JP3022326B2 - ファイル変更履歴管理システム - Google Patents

ファイル変更履歴管理システム

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JP3022326B2
JP3022326B2 JP8156664A JP15666496A JP3022326B2 JP 3022326 B2 JP3022326 B2 JP 3022326B2 JP 8156664 A JP8156664 A JP 8156664A JP 15666496 A JP15666496 A JP 15666496A JP 3022326 B2 JP3022326 B2 JP 3022326B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はソースコード等から
なるファイルの変更の履歴を管理するためのファイル変
更履歴管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばソースコードの変更の履歴を管理
するために、従来からソースコード変更履歴管理システ
ムが用いられている。特開平6−95912号公報で提
案されたシステムでは、修正したソースファイルを利用
者の指示によって更新するようになっている。
【0003】図11はこの提案のソースコード変更履歴
管理システムの構成の概要を表わしたものである。この
システムは、テスト実行プログラム111を起動するた
めのテスト実行プログラム起動手段112と、修正用ソ
ースファイル113の修正ソース情報の命令をシミュレ
ートして修正ソース情報とシミュレート行とシミュレー
ト結果を表示する修正ソースシミュレート手段114
と、ソースファイル115のソースプログラム情報と実
行行とデータ値を表示するソースプログラム表示手段1
16と、端末117から入力された修正ソースファイル
に格納する修正ソース格納手段118と、修正ソース情
報からソースファイル115のソースプログラム情報を
更新するソースプログラム更新手段119とから構成さ
れている。そして、各種プログラムの修正を行う際に、
テスト実行と同時に修正や修正箇所の命令のシミュレー
トを行うことでプログラムの作成を行うようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のこ
のようなソースコード変更履歴管理システムでは、同一
のファイルの修正を行うために複数の者がこれを取り出
して修正を行っている場合に、同一の行の修正を行って
いることを互いに把握することができなかった。このた
め、同一の行について内容の異なる修正が行われる可能
性があった。このような場合には、修正の終了したファ
イルを修正前のファイルと置き換えたとき、他人の修正
内容を知らないでそれを更に修正したり削除するといっ
た事態が発生したり、自分の修正した内容に変更された
と思っていても実際には他人が修正した内容に置き変わ
ってしまっている場合もあるといった不都合が発生し
た。
【0005】そこで、同一のファイルを修正する場合に
は、最初に登録を行った者のみが登録を許可されるとい
った手法が採られる場合があった。このような場合に
は、同一ファイルの同一行の登録を後から行おうとする
者は、登録された内容を修正した後に再登録を行う必要
があった。したがって、同一ファイルを短時間の間に複
数の者が修正を行おうとしても、これが事実上困難とな
り、ファイルの修正作業の迅速化に大きな障害となって
いた。
【0006】そこで本発明の目的は、最終的にファイル
自体の内容を変更する前に、他人が同一ファイルの同一
行を修正しているかどうかを判別することのできるファ
イル変更履歴管理システムを提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、ファイルの修正中に
同じ箇所を複数の者がそれぞれ独立して修正を行った場
合に、後から修正を行った者に警告することのできるフ
ァイル変更履歴管理システムを提供することにある。
【0008】本発明の更に他の目的は、ファイルの修正
を複数の者がそれぞれ独自に並行して行うことのできる
ファイル変更履歴管理システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)修正するファイルを格納するファイル格納手
段と、(ロ)このファイル格納手段に格納されたファイ
