JP2854148B2 - 光学的に活性なアミノ酸アミドの製法 - Google Patents

光学的に活性なアミノ酸アミドの製法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルデヒド及び適当な
溶剤の存在下でL−アミノ酸アミド及びD−アミノ酸ア
ミドの混合物の全て又は1部分を光学的に活性なカルボ
ン酸を用いて、このアミノ酸アミドとこのカルボン酸と
の塩に変換し、得られる反応混合物から、主としてこの
塩のジアステレオイソマーの1つよりなる部分を分離す
る方法で、光学的に活性なアミノ酸アミドを製造する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば Enantiomers, Racemates and Re
solutions, Jean Jacques, Andre Collet, Samuel H. W
ilen; John Wiley & Sons, New York(1981) 369頁以降
に記載のような不斉変換(asymmetric transformatio
n)法は、米国特許(US−A)第4072698号明細書中に
公知であり、ここには、光学的に純粋なニトリル、アミ
ド又はニトリル又はアミドのシッフの塩基が、ケトン又
はアルデヒドの存在で、光学的に活性な酸を用いて製造
されることが記載されている。この文献は、光学的に純
粋な酒石酸及びケトンを用いて光学的に純粋なニトリル
殊に2−アミノ−2−(場合によりp−置換された)フ
ェニルアセトニトリルの製造を意図している。
【0003】しかしながら、前記特許明細書中に記載の
例中のニトリルと酒石酸との塩の収率は、比較的低く、
即ち85%より高くはない。アミノ酸アミド及びシッフ
の塩基に関しては、何らの実験データも記載されておら
ず、出発物質としてのそのような化合物を用いる方法も
目的としていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明は、
高収率で光学的に活性なアミノ酸アミドを得る方法を提
供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、これ
は、反応混合物に水を添加し、アルデヒドの量を、アミ
ノ酸アミドの量に対して0.5〜4当量にすることによ
り達成される。
【0006】アミノ酸アミド及びアルデヒドから出発す
る場合に反応混合物に水を添加しないと、低い効率(ef
ficiency)が得られることも明らかである。本発明は、
理論的説明と結びついていないが、水の存在により、副
反応が起こるのがより僅かになり、従って、損失も少な
くなることが判る。例えば、その効率は、反応混合物に
水を添加せず、p−ヒドロキシフェニルグリシンアミド
及びベンズアルデヒドから出発する場合には、僅かに8
1.3%であるが、1当量の水をこの反応混合物に添加
すると、92.5%の効率が得られる。フェニルグリシ
ンアミド及びベンズアルデヒドから出発すると、達成さ
れる効率はそれぞれ87.7%及び96.0%である。
このことは意想外のことである。それというのも、従来
は、この不斉変換はシッフの塩基を介して進行し、この
形成は、水の存在により阻止されるので、水の存在はそ
の効率上に負に作用すると予期されていたからである。
結局、水の存在はシッフの塩基の形成における平衡の達
成に負の作用を有すると予期されていた。
【0007】更に、水は、固体形で回収されるジアステ
レオイソマー塩の溶解性を高め、このことが低い収率を
予期すべきことを暗示している。水の添加の付加的な負
の局面は、多くの場合に、濾過及び洗浄が困難である2
相が形成されることである。
【0008】本発明による方法で使用されうるアルデヒ
ドは、例えば芳香族アルデヒド、例えばベンズアルデヒ
ド、アニスアルデヒド、o−、p−又はm−ニトロベン
ズアルデヒド、o−、p−又はm−クロルベンズアルデ
ヒド又は脂肪族アルデヒド例えばイソブチルアルデヒド
又はイソバレルアルデヒドである。添加すべきアルデヒ
ドの量は、アミノ酸アミドの量に対して0.5〜4.0
当量有利に1〜2当量である。
【0009】L−アミノ酸アミド及びD−アミノ酸アミ
ド及びアルデヒドの混合物の代りに、出発物質は、L−
アミノ酸アミド及びD−アミノ酸アミドのシッフの塩基
の混合物であってもよい。この場合に、過剰の量のアル
デヒドを添加する必要はまったくない。光学的に活性な
アミノ酸アミドと光学的に活性なカルボン酸とのジアス
テレオイソマー塩の至適収率を得るためには、シッフの
塩基の量に対して少なくとも当モル量の水を添加すべき
である。当モル量より少ない量の水の使用は、収量を実
質的に比例して減少する結果をもたらす。例えば、9
9.0%の効率は、光学的に活性なマンデル酸を用いる
フェニルグリシンアミド及びベンズアルデヒドのシッフ
の塩基の不斉変換時に1.1当量の水を使用する場合に
達成され、これに反し、水を添加しない場合には45.
