JPH0817234A - 電設用埋込み筐体とこれに適合する電設ユニット - Google Patents

電設用埋込み筐体とこれに適合する電設ユニット

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JPH0817234A
JPH0817234A JP16904694A JP16904694A JPH0817234A JP H0817234 A JPH0817234 A JP H0817234A JP 16904694 A JP16904694 A JP 16904694A JP 16904694 A JP16904694 A JP 16904694A JP H0817234 A JPH0817234 A JP H0817234A
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JP
Japan
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unit
housing
main body
embedded
electrical
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Application number
JP16904694A
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English (en)
Inventor
Hideo Moriyama
秀男 森山
Masayuki Katogi
真之 加藤木
Kazuaki Murata
和昭 村田
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Moriyama Sangyo KK
Original Assignee
Moriyama Sangyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダウンライト器具における天井面への取付け
を竣工間際の調整選択が可能であり、経時後の模様替え
時の変換を安易、かつ経済的に行うことができることを
意図し、さらに、天井面に開穿した設置穴を多目的、多
機能に共用することによって施設面の美観保持と天井設
備の恒久化を可能にする電設用埋込み筐体とこれに適合
する電設ユニットを提供する。 【構成】 天井取付け穴への係止手段並びに配線手段を
備えた本体である円筒筐体1aが天井に係止手段により
取り付けられている。蛍光灯の灯体ユニットが円筒筐体
1aの下面側から挿入されて機械的に係止保持すると共
に電気的接続がなされる。すなわち、係止爪16を円筒
筐体1aの掛け止め孔4に係止するとともにコネクタ機
構によって対向配置された接触電源端子を接続する。水
平レバ−20を押し係止爪16の上端を押すことにより
灯体ユニットの係止が解除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井面の取付け穴に設
置しておき、埋込み形ならびに露出直付け形などの灯体
ユニットあるいは警報器具などの機能ユニットを必要に
応じて選択装着し得るように構成した電設用埋込み筐体
とこれに適合する電設ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】店舗照明等に多用されているダウンライ
ト器具は、施工手段として、天井板に予め開穿しておい
た設置穴に内面反射面仕上げのハウジングを差し込み固
定して配線し、これに光源バルブを装着して用いる構造
が採られている。したがって、このように施工手段によ
ると、施工に際して天井面に予め設置穴を穿たねばなら
ず、天井穴加工後は、位置変えはもとより、加工穴のダ
ウンライト器具以外への転用が出来ないことなどの点か
ら、竣工間際の設備変更あるいは経年後の室内の模様替
えなどには、その都度天井板全体を取り外して、新たに
張り直していた。
【0003】ところで、近年における照明方法の多様化
ならびに室内装飾技術の進歩を基礎に、季節感に富む室
内模様あるいは陳列商品の種類ごとの照明手段など、室
内の模様替えが比較的頻繁に行われるようになった。ま
た、照明手段の多様化は、ダウンライト器具において
も、通常の白熱電球の他に高輝度ランプおよび蛍光管な
