JP2854181B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2854181B2
JP2854181B2 JP4039502A JP3950292A JP2854181B2 JP 2854181 B2 JP2854181 B2 JP 2854181B2 JP 4039502 A JP4039502 A JP 4039502A JP 3950292 A JP3950292 A JP 3950292A JP 2854181 B2 JP2854181 B2 JP 2854181B2
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transistors
emitter
differential amplifier
base
transistor
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哲郎 丸山
佳伸 野村
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Sanyo Denki Co Ltd
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Sanyo Denki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に係り、特
にバイポーラ型半導体集積回路の差動増幅回路のパータ
ン配置に関する。
【0002】
【従来の技術】バイポーラ型半導体集積回路の差動増幅
回路の従来のパターン配置の一例を図3に、その回路図
を図4に示す。図4に示すエミッタ接地型の差動増幅回
路は、差動増幅器の入力段等に広く用いられている。図
3はそのパターン配置であり同一のパターン形状を具備
する2個のNPN型バイポーラトランジスタが並列に配
置されている。トランジスタA、トランジスタBは、ア
イソレーション領域8で隔離されたコレクタ領域6には
ベース拡散領域1が設けられており、ベース拡散領域1
にはエミッタ拡散領域9が設けられている。コレクタコ
ンタクト5、ベースコンタクト4、エミッタコンタクト
3はそれぞれ金属配線7に接続され、それぞれコレク
タ、ベース、エミッタの接続配線となっている。ここで
トランジスタAとトランジスタBのエミッタは、金属配
線7により図4の回路図に示すように共通に接続されて
いる。
【0003】このような差動増幅回路のペアを構成する
2個のトランジスタA,Bはその特性が揃っているこ
と、即ちペア性の良好なことが要求される。このため、
図3に示すように、同一のパターン形状を具備し、極く
近傍に配置されることから、その拡散深さ等シリコン結
晶内部の構造も同一となると考えられる。このように差
動増幅回路のペアを構成するトランジスタは、同一のパ
ターン形状とし、同一の拡散構造により、特性の揃った
ものを作ろうとする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
製作された差動増幅回路においては、そのペア性は必ず
しも良好でない場合がある。例えば、トランジスタA,
Bの一方が、トランジスタの増幅率βが他方のものよ
り、低下してしまう場合あるいは過大となってしまう場
合がある。係る場合には、差動増幅回路はペアを構成す
るトランジスタA,Bが同一の特性を具備していること
を前提としているので、差動増幅回路の動作特性に大き
な影響を及ぼしてしまう。
【0005】本発明は係る従来技術の問題点に鑑み、よ
りペア性の改善された差動増幅回路を具備する半導体装
置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明の半導体装置は、少なくとも4個の同一パ
ターン形状を具備するトランジスタを並列に配置し、該
並列に配置されたトランジスタの第1と第3のトランジ
スタ、及び第2と第4のトランジスタのエミッタ、ベー
ス及びコレクタを共通に金属配線により接続し、差動増
幅回路を構成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】差動増幅回路のペアを構成するトランジスタ
は、それぞれ、同一のパターン形状を有する4個のトラ
ンジスタから第1と第3のトランジスタ及び第2と第4
のトランジスタと相隣接したものでなく、離間した2個
のトランジスタが選択され、金属配線により共通に接続
される。従って、差動増幅回路のペア性、即ち、ペアを
構成するトランジスタの特性の均一性が大幅に改善され
る。
【0008】
【実施例】図2は、本発明の一実施例の差動増幅回路の
回路図である。差動増幅回路のペアは、それぞれ複数の
トランジスタからなり、一方のペアの入力はトランジス
タa、トランジスタcのベースに接続され、他方の入力
はトランジスタb、トランジスタdのベースに接続され
る。
【0009】図1は本発明の一実施例の差動増幅回路の
パターン配置の説明図である。差動増幅回路のペアは、
並列に配置された4個のトランジスタa,b,c,dか
らなる。4個のトランジスタa,b,c,dは同一のパ
ターン形状を具備し、並列に配置されている。即ち、4
個のトランジスタのコレクタ領域、ベース拡散領域、エ
ミッタ拡散領域、コレクタコンタクト、ベースコンタク
ト、エミッタコンタクトのパターン形状及び寸法は同一
である。各トランジスタは従来技術の図3に示すものと
同様の構成であり、アイソレーション領域8によって隔
離されたN型コレクタ領域6にP型ベース拡散領域1を
備え、ベース拡散領域1にはN+ 型エミッタ拡散領域2
を備える。また、コレクタ領域6の表面にはN+ 型コレ
クタコンタクト拡散領域18を備える。それぞれの拡散
領域は、コレクタコンタクト5、ベースコンタクト4、
エミッタコンタクト3によって金属配線に接続される。
