JP2921492B2 - ソフトウエア製品ファイル正誤チェック方式 - Google Patents

ソフトウエア製品ファイル正誤チェック方式

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JP2921492B2 JP8163098A JP16309896A JP2921492B2 JP 2921492 B2 JP2921492 B2 JP 2921492B2 JP 8163098 A JP8163098 A JP 8163098A JP 16309896 A JP16309896 A JP 16309896A JP 2921492 B2 JP2921492 B2 JP 2921492B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータネッ
トワーク上でのソフトウエア開発によって開発されたソ
フトウエア製品の出荷管理方式に関し、特に、複数のフ
ァイルが組み合わされたソフトウエア製品において正し
くファイルが選択されたかをチェックするソフトウエア
製品ファイル正誤チェック方式に関する。
【0002】
【従来の技術】ソフトウエア開発によって得られるソフ
トウエア製品の信頼性を高めるために、種々の試みがな
されている。ソフトウエア開発の分野では、常にファイ
ルを操作し更新しており、製品出荷をおこなう際には、
バージョン(版)のチェックが必須である。ソフトウエ
アのバージョンをチェックする従来の方法としては、例
えば特開平4−148329号公報に開示されているよ
うに、ソフトウエア開発時においてソースファイルと仕
様書(チャート)のバージョンとを常に一致させるよう
にし、これによって、開発終了時には一貫性が保たれて
双方の管理が円滑に進むようにする方法があった。ま
た、特開平2−230448号公報には、端末で使用す
るソフトウエアプログラムをホストコンピュータから端
末にダウンロードするようなシステムにおいて、ソフト
ウエアプログラム自体の実行ファイルのバージョンの相
互管理を行う方法として、各端末ごとに設けられたファ
イルによってソフトウエアの各バージョンを管理するこ
とにより、ソフトウエアの再コンパイルを行うことなく
バージョンごとのソフトウエアを使い分けることができ
るダウンロード方法が開示されている。
【0003】ところで、ソフトウエア製品は一般に複数
のファイルから構成されており、ソフトウエア製品の開
発に際しては、複数の開発担当者のそれぞれが、自己が
担当することととなったファイルを開発・作成するよう
になっている。各開発担当者は、ネットワークに接続さ
れた端末を用いてソフトウエア開発作業を行い、ソフト
ウエア製品に含ませるべきファイルは、ネットワークに
接続されたマスターディスクと呼ばれる記憶装置に格納
される。そして、このようなソフトウエア製品を出荷す
るときの通常の出荷業務では、予め用意されたファイル
リストにしたがって、ソフトウエア製品を構成しマスタ
ーディスクに格納されている各ファイルをファイルリス
トに現れる順番で圧縮し、フロッピーディスクなどの製
品媒体に複写している。正しく製品媒体が作成されたか
どうかは、ソフトウエア製品を構成するファイルをチェ
ック用のコンピュータにインストールし、確認リストに
沿った動作確認を人手を介して行うことによって実行さ
れている。したがって、この動作確認を通れば、ソフト
ウエア製品が出荷されることになる。
【0004】以下、ソフトウエア製品を構成することに
なるファイルのことを製品ファイルという。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術には、ソフトウエア製品を製品媒体に複写
する際に、必要なファイルが正しくコピーされているか
を自動的に確認する方法がないという問題点がある。す
なわち、各ソースファイルのバージョン管理を行う方法
は存在していたものの、ソースファイルから実行ファイ
ルを作成しさらにそれらを圧縮して製品にする場合、マ
スターディスクにあるファイルが正しいバージョンのフ
ァイルであるのか、また、これらのファイルのブロック
サイズ等が正しいのかなどのチェックを自動的に行う方
法が存在しなかった。また、バージョンの相違に関する
管理方法に関する資料も、自動的に作成することができ
ず、例えば、どこを修正したかを各担当者から直接聞き
取って作成しており、バージョン管理に伴う工数が増え