7%である。
【0010】多量の水の添加は、多くの場合に、多量の
溶解ジアステレオイソマー塩をもたらし、従って、固体
形で回収し得るジアステレオイソマー塩の量を減少さ
せ、実際に添加される量の水は、多すぎてはならず、例
えばアミノ酸アミド又はそのシッフの塩基の量に対して
水は20当量より少ない。使用されるべき水の最適量
は、選択されるアミノ酸アミドに依り変動し、当業者に
とっては容易に決定できる。大抵の場合には、水の量
は、アミノ酸アミド又はそのシッフの塩基に対して0.
1〜4当量であり有利には0.5〜3当量である。
【0011】反応の開始時に又はこの変換法の途中に水
を加えるかは、重要ではない。水は任意の所望の方法
で、例えば反応成分希釈剤又は溶剤として添加すること
ができる。予め充分量の水を添加するのが有利である。
【0012】米国特許(US−A)第4093653号明細書
から、L−及びD−フェニルグリシンアミドの混合物
を、ケトンの存在下に光学的に活性な酸で処理する方法
による光学的に活性なフェニルグリシンアミドを製造す
るための1方法が公知である。この方法での収率は本発
明におけるよりも低くかつ必要な反応時間も長い。
【0013】D,L−アミノ酸アミドの混合物は、自体
公知の方法で、例えば相応するエステルとアンモニアと
の反応により得ることができる。
【0014】本発明の方法では、光学的に活性なカルボ
ン酸が使用される。一般に、酸強度(pKa)は、3〜
5である。使用される光学的に活性なカルボン酸の量
は、広範囲内で変動でき、一般に、アミノ酸アミドに対
してカルボン酸0.9〜1.2である。1当量のカルボ
ン酸を使用するのが有利である。
【0015】光学的に活性なカルボン酸の適当な選択
は、特に、特定のアミノ酸アミドにより決められる。殊
に、結晶化により分離を有効に行なうことができるよう
にするためには、ジアステレオイソマー塩の融点は充分
に高くあるべきである。付加的に、実際に適切な溶剤中
のジアステレオイソマー塩の間の溶解度は充分な差異が
あるべきである。工業的/経済的に有利な溶解のため
に、洗液を用いる濾過及び精製の容易さと関連して、結
晶形も重要な役目をしうる。フェニルグリシンアミド及
びp−ヒドロキシフェニルグリシンアミドに対して、例
えばマンデル酸及び2−ピロリドン−5−カルボン酸を
用いて良好な結果が得られる。更に、これらの光学的に
活性なカルボン酸は容易かつ殆んど定量的に、例えばメ
チル−t−ブチルエーテル、メチルイソブチルケトン、
酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルアルコールを用いる抽
出により又はイオン交換体を用いて、回収できる。光学
的に活性なマンデル酸の使用は、この酸の回収性及び得
られる結晶に関して最良の結果を生じる。
【0016】本発明は、新規の中間体、L−及び/又は
D−マンデル酸とD−及び/又はL−フェニルグリシン
アミド又はp−ヒドロキシフェニルグリシンアミドとの
ジアステレオイソマーLD−及びDL−塩、D−及び/
又はL−メチオニンアミドとD−及び/又はL−2−ピ
ロリドン−5−カルボン酸とのDD−及びLL−塩及び
L−及び/又はD−ホモフェニルアラニンアミドとD−
及び/又はL−Z−アスパラギン酸とのLD−及びDL
−塩にも関する。
【0017】この不斉変換用の好適な溶剤は、例えば、
炭化水素例えばシクロヘキサン、ヘプタン及びオクタ
