JP2854825B2 - 人感スイッチ装置 - Google Patents

人感スイッチ装置

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JP2854825B2
JP2854825B2 JP31285395A JP31285395A JP2854825B2 JP 2854825 B2 JP2854825 B2 JP 2854825B2 JP 31285395 A JP31285395 A JP 31285395A JP 31285395 A JP31285395 A JP 31285395A JP 2854825 B2 JP2854825 B2 JP 2854825B2
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housing
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博史 金田
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  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体から放射され
る熱線を検知することにより、室内に人が入ったことを
検知して照明器具等の負荷をオン・オフ制御する人感ス
イッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】人感スイッチ装置は、焦電素子のような
熱線センサにより、人体から放射される熱線を検知し
て、照明器具等の負荷をオン、オフするものであり、自
動点灯と自動消灯を行なうことにより操作の面倒を省
き、しかも消し忘れ等の無駄な電力消費も防げるという
特徴がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の人感
スイッチ装置は一つの熱線センサが一体に組み込まれた
ものであったため、検知領域が限定され、1つの人感ス
イッチ装置の検知領域で覆いきれないような広い検知領
域を設定する場合には、複数個の人感スイッチ装置を用
いることが必要になる。一方、各人感スイッチ装置
は、電源からの電源線と負荷への負荷制御線とが接続さ
れ、最低4端子を必要とするから、複数台の人感スイッ
チ装置を用いると、配線が非常に複雑になるという問題
が生じる。また、負荷が照明器具であれば、検知領域へ
の人の出入りにかかわらず、連続点灯させたり、連続消
灯させたりしたい場合があるから、このような要求を満
たすために、自動点滅、連続点灯、連続消灯などのモー
ドを設定することが考えられている。しかしながら、モ
ードを切り換えるためには、モード切換用の操作部を手
が届く位置に設けなければならないから、上記構成の場
合には、人感センサ装置の取付場所が壁面等に限定され
ることになり、広い室内の中央部付近での検知領域の設
定ができないことになる。また、複数の人感スイッチ装
を用いているときには、室内のすべての人感スイッチ
装置を同一モードに揃えることが要求されるが、上記構
成では各人感スイッチ装置のモード切換を個別に行わな
くてはならず、人感スイッチ装置が複数台であるとモー
ド切換が面倒である。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、人体からの熱線を検出する子器と、子器によ
り人が検出されると負荷をオン・オフ制御する親器とを
別体として、子器の検知領域を任意の場所に設定するこ
とができる共に施工が容易で、且つ設定を集中的に操作
することができる人感スイッチ装置を提供しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、人体から放射される熱線を
検知する熱線センサを備えた子器と、子器とは別体であ
って該子器に信号線を介して接続されるとともに負荷に
対して負荷制御線を介して接続され子器により人体が検
知されると負荷をオン・オフ制御する親器とからなり、
子器は人体からの熱線を検知する熱線センサを収納する
ハウジングと、該ハウジングの一端部に設けられ建築施
工材の室内側面に当接するフランジと、建築施工材に形
成された取付穴に挿入されるハウジングの両側部に、上
記フランジとの間の距離が可変自在で、室内側のフラン
ジとで建築施工材を挟持する取付金具と、ハウジングの
一端部の端面に設けられ、上記熱線センサへの熱線を外
部より取り込む受光部と、上記フランジに貫挿し、先端
部を上記取付金具に螺合し、締結操作により上記取付金