【0010】4個並列に配置されたトランジスタのう
ち、第1のトランジスタであるトランジスタaと第3の
トランジスタであるトランジスタcのエミッタ、ベース
及びコレクタは共通に接続される。即ち、エミッタは金
属配線11により、ベースは金属配線12により、コレ
クタは金属配線13により共通に接続される。第2のト
ランジスタであるトランジスタbと、第4のトランジス
タであるトランジスタdのエミッタ、ベース及びコレク
タも同様に共通に接続される。即ち、エミッタはペア共
通の金属配線11により、ベースは金属配線14によ
り、コレクタは金属配線15により共通に接続される。
この金属配線11,12,13,14,15は、同じ工
程でパターニングされたアルミ配線層である。
【0011】トランジスタa,b,c,dは、延伸され
たエミッタ拡散領域2を具備している。延伸されたエミ
ッタ拡散領域とは、従来の技術である図3に示すエミッ
タ拡散領域9と比較して、エミッタ拡散領域がベースコ
ンタクト4の方に大きく伸びていることをいう。延伸さ
れた拡散領域2上には、2個のトランジスタを共通に接
続するための金属配線が配置される。例えば、トランジ
スタcの延伸されたエミッタ拡散領域2の上には、トラ
ンジスタb,dのベースを共通に接続する金属配線14
が配置されている。尚、コレクタコンタクト拡散領域1
8も、従来の技術である図3に示すコレクタコンタクト
拡散領域17と比較して延伸されている。
【0012】係る本発明の構成により、差動回路の動作
は以下のようになる。即ち、ペアを構成するトランジス
タが複数のトランジスタからなることから、仮りに1個
のトランジスタがパターンの欠陥或いはシリコン結晶内
の欠陥によって特性がはずれたものとなっても、もう1
個のトランジスタが共通に接続されていることからその
影響が半減する。
【0013】ペアを構成するトランジスタが並列に配置
された第1と第3及び第2と第4を交互に組合わされ
る。このことは、4個の並列に配置されたトランジスタ
に、例えば、左側から右側に向かって連続的な欠陥があ
り、左側から右側に影響が小さくなっているとする。こ
のような場合に、ペアを構成するトラントジスタが相隣
接したものでなく、交互に組合わされることから、ペア
の特性の不揃いが、それだけ軽減されペア性が向上す
る。
【0014】更に、トランジスタa,b,c,dは、延
伸されたエミッタ拡散領域を具備し、延伸されたエミッ
タ拡散領域上を共通に接続する金属配線が配置されるス
ペースを設けるように構成されている。図3に示す従来
のトランジスタの場合には、エミッタ拡散領域は延伸さ
れていない。従って、トランジスタを交互に共通に接続
しようとすると多層配線を利用せざるを得ない。しかし
ながら、多層配線を利用するとスルーホールにおける接
触抵抗が生じる場合があり、共通接続するトランジスタ
間の特性の均一性をかえって劣化させてしまう。係る問
題を解決するため、トランジスタa,b,c,dは延伸
されたエミッタ拡散領域を具備し、そのスペースに共通
接続する金属配線を設けることによって、共通接続する
トランジスタ間のスルーホールにおける接触抵抗の発
生、特性の均一性の劣化を防止することができる。更に
延伸されたエミッタ拡散領域によりエミッタ面積が大き
くなることから、トランジスタ個々の特性の均一性、即
ちペア性も向上するという利点を生じる。尚、延伸され
たコレクタコンタクト拡散領域についても同様の効果が
生じる。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は差動増
幅回路のペアを構成するトランジスタを、4個の同一パ
ターン形状を具備する並列に配置されたトランジスタよ
り交互に離間した各2個を共通に金属配線により接続し
たものである。従って、差動増幅回路のペアを構成する
トランジスタの特性の均一性、即ち、ペア性を格段に向
上させるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の差動増幅回路のパターン配
置の説明図。
【図2】本発明の一実施例の差動増幅回路の回路図。
【図3】従来の差動増幅回路のパターン配置の説明図。
【図4】従来の差動増幅回路の回路図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 27/04 H01L 21/822

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも4個の同一パターン形状を具
    備する第1、第2、第3、第4のトランジスタを、向き
    を同じにして順に横一列状に配置し、 前記第1と第3のトランジスタのエミッタ、ベース、コ
    レクタを各々電極配線によって並列接続し、 前記第2と第4のトランジスタのエミッタ、ベース、コ
    レクタを各々電極配線によって並列接続し、 前記第1と第3のトランジスタのエミッタを接続する電
    極と、前記第2と第4のトランジスタのエミッタを接続
    する電極とを、連続する1本の電極配線によって共通接
    続するように構成し、 前記各電極配線は1つの配線層からなり、 前記第1と第3のトランジスタを一方のトランジスタと
    し、前記第2と第4のトランジスタを他方のトランジス
    タとして 差動増幅回路を構成したことを特徴とする半導
    体装置。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2、第3、第4のトランジ
    スタの各々は延伸されたエミッタ領域を具備し、該延伸
    されたエミッタ領域上に、少なくとも前記ベースを並列
    接続する電極配線が延在することを特徴とする請求項1
    記載の半導体装置。
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