ン、芳香族炭化水素例えばトルエン、キシレン及びベン
ゼン、エーテル、例えばメチルt−ブチルエーテル、ジ
オキサン、テトラヒドロフラン及びアニソール、エステ
ル例えば酢酸ブチル及び酢酸エチル、ケトン例えばアセ
トン、ブタノン、メチルイソブチルケトン、カルボン
酸、アルデヒド又はこれら物質の混合物である。アミノ
酸アミド、光学的に活性なカルボン酸又はアルデヒドと
不可逆的な化学反応しない溶剤を選択すべきことは明白
なことである。
【0018】本発明による方法を実施する圧力は、厳密
ではなく、例えば0.01〜1Mpaである。この方法
は、大気圧で実施するのが有利である。温度は広範囲内
で、一般に70〜120℃有利に75〜100℃で変動
しうる。反応温度は、大抵1〜8時間、有利に1〜4時
間である。
【0019】ジアステレオイソマー塩のスラリ濃度は、
約5〜30重量%、有利に10〜20重量%である。
【0020】光学的に活性なアミノ酸アミドは、この分
離されたジアステレオイソマー塩から、この塩を、水と
実質的に当モル量の無機酸例えば塩酸、硫酸、硝酸又は
燐酸との混合物中に溶かし、光学的に活性なカルボン酸
を抽出剤を用いて抽出することにより得ることができ
る。好適な抽出剤は、例えばエーテル、アルコール、ケ
トン又はエステル例えばメチルt−ブチルエーテル、メ
チルイソブチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル又はメ
チルアルコールである。
【0021】得られる光学的に活性なアミノ酸アミド
は、公知方法で、過剰の稀無機酸例えば塩酸、硫酸、硝
酸又は燐酸を用いる加水分解により相応するアミノ酸に
変えることができる。この加水分解は60〜100℃特
に85〜95℃で実施するのが有利である。
【0022】この反応混合物から、加水分解及び更なる
処理の前にこのジアステレオイソマー塩を分離すること
は慣用のことである。しかしながら、ジアステレオイソ
マー塩の濾過の前にこの加水分解を実施する際にも良好
な結果が得られる。
【0023】
【実施例】次に実施例を用いて本発明を説明するが、本
発明は、これらのみに限定されるものではない。
【0024】各々の実験は、窒素雰囲気中で実施する。
【0025】使用分析法は、メルク60F254シリカ
ゲルを担体として用いる薄層クロマトグラフィ(TL
C)を用いる;検出法としてUV(短液)及びニニドリ
ン(ninidrin)を使用。使用されている3種のTLC展
開剤及び容量割合は次のとおりである: A CHCl3(60)−CH3OH(45)−25(重量)% NH4
OH(20) B s−ブタノール(75)−ギ酸(15)−水(1
0) C n−ブタノール(1)−酢酸(1)−酢酸エチル
(1)−水(1) 選択率(エナンチオマ−純度)は次のように定義する:
【0026】
【数1】
【0027】多くのアミノ酸アミド及び/又はそれらの
塩の最大比旋光度は、 Greensteinand Winitz 2巻 119
6〜2000頁及び Beilstein 14 III、1189頁に記載されて
いる。
【0028】いくつかのアミノ酸アミド及び/又はその
塩の最大比旋光度も米国特許(US−A)第4847412号
明細書中に記載されている: D−フェニルグリシンアミド・HCl:−100.8°(C=
0.8、水)、 D−メチオニンアミド・HCl:−18.2°(C=1.0、
水)、 D−ホモフェニルアラニンアミド・122SO4:−
