JP2019133899A - 非常用照明装置 - Google Patents

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【課題】配線器具が火災による炎によって焼損してしまう可能性を低減させる。【解決手段】非常用照明装置1Aは、天井18に設置されている引掛シーリングボディ10に対してアダプタ11を介して着脱可能に電気的かつ機械的に接続されるプラグコネクタ12を備える。非常用照明装置1Aは、第1LEDモジュール21と、非常用電源34と、非常用電源34を充電する充電装置と、非常用電源34から供給される電力で第1LEDモジュール21を点灯させる非常用点灯装置とを備える。非常用照明装置1Aは、器具本体5と、引掛シーリングボディ10の周囲を囲むように器具本体5と天井18との間に配置されるガード部材7を備えている。ガード部材7は、不燃材で形成されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、非常用照明装置に関し、より詳細には、既設の配線器具と電気的に接続される非常用照明装置に関する。
従来例として特許文献1記載の非常用照明器具を例示する。特許文献1記載の非常用照明器具(以下、従来例と略す。)は、天井面に固定された引掛シーリング受台に掛止められる掛止爪を有して引掛シーリング受台に取り付けられる支持体を備える。支持体は、引掛シーリング受台を通して供給される交流電源の停電を検知する停電検知器を有している。また、従来例は、停電検知器の下面部に掛止爪をもって支持体に掛け止められる非常用照明装置部を備える。非常用照明装置部は、非常用ランプと、一次電池とを備え、停電検知器が停電を検知したときに一次電池から供給される電力で非常用ランプを点灯させるように構成されている。
特開平09−063326号公報
ところで、上記従来例では、引掛シーリング受台(配線器具)が露出しているため、例えば、火災が発生したときに引掛シーリング受台が焼損してしまう可能性が高い。仮に、引掛シーリング受台が焼損した場合、非常用ランプ(非常用光源)が消灯してしまうおそれがある。ゆえに、既設の配線器具に電気的に接続される非常用照明器具(非常用照明装置)においては、火災による配線器具の焼損を防ぐことが望まれている。
本発明の目的は、火災による配線器具の焼損を抑制することができる非常用照明装置を提供することである。
本発明の一態様に係る非常用照明装置は、天井に設置されている配線器具に対して、着脱可能に電気的かつ機械的に接続される接続部と、非常用光源と、蓄電機能を有する非常用電源とを備えている。前記非常用照明装置は、前記配線器具及び前記接続部を介して入力する電力で前記非常用電源を充電する充電装置と、前記非常用電源から供給される電力で前記非常用光源を点灯させる非常用点灯装置とを備えている。前記非常用照明装置は、前記接続部、前記非常用光源、前記非常用電源、前記充電装置及び前記非常用点灯装置を支持する支持体を備えている。前記非常用照明装置は、前記接続部と電気的かつ機械的に接続されている前記配線器具の周囲を囲むように前記支持体と前記天井との間に配置されるガード部材を備えている。前記ガード部材は、不燃材で形成されている。
本発明の非常用照明装置は、火災による配線器具の焼損を抑制することができるという効果がある。
図1は、実施形態1の非常用照明装置の分解斜視図である。 図2は、同上の非常用照明装置の斜め上方から見た斜視図である。 図3Aは、同上の非常用照明装置の側面図である。図3Bは、同上の非常用照明装置の側面半断面図である。 図4Aは、同上の非常用照明装置の側面半断面図である。図4Bは、同上の非常用照明装置の要部断面図である。 図5Aは、同上の非常用照明装置の要部の側面断面図である。図5Bは、同上の非常用照明装置の要部の斜視図である。 図6は、同上の非常用照明装置の回路構成図である。 図7は、実施形態2の非常用照明装置の分解斜視図である。 図8は、同上の非常用照明装置の斜め上方から見た斜視図である。 図9Aは、同上の非常用照明装置の側面図である。図9Bは、同上の非常用照明装置の側面半断面図である。 図10は、同上の非常用照明装置の要部の側面断面図である。 図11は、同上の非常用照明装置の要部の側面断面図である。 図12は、同上の非常用照明装置の変形例の要部の側面断面図である。 図13Aは、実施形態3の非常用照明装置の下面図である。図13Bは、同上の非常用照明装置の側面図である。 図14Aは、同上の非常用照明装置の要部の断面図である。図14Bは、同上の非常用照明装置の別の要部の断面図である。 図15は、実施形態4の非常用照明装置の斜視図である。
以下、本発明の非常用照明装置に係る実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、下記の実施形態1〜4において説明する各図は模式的な図であり、各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。なお、以下の実施形態1〜4で説明する構成は本発明の一例にすぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、本発明の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