どの異種多様の光源バルブを用いるものが開発されてお
り、これらの各種光源に必要な点灯回路手段およびこれ
に適応する夫々各種形状のハウジングならびにそれらの
アタッチメント部品が提供されている。一方、高度化し
た室内装飾における演出照明では、設計段階で採用する
光源を、施工場所の天井高さは無論のこと、内装材の色
調や反射特性などを考慮して設定しておくが、竣工間際
での壁張りの変更あるいは家具類の配置などによる光の
演出調整を行い、光源の位置決めならびに採用する光源
の種類などを決定することが多く採られるようになって
きている。
【0004】このような状況下で、先の竣工間際の変更
あるいは頻繁な室内の模様替えを行うについては、その
都度天井面の改造変更や張り替えを行っていたのでは、
施工に手間が掛かるばかりでなく、費用が嵩み、かつ施
工期間中の店舗休業などの面で甚だ不都合であった。そ
して従来、店舗,ホテルあるいはレストランなどで、法
規制による取付け義務機器であるところの煙感知器、熱
感知器、非常灯およびスピーカなどが、それらの色彩、
形状とも不統一の状況のままで天井面に個々に羅列配置
されており、その結果、設置面視界の美観を著しく損な
い、折角の各種天井内装ディテールを醜くしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、ダ
ウンライト器具における天井面への取付けを竣工間際の
調整選択が可能であり、経時後の模様替え時の変換を安
易且つ経済的に行うことができることを意図し、更に、
天井面に開穿した設置穴を多目的、多機能に共用するこ
とによって施設面の美観保持と天井設備の恒久化を可能
にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、天
井取付け穴への係止手段並びに配線手段を備えた本体を
筒状筐体に構成する。一方、埋込み灯体ユニットまたは
機能ユニットの一つを前記本体の下面側から挿入して機
械的に係止保持すると共に電気的接続を計るように、こ
れら本体と各ユニットとに、それらの機械的保持への操
作移動域に接触電源端子を対向配置する。前記本体は各
ユニットの嵩高さよりも低い筒高さからなる環体と各ユ
ニットの嵩高さよりも高い筒高さからなり天蓋を有する
ものとがある。
【0007】さらに、前記本体と各ユニットとの間に、
これらの挿入出向きに嵌合係脱する電源配線端子を設け
るか、または、これらの挿入出向きに対して交叉する向
きに嵌合係脱あるいは螺合螺脱する電極端子を設ける。
これに対して、前記機能ユニットには信号回路用接続端
子を設ける。前記灯体ユニットは前記本体への適合使用
下で外部操作可能な器具スイッチを配置する。前記本体
に挿入する前記ユニットには、その埋め込み部内壁にア
クセサリーホルダーのための係架孔を設ける。前記機能
ユニットは、前記本体への適合時に器具縁が設置面から
突出しない埋め込み器具であることが好ましい。前記灯
体には一体成形からなる反射傘にソケットを配置する
か、あるいは、該灯体にソケットつき架橋枠を一体に設
ける。そして、統一された外形状からなる前記ユニット
に対して、内形状が嵌合円形で外形状が円形または方形
の二種類の前記筒状本体を選択使用する。
【0008】
【作用】係架手段を持つ本体は、これを天井取付け穴に
差し入れて固定することが出来て、配線手段を用いて店
内配線に供電ならびに送り配線ができる。そして、この
筒状筐体からなる本体は、その下面が筒抜け状態である
ので、先ず、下面側から灯体ユニットなどの電設ユニッ
トをこの本体に挿入することができ、さらに、本体の上
面が抜けている場合は、挿入する各ユニット自体の嵩高
さが比較的自由に設定できる。すなわち、この各ユニッ
トとしてはその嵩高に制限されない各種形状のものが適
用できる。特に機能ユニットには信号回路用接続端子を
設けておくことによって、この信号回路を使って警報装
置などの集中管理ができる。前記灯体ユニットには前記
本体への適合使用下で外部操作可能な位置に器具スイッ
チを配置して、多数個配置した筒体ユニットの各個を単
独操作して不点灯状態にすることが可能である。
【0009】そして、屋内配線による電力供給を受ける
ことのできる本体には、前記ユニットの挿入による機械
的係止とともに、これら各ユニットへの電気的接続を行