具の先部を上記フランジ側へ近づける方向に移動させて
該先部と上記フランジとの間で上記建築施工材を挟持さ
せるボルトと、を備えているので、天井材等の建築施工
材の取付穴に子器のハウジングを室内側から挿入してボ
ルトを締結するだけで、建築施工材への取付けを行うこ
とができ、そのため天井のような高所においても容易に
設置工事ができ、一方親器は、規格化された埋め込み配
線器具用取付枠に取付けるように対応させた寸法を有す
る器体と、子器の人体検知の有無にかかわらず負荷をオ
ンするモードと、負荷をオフするモードと、子器の人体
検知によって負荷をオン・オフする自動モードとを設定
するモード設定手段とを有したので、埋め込み配線器具
と同様に取付枠を用いた埋め込み配設が可能なもので、
子器と親器とを結ぶ信号線や、親器から負荷への負荷制
御線の配線に先行配線施工を取り入れることが可能であ
り、しかも負荷を連続オン或いは連続オフさせたり、子
器の人体検知による自動制御の設定を親器側で集中的に
設定することができる。請求項2の発明では、請求項1
の発明において、上記ボルトは上記取付金具に付設され
該取付金具により回り止めされるナットに先端部を螺合
してあるので、ボルトを締結操作するだけで、取付金具
を動かすことができ、取付金具の駆動機構が簡単な構成
で実現できる。 請求項3の発明では、請求項1又は2の
発明において、上記親器の器体内に収納され上記子器が
人体を検知して負荷を設定時間だけ動作させるタイマ回
路と、上記設定時間を設定する時間設定手段とを有して
いるので、タイマ回路により人体の検知の断続による負
荷の断続的な動作を無くすことができるとともに、遅れ
スイッチとして機能することができる。
【0006】請求項4の発明では、請求項1又は2の発
明において、上記子器のフランジが円板状であって、上
記建築施工材が天井材からなり該天井材に開口した取付
穴に室内側から上記子器のハウジングを挿入して上記フ
ランジ上面を上記取付穴の開口周部に当接するので、天
井面に配設することができるとともに、天井面に配設す
る火災感知器等と同様な外観を呈することにより違和感
を与えることがない。
【0007】また請求項5の発明では、請求項1乃至4
の何れかの発明において、上記子器のフランジの直径上
で且つ該フランジの中心を介して対称位置に穿設したボ
ルト挿通孔に夫々上記ボルトを挿通させたものであるか
ら、子器の両側において取付金具とフランジとで、建築
施工材を挟持できて安定良く取付けを行うことができ
る。
【0008】請求項6の発明では、請求項1乃至5の何
れかの発明において、上記受光部の光学系に半球状のフ
レネルレンズを用いているので、広範囲を検知エリアと
することができ、しかも光学系を安価な合成樹脂成形に
より製作することが可能である。請求項の発明では、
上記熱線センサが焦電センサである実施形態である。
【0009】請求項8の発明では、請求項1乃至7の何
れかの発明において、上記親器の器体の寸法を2連の取
付枠に対応する寸法で形成してあるので、一般の埋め込
み型配線器具と同様に2連の取付枠を用いて埋め込み施
工が可能となる。請求項9の発明では、請求項3の発明
において、上記親器の器体の前面の一側に上記時間設定
手段を、他側にモード設定手段を配置してあるので、夫
々の設定手段の識別性が高くなり、結果操作性が向上す
る。
【0010】請求項10の発明では、請求項3又は9の
発明において、上記親器の上記時間設定手段の配置部位
を開閉する扉を器体に設けたので、タイマ回路の設定部
位が不用意に変更されるのを防ぐことができる。請求項
11の発明では、請求項1乃至請求項10の何れかの発
明において、上記親器は複数の子器を信号線を介して並
列接続可能で、接続された子器の何れかにより人体が検
知されると、負荷をオン・オフ制御するので、複数の熱
線センサによって広い検知領域を設定することができ、
しかも検知処理を1台の親器で行えるため、コスト的に
も安価な上に、親器への接続配線も少なく済む。
【0011】請求項12の発明では、請求項1乃至11
の何れかの発明において、上記親器には負荷のオン・オ
フに対応して点滅する表示素子を備えたので、負荷の状
態を親器の表示状態で知ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を説明す
る。図1は本発明の基本構成を示すものであって、照明
器具3を負荷としている。天井材6には複数個の子器
が取り付けられ、各子器1は、信号線lsを介して親器