ルを修正のために取り出すファイル取出手段と、(ハ)
このファイル取出手段によって取り出されたファイルを
それぞれ修正するための複数の専用エディタと、(ニ)
ファイルの所定単位のデータが修正されるたびに修正し
た位置情報と共にその修正内容をこれらの専用エディタ
から受信して管理情報として共通して記憶する管理情報
記憶手段と、(ホ)この管理情報記憶手段に同一の位置
情報のデータが複数記憶されているかどうかを修正の全
体的な作業が終了する前であっても前記した所定単位の
データが修正されるたびに検索する管理情報検索手段
と、(へ)この管理情報検索手段が同一の位置情報のデ
ータが複数記憶されているとの検索結果を得たときその
たびに、これを専用エディタのうちのそのデータを送信
した専用エディタのうち最先に送信したもの以外に通知
する重複修正データ通知手段と、(ト)専用エディタの
修正が完了したときそれらの修正した内容でファイル格
納手段から取り出されたファイルの内容をそれぞれ取り
出されたファイルの新しい内容として個別に更新するフ
ァイル更新手段とをファイル変更履歴管理システムに具
備させる。
【0010】
【0011】
【0012】すなわち請求項1記載の発明では、ファイ
ルをそれぞれの専用エディタで修正する状態で、所定単
位のデータが修正されるたびに修正した位置情報と共に
その修正内容をこれらの専用エディタから管理情報記憶
手段に共通して送信させ、同一の位置情報のデータが複
数記憶されているかどうかの判別を、修正の全体的な作
業が終了する前であっても前記した所定単位のデータが
修正されるたびに検索できるようにしている。そして、
同一の位置情報のデータが複数記憶されているとの検索
結果を得たときそのたびに、これを専用エディタのうち
のそのデータを送信した専用エディタのうち最先に送信
したもの以外に通知することにして、修正が完了してフ
ァイルの更新がそれぞれ個別に行われる前に修正内容の
検討が行えるようにしている。
【0013】請求項記載の発明では、請求項記載の
ファイル変更履歴管理システムで管理情報検索手段で検
索するデータは、同一ファイルの同一バージョンのデー
タであることを特徴としている。違うファイルあるいは
同一のファイルであってもバージョンの違う場合には、
複数の者の間でファイルの内容を統一する必要がないか
らである。
【0014】請求項記載の発明では、請求項記載の
ファイル変更履歴管理システムで所定単位のデータはソ
ースコードの1行分のデータであることを特徴としてい
る。すなわちソースコードの変更を行う場合には、行単
位でチェックが行われることにしている。行単位以外の
単位でファイルのチェックが行われてもよいことは当然
である。
【0015】請求項記載の発明では、請求項記載の
ファイル変更履歴管理システムで管理情報検索手段は行
と行の間にデータを挿入する修正が行われたとき、これ
を同一の位置情報のデータとして検索しないことを特徴
としている。狭義には、行自体の内容が変更されていな
いと見ることができるからである。
【0016】
【発明の実施の形態】
【0017】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例におけるファイル
変更履歴管理システムの一例としてのソースコード変更
履歴管理システムの原理的な構成を表わしたものであ
る。このシステムは、ソースコード変更履歴管理装置本
体201と、これと交信しながらファイルの修正を行う
複数の専用エディタ2021 、2022 、……202N
から構成されている。それぞれの専用エディタ20
1 、2022 、……202 N は、ファイルを1行修正
するたびにソースコード変更履歴管理装置本体201に
対してデータの送信を行い、ソースコード変更履歴管理
装置本体201で他の者が同一ファイルの同一行の修正
を行っているかどうかをチェックできるようにしてい
る。このチェックの結果、同一ファイルの同一行の修正
が行われていたときには、ソースコード変更履歴管理装
置本体201が専用エディタ2021 、2022 、……
202N のうちの該当するものに、修正が行われた旨の
メッセージを送信し表示させるようになっている。
【0019】図2は、ソースコード変更履歴管理装置本
体の構成の概要を表わしたものである。ソースコード変
更履歴管理装置本体201は、この装置の各種制御の中
枢となるCPU(中央処理装置)211を搭載してい
る。CPU211はデータバス等のバス212を通じて