うことができる。この各ユニットの本体への電気的接続
は、両体に該ユニットの本体への挿出向きに電極端子を
配置することによって、該ユニットの本体への挿入と同
時的に行うことが可能であり、挿出向きと交叉する向き
に配置することによって、該ユニット挿入後の回動向き
の操作で行うか、あるいは、ねじ込み操作によって行う
ことができる。前記灯体に反射傘または架橋枠を一体に
設け、これにバルブソケットを取付けることによって、
各種光源を用いた灯体の構成が出来るとともに部品点数
を少なくして製品の低コスト化を計り得、かつ製品管理
が容易となる。
【0010】前記本体に挿入する前記ユニットの前面に
アクセサリーを取付ける必要がある場合には、ユニット
の埋め込み部内壁にアクセサリーホルダーのための係架
孔を設けることによってアクセサリーの取りつけが可能
である。前記機能ユニットを前記本体への適合時に器具
縁が設置面から突出しない埋め込み器具を構成して、設
置面の美観を保つ上で有効であるとともに当ユニット中
の機能回路構成部などを磁気的あるいは熱的に保護する
ことが容易になる。前記灯体には一体成形からなる反射
傘にソケットを配置するか、あるいは、該灯体にソケッ
ト付架橋枠を設ける。そして、前記ユニットの外周形状
と本体の内周形状とを円形の統一した形状に構成してお
くことにより、外形状が円形または方形の二種類の本体
に対して多種のユニットとの組み合わせ使用が可能にな
る。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明をさらに詳しく
説明する。図1は本発明における本体の一実施例を示
し、図1Aは円筒筐体1aからなる本体の上面斜視図で
あり、図1Bは同筐体1aの下面斜視図である。該筐体
1aは金属若しくは耐熱合成樹脂製薄板からなる円筒
で、その下面外周に鍔部2を一体に設けてある。そし
て、該筐体1aの筒状外周壁の一部に前記鍔部2との間
で天井に開穿した設置孔の孔縁を挟み込み保持する係止
片3と該周壁の他の一部に灯体ユニットまたは機能ユニ
ットなどの電設ユニットの1つを係止するための掛け止
め孔4を設けてある。
【0012】その他筐体1aには当該図には現れていな
いが、後述する天井裏等の屋内用配線手段ならびに電設
ユニットとの電気的接続を計る各コネクタ構造部が配置
される。図2は前記本体の他の実施例を示す上面斜視図
2Aおよび下面斜視図2Bで、金属若しくは耐熱合成樹
脂からなり、外周が四角形で内周が前記筐体1aと同型
の円形の筐体1bには、前記筐体1aと同様に係止片3
および掛け止め孔4を設け且つコネクタ部を配置するよ
うになしてある。
【0013】図3は灯体ユニットの各実施例を示す斜視
図で、図3Aは縦形蛍光管を光源球とする灯体ユニット
であり、内面を鏡面に仕上げた釣鐘状の反射傘部5a
と、その先端に通気窓6を形成するために脚付けしたソ
ケット部7および直付けしたリード線接続部8とを配設
してある。一方、該反射傘部5aの下部は前記筐体1a
および1bの内周形状と一致する円筒形状の嵌合部9に
構成し、かつ、これに連設して下カバー10を一体に設
けてある。図3B、図3Cおよび図3Dにそれぞれ示す
各実施例は、ハロゲンバルブ用反射傘部5b、ハイラッ
クスバルブ用反射傘部5cの各高さ形状が異なるだけで
その他の形状ならびに配置構成部を前記図3Aの実施例
と同じくしてあり、殊に、反射鏡付きハロゲンバルブを
光源球とする図3Dの実施例では反射傘部を省略してこ
れに替わる架橋枠11を設けて、該枠11にソケット部
7を取付けるようになしてある。
【0014】図4は機能ユニットの一例ならびに灯体ユ
ニットのその他の実施例を示す斜視図で、図4Aの防犯
カメラ機能ユニットでは前記筐体1aおよび1bの内周
と一致する前記同様の嵌合部9にカメラレンズ部12を
螺合連結等の手段により一体に取付けてあり、図4Bに
示す赤外線センサ機能ユニットでも、前記同様な嵌合部
9に対して赤外線センサ部13を連設してある。そし
て、これら図示の半埋め込み形の機能ユニットの他に各
種各様の状態部材の適用が考えられ、その場合にそれら
の機能例えば煙感知センサなどでは嵌合部9の内部にセ
ンサ部を設置してこれら機能ユニットの下縁が設置面か
ら突出しない全埋め込み形の構造を採用する。
【0015】図4Cおよび図4Dは環形蛍光管を光源球