近年、海外から日本を訪れる観光客の増加に伴い、特に都市部において宿泊施設の不足が問題になっている。そのため、2013年12月には国家戦略特別区域法が施行され、旅館業法が大幅に緩和されて個人宅や賃貸住宅を宿泊施設として活用できるようになった。このような動きを受けて、建物に設置が義務付けられている非常用照明装置についても、2016年12月に建設省告示第1830号「非常用の照明装置の構造方法を定める件」が改正され、既存の建物で、非常用照明装置を後付けで設置することが可能となった。
以下に説明する実施形態1〜4は、上述のように既存の建物に後付けで設置することを想定した非常用照明装置である。具体的には、実施形態1〜4は、戸建て住宅や集合住宅などの建物の天井に設置されている配線器具(引掛シーリングボディ)に取り付けられる非常用照明装置である。また、実施形態1〜4の非常用照明装置は、常用光源と、常用電源(電力系統)から供給される電力で常用光源を点灯させる常用点灯装置とを備えた、いわゆる組込形非常時用照明器具である。ただし、非常用照明装置は組込形非常時用照明器具に限定されず、常用照明を行わずに非常用照明のみを行う、専用形非常時用照明器具であっても構わない。
[実施形態1]
実施形態1の非常用照明装置1Aは、図1、図2、図3A及び図3Bに示すように、光源ユニット2と、非常点灯ユニット3と、非常用電源34と、常用点灯ユニット4と、プラグコネクタ12と、器具本体5と、カバー6と、ガード部材7とを備えている。非常用照明装置1Aは、引掛シーリングアダプタ(以下、アダプタと略す。)11を介して、天井18に設置されている配線器具(引掛シーリングボディ10)と電気的かつ機械的に接続される。引掛シーリングボディ10は、屋内配線によって電力系統(商用電力系統)と電気的に接続されている。なお、以下の説明では、特に断りのない限り、図1に示す矢印の向きにおいて、非常用照明装置1Aの上下、左右、前後の各方向を規定する。
器具本体5は、下方に開放された円筒形状の本体部50と、本体部50の開放端から外向きに突出する円環状のフランジ部51とを有している。なお、器具本体5は、亜鉛鋼板などの金属板が絞り加工されて形成されることが好ましい。
フランジ部51の左右両端部分に、長手方向を左右方向と一致させた長孔状の取付孔510がそれぞれ一つずつ設けられている。各取付孔510は、フランジ部51を厚み方向(上下方向)に貫通している(図1参照)。各取付孔510には、取付具511が一つずつ取り付けられる。取付具511は、L字形の角柱状に形成されたロッド5110と、ロッド5110の長手方向の一端部と繋がった四角形状のベース5111と、ベース5111の上面から上向きに立ち上がった矩形板状の摘まみ5112とを有する(図1、図4A及び図4B参照)。なお、ロッド5110、ベース5111及び摘まみ5112は、金属などの不燃材で形成されることが好ましい。取付具511は、フランジ部51の取付孔510に上からロッド5110を挿通させ、ベース5111によって取付孔510から取付具511が抜け落ちることを防ぐようにしてフランジ部51に取り付けられている。なお、取付具511は、取付孔510に沿って双方向に移動可能な状態でフランジ部51に取り付けられている。
本体部50の内底面の中央には円形の孔500が貫通している(図2及び図3B参照)。本体部50の内底面における孔500の周囲にホルダ52が固定されている。
ホルダ52は、貫通孔520を有する円筒部521と、円筒部521の上端に形成された鍔部522とを備えている(図3B参照)。そして、ホルダ52の鍔部522は、円筒部521の貫通孔520が器具本体5の貫通孔520とほぼ同心となるように器具本体5の下面にビス等を用いて固定される。ホルダ52の円筒部521の内周面には、周方向に沿って一条の溝523が形成されている(図1及び図3B参照)。
アダプタ11は円筒形状に形成されている。アダプタ11は、アダプタ11の上側の底面(上面)から上向きに突出する引掛刃(不図示)を引掛シーリングボディ10の引掛刃用刃受部にかん合することによって、引掛シーリングボディ10と機械的かつ電気的に接続される。アダプタ11の下側の底面(下面)の中央にレセプタクルコネクタ110が配置されている(図1参照)。このレセプタクルコネクタ110は、引掛刃と電気的に接続されており、引掛刃を介して引掛シーリングボディ10の引掛刃用刃受部と導通している。さらに、アダプタ11の外周面(外側面)において径方向に対向する2箇所に2つの爪111が設けられている。各爪111は、アダプタ11の外周面から進退可能に突出し、かつ、アダプタ11の外周面から突出する向きにばねで付勢されている。したがって、アダプタ11が上から下に向かってホルダ52の貫通孔520に挿入されると、各爪111がホルダ52の溝523に引っ掛かる(図4A参照)。その結果、器具本体5がホルダ52の溝523とアダプタ11の各爪111との引っ掛かりによって天井18に固定される。
光源ユニット2は、円環状の実装基板20と、実装基板20の下面に実装されている第1LEDモジュール21と、同じく実装基板20の下面に実装されている第2LEDモジュール22とを有している。