装置内の各部と接続されている。このうち制御プログラ
ム記憶媒体213は、この装置本体の制御を行うための
プログラムを格納した記憶媒体である。この記憶媒体
は、システムの規模によって磁気ディスクのような外部
記憶装置であってもよいし、単にROM(リード・オン
リ・メモリ)で構成されていてもよい。作業用メモリ2
14は、制御プログラム記憶媒体213に格納された制
御プログラムの実行時に一時的に格納する各種データ記
憶用のメモリであり、通常はRAM(ランダム・アクセ
ス・メモリ)が使用される。
【0020】入力回路215は、このソースコード変更
履歴管理装置本体201の一般的な操作を行うための回
路であり、これには入力機器としてのキーボード216
が接続されており、キーボード216にはポインティン
グ・デバイスとしてのマウス217が接続されている。
なお、装置によってはこれらキーボード216およびマ
ウス217の一方または双方の接続を必要としない。例
えば、図1に示した各専用エディタ2021 、20
2 、……202N がこれらの機能を代替している場合
がそれである。表示制御回路218はCRT219に必
要な視覚的情報を表示させるための回路である。専用エ
ディタ2021 、2022 、……202N の図示しない
表示部がこれと同等の機能を有している場合には、シス
テムとして表示制御回路218およびCRT219を省
略することが可能である。通信制御回路221は、図1
に示した各専用エディタ2021 、2022 、……20
N との間で通信を行うための回路である。
【0021】このソースコード変更履歴管理装置本体2
01のバス212には、修正の状態を表わした複数の変
更履歴付きソースファイル2231 、2232 、……2
23 M と、管理ファイル224も接続されている。これ
らは、磁気ディスク装置あるいは光ディスク装置等の外
部記憶装置に格納されていてもよいし、作業用メモリ2
14と同一のRAM上にこれらの記憶領域が割り当てら
れていてもよい。
【0022】図3は、変更履歴付きソースファイルの構
成を表わしたものである。変更履歴付きソースファイル
223は、そのファイル左端部に番号231を付けてお
り、固定カラムからソースイメージ232を表示するよ
うになっている。各ソース行には、ユニークな番号を付
与しなければならない。
【0023】図4は、管理ファイルの構成を表わしたも
のである。管理ファイル224は、ファイル名241、
ファイルの版数(バージョン)242、名前(ログイン
名)243、修正位置番号244および区分245の各
項目を有している。ここで区分とは、ファイルの変更、
削除および追加を意味しており、それぞれ変更はR、削
除はD、追加はAの符号が割り当てられている。管理フ
ァイル224は、図1に示した各専用エディタ20
1 、2022 、……202N から送られてきたデータ
を取り込むようになっており、送信されたデータが競合
するかどうかのチェックを行うようになっている。それ
ぞれの専用エディタ2021 、2022 、……202N
での修正が完了して、ファイル名241およびその版数
242が同一で、名前243が自分以外に存在しないと
き、指定したファイル名241すべての情報(データ)
の削除が行われるようになっている。
【0024】図5は、このソースコード変更履歴管理シ
ステムの処理の概要の前半部分を表わしたものである。
図1および図2と共にこの処理を説明する。まず、オペ
レータの指示によって、システムで管理しているソース
ファイルの中の修正の対象となるファイルが取り出され
る(ステップS101)。次に該当する専用エディタ2
02が起動され(ステップS102)、取り出したファ
イルの修正が開始できる状態となる(ステップS10
3)。この状態でCPU211は1行分の修正が完了す
る時点を監視し(ステップS104)、修正が完了した
ら(Y)、管理ファイル224にファイル名241、フ
ァイルの版数242、名前(ログイン名)243、修正
位置番号244および区分245の各データの送信が行
われる。
【0025】CPU211は管理ファイル224を基に
して、同一ファイルで同一バージョンの同一行を修正し
ている者がいるかどうかをチェックする(ステップS1
06)。管理ファイル224にこれ以外の者が存在する
ことが判別したら(Y)、データを送信した者の専用エ
ディタ202に対して、修正を行った者の名前と「重複
して修正している」というメッセージとを送信する(ス
テップS107)。
