JP2857030B2 - 輸送計画支援装置 - Google Patents

輸送計画支援装置

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JP2857030B2
JP2857030B2 JP19837193A JP19837193A JP2857030B2 JP 2857030 B2 JP2857030 B2 JP 2857030B2 JP 19837193 A JP19837193 A JP 19837193A JP 19837193 A JP19837193 A JP 19837193A JP 2857030 B2 JP2857030 B2 JP 2857030B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄道輸送量の想定を
行い、各鉄道会社の営業方針に基づいて行われる輸送計
画を支援する輸送計画支援装置に関し、特に輸送計画の
評価を速やかに行うことのできる輸送計画支援装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉄道の輸送計画は、車両性能の
改良や線路の改良等と関連しており、鉄道会社において
非常に重要な業務であり、又、多くの制約条件を考慮し
なければいけない複雑な業務である。従来より、鉄道会
社の輸送計画は、人間が紙に書かれた帳表及び図等から
必要なデータを読み取ることにより行われており、実質
的な輸送計画支援装置は提案されていない。
【0003】但し、輸送計画の中での列車ダイヤの作成
装置に関しては、例えば、特開昭61−70574号公
報に示されている。図4は上記公報に記載された従来の
列車ダイヤの作成装置を示すブロック図である。
【0004】図4において、1はCPUを含み種々の演
算機能を有する電子計算機、2は電子計算機1に接続さ
れた文字入出力端末装置、3は電子計算機1の演算結果
としての文字情報及び列車ダイヤグラムを表示する表示
装置、4は座標位置、文字、数値及び指示コマンド等を
電子計算機1に入力するための入力装置、5は電子計算
機1と協動して演算結果及び種々の情報を格納する記憶
装置、7は電子計算機1内の処理結果としての図表及び
帳表等を用紙に出力するための出力装置である。
【0005】次に、図4に示した従来の列車ダイヤの作
成装置の動作について説明する。鉄道輸送計画は、輸送
量を想定した後、各鉄道会社の営業方針に基づいて、車
両の性能並びに線区の条件等に従って、運転曲線を作成
して運転時分を求めると共に、時隔曲線を作成して運転
時隔を求める。
【0006】又、運転時分、運転時隔、列車条件、駅条
件並びに線区の条件等に従って、列車ダイヤを作成し、
この列車ダイヤに充当する車両並びに乗務員の運用ダイ
ヤを作成する。これらの作業は、人間により紙の上で実
施され、関連する作業へのデータの引き渡しは、人間に
より読み取られていた。
【0007】次に、図5のフローチャートを参照しなが
ら、図4に示した列車ダイヤの作成装置の具体的な処理
動作について説明する。まず、前処理として、運転時
分、路線条件及び駅条件等の半固定データを入力し、電
子計算機1に予め組み込む。
【0008】このとき、第一段階として、表示装置3に
ダイヤ作成の基本条件を表示させ、入力装置2を用いて
電子計算機1内に入力する。即ち、ダイヤ作成の条件及
び方針を提示する(ステップS1)と共に、輸送力(列
車種別及び本数)やダイヤ作成条件及び方針(最大許容
停車時間等)の修正入力(ステップS2)を行う。
【0009】又、第二段階として、電子計算機1により
試行鎖誤を行いながらダイヤ原案を作成する(ステップ
S3)。このときのデータは、記憶装置5に予め組み込
まれたデータが用いられる。
【0010】又、第三段階として、表示装置3に試行鎖
誤の結果(ダイヤ原案)を提示して表示させ(ステップ
S4)、そのダイヤ原案が満足か否かを判定する(ステ
ップS5)。もし、ステップS5の判定結果が不満足
(即ち、NO)であれば、ステップS1に戻り、満足
(即ち、YES)となるまで上記ステップS1〜S4を
繰り返す。
【0011】更に、第四段階として、ステップS5にお
いてダイヤ原案が満足と判定された後、入力装置4を用
いて詳細な細部項目の設定(時刻指定等)を行い(ステ
ップS6)、修正の有無を判定する(ステップS7)。
もし、ステップS7において、修正有(即ち、YES)
と判定されれば、指示列車及び関連列車の時刻修正を行
い(ステップS8)、修正無(即ち、NO)と判定され
れば、最終結果が満足か否かを判定する(ステップS
9)。
【0012】もし、ステップS9の判定結果が不満足
(即ち、NO)であれば、ステップS1に戻り、満足
(即ち、YES)となるまで、ステップS1〜S8を繰
り返す。そして、ステップS9で満足と判定された時点
で、図5の列車ダイヤの作成処理を終了する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の輸送計画支援装
置は以上のように、人間による作業が主体であるため、
関連する作業間での多量のデータの引き渡しに時間がか
かると同時にミスも発生するという問題点があった。
又、関連する作業単位が複雑で多大の時間を要するた
め、一連の作業の一部分の変更、又は、全体の変更に対
しての評価に多大の時間を要し、列車ダイヤの作成装置
のみから輸送計画上の評価を速やかに行うことができな
いという問題点があった。
【0014】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたものであり、輸送計画上の各作業単位
間のデータの引き渡しを容易にすると同時に、各作業単
位の一部分又は全体の変更に対してのデータの変更時間
を少なくし、各作業単位間にまたがる輸送計画の評価を
速やかに行うことのできる輸送計画支援装置を提供する
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る輸送計画支援装置は、駅間の運転時分を求めるための
運転曲線を作成する処理、先行列車と後続列車との運転
時隔を求めるための時隔図を作成する処理、列車毎の各
駅の運転時刻を設定するための基本ダイヤを作成する処
理、並びに、基本ダイヤに基づく車両運用及び乗務員運
用の各々の処理を行うためのプログラムを有し、各処理
の順序を各処理間で関連し合うデータの記憶状態を判別
して決定する電子計算機と、各処理の一連の結果である
輸送計画の評価対象となるデータ群を記憶する第2記憶
装置と、第2記憶装置との間で相互のデータの移し換え
を行い、データ群の内の1組のデータを記憶する第1記
憶装置と、電子計算機に対し処理条件を入力するための
入力装置と、処理条件並びに帳表及び図を表示する表示
装置と、帳表及び図を用紙に印字する出力装置とを備え
たものである。
【0016】又、この発明の請求項2に係る輸送計画支
援装置は、請求項1において、電子計算機、第1記憶装
置、入力装置及び表示装置とから構成される作成処理ユ
ニットを複数備え、複数の作成処理ユニットの各々は、
第2記憶装置及び出力装置とネットワークを介して接続
されたものである。
【0017】
【作用】この発明の請求項1においては、運転曲線作成
処理、時隔図作成処理、基本ダイヤ作成処理、車両運用
作成処理及び乗務員運用作成処理を予め設定された順
に、又はオペレータの指示に従って順次実施する。電子
計算機は、1組の車両の性能及び線区の条件等に従って
作成した運転曲線及び時隔曲線より運転時分及び運転時
隔を1組の条件に対応したデータとして記憶装置に記憶
させていく。列車ダイヤは、作成済のN組目のデータに
対応してN組目の列車ダイヤデータとして作成され、記
憶装置に記憶される。又、N組目の列車ダイヤデータに
対応して乗務員及び車両の充当データが作成され、第1
記憶装置に記憶される。これにより、各処理で得られる
データを、第1記憶装置に相互使用可能に一元管理す
る。
【0018】又、この発明の請求項2においては、各処
理のいづれか又は全てを実行する電子計算機を含む複数
の作成処理ユニットと、第2記憶装置及び出力装置とを
ネットワークを介して接続する。
【0019】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1(請求項1に対
応)を図について説明する。図1はこの発明の実施例1
を示すブロック図であり、3及び7は前述と同様のもの
であり、11は電子計算機1に対応し、14は入出力端
末装置2及び入力装置4に対応し、15及び16は記憶
装置5に対応している。
【0020】15は電子計算機11と関連して各処理に
おける最新のデータを記憶する第1記憶装置、16は電
子計算機11と関連する第2記憶装置である。第2記憶
装置16は、駅情報、駅間情報、列車種別情報、車両種
別情報及び駅停車時分等の基本データの設定処理(後述
する)が終了したとき、又は、各処理の結果が満足とな
ったとき(具体的には、電子計算機11に組み込まれた
処理手順に従う自動判定に基づき、又は、オペレータの
判断に基づく入力装置14からの修正無し入力によ
り)、第1記憶装置15の関連するデータを移し換えて
記憶する。
【0021】この場合、電子計算機11には、図2のフ
ローチャートに示すような処理プログラムが組み込まれ
ている。図2においては、理解し易いように、第1記憶
装置15及び第2記憶装置16の各メモリ内容の構成が
説明的に組み合わせられている。
【0022】又、入力装置14は、図2のフローチャー
トに示される各処理の実行指示を行うと同時に、各処理
実行のためのデータを入力する機能をも有する。表示装
置3は、各処理実行のためのデータを表示し、入力装置
14の入力に応じて変更表示すると共に、処理実行を促
すための表示を行い、各処理結果としての図表及び帳表
をも表示する。
【0023】又、図2において、電子計算機11に組み
込みまれた処理プログラムは、基本データを設定するプ
ログラム(ステップS10)と、運転曲線作成及び時隔
図作成を実現するプログラム(ステップS11及S1
3)と、対話形ダイヤ作成支援システムDIAPLAN
を実現するプログラム(ステップS15)と、車両運用
作成プログラム(ステップS17)と、乗務員運用計画
作成支援システムにおける基本モデルを具体的に実現的
に実現するプログラム(ステップS19)とから構成さ
れる。
【0024】ここで、「運転曲線作成」及び「時隔図作
成」を実現するプログラム(ステップS11及S13)
は、第29回鉄道におけるサイバネティクス利用国内シ
ンポジウムで報告されており、「対話形ダイヤ作成支援
システムDIAPLAN」を実現するプログラム(ステ
ップS15)は、電気学会論文誌D(平成4年第112
巻第2号)で報告されており、「乗務員運用計画作成支
援システムにおける基本モデル」を具体的に実現的に実
現するプログラム(ステップS19)は、情報処理学会
第45回全国大会で報告されている。
【0025】次に、図2を参照しながら、図1に示した
この発明の実施例1の動作について説明する。尚、電子
計算機11で処理されるプログラム(図2)は、第1記
憶装置15内に予め格納されており、適宜、電子計算機
11に組み込まれて実行される。
【0026】まず、基本データ設定ステップS10にお
いて、第2記憶装置16に記憶されている基本データ群
からN組目の基本データを第1記憶装置15に移し換え
する。
【0027】以下、各処理を順次実行していくが、上記
基本データ設定ステップS10において、新規データを
設定した場合と、既存データを設定した場合とで動作が
異なるので、両者を分けて説明する。
【0028】まず、前者の基本データを新規に設定する
場合は、表示装置3に表示される設定手順に従い、入力
装置14によりデータ入力し、第1記憶装置15に記憶
する。
【0029】又、後者の既存データを設定する場合は、
基本データ設定完了時に、第2記憶装置16からN組目
の基本データに対応した運転曲線、運転時分、時隔図、
運転時隔、基本ダイヤ、車両充当データ及び乗務員充当
データと、各々の処理に必要な処理条件データとを第1
記憶装置15に移し換える。
【0030】例えば、1組目の基本データが設定された
時は、それぞれ、第2記憶装置16内の運転曲線及び運
転時分群から運転曲線1a及び運転時分1bを、時隔図
及び運転時隔群から時隔図1c及び運転時隔1dを、基
本ダイヤ群より基本ダイヤ1eを、車両充当データ群よ
り車両充当データ1fを、又、乗務員充当データ群より
乗務員充当データ1gを、第1記憶装置15に移し換え
る。
【0031】尚、各々の処理(ステップS11〜S1
9)に必要な処理条件データは、それぞれ、運転曲線作
成ステップS11に関しては運転曲線aに、時隔図作成
ステップS13に関しては時隔図cに、基本ダイヤ作成
ステップS15に関しては基本ダイヤeに、車両運用作
成ステップS17に関しは車両充当データfに、又、乗
務員運用作成ステップS19に関しては乗務員充当デー
タgに、含まれているものとする。
【0032】第2記憶装置16から第1記憶装置15へ
の各データの移し換えの際、N組目の基本データに対応
する運転曲線a〜乗務員充当データgの各データが第2
記憶装置16内の各データ群に存在しない場合は、第1
記憶装置15には既存データのみの移し換えが実行され
る。
【0033】この移し換え動作(ステップS10)の実
行後、表示装置3に表示される処理の中から実行したい
処理を選択する。尚、表示装置3に表示される処理は、
以下の(A)〜(C)の3通りのパターンとなる。
【0034】(A)第1記憶装置15内に運転曲線a、
運転時分b、時隔図c、運転時分d及び基本ダイヤeが
存在する場合は、全ての処理(ステップS11、S1
3、S15、S17及びS19)が表示される。
【0035】(B)第1記憶装置15内に運転曲線a、
運転時分b、時隔図c及び運転時分dが存在する場合
は、運転曲線作成処理(ステップS11)、時隔図作成
処理(ステップS13)、基本ダイヤ作成処理(ステッ
プS15)が表示される。
【0036】(c)第1記憶装置15内に運転曲線a及
び運転時分bが存在する場合は、時運転曲線作成処理
(ステップS11)及び時隔図作成処理(ステップS1
3)が表示される。
【0037】こうして表示装置3に表示された処理のう
ち、オペレータにより選択された処理が、例えば、以下
の(1)〜(6)のように実行される。
【0038】(1)基本データ設定処理(ステップS1
0)後に運転曲線作成処理(ステップS11)を選択し
た場合、オペレータは、表示装置3に表示される操作指
示に従って入力装置14により処理条件の入力及び操作
指示を行い、運転曲線作成処理(ステップS11)を実
行する。
【0039】そして、実行結果の修正有無を表示装置3
の表示内容及び出力装置7からの出力帳表により判定し
(ステップS12)、修正無し(即ち、NO)となるま
で繰り返し実行して、修正無しとなった時点で入力装置
14により処理終了を指示する。
【0040】(2)基本データ設定処理(ステップS1
0)後に時隔図作成処理(ステップS13)を選択した
場合、並びに、運転曲線作成処理(ステップS11)の
実行後の電子計算機11の自動的処理により、時隔図作
成処理(ステップS13)を実行する。
【0041】以下の処理の実行は、運転曲線作成処理
(ステップS11)の場合と同様に行われる。但し、ス
テップS14において修正有りと判定された場合、表示
装置3に表示される処理の中から実行したい処理を選択
する。表示される処理は、基本データ設定処理(ステッ
プS10)、運転曲線作成処理(ステップS11)、時
隔図作成処理(ステップS13)となる。
【0042】(3)基本データ設定処理(ステップS1
0)後に基本ダイヤ作成処理(ステップS15)を選択
した場合、並びに、時隔図作成処理(ステップS13)
後の電子計算機11の自動的処理により、基本ダイヤ作
成処理(ステップS15)を実行する。
【0043】即ち、第1記憶装置15内の運転時分b及
び運転時隔dを用い、以下の処理を運転曲線作成処理
(ステップS11)の場合と同様に実行する。但し、ス
テップS16において修正有りと判定された場合は、表
示装置3に表示される処理の中から実行したい処理を選
択する。表示される処理は、基本データ設定処理(ステ
ップS10)、運転曲線作成処理(ステップS11)、
時隔図作成処理(ステップS13)及び基本ダイヤ作成
処理(ステップS15)となる。
【0044】(4)基本データ設定処理(ステップS1
0)後に車両運用作成処理(ステップS17)を選択し
た場合、並びに、基本ダイヤ作成処理(ステップS1
5)後の電子計算機11の自動的処理により、車両運用
作成処理(ステップS17)を実行する。
【0045】即ち、第1記憶装置15内の基本ダイヤe
を用い、以下の実行を運転曲線作成処理(ステップS1
1)の場合と同様に行う。但し、ステップS18におい
て、修正有りと判定された場合は、表示装置3に表示さ
れる処理の中から実行したい処理を選択する。表示され
る処理は、基本データ設定処理(ステップS10)、運
転曲線作成処理(ステップS11)、時隔図作成処理
(ステップS13)、基本ダイヤ作成処理(ステップS
15)及び車両運用作成処理(ステップS17)とな
る。
【0046】(5)基本データ設定処理(ステップS1
0)後に乗務員運用作成処理(ステップS19)を選択
した場合、並びに、車両運用作成処理(ステップS1
7)後の電子計算機11の自動的処理により、乗務員運
用作成処理(ステップS19)を実行する。
【0047】即ち、第1記憶装置15内の基本ダイヤe
を用いて、以下の実行を運転曲線作成の場合と同様に行
う。但し、ステップS20において修正有りと判定され
た場合は、表示装置3に表示される処理の中から実行し
たい処理を選択する。表示される処理は、基本データ設
定処理(ステップS10)、運転曲線作成処理(ステッ
プS11)、時隔図作成処理(ステップS13)、基本
ダイヤ作成処理(ステップS15)、車両運用作成処理
(ステップS17)及び乗務員運用作成処理(ステップ
