JP2001265572A - ソースプログラム管理装置、方法、及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

ソースプログラム管理装置、方法、及びそのプログラムを記録した記録媒体

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JP2001265572A
JP2001265572A JP2000080982A JP2000080982A JP2001265572A JP 2001265572 A JP2001265572 A JP 2001265572A JP 2000080982 A JP2000080982 A JP 2000080982A JP 2000080982 A JP2000080982 A JP 2000080982A JP 2001265572 A JP2001265572 A JP 2001265572A
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Morio Hashizume
盛夫 橋詰
Kazuaki Isaji
和晃 伊佐治
Hironobu Nakamura
博信 中村
Hitoshi Miyagawa
仁 宮川
Hirotoshi Tanida
博俊 谷田
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NTT Comware Corp
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NTT Comware Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 編集作業の入力間違い、修正履歴登録漏れ、
高い版数のソースプログラムへの修正内容の反映漏れや
誤反映、コンパイルサーバへの転送漏れや誤転送等の問
題が発生しないソースプログラム管理装置及びその方法
を提供する。 【解決手段】 エディット管理部3において入力された
ソースプログラムの修正は、修正履歴管理部4にて自動
的に記録されて管理される。また、その修正内容は、自
動的に次Version反映管理部6において、平行し
て開発されている次の版数のソースプログラムにも適用
される。コンパイル管理部9では、上述のソースプログ
ラムのコンパイルを実施し、ソースプログラムの誤記の
有無を検査する。コンパイルが成功するソースプログラ
ムは誤記がないものとして、ソースプログラム転送管理
部11におけるコンパイルサーバへの転送対象となり、
指定されたソースプログラムはコンパイルサーバへ転送
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、大規模システム
開発の際の分散開発を支援するソースプログラム管理装
置、方法、及びそのプログラムを記録した記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、大規模システムに関するソフトウ
ェア開発は、一般的に何段階かに分けてシステムの機能
アップを行う。この時、ソフトウェア開発は、各機能ア
ップ毎に版数を設定し、機能を上げると版数も上がるよ
うに管理しながら遂行される。各版数のソフトウェアの
開発日程は、開発期間に余裕があれば低い版数のソフト
ウェアの開発を完成させてから、次の高い版数のソフト
ウェアの開発に着手する。しかし、開発期間の短縮を迫
られる近年は複数の版数のソフトウェアの開発期間を重
複させ、低い版数のソフトウェアの開発がある程度進ん
だところで、それを元にして次の高い版数のソフトウェ
アの開発に着手する。この場合、低い版数のソフトウェ
アで発見されたバグやアルゴリズムの誤りといった問題
の解決策や、低い版数のソフトウェアに後から盛り込ま
れた新たな機能は、高い版数のソフトウェアにも適用さ
れなければならない。
【0003】このような開発手順において、従来の開発
手法は以下のようなものであった。すなわち、開発者が
ソースプログラムの編集作業の後、編集内容の確認作業
を行う場合、開発者は編集前後のソースプログラムの表
示を見ながら編集内容の確認作業を行っていた。一例を
示すと、編集前ソースプログラムを図7の(1)、編集
後のソースプログラムを図7の(2)とすると、編集前
後の表示は図11に示すようなものであった。また、ソ
ースプログラムの修正履歴管理作業は、従来の修正履歴
管理ツールにより、リポジトリと呼ばれる修正履歴デー
タベースを設けて作業を行っていた。これを、従来例の
ソースプログラムの修正履歴管理動作を説明する模式図
として、図12に示す。図12において、低い版数のソ
ースプログラムのリポジトリを”VersionNリポ
ジトリ”、高い版数のソースプログラムのリポジトリ
を”VersionN+1リポジトリ”とする。図は右
方向へ時系列の操作を表す。従来の履歴管理ツールは、
分岐と呼ばれる開発者からの命令により、”Versi
onNリポジトリ”から”VersionN+1リポジ
トリ”を作成する(操作f)。そして、各々の版数のソ
ースプログラムに編集を行う場合、開発者に、リポジト
リより最新版のソースプログラムの取り出し(操作
a)、その編集(操作b)、再度リポジトリへの格納
(操作c)の各操作を行わせていた。格納時に、修正履
歴管理ツールはソースプログラムの編集前後の差分と最
新のソースプログラムをリポジトリに記録することによ
り、各版数毎のソースプログラムの修正履歴管理を行っ
ていた。また、従来の修正管理ツールでは、”Vers
ionNリポジトリ”と作成された”VersionN
+1リポジトリ”の関係は、以下のようになる。すなわ
ち、”VersionNリポジトリ”を主の幹とする
と、そこから分岐された”VersionN+1リポジ
トリ”はその枝である。このリポジトリ間では、枝にあ
たるリポジトリに対する修正は、合成と呼ばれる命令
(操作e)により、幹にあたるリポジトリへ適用可能で
あった。しかし、その逆の、幹にあたるリポジトリに対
する修正を、枝にあたるリポジトリへ適用することはで
きなかった。更に、システム全体のソースプログラムを
管理するコンパイルサーバへの完成したソースプログラ
ムの転送は、開発者が選択したソースプログラムをその
