry
EP0706173B1 (en) Write precompensation optimization in a PRML channel
JP4026989B2 (ja) 磁気ディスク装置および最適オフセット測定方法
JP3483064B2 (ja) 再生装置
KR980011277A (ko) 비터비검출기 임계치를 최적화하는 방법
EP1205911A2 (en) The method of servo writing for magnetic recording system, magnetic recording system
JP3513228B2 (ja) 磁気ディスク装置及び読取波形等化方法
JPH08147887A (ja) 復号回路および再生装置
US5453888A (en) Servo signal noise suppression in a sectored servo system by separating user data from servo data and filtering each with a specific filter
JP2003045120A (ja) ディスク記憶装置及び同装置に適用するリード方法
US7570448B2 (en) Write-once type storage apparatus, control method and record control circuit
US7164261B2 (en) Resonance-frequency measuring method determining a resonance frequency by counting the number of off-track occurrences
JP3042612B2 (ja) 磁気抵抗ヘッドの孤立再生波形規定方法、及びこれを用いた磁気ディスク装置
US5671098A (en) Adaptive preamplifier for resonance tuning useful in a disk drive
US5452147A (en) Data reading mechanism for disk apparatuses for reproducing data and serum information recorded on a recording medium by a multi-zone recording method
JP3021649B2 (ja) 事前補償及び読出し等化装置
JPH10513595A (ja) パーシャルレスポンスリードチャネルにおける信号波の再構成システムおよび方法
JPH0689506A (ja) ディスク再生装置
JPH0714107A (ja) 磁気ディスク装置及び記録電流設定方法
JP3663033B2 (ja) Mrヘッドを用いた磁気ディスク装置及び同装置における再生信号処理方法
JP2821342B2 (ja) ディスク装置のデータ読み出し機構

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19981110

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081127

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081127

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091127

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101127

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101127

Year of fee payment: 12

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101127

Year of fee payment: 12

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101127

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111127

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees