JP2780852B2 - フレームナンバ管理装置 - Google Patents

フレームナンバ管理装置

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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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  • Automatic Assembly (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Control By Computers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、例えば、自動車の生産ラインにおいてフ
レームナンバの打刻を管理する際に用いて好適なフレー
ムナンバ管理装置に関する。
「従来の技術」 自動車の生産ラインにおいては、生産する車両を識別
するため、フレームにシリアルナンバを打刻する。この
シリアルナンバは、一般にフレームナンバと呼ばれ、生
産時における車両の識別はもとより、製品となった後の
各種登録や品質管理にも使用される。
そして、このフレームナンバは、生産計画に従って各
フレームに打刻されており、この打刻の際には2重打刻
をしないように注意する必要がある。すなわち、同一の
番号が重複して打刻されてしまうと、フレームナンバと
しての識別機能が失われ、管理上種々の問題を生じさせ
てしまうからである。そこで、従来は、打刻を行う操作
員がチェックリスト等を参照し、目視などによりこれを
確認をしていた。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、打刻の対象となるフレームナンバは、生産
計画に基づいてメインコンピュータから各生産ラインに
指示される。ここで、指示されるフレームナンバデータ
は、一週分のデータである。これは、生産ラインが一般
に週単位で生産台数を設定するためである。一方、生産
計画は、通常月単位でなされるから、メインコンピュー
タ内には一月分のフレームナンバデータが用意されてい
る。したがって、このメインコンピュータは、一月分の
フレームナンバデータを週単位に分割し、分割した該デ
ータを各週ごとに生産ラインへ指示するようにしてい
る。
しかしながら、上述した従来のチェック手法では、メ
インコンピュータ側での操作上の誤り、または設定時の
誤りなどにより発生するミスをチェックするには不十分
であり、特に、生産計画に変動があった場合において
は、このフレームナンバデータを変更しなければなら
ず、このような場合、人手による変更処理では膨大な工
数を必要とするうえ、二重採番が発生し易いという欠点
があった。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、フ
レームナンバデータの変更を容易に行うと共に、変更の
際の二重採番を防止することができるフレームナンバ管
理装置を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 この発明にあっては、第1図に示すように、外部から
供給されるフレームナンバデータを受信する通信制御手
段aと、前記通信制御手段を介して受信したデータを記
憶する記憶手段bと、前記フレームナンバデータの内、
打刻が留保される棚上げデータを登録するデータテーブ
ルcと、前記記憶手段内のデータを検索し、今回受信し
たデータの先頭データが前回受信したデータの最終デー
タ以外と一致した場合に、前回受信したデータのうち一
致したデータ以降を前記データテーブルに登録する検索
手段dと、前記記憶手段内の今回受信したデータの中に
前記棚上げデータが重複しているか否かを判断し、重複
している場合に、前記データテーブルから当該棚上げデ
ータを削除する判定手段eとを具備することを特徴とす
る。
「作用」 上記構成によれば、検索手段eは、今回受信したデー
タの先頭データが前回受信したデータの最終データ以外
と一致した場合に前回受信したデータのうち一致したデ
ータ以降を棚上げデータとしてデータテーブルcに登録
し、判定手段eが今回受信したデータの中にこの棚上げ
データが重複しているか否かを判断し、重複している場
合に前記データテーブルcから当該棚上げデータを削除
する。これにより、二重採番を防止することができる。