ままコンパイルサーバへ転送していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図11に示し
たような表示方法では、編集前後のソースプログラムが
独立しているため、編集内容が視覚的に確認しづらく、
編集作業の入力間違いが起こり易かった。また、図12
に示す従来の修正履歴管理ツールによる修正履歴管理で
は、各版数毎の修正履歴データベースが独立に設けられ
ており、その間の修正履歴管理は手作業によるため、開
発者の記憶間違いによる修正履歴登録漏れ、修正履歴誤
登録が発生していた。更に、従来の修正履歴管理ツール
は、後から作成される高い版数のソースプログラムへの
修正履歴を、開発が先行する低い版数のソースプログラ
ムへ適用することは可能であったが、その逆の低い版数
のソースプログラムへの修正履歴を、高い版数のソース
プログラムへ適用することはできなかった。よって、本
来、開発が先行する低い版数のソースプログラムに関す
る修正履歴を、高い版数のソースプログラムへ適用した
いという開発者の希望に反しており、その目的では使用
できなかった。また、開発者の選択したソースプログラ
ムをそのままコンパイルサーバへ転送するので、コンパ
イルサーバへの転送漏れや誤ったソースプログラムの転
送等の問題が発生していた。このように、従来の開発環
境は、編集作業、修正履歴管理作業、各版数間の修正部
分の反映作業、ソースプログラムの転送作業等の各作業
が独立しており、開発者は各作業間のデータの受け渡し
を手作業で行っていたため、開発者による作業漏れや作
業誤りが多かった。更にツールが独立しているために、
表示やバージョン管理が統一できずに、開発者はそれら
を管理するために非常に多くの手間をかけていた。以上
の問題点により、従来は大規模システム開発の際に効率
的な分散開発を行うことができなかった。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、効率的に分散開発の行えるソースプログラム管理
装置を提供することを目的とする。より具体的には、編
集作業の入力間違い、修正履歴登録漏れ、修正履歴誤登
録、高い版数のソースプログラムへの修正内容の反映漏
れや誤反映、更には、コンパイルサーバへの転送漏れや
誤転送等の問題が発生しないソースプログラム管理装
置、方法、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は、分散開発用のソースプログラム管理装
置であって、ソースプログラムの編集機能を持ち、現版
数のソースプログラムと、その編集された新しいソース
プログラムとの差分を表示し、編集したファイルのファ
イル名とその存在ディレクトリをファイル管理情報とし
て出力するエディット管理手段と、エディット管理手段
が出力するファイル管理情報を受け、該ファイル管理情
報の示す現版数のソースプログラムと新しいソースプロ
グラムの違いを抽出して、修正履歴として第1の修正履
歴データベースに記録する修正履歴管理手段とを設けた
ことを特徴とする。以上の構成により、ソースプログラ
ムの編集作業と、その修正履歴登録作業を連動して行う
ことが可能となる。
【0007】本発明は、上記ソースプログラム管理装置
において、現版数のソースプログラムの修正履歴を管理
する第1の修正履歴データベースに加えて、次の版数の
ソースプログラムの修正履歴を管理する第2の修正履歴
データベースと、第2の修正履歴データベースに合成す
る、第1の修正履歴データベースの写像である第3の修
正履歴データベースを作成する次Version設定機
能手段と、第1の修正履歴データベースに格納された修
正を自動的に前記第3の修正履歴データベースへ複写す
る複写手段と、第2の修正履歴データベースと該第3の
修正履歴データベースを合成する合成手段とを含む次V
ersion反映管理手段とを設けたことを特徴とす
る。以上の構成により、現版数ソースプログラムの編集
作業内容を、自動的に次の版数のソースプログラムに適
用することが可能となる。
【0008】本発明は、上記ソースプログラム管理装置
において、ソースプログラムをコンパイルして、コンパ
イル成功時のコンパイル日時を記録するコンパイル管理
手段を設けたことを特徴とする。以上の構成により、現
版数ソースプログラムがコンパイルサーバへ転送するに
ふさわしいかどうかをチェックすることが可能となる。
【0009】本発明は、上記ソースプログラム管理装置
において、コンパイル管理手段の記録したコンパイル日
時と、ファイル管理情報の示すソースプログラムの編集
日時を比較して、該ソースプログラムをシステム全体の
ソースプログラムを管理するコンパイルサーバへ転送す
るか否かを判断し、編集日時よりコンパイル日時が新し
い場合、コンパイルサーバへソースプログラムを転送す
ると共に、転送日時を記録するソースプログラム転送管
理手段を設けたことを特徴とする。以上の構成により、
作業実施状況を保存して、その情報を利用することによ
り、更にソースプログラムの編集作業と、そのソースプ
ログラムのコンパイルサーバへの転送作業を連動して行
うことが可能となる。
【0010】本発明は、上記ソースプログラム管理装置
において、ソースプログラム転送管理手段は、ソースプ
ログラムの転送日時と編集日時を比較して、編集日時が
新しい時に未転送のソースプログラムとして抽出する抽
出手段を更に含むことを特徴とする。以上の構成によ
り、簡単に未転送のソースプログラムを検出できる。
【0011】本発明は、上記ソースプログラム管理装置
において、コンパイル管理手段は、ソースプログラムを
コンピュータが理解できる形に変更できない場合、失敗
したことを開発者に対して通知する通知手段を更に含む
ことを特徴とする。以上の構成により、開発者にいち早
くソースプログラムの問題点を提示できる。
【0012】本発明は、上記ソースプログラム管理装置
において、次Version反映管理手段は、次の版数
のソースプログラムに対する自動修正が失敗した時に、
失敗したことを開発者に対して通知する通知手段を更に
含むことを特徴とする。以上の構成により、開発者に手
動による修正が必要なことを提示できる。
【0013】本発明は、上記ソースプログラム管理装置
において、エディット管理手段は、編集前のソースプロ
グラムと編集後のソースプログラムとの差分情報を、1
個のソースプログラム上に変更、追加、削除の説明を付