第1LEDモジュール21は非常用光源である。第1LEDモジュール21は、実装基板20の下面において周方向に沿って等間隔に実装された複数の青色LED210と、これら複数の青色LED210を封止する合成樹脂製の封止部材211とを有している(図3B参照)。複数の青色LED210は、チップ・オン・ボード型の発光ダイオードである。封止部材211は、例えば、シリコーン樹脂のような透光性を有する合成樹脂で形成されている。なお、封止部材には青色LED210から放射される青色光を黄色光に波長変換するための蛍光物質が混入されている。つまり、第1LEDモジュール21は白色光を放射する。
第2LEDモジュール22は常用光源である。第2LEDモジュール22は、実装基板20の下面の第1LEDモジュール21の外側に、周方向に沿って等間隔に実装された複数の青色LED220と、これら複数の青色LED220を封止する合成樹脂製の封止部材221とを有している(図3B参照)。複数の青色LED220は、チップ・オン・ボード型の発光ダイオードである。封止部材221は、例えば、シリコーン樹脂のような透光性を有する合成樹脂で形成されている。なお、封止部材221には青色LED220から放射される青色光を黄色光に波長変換するための蛍光物質が混入されている。つまり、第2LEDモジュール22も第1LEDモジュール21と同様に白色光を放射する。
非常点灯ユニット3は、非常用電源34を充電する充電装置33と、非常用光源(第1LEDモジュール21)を点灯させる非常用点灯装置35と、充電装置33及び非常用点灯装置35を収容するケース30とを備えている(図1及び図6参照)。ケース30は、例えば、合成樹脂によって弧状に湾曲した箱形に形成されている。ケース30から引き出された一対の電線(入力線31)の先端にプラグコネクタ12が電気的に接続されている(図1参照)。非常用電源34は、例えば、ニッケル水素電池のような二次電池からなる電池セルを複数有している。これら複数の電池セルは、例えば、熱収縮チューブからなる電池ケースに収容され、ケース30から引き出されている一対の電線32に対して電気的に直列接続されている。
常用点灯ユニット4は、常用光源(第2LEDモジュール22)を点灯させる常用点灯装置41と、無線信号を受信する受信部42と、常用点灯装置41及び受信部42を収容するケース40とを備えている(図1及び図6参照)。ケース40は、非常点灯ユニット3のケース30と同一の形状及び寸法の箱形に形成されている。ケース40から引き出された一対の電線(入力線43)の先端にプラグコネクタ12が電気的に接続されている(図1参照)。なお、プラグコネクタ12は、アダプタ11のレセプタクルコネクタ110と電気的に接続される。
非常点灯ユニット3のケース30、非常用電源34及び常用点灯ユニット4は、器具本体5の本体部50の内側に収容される。また、光源ユニット2は、非常点灯ユニット3のケース30及び常用点灯ユニット4のケース40の下面に取り付けられる(図3B及び図4A参照)。
カバー6は、図1、図2、図3A及び図3Bに示すように、上面が開放された楕円体状に形成されている。カバー6は、ケイ酸塩ガラスや石英ガラスのような透光性を有する不燃材で形成されている。カバー6は、上面の開放端から上向きに突出する円筒形状の突壁60を有している(図2参照)。カバー6は、上面の開放端を通して器具本体5のフランジ部51を突壁60の内側に収容し、外向きに移動させられた一対の取付具511のロッド5110がカバー6の内側からカバー6に引っ掛かることで器具本体5に取り付けられる(図4A及び図4B参照)。
ガード部材7は、ステンレス鋼板などの金属板によって円筒状に形成されている(図1参照)。ガード部材7の内径は、器具本体5の本体部50の外径よりも僅かに大きい。ガード部材7は、本体部50を内側に収めるようにして器具本体5に装着される(図2参照)。ガード部材7の前後両端には、上下方向を長手方向とする矩形のねじ挿通孔70が一つずつ貫通している(図1参照)。一方、器具本体5の本体部50の前後両端にはねじ孔(雌ねじ)501が一つずつ設けられている。すなわち、ガード部材7は、各ねじ挿通孔70に1本ずつ挿通される2本の固定ねじ71が本体部50のねじ孔501に1本ずつねじ込まれることで本体部50に固定される(図3B及び図5A参照)。
非常用照明装置1Aの回路構成を図6に示す。非常点灯ユニット3は、充電装置33と、非常用電源34と、非常用点灯装置35とを有している。充電装置33は、電力系統19から供給される交流電力を直流電力に変換し、変換後の直流電力によって非常用電源34を充電するように構成されている。非常用点灯装置35は、非常用電源34から供給される直流電力によって第1LEDモジュール21を点灯させるように構成されている。また、非常用点灯装置35は、プラグコネクタ12を通して入力される交流電圧を計測することで電力系統19の停電を検出し、電力系統19が停電しているときにのみ、第1LEDモジュール21を点灯させるように構成されている。
常用点灯ユニット4は、常用点灯装置41と、受信部42とを有している。受信部42は、赤外線又は電波を媒体とする無線信号を受信し、受信した無線信号から取得した制御コマンドを常用点灯装置41に出力するように構成されている。なお、制御コマンドを含む無線信号は、図示しないワイヤレス・リモート・コントローラから送信される。