S19)となる。
【0048】(6)乗務員運用作成処理(ステップS1
9)の後で修正無し(ステップS20)の場合、並び
に、各処理の修正有りの後に基本データ設定処理(ステ
ップS10)が選択されて表示装置3に続行又は終了の
選択表示が行われて終了が選択された場合、電子計算機
11は、第1記憶装置15内のデータを下記のパターン
(A)〜(F)で、第2記憶装置16に移し換える。
【0049】このとき、N組目の基本データ並びに運転
曲線Na、運転時分Nb、時隔図Nc、運転時隔Nd、
基本ダイヤNe、車両充当データNf及び乗務員充当デ
ータNgとして、従来の記憶データと置き換える。
【0050】(A)運転曲線作成処理(ステップS1
1)後に修正有り(ステップS12)の場合、基本デー
タを記憶し、運転曲線a、運転時分b、時隔図c、運転
時隔d、基本ダイヤe、車両充当データf及び乗務員充
当データgを消去する。
【0051】(B)時隔図作成処理(ステップS13)
後に修正有り(ステップS14)の場合、基本データ、
運転曲線a及び運転時分bを記憶し、時隔図c、運転時
隔d、基本ダイヤe、車両充当データf及び乗務員充当
データgを消去する。
【0052】(C)基本ダイヤ作成処理(ステップS1
5)後に修正有り(ステップS16)の場合、基本デー
タ、運転曲線a、運転時分b、時隔図c及び運転時隔d
を記憶し、基本ダイヤe、車両充当データf及び乗務員
充当データgを消去する。
【0053】(D)車両運用作成処理(ステップS1
7)後に修正有り(ステップS18)の場合、基本デー
タ、運転曲線a、運転時分b、時隔図c、運転時隔d及
び基本ダイヤeを記憶し、車両充当データf及び乗務員
充当データgを消去する。
【0054】(E)乗務員運用作成処理(ステップS1
9)後に修正有り(ステップS20)の場合、基本デー
タ、運転曲線a、運転時分b、時隔図c、運転時隔d、
基本ダイヤe及び車両充当データfを記憶し、乗務員充
当データgを消去する。
【0055】(F)乗務員運用作成処理(ステップS1
9)後に修正無し(ステップS20)の場合、第1記憶
装置15の全データを記憶する。基本データ設定処理
(ステップS10)において新規データを設定した場合
は、電子計算機11の自動的処理で運転曲線作成処理
(ステップS11)に移行する。以下の実行は既存デー
タを設定した場合と同様になる。
【0056】実施例2.尚、上記実施例1では、電子計
算機11、表示装置3、入力装置14及び第1記憶装置
15からなる作成処理ユニットが単一の場合を示した
が、複数個の作成処理ユニットを設けてもよい。図3は
複数の作成処理ユニットを備えたこの発明の実施例2
(請求項2に対応)の構成を示すブロック図であり、
3、7、11及び14〜16は前述と同様のものであ
る。
【0057】20は電子計算機11、表示装置3、入力
装置14及び第1記憶装置15から構成される作成処理
ユニットであり、複数台設置されて、各々が図2の輸送
計画作成処理を実施するようになっている。30は複数
の作成処理ユニット20を結合するネットワークであ
る。ネットワーク30上の各作成処理ユニット20内の
電子計算機11は、図2のプログラムを適宜第1記憶装
置15より取り込み実行する。
【0058】次に、図3に示したこの発明の実施例2の
動作について説明する。この場合、各作成処理ユニット
20は、上記実施例1の場合と同様の動作を行うが、1
つの作成処理ユニット20の中の第1記憶装置15に移
し換えているデータがN組目の基本データに対応した運
転曲線Na〜乗務員充当データNgであることを第2記
憶装置16に記憶し、他の作成処理ユニット20への移
し換えができないようにしておく。
【0059】例えば、第2記憶装置16のN組目の基本
データの中に、作成処理実施中であるか否かのデータを
記憶しておき、このデータを各作成処理ユニット20内
の電子計算機11により記憶処理且つ取込処理を行い、
作成処理実施中であるか否かを判別する。これにより、
N組目の基本データに対応した運転曲線a〜乗務員充当
データgの一元性を確保した上で、分散及び並行して輸
送計画の実施と評価を行うことができる。
【0060】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、駅間の運転時分を求めるための運転曲線を作成する
処理、先行列車と後続列車との運転時隔を求めるための
時隔図を作成する処理、列車毎の各駅の運転時刻を設定
するための基本ダイヤを作成する処理、並びに、基本ダ