に接続される。子器1は、図2に示すように、室内の要
所に複数個配列されるのであり、子器1間を接続する信
号線lsは送り配線されている。すなわち、各子器1は並
列接続される。ここでは、化粧室に子器1を設けた例を
示しており、たとえば、洗面所4a、小便器が配置され
た区域4b、大便器が配設されたブース4cなどに、
1がそれぞれ配置される。ここにおいて、たとえば会
議室などに子器1を配置する場合には、机の近傍が検知
領域となるように配置すればよいのであり、子器1の配
置位置は目的に応じて適宜設定される。
【0013】親器2は壁面に取り付けられていて、親器
2には、負荷制御線lcを介して照明器具3が接続されて
おり、照明器具3間を接続する負荷制御線lcも送り配線
される。また、親器2には、商用電源5が給電線lpを介
して接続されている。子器1は、図3乃至図5に示す形
状に形成されている。すなわち、ハウジング10は、ボ
デイ11の下端部に円板状のフランジ12を有し、フラ
ンジ12の下面中央部に半球状の受光レンズ13が突出
する形状に形成される。受光レンズ13に対応する部位
でハウジング10の内部には熱線センサとしての焦電素
子( 図示せず) が配設されており、受光レンズ13を通
して熱線が入射すると、熱線量が変化したときにだけ検
知出力が得られる。受光レンズ13としてはフレネルレ
ンズが用いられ、受光レンズ13をハウジング10に対
して首振りさせることにより検知方向が調節できるよう
になっている。熱線を受光したときに得られる検知出力
はボデイ11の上面に設けられた一対の端子14から外
部に取り出されるようになっている。各端子14は、端
子ねじ15を備えており、図5に示すように、両端子1
4の周囲には仕切壁16が突設される。ここにおいて、
仕切壁16は一直線上に形成されており、各端子14に
は図5中上下の両方向から信号線lsが接続できるように
なっている。したがって、信号線lsを順次送り配線する
ことができるのである。
【0014】ボデイ11の上面には、一対の取付金具1
7の一端部がそれぞれ枢着される。取付金具17は、中
間部に略90°の屈曲部を介して一対の引張片17a,
17bを有し、各引張片17a, 17bの先端縁からそ
れぞれ上記屈曲部とは逆向きに屈曲した屈曲部を介して
押え片17cと、枢支片17dとが延設された形状に形
成されている。この枢支片17dがボデイ11の上面に
枢着されるのである。両引張片17a, 17bに跨がる
部位には、取付金具17の長手方向に長い長孔( 図示せ
ず) が穿孔されている。また、押え片17cには挟みば
ねよりなる復帰ばね18の一端部が係合し、復帰ばね1
8の他端部はボデイ11の側面に係止されて取付金具1
7を起立させる向きに付勢する。すなわち、図3中にお
いて、右側の取付金具17は左回りに付勢され、左側の
取付金具17は右回りに付勢されるのである。つまり、
外力が作用しない状態では、両取付金具17は互いに近
付く向きに付勢されていて、取付金具17の先端間の距
離が小さくなるようになっている。
【0015】上記フランジ12には各取付金具17に対
応してフランジ12の直径方向に長いボルト挿通孔19
が穿設されている。このボルト挿通孔19を通してボル
ト20が挿通され、ボルト20の先端部は取付金具17
に穿孔された上記長孔を通してナット21に螺合する。
ナット21は、四角ナットであって一方の引張片17
a, 17bに周縁が当接することによって、回り止めさ
れている。したがって、ボルト20を締め付けると、ボ
ルト20に対するナット21の螺合量が大きくなるに従
い、取付金具17は復帰ばね18のばね力に抗して押え
片17cを下方に下げるように回転する。つまり、ボル
ト20の締め付けに伴って、図5中右側の取付金具17
は右回りに回転し、左側の取付金具17は左回りに回転
するのである。
【0016】以上の構成によれば、天井材6にボデイ1
1およびボルト20が挿通できる程度の大きさの取付穴
7を穿孔しておき、ボルト20を緩めた状態でハウジン
グ10の上部を取付穴7に挿入した後、ボルト20を締
め付ければ、取付金具17の押え片17cがフランジ1
2に引き寄せられるのであり、フランジ12と押え片1
7cとの間で、取付穴7の周縁部の天井材6を挟持する
ことができるのである。
【0017】親器2の器体22は、図6乃至図10に示
すように、JIS規格により規格化されているスイッチ
ボックス等の埋込ボックスに対応した取付枠24に取り
付けられており、スイッチ等の規格化された配線器具の
単位モジュール寸法に対して高さが3個分、幅が2個分
に設定されている。つまり取付枠24としては、配線器
具工業会で規格化されている所謂2連のものを用いる。
【0018】そして親器2の器体22の側面には係合爪
23が突設されており、取付枠24に対して係合するよ
うになっている。取付枠24には、埋込ボックスに螺合
するボックスねじが挿通される長孔25や、壁パネル等
に木螺子により直接取り付けるための挿通孔や、化粧プ
レートに挿通されたプレートねじが螺合するねじ孔2
6、更には壁パネル等のパネル材を挟持するための挟み
金具を装着するための孔が設けられている。したがっ
て、親器2はスイッチやコンセント等の通常の配線器具
と同様の埋込ボックスや壁パネルに穿設した埋め込み穴
に取り付けることができるのであって、施行方法も通常
の配線器具の技術を用いることができるのである。ここ
に、取付枠24は器体22と一体でも別体でもよい。
【0019】ところで、親器2の器体22の前面には、
負荷を制御するモードを選択するためのスイッチのスイ
ッチハンドル31a〜31cや子器1で人が検知されて
から負荷の状態を維持する時間を設定するための操作つ
まみ32が設けられ、また、選択されたモードに対応し
て点灯する表示ランプ33a〜33cが設けられてい
る。スイッチハンドル31cおよび操作つまみ32は、
扉34に覆われており、図10に示すように配置されて
いる。ここで子器1において人体からの熱線を検出する
焦電素子が微分型のセンサであることから、人を検知し
てから所定時間だけ出力を保持するために、親器2内に
はタイマ回路が設けられているのであって、操作つまみ
32は、配置場所に応じてタイマ回路の限時時間を調節
するために設けられている。スイッチハンドル31a
は、子器1により人が検知されたときに負荷をオンにし
( 照明器具3を点灯させる) 、人が検知されなくなると
負荷をオフにする( 照明器具3を消灯する) ような自動
オン・オフモードを選択するために設けられ、このモー
ドが選択されているときには、表示ランプ33aが点灯
する。また、負荷のオン・オフに対応して表示ランプ3
3bが点滅する。また、スライド映写を行う場合のよう
に、人の検知にかかわらず、照明器具3を消灯させてお
きたいときには、スイッチハンドル31bにより連続オ
フモードを選択する。このモードでは表示ランプ33b
が点灯する。スイッチハンドル31cは、人の検知にか
かわらず照明器具3を点灯させておきたいときに、連続
オンモードを選択するように設けられている。連続オン
モードが選択されると、自動オン・オフモードの表示ラ
ンプ33aが消灯し、負荷の動作を表示する表示ランプ
33bが連続点灯するから、表示ランプ33a, 33b
の表示状態により自動オン・オフモードか連続オンモー
ドかの識別ができる。
【0020】親器2の器体22の背面には、信号線lsを
接続するための2組( 4個) のねじ付き端子27が設け
られ、また、給電線lpと負荷制御線lcとを挿入するため
の電線挿入孔28a, 28bが設けられる。電線挿入孔
28a, 28bに対応して器体22の内部には、端子板
と鎖錠ばねとの間に電線を挟持するいわゆる速結端子が
設けられ、電線挿入孔28a, 28bを通して導入され
る給電線lpや負荷制御線lcが接続される。また、電線挿
入孔28a, 28bの近傍には接続を解除するときにド
ライバ等を挿入する解除孔29a, 29bが設けられて
いる。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明は、人体から放射される
熱線を検知する熱線センサを備えた子器と、子器とは別
体であって該子器に信号線を介して接続されるとともに
負荷に対して負荷制御線を介して接続され子器により人
体が検知されると負荷をオン・オフ制御する親器とから
なり、子器は人体からの熱線を検知する熱線センサを収
納するハウジングと、該ハウジングの一端部に設けられ
建築施工材の室内側面に当接するフランジと、建築施工
材に形成された取付穴に挿入されるハウジングの両側部
に、上記フランジとの間の距離が可変自在で、室内側の
フランジとで建築施工材を挟持する取付金具と、ハウジ
ングの一端部の端面に設けられ、上記熱線センサへの熱
線を外部より取り込む受光部と、上記フランジに貫挿
し、先端部を上記取付金具に螺合し、締結操作により上
記取付金具の先部を上記フランジ側へ近づける方向に移
動させて該先部と上記フランジとの間で上記建築施工材
を挟持させるボルトと、を備えているので、天井材等の
建築施工材の取付穴に子器のハウジングを室内側から挿