常用点灯装置41は、プラグコネクタ12を通して電力系統19から供給される交流電力を直流電力に変換し、変換後の直流電力によって第2LEDモジュール22を点灯させるように構成されている。また、常用点灯装置41は、受信部42から受け取る制御コマンドに応じて第2LEDモジュール22に供給する電流を調整して第2LEDモジュール22を点灯、消灯及び調光するように構成されている。つまり、非常用照明装置1Aは、第2LEDモジュール22の消灯中にもプラグコネクタ12を通して電力系統19からの給電が継続され、非常用点灯装置35が電力系統19の停電を誤検出することを防止するように構成されている。
次に、非常用照明装置1Aを天井18に設置する作業について説明する。まず、作業者は、天井18に設置されている引掛シーリングボディ10にアダプタ11を取り付ける。続いて、作業者は、カバー6を外してガード部材7を取り付けた状態の非常用照明装置1Aをアダプタ11に取り付ける。具体的には、作業者は、器具本体5に取り付けられているホルダ52の貫通孔520にアダプタ11を挿入し、アダプタ11の一対の爪111をホルダ52の円筒部521に設けられている溝523に嵌める。さらに、作業者は、アダプタ11のレセプタクルコネクタ110とプラグコネクタ12を電気的に接続させる。
ここで、ガード部材7の上端と天井18との間に隙間が生じていると、地震などによって非常用照明装置1Aが振動したときにホルダ52の溝523とアダプタ11の爪111、及びアダプタ11の引掛刃に過大な応力が作用する可能性がある。
そこで、作業者は、ガード部材7を器具本体5に固定している2本の固定ねじ71を緩め、ガード部材7の上端が天井18に当たるまでガード部材7を上向きに移動させる。作業者は、ガード部材7の上端を天井18に当てた状態で2本の固定ねじ71を工具(ドライバ)で回し、ガード部材7を器具本体5の本体部50に固定する。このように上端を天井18に当てた状態でガード部材7が器具本体5に固定されれば、ガード部材7の上端と天井18との間に隙間が生じない。そのため、非常用照明装置1Aは、地震などによって振動したときにホルダ52の溝523とアダプタ11の爪111、及びアダプタ11の引掛刃に過大な応力が作用する可能性を低くすることができる。さらに、非常用照明装置1Aは、ガード部材7で引掛シーリングボディ10及びアダプタ11を囲っているので、引掛シーリングボディ10やアダプタ11が火災による炎によって焼損してしまう可能性を低減させることができる。しかも、ガード部材7の上端が天井18に当たっているため、天井18とガード部材7の隙間からガード部材7の内側に炎が侵入することを抑制し、引掛シーリングボディ10やアダプタ11が焼損してしまう可能性を更に低減させることができる。
続いて、作業者は、器具本体5のフランジ部51に取り付けられている一対の取付具511を内側(本体部50に近い側)に移動させた後、カバー6の突壁60の内側に器具本体5のフランジ部51を収める。最後に、作業者は、各取付具511の摘まみ5112に指を引っ掛けて各取付具511を外向き(本体部50から離れる向き)に移動させ、各取付具511のロッド5110をカバー6の内側からカバー6に引っ掛けて器具本体5にカバー6を取り付ける。以上のような手順で非常用照明装置1Aの天井18への設置作業が完了する。
上述のように、非常用照明装置1Aでは、ガード部材7の取付作業を除き、シーリングライトと呼ばれる一般の照明器具と同様の手順で天井18に設置することができるので、電気工事士などの有資格者でなくても設置作業を行うことができる。
ここで、非常用照明装置1Aでは、ガード部材7及びカバー6が容易に取り外されないように構成されている。具体的には、ガード部材7を器具本体5の本体部50に固定している2本の固定ねじ71が、三角形状の穴710を有する特殊ねじで構成されている(図5B参照)。つまり、先端が三角柱状に形成された特殊なねじ回し(ドライバ)でなければ、固定ねじ71を回すことができない。そのため、非常用照明装置1Aは、固定ねじ71が回されてガード部材7が器具本体5から取り外されるような悪戯の被害を受けにくい。ただし、固定ねじ71を構成する特殊ねじは三角形状以外の形状(ただし、十字形状、一文字形状、六角形状、正方形状を除く。)の穴を有する特殊ねじであってもかまわない。
また、非常用照明装置1Aでは、一対の取付具511がカバー6の突壁60の内側に収まっており、非常用照明装置1Aの下から見て取付具511が視認され難くなっている(図2及び図3A参照)。そのため、器具本体5からカバー6が外され、プラグコネクタ12がアダプタ11のレセプタクルコネクタ110から外されてしまうような悪戯の被害を受けにくい。
[実施形態2]
実施形態2の非常用照明装置1Bは、図7〜図11に示すように、取付金具13によって天井18に固定される器具本体5、光源ユニット2、非常点灯ユニット3、常用点灯ユニット4、カバー6、引掛シーリングキャップ14などを備えている。ただし、実施形態2の非常用照明装置1Bは、実施形態1の非常用照明装置1Aと基本的な構成が共通している。したがって、形状等が多少異なっていても実施形態1の非常用照明装置1Aの構成要素と機能が共通する構成要素については、実施形態1の非常用照明装置1Aの構成要素と同一の符号を付して適宜説明を省略する。