「実施例」 以下、図面を参照してこの発明の実施例について説明
する。第2図は、この発明の一実施例の全体構成を示す
ブロック図である。この図において、1はフレームナン
バを打刻する打刻マシンであり、作業者がフレーム部材
をセットして所定のボタンを操作すると、自動的にフレ
ームナンバが打刻されるようになっている。2は操作盤
であり、打刻マシン1に対し各種の指令および打刻すべ
きフレームナンバを与える。また、打刻マシン1は、1
台分の打刻が完了すると、完了信号を操作盤2に出力す
る。3は制御盤であり、操作盤2に対し各種データを供
給する。この制御盤3は、マシンコントローラ5とデー
タ制御部6とから構成されており、これら相互間におい
てデータの授受がなされるようになっている。また、マ
シンコントローラ5およびデータ制御部6は、それぞれ
ホストコンピュータ8とデータの授受を行うようになっ
ている。ホストコンピュータ8は、生産計画に基づいた
1週間分の加工順位データDaをデータ制御部6へ供給す
る。
ここで、第3図を参照して加工順位データDaのフォー
マットについて説明する。この図において、F1〜F11は
フィールドであり、これらフィールドF1〜F11の内、例
えば、F3には加工を行う車両の加工順位、F4には車両の
機種、F7にはロット番号、F8には仕向け地を示す系列、
F9には打刻を開始するフレームナンバ、F11にはこのレ
コードの属性を区別するためのデータが、それぞれ設定
されている。これらフィールドF1〜F11により加工順位
データDaの1レコードが形成されており、このレコード
が所要数分集積して1週間分の加工順位データDaを形成
する。
次に、第2図に戻り、再び実施例の全体構成について
説明する。上述した加工順位データDaが供給されるデー
タ制御部6は、該データDaの連続性を確認する各種の処
理を行い、これによって得たフレームナンバデータをマ
シンコントローラ5に供給するようになっている。な
お、データ制御部6におけるデータ処理については後述
する。マシンコントローラ5は、打刻マシン1を制御す
る信号とともに、データ制御部6から供給されたフレー
ムナンバデータを操作盤2へ出力する。また、マシンコ
ントローラ5は、ホストコンピュータ8から供給される
比率設定データDrに基づいて、フレームナンバの組み替
えを行う。この比率設定データDrとは、異機種混合生産
を行う場合における機種の生産比率を示すデータであ
る。フレームナンバの組み替えを行うのは、異機種を所
定の比率で混合して生産する場合、各機種の混合の仕方
によって生産効率の良否が決定されるので、これを最良
の効率を得るようにするためである。例えば、機種Aと
機種Bとを3:2の比率で生産する場合は、A→B→A→
A→Bのパターンで生産すると効率が良い。ここで、打
刻されるフレームナンバは、各機種毎に連続した番号と
なっているため、上記パターンに従った組み替えが必要
になる訳である。
次に、データ制御部6の構成について第4図を参照し
て説明する。この図において、10は回路各部を制御する
CPU、11はプログラム等が記憶されているROM、12は各種
のデータが一時記憶されるRAMである。このRAM12は第5
図に示すように、所定の記憶エリアから形成される複数
のファイルを構成している。このファイルには、加工順
位データDaを記憶する加工順位ファイル12aや、受信し
た加工順位データDaを一時記憶するワークファイル12
b、生産計画の変更によって棚上げされた加工順位デー
タDaを記憶する棚上げファイル12c、および後述するチ
ェックファイル12d、打刻マスターファイル12eがある。
13は通信インタフェースであり、ホストコンピュータ8
およびマシンコントローラ5に対してデータの授受を制
御する。14はキーボード等からなる操作部であり、CPU1
0に対して各種指令を行う。15はCPU10の制御の下にCRT1
6の表示を制御する表示コントローラである。
次に、第6図および第7図を参照して上述したチェッ
クファイル12dと、打刻マスターファイルeとについて
説明する。第6図はチェックファイル12dの概念を示す
図である。このチェックファイル12dは、例えば、機種
A,B,Cのそれぞれを仕向け地S1,S2,S3に分けて車両を区
分し、これら各車両区分毎の最終フレームナンバが登録
されるデータテーブルを構成している。次に、第7図は
打刻マスターファイル12eの概念を示す図である。この
打刻マスターファイル12eは、データテーブルを構成し
ており、このデータテーブルにはフレームナンバに対応
した車両毎のフィールドデータ(F1〜F8,F10,F11)が登
録される。なお、このフレームナンバは、後述する処理
によって番号順に展開される。
次に、上記構成による実施例の動作について説明す
る。
(1)加工順位データDaの受信動作 始めに、所定の通信手順に従ってホストコンピュータ
8とデータ制御部6との通信が確立すると、まず、この
ホストコンピュータ8から1週間分の加工順位データDa
が出力される。そして、CPU10は、通信インタフェース1
3を介して受信した加工順位データDaをRAM12のワークフ
ァイル12bに一時記憶させる。次に、CPU10は、加工順位
ファイル12aから前回に受信した加工順位データDaのレ
コードを順次読み出し、これと今回受信したデータの先
頭レコードとが一致するレコードを検索する。このよう
に、重複するレコードを設けたのは次の理由による。
すなわち、ホストコンピュータ8から出力される1週
間分の加工順位データDaは、もともと1カ月分のデータ
を分割したものである。そこで、前回受信したデータと
今回受信したデータとの間の連続性を確認できるように
するため、重複したレコードが設けられている。
そして、この検索の結果、例えば、前回受信したデー
タの途中に一致するレコードが検索された場合には、週
間計画に一部変更があったとして、今回受信したデータ
を変更版データとして扱う。なお、週間計画に偏光が無
く、通常の連続したデータ態様であれば、前回受信した
データの最終レコードと、今回受信したデータの先頭レ
コードとが一致する。このようにして、今回受信したデ
ータが変更版データとして認識されると、CPU10がこの
変更部分をCRT16に表示すると共に、変更版データをプ
リントアウトする。次に、CPU10は、加工順位ファイル1
2aから上述した重複レコード以降を読み出し、これを棚
上げファイル12cに登録する。続いて、CPU10は、ワーク
ファイル12bの内容、すなわち、今回受信した変更版デ
ータを加工順位ファイル12aの重複レコード以降に登録
する。これにより、加工順位ファイル12aの内容が変更
版データとして更新登録される。
次に、CPU10は、加工順位ファイル12aに登録された変
更版データを1レコードずつ順次読み出し、次のデータ
処理を行う。
フレームナンバ採番および棚上げファイル12cとの
照合 この場合、読み出したレコードからフィールドF4(機
種コード),F8(系列:仕向け地),F6(台数),F9(打
刻を開始するフレームナンバ)の各データを抽出し、抽
出した各データに基づいて上述したチェックファイル12
d(第6図参照)の内容をチェックする。すなわち、打
刻を開始するフレームナンバと、前回受信したデータに
おける最終フレームナンバとを車両区分毎に比較し、打
刻を開始するフレームナンバが最終フレームナンバより
若い番号であるか否かを判断する。そして、チェックフ
ァイル12dに登録されている最終フレームナンバが若い
番号である場合には、その車両区分に二重採番があると
して判断し、上述した棚上げファイル12cに登録された
各レコードと照合する。この照合の結果、棚上げファイ
ル12c側に二重採番された同一のレコードが存在してい
る場合には、当該レコードを棚上げファイル12cから削
除する。
一方、打刻を開始するフレームナンバが最終フレーム
ナンバの次の番号である場合には、連番として判断され
て採番が行われる。この採番とは、打刻を開始するフレ
ームナンバ(F9)と打刻する台数(F6)とから新たな最
終フレームナンバを求め、これをチェックファイル12d
の対応する車両区分の欄に登録することである。これに
より、チェックファイル12dの最終フレームナンバが更
新登録される。
レコード区分のチェック このチェックは、読み出したレコードにおけるフィー
ルドF11(レコード区分)のデータチェックである。こ
れは、例えば、このフィールドF11に打刻を保留する
「再加工」や「棚上げ」などを表すフラグが設定されて
いる場合、当該レコードを上述した項の動作から除外
するものである。この「再加工」とは、打刻する部材を
再度加工工程に回す旨を表し、「棚上げ」とは、生産計
画の変更等により打刻が留保されることを表すものであ
る。一方、このようなフラグが設定されていなければ、
項の動作を実行する。
打刻マスターファイルの作成 この場合、チェックファイル12dの内容が更新登録さ
れた時点で、CPU10が該ファイル12dの内容を読み出し、
これを連続した番号順のフレームナンバに展開する。例