けて表示する表示手段を更に含むことを特徴とする。以
上の構成により、開発者に編集の前後を比較しやすい表
示を与えることができる。
【0014】本発明は、ソースプログラム管理システム
であって、上記ソースプログラム管理装置、及び上記ソ
ースプログラム管理装置とコンピュータネットワークを
介して接続された、システム全体のソースプログラムを
管理するコンパイルサーバとを含むことを特徴とする。
【0015】本発明は、分散開発用のソースプログラム
管理方法であって、現版数のソースプログラムの編集を
行うと共に、その編集された新しいソースプログラムと
の差分を表示し、編集したファイルのファイル名とその
存在ディレクトリをファイル管理情報として出力する処
理と、ファイル管理情報を受け、該ファイル管理情報の
示す現版数のソースプログラムと新しいソースプログラ
ムの違いを抽出して、修正履歴として第1の修正履歴デ
ータベースに記録する処理とを含むことを特徴とする。
【0016】本発明は、分散開発用のソースプログラム
管理に用いられるプログラムを記録した記録媒体であっ
て、現版数のソースプログラムの編集を行うと共に、そ
の編集された新しいソースプログラムとの差分を表示
し、編集したファイルのファイル名とその存在ディレク
トリをファイル管理情報として出力する処理と、ファイ
ル管理情報を受け、該ファイル管理情報の示す現版数の
ソースプログラムと新しいソースプログラムの違いを抽
出して、修正履歴として第1の修正履歴データベースに
記録する処理をコンピュータに実行させることを特徴と
する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。はじめに、ソースプログラ
ム管理装置が用いられるシステム構成を説明する。図1
0は、ソースプログラム管理装置が用いられるシステム
構成を説明した図である。図10において、コンパイル
サーバ104はシステムの全ソースプログラムを管理
し、コンパイルを行う。ソースプログラム管理装置は、
ソースプログラム管理装置A101、ソースプログラム
管理装置B102のように、システム全体の中で各機能
別ソースプログラムに対応して複数個用意され、コンピ
ュータネットワーク103を介してコンパイルサーバ1
04に接続される。このシステムは、ソースプログラム
管理装置A101やソースプログラム管理装置B102
の上で、開発者に各機能別のソースプログラムを設計さ
せ、設計が完了すると、各機能別ソースプログラムをコ
ンパイルサーバ104上に集めて全機能を有するソース
プログラムとしてコンパイルする。次にソースプログラ
ム管理装置の構成をより詳細に説明する。図1は本発明
の一実施の形態によるソースプログラム管理装置の構成
を示すブロック図である。図1において、本実施の形態
によるソースプログラム管理装置は、管理機能部30と
コントロール部40とからなる。また、本実施の形態に
よるソースプログラム管理装置上では、現版数のソース
プログラム50や次の版数のソースプログラム60が開
発され、その実体はファイル管理情報70で管理され
る。ここで、管理機能部30は、環境ファイル1と新V
ersion設定機能部2を含む。また、コントロール
部40は、エディット管理部3と、修正履歴管理部4
と、第1のリポジトリ(第1の修正履歴データベース)
5と、次Version反映管理部6と、第2のリポジ
トリ(第2の修正履歴データベース)7と、第3のリポ
ジトリ(第3の修正履歴データベース)8と、コンパイ
ル管理部9と、コンパイル状況記録ファイル10と、ソ
ースプログラム転送管理部11と、転送状況記録ファイ
ル12とを含む。
【0018】次にソースプログラム管理装置を構成する
各部の説明を行う。管理機能部30は、主にソースプロ
グラム管理装置の全体の開発環境を定義する環境ファイ
ル1の設定を行う。環境ファイル1は、少なくともデー
タ項目として、開発中のソースプログラムが構成する全
モジュール名と、その版数情報とを含む。また、新Ve
rsion設定機能部2は、管理機能部30が管理する
開発環境を定義した環境ファイル1の内容を受けて、現
版数のソースプログラム50の開発に使用している第1
のリポジトリ5から、新しい次の版数のソースプログラ
ム60の開発を行う際の第2のリポジトリ7、及び第3
のリポジトリ8を次Version反映管理部6の下に
作成する。
【0019】一方、コントロール部40は、ソースプロ
グラムの開発を支援するための機能を備える。その中
で、エディット管理部3は、開発者にソースプログラム
の編集機能を与え、現版数のソースプログラム50と、
その編集された新しいソースプログラムとの差分を表示
する。また、エディット管理部3は、編集したソースプ
ログラムのファイル名とその存在ディレクトリを、ファ
イル管理情報70として保存すると共に、修正履歴管理
部4へ出力する。修正履歴管理部4は、エディット管理
部3が出力するファイル管理情報70を受け、ファイル
管理情報70の示す現版数のソースプログラム50と、
編集された新しいソースプログラムの違いを抽出して修
正履歴として第1のリポジトリ5に記録する。また、修
正履歴管理部4は、修正履歴の抽出を行ったソースプロ
グラムのファイル名とその存在ディレクトリを、ファイ
ル管理情報70として次Version反映管理部6へ
出力する。
【0020】次Version反映管理部6は、修正履
歴管理部4が出力するファイル管理情報70と第1のリ
ポジトリ5の内容に従い、ファイル管理情報70の示す
次の版数のソースプログラム60の開発に使用している
第2のリポジトリ7を操作して、次の版数のソースプロ
グラム60に対して自動で修正を加える。コンパイル管
理部9は、ソースプログラムをコンパイルして、コンピ
ュータが理解できる形に変更する。また、コンパイル管
理部9は、コンパイル対象となったモジュール名、コン
パイル成功時のコンパイル日時を、コンパイル状況記録
としてコンパイル状況記録ファイル10に記録する。ソ
ースプログラム転送管理部11は、コンパイル状況記録
ファイル10の示すコンパイル成功時のコンパイル日時
とファイル管理情報70の示すソースプログラムの編集
日時を比較して、コンパイル日時が新しい場合、図10
に示したシステム全体のソースプログラムを管理するコ
ンパイルサーバ104へコンピュータネットワーク10