取付金具13は、有底円筒形状の金具本体130と、金具本体130の周縁から外向きに突出するL字形状の一対の支持片131とを有している。金具本体130の底面中央には、引掛シーリングボディ10が挿通可能な大きさ(直径)を有する挿通孔132が貫通している。また、金具本体130における挿通孔132の周囲に4つのねじ挿通孔134が貫通している(図7及び図8参照)。さらに、各支持片131には、上下方向に貫通するねじ孔133が一つずつ設けられいる(図7参照)。
器具本体5は、円形の底板53と、底板53の周縁から全周に渡って下向きに突出する側板54と、ガード板55とを有している。なお、底板53と側板54とガード板55は、ステンレス鋼板又は亜鉛鋼板などの金属板が絞り加工されることによって一体に形成されている(図7及び図8参照)。
底板53の中央に円形の孔530が貫通している。孔530は、引掛シーリングボディ10が挿通可能な寸法に形成されている。また、底板53の孔530の周囲に、4つのだるま孔531が孔530の周方向に沿って等間隔に並べて設けられている。各だるま孔531は、底板53及び孔530と同心の弧状に湾曲している(図7参照)。
側板54には2つのねじ孔540が設けられている(図7参照)。2つのねじ孔540は、側板54において孔530を挟んで対向する位置に設けられている。
ガード板55は、底板53の上面から上向きに突出している。ガード板55は、孔530及び4つのだるま孔531を囲むように円錐台形状に形成されている(図8及び図9照)。
実施形態2の非常用照明装置1Bは、プラグコネクタ12の代わりに引掛シーリングキャップ14を備えている。引掛シーリングキャップ14は、引掛シーリングボディ10の引掛刃用刃受部にかん合する引掛刃140を有している(図7参照)。引掛シーリングキャップ14は、非常点灯ユニット3の入力線31及び常用点灯ユニット4の入力線43と電気的に接続されている。
カバー6は、突壁60を器具本体5の側板54の内側に収めた状態で突壁60が側板54にねじ止めされて器具本体5に固定される(図9A及び図9B参照)。より詳細には、側板54に設けられている2つのねじ孔540に特殊ねじからなる固定ねじ541が1本ずつねじ込まれる。そして、各固定ねじ541の先端が突壁60に押し当てられることによって、突壁60が側板54にねじ止めされる(図11参照)。
次に、非常用照明装置1Bを天井18に設置する作業について説明する。まず、作業者は、金具本体130の挿通孔132に引掛シーリングボディ10を挿通し、金具本体130の4つのねじ挿通孔134に各々1本ずつ挿通した4本のねじ(不図示)を天井18にねじ込むことによって取付金具13を天井18に固定する。それから、作業者は、取付金具13の各支持片131のねじ孔133に取付ねじ135を1本ずつねじ込む。
続いて、作業者は、カバー6を外した器具本体5を取付金具13に取り付ける。より詳細には、作業者は、器具本体5の底板53の4つのだるま孔531のうちの隣り合わない2つのだるま孔531に取付ねじ135の頭部を1本ずつ挿通する。このとき、引掛シーリングボディ10は底板53の中央の孔530に挿通される。それから、作業者は、器具本体5を下から見て時計回りに回転させ、2本の取付ねじ135のねじ部をだるま孔531に沿って移動させた後、各取付ねじ135を締め込むことで器具本体5を取付金具13に固定する。このとき、器具本体5のガード板55の上端が天井18に当たってガード板55と天井18との間に隙間が生じない(図9A、図9B及び図10参照)。さらに、作業者は、器具本体5の底板53の孔530に挿通されている引掛シーリングボディ10に引掛シーリングキャップ14を接続する。
最後に、作業者は、突壁60を器具本体5の側板54の内側に収め、側板54の2つのねじ孔540に固定ねじ541を1本ずつねじ込むことにより、カバー6を器具本体5に取り付ける。以上のような手順で非常用照明装置1Bの天井18への設置作業が完了する。
上述のように、非常用照明装置1Bでは、器具本体5にカバー6を取り付ける作業を除き、一般の照明器具と同様の手順で天井18に設置することができるので、電気工事士などの有資格者でなくても設置作業を行うことができる。
また、非常用照明装置1Bは、器具本体5の底板53を貫通する孔530に引掛シーリングボディ10が挿通された状態で器具本体5が取付金具13を介して天井18に取り付けられている。そのため、非常用照明装置1Bは、天井18からの突出寸法が異なる様々な配線器具、例えば、引掛シーリングボディとシーリングローゼットに対してガード板55と天井18の隙間の減少を図ることができる。
また、非常用照明装置1Bは、ガード板55の上端を天井18に当てているので、地震などによって振動したときに器具本体5を取付金具13に取り付けている取付ねじ135が弛みにくい。さらに、非常用照明装置1Bは、火災が発生したときに天井18とガード板55の隙間からガード板55の内側に炎が侵入することを抑制し、引掛シーリングボディ10が火災による炎によって焼損してしまう可能性を低減させることができる。