とする半埋め込み形の灯体ユニットの一例を示すもの
で、前記嵌合部9に環形蛍光管14あるいはグローブ1
5を連設してある。そして、これら全ての灯体ユニット
および機能ユニットの各嵌合部8にはその外周に後述す
る係止爪16を設け、必要に応じて後述する電気的接続
のためのコネクタが設置される。天井などの施工面への
取付けは、施工面に予め間隔を置いて開穿した取付け穴
(円穴または角穴)に、円形の筐体1aまたは角形の筐
体1bのいづれか一方を選択使用(例えば筐体1a)し
て、その筒状部を施工面下面側から差し入れる。このと
き、係止片3は、挿入向きの移動に逆らうことなく、取
付け穴の口縁に押されて筐体側に倒れる。したがって筐
体1aは支障なく、その鍔部2が取付け穴の外縁に当た
るまで差し込むことができる。
【0016】次に、筐体1aを差し込み位置に片手で支
えた状態で、その筐体筒内に他方の手を入れて、前記係
止片3の筐体内突起端を差し入れた指先で引き下げるよ
うに操作すると、筐体1aの周知構造から成る縦溝に緩
く嵌合した該片3が嵌合接点を中心に施回動して、その
外端が天井裏側で筐体側から離れて起き上がる。この状
態で、該片3の内側突起をさらに引き下げると、該片3
は開いた状態のままで筐体機構に沿って押し下げられ
て、その外側端で先の鍔部2との間で天井板を強く挟み
込む。この挟み込み作用の反作用で、該片3はそれ自体
の弾性撓みで縦溝外縁に強くくい込み、以後、この状態
を保持する。この係止片3による保持を筐体1aに設け
た複数の当該片(通常筐体の対向位置に2個)について
行うことによって、筐体1aを取付け穴に安定、かつ恒
久的に取付けることができる。その後に、筐体1aに配
設される配線コネクタに天井配線による電源接続がなさ
れる。
【0017】施工面に取付けた筐体1aまたは1bに対
して、光源球付の灯体ユニット(例えば縦形蛍光管用の
灯体ユニット5a)を例えば筐体1aの下面側から差し
入れて、該ユニット5aの嵌合部9が筐体1aと十分に
嵌合する位置までセットする。このセット位置で、該ユ
ニット5aは筐体1aとの嵌合位置合わせで、その係止
爪16が筐体1aの掛け止め孔4に該爪16に付勢され
た発条力でもって飛び込み、該ユニット5aの筐体1a
への機械的係止保持がなされる。そして、この係止爪1
6による係止は、該爪16のユニット筒体内側に臨ませ
た爪内端を指先で押すことによって、その付勢発条力に
抗して該爪16をその係止位置から施回退避させて、先
の係止状態を解き、ユニット4aを筐体1aから引き抜
くことができる。
【0018】ところで、先のユニット5aの筐体1aへ
の機械的係止と同時に、後述するコネクタ機構によっ
て、筐体1aと灯体ユニット5aとの電気的接続がなさ
れる。筐体1aに対して装脱自在の前記各ユニット5a
〜5dと同様に機能ユニット(図4A・4B図示)も前
記筐体1aまたは1bに装着することができる。もちろ
ん係合爪16の外部操作レバーによる係脱手段(図5参
照)を採用することによって、これら各種機能ユニット
の筐体からの取り外しも容易である。また、半埋め込み
形灯体ユニット(図4Cおよび図4D図示)について
も、前述の各ユニットと同様な手段により筐体1aまた
は1bへの装着および取り外しができる。機能ユニット
あるいは半埋め込み形の灯体ユニットなどにおいて、こ
れらユニットの下部が閉鎖形で筐体1a(または筐体1
b)へのセット状態でユニット内方に指先などを挿入す
ることができない構造のものでは、図5に示すように、
ユニット嵌合部9に係合向きの回動性向を付与して軸支
17した係止爪16の他端を、該嵌合部9の内側の一部
に軸支18した起立レバー19の上端に当接させ、該起
立レバー19の下端を嵌合部9の溝孔を通して筐体1a
の鍔部2とユニットとの間隙を通して操作端をユニット
外方に延ばした水平レバー20に当接させてある。
【0019】したがって、筐体1aまたは1bのセット
下のユニット状態(図6示の状態)で、水平レバー20
の操作端を指先で強く押すと、該レバー20が内側に押
し込まれ、これによって、起立レバー19が図上時計方
向に押し回され、係止爪15をその付勢発条力に抗し
て、図上時計方向に押し回すので、その結果、該係止爪
15の係止端が掛け止め孔4から退く。したがって、ユ
ニットはそれまでの筐体1aまたは1bへの保持状態を
