JP2000163495A - ワークフロー処理方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した媒体 - Google Patents

ワークフロー処理方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した媒体

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JP2000163495A
JP2000163495A JP33834998A JP33834998A JP2000163495A JP 2000163495 A JP2000163495 A JP 2000163495A JP 33834998 A JP33834998 A JP 33834998A JP 33834998 A JP33834998 A JP 33834998A JP 2000163495 A JP2000163495 A JP 2000163495A
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Tomokazu Ubukata
知一 生形
Takashi Kobayashi
小林  隆
Teietsu Cho
廷悦 趙
Masabumi Itabashi
正文 板橋
Yoshihide Omura
善秀 大村
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さい工数で電子帳票の全データ項目を案件
属性として設定することが可能な技術を提供する。 【解決手段】 電子帳票中の全データ項目をワークフロ
ー制御で参照される案件属性として格納する為の案件属
性テーブルを作成し、各データ項目への入力を受け付け
て入力したデータ項目の値を前記案件属性テーブルに格
納する電子帳票を生成し、案件投入時にワークフロー管
理情報テーブルへ当該案件の進捗情報を追加し、案件遷
移時に当該案件を次のノードに遷移させてワークフロー
管理情報テーブルを更新し、各ノードの案件に対応する
電子帳票を実行して電子帳票の各データ項目に入力され
たデータ項目の値を格納して前記案件属性テーブルの内
容を更新し、前記電子帳票により全データ項目の値が格
納された前記案件属性テーブル及び前記ワークフロー管
理情報テーブルを参照して各案件の進捗状況表示または
各作業者の作業一覧表示を行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一連の業務を遂行す
るワークフロー処理システムに関し、特に複数のデータ
項目から成る電子帳票を予め定めた転送順序に従って次
作業者に順次転送して一連の業務を遂行する際に進捗状
況表示や案件一覧表示を行うワークフロー処理システム
に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】日経コンピュータNo.425(199
7.9.1)204〜217ページに記載の通り、ワー
クフロー処理システムは、複数のデータ項目から成る電
子帳票を予め定めた転送順序に従って、次の作業を行な
う作業者に順次転送して一連の業務を遂行するシステム
である。
【0003】ワークフロー処理システムでは、定義され
た一連の作業群をビジネスプロセスと呼び、個々の作業
のことをノードと呼ぶ。各ノード間で渡される仕事の単
位を案件と呼ぶ。ワークフロー処理システムは、各案件
に一意な識別子である案件IDを付けて管理する。最初
のノードで案件を作り、ビジネスプロセスを開始するこ
とを投入と呼び、ビジネスプロセスに従って案件を次の
ノードに受け渡すことを遷移と呼ぶ。
【0004】また案件の内容を示すデータ項目の内、ビ
ジネスプロセス中の分岐条件、進捗表示、案件一覧表示
等ワークフロー制御の為に参照されるデータ項目を案件
属性と呼ぶ。案件属性は、通常、ビジネスプロセス定義
時に開発者によって定義される。案件属性の値は、各ノ
ード毎に作業処理を行なう電子帳票等のプログラムによ
って設定される。
【0005】ワークフロー処理システムは、案件の進捗
を把握する為の進捗表示機能を有する。ここで進捗表示
機能とは案件の現在のノード名や現在のノードに到着し
た日時等を表示するものである。
【0006】基幹系業務の様に処理する案件が多い業務
では、業務の進捗フォローを行なう業務管理者が膨大な
数の全ての案件の進捗管理を行なうのではなく、進捗フ
ォローが必要になる案件を条件で検索して進捗管理を行
なうことが普通である。当然のことであるが、検索条件
として設定できるのは案件属性として予め定義されたデ
ータ項目だけである。なお進捗表示機能で案件を指定し
ても、その案件の電子帳票のデータ項目値を表示するこ
とはできない。
【0007】またワークフロー処理システムは、各作業
者の処理すべき案件をリストとして表示する案件一覧表
示機能を有する。各ノードの作業者は、案件一覧表示機
能に表示された案件のリストから処理する案件を選択
し、その案件に対応する電子帳票を表示して処理を行な
う。そして処理が終了した案件は、案件一覧表示から削
除され、次のノードへ転送される。案件一覧表示機能は
予め定義された案件属性しか表示対象やソート対象に設
定できない。
【0008】また電子帳票開発機能を有するワークフロ
ー処理システムの場合、データ項目の名称、型、桁数を
設定し、レイアウトを決め、各ノードでの処理を記述し
て、ワークフローで使用する電子帳票を開発する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】進捗表示機能及び案件
一覧表示機能において、予め定義された案件属性だけを
検索の対象としたり、表示対象とするだけでは十分では
ない。なぜなら検索対象や表示対象は、ユーザの役割、
作業スタイル或いは検索の目的や緊急性等により様々に
異なるからである。
【0010】例えば、発注登録業務において、通常は見
積金額を検索条件とするが、顧客からの緊急の問合せが
発生したときには、案件No、顧客名等の変則的な検索
条件を設定する場合が生じる。この様な状況において
は、従来技術の様に予め検索対象として必要と思われる
データ項目を案件属性として定義する方法では対応でき
ない。すなわち案件属性として定義したデータ項目によ
る検索は可能であるが、それ以外のデータ項目では検索
できない。
【0011】また検索対象や表示対象となる案件属性を
運用中に変更する方法が考えられるが、この方法ではビ
ジネスプロセスの再定義と整合性チェック、作業の結果
として発生するデータ項目の値を案件属性に設定するプ