ていた。
【0006】結局、ソフトウエアの従来の出荷管理で
は、出荷すべきソフトウエア製品が正しく動作するか
は、チェック用のコンピュータなどを用いて実際に一度
動作をさせてからでないと分からなく、このチェックに
工数をとられて円滑に製品出荷を進めることができなか
った。さらに、自動的にこれらをチェックする方法が確
立されておらず、そのため、過ちを犯しやすくて製品の
信頼性が低下し、また、効率も悪かった。特に、圧縮
されるべきファイルが更新されてバージョンが合わな
い、何らかの理由でマスターディスク上の特定のファ
イルが壊れている、圧縮すべきファイルが存在しな
い、前回のバージョンでは必要であったがファイル構
成の変更により今回のバージョンでは不必要になったフ
ァイルまで圧縮し製品に入れてしまう、などのことの発
生を検出することができず、このようなことの発生を警
告することなく製品媒体への圧縮コピーが行われてしま
うので、製品の信頼性の低下につながっていた。
【0007】本発明の目的は、ソフトウエア製品出荷業
務において、ソフトウエア製品に含ませるべきファイル
のチェックを自動的に行えるようにすることによって、
製品に含まれるファイルの正当性に関して信頼性を高め
ることとともに工数削減を可能にし、さらに、バージョ
ン間の差異の把握を簡単に行えるようにするソフトウエ
ア製品ファイル正誤チェック方式を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のソフトウエア製
品ファイル正誤チェック方式は、ネットワークを介して
接続された複数の端末を用いてソフトウエア製品を開発
し、ソフトウエア製品を構成する製品ファイル群をネッ
トワークに接続されたマスターディスクに格納し、マス
ターディスクに格納された製品ファイルを圧縮して製品
媒体に格納し出荷するソフトウエア出荷管理方式におけ
るソフトウエア製品ファイル正誤チェック方式におい
て、ネットワークに接続され、ファイルリスト管理を行
うための管理ファイルを格納するファイル管理サーバー
を有し、製品ファイルを変更するたびに管理ファイルを
更新し、ソフトウエア製品の出荷を行う際には管理ファ
イルに基づいて圧縮すべき製品ファイルを自動的に選択
するとともに、その時点での管理ファイルと前回の出荷
の際に用いた管理ファイルとを比較してバージョンの差
異を自動的にチェックすることを特徴とする。
【0009】本発明においては、ソフトウエア製品を構
成する各製品ファイルごとに少なくともその製品ファイ
ルの名称、サイズ、最終更新日時を示す情報を管理ファ
イルに格納し、製品ファイルの圧縮を行う際に、マスタ
ーディスクに格納されている製品ファイルの名称、サイ
ズ及び最終更新日時と管理ファイルに格納された情報と
の照合が行われるようにすることが好ましい。なお、本
発明において、製品ファイルの変更には、個々の製品フ
ァイルの更新の他、不要となった製品ファイルの削除や
新たに製品ファイルを追加することも含まれる。
【0010】本発明のソフトウエア製品ファイル正誤チ
ェック方式では、製品ファイルの選択やバージョンの差
異のチェックは、具体的には、ソフトウエア製品のバー
ジョン番号が引数として与えられるスクリプトファイル
の実行によって行われる。すなわち、製品管理者が、出
荷しようとしている最新のバージョンをスクリプトファ
イルに対するコマンドラインの引数として与えることに
より、前回のバージョンと製品化しようとしている新し
いバージョンの比較が行われる。そのために、ソフトウ
エア開発者は、製品ファイルを変更するたびにファイル
管理サーバーにアクセスし、それぞれのバージョンの管
理ファイルを更新するようにする。バージョンの差異の
チェックは、スクリプトファイル中に、例えば、UNI
X(AT&Tの商標名)オペレーティングシステム下で
のdiffコマンド(2つのファイルの相違点を出力す
るコマンド)を記述しておけばよい。結局、所望のバー
ジョン番号をコマンドラインの引数として与えるスクリ
プトファイルを実行することにより、バージョン間の差
異を容易に比較でき、製品出荷時に他の作業を必要とせ
ずにバージョン間の差異を資料として残せるようにな
る。
【0011】また、スクリプトファイルには製品ファイ
ルを圧縮するスクリプトが記述され、このスクリプトフ
ァイルの実行によって製品ファイルの圧縮が行われる
が、その際、マスターディスク上に該当する製品ファイ