【0026】図6は、図5に示した処理の後半部分を表
わしたものである。CPU211は、この状態で修正が
完了したかどうかの判別を行い(ステップS108)、
終了していなければ(N)、次の修正行に進んで(ステ
ップS109)、行の修正が完了するのを待機する(ス
テップS104)。これ以降は、修正が完了するまで同
様の処理が繰り返される(ステップS104〜S10
9)。
【0027】一連の行の修正が完了したら(ステップS
108;Y)、専用エディタ202の処理を終了させ
(ステップS110)、ソースコード変更履歴管理装置
本体201にその修正内容を盛り込んだ形でファイルの
更新が行われる(ステップS111)。ファイルの更新
後に、同一のファイルで同一バージョンのファイルを他
の者が取り出していないかどうかのチェックが管理ファ
イル224を用いて行われる(ステップS112)。他
の者が取り出していない場合には(Y)、同一バージョ
ンで同一のファイルを表示している行のすべてを削除し
て(ステップ113)、処理を終了させる(エンド)。
【0028】図7は、同一のファイルを複数の者が修正
するときで、同一行を修正しない場合の状況を説明する
ためのものである。同図(a)に示したように、第1〜
第3の変更履歴付きソースファイル2231 〜2233
の名称をそれぞれa.c、b.c、c.cとする。
【0029】同図(b)は、2人の者がそれぞれの専用
エディタを起動したときの管理ファイルの内容の一例を
表わしている。ここでは、TさんとSさんの2人が同一
の版数(版数“1.1”)の第1の変更履歴付きソース
ファイル2231 に専用エディタ2021 と2022
起動をかけている。この状態では、どの行も修正されて
いない。
【0030】同図(c)は、この状態でTさんがこのフ
ァイルの5行目を変更(R)する修正を行った状況を表
わしている。また、同図(d)では、この後にSさんが
同一ファイルの3行目を変更(R)する修正を行った状
況を表わしている。これらの修正完了と共に対応する専
用エディタ202から管理ファイル224にそれぞれデ
ータが送信され、反映されている。ただし、同図(d)
に示したように、同一ファイルで同一バージョンのもの
に対する修正が行われているものの、異なった行に対す
る修正なので、両者に競合は生じていない。したがっ
て、この図7に示した例では、図5のステップS107
で示した警告のメッセージは出力されないことになる。
【0031】図8は、同一のファイルを複数の者が修正
するときで、同一行を修正する場合の状況を説明するた
めのものである。同図(a)はソースコードの管理ファ
イルの構成を示しており、これは図7(a)と同一であ
る。また、同図(b)と同図(c)も図7と同一である
ので説明を省略する。同図(c)の状態が生じた後にS
さんがTさんの修正したファイルの5行目を削除(D)
する修正を行ったとする。この行の修正完了と共に、S
さんの専用エディタ202S から管理ファイル224に
データが送出される。管理ファイル224は、この結果
として同図(d)に示すような状況となる。
【0032】CPU211は、管理ファイル224を検
索し、“5行目”について、これが同一ファイルの同一
バージョンなので、Sさんの専用エディタ202上に
「Tさんが5行目を修正しています。」というメッセー
ジを送出するこのように修正者が1行ずつ修正を行う
たびに、CPU211はチェック作業を繰り返すことに
なる。この結果、Sさんは最終的に修正の終了したファ
イルをソースコード変更履歴管理装置本体201に戻す
前に、Tさんに“5行目”の修正内容の確認を行うこと
ができる。
【0033】図9は、同一のファイルを複数の者が修正
するときで、同一行を修正し、指定行の変更を行った場
合を説明するためのものである。同図(b)に示すよう
にTさんがファイルの修正を行うためにソースファイル
(a.c)2231 を取り出し、Sさんもこのファイル
を修正するために取り出して、それぞれの専用エディタ
202S 、202T を起動させると、管理ファイル22
4は同図(b)に示す様な内容となる。2人が、同一バ
ージョンの同一ファイルを取り出して、専用エディタ2
02S 、202T で修正を開始させたとする。Tさんが
最初に10行目を変更し、その1行の修正が完了すると
専用エディタ202T から管理ファイル224にデータ
が送信される。同図(c)はこの送信時の管理ファイル
224の状態を示している。
【0034】次にSさんがこのソースファイル(a.