ログラムの変更とテストが必要となる。
【0012】以上の問題を解決するには、当該案件の全
データ項目を案件属性として定義しておく方法が考えら
れる。この方法によれば案件のどの様なデータ項目で
も、検索に利用することができる。
【0013】しかし、この方法にも問題がある。すなわ
ち従来のワークフロー処理システムでデータ項目数の多
い電子帳票の場合、以下の様に大変な工数を手作業で行
うことが必要となる。まず案件属性として全データ項目
を手作業で定義する必要がある。更にビジネスプロセス
の各ノードにおいて、前記定義した全案件属性の更新を
行なう処理を記述する必要がある。しかも、これらの処
理は、開発時だけでなく、ビジネスプロセスの変更や拡
張により電子帳票のデータ項目が変更された際にも必要
となる。
【0014】本発明の目的は上記問題を解決し、小さい
工数で電子帳票の全データ項目を案件属性として設定す
ることが可能な技術を提供することにある。本発明の他
の目的は進捗表示や案件一覧表示を行う際に柔軟な検索
条件設定や案件属性表示を行うことが可能な技術を提供
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のデータ
項目から成る電子帳票を予め定めた転送順序に従って順
次転送して一連の業務を遂行するワークフロー処理シス
テムにおいて、電子帳票中の全データ項目をワークフロ
ー制御で参照される案件属性として案件属性テーブルに
格納し、任意の検索条件を満たす案件の進捗状況表示や
各作業者の作業一覧表示を行うものである。
【0016】本発明のワークフロー処理システムでは、
まず電子帳票の開発時に全データ項目に関する情報を抽
出し、電子帳票中の全データ項目をワークフロー制御で
参照される案件属性として格納する為の案件属性テーブ
ルを作成する。また、各データ項目への入力を受け付け
て入力したデータ項目の値を前記案件属性テーブルに格
納する電子帳票を生成しておく。
【0017】前記生成した電子帳票を起動して案件を投
入する際には、ワークフロー管理情報テーブルへ当該案
件の進捗情報を追加し、案件遷移時に当該案件を次のノ
ードに遷移させてワークフロー管理情報テーブルを更新
する。前記起動された電子帳票は、各データ項目への入
力を受け付けて入力したデータ項目の値を前記案件属性
テーブルに格納し、案件属性の更新を行う。
【0018】本発明のワークフロー処理システムの管理
者や作業者は、前記電子帳票により全データ項目の値が
格納された前記案件属性テーブル及び前記ワークフロー
管理情報テーブルを参照して各案件の進捗状況表示また
は各作業者の作業一覧表示を行う。
【0019】すなわち、案件の進捗情報表示を行う際に
は、任意に設定された検索条件を基に前記案件属性テー
ブルを検索し、前記検索条件に該当する案件の進捗情報
を前記ワークフロー管理情報テーブルから読み出して特
定の条件に該当する案件の進捗情報表示を行う。
【0020】また案件一覧表示を行う場合には、特定の
作業者が処理する案件の内でワークフロー処理中の案件
を前記ワークフロー管理情報テーブルから取得し、前記
取得した案件の案件属性の値を前記案件属性テーブルか
ら取得して当該作業者が処理すべき案件を示す案件一覧
表示を行う。
【0021】前記の様に本発明のワークフロー処理シス
テムでは、電子帳票の開発時に全データ項目に関する情
報を抽出して案件属性テーブルを作成するので、案件属
性として設定する全データ項目を手作業で別途定義する
必要がなく、また、電子帳票により全データ項目の値を
案件属性テーブルに格納して案件属性の更新を行うの
で、ビジネスプロセスの各ノードにおいて全案件属性の
更新を行なう処理を記述する必要がない。
【0022】以上の様に本発明のワークフロー処理シス
テムによれば、電子帳票の開発時に全データ項目に関す
る情報を抽出して案件属性テーブルを作成し、入力され
た全データ項目の値を案件属性テーブルに格納する電子
帳票を生成するので、小さい工数で電子帳票の全データ
項目を案件属性として設定することが可能である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に複数のデータ項目から成る
電子帳票を予め定めた転送順序に従って順次転送して一
連の業務を遂行する際に進捗状況表示や案件一覧表示を
行う一実施形態のワークフロー処理システムについて説
明する。
【0024】図1は本実施形態のワークフロー処理シス
テムの概略構成を示す図である。図1に示す様に本実施
形態のワークフロー処理システムは、制御処理部122
と、ワークフロー管理処理部123と、ビジネスプロセ
ス定義処理部124と、進捗表示処理部125と、進捗
表示検索条件設定処理部126と、案件一覧表示処理部
127と、案件一覧表示設定処理部128と、電子帳票
選択処理部129と、電子帳票処理部131と、電子帳
票開発処理部132とを有している。
【0025】制御処理部122は、ワークフロー処理シ
ステム全体の動作を制御する処理部である。ワークフロ
ー管理処理部123は、案件投入時にワークフロー管理
情報テーブル111に該当する案件の進捗情報を追加
し、案件遷移時にビジネスプロセス定義テーブル113
を参照して次のノード名を取得し、案件を次のノードに
遷移させてワークフロー管理情報テーブル111を更新
してビジネスプロセスに従った案件の制御を行なう処理
部である。
【0026】ビジネスプロセス定義処理部124は、ビ
ジネスプロセスを定義してビジネスプロセス定義テーブ
ル113に格納する処理部である。進捗表示処理部12
5は、進捗表示検索条件テーブル114に格納されてい
る検索条件を基に案件属性テーブル116を検索し、該
当する案件の進捗情報をワークフロー管理情報テーブル
111から読み出して表示する処理部である。
【0027】進捗表示検索条件設定処理部126は、進
捗表示処理部125で参照される検索条件を設定して進
捗表示検索条件テーブル114に格納する処理部であ
る。案件一覧表示処理部127は、案件一覧表示設定テ
ーブル118から設定情報を読み出して作業者が処理す
べき案件を前記設定情報に従って表示する処理部であ
る。
【0028】案件一覧表示設定処理部128は、案件一
覧表示処理部127で案件を表示する為の設定情報を入
力して案件一覧表示設定テーブル118に格納する処理
部である。電子帳票選択処理部129は、案件を投入す
るときに電子帳票を選択して起動する処理部である。
【0029】電子帳票処理部131は、作業者からの各
データ項目への入力を受け付けて、入力されたデータ項
目の値を案件属性テーブル116に格納する処理部であ
る。電子帳票開発処理部132は、電子帳票を作成して
電子帳票ファイル119として格納すると共にそのファ
イル名を電子帳票登録情報テーブル117に格納し、当
該電子帳票の全データ項目を案件属性とした案件属性の
値を案件IDと共に格納する為の案件属性テーブル11
6を作成し、当該電子帳票の全案件属性の名称と案件属
性テーブル116の名称を案件属性一覧テーブル115
に格納する処理部である。
【0030】ワークフロー処理システムを制御処理部1
22、ワークフロー管理処理部123、ビジネスプロセ
ス定義処理部124、進捗表示処理部125、進捗表示
検索条件設定処理部126、案件一覧表示処理部12
7、案件一覧表示設定処理部128、電子帳票選択処理
部129、電子帳票処理部131及び電子帳票開発処理
部132として機能させる為のプログラムは、CD−R
OM等の記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納され
た後、メモリにロードされて実行されるものとする。な
お前記プログラムを記録する媒体はCD−ROM以外の
他の媒体でも良い。
【0031】本ワークフロー処理システムは、CPU1
01、ディスプレイ102、キーボード103、磁気デ
ィスク110及びメモリ120から構成される。ディス
プレイ102、キーボード103、磁気ディスク110
及びメモリ120は、CPU101よりバスを介してア
クセスされる。
【0032】磁気ディスク110には、ワークフロー管
理情報テーブル111、ユーザ登録情報テーブル11
2、ビジネスプロセス定義テーブル113、進捗表示検
索条件テーブル114、案件属性一覧テーブル115、
案件属性テーブル116、電子帳票登録情報テーブル1
17、案件一覧表示設定テーブル118及び電子帳票フ
ァイル119が格納される。
【0033】メモリ120には、制御処理部122、ワ
ークフロー管理処理部123、ビジネスプロセス定義処
理部124、進捗表示処理部125、進捗表示検索条件
設定処理部126、案件一覧表示処理部127、案件一
覧表示設定処理部128、電子帳票選択処理部129、
電子帳票処理部131及び電子帳票開発処理部132が
ロードされ、ワークエリア121が確保される。
【0034】ワークフロー管理情報テーブル111に
は、ビジネスプロセス名、案件の現在のノード名、その
ノードの作業者に到着した日時等のワークフロー管理に
関する情報が格納される。ユーザ登録情報テーブル11
2には、ワークフロー処理システムのユーザがどのビジ
ネスプロセスのどのノードの作業を行なうかを決める為
の役割や組織のデータが格納される。
【0035】ビジネスプロセス定義テーブル113に
は、ビジネスプロセスとして定義される一連の作業にお
ける各作業の順序、作業者、作業内容等が格納される。
進捗表示検索条件テーブル114には、進捗表示処理部
125で検索する為の条件が格納される。案件属性一覧
テーブル115には、ビジネスプロセスの電子帳票毎に
全案件属性の名称と案件属性テーブル116の名称が格
納される。
【0036】案件属性テーブル116には、案件属性の
値が案件IDと共に格納される。電子帳票登録情報テー
ブル117には、電子帳票名に対する電子帳票ファイル
名等が格納される。案件一覧表示設定テーブル118に
は、案件一覧表示処理部127で表示する案件属性名と
ソート条件が格納される。電子帳票ファイル119は、
電子帳票開発処理部132で開発された電子帳票のファ
イルである。
【0037】ワークフロー管理処理部123は、ビジネ
スプロセスに従って案件の制御を行なう。案件投入時に
は、ワークフロー管理情報テーブル111に該当する案
件の進捗情報を追加する。また案件遷移時には、ビジネ
スプロセス定義テーブル113を参照して次のノード名
を取得し、案件を次のノードに遷移させて、ワークフロ
ー管理情報テーブル111を更新する。ビジネスプロセ
ス定義処理部124は、ビジネスプロセスを定義し、ビ
ジネスプロセス定義テーブル113に格納する。
【0038】進捗表示処理部125は、進捗表示検索条
件テーブル114に格納されている条件を基に案件属性
テーブル116を検索し、該当する案件の進捗情報(現
在のノード名、到着日時)をワークフロー管理情報テー
ブル111から読み込んで表示する。進捗表示検索条件
設定処理部126は、進捗表示処理部125で参照され
る検索条件を設定し、進捗表示検索条件テーブル114
に格納する。
【0039】案件一覧表示処理部127は、案件一覧表
示設定テーブル118から設定情報を読み、作業者が処
理すべき案件を設定に従って表示する。ここで案件を指
定すると適切な電子帳票が起動されて処理を行なうこと
ができる。案件一覧表示設定処理部128は、案件一覧
表示処理部127で案件を表示する為の設定情報を入力
し、案件一覧表示設定テーブル118に格納する。
【0040】電子帳票選択処理部129は案件を投入す
るときに電子帳票を選択して起動する。電子帳票処理部
131は、作業者が各ノードで作業するときに入力され
たデータ項目の値を受け付ける電子帳票であり、電子帳
票ファイル119がメモリ120に読込まれたものであ
る。電子帳票に入力されたデータ項目の値は案件属性テ
ーブル116に格納される。
【0041】電子帳票開発処理部132は、電子帳票を
作成して電子帳票ファイル119として格納し、そのフ
ァイル名を電子帳票登録情報テーブル117に格納す
る。また電子帳票の全データ項目を案件属性として設定
し、その案件属性の値を案件IDと共に格納する案件属
性テーブル116を作成する。更に当該電子帳票につい
ての全案件属性の名称と案件属性テーブル116の名称
を案件属性一覧テーブル115に格納する。
【0042】図2は本実施形態の進捗表示検索条件テー
ブル114の構成例を示す図である。進捗表示検索条件
テーブル114は、進捗表示処理部125で案件を検索
する為の条件が格納されるテーブルである。
【0043】進捗表示検索条件テーブル114は、ユー
ザID201、ビジネスプロセス名202、電子帳票名
203、案件属性名204、演算子205、値206か
ら成る。ユーザID201は進捗表示の検索条件を設定
したユーザを一意に識別する識別子である。ビジネスプ
ロセス名202は進捗表示の検索の対象となるビジネス
プロセスの名称である。電子帳票名203は検索の対象
となる電子帳票の名称である。案件属性名204は検索
の対象となる案件属性の名称である。演算子205は、
等しい、等しくない、大きい、小さい等の検索の条件を
表す。値206は案件属性の値と比較する対象である。
案件属性名204、演算子205、値206で検索条件
を構成する。
【0044】進捗表示検索条件テーブル114は、進捗
表示検索条件設定処理部126でユーザにより設定され
た条件が格納され、進捗表示処理部125で読込まれて
案件の検索が行われる。
【0045】図3は本実施形態の案件一覧表示設定テー
ブル118の構成例を示す図である。案件一覧表示設定
テーブル118は、案件一覧表示処理部127で表示す
る案件属性の名称とソート条件が格納されるテーブルで
ある。
【0046】案件一覧表示設定テーブル118は、ユー
ザID301、ビジネスプロセス名302、ノード名3
03、電子帳票名304、ソート対象305、順序30
6、表示案件属性307から成る。ユーザID301
は、案件一覧表示の表示項目とソート条件の設定をした
ユーザを一意に識別する識別子である。ビジネスプロセ
ス名302は、案件一覧表示の設定の対象となるビジネ
スプロセスの名称である。ノード名303は、案件一覧
表示の設定の対象となるノードの名称である。電子帳票
名304は、案件一覧表示で表示される案件属性を持つ
電子帳票の名称である。ソート対象305は、案件一覧
表示で案件を並び替えるときの対象となる案件属性の名
称である。順序306は、ソートの順序であり、昇順と
降順がある。表示案件属性307は、案件一覧表示で表
示する案件属性の名称がカンマ区切りで並べられている
ものである。
【0047】案件一覧表示設定テーブル118には、案
件一覧表示設定処理部128でユーザにより入力された
設定情報が格納され、案件一覧表示処理部127で読込
まれて、その設定情報で案件一覧が表示される。
【0048】図4は本実施形態の案件属性一覧テーブル
115の構成例を示す図である。案件属性一覧テーブル
115は、電子帳票毎の案件属性テーブル116の名称
と案件属性の名称が格納されるテーブルである。
【0049】案件属性一覧テーブル115は、ビジネス
プロセス名401、電子帳票名402、案件属性テーブ
ル名403、案件属性一覧404から成る。ビジネスプ
ロセス名401は、電子帳票が存在しているビジネスプ
ロセスの名称である。電子帳票名402は、案件属性の
元となるデータ項目が存在する電子帳票の名称である。
案件属性テーブル名403は、電子帳票の全データ項目
を案件属性として案件IDと共に格納する案件属性テー
ブル116の名称である。案件属性テーブル116は、
ビジネスプロセスの電子帳票毎に作成され、一意に名称
が付けられる。案件属性一覧404は、案件属性として
設定された全データ項目の名称がカンマ区切り形式で格
納されたものである。
【0050】案件属性一覧テーブル115には、電子帳
票開発処理部132によってビジネスプロセスの電子帳
票毎に作られる案件属性テーブル116の名称と案件属
性の名称が格納される。案件属性一覧テーブル115
は、進捗表示検索条件設定処理部126と案件一覧表示
設定処理部128でユーザにより電子帳票名402が指
定されたときに、案件属性の名称を取得して表示した
り、案件属性テーブル116の名称を取得する為に参照
される。
【0051】図5は本実施形態の案件属性テーブル11
6の構成例を示す図である。案件属性テーブル116
は、案件毎に案件属性の値が格納されるテーブルであ
る。
【0052】案件属性テーブル116は、ビジネスプロ
セス名501、帳票名502に対して1つの案件属性表
510を有している。案件属性表510は、案件属性の
値を案件IDに対応付けて格納したものであり、図5で
は旅費精算というビジネスプロセスの旅費精算書という
電子帳票に入力された全データ項目を案件属性とし、そ
れらの値を案件IDと共に格納した例を表している。
【0053】電子帳票毎にデータ項目が異なる為、案件
属性テーブル116は電子帳票開発処理部132により
電子帳票毎に作成される。運用時には電子帳票処理部1
31でユーザにより入力されたデータ項目の値が案件属
性の値として、このテーブルに格納される。明細形式の
データ項目がある場合は、共通したデータ項目を重複さ
せて、明細行の行数分のレコードが作られる。案件属性
テーブル116は、進捗表示処理部125により案件を
検索したり、案件属性の値を取得する為に参照される。
また案件一覧表示処理部127で案件属性の値を取得す
る為に参照される。
【0054】図6は本実施形態のワークフロー管理情報
テーブル111の構成例を示す図である。ワークフロー
管理情報テーブル111は、案件毎の進捗を管理するテ
ーブルである。
【0055】ワークフロー管理情報テーブル111は、
案件ID601、ビジネスプロセス名602、ノード名
603、到着日時604から成る。案件ID601は、
案件を一意に識別する為の識別子である。ビジネスプロ
セス名602は、当該案件が存在するビジネスプロセス
の名称である。ノード名603は、当該案件の現在のノ
ードの名称である。到着日時604は、案件が現在のノ
ードに到着した日付と時間である。
【0056】ワークフロー管理情報テーブル111で
は、ワークフロー管理処理部123により案件投入時に
該当する案件の進捗情報が追加され、遷移時に該当する
案件の進捗情報が更新される。ワークフロー管理情報テ
ーブル111を参照することにより、案件ID601が
判れば現在のノード名603と到着日時604という進
捗情報を取得することができる。
【0057】図7は本実施形態の進捗表示検索条件設定
画面の一例を示す図である。図7では進捗表示検索条件
設定処理部126でディスプレイ102に表示される進
捗表示検索条件設定画面の一例を表しており、進捗表示
の検索条件を設定する画面を示している。
【0058】ビジネスプロセス名701は、進捗表示の
検索対象となるビジネスプロセス名称の選択欄である。
電子帳票名702は、検索対象となる電子帳票名称の選
択欄である。案件属性名711は、検索条件となる案件
属性の名称の選択欄である。演算子712は、等しい、
等しくない、大きい、小さい等の検索条件の選択欄を表
す。値713は、検索条件の比較対象となる値の入力欄
である。進捗表示検索条件設定画面でユーザに入力され
た検索条件は、OKボタン721が押されることにより
進捗表示検索条件テーブル114に格納される。
【0059】図8は本実施形態の進捗表示画面の一例を
示す図である。図8では進捗表示処理部125でディス
プレイ102に表示される進捗表示画面の一例を表して
おり、案件の進捗情報を表示する画面を示している。
【0060】ビジネスプロセス名801は、進捗表示を
行なうビジネスプロセスの名称の選択欄である。進捗表
示表810は、進捗表示検索条件テーブル114に格納