さらに、非常用照明装置1Bにおいても、器具本体5とカバー6を特殊ねじからなる固定ねじ541でねじ止めしているので、カバー6が器具本体5から取り外されるような悪戯の被害を受けにくい。
ところで、ガード板55は器具本体5と別体に構成されても構わない。例えば、図12に示すように、ガード板55の下端に円環状の固定板550が一体に形成される。固定板550は、それぞれに取付ねじ135が挿通される一対の挿通孔551と、一対の雌ねじ(ねじ孔)552とが設けられている。ガード板55は、器具本体5の底板53を貫通する一対の挿通孔532に1本ずつ挿通される固定ねじ553が固定板550の一対の雌ねじ552に1本ずつねじ込まれることで器具本体5の底板53に固定される。
[実施形態3]
実施形態3の非常用照明装置1Cは、図13A及び図13Bに示すように、器具本体5、ガード部材7、導光パネル8などを備えている。器具本体5は、金属材料によって有底円筒形状に形成されている。器具本体5は、円形の底壁56と、底壁56の周縁から上向きに立ち上がる円筒形状の周壁57とを有している。底壁56の中央に円形の窓560が貫通している(図13A及び図14B参照)。周壁57には周方向に沿って複数の溝570が貫通している(図14A参照)。器具本体5は、実施形態1の非常用照明装置1Aと同様にアダプタ(不図示)を介して引掛シーリングボディに取り付けられて天井に設置される。ただし、器具本体5は、実施形態2の非常用照明装置1Bと同様に取付金具を介して天井に設置されても構わない。
ガード部材7は、実施形態1の非常用照明装置1Aにおけるガード部材7と同一の構成を有している。
導光パネル8は、アクリル樹脂などの透光性を有する合成樹脂によって円環状に形成されている。導光パネル8の内周面には、器具本体5の周壁57の複数の溝570に一対一に対応して嵌合する複数の突部80が周方向に沿って形成されている(図14A参照)。導光パネル8は、内周面の複数の突部80の各々を複数の溝570に一つずつ嵌合させることによって器具本体5の周壁57に取り付けられる。
器具本体5内には、第1LEDモジュール21、第2LEDモジュール22、非常点灯ユニット、常用点灯ユニット、非常用電源などが収容されている。非常点灯ユニット、常用点灯ユニット及び非常用電源については、実施形態1、2と共通であるので図示及び説明を省略する。
第2LEDモジュール22は、図14Aに示すように、複数のパッケージ型のLED23と、これら複数のLED23が等間隔に並べて実装された実装基板24と、モジュールカバー25とを有している。実装基板24は、例えば、合成樹脂材料によって円筒形状に形成されている。実装基板24の外周面に複数のLED23が実装されている。第2LEDモジュール22は、モジュールカバー25を挟んで複数のLED23を導光パネル8の突部80の端面に対向させるように器具本体5内に配置されている。モジュールカバー25は、ケイ酸塩ガラスや石英ガラスのような不燃材によって円筒形状に形成されている。
第2LEDモジュール22の複数のLED23から放射される光は、モジュールカバー25を透過し、突部80の端面から導光パネル8内に入射する。突部80の端面から入射した光は、導光パネル8内を導光されながら導光パネル8の下面及び上面より出射する。
第1LEDモジュール21は、パッケージ型のLED212と、四角形状に形成されて下面にLED212が実装された実装基板213とを有している。第1LEDモジュール21は、底壁56の窓560にLED212を対向させるようにして器具本体5内に配置されている。ここで、第1LEDモジュール21のLED212の前方にレンズ15が配置されている。レンズ15は、ケイ酸塩ガラスや石英ガラスのような不燃材によってドーム状に形成されている。また、レンズ15の先端部分は底壁56の窓560に挿通されて器具本体5の外に突出している(図13A及び図14B参照)。
非常用照明装置1Cは、実施形態1の非常用照明装置1Aと同様の手順で天井に設置される。非常用照明装置1Cは、火災が発生したときに天井とガード部材7の隙間からガード部材7の内側に炎が侵入をすることを抑制し、引掛シーリングボディが火災による炎によって焼損してしまう可能性を低減させることができる。
さらに、非常用照明装置1Cにおいても、器具本体5とガード部材7を特殊ねじからなる固定ねじ71でねじ止めしているので、ガード部材7が器具本体5から取り外されるような悪戯の被害を受けにくい。
ここで、非常用照明装置1Cは、火災が発生したときに合成樹脂製の導光パネル8が燃焼してしまう可能性がある。非常用照明装置1Cでは、器具本体5内において導光パネル8の突部80と対向する位置に不燃物(モジュールカバー25)が配置されているため、導光パネル8が燃焼してもモジュールカバー25によって器具本体5内への炎の侵入を妨げることができる。なお、導光パネルがケイ酸塩ガラスや石英ガラスのような不燃材で形成される場合、合成樹脂製の導光パネル8と比較して重量が大幅に増加するので、アダプタによる取付が困難になる可能性がある。これに対して非常用照明装置1Cは、合成樹脂製の導光パネル8を備えているので、導光パネル8の軽量化を図りつつ常用照明に必要な照度を容易に確保することができる。
一方、器具本体5の底壁56の窓560から突出するレンズ15は不燃材で形成されている。そのため、非常用照明装置1Cは、器具本体5の底壁56の窓560からの炎の侵入を妨げることができる。