15.7°(C=1.0、水)、 L−フェニルアラニンアミド・122SO4:+17.8
°(C=1.0、水)、 本発明者の観察によるD−p−ヒドロキシフェニルシア
ニンアミドの最大比旋光度:−121.5°(C=1.0;1.0N酢
酸)。
【0029】比較実験A 撹拌機、温度計及び還流冷却器を備えた反応フラスコ内
で、D,L−N−ベンジリデンフェニルグリシンアミド
23.8g(0.10モル)、L−マンデル酸15.2g(0.10モ
ル)及びトルエン200mlを86℃で2.5時間撹拌する。
【0030】30℃に冷却後(1/4時間)に、D−フェ
ニルグリシンアミドとL−マンデル酸との塩(DL−
塩)を濾過し、ガラスフィルター上で濾過し、トルエン
4×25mlで洗浄する。乾燥後のジアステレオイソマーD
L塩の収量は13.8gであり、これは45.7%の効率に相当
する。
【0031】こうして得られたジアステレオイソマーD
L塩1.0gを水10ml中に懸濁させ、引続き、これに12
N塩酸10mlを撹拌しながら添加する。ガラスフィルタ
ー上での濾過及びアセトン4×10mlでの洗浄の後
に、D−フェニルグリシンアミド・HCl結晶が形成さ
れ、得られたD−フェニルグリシンアミド・HCl塩
(収量=0.55、効率=88.7%)の比旋光度: 〔α〕20 D=−99.5°(C=0.8、水)。
【0032】文献(Beilstein 14 III、1189頁)による
D−フェニルグリシンアミド・HClの比旋光度は
〔α〕20 D=−100.8°(C=0.8;水)である。
【0033】例I D,L−N−ベンジリデンフェニルグリシンアミドとL
−マンデル酸との混合物に水2.0g(0.11モル)
を添加する以外は、比較実験Aに記載の方法を繰り返
す。
【0034】結果: ジアステレオイソマーDL塩の収量:29.9g(効率=9
9.0%) D−フェニルグリシンアミド・HClの収量:0.55g
(効率88.7%) 比旋光度:〔α〕20 D=−101.3°(C=0.8、水)。
【0035】比較実験B 撹拌機、温度計及び還流冷却器を備えた反応フラスコ中
で、D,L−N−ベンジリデンフェニルアミド23.8g
(0.10モル)、L−2−ピロリドン−5−カルボン酸1
2.9g(0.10モル)、トルエン235ml及びベンズアル
デヒド15ml(0.15モル)を、84℃の温度で2.5時間
撹拌する。
【0036】25℃に冷却の後(1/6時間)に、生じる
L−フェニルグリシンアミドとL−2−ピロリドン−5
−カルボン酸とのジアステレオイソマー塩(LL塩)を
ガラスフィルター上で濾過し、トルエン4×25mlで洗
浄する。乾燥後の濾過生成物の収量は12.8gである。
【0037】薄層クロマトグラフィ分析によれば、得ら
れた生成物は当量以上のL−2−ピロリドン−5−カル
ボン酸を含有する。ジアステレオイソマーLL塩2.0
gを水10ml中に溶かし、引続き、これに12N塩酸1
0mlを添加する。生じるL−フェニルグリシンアミド・
HCl結晶のガラスフィルター上での濾過及びアセトン
4×10mlでの洗浄の後に、得られるL−フェニルグリ
シンアミド・HCl(収量=0.1g、全効率=7.5
%)の比旋光度は次のとおりである: 〔α〕20 D=+102.5°(C=0.8、水)。
【0038】L−フェニルグリシンアミド・HClの文
献(Beilstein、14 III、1189頁)記載の値: 〔α〕20 D=+100.8°(C=0.8、水)。