ルがない場合に警告を促すメッセージを表示するような
コマンドオプションをスクリプトファイル中に入れてお
くようにするとよい。さらに、製品化に使用される製品
ファイルのリストを管理ファイルとして予め作成してお
くので、必要な製品ファイルをコピーし忘れた場合であ
っても、ビープ音やモニターへの表示等の警告報知を行
わせることが可能になり、製品化に際しての信頼性を確
保できる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の
一形態のソフトウエア製品ファイル正誤チェック方式の
構成を示すブロック図である。
【0013】このソフトウエア製品ファイル正誤チェッ
ク方式は、実際には、複数のソフトウエア開発者が作業
するネットワーク上のコンピュータ環境として実現され
ている。ソフトウエア開発者ごとに端末21(端末とい
っても例えばワークステーションである)が配備され、
各端末21はLAN(ローカルエリアネットワーク)2
0に接続するとともに、LAN20には、マスターディ
スク22とファイル管理サーバー23と製品化実行部2
4が接続されている。マスターディスク22は、ソフト
ウエア製品に必要な製品ファイルを管理するものであっ
て、ソフトウエア開発者がそれぞれ分担して開発した製
品ファイルがマスターディスク22に格納される。ファ
イル管理サーバー23は、バージョンごとの管理ファイ
ルを格納するものである。管理ファイルは、各製品ファ
イルごとに各ソフトウエア開発者がその製品ファイルを
変更(更新)した際にそのファイル更新情報(更新日
時、ブロックサイズ等)を書き込んでおくものである。
さらに製品化実行部24は、製品管理者のための端末で
あり、ソフトウエア製品のための諸作業の実行を指示
し、結果の表示や印刷を行うために使用される。
【0014】次に、このソフトウエア製品ファイル正誤
チェック方式を用いてソフトウエア製品を出荷する場合
の動作を説明する。
【0015】製品管理者は、ソフトウエア製品を製品媒
体にコピーして、出荷を行う場合に、まず、このソフト
ウエア製品の管理ファイル(図示、管理ファイル#1)
をファイル管理サーバー23からマスターディスク22
にコピーして、これから作成する製品のバージョンの最
新ファイルリストを準備する。これをファイル#1とす
る。さらに、製品管理者は、前回のバージョンのファイ
ルリストを今回のバージョンのリストファイルにコピー
し、これをファイル#2とする。前回のバージョンのフ
ァイルリスト(前回のバージョンに対する管理ファイ
ル)は、既にマスターディスク22に格納されている。
ここでファイル#1に付与されるファイル名とファイル
#2に付与されるファイル名は異なっており、それぞれ
のファイルの内容も異なっている。すなわち、ファイル
#1の内容は単なる最新ファイルのリストだけを含んだ
ものであり、ファイル#2には前回のバージョンでの製
品ファイルのリスト、最終更新日時及びファイルサイズ
の情報が含まれている。
【0016】次に、製品管理者は、予め作成しておいた
スクリプトファイルを実行する。このスクリプトファイ
ルは、ソフトウエア製品のバージョンに関係なく一定の
ものであって、ファイル#1とファイル#2とを比較す
るコマンドと、ファイル#1で表わされるリストに沿っ
てマスターディスク22内の製品ファイルを順次圧縮す
るコマンドとをスクリプトとして含んでいる。この結
果、前回のバージョンと今回の新しいバージョンとの差
異が簡単に分かり、また、ファイル#1には列挙されて
いるがマスターディスク22上には存在しない製品ファ
イルを検出した場合、あるいは、マスターディスク22
上には存在するが更新日時やファイルのサイズ(ブロッ
クサイズなど)が異なる場合には、ビープ音などによっ
て警告を発することが可能になる。
【0017】
【実施例】以下、本発明について、実施例に基づいてさ
らに詳しく説明する。ここでは、上述の図1に示したソ
フトウエア製品ファイル正誤チェック方式が使用されて
いるものとする。図2は、ソフトウエア開発時における
製品ファイルの変更の一例を説明するものであって、例
えば、複数の製品ファイル(ファイルa〜ファイルf)
からなるソフトウエア製品を複数のソフトウエア開発者
(図では開発者1〜開発者3)で分担して開発する場合
を示している。各ソフトウエア開発者は、図示のファイ
ルaの場合のように、自分が担当する製品ファイルにつ
いて、マスターディスク22内の既存の製品ファイルに