3を介して現版数のソースプログラム50や、次の版数
のソースプログラム60を転送する。また、ソースプロ
グラム転送管理部11は、転送したソースプログラムが
構成するモジュールのモジュール名と転送日時を、転送
状況記録として転送状況記録ファイル12に記録する。
更に、ソースプログラム転送管理部11は、転送状況記
録ファイル12の転送日時と、環境ファイル1で示され
る全モジュール中のソースプログラムの最新の編集日時
を比較して、編集日時が新しい場合、未転送ファイルと
して表示する。
【0021】なお、環境ファイル1、第1のリポジトリ
5、第2のリポジトリ7、第3のリポジトリ8、コンパ
イル状況記録ファイル10、転送状況記録ファイル1
2、現版数のソースプログラム50、次の版数のソース
プログラム60、ファイル管理情報70は、ハードディ
スク装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の
不揮発性のメモリや、CD−ROM等の読み出しのみが
可能な記録媒体、RAM(Random Access Memory)のよ
うな揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせによ
るコンピュータ読み取り、書き込み可能な記録媒体より
構成されるもの、あるいはそれに記録された情報とす
る。
【0022】なお、新Version設定機能部2、エ
ディット管理部3、修正履歴管理部4、次Versio
n反映管理部6、コンパイル管理部9、ソースプログラ
ム転送管理部11は専用のハードウェアにより実現され
るものであってもよく、また、メモリおよびCPU(中
央演算装置)により構成され、上記の各部の機能を実現
するためのプログラムをメモリにロードして実行するこ
とによりその機能を実現させるものであってもよい。
【0023】また、このソースプログラム管理装置に
は、周辺機器として入力装置、表示装置等(いずれも図
示せず)が接続されるものとする。ここで、入力装置と
はキーボード、マウス等の入力デバイスのことをいう。
表示装置とはCRT(CathodeRay Tube)や液晶表示装
置等のことをいう。
【0024】次に、ソースプログラム管理装置の動作を
説明する。はじめに、ソースプログラム管理装置を使用
するための環境設定について説明する。管理機能部30
は、開発者のデータ入力により、ソースプログラムを開
発するための環境ファイル1を設定する。次の版数のソ
ースプログラム60の開発が進行している場合、開発者
に環境ファイル1のソースプログラムの版数情報を入力
させる。また、新Version設定機能部2は、開発
者の分岐とよばれる命令入力により、現版数の第1のリ
ポジトリ5を元にして、第2のリポジトリ7と第3のリ
ポジトリ8を、次Version反映管理部6の下に自
動作成する。第2、第3のリポジトリに関しては、次V
ersion反映管理部6を説明する際に詳細に説明す
る。
【0025】次にエディット管理部3の動作を図2を用
いて説明する。エディット管理部3は、開発者の起動命
令入力により起動する。図2において、まず、エディッ
ト管理部3は編集が可能なファイルをすべてリストアッ
プして、その版数情報と共に表示する(ステップS20
0)。次に、開発者にそのファイル一覧から編集するソ
ースプログラムを選択させる(ステップS202)。エ
ディット管理部3は、選択されたソースプログラムを第
1のリポジトリ5から取り出し、それを別名で保存して
バックアップファイルを作成する(ステップS20
4)。次にエディット管理部3はエディタを起動して選
択されたソースプログラムを編集可能にする(ステップ
S206)。そして、開発者にエディタを用いてソース
プログラムの編集を行わせる(ステップS208)。開
発者による編集完了指令により、編集したソースプログ
ラムを図1に図示しない記憶装置に保存し、エディタを
終了する(ステップS210)。次に、エディット管理
部3は、保存されたソースプログラムとステップS20
4で保存したバックアップファイルの差分を検出して表
示する(ステップS212)。表示は、画面に表示して
も良いし、紙に印刷しても良い。ステップS212にお
ける新旧ファイル差分表示は、編集前ソースプログラム
を図7の(1)、編集後のソースプログラムを図7の
(2)とすると、図8にあるように、新旧のソースプロ
グラムを同一のソースプログラム上に変更、追加、削除
の説明文を付けて表示する。説明文を具体的に示すと、
変更部分は枠線で囲み”新、旧”の説明文を付ける。ま
た、追加部分は枠線で囲み”追加”の説明文を付ける。
更に、削除部分は枠線で囲み”削除”の説明文を付け
る。
【0026】この表示により、開発者に編集内容を確認
させると共に、編集後のソースプログラムの編集履歴登
録をするか否かの入力を行わせる(ステップS21
4)。エディット管理部3は開発者の入力を受けて、編
集履歴登録をするか否か判断する(ステップS21
6)。編集履歴登録をする場合(ステップS216:Y
ES)、エディット管理部3は修正履歴管理部4を起動
し、該当するソースプログラムのファイル名や、その保
存されているディレクトリ名をファイル管理情報70と
して保存する。またエディット管理部3は、ファイル管
理情報70を修正履歴管理部4へ送信する(ステップS
222)。もし、編集履歴登録をしない場合(ステップ
S216:NO)、開発者に対してエディット管理部3
におけるソースプログラムの編集操作を中止するか否か
を指定させる(ステップS220)。もし、ソースプロ
グラムの編集操作を中止する場合(ステップS220:
YES)、エディタを終了してエディット管理部3の動
作を終了する。もし、中止しない場合(ステップS22
0:NO)、ステップ206へ戻り、エディタを起動し
てソースプログラムの編集作業から繰り返す。
【0027】次に、修正履歴管理部4の動作を図3を用
いて説明する。修正履歴管理部4は、エディット管理部
3からの起動命令入力で起動する。図3において、エデ
ィット管理部3に起動された修正履歴管理部4は、エデ
ィット管理部3から編集されたソースプログラムのファ
イル管理情報70を取得する(ステップS300)。そ
して、開発者に、該当するソースプログラムの編集の理
由を入力させる(ステップS302)。修正履歴管理部
4は、ファイル管理情報70と入力された編集理由とを