[実施形態4]
実施形態4の非常用照明装置1Dは、図15に示すように、器具本体5、ガード部材(不図示)、複数(図示例では8個)の灯具9などを備えている。器具本体5は、金属材料によって箱状に形成され、非常点灯ユニット、非常用電源、常用点灯ユニットなどを内部に収容している。器具本体5は、実施形態2の非常用照明装置1Bと同様に取付金具を介して天井に設置されている。ただし、器具本体5は、実施形態1の非常用照明装置1Aと同様にアダプタを介して引掛シーリングボディに取り付けられて天井に設置されても構わない。ガード部材は、例えば、実施形態2の非常用照明装置1Bと同様に、器具本体5の上面から突出する円錐台形状又は角錐台形状に形成されて引掛シーリングボディの周囲を囲っている。
各灯具9は、外形が直方体形状の箱形に形成されているカバー90と、カバー90を支持する支持部91と、支持部91と器具本体5を機械的に接続するアーム92とを有している。
カバー90は、ケイ酸塩ガラスや石英ガラスのような不燃材で形成されている。カバー90の内部には発光ダイオードからなる常用光源が収容されている。また、少なくとも1つの灯具9のカバー90の内部に、発光ダイオードからなる非常用光源が収容されている。支持部91は金属材料によって円筒形状に形成されている。支持部91の下面にカバー90が取り付けられている。アーム92は、金属材料によって直管状に形成されている。アーム92の内部には、器具本体5内の常用点灯ユニットとカバー90内の常用光源を電気的に接続するための電線、及び器具本体5内の非常点灯ユニットとカバー90内の非常用光源を電気的に接続するための電線が収容されている。
非常用照明装置1Dは、実施形態2の非常用照明装置1Bと同様の手順で天井に設置される。非常用照明装置1Dは、火災が発生したときに天井とガード部材の隙間からガード部材の内側に炎が侵入をすることを抑制し、引掛シーリングボディが火災による炎によって焼損してしまう可能性を低減させることができる。
さらに、非常用照明装置1Dにおいても、器具本体5とガード部材を特殊ねじからなる固定ねじでねじ止めされれば、ガード部材が器具本体5から取り外されるような悪戯の被害を受けにくい。
ここで、非常用照明装置1Dは、各灯具9のカバー90が不燃材で形成されているので、火災時の非常用光源の焼失を妨げることができる。
上述のように本発明の第1の態様に係る非常用照明装置(1A;1B;1C;1D)は接続部(プラグコネクタ12;引掛シーリングキャップ14)を備えている。接続部は、天井(18)に設置されている配線器具(引掛シーリングボディ10;引掛シーリングアダプタ11)に対して、着脱可能に電気的かつ機械的に接続される。非常用照明装置は、非常用光源(第1LEDモジュール21)と、蓄電機能を有する非常用電源(34)とを備えている。非常用照明装置は、配線器具及び接続部を介して入力する電力で非常用電源(34)を充電する充電装置(33)と、非常用電源(34)から供給される電力で非常用光源を点灯させる非常用点灯装置(35)とを備えている。非常用照明装置は、接続部、非常用光源、非常用電源、充電装置及び非常用点灯装置を支持する支持体(器具本体5)を備えている。非常用照明装置は、接続部と電気的かつ機械的に接続されている配線器具の周囲を囲むように支持体と天井(18)との間に配置されるガード部材(7)を備えている。ガード部材(7)は、不燃材で形成されている。
第1の態様に係る非常用照明装置は、不燃材で形成されているガード部材(7)で配線器具の周囲を囲っているので、配線器具が火災による炎によって焼損してしまう可能性を低減させることができる。
本発明の第2の態様に係る非常用照明装置(1A)は、第1の態様との組合せにより実現され得る。第2の態様に係る非常用照明装置(1A)において、ガード部材(7)は、天井(18)との距離を増減する方向に変位可能に構成されていることが好ましい。
第2の態様に係る非常用照明装置(1A)は、ガード部材(7)を変位させてガード部材(7)と天井(18)の隙間を狭めることができる。その結果、非常用照明装置(1A)は、天井(18)からの突出寸法が異なる様々な配線器具に対してガード部材(7)と天井(18)の隙間の減少させ、配線器具が火災による炎によって焼損してしまう可能性を更に低減させることができる。
本発明の第3の態様に係る非常用照明装置(1B)は、第1の態様との組合せにより実現され得る。第3の態様に係る非常用照明装置(1B)において、ガード部材(ガード板55)は、配線器具が挿通可能な大きさの孔を有し、孔に配線器具を挿通させた状態で配線器具の周囲を囲むように構成されていることが好ましい。
第3の態様に係る非常用照明装置(1B)は、ガード部材の孔に配線器具を挿入させることにより、天井(18)からの突出寸法が異なる様々な配線器具に対してガード部材と天井(18)の隙間の減少を図ることができる。
本発明の第4の態様に係る非常用照明装置(1A;1B;1C;1D)は、第1〜第3の態様のいずれか一つとの組合せにより実現され得る。第4の態様に係る非常用照明装置において、支持体に取り付けられて非常用光源を覆うカバー(6)を備えることが好ましい。支持体は、不燃材で形成されていることが好ましい。カバー(6)は、透光性を有する不燃材で形成されていることが好ましい。