アクセスしてそのファイルをアップデート(更新)し、
あるいは、ソフトウエア開発者ごとのローカルなディス
クに格納された製品ファイルを更新し、それをマスター
ディスク22にコピーするかも知れない。さらに、各ソ
フトウエア開発者は、図示のファイルeの場合のよう
に、マスターディスク22中の製品ファイルを削除する
かも知れないし、あるいは、図示のファイルfの場合の
ように、新たに製品ファイルを作成してマスターディス
ク22に格納(追加)するかも知れない。
【0018】ここで述べたようなソフトウエア開発過程
を前提として、図3を用いて、ソフトウエア製品を製品
化する際の作業手順を説明する。各ソフトウエア開発者
は、各自が分担している製品ファイルを変更した場合
に、ファイル管理サーバー23にアクセスし、管理ファ
イル中の該当するファイル情報を変更する。
【0019】製品管理者は、製品化を行うかどうかを決
定し(ステップ101)、製品化を行わない場合にはそ
のまま処理を終了させ、製品化を行う場合には、前回の
バージョンから何等かの形でファイルがアップデートさ
れたかどうかを判断する(ステップ102)。アップデ
ートがなされていない場合にはステップ107に移行
し、アップデートがなされている場合には、ステップ1
03に移行して、最新のファイルがマスターディスク2
2にコピーされているかを確認する。最新のファイルが
コピーされていない場合に、もし、各ソフトウエア開発
者のローカルディスクに新しい製品ファイルがあるので
あれば、その製品ファイルをマスターディスク22にコ
ピーする。ステップ103で、最新の製品ファイルがマ
スターディスク22にあるとの一応の確認がなされた
ら、次に、ステップ104において、ファイル管理サー
バー23からマスターディスク22に管理ファイルがコ
ピーされているかどうかを確認する。マスターディスク
22にコピーされた今回のバージョンについての管理フ
ァイルの名称は、例えば、new_version.dateとする。こ
こで、new_versionはその最新のバージョンの番号とす
る。バージョン番号が0.2.1であれば、コピーされた管
理ファイルの名称は0.2.1.dateというようにする。
【0020】ステップ104で管理ファイルがコピーさ
れたことが確認されたら、予め作成しておいたスクリプ
トファイルを実行する(ステップ105)。スクリプト
ファイルの具体的な構成例については後述するが、この
スクリプトファイルには、前回と今回のバージョンの相
違を出荷履歴として資料に残すために、今回のバージョ
ンのリストファイルと前回のバージョンのリストファイ
ルとを比較するコマンドが含まれており、このコマンド
が実行されることにより、製品管理者の端末(製品化実
行部24)の画面上では両者の違いが表示され、さらに
コンピュータネットワーク上のプリンタにプリントアウ
トされる。これで、製品管理者は、前バージョンと現在
のバージョンの差異の記録を容易に残せることになる。
そして、スクリプトファイルには、この比較作業のため
のスクリプトの後に、製品ファイルを圧縮するためのス
クリプトが記述されており、これによって、製品ファイ
ルの圧縮が行われる。この圧縮は、今回のバージョンの
ファイルリストに従って製品ファイルを圧縮することで
行われるのであるが、マスターディスク22上にこのリ
ストファイルの内容と異なる製品ファイルを検出するな
どしてエラーが発生した場合には、その結果が画面上に
表示される。また、各ソフトウエア開発者にそのエラー
内容を知らせるために、エラー内容をファイルとして残
すコマンドがスクリプトファイルに記述されている。
【0021】このようにしてスクリプトファイルを実行
したら、スクリプトファイルの実行の過程でエラーを検
出したかを判断し(ステップ106)、エラーを検出し
ていなければステップ107に移行する。エラーを検出
していた場合には、エラーメッセージとして出力された
ファイルを受け取ったソフトウエア開発者は、その自分
のローカルディスクの内容とマスターディスク22の内
容を比較するなどして原因を調査し、正しい製品ファイ
ルをマスターディスク22にコピーし、ステップ103
に戻る。このような操作をエラーの発生がなくなるまで
繰り返す。
【0022】ステップ107では、バージョン間の差異
を最終的に明確にするために、前回のバージョンとの差
異を示すファイルを印刷し、その後、ステップ108に