対応させて、編集内容として編集前後の差分と、更に編
集した日付、編集の理由とを、ソースプログラムの修正
履歴として第1のリポジトリ5に登録する(ステップS
304)。ソースプログラムの修正履歴を登録したら、
修正履歴管理部4は次Version反映管理部6を起
動して(ステップS306)、ファイル管理情報70を
送出する(ステップS308)。
【0028】次に、次Version反映管理部6の動
作を図4を用いて説明する。次Version反映管理
部6は、修正履歴管理部4からの起動命令入力で起動す
る。図4において、修正履歴管理部4に起動された次V
ersion反映管理部6は、修正履歴管理部4から修
正履歴登録されたソースプログラムのファイル管理情報
70を取得する(ステップS400)。そして、修正履
歴登録されたソースプログラムに、開発中の次の版数の
ソースプログラム60が存在するか否かを、環境ファイ
ル1を参照して判断する(ステップS402)。もし、
次の版数のソースプログラム60が存在していた場合
(ステップS402:YES)、修正履歴管理部4が記
録した第1のリポジトリ5の修正履歴を使用して次の版
数のソースプログラム60の自動修正を行う(ステップ
S404)。
【0029】この次Versionファイル自動エディ
ット(ステップS404)の動作を、図9に示す模式図
で説明する。すなわち、従来と同様にリポジトリと呼ば
れる修正履歴データベースを、ここでは3個示す。図は
右方向へ時系列の操作を表す。第1のリポジトリ5に相
当する現版数のソースプログラム50のリポジトリを”
VersionNリポジトリ”、第2のリポジトリ7に
相当する次の版数のソースプログラム60のリポジトリ
を”VersionN+1リポジトリ”とする。開発者
に、予め新Version設定機能部2において、次の
版数のソースプログラム60の開発を開始する事を定義
させて、分岐と呼ばれる命令により、”Version
Nリポジトリ”から”VersionN+1リポジト
リ”を、そして、”VersionNリポジトリ”から
第3のリポジトリに相当する”反映用VersionN
リポジトリ”を、それぞれ自動作成する。(操作f、
g)。”VersionNリポジトリ”と作成された”
VersionN+1リポジトリ”、及び”反映用Ve
rsionNリポジトリ”の関係は、以下のようにな
る。すなわち、”VersionNリポジトリ”を主の
幹とすると、そこから分岐された”VersionN+
1リポジトリ”はその枝である。また、”Versio
nNリポジトリ”を主の幹とすると、そこから分岐され
た”反映用VersionNリポジトリ”もその枝であ
る。よって、”反映用VersionNリポジトリ”
は、最初は”VersionN+1リポジトリ”と同格
である。
【0030】そこで、次Version反映管理部6
は、新たに”VersionN+1リポジトリ”を主の
幹、”反映用VersionNリポジトリ”をその枝と
して定義しなおす。これにより、枝にあたる”反映用V
ersionNリポジトリ”に対する修正は、幹にあた
る”VersionN+1リポジトリ”へ適用すること
が可能となる。次に、各々の版数のソースプログラムに
編集を行う場合、開発者に、リポジトリより各版数の最
新のソースプログラムの取り出し(操作a)、その編集
(操作b)、再度リポジトリへの格納(操作c)の各操
作を行わせる。格納時に、修正履歴管理部4はソースプ
ログラムの編集前後の差分と最新のソースプログラムを
リポジトリに記録する。この時、現版数の”Versi
onNリポジトリ”に対する変更は、次の版数の”Ve
rsionN+1リポジトリ”に反映するため、一時的
に”反映用VersionNリポジトリ”に複写され
る。すなわち、次Version反映管理部6は自動的
に”反映用VersionNリポジトリ”より最新版の
ソースプログラムを取り出す(操作h)。次に編集を行
う代わりに、”VersionNリポジトリ”から最新
のソースプログラムを自動的に複写する(操作d)。そ
して、再度”反映用VersionNリポジトリ”に格
納する。よって、現版数の”VersionNリポジト
リ”に対する変更が、まず”反映用VersionNリ
ポジトリ”に複写される。
【0031】次に、自動的に合成と呼ばれる命令を実行
し、”反映用VersionNリポジトリ”に複写され
た内容を、次の版数の”VersionN+1リポジト
リ”に反映する(操作e)。これで、次の版数の”Ve
rsionN+1リポジトリ”に、現版数の”Vers
ionNリポジトリ”に対する変更が自動的に適用され
る。後は”VersionNリポジトリ”に修正が加わ
ると、同様の操作で”VersionN+1リポジト
リ”に同じ修正が必ず適用される。
【0032】次に、次の版数のソースプログラム60の
自動修正が終了したら、その自動修正が適正に終了した
かどうかをチェックする(ステップS406)。次Ve
rsion反映管理部6は、現版数のソースプログラム
50に修正を加えた部分と同じ部分を、次の版数のソー
スプログラム60に発見し、その部分に別の修正が入っ
ていない場合、前述の方法で自動修正を行うことができ
る。もし、次の版数のソースプログラム60を自動修正
が適正に終了していた場合(ステップS406:YE
S)、次Version反映管理部6の動作を終了す
る。また、次の版数のソースプログラムの同じ部分に、
別の修正が入っていた場合、次Version反映管理
部6は自動修正を行うことができない。よって、もし、
次の版数のソースプログラム60の自動修正が適正に終
了していない場合(ステップS406:NO)、次Ve
rsion反映管理部6は、通知手段により、開発者に
対して手動による次の版数のソースプログラム60の修
正を依頼する通知をして(ステップS408)、次Ve
rsion反映管理部6の動作を終了する。この場合、
通知方法としては、電子メールや画面表示、印刷出力、
ログファイルの記録等の方法を用いることが可能であ
る。
【0033】また、修正履歴管理部4において修正履歴
を記録された現版数のソースプログラム50は、システ
ム全体のソースプログラムを管理するコンパイルサーバ
へ送信される前に、コンパイル管理部9においてコンピ
ュータが理解できる形に変更され、その記述の誤記の有
無が検出される。次に、コンパイル管理部9の動作を図