c)2231 の10行目を変更すると、その1行の修正
完了時に専用エディタ202S からデータが送信され、
その内容が管理ファイル224に書き込まれる。同図
(d)がこの状態を示している。CPU211は2人が
同一ファイルの同一バージョンを修正し、かつ修正位置
番号が同一であるかのチェックを行う(図5ステップS
105)。この例の場合にはこれらが同一なので
(Y)、後から修正を行ったSさんの専用エディタ20
S 上に「Tさんが“10”行目を修正しています。」
というワーニングメッセージが送信される。同様にして
Tさん、あるいはSさんが1行修正するたびにCPU2
11はチェック作業を行い、同一行を後から修正した者
がいた場合には、その者に対してメッセージを送出する
ことになる。これにより、同一行を後から修正した者
は、最終的に修正の終了したファイルをソースコード変
更履歴管理装置本体201に戻す前に、同一行を先行し
て修正した者に対して修正内容の確認を行うことができ
る。
【0035】変形例
【0036】この変形例のソースコード変更履歴管理シ
ステムでも、同一のファイルを複数の者が修正した場合
に対応することができる。同一のファイルを複数の者が
修正するときで、これらの者が同一の行を修正しなかっ
た場合には、先に説明した実施例の図7と同一の処理が
行われる。そこで、この場合の説明は省略する。また、
この変形例のソースコード変更履歴管理システムは図2
に示したものと実質的に同一の構成であるので、その説
明も省略する。
【0037】図10は、この変形例で同一のファイルを
複数の者が修正した場合で、行の追加を行ったときの管
理ファイルの内容の変化を表わしたものである。同図
(a)に示すように、このシステムには第1〜第3の変
更履歴付きソースファイル2231 〜2233 と管理フ
ァイル224が配置されている。
【0038】同図(b)に示すようにTさんがファイル
の修正を行うためにソースファイル(a.c)2231
を取り出し、Sさんもこのファイルを修正するために取
り出して、それぞれの専用エディタ202S 、202T
を起動させると、管理ファイル224は同図(b)に示
す様な内容となる。2人が、同一バージョンの同一ファ
イルを取り出して、専用エディタ202S 、202T
修正を開始させたとする。Tさんが最初に10行目を変
更し、その1行の修正が完了すると専用エディタ202
T から管理ファイル224にデータが送信される。同図
(c)はこの送信時の管理ファイル224の状態を示し
ている。
【0039】次にSさんがソースファイル(a.c)2
231 の10行目と11行目の間に1行を追加し、1行
の修正が完了したとして専用エディタ202S から管理
ファイル224にデータを送信する。同図(d)はこの
送信後の管理ファイル224の状態を表わしたものであ
る。図2に示したCPU211は2人が同一ファイルの
同一バージョンを修正し、かつ修正番号が同一であるか
どうかをチェックする。この場合には10行目自体の内
容は変更されていないので、同一と判断されない。そこ
で、CPU211は後から修正を行ったSさんに対して
メッセージの送信を行わない。Tさんについても同様で
ある。CPU211は以下同様にして1行ごとの修正に
対してチェック作業を繰り返すことになる。
【0040】この変形例のソースコード変更履歴管理シ
ステムにおける処理は、図5に示した流れ図のステップ
S104の「1行修正」の判断を行の追加まで含めると
共に、ステップS106の同一ファイルの同一バージョ
ンの同一行を修正しているかの判断を文字通りに解釈す
ることで、同様な手順で進めることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、ファイルをそれぞれの専用エディタで修正す
る状態で、所定単位のデータが修正されるたびに、すな
わち修正の全体的な作業が終了する前であっても、修正
した位置情報と共にその修正内容をこれらの専用エディ
タから管理情報記憶手段に送信させ、同一の位置情報の
データが複数記憶されているかどうかを管理情報検索手
段で検索させるようにしている。そして、同一の位置情
報のデータが複数記憶されているとの検索結果を得たと
きそのたびに、これを専用エディタのうちのそのデータ