おいて製品化の実行、出荷等を行って、今回のバージョ
ンについての出荷管理作業を終了させる。
【0023】次に、図4を用いて、スクリプトファイル
の具体例を説明する。ここでは、マスターディスク22
のルートディレクトリ("/")の下に"version"というデ
ィレクトリを作成し、このディレクトリ("/version")
の下に前回のバージョンのリストファイル("previous_
version.date")をコピーしておく。この際、ファイル
名は今回のバージョンの名前に変更しておく。また、今
回のバージョンのリストファイルは、ルートディレクト
リの下に、"new_version.date"の名で配置されているも
のとする。そして、このスクリプトファイルの名称を仮
にpackとする。また、製品管理者は、作成したい製品の
バージョンをコマンドラインでの引数として含むように
してこのスクリプトファイルを実行させる。この例で
は、"packnew_version"と入力することになる。
【0024】スクリプトファイルでは、まず、バージョ
ン番号が引数として正しく渡されているかをチェックし
(図示)、引数として渡されていない場合には、ユー
ザに対してビープ音とともに警告を促し、使用方法を画
面上に表示し(図示)、スクリプトの処理を終了させ
る。引数としてバージョン番号が正しく渡されていると
きには、現在のファイルリストに従って入力されたルー
トディレクトリの下のnew_version.dateと前回のバージ
ョンのprevious_version.dateとを比較するコマンドを
実行する(図示)。差異が存在する場合には、その差
異を画面に表示しネットワーク上のプリンタ(不図示)
にプリントアウトし、さらに差異をファイルに書き込む
(図示)。その後、圧縮作業を実行する。その際、フ
ァイルリスト"new_version.date"に従って、製品ファイ
ルを順次圧縮する(図示)。このとき、ファイルリス
トの情報と異なる場合(図示)、例えば該当する製品
ファイルがマスターディスク22上に存在しない場合な
どには、ビープ音とともに警告しマスターディスク22
に異常があることを管理者に知らせ、エラー内容をプリ
ントアウトするとともに、各ソフトウエア開発者にその
エラー内容を知らせるためにファイルに出力し(図示
)、処理を終了する。ファイルリストの情報と異なら
ない場合も、最後から2行目のelse文に移行し、処理を
終了する(図示)。
【0025】次に、製品ファイルの圧縮に使用されるリ
ストファイルについて、図5を用いて説明する。ここで
は、管理ファイルがリストファイルとしてそのまま使用
される場合を説明する。図5(a)は前回のバージョンに
対する管理ファイルの一例を示す図であり、図5(b)は
最新のバージョンに対する管理ファイルの一例を示す図
である。
【0026】各管理ファイルには、圧縮コピーの対象と
なるべき製品ファイルのファイル名が格納ディレクトリ
名とともに格納され、さらに、その製品ファイルの最終
更新日時、ブロックサイズが入力されている。この管理
ファイルは、ファイル管理サーバー23に設けられ、ワ
ープロ又はデータベースソフトに入力欄を用意してお
き、そこにソフトウエア開発者がLAN20を介してア
クセスすることによって、更新される。ソフトウエア開
発者は、製品ファイルを変更するたびに、管理ファイル
の内容を更新する。図5(a)と図5(b)のファイル内容を
比較すると、最新のバージョンでは、製品ファイル"fil
e_c"が追加され、"file_d"が変更となっている。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、製品管理
者がソフトウエア製品を作成する際に、バージョン間の
差異をプリントアウトなどによって自動的に出力するこ
とができるので、他の作業を伴うことなくバージョン間
の相互管理ができるようになり、製品管理者が前回とフ
ァイルがどのように変わったかを容易に把握できるよう
になるという効果がある。製品履歴としての資料作成も
自動的に行えるようになる。また、前回のバージョンの
みならずどのバージョン間においても直ちに差異を確認
でき、従来まで煩わしかったバージョン管理が容易にな
るという効果もある。さらに、ファイルリストに存在し
ながらマスターディスクに製品ファイルが存在しないよ
うな人為的な過誤の場合や、なんらかの理由でファイル
が壊れているような場合であっても、製品作成時に、警