された条件に該当する案件の進捗を表示する表であり、
案件ID811に表示された案件の現在のノードをノー
ド名812に表示し、現在のノードに到着した日付と時
間を到着日時813に表示する。案件属性表示ボタン8
21が押されると指定された案件の案件属性の値を表示
する案件属性表示画面を表示する。閉じるボタン822
が押されると進捗表示画面を閉じる。
【0061】図9は本実施形態の案件属性表示画面の一
例を示す図である。図9では進捗表示画面の案件属性表
示ボタン821が押されたときに表示される案件属性表
示画面の一例を表しており、指定された案件の案件属性
の値を表示する画面を示している。案件属性表910
は、進捗表示画面で指定された案件の案件属性の値を表
示する表である。OKボタン921が押されることによ
り、案件属性表示画面は閉じられ、進捗表示画面に戻
る。
【0062】図10は本実施形態の案件一覧表示設定画
面の一例を示す図である。図10では案件一覧表示設定
処理部128でディスプレイ102に表示される案件一
覧表示設定画面の一例を表しており、案件一覧表示で表
示する案件属性の名称とソート条件を設定する画面を示
している。
【0063】ビジネスプロセス名1001は、案件一覧
表示に表示する案件のビジネスプロセスを選択する選択
欄である。ノード名1002は、表示する案件のノード
を選択する選択欄である。電子帳票名1003は、案件
一覧表示で表示する案件属性を持つ電子帳票の名称の選
択欄である。案件属性名1004は、案件一覧表示で表
示する案件属性の名称の選択欄である。ソート対象10
05は、案件一覧表示で表示される案件を並び替えると
きの対象となる案件属性の名称の選択欄である。順序1
006は、案件を並べ替える順序であり、昇順と降順が
ある。
【0064】案件一覧表示設定表1010にはユーザに
設定された案件一覧表示設定が表示される。追加ボタン
1021が押されると、ビジネスプロセス名1001、
ノード名1002、電子帳票名1003が一致する設定
に対し、案件属性名1004で選択された案件属性を追
加する。OKボタン1022が押されると、設定された
案件一覧表示設定が案件一覧表示設定テーブル118に
格納される。なお、ここではソートを行なう例を扱う
が、案件の検索を行なうことも可能である。
【0065】図11は本実施形態の案件一覧表示画面の
一例を示す図である。図11では案件一覧表示処理部1
27でディスプレイ102に表示される案件一覧表示画
面の一例を表しており、ユーザが処理する案件を一覧表
示する画面を示している。
【0066】ビジネスプロセス名1101は、案件一覧
表示の対象となるビジネスプロセスの名称の選択欄であ
り、ユーザが関与するビジネスプロセスが選択肢として
設定される。ノード名1102は、案件一覧表示の対象
となるノードの名称の選択欄であり、ユーザが関与する
ノードが選択肢として設定される。案件一覧表示表11
10は、案件一覧表示設定テーブル118に格納されて
いる設定の内、ビジネスプロセス名1101、ノード名
1102で指定された設定による案件一覧表示を行う表
である。ここでは旅費精算のビジネスプロセスの表示案
件属性307として旅費区分と交通費が設定された場合
として、案件ID1111、到着日時1112、旅費区
分1113、交通費1114が表示され、交通費111
4の降順にソート条件が設定されている場合として案件
が並んで表示されている。
【0067】従来技術と同じく案件を指定することでそ
の案件に対応する電子帳票を表示して処理を行なう。処
理が終了した案件は、案件一覧表示表1110から削除
され、次のノードへ転送される。閉じるボタン1121
が押されることにより、案件一覧表示画面を閉じる。
【0068】図12は本実施形態の電子帳票選択画面の
一例を示す図である。図12では電子帳票選択処理部1
29でディスプレイ102に表示される電子帳票選択画
面の一例を表しており、電子帳票に入力してビジネスプ
ロセスに案件を投入する為に電子帳票を選択する画面を
示している。
【0069】ビジネスプロセス名1201は、電子帳票
に入力して案件を投入するビジネスプロセスの名称の選
択欄である。ノード名1202は、電子帳票に入力する
ノードの名称の選択欄である。OKボタン1211が押
されると、指定されたビジネスプロセスとノードに対応
する電子帳票が起動され、処理を行なうことができる。
【0070】図13は本実施形態の進捗表示検索条件設
定処理部126の処理手順を示すフローチャートであ
る。進捗表示検索条件設定処理部126は、ユーザの認
証をした後、ディスプレイ102に進捗表示検索条件設
定画面を表示する(ステップ1310)。
【0071】次にビジネスプロセス定義テーブル113
から全てのビジネスプロセスの名称を取得して選択肢と
して設定する(ステップ1320)。ユーザがビジネス
プロセスの名称を選択すると(ステップ1330)、選
択されたビジネスプロセスの電子帳票名を案件属性一覧
テーブル115から読み込み、選択肢として設定する
(ステップ1340)。
【0072】ユーザが電子帳票の名称を選択すると(ス
テップ1350)、指定されたビジネスプロセスと電子
帳票の名称をキーとして案件属性一覧テーブル115か
ら全ての案件属性名を取得して選択肢として設定する
(ステップ1360)。
【0073】進捗表示検索条件テーブル114から、ユ
ーザIDとビジネスプロセス名、電子帳票名をキーとし
て登録済の進捗表示条件を読み取り、案件属性名71
1、演算子712及び値713に表示する(ステップ1
370)。
【0074】ユーザが案件属性名711、演算子712
及び値713に入力を行い、OKボタン721を押すと
(ステップ1380)、設定した進捗表示検索条件を進
捗表示検索条件テーブル114に格納し、進捗表示検索
条件設定画面を閉じる(ステップ1390)。
【0075】図14は本実施形態の進捗表示処理部12
5の処理手順を示すフローチャートである。進捗表示処
理部125は、ユーザの認証をした後、ディスプレイ1
02に進捗表示画面を表示する(ステップ1410)。
【0076】次にビジネスプロセス定義テーブル113
から全てのビジネスプロセス名を取得して選択肢として
設定する(ステップ1415)。ユーザがビジネスプロ
セス名を選択すると(ステップ1420)、ユーザID
と指定されたビジネスプロセス名をキーとして進捗表示
検索条件テーブル114から検索条件を取得する(ステ
ップ1425)。
【0077】検索条件で指定されているビジネスプロセ
ス名と電子帳票名に対応する案件属性テーブル116の
名称を案件属性一覧テーブル115から取得し、その案