イヤに基づく車両運用及び乗務員運用の各々の処理を行
うためのプログラムを有し、各処理の順序を各処理間で
関連し合うデータの記憶状態を判別して決定する電子計
算機と、各処理の一連の結果である輸送計画の評価対象
となるデータ群を記憶する第2記憶装置と、第2記憶装
置との間で相互のデータの移し換えを行い、データ群の
内の1組のデータを記憶する第1記憶装置と、電子計算
機に対し処理条件を入力するための入力装置と、処理条
件並びに帳表及び図を表示する表示装置と、帳表及び図
を用紙に印字する出力装置とを設けたので、輸送計画上
の各作業単位間のデータの引き渡しを容易にすると同時
に、各作業単位の一部分又は全体の変更に対してのデー
タの変更時間を少なくし、各作業単位間にまたがる輸送
計画の評価を速やかに行うことのできる輸送計画支援装
置が得られる効果がある。
【0061】又、この発明の請求項2によれば、請求項
1において、電子計算機、第1記憶装置、入力装置及び
表示装置とから構成される作成処理ユニットを複数台設
け、複数の作成処理ユニットの各々を、第2記憶装置及
び出力装置とネットワークを介して接続したので、各デ
ータの一元性を確保した上で、分散及び並行して輸送計
画の実施と評価を行うことができ、複数台の作成処理ユ
ニットに対しても、輸送計画上の各作業単位間のデータ
の引き渡しを容易にすると同時に、各作業単位の一部分
又は全体の変更に対してのデータの変更時間を少なく
し、各作業単位間にまたがる輸送計画の評価を速やかに
行うことのできる輸送計画支援装置が得られる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】この発明の実施例1による処理プログラムを示
すフローチャートである。
【図3】この発明の実施例2の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】従来の列車ダイヤ作成装置を示すブロック図で
ある。
【図5】従来の列車ダイヤ作成装置の動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
3 表示装置 7 出力装置 11 電子計算機 14 入力装置 15 第1記憶装置 16 第2記憶装置 20 作成処理ユニット 30 ネットワーク S11 運転曲線作成処理ステップ S13 時隔図作成処理ステップ S15 基本ダイヤ作成処理ステップ S17 車両運用作成処理ステップ S19 乗務員運用作成処理ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B61L 27/00 G06F 17/60 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駅間の運転時分を求めるための運転曲線
    を作成する処理、先行列車と後続列車との運転時隔を求
    めるための時隔図を作成する処理、列車毎の各駅の運転
    時刻を設定するための基本ダイヤを作成する処理、並び
    に、前記基本ダイヤに基づく車両運用及び乗務員運用の
    各々の処理を行うためのプログラムを有し、前記各処理
    の順序を前記各処理間で関連し合うデータの記憶状態を
    判別して決定する電子計算機と、 前記各処理の一連の結果である輸送計画の評価対象とな
    るデータ群を記憶する第2記憶装置と、 前記第2記憶装置との間で相互のデータの移し換えを行
    い、前記データ群の内の1組のデータを記憶する第1記
    憶装置と、 前記電子計算機に対し処理条件を入力するための入力装
    置と、 前記処理条件並びに帳表及び図を表示する表示装置と、 前記帳表及び図を用紙に印字する出力装置とを備えた輸
    送計画支援装置。
  2. 【請求項2】 前記電子計算機、前記第1記憶装置、前
    記入力装置及び前記表示装置とから構成される作成処理
    ユニットを複数備え、 前記複数の作成処理ユニットの各々は、前記第2記憶装
    置及び前記出力装置とネットワークを介して接続された
    ことを特徴とする請求項1の輸送計画支援装置。
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赤田敦志,"新運転曲線作成システム「ヘラクレス」の概要",車両と電気,車両電気協会,平成5年4月,第44巻,第4号,p.15−18

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