第4の態様に係る非常用照明装置は、不燃材で形成されているカバー(6)によって非常用光源を覆っているので、火災の炎による非常用光源の焼損を抑制することができる。
本発明の第5の態様に係る非常用照明装置(1A;1B;1C;1D)は、第1〜第4の態様のいずれか一つとの組合せにより実現され得る。第5の態様に係る非常用照明装置は、常用光源(第2LEDモジュール22)と、配線器具及び接続部を介して入力する電力で常用光源を点灯させる常用点灯装置(41)とを備えることが好ましい。
第5の態様に係る非常用照明装置は、非常用照明だけでなく常用照明を行うことで使い勝手の向上を図ることができる。
本発明の第6の態様に係る非常用照明装置(1C)は、第5の態様との組合せにより実現され得る。第6の態様に係る非常用照明装置(1C)は、支持体に支持されて常用光源から放射される光の配光を制御する配光制御部材(導光パネル8)を備えることが好ましい。
第6の態様に係る非常用照明装置(1C)は、配光制御部材によって適切な常用照明を行うことができる。
本発明の第7の態様に係る非常用照明装置(1C)は、第6の態様との組合せにより実現され得る。第7の態様に係る非常用照明装置(1C)において、配光制御部材は、合成樹脂材料によって板状に形成され、常用光源から放射される光を導光するように構成されていることが好ましい。
第7の態様に係る非常用照明装置(1C)は、配光制御部材の軽量化を図りつつ常用照明に必要な照度を容易に確保することができる。
本発明の第8の態様に係る非常用照明装置(1D)は、第1〜第7の態様のいずれか一つとの組合せにより実現され得る。第8の態様に係る非常用照明装置(1D)は、非常用光源を複数備えることが好ましい。非常用照明装置(1D)は、複数の非常用光源をそれぞれ一つずつ覆う複数のカバー(90)を備えることが好ましい。複数のカバー(90)は、不燃材で形成されていることが好ましい。
第8の態様に係る非常用照明装置(1D)は、複数の非常用光源で広範囲を照明することができる。
1A;1B;1C;1D 非常用照明装置
5 器具本体(支持体)
6 カバー
7 ガード部材
10 引掛シーリングボディ(配線器具)
11 引掛シーリングアダプタ(接続部)
12 プラグコネクタ(接続部)
14 引掛シーリングキャップ(接続部)
18 天井
21 第1LEDモジュール(非常用光源)
22 第2LEDモジュール(常用光源)
33 充電装置
34 非常用電源
35 非常用点灯装置
41 常用点灯装置
90 カバー

Claims (8)

  1. 天井に設置されている配線器具に対して、着脱可能に電気的かつ機械的に接続される接続部と、
    非常用光源と、
    蓄電機能を有する非常用電源と、
    前記配線器具及び前記接続部を介して入力する電力で前記非常用電源を充電する充電装置と、
    前記非常用電源から供給される電力で前記非常用光源を点灯させる非常用点灯装置と、
    前記接続部、前記非常用光源、前記非常用電源、前記充電装置及び前記非常用点灯装置を支持する支持体と、
    前記接続部と電気的かつ機械的に接続されている前記配線器具の周囲を囲むように前記支持体と前記天井との間に配置されるガード部材と
    を備え、
    前記ガード部材は、不燃材で形成されている、
    非常用照明装置。
  2. 前記ガード部材は、前記天井との距離を増減する方向に変位可能に構成されている、
    請求項1記載の非常用照明装置。
  3. 前記ガード部材は、前記配線器具が挿通可能な大きさの孔を有し、前記孔に前記配線器具を挿通させた状態で前記配線器具の周囲を囲むように構成されている、
    請求項1記載の非常用照明装置。
  4. 前記支持体に取り付けられて前記非常用光源を覆うカバーを備え、
    前記支持体は、不燃材で形成されており、
    前記カバーは、透光性を有する不燃材で形成されている、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の非常用照明装置。
  5. 常用光源と、
    前記配線器具及び前記接続部を介して入力する電力で前記常用光源を点灯させる常用点灯装置と
    を備える、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の非常用照明装置。
  6. 前記支持体に支持されて前記常用光源から放射される光の配光を制御する配光制御部材を備える、
    請求項5記載の非常用照明装置。
  7. 前記配光制御部材は、合成樹脂材料によって板状に形成され、前記常用光源から放射される光を導光するように構成されている、
    請求項6記載の非常用照明装置。
  8. 前記非常用光源を複数備え、
    複数の前記非常用光源をそれぞれ一つずつ覆う複数のカバーを備え、
    前記複数のカバーは、不燃材で形成されている、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の非常用照明装置。
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