解かれてこれにより引き下げて取り外すことができる。
このように、上下面が開放された筒形である筐体1aお
よび1bは嵌合形状が同じであることを条件に嵩高さ
(L1 〜L4 )の異なる各種ユニットを装着することが
可能である。そこで筐体1a(および筐体1b)を適合
を意図する各ユニットの嵩高さ(L1 〜L4 )よりも高
い筒高さ(ln )に構成する(ln >L1・・L4 )な
らば、この筐体1a(図6参照)に天蓋21を設けても
よい。そして、この場合には、該筐体1aを断熱および
遮音施工用として使用することができる。22は天井配
線用の端子台を示す。
【0020】ところで、筐体1aまたは1bに対する各
ユニットの係脱は、筐体に対する各ユニットの直進向き
の挿入下での前記係止爪16による作用の他に、挿入す
る向きと交叉する向き、さらには螺合操作による係脱が
可能で、そのために従来周知の機械的係合手段と同時の
電気的接続手段として、引掛けシーリング構造あるいは
ツイストアンドロック構造などが適用できる。図7は前
記筐体1aの実施例を示す平面図および図8は各部側面
図を示す。筐体1aの筒部に組付けられた係止部は中央
に縦溝23を設けた基台24と、弾性金属板であってそ
の一端に前記縦溝23に差し入れて該溝23に沿って上
下に移動可能である舌片25およびその両側に先端を前
記縦溝23の外側縁に当接させる支片26とを形成した
前記係止片3とから成る。
【0021】筐体1aの筒部に取付けたこの係止部は、
筐体1aの天井取付け穴への押入時に、係止片3はその
舌片25が縦溝23の上方位置にあって他方自由端の自
重により支片26の溝縁当接端を支点に基台24の外側
に沿って垂れ下がった状態にある。この状態で、前記舌
片25の先端は筐体1aの内側に突出している。したが
って、前述の取付け穴への筐体1aの差し入れ時に該係
止片3を穴縁を一旦乗り越えて筐体1aを十分に差し入
れた後に、舌片25の筐体内側突出端を指先で引き下げ
ることによって、該係止片3の自由端が起き上がると共
に、該片3自体を引き下げて該片3と筐体1aの鍔部2
との間で取付け穴を挟み込むことができる。各ユニット
との電気的接続をなすコネクタ27は筒形の受け電極管
28をユニットの筐体1aへの差し込み向きに向けて2
個並列した構造からなり、その上部に配置される天井配
線用の端子台22とロード線29,29によってそれぞ
れ接続してある。
【0022】図9は縦形蛍光管用の灯体ユニットの実施
例を示す平面図であり、図10はその側面図を示す。反
射傘部5aの下部に構成される嵌合部9が反射傘部5a
の下縁傾斜面の外側の数箇所に設けた嵌入ガイド堤30
によって形成されている。この嵌入ガイド堤30として
も機能する一対の支持片31,31に橋渡した支軸32
に、前記係止爪16を図11図示の側面図上時計回り向
きの回動性向を付与して回動自在に軸支してある。従っ
て、該ユニットの筐体1a(または筐体1b)へのセッ
ト時に、該爪16の先端がその付勢力でもって前述のよ
うに筐体1aの掛け止め孔4に係合して該ユニット筐体
1aへの係合支持がなされるとともに、反射傘部5aの
内側に切り溝33を通って突出した該爪16の他端を指
先で押して、該爪16をその付勢発条力に抗して同図上
反時計向きに回動させることによって、前記係合端が掛
け止め孔4から退出する結果、該ユニットの筐体1aに
対する保持係止が解除される。
【0023】ユニット側のコネクタは前記筐体1a側の
受け電極管28と摺嵌する電極ピン34の一対を並列起
立させた構成からなり、反射傘部5aの外壁に設けたガ
イド溝堤35(図12参照)中を通したリード線36で
該傘部5aの上部の配電板37に向けて各電極ピン3
4、34と接続してある。この配電板37からは前述の
電球ソケット7(図3参照)への配線と必要に応じて配
設される器具スイッチ38にそれぞれ電気的接続がなさ
れている。該器具スイッチ38には反射傘部5aの側壁
に開穿した小孔39を通して器具外に吊り下げたスイッ
チ操作用の引き紐40が設けてある。さらに、反射傘部
5aの上下向きに開穿したアクセサリー係止用の縦孔4
1が4か所に設けてある。この縦孔41には、周知のよ
うに、吊り下げ用の弾性U字細線の先端を差し込み、該
細線の弾発による開脚作用で、これを孔縁に引っ掛けて
係止保持する。