えば、第6図に示すチェックファイル12dの内容を展開
すれば、第7図に示すように各車両区分毎のフレームナ
ンバが番号順にソートされる。そして、これら各車両毎
のフレームナンバに対応するフィールドデータ(F1〜F
8,F10,F11)を編集し、打刻マスターファイル12d(第7
図参照)を作成する。
ところで、上述した展開の際には、各フレームナンバ
の最上位の桁にチェックデジットが付与される。このチ
ェックデジットとは、フレームナンバを形成する各桁の
数値を加算し、加算した値の下1桁を記録するものであ
り、このチェックデジットを設けることにより、フレー
ムナンバの改竄を防止することができる。
(2)打刻動作 データ制御部6は、打刻マスターファイル12dの先頭
から順番にフレームナンバを読み出し、これをマシンコ
ントローラ5に供給する。マシンコントローラ5では、
供給されたフレームナンバを操作盤2に転送する。操作
盤2は、送られて来たフレームナンバを打刻マシン1に
供給し、これにより、打刻マシン1の打刻部の数値が制
御される。次に、作業者がフレーム部材を打刻マシン1
にセットし、所定のボタンを操作すると、該部材にフレ
ームナンバが打刻される。そして、打刻マシン1は打刻
完了を示す完了信号を操作盤2に出力し、操作盤2はこ
の完了信号をデータ制御部6に供給する。この結果、デ
ータ制御部6は、次のフレームナンバを読み出し、これ
を再びマシンコントローラ5に供給する。このようにし
て、以後順次、打刻マスターファイル12dに登録された
フレームナンバが打刻される。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、検索手段c
は、今回受信したデータの先頭データが前回受信したデ
ータの最終データ以外と一致した場合に前回受信したデ
ータのうち一致したデータ以降を棚上げデータとしてデ
ータテーブルcに登録し、判定手段eが今回受信したデ
ータの中にこの棚上げデータが重複しているか否かを判
断し、重複している場合に前記データテーブルcから当
該棚上げデータを削除するので、フレームナンバデータ
の変更を容易に行うと共に、変更の際の二重採番を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の構成を示す機能ブロック図、第2図
はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図、第3図
は同実施例における加工順位データのフォーマット例を
示す図、第4図は同実施例におけるデータ制御部6の構
成を示すブロック図、第5図は同実施例におけるRAM12
のファイル構成を示す図、第6図および第7図は同実施
例におけるチェックファイル12dおよび打刻マスターフ
ァイル12eの概念を示すための図である。 10……CPU(検索手段、判定手段)、 12……RAM(記憶手段、データテーブル)、 13……通信インタフェース(通信制御手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23Q 41/00 B23Q 41/08 B23P 21/00 307 B62D 65/00 B41K 3/36 B21C 51/00 G05B 15/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生産する車両を識別するために打刻される
    一連のフレームナンバデータを管理するフレームナンバ
    管理装置において、 外部から供給されるフレームナンバデータを受信する通
    信制御手段と、 前記通信制御手段を介して受信したデータを記憶する記
    憶手段と、 前記フレームナンバデータの内、打刻が留保される棚上
    げデータを登録するデータテーブルと、 前記記憶手段内のデータを検索し、今回受信したデータ
    の先頭データが前回受信したデータの最終データ以外と
    一致した場合に、前回受信したデータのうち一致したデ
    ータ以降を前記データテーブルに登録する検索手段と、 前記記憶手段内の今回受信したデータの中に前記棚上げ
    データが重複しているか否かを判断し、重複している場
    合に、前記データテーブルから当該棚上げデータを削除
    する判定手段と を具備することを特徴とするフレームナンバ管理装置。
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