入してボルトを締結するだけで、建築施工材への取付け
を行うことができ、天井のような高所においても容易に
設置工事ができ、一方親器は、規格化された埋め込み配
線器具用取付枠に取付けるように対応させた寸法を有す
る器体と、子器の人体検知の有無にかかわらず負荷をオ
ンするモードと、負荷をオフするモードと、子器の人体
検知によって負荷をオン・オフする自動モードとを設定
するモード設定手段とを有したので、埋め込み配線器具
と同様に取付枠を用いた埋め込み配設が可能なもので、
子器と親器とを結ぶ信号線や、親器から負荷への負荷制
御線の配線に先行配線施工を取り入れることが可能であ
り、しかも負荷を連続オン或いは連続オフさせたり、子
器の人体検知による自動制御の設定を親器側で集中的に
設定することができるという効果がある。請求項2の発
明は、請求項1の発明において、上記ボルトの先端部を
上記取付金具に付設され該取付金具により回り止めされ
るナットに螺合してあるので、ボルトを締結操作するだ
けで、取付金具を動かすことができ、取付金具の駆動機
構が簡単な構成で実現できるという効果がある。 請求項
3の発明は、請求項1又は2の発明において、上記親器
の器体内に収納 され上記子器が人体を検知して負荷を設
定時間だけ動作させるタイマ回路と、上記設定時間を設
定する時間設定手段とを有しているので、タイマ回路に
より人体の検知の断続による負荷の断続的な動作を無く
すことができるとともに、遅れスイッチとして機能する
ことができるという効果がある。
【0022】請求項4の発明は、請求項1又は2の発明
において、上記子器のフランジが円板状であって、上記
建築施工材が天井材からなり該天井材に開口した取付穴
に室内側から上記子器のハウジングを挿入して上記フラ
ンジ上面を上記取付穴の開口周部に当接するので、天井
面に配設することができるとともに、天井面に配設する
火災感知器等と同様な外観を呈することにより違和感を
与えることがないという効果がある。
【0023】また請求項5の発明は、請求項1乃至4の
何れかの発明において、上記子器のフランジの直径上で
且つ該フランジの中心を介して対称位置に穿設したボル
ト挿通孔に夫々上記ボルトを挿通させたものであるか
ら、子器の両側において取付金具とフランジとで、建築
施工材を挟持できて安定良く取付けを行うことができる
という効果がある。
【0024】請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れ
かの発明において、上記受光部の光学系に半球状のフレ
ネルレンズを用いているので、広範囲を検知エリアとす
ることができ、しかも光学系を安価な合成樹脂成形によ
り製作することが可能であるという効果がある。請求項
8の発明は、請求項1乃至8の何れかの発明において、
上記親器の器体の寸法を2連の取付枠に対応する寸法で
形成してあるので、一般の埋め込み型配線器具と同様に
2連の取付枠を用いて埋め込み施工が可能となるという
効果がある。
【0025】請求項9の発明は、請求項3の発明におい
て、上記親器の器体の前面の一側に上記時間設定手段
を、他側にモード設定手段を配置してあるので、夫々の
設定手段の識別性が高くなり、結果操作性が向上すると
いう効果がある。請求項10の発明は、請求項3又は9
の発明において、上記親器の上記時間設定手段の配置部
位を開閉する扉を器体に設けたので、タイマ回路の設定
部位が不用意に変更されるのを防ぐことができるという
効果がある。
【0026】請求項11の発明は、請求項1乃至請求項
10の何れかの発明において、上記親器が複数の子器を
信号線を介して並列接続可能で、接続された子器の何れ
かにより人体が検知されると、負荷をオン・オフ制御す
るので、複数の熱線センサによって広い検知領域を設定
することができ、しかも検知処理を1台の親器で行える
ため、コスト的にも安価な上に、親器への接続配線も少
なく済むという効果がある。
【0027】請求項12の発明は、請求項1乃至11の
何れかの発明において、上記親器には負荷のオン・オフ
に対応して点滅する表示素子を備えたので、負荷の状態
を親器の表示状態で知ることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の概略構成図である。
【図2】同上における子器の配置状態を示す配置図であ
る。
【図3】同上に用いる子器の側面図である。
【図4】同上に用いる子器の下面図である。
【図5】同上に用いる子器の上面図である。
【図6】同上に用いる親器の正面図である。
【図7】同上に用いる親器の下面図である。