【0024】
【発明の効果】このように、本発明器具によれば、本体
たる埋込み筐体に対して、灯体あるいは各種機能を有す
る電設ユニットを装脱可能に構成したので、新設施工中
における仮設作業灯の使用あるいは竣工間際の演出調整
による光源の取り替えなどが容易に可能であるととも
に、経時後の室内模様替えに際しての光源器具類の交換
ができ、必要に応じて煙感知器、熱感知器などの各種機
能器具の取り付けをも容易に行うことができるなど、本
発明器具は施工面への埋込み筐体の恒久使用による施工
作業の容易さと経済性に優れている。しかも、筐体を高
さ幅の小さい筒状に構成したことによって、嵌合部分の
形状が同じであれば、嵩高さの高い各種ユニットをこれ
に挿入止着することができるので、適合する電設ユニッ
トとしての制約を少なくして、各種光源の灯体ユニット
は勿論のこと煙感知あるいは監視カメラなどの各種機能
を有する機能ユニットの適用が可能である。
【0025】そして、この筐体の嵩高さを各種ユニット
の嵩高さよりも高く構成すれば、この筐体に天蓋を設け
て密閉形筐体を得ることができる。特に、本発明器具で
は、筐体に挿入出向きあるいはこれと交叉する向きに嵌
合係脱する電源端子を設けたので、電設ユニットの筐体
への装着と同時に、これらの間の電源接続がなされ、作
業性の良いことは勿論のこと、電設ユニット装着時の電
源接続を失念することがない等、その実用上の効果が極
めて大きい。そして、前記交叉向きに係脱する電源端子
には、螺合操作の終域で係脱する電源端子構成手段を含
むことは言うまでもない。その他、機能ユニットの特殊
性からして、これらユニットのうち、必要に機種には信
号回路用接続部を設けたので、該ユニットで信号回路に
よる適確な動作と集中管理などを容易に行うことができ
る。灯体ユニットに配置した器具スイッチは、これによ
って使用下の各ユニットを個別に消灯することができ、
特異な照明効果と省エネルギー上極めて便利である。
【0026】灯体ユニットには反射傘または架橋枠のい
ずれかを一体に構成しておき、これにソケットを装着す
るようにしたので、まず施工現場での製品組付け部品点
数を極力少なくでき、作業性が良いとともに、製品管理
上便利であり、結果的に製品コストの低減化を計る上で
極めて有利である。各ユニットの埋込み部内壁に係架孔
を設けたので、これを用いて各種アクセサリーの取付け
が可能であり、使用時に器具縁が設置面から突出しない
埋込み形の機能ユニットでは、施工面の美観を保つこと
ができるとともに、煙感知機能ユニットにおける煙流入
が良くて、その感知能力を高めることができ、かつユニ
ットの機能部材を磁気的あるいは熱的に遮蔽することが
でき、機能部材保護と電磁ノイズ漏れ防止に有効であ
る。そして、本発明器具において、筐体と電設ユニット
との嵌合形状を統一した形状に構成したので、円形また
は方形の外周形状の異なる筐体のいずれにも、電設ユニ
ットの組合せ使用ができて、少ない種類の組付け部品で
多くの使用態様を作り出すことができ、本発明器具は多
用途の器具として極めて実用上効果的な器具である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明器具における本体の一実施例を示す斜視
図で、図1Aはその上面斜視図を示し、図1Bはその下
面斜視図をそれぞれ示す。
【図2】本発明器具における本体の他の実施例を示す斜
視図で、図2Aはその上面斜視図を示し、図2Bはその
下面斜視図をそれぞれ示す。
【図3】本発明器具における灯体ユニットの各実施例を
示す斜視図で、図3Aは縦形蛍光管用の灯体ユニットを
示し、図3Bはハロゲンバルブ用の灯体ユニットを示
し、図3Cはハイラックスバルブ用の灯体ユニットを示
し、図3Dは反射鏡付き白熱バルブ用の灯体ユニットを
それぞれ示す。
【図4】本発明器具における電設ユニットの他の実施例
を示す斜視図で、図4Aは防犯カメラ機能ユニットを示
し、図4Bは赤外線センサ機能ユニットを示し、図4C
は環形蛍光管用の半埋込み灯体ユニットを示し、図4D
はグローブ付き灯体ユニットをそれぞれ示す。
【図5】本発明器具における電設ユニットの筐体からの
係脱手段の一例を一部破断して示す側面図である。
【図6】本発明器具における密閉形筐体の一例を示す斜
視図である。
【図7】本発明器具における筐体の一実施例を示す平面