【0039】例II 水2.7g(0.15モル)の存在で、84℃で2.5
時間撹拌を行う以外は、比較実験Bに記載の方法を繰り
返す。
【0040】結果: ジアステレオイソマーLL塩の収量:25.4g(有効
率=91.0%)。
【0041】L−フェニルグリシンアミド・HCl(収
量=1.2g、効率=89.8%)の比旋光度: 〔α〕20 D=+99.8°(C=0.8、水)。
【0042】例III 撹拌機、温度計及び還流冷却器を備えた反応フラスコ中
で、D,L−フェニルグリシンアミド15.0g(0.10モ
ル)、D−マンデル酸15.2g(0.10モル)、トルエン2
30ml:ベンズアルデヒド20ml及び水1.8g(0.10モ
ル)を88℃の温度で2時間撹拌する。
【0043】20℃まで冷却(0.5時間)の後に、生
じるL−フェニルグリシンアミドとD−マンデル酸との
ジアステレオイソマー塩(LD塩)をガラスフィルター
上で濾過し、トルエン4×25mlで洗浄する。乾燥後の
TLC純粋なLD塩の収量は29.3gであり、これ
は、97.0%の効率に相当する。
【0044】光学的に純粋なLD塩(再結晶)の比旋光
度: 〔α〕20 D=+4.0°(C=1.0、水)。
【0045】得られたジアステレオイソマーLD塩1.0
gを水10ml中に懸濁させ、引続きこれに12N塩酸10
mlを撹拌下に添加する。グラスフィルター上での濾過及
びアセトン4×10mlでの洗浄後に、L−フェニルグリ
シンアミド・HCl結晶物質が得られ、得られたTLC
純粋なL−フェニルグリシンアミド・HCl(収量=
0.55g、効率=88.7%)の比旋光度は次のとお
りである: 〔α〕20 D=+101.7°(C=0.8、水)。
【0046】このLD塩(22.7g=0.075モル)を、5
0℃で水40mlと96重量%硫酸2.7ml(0.05モル)と
の混合物中に溶かし、メチル−b−ブチルエーテル5×5
0mlで抽出(D−マンデル酸の除去)の後に、96重量
%硫酸10ml(0.18モル)を用い、90℃の温度で3時
間の撹拌下に加水分解してL−フェニルグリシンにす
る。硫酸酸性L−フェニルグリシン加水分解生成物を2
5重量%アンモニア28mlを用いてpH=5まで中和
し、30℃に冷却した後に、こうして得られたL−フェ
ニルグリシンをガラスフィルター上で濾過し、水5×10m
lで洗浄した。
【0047】乾燥後のL−フェニルグリシンの収量は、
10.5gであり、これは、92.9%の効率に相当する。
【0048】TLC純粋なL−フェニルグリシンの比旋
光度は、〔α〕20 D=+157.7°(C=1.6;2.6重量%塩
酸)である。
【0049】L−フェニルグリシンの Beilstein にお
ける比旋光度:〔α〕20 D=+157.5°(C=1.6、2.6重
量%塩酸)。
【0050】例IV D−マンデル酸の代りにL−マンデル酸を用いて、例II
Iに記載の方法を繰り返す: 結果: 比旋光度及び収量: 光学的に純粋なDL塩(結晶); 〔α〕20 D=−4.1°(C=1.0、水)、29.0g(効率=9
6.3%)。
【0051】TLC純粋なD−フェニルグリシンアミド
・HCl 〔α〕20 D=−101.9°(C=0.8、水);0.55g(効率
=88.7%)。
【0052】TLC純粋なD−フェニルグリシン: 〔α〕20 D=−157.4°(C=1.6g;2.6重量%塩酸)、
10.4g(効率=92.0%)。
【0053】例V 撹拌機、温度計及び還流冷却器を備えた反応フラスコ中