【図8】同上に用いる親器の側面図である。
【図9】同上に用いる親器の背面図である。
【図10】同上に用いる親器の要部正面図である。
【符号の説明】
子器親器 3 照明器具 6 天井材 14 端子 22 器体 lC 負荷制御線 lP 給電線 lS 信号線

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人体から放射される熱線を検知する熱線セ
    ンサを備えた子器と、子器とは別体であって該子器に信
    号線を介して接続されるとともに負荷に対して負荷制御
    線を介して接続され子器により人体が検知されると負荷
    をオン・オフ制御する親器とからなり、 子器は人体からの熱線を検知する熱線センサを収納する
    ハウジングと、該ハウジングの一端部に設けられ建築施
    工材の室内側面に当接するフランジと、建築施工材に形
    成された取付穴に挿入されるハウジングの両側部に、上
    記フランジとの間の距離が可変自在で、室内側のフラン
    ジとで建築施工材を挟持する取付金具と、ハウジングの
    一端部の端面に設けられ、上記熱線センサへの熱線を外
    部より取り込む受光部と、上記フランジに貫挿し、先端部を上記取付金具に螺合
    し、締結操作により上記取付金具の先部を上記フランジ
    側へ近づける方向に移動させて該先部と上記フランジと
    の間で上記建築施工材を挟持させるボルトと、 を備え、 親器は、規格化された埋め込み配線器具用取付枠に取付
    けるように対応させた寸法を有する器体と、子器の人体
    検知の有無にかかわらず負荷をオンするモードと、負荷
    をオフするモードと、子器の人体検知によって負荷をオ
    ン・オフする自動モードとを設定するモード設定手段と
    を有し、たことを特徴とする人感スイッチ装置。
  2. 【請求項2】上記ボルトは上記取付金具に付設され該取
    付金具により回り止めされるナットに先端部を螺合して
    成ることを特徴とする請求項1記載の人感スイッチ装
    置。
  3. 【請求項3】上記親器の器体内に収納され上記子器が人
    体を検知して負荷を設定時間だけ動作させるタイマ回路
    と、上記設定時間を設定する時間設定手段とを有して成
    ることを特徴とする請求項1記載の人感スイッチ装置。
  4. 【請求項4】上記子器のフランジが円板状であって、上
    記建築施工材が天井材からなり該天井材に開口した取付
    穴に室内側から上記子器のハウジングを挿入して上記フ
    ランジ上面を上記取付穴の開口周部に当接することを特
    徴とする請求項1又は2記載の人感スイッチ装置。
  5. 【請求項5】上記子器のフランジの直径上で且つ該フラ
    ンジの中心を介して対称位置に穿設したボルト挿通孔に
    夫々上記ボルトを挿通させたことを特徴とする請求項1
    乃至4の何れかに記載の人感スイッチ装置。
  6. 【請求項6】上記受光部の光学系に半球状のフレネルレ
    ンズを用いていることを特徴とする請求項1乃至5の何
    れかに記載の人感スイッチ装置。
  7. 【請求項7】上記熱線センサが焦電センサであることを
    特徴とする請求項1乃至6記載の何れかに記載の人感ス
    イッチ装置。
  8. 【請求項8】上記親器の器体の寸法を2連の取付枠に対
    応する寸法で形成して成ることを特徴とする請求項1乃
    至7の何れかに記載の人感スイッチ装置。
  9. 【請求項9】上記親器の器体の前面の一側に上記時間設
    定手段を、他側にモード設定手段を配置して成ることを
    特徴とする請求項3記載の人感スイッチ装置。
  10. 【請求項10】上記親器の上記時間設定手段の配置部位
    を開閉する扉を器体に設けたことを特徴とする請求項3
    又は9記載の人感スイッチ装置。
  11. 【請求項11】上記親器は複数の子器を信号線を介して
    並列接続可能で、接続された子器の何れかにより人体が
    検知されると、負荷をオン・オフ制御することを特徴と
    する請求項1乃至請求項10の何れかに記載の 人感スイ
    ッチ装置。
  12. 【請求項12】上記親器には負荷のオン・オフに対応し
    て点滅する表示素子を備えたことを特徴とする請求項1
    乃至11の何れかに記載の人感スイッチ装置。
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