5を用いて説明する。コンパイル管理部9は、開発者の
起動命令入力で起動する。図5において、まず、コンパ
イル管理部9はコンパイル対象モジュール名を表示し
て、開発者に希望のモジュール名を選択させる(ステッ
プS500)。次に、選択されたモジュール名を構成す
る複数のソースプログラムのファイル管理情報70を取
得する(ステップS502)。そして、コンパイルを起
動して、これらのソースプログラムのコンパイルを行う
(ステップS504)。コンパイルが終了したら、その
コンパイルが適正に終了したかをチェックする(ステッ
プS506)。もし、コンパイルが適正に終了していた
場合(ステップS506:YES)、コンパイルの成功
記録として、各ソースプログラムのコンパイル日時とコ
ンパイル単位名であるモジュール名を記録する(ステッ
プS508)。もし、コンパイルが適正に終了していな
い場合(ステップS506:NO)、コンパイル管理部
9は、通知手段により、開発者に対してコンパイルエラ
ーを通知して(ステップS510)、コンパイル管理部
9の動作を終了する。この場合、通知方法としては、電
子メールや画面表示、印刷出力、ログファイルの記録等
の方法を用いることが可能である。
【0034】また、同様に修正履歴管理部4において修
正履歴を記録された現版数のソースプログラム50は、
ソースプログラム転送管理部11を通してコンパイルサ
ーバへ転送される。次に、ソースプログラム転送管理部
11の動作を図6を用いて説明する。ソースプログラム
転送管理部11は、開発者の起動命令入力で起動する。
図6においてソースプログラム転送管理部11は、ま
ず、ファイル転送を実施するか否かを開発者に入力させ
る(ステップS600)。もし、ファイル転送を行う場
合(ステップS600:YES)、ソースプログラム転
送管理部11は、開発者に転送対象のモジュール名を選
択させる(ステップS602)。次に、転送対象のモジ
ュールのファイル管理情報70を取得する(ステップS
604)。同様に、転送対象のモジュールのコンパイル
成功記録情報を取得する(ステップS606)。そし
て、両者を比較することで該当するソースプログラム
が、コンパイル管理部9においてコンパイルが成功して
いるか否かを判断する(ステップS608)。
【0035】コンパイル管理部9においてコンパイルが
実行され、正常終了している場合、コンパイル成功記録
情報の日付がファイル管理情報70の日付より新しい。
よって、ソースプログラム転送管理部11は、該当する
ソースプログラムはコンパイルが正常終了し(ステップ
S608:YES)、その記述にコンパイルエラーとな
る誤記はないとして、コンパイルサーバへのファイル転
送を実施する(ステップS610)。ファイル転送を実
行した場合、その転送日時と転送モジュール名を転送実
施記録として記録する(ステップS612)。もし、コ
ンパイル管理部9におけるコンパイルが正常終了してい
ない場合、コンパイル成功記録情報の日付がファイル管
理情報70の日付より古い。よって、ソースプログラム
転送管理部11は、該当するソースプログラムはコンパ
イルが正常終了せず(ステップS608:NO)、記述
にはコンパイルエラーとなる誤記があるとして、コンパ
イルサーバへのファイル転送を行わず、画面等にその旨
を表示してソースプログラム転送管理部11の動作を終
了する。
【0036】また、ソースプログラム転送管理部11
は、ファイル転送を行わない場合(ステップS600:
NO)、未転送ファイルチェックを実行するか否かを開
発者に入力させる(ステップS614)。もし、未転送
ファイルチェックを行う場合(ステップS614:YE
S)、未転送ファイルチェックリクエストを受け付けて
(ステップS616)、転送記録情報を取得する(ステ
ップS618)。そして、現在環境ファイル1に設定さ
れている全てのモジュール名に対して、その構成ファイ
ルの最新日時とそのモジュール名の転送日時を比較し、
未転送ファイルを抽出する(ステップS620)。この
時、モジュール名を構成するファイルの最新日時がその
モジュール名の転送日時より新しい時は未転送ファイル
として表示する(ステップS622)。未転送ファイル
チェックを実行しない場合(ステップS614:N
O)、ソースプログラム転送管理部11の動作を終了す
る。
【0037】本実施の形態では、現版数のソースプログ
ラム50を中心に、それを開発するための支援処理と、
次の版数のソースプログラム60へ修正履歴を自動的に
適用する処理の動作を説明した。しかし、これに限定さ
れず、開発中のソースプログラム全てにおいて、同様
に、開発の支援処理と、その次の版数のソースプログラ
ムへ修正履歴を自動的に適用する処理が行われる。
【0038】また、上述の図1に示すソースプログラム
管理装置の機能を実現するためのプログラムを、コンピ
ュータ読みとり可能な記録媒体に記録して、この記録媒
体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読
み込ませ、実行することにより、開発者が機能別のソー
スプログラムを管理しながら、複数の版数のソースプロ
グラムの開発を行っても良い。
【0039】ここで、上記「コンピュータシステム」と
は、OSや周辺機器等のハードウェアを含み、さらにW
WW(World Wide Web)システムを利用
している場合であれば、ホームページ提供環境(あるい
は表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ
読みとり可能な記録媒体」とは、フロッピー(登録商
標)ディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM
等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハー
ドディスク等の記憶装置のことをいう。更に、「コンピ
ュータ読みとり可能な記録媒体」とは、インターネット
等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプロ
グラムを送信する場合のように、短時間の間、動的にプ
ログラムを保持するもの(伝送媒体もしくは伝送波)、
その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシ
ステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラ
ムを保持しているものも含むものとする。
【0040】また、上記プログラムは、前述した機能の
一部を実現するためのものであっても良く、更に前述し
た機能をコンピュータシステムに既に記憶されているプ
ログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差
分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0041】
【発明の効果】以上の如く本発明では、連続実行部とし
て、ソースプログラムの編集を行うエディット管理手段
と、その古いソースプログラムと新しいソースプログラ
ムの違いを自動的に修正履歴として記録する修正履歴管
理手段とを設けた。これにより、人の判断により実施し
ていた作業を自動的に行うことを可能とした。従って、
修正履歴登録漏れや修正履歴誤登録等の間違いが発生し
なくなるという効果が得られる。また、本発明では、更
に、この修正履歴の内容に従い、次の版数のソースプロ
グラムに対して自動で修正を加える次Version反
映管理手段を設けた。これにより、次の版数のソースプ
ログラムへの修正反映漏れがが発生しなくなるという効
果がある。
【0042】また、本発明では、コンパイル管理手段を
設けてソースプログラムのコンパイルを事前に行い、ソ
ースプログラムの誤記を判別する構成とした。これによ
り、コンパイル不可能な誤記を含んだソースプログラム
を早期に発見し、開発効率を高めることが可能となる。
更に、本発明では、ソースプログラム転送管理手段を実
行制限部として設けて、コンパイルの実行結果と連動さ
せることにより、システムの全ソースプログラムを管理
するコンパイルサーバに対する、コンパイル不可能な誤
記を含んだソースプログラムの転送を制限する構成とし
た。これにより、コンパイル不可能な誤記を含んだソー
スプログラムはコンパイルサーバ上に存在しなくなるた
め、開発効率を高めることが可能となる。
【0043】また、本発明では、ソースプログラム転送
管理手段に、更に、ソースプログラムをサーバへ転送し
た転送日時とソースプログラムの編集日時の比較により
未転送のソースプログラムを抽出する抽出手段を設け
た。これにより、開発者は簡単にサーバへ未転送のソー
スプログラムを把握することが可能となり、開発の効率
を高めることができる。また、本発明では、コンパイル
管理手段に、更に、ソースプログラムをコンピュータが
理解できる形に変更できない場合、失敗したことを開発
者に対して通知する通知手段を設けた。これにより、開
発者はソースプログラムの誤記をいち早く知ることが可
能となり、開発効率を高めることができる。
【0044】また、本発明では、次Version反映
管理手段に、更に、次の版数のソースプログラムに対す
る自動修正が失敗したことを、開発者に対して通知する
通知手段を設けた。これにより、次の版数のソースプロ
グラム対して自動的に行われる修正動作を開発者が管理
することが可能となる。また、本発明では、エディット
管理手段に、更に、新しいソースプログラムと古いソー
スプログラムとの差分情報を1個のソースプログラムと
して表示する表示手段を設けた。これにより、今まで分
かりにくかったソースプログラムの編集前後の状態を一
目で判断できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態によるソースプログラ
ム管理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施の形態のエディット管理部3の動作を
説明するフローチャートである。
【図3】 同実施の形態の修正履歴管理部4の動作を説
明するフローチャートである。
【図4】 同実施の形態の次Version反映管理部
6の動作を説明するフローチャートである。
【図5】 同実施の形態のコンパイル管理部9の動作を
説明するフローチャートである。
【図6】 同実施の形態のソースプログラム転送管理部
11の動作を説明するフローチャートである。
【図7】 編集を行うソースプログラムの一例を示す図
である。
【図8】 同実施の形態によるソースプログラムの表示
例である。
【図9】 同実施の形態による次Versionファイ
ル自動エディットの動作を説明する模式図である。
【図10】 同実施の形態のソースプログラム管理装置
を用いたシステム全体の構成例を説明した図である。
【図11】 従来例のソースプログラムの表示例であ
る。
【図12】 従来例のソースプログラムの編集動作を説
明する模式図である。
【符号の説明】
1 環境ファイル 2 新Version設定機能部 3 エディット管理部 4 修正履歴管理部 5 第1のリポジトリ 6 次Version反映管理部 7 第2のリポジトリ 8 第3のリポジトリ 9 コンパイル管理部 10 コンパイル状況記録ファイル 11 ソースプログラム転送管理部 12 転送状況記録ファイル 30 管理機能部 40 コントロール部 50 現版数のソースプログラム 60 次の版数のソースプログラム 70 ファイル管理情報 101 ソースプログラム管理装置A 102 ソースプログラム管理装置B 103 コンピュータネットワーク 104 コンパイルサーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 博信 東京都港区港南一丁目9番1号 エヌ・テ ィ・ティ・コミュニケーションウェア株式 会社内 (72)発明者 宮川 仁 東京都港区港南一丁目9番1号 エヌ・テ ィ・ティ・コミュニケーションウェア株式 会社内 (72)発明者 谷田 博俊 東京都港区港南一丁目9番1号 エヌ・テ ィ・ティ・コミュニケーションウェア株式 会社内 Fターム(参考) 5B076 EA07 EA08

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分散開発用のソースプログラム管理装置
    であって、 ソースプログラムの編集機能を持ち、現版数のソースプ
    ログラムと、その編集された新しいソースプログラムと
    の差分を表示し、編集したファイルのファイル名とその
    存在ディレクトリをファイル管理情報として出力するエ