で、D,L−フェニルグリシンアミド30.0g(0.20モ
ル)、L−マンデル酸32.0g(0.21モル)、トルエン40
0ml、ベンズアルデヒド40ml及び水5.4g(0.30モル)の
懸濁液を85℃の温度で2時間撹拌する。60℃に冷却
の後に、この懸濁液を水120mlと96重量%硫酸8.0m
l(0.144モル)との混合物中に注ぐ。50℃で有機相の
分離の後に、酸性の水相をこの温度で酢酸エチル4×60m
lで抽出する(L−マンデル酸の除去)。96重量%硫
酸30ml(0.54モル)の添加の後に、硫酸酸性D−フェニ
ルグリシンアミド溶液を85℃で4時間撹拌下に加水分
解してD−フェニルグリシンとする。
【0054】25重量%アンモニア85mlを用いてpH
=4まで中和し、20℃まで冷却し、ガラスフィルター
上で濾過し水5×30mlで洗浄し、乾燥した後のD−フ
ェニルグリシンの収量は27.2gであり、これは9
0.0%の効率に相当する。
【0055】TLC純粋なD−フェニルグリシンの比旋
光度は 〔α〕20 D=−153.4°(C=1.6、2.6重量%塩
酸)である。
【0056】例VI〜XI D,L−フェニルグリシンアミドを1当量の光学的に活
性なD−マンデル酸と接触させ、TLC純粋なL−フェ
ニルグリシンアミド・HCl塩を例IIIにおけると同様
に回収し、添加アルデヒド及び水の量を変動させる。結
果を第1表に示す。これには温度(T)を「℃」で及び
保留時間(t)をも示す。
【0057】比較実験C 水を添加せずに、TLC純粋なL−フェニルグリシンア
ミド・HClを得るまで、例IIIと同じ方法を実施する
と、結果として収率は低い。結果及び詳細な条件を第1
表に示す。
【0058】比較実験D ベンズアルデヒド0.1当量のみを用いて、TLC純粋な
L−フェニルグリシンアミド・HCl塩を得るまで例II
Iと同じ方法を実施すると、結果として非常に低い選択
率が得られる。結果及び詳細な条件を第1表に示す。
【0059】
【表1】
【0060】例XII 撹拌機、温度計及び還流冷却器を備えた反応フラスコ中
で、D,L−p−ヒドロキシフェニルグリシンアミド
8.3g(0.05モル)、L−マンデル酸7.6g(0.05モ
ル)、トルエン150ml、酢酸エチル50ml、ベンズアルデ
ヒド(0.06モル)及び水2.0g(0.11モル)を85℃の
温度で2.5時間撹拌する。
【0061】30℃まで冷却(3/4時間)の後に、生じ
るD−p−ヒドロキシフェニルグリシンアミドとL−マ
ンデル酸とのジアステレオイソマー塩(DL塩)をガラ
スフィルター上で濾過し、酢酸エチル5×20mlで洗浄す
る。TLC純粋なDL塩の収量は14.5gであり、これ
は、91.2%の効率に相当する。水から再結晶の後の光学
的に純粋なDL塩の比旋光度は、〔α〕20 D=−8.1°
(C=1.0、水)である。
【0062】このDL塩1.6gを水20ml中に50℃
で溶かし、その後、撹拌下に25重量%アンモニア1ml
を添加する。25℃まで冷却し、濾過し、生じるD−p
−ヒドロキシフェニルグリシンアミド結晶を引続き、水
3×10ml及びメタノール3×10mlで洗浄した後のTLC純
粋なD−p−ヒドロキシフェニルグリシンアミド(収量
=0.8g、効率=95.8%)の比旋光度は 〔α〕20 D=−
121°(C=1.0、1.0N酢酸)である。D−エナンチオ
マーの百分率は99.8%である。
【0063】例XIII 撹拌機、温度計及び還流冷却器を備えた反応フラスコ中