を送信した専用エディタのうち最先に送信したもの以外
に通知することにしたので、ファイルの格納されている
側で各専用エディタがどのような修正作業を行っている
かを修正作業の進行に合わせて逐次確認することがで
、迅速な対応が可能となる。そして、同一箇所の修正
を行っているときには、そのファイルをそれぞれの専用
エディタ側で最終的に置き換える前の状態で該当者に警
告を発することができるので、同一箇所について合意の
下で修正作業を行うことができるようになる。
【0042】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるソースコード変更履
歴管理システムの原理的な構成を表わしたシステム構成
図である。
【図2】ソースコード変更履歴管理装置本体の構成の概
要を表わしたブロック図である。
【図3】本実施例の変更履歴付きソースファイルの構成
を表わした説明図である。
【図4】本実施例の管理ファイルの構成を表わした説明
図である。
【図5】ソースコード変更履歴管理システムの処理の概
要の前半部分を表わした流れ図である。
【図6】図5に示した処理の後半部分を表わした流れ図
である。
【図7】同一のファイルの異なった行を複数の者が修正
する場合のソースファイルと管理ファイルの関係および
管理ファイルの状況を表わした説明図である。
【図8】同一のファイルの同一の行を複数の者が修正す
る場合のソースファイルと管理ファイルの関係および管
理ファイルの状況を表わした説明図である。
【図9】同一のファイルを複数の者が修正するときで、
同一行を修正し、指定行の変更を行った場合を表わした
説明図である。
【図10】本発明の変形例で同一のファイルを複数の者
が修正した場合で、行の追加を行ったときの管理ファイ
ルの内容の変化を表わした説明図である。
【図11】従来のソースコード変更履歴管理システムの
構成の概要を示したブロック図である。
【符号の説明】
201 ソースコード変更履歴管理装置本体 202 専用エディタ 211 CPU 213 制御プログラム記憶媒体 214 作業用メモリ 221 通信制御回路 223 ソースファイル 224 管理ファイル 241 ファイル名 242 ファイルの版数 244 修正位置番号
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/00,9/06 G06F 17/21,15/00,17/50

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 修正するファイルを格納するファイル
    格納手段と、 このファイル格納手段に格納されたファイルを修正のた
    めに取り出すファイル取出手段と、 このファイル取出手段によって取り出されたファイルを
    それぞれ修正するための複数の専用エディタと、 ファイルのソースコードの1行分のデータが修正される
    たびに修正した位置情報と共にその修正内容をこれらの
    専用エディタから受信して管理情報として共通して記憶
    する管理情報記憶手段と、 この管理情報記憶手段に同一の位置情報のデータが複数
    記憶されているかどうかを修正の全体的な作業が終了す
    る前であっても前記ソースコードの1行分のデータが修
    正されるたびに検索し、行と行の間にデータを挿入する
    修正が行われたときは、これを同一の位置情報のデータ
    として検索しない管理情報検索手段と、 この管理情報検索手段が同一の位置情報のデータが複数
    記憶されているとの検索結果を得たときそのたびに、こ
    れを前記専用エディタのうちのそのデータを送信した専
    用エディタのうち最先に送信したもの以外に通知する重
    複修正データ通知手段と、 前記専用エディタの修正が完了したときそれらの修正し
    た内容で前記ファイル格納手段から取り出されたファイ
    ルの内容をそれぞれ取り出されたファイルの新しい内容
    として個別に更新するファイル更新手段とを具備するこ
    とを特徴とするファイル変更履歴管理システム。
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