    ディット管理手段と、 前記エディット管理手段が出力する前記ファイル管理情
    報を受け、該ファイル管理情報の示す前記現版数のソー
    スプログラムと前記新しいソースプログラムの違いを抽
    出して、修正履歴として第1の修正履歴データベースに
    記録する修正履歴管理手段と、 を設けたことを特徴とするソースプログラム管理装置。
  2. 【請求項2】 前記現版数のソースプログラムの修正履
    歴を管理する前記第1の修正履歴データベースに加え
    て、次の版数のソースプログラムの修正履歴を管理する
    第2の修正履歴データベースと、前記第2の修正履歴デ
    ータベースに合成する、前記第1の修正履歴データベー
    スの写像である第3の修正履歴データベースを作成する
    次Version設定機能手段と、 前記第1の修正履歴データベースに格納された修正を自
    動的に前記第3の修正履歴データベースへ複写する複写
    手段と、前記第2の修正履歴データベースと該第3の修
    正履歴データベースを合成する合成手段とを含む次Ve
    rsion反映管理手段と、 を設けたことを特徴とする請求項1に記載のソースプロ
    グラム管理装置。
  3. 【請求項3】 前記ソースプログラムをコンパイルし
    て、コンパイル成功時のコンパイル日時を記録するコン
    パイル管理手段を設けたことを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のソースプログラム管理装置。
  4. 【請求項4】 前記コンパイル管理手段の記録した前記
    コンパイル日時と、前記ファイル管理情報の示す前記ソ
    ースプログラムの編集日時を比較して、該ソースプログ
    ラムをシステム全体のソースプログラムを管理するコン
    パイルサーバへ転送するか否かを判断し、前記編集日時
    より前記コンパイル日時が新しい場合、前記コンパイル
    サーバへ前記ソースプログラムを転送すると共に、転送
    日時を記録するソースプログラム転送管理手段を設けた
    ことを特徴とする請求項3に記載のソースプログラム管
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記ソースプログラム転送管理手段は、
    前記ソースプログラムの前記転送日時と前記編集日時を
    比較して、前記編集日時が新しい時に未転送のソースプ
    ログラムとして抽出する抽出手段を更に含むことを特徴
    とする請求項4に記載のソースプログラム管理装置。
  6. 【請求項6】 前記コンパイル管理手段は、 前記ソースプログラムをコンピュータが理解できる形に
    変更できない場合、失敗したことを開発者に対して通知
    する通知手段を更に含むことを特徴とする請求項3乃至
    5のいずれかに記載のソースプログラム管理装置。
  7. 【請求項7】 前記次Version反映管理手段は、 前記次の版数のソースプログラムに対する自動修正が失
    敗した場合、失敗したことを開発者に対して通知する通
    知手段を更に含むことを特徴とする請求項2乃至6のい
    ずれかに記載のソースプログラム管理装置。
  8. 【請求項8】 前記エディット管理手段は、 編集前のソースプログラムと編集後のソースプログラム
    との差分情報を、1個の前記ソースプログラム上に変
    更、追加、削除の説明を付けて表示する表示手段を更に
    含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載
    のソースプログラム管理装置。
  9. 【請求項9】 請求項4乃至8のいずれかに記載のソー
    スプログラム管理装置と、 前記ソースプログラム管理装置とコンピュータネットワ
    ークを介して接続された、システム全体のソースプログ
    ラムを管理する前記コンパイルサーバと、 を含むことを特徴とするソースプログラム管理システ
    ム。
  10. 【請求項10】 分散開発用のソースプログラム管理方
    法であって、 現版数のソースプログラムの編集を行うと共に、その編
    集された新しいソースプログラムとの差分を表示し、編
    集したファイルのファイル名とその存在ディレクトリを
    ファイル管理情報として出力する処理と、 前記ファイル管理情報を受け、該ファイル管理情報の示
    す前記現版数のソースプログラムと前記新しいソースプ
    ログラムの違いを抽出して、修正履歴として第1の修正
    履歴データベースに記録する処理と、 を含むことを特徴とするソースプログラム管理方法。
  11. 【請求項11】 分散開発用のソースプログラム管理に
    用いられるプログラムを記録した記録媒体であって、 前記プログラムは、 現版数のソースプログラムの編集を行うと共に、その編
    集された新しいソースプログラムとの差分を表示し、編
    集したファイルのファイル名とその存在ディレクトリを
    ファイル管理情報として出力する処理と、 前記ファイル管理情報を受け、該ファイル管理情報の示
    す前記現版数のソースプログラムと前記新しいソースプ
    ログラムの違いを抽出して、修正履歴として第1の修正
    履歴データベースに記録する処理と、 をコンピュータに実行させるコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007264961A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Nec Corp 情報処理装置、情報管理システム、情報管理方法、およびプログラム
JP2013210832A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Nec System Technologies Ltd ソースファイル編集管理装置、ソースファイル編集管理方法、およびプログラム
CN112612693A (zh) * 2020-12-11 2021-04-06 广州朗国电子科技有限公司 自动校验应用软件版本的方法、装置及存储介质

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