で、D,L−p−ヒドロキシフェニルグリシンアミド3
3.2g(0.20モル)、D−マンデル酸30.5g(0.20モ
ル)、トルエン800ml、酢酸エチル200ml、ベンズ
アルデヒド24ml(0.24モル)及び水8.0g(0.44モル)
を84℃の温度で2.5時間撹拌する。
【0064】生じるL−p−ヒドロキシフェニルグリシ
ンアミドとD−マンデル酸とのジアステレオイソマー塩
(LD塩)を25℃に冷却(1時間)した後、ガラスフ
ィルター上で濾過し、酢酸エチル5×50mlで洗浄する。
TLC純粋なLD塩の収量は57.8gになり、これは90.9
%の効率に相当する。
【0065】光学的に純粋なLD塩(水から再結晶)の
比旋光度は、〔α〕20 D=+8.0(C=1.0、水)であ
る。
【0066】このLD塩50.9g(0.16モル)を50℃で
水500ml中に溶かし、その後撹拌下に25重量%アン
モニア25ml(0.19モル)を添加する。30℃に冷却の後
に、得られたL−p−ヒドロキシフェニルグリシンアミ
ドをガラスフィルター上で濾過し、水5×25mlで洗浄す
る。乾燥後の純粋なL−p−ヒドロキシフェニルグリシ
ンアミドの収量は25.1gであり、これは94.3%
の効率に相当する。
【0067】こうして得られたL−p−ヒドロキシフェ
ニルグリシンアミドの比旋光度は、〔α〕20 D=+120.4
°(C=1.0、1.0N酢酸)である。
【0068】このL−p−ヒドロキシフェニルグリシン
アミド(24.9g=0.15モル)を、水57ml中の96重量
硫酸33.3ml(0.6モル)を用いて加水分解(3時間、9
0℃)してL−p−ヒドロキシフェニルグリシンとす
る。25重量%アンモニア90mlを用いてp=4まで中和
の後に、p−ヒドロキシフェニルグリシンを20℃で、
ガラスフィルター上で濾過し、水3×20mlで洗浄する。
乾燥後のTLC純粋L−p−ヒドロキシフェニルグリシ
ンの収量は21.6gになり、これは、86.2%の効率に相当
する。
【0069】このL−p−ヒドロキシフェニルグリシン
の比旋光度は、〔α〕20 D=+157.7°(C=1.0、0.1N
塩酸)である。
【0070】例XIV〜XVIII 例XIIに記載と同じ方法で、D−マンデル酸1当量を用
いて、D,L−p−ヒドロキシフェニルグリシリンアミ
ドの不斉変換を実施する。結果を第2表に示す。
【0071】
【表2】
【0072】例XIX及びXX及び比較実験E及びF 例XIIと同様な方法で、L−マンデル酸1当量を用いて
D,L−p−ヒドロキシフェニルグリシンアミドの不斉
変換を実施し、水及びベンズアルデヒドの量を変える。
結果を第3表に示す。
【0073】水又はアルデヒドの不存在により、収量は
かなり低い。
【0074】
【表3】
【0075】例XXI 撹拌機、温度計及び還流冷却器を備えた反応フラスコ中
で、D,L−N−ベンジリデンメチオニンアミド(メチ
オアミドとベンズアルデヒドとのSB)23.7g(0.10モ
ル)、L−2−ピロリドン−5−カルボン酸12.9(0.10
モル)、酢酸エチル200ml及び水2.7ml(0.15モル)を7
5℃の温度で2.5時間撹拌する。20℃まで冷却
(0.5時間)の後に、生じたL−メチオニンアミドと
L−2−ピロリドン−5−カルボン酸との塩(LL塩)
を濾過し、ガラスフィルター上で濾過し、酢酸エチル4
×25mlで洗浄する。TLC純粋なLL塩の収量は21.