件属性テーブル116を参照して検索条件を満たす案件
IDを取得する(ステップ1430)。取得した案件I
Dをキーとしてワークフロー管理情報テーブル111か
ら案件の進捗情報(ノード名、到着日時)を取得して表
示する(ステップ1435)。
【0078】案件属性表示ボタン821が押されると
(ステップ1440)、案件属性表示画面が表示され、
指定された案件の案件属性の値が表示される(ステップ
1445)。OKボタン921が押されると(ステップ
1450)、案件属性表示画面を閉じる(ステップ14
55)。閉じるボタン822が押されると進捗表示画面
を閉じる(ステップ1460)。
【0079】図15は本実施形態の案件一覧表示設定処
理部128の処理手順を示すフローチャートである。案
件一覧表示設定処理部128は、ユーザの認証をした
後、ディスプレイ102に案件一覧表示設定画面を表示
し、ユーザIDをキーとして案件一覧表示設定テーブル
118から既に登録されている案件一覧表示設定を読
み、案件一覧表示設定表1010に表示する(ステップ
1510)。
【0080】次にビジネスプロセス定義テーブル113
から全てのビジネスプロセス名を取得して選択肢として
設定する(ステップ1515)。ユーザがビジネスプロ
セス名を選択すると(ステップ1520)、ビジネスプ
ロセス定義テーブル113とユーザ登録情報テーブル1
12からユーザが作業するノード名を取得し、選択肢と
して設定する(ステップ1525)。ユーザがノード名
を選択すると(ステップ1530)、案件属性一覧テー
ブル115から、選択されたビジネスプロセスの電子帳
票名を取得し、選択肢として設定する(ステップ153
5)。ユーザが電子帳票名を選択すると(ステップ15
40)、指定されたビジネスプロセスの電子帳票に関係
する案件属性名を案件属性一覧テーブル115から取得
し、選択肢として設定する(ステップ1545)。
【0081】案件一覧表示設定を入力し、追加ボタン1
021が押されると(ステップ1555)、案件一覧表
示設定表1010に追加する(ステップ1560)。O
Kボタン1022が押されると、設定した案件一覧表示
設定を案件一覧表示設定テーブル118に格納し、案件
一覧表示設定画面を閉じる(ステップ1565)。
【0082】図16は本実施形態の案件一覧表示処理部
127の処理手順を示すフローチャートである。案件一
覧表示処理部127は、ユーザの認証をした後、ディス
プレイ102に案件一覧表示画面を表示する(ステップ
1610)。
【0083】次にビジネスプロセス定義テーブル113
から全てのビジネスプロセス名を取得し、選択肢として
設定する(ステップ1615)。ユーザがビジネスプロ
セス名を選択すると(ステップ1620)、ビジネスプ
ロセス定義テーブル113とユーザ登録情報テーブル1
12からユーザが作業するノード名を取得し、選択肢と
して設定する(ステップ1625)。ユーザがノード名
を選択すると(ステップ1630)、ユーザIDとビジ
ネスプロセス名、ノード名をキーとして案件一覧表示設
定を案件一覧表示設定テーブル118から読み取る(ス
テップ1635)。
【0084】ワークフロー管理情報テーブル111か
ら、ビジネスプロセス名とノード名をキーとして案件I
Dを取得する(ステップ1640)。取得した案件ID
をキーとして案件一覧表示設定で指定されている表示案
件属性の値を案件属性テーブル116から取得する(ス
テップ1645)。案件一覧表示設定で指定されている
ソート条件によって案件を並び替えて表示する(ステッ
プ1650)。ここでは、案件を指定することで対応し
た電子帳票を起動して処理することができる。閉じるボ
タン1121が押されると画面を閉じる(ステップ16
55)。
【0085】図17は本実施形態の電子帳票開発処理部
132の処理手順を示すフローチャートである。電子帳
票開発処理部132は、電子帳票開発画面を表示し(ス
テップ1710)、開発する電子帳票のビジネスプロセ
ス名を入力し(ステップ1720)、データ項目の名
称、型、桁数を設定し、レイアウトを決め、電子帳票の
開発を行なう(ステップ1730)。
【0086】開発した電子帳票のデータ項目の名称、
型、桁数を取得し(ステップ1740)、案件属性一覧
テーブル115に案件属性テーブル116の名称と案件
属性名をカンマ区切りで並べた情報を登録する(ステッ
プ1750)。電子帳票のデータ項目を案件属性とし、
案件IDと共に格納する案件属性テーブル116を作成
する(ステップ1760)。開発した電子帳票のファイ
ル名等は、電子帳票登録情報テーブル117に登録され
る(ステップ1770)。
【0087】この例では、ユーザが電子帳票開発処理部
132で、データ項目の名称、型、桁数、レイアウトを
設定する為、例えば電子帳票画面の左上から水平に右端
まで検査したら一段下がり、また左から右へと検査する
という具合に右下まで検査し、確認された入力欄、選択
欄のデータ項目の順に案件属性テーブル116のフィー
ルドとする。なお単独の入力欄ではなく明細形式の場合
は、明細の列のデータ項目を順に案件属性テーブル11
6のフィールドとする。また、予めデータ項目の名称、
型、桁数、レイアウトをテーブルもしくはカンマ区切り
形式のファイルで定義しておき、その情報を読込む方法
もあり、その場合は格納されているデータ項目の順に案
件属性テーブル116のフィールドとすれば良い。
【0088】図18は本実施形態の最初のノードで電子
帳票に入力して次のノードに転送する処理の処理手順を
示すフローチャートである。図18では、ビジネスプロ
セスの最初のノードにおいて電子帳票に入力し、次のノ
ードに転送するときのワークフロー管理処理部123を
中心とする処理の流れを表している。
【0089】まず電子帳票選択処理部129でユーザの
認証をした後、電子帳票選択画面を表示し(ステップ1
805)、作成する電子帳票のビジネスプロセス名、ノ
ード名を入力する(ステップ1810)。指定されたビ
ジネスプロセス、ノードに対応した電子帳票を表示する
(ステップ1815)。電子帳票に入力されたデータ項
目を案件属性として案件属性テーブルに案件IDと共に
追加する(ステップ1820)。投入要求をワークフロ
ー管理処理部123に送り、電子帳票を閉じる(ステッ
プ1825)。
【0090】ワークフロー管理処理部123は、ワーク
フロー管理情報テーブル111に当該案件のレコードを
追加する(ステップ1830)。ビジネスプロセス定義
テーブル113を参照し、次のノード名とノード種別を
取得する(ステップ1835)。ワークフロー管理情報
テーブル111の当該案件のノード名を次のノード名に