告として例えばモニター等に表示がなされるため、製品
作成の信頼性とメンテナンス性が向上するという効果も
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のソフトウエア製品ファ
イル正誤チェック方式の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のソフトウエア製品ファイル正誤チェック
方式の下で各開発者が行うファイルの変更の一例を説明
する図である。
【図3】図1のソフトウエア製品ファイル正誤チェック
方式を用いてソフトウエア製品を製品化する際の作業手
順を示すフローチャートである。
【図4】スクリプトファイルの一例を示す図である。
【図5】(a)は前回のバージョンに対する管理ファイル
の一例を示す図、(b)は最新のバージョンに対する管理
ファイルの一例を示す図である。
【符号の説明】
20 LAN 21 端末 22 マスターディスク 23 ファイル管理サーバー 24 製品化実行部 101〜108 ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−197530(JP,A) 特開 平6−110668(JP,A) 特開 平6−274323(JP,A) 特開 平6−274324(JP,A) 特開 平7−28633(JP,A) 特開 平7−281885(JP,A) 特開 平7−225724(JP,A) 特開 昭55−121556(JP,A) 特開 平4−112323(JP,A) 特開 平2−263231(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 12/00 501 - 549 G06F 9/06 410 - 550 G06F 15/20 - 15/21

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して接続された複数の
    端末を用いてソフトウエア製品を開発し、前記ソフトウ
    エア製品を構成する製品ファイル群を前記ネットワーク
    に接続されたマスターディスクに格納し、前記マスター
    ディスクに格納された製品ファイルを圧縮して製品媒体
    に格納し出荷するソフトウエア出荷管理方式におけるソ
    フトウエア製品ファイル正誤チェック方式において、 前記ネットワークに接続され、ファイルリスト管理を行
    うための管理ファイルを格納するファイル管理サーバー
    を有し、 前記製品ファイルを変更するたびに前記管理ファイルを
    更新し、前記ソフトウエア製品の出荷を行う際には前記
    管理ファイルに基づいて圧縮すべき製品ファイルを自動
    的に選択するとともに、その時点での前記管理ファイル
    と前回の出荷の際に用いた管理ファイルとを比較してバ
    ージョンの差異を自動的にチェックすることを特徴とす
    る、ソフトウエア製品ファイル正誤チェック方式。
  2. 【請求項2】 前記管理ファイルには、前記ソフトウエ
    ア製品を構成する各製品ファイルごとに少なくともその
    製品ファイルの名称、サイズ、最終更新日時を示す情報
    が格納され、前記製品ファイルの圧縮を行う際に、前記
    マスターディスクに格納されている製品ファイルの名
    称、サイズ及び最終更新日時と前記管理ファイルに格納
    された前記情報との照合が行われる、請求項1に記載の
    ソフトウエア製品ファイル正誤チェック方式。
  3. 【請求項3】 前記製品ファイルの選択と前記バージョ
    ンの差異のチェックが、ソフトウエア製品のバージョン
    番号が引数として与えられるスクリプトファイルの実行
    によって行われる、請求項1または2に記載のソフトウ
    エア製品ファイル正誤チェック方式。
  4. 【請求項4】 前記スクリプトファイル中に、前記バー
    ジョンの差異のチェック結果を自動的に出力するスクリ
    プトが記述されている、請求項3に記載のソフトウエア
    製品ファイル正誤チェック方式。
JP8163098A 1996-06-24 1996-06-24 ソフトウエア製品ファイル正誤チェック方式 Expired - Lifetime JP2921492B2 (ja)

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