2gになり、これは73.6%の効率に相当する。この
LL塩の2.8g(0.01モル)を水3mlと12N塩酸との
混合物中に溶かす。この溶液へのアセトン60mlの添加
の後に、L−メチオニンアミド・HCl塩を、濾過によ
り単離する。
【0076】TLC純粋なL−メチオニンアミド・HC
lの比旋光度は、〔α〕20 D=+17.9°(C=1.0、水)
である。
【0077】選択率:Lエナンチオマー 99.2%例XXII 撹拌機、温度計及び還流冷却器を備えた反応フラスコ中
で、D,L−ベンジリデンホモフェニルアラニンアミド
10.7g(0.04モル)、L−Z−アスパラギン酸(L−N
−(カルボベンゾキシ)アスパラギン酸)10.7g(0.04
モル)、MIBK 110ml及び水1.5g(0.08モル)を8
0℃の温度で5時間撹拌する。得られるD−ホモ−フェ
ニルアラニンアミドとL−Z−アスパラギン酸との塩
(DL−塩)をガラスフィルター上で濾過し、MISK 2×
25mlで洗浄する。TLC純粋なDL−塩の収量は9.4
6gになり、これは53%の効率に相当する。
【0078】このDL−塩 5g(0.01モル)を、水10
0ml及び6N塩酸3.7mlの混合物中に分配させ、D−
ホモフェニルアラニンアミド・HCl塩L−Z−アスパ
ラギン酸を酢酸エチルで抽出する。
【0079】水層中に存在するD−ホモフェニルアラニ
ンアミド・HClを80℃で6N塩酸を用いて加水分解
してD−ホモフェニルアラニンとする。存在する塩を除
去するために中和し、かつ濾過し、かつ乾燥の後に、T
LC純粋D−ホモフェニルアラニンの比旋光度を測定す
る。
【0080】〔α〕20 D=−29.2°(C=1、1NHC
l) 〔α〕20 D.lit=−46.3° 選択率:Dエナンチオマー 81.5%
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 237/06 C07C 231/22 C07C 237/18

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルデヒドの存在下に、適当な溶剤中の
    L−アミノ酸アミド及びD−アミノ酸アミドの混合物の
    全てを又は1部分を、光学的に活性なカルボン酸を用い
    て、このアミノ酸アミドとカルボン酸との塩に変じ、得
    られた反応混合物から、主としてこの塩のジアステレオ
    イソマーの1つよりなる分を分離する方法により光学的
    に活性なアミノ酸アミドを製造する場合に、反応混合物
    に水を添加し、アルデヒドの量を、アミノ酸アミドの量
    に対して0.5〜4当量にすることを特徴とする、光学
    的に活性なアミノ酸アミドの製法。
  2. 【請求項2】 適当な溶剤の存在下で、相応するL−ア
    ミノ酸アミド及びD−アミノ酸アミドのシッフの塩基の
    混合物全て又は1部分を光学的に活性なカルボン酸を用
    いて、アミノ酸アミドとカルボン酸との塩に変換し、得
    られた反応混合物から、主としてこの塩のジアステレオ
    イソマーの1つより成る部分を分離する方法で光学的に
    活性なアミノ酸アミドを製造する場合に、この変換時に
    シッフの塩基の量に対して少なくとも1当量の水を添加
    することを特徴とする、光学的に活性なアミノ酸アミド
    の製法。
  3. 【請求項3】 フェニルグリシンアミドとマンデル酸と
    のLD−又はDL−塩。
  4. 【請求項4】 p−ヒドロキシフェニルグリシンアミド
    とマンデル酸とのLD−又はDL−塩。
  5. 【請求項5】 メチオチンアミドと2−ピロリドン−5
    −カルボン酸とのLL−又はDD−塩。
  6. 【請求項6】 ホモフェニルアラニンアミドとL−Z−
    アスパラギン酸とのLD−又はDL−塩。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれか一項によ
    り得られたアミノ酸アミドと光学的に活性なカルボン酸
    との塩を、反応混合物から分離する前に無機酸で処理す
    ることを特徴とする光学的に活性なアミノ酸の製法。
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