更新する(ステップ1840)。
【0091】ステップ1845では次のノードのノード
種別が分岐であるかどうかを調べ、分岐の場合にはビジ
ネスプロセス定義テーブル113から分岐条件を取得す
る(ステップ1850)。取得した分岐条件を判定する
為に案件属性テーブル116を参照する(ステップ18
55)。分岐条件の結果に応じた次のノード名とノード
種別を取得する(ステップ1860)。ワークフロー管
理情報テーブル111の当該案件のノード名を次のノー
ド名に更新する(ステップ1865)。そしてステップ
1845に戻り、ノード種別が分岐かどうかを判定す
る。ステップ1845でノード種別が分岐でなければ処
理を終了する。
【0092】図19は本実施形態の直前のノードから転
送されてきた案件を処理して次のノードに転送する処理
の処理手順を示すフローチャートである。図19ではビ
ジネスプロセスの直前のノードから転送されてきた案件
を処理して、次のノードに転送するときのワークフロー
管理処理部123を中心とする処理の流れを表してい
る。
【0093】まず案件一覧表示処理部127を起動する
(ステップ1910)。ユーザが作業を行なう案件を選
択すると(ステップ1915)、指定された案件に対応
した電子帳票画面を表示し(ステップ1920)、電子
帳票に入力されたデータ項目を案件属性として案件属性
テーブル116に案件IDをキーとして更新する(ステ
ップ1925)。
【0094】遷移要求をワークフロー管理処理部123
に送り、電子帳票を閉じる(ステップ1930)。ビジ
ネスプロセス定義テーブル113を参照し、次のノード
名とノード種別を取得する(ステップ1935)。ワー
クフロー管理情報テーブル111の当該案件のノード名
を次のノード名に更新する(ステップ1940)。
【0095】ステップ1945では次のノードのノード
種別が分岐であるかどうかを調べ、分岐の場合には、ビ
ジネスプロセス定義テーブル113から分岐条件を取得
する(ステップ1950)。取得した分岐条件を判定す
る為に、案件属性テーブル116を参照する(ステップ
1955)。分岐条件の結果に応じた次のノード名とノ
ード種別を取得する(ステップ1960)。ワークフロ
ー管理情報テーブル111の当該案件のノード名を次の
ノード名に更新する(ステップ1965)。そしてステ
ップ1945に戻り、ノード種別が分岐かどうかを判定
する。ステップ1945でノード種別が分岐でなければ
処理を終了する。
【0096】以上説明した様に本実施形態のワークフロ
ー処理システムによれば、電子帳票の開発時に全データ
項目に関する情報を抽出して案件属性テーブルを作成
し、入力された全データ項目の値を案件属性テーブルに
格納する電子帳票を生成するので、小さい工数で電子帳
票の全データ項目を案件属性として設定することが可能
である。
【0097】また本実施形態のワークフロー処理システ
ムによれば、電子帳票の全データ項目を案件属性として
設定しているので、進捗表示や案件一覧表示を行う際に
柔軟な検索条件設定や案件属性表示を行うことが可能で
ある。
【0098】
【発明の効果】本発明によれば電子帳票の開発時に全デ
ータ項目に関する情報を抽出して案件属性テーブルを作
成し、入力された全データ項目の値を案件属性テーブル
に格納する電子帳票を生成するので、小さい工数で電子
帳票の全データ項目を案件属性として設定することが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のワークフロー処理システムの概略
構成を示す図である。
【図2】本実施形態の進捗表示検索条件テーブル114
の構成例を示す図である。
【図3】本実施形態の案件一覧表示設定テーブル118
の構成例を示す図である。
【図4】本実施形態の案件属性一覧テーブル115の構
成例を示す図である。
【図5】本実施形態の案件属性テーブル116の構成例
を示す図である。
【図6】本実施形態のワークフロー管理情報テーブル1
11の構成例を示す図である。
【図7】本実施形態の進捗表示検索条件設定画面の一例
を示す図である。
【図8】本実施形態の進捗表示画面の一例を示す図であ
る。
【図9】本実施形態の案件属性表示画面の一例を示す図
である。
【図10】本実施形態の案件一覧表示設定画面の一例を
示す図である。
【図11】本実施形態の案件一覧表示画面の一例を示す
図である。
【図12】本実施形態の電子帳票選択画面の一例を示す
図である。
【図13】本実施形態の進捗表示検索条件設定処理部1
26の処理手順を示すフローチャートである。
【図14】本実施形態の進捗表示処理部125の処理手
順を示すフローチャートである。
【図15】本実施形態の案件一覧表示設定処理部128
の処理手順を示すフローチャートである。
【図16】本実施形態の案件一覧表示処理部127の処
理手順を示すフローチャートである。
【図17】本実施形態の電子帳票開発処理部132の処
理手順を示すフローチャートである。
【図18】本実施形態の最初のノードで電子帳票に入力
して次のノードに転送する処理の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図19】本実施形態の直前のノードから転送されてき
た案件を処理して次のノードに転送する処理の処理手順
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101…CPU、102…ディスプレイ、103…キー
ボード、110…磁気ディスク、111…ワークフロー
管理情報テーブル、112…ユーザ登録情報テーブル、
113…ビジネスプロセス定義テーブル、114…進捗
表示検索条件テーブル、115…案件属性一覧テーブ
ル、116…案件属性テーブル、117…電子帳票登録
情報テーブル、118…案件一覧表示設定テーブル、1
19…電子帳票ファイル、120…メモリ、121…ワ
ークエリア、122…制御処理部、123…ワークフロ
ー管理処理部、124…ビジネスプロセス定義処理部、
125…進捗表示処理部、126…進捗表示検索条件設
定処理部、127…案件一覧表示処理部、128…案件
一覧表示設定処理部、129…電子帳票選択処理部、1
31…電子帳票処理部、132…電子帳票開発処理部、
201…ユーザID、202…ビジネスプロセス名、2
03…電子帳票名、204…案件属性名、205…演算
子、206…値、301…ユーザID、302…ビジネ
スプロセス名、303…ノード名、304…電子帳票
名、305…ソート対象、306…順序、307…表示
案件属性、401…ビジネスプロセス名、402…電子