図である。
【図8】本発明器具における筐体の一実施例を一部破断
して示す側面図である。
【図9】本発明器具における灯体ユニットの一実施例を
示す平面図である。
【図10】本発明器具における灯体ユニットの一実施例
を一部破断して示す側面図である。
【図11】本発明器具における電設ユニットの係止手段
の一例を示す側面図である。
【図12】本発明器具における電設ユニットの電源端子
の一例を示す側面図である。
【符号の説明】
1a,1b…筐体 3…係止片 4…掛け止め孔 5a,5b,5c…反射傘部 7…ソケット部 9…嵌合部 11…架橋枠 12…カメラレンズ部 13…赤外線センサ部 14…環形蛍光管 15…グローブ 16…係止爪 19…起立レバー 20…水平レバー 21…天蓋 27…コネクタ 28…受け電極管 34…電極ピン 38…器具スイッチ 41…縦孔

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井取付け穴への係止手段並びに配線手
    段を備えた本体に、灯体ユニットまたは機能ユニット等
    の電設ユニットの一つを前記本体の下面側から挿入して
    機械的に係止保持すると共に電気的接続を計るように、 これら本体と各ユニットとに、それらの機械的保持への
    操作移動域に接触電源端子を対向配置してなる、 ことを特徴とする電設用埋込み筐体とこれに適合する電
    設ユニット。
  2. 【請求項2】 前記本体が各ユニットの嵩高さよりも低
    い筒高さからなる筒状筐体である、 ところの請求項1記載の電設用埋込み筐体とこれに適合
    する電設ユニット。
  3. 【請求項3】 前記本体が各ユニットの嵩高さよりも高
    い筒高からなり天蓋を有する、 ところの請求項1記載の電設用埋込み筐体とこれに適合
    する電設ユニット。
  4. 【請求項4】 前記本体と各ユニットとの間に、これら
    の挿入出向きに嵌合係脱する電源端子を設けてなる、 ところの請求項1記載の電設用埋込み筐体とこれに適合
    する電設ユニット。
  5. 【請求項5】 前記本体と各ユニットとの間に、これら
    の挿入出向きに対して交叉する向きに嵌合係脱する電極
    端子を設けてなる、 ところの請求項1記載の電設用埋込み筐体とこれに適合
    する電設ユニット。
  6. 【請求項6】 前記機能ユニットに信号回路用接続部を
    設けてなる、 ところの請求項1記載の電設用埋込み筐体とこれに適合
    する電設ユニット。
  7. 【請求項7】 前記灯体ユニットに前記本体への適合使
    用下で外部操作可能な器具スイッチを配置してなる、 ところの請求項1記載の電設用埋込み筐体とこれに適合
    する電設ユニット。
  8. 【請求項8】 前記灯体ユニットが一体成形からなる反
    射傘を備え、該反射傘部にソケットを配置してなる、 ところの請求項1記載の電設用埋込み筐体とこれに適合
    する電設ユニット。
  9. 【請求項9】 前記灯体ユニットがソケット付き架橋枠
    を備えている、 ところの請求項1記載の電設用埋込み筐体とこれに適合
    する電設ユニット。
  10. 【請求項10】 前記本体に挿入する前記ユニットの埋
    め込み部内壁にアクセサリーホルダーのための係架孔を
    設けてなる、 ところの請求項1記載の電設用埋込み筐体とこれに適合
    する電設ユニット。
  11. 【請求項11】 前記機能ユニットが、前記本体への適
    合時に器具縁が設置面から突出しない埋め込み器具であ
    る、 ところの請求項1記載の電設用埋込み筐体とこれに適合
    する電設ユニット。
  12. 【請求項12】 統一された外形状からなる前記ユニッ
    トに対して、内形状が嵌合円形で外形状が円形または方
    形の二種類の前記筒状本体を選択使用する、 ところの請求項1記載の電設用埋込み筐体とこれに適合
    する電設ユニット。
JP16904694A 1994-06-28 1994-06-28 電設用埋込み筐体とこれに適合する電設ユニット Pending JPH0817234A (ja)

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