帳票名、403…案件属性テーブル名、404…案件属
性一覧、501…ビジネスプロセス名、502…帳票
名、510…案件属性表、601…案件ID、602…
ビジネスプロセス名、603…ノード名、604…到着
日時、701…ビジネスプロセス名、702…電子帳票
名、711…案件属性名、712…演算子、713…
値、721…OKボタン、801…ビジネスプロセス
名、810…進捗表示表、811…案件ID、812…
ノード名、813…到着日時、821…案件属性表示ボ
タン、822…閉じるボタン、910…案件属性表、9
21…OKボタン、1001…ビジネスプロセス名、1
002…ノード名、1003…電子帳票名、1004…
案件属性名、1005…ソート対象、1006…順序、
1010…案件一覧表示設定表、1021…追加ボタ
ン、1022…OKボタン、1101…ビジネスプロセ
ス名、1102…ノード名、1110…案件一覧表示
表、1111…案件ID、1112…到着日時、111
3…旅費区分、1114…交通費、1121…閉じるボ
タン、1201…ビジネスプロセス名、1202…ノー
ド名、1211…OKボタン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 趙 廷悦 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所システム開発本部内 (72)発明者 板橋 正文 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所システム開発本部内 (72)発明者 大村 善秀 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所システム開発本部内 Fターム(参考) 5B049 AA01 AA02 CC21 CC32 DD01 EE05 FF03 GG04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータ項目から成る電子帳票を予
    め定めた転送順序に従って順次転送して一連の業務を遂
    行するワークフロー処理方法において、 電子帳票中の全データ項目をワークフロー制御で参照さ
    れる案件属性として格納する為の案件属性テーブルを作
    成し、各データ項目への入力を受け付けて入力したデー
    タ項目の値を前記案件属性テーブルに格納する電子帳票
    を生成し、 案件投入時にワークフロー管理情報テーブルへ当該案件
    の進捗情報を追加し、案件遷移時に当該案件を次のノー
    ドに遷移させてワークフロー管理情報テーブルを更新
    し、各ノードの案件に対応する電子帳票を実行して電子
    帳票の各データ項目に入力されたデータ項目の値を格納
    して前記案件属性テーブルの内容を更新し、前記電子帳
    票により全データ項目の値が格納された前記案件属性テ
    ーブル及び前記ワークフロー管理情報テーブルを参照し
    て各案件の進捗状況表示または各作業者の作業一覧表示
    を行うことを特徴とするワークフロー処理方法。
  2. 【請求項2】 任意に設定された検索条件を基に前記案
    件属性テーブルを検索し、前記検索条件に該当する案件
    の進捗情報を前記ワークフロー管理情報テーブルから読
    み出して特定の条件に該当する案件の進捗情報表示を行
    うことを特徴とする請求項1に記載されたワークフロー
    処理方法。
  3. 【請求項3】 特定の作業者が処理する案件の内でワー
    クフロー処理中の案件の情報を前記ワークフロー管理情
    報テーブルから取得し、前記取得した情報が示す案件の
    案件属性の値を前記案件属性テーブルから取得して当該
    作業者が処理すべき案件を示す案件一覧表示を行うこと
    を特徴とする請求項1に記載されたワークフロー処理方
    法。
  4. 【請求項4】 複数のデータ項目から成る電子帳票を予
    め定めた転送順序に従って順次転送して一連の業務を遂
    行するワークフロー処理装置において、 電子帳票中の全データ項目をワークフロー制御で参照さ
    れる案件属性として格納する為の案件属性テーブルを作
    成し、各データ項目への入力を受け付けて入力したデー
    タ項目の値を前記案件属性テーブルに格納する電子帳票
    を生成する電子帳票開発処理部と、 案件投入時にワークフロー管理情報テーブルへ当該案件
    の進捗情報を追加し、案件遷移時に当該案件を次のノー
    ドに遷移させてワークフロー管理情報テーブルを更新す
    るワークフロー管理処理部と、前記電子帳票により全デ
    ータ項目の値が格納された前記案件属性テーブル及び前
    記ワークフロー管理情報テーブルを参照して各案件の進
    捗状況表示または各作業者の作業一覧表示を行う表示処
    理部とを備えることを特徴とするワークフロー処理装
    置。
  5. 【請求項5】 複数のデータ項目から成る電子帳票を予
    め定めた転送順序に従って順次転送して一連の業務を遂
    行するワークフロー処理装置としてコンピュータを機能
    させる為のプログラムを記録した媒体において、 電子帳票中の全データ項目をワークフロー制御で参照さ
    れる案件属性として格納する為の案件属性テーブルを作
    成し、各データ項目への入力を受け付けて入力したデー
    タ項目の値を前記案件属性テーブルに格納する電子帳票
    を生成する電子帳票開発処理部と、 案件投入時にワークフロー管理情報テーブルへ当該案件
    の進捗情報を追加し、案件遷移時に当該案件を次のノー
    ドに遷移させてワークフロー管理情報テーブルを更新す
    るワークフロー管理処理部と、 前記電子帳票により全データ項目の値が格納された前記
    案件属性テーブル及び前記ワークフロー管理情報テーブ
    ルを参照して各案件の進捗状況表示または各作業者の作
    業一覧表示を行う表示処理部としてコンピュータを機能
    させる為のプログラムを記録したことを特徴とする媒
    体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002312564A (ja) * 2001-04-11 2002-10-25 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 状況表示方法および装置並びにプログラム
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