JP2941444B2 - 光学活性アミノ酸アミドのラセミ化方法 - Google Patents

光学活性アミノ酸アミドのラセミ化方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶剤及びアルデヒドの
存在でアミノ酸アミドとカルボン酸とを反応させること
によって、光学活性アミノ酸アミドをラセミ化する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】US−A−4072698には、ケトン
又はアルデヒドの存在で光学的に活性な酸を用いて、光
学的に純粋なニトリル、アミド又はニトリル又はアミド
のシッフ塩基を製造する方法が記載されている。この刊
行物は特に、光学的に純粋な酒石酸及びケトンを用い
て、光学的に純粋なニトリル、特に2−アミノ−2−
(場合によってはp−置換)フェニルアセトニトリルを
製造することを目的としている。このような方法の場合
には、不所望の鏡像異性体のラセミ化が必ず起る。
【0003】しかし前記特許明細書に記載された例にお
けるニトリル及び酒石酸の塩の収率は比較的低く、85
%以下である。アミノ酸アミド及びシッフ塩基に関して
は、実験的データはないし、またこのような化合物を出
発物質として用いる方法に関しても提案されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、光学
活性アミノ酸アミドの迅速なラセミ化を著しい損失なし
に行ないかつアミノ酸アミド又はアミノ酸アミドの塩及
びカルボン酸の高収率を得ることのできる冒頭記載の方
法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的は、アミノ酸ア
ミドとカルボン酸との反応混合物に水を加え、アルデヒ
ドの量がアミノ酸アミドの量に対して0.5〜4当量で
あることによって達成される。
【0006】従来、アミノ酸アミド及びアルデヒドから
出発する場合にも、アルデヒドの量が不十分ならば得ら
れるラセミ化程度も不充分である、あるいは反応混合物
に水を加えないと、つまり例えばアミドに対して0.0
1当量未満の水を加えると得られる収率は低いと考えら
れていた。本発明は理論的説明に拘束されないけれど
も、水の存在により副反応の惹起が少なくなり、その結
果損失も低減されると思われる。実際には、アミドに対
して大抵0.1〜4当量、好ましくは0.5〜3当量の
水を使用する。
【0007】意外にも、水が反応媒体中に存在すると、
ラセミ化が高収率及び良好な程度のラセミ化をもって進
行することが判明した。この事実は極めて驚異的であ
る、それというのもラセミ化はシッフ塩基の形成及びラ
セミ化を経て進行するが、シッフ塩基の形成は水の存在
によって阻止されるからである。結局、水の存在はシッ
フ塩基の形成における平衡の成立に否定的影響を及ぼ
し、これによってラセミ化の惹起が遅延される、と予想
される。さらに水は、中間体として形成されるジアステ
レオ異性体塩の溶解度を増大させ、その結果固体の形で
回収される塩は少なくなる、これは期待される収率がよ
り低くなることを意味する。
【0008】ラセミ化は、例えば“Enantiomer,Racema
tes and Resolutions”[Jean Jacques,Andre Collet,
Samuel H.Wilen;John Wiley & Sons,New York(198
1)、pp.369 ff.]に記載されているように非対称的変化
において起こる。
【0009】ラセミ化において使用されるアルデヒド
は、例えば芳香族アルデヒド、すなわちベンズアルデヒ
ド、アニスアルデヒド、o−、p−又はm−ニトロベン
ズアルデヒド、o−、p−又はm−クロロベンズアルデ
ヒド又は脂肪族アルデヒド、例えばイソブチルアルデヒ
ド又はイソバレルアルデヒドである。加えられるべきア
ルデヒドの量はアミノ酸アミドの量に対して0.5〜
4.0当量、好ましくは1〜2当量である。
【0010】また、光学活性アミノ酸アミド及びアルデ
ヒドの代りに、L−及びD−アミノ酸アミドのラセミ混
合物の製造のために使用する出発物質は、相応の光学活
性シッフ塩基であってもよい。この場合には、過剰量の
アルデヒドを使用しなくてもよい。アミノ酸アミド及び
カルボン酸の塩の最適収率を得るためには、シッフ塩基
の量に対して少なくとも等モル量の水を加えなければな
らない。
【0011】本発明による方法で有利に使用される水の
量は、選択したアミノ酸アミドにより変化し、当業者に
よって容易に決定されうる。一般に水の量は、アミノ酸
アミドの量に対して0.1〜4当量、好ましくは0.5
〜3当量である。反応の当初に又は該方法のプロセスの
中で水を加えるかどうかは重要ではない。水は、任意の
所望の方法で、例えば反応体又は溶剤の希釈剤として加
えてもよい。好ましくは、十分な量を予め加える。
【0012】US−A−4094904からは、光学活
性フェニルグリシンアミドのラセミ化方法が公知であ
り、この場合には光学活性フェニルグリシンアミドをケ
トンの存在で酸で処理する。この方法で要求される反応
時間は、本発明による方法の反応時間よりもはるかに長
い。
【0013】本発明による方法の場合にはカルボン酸を
使用する。酸濃度(pKa)は一般に3〜5である。適
当なカルボン酸の例は、酢酸、マンデル酸、プロピオン
酸、安息香酸及び2−ピロリドン−5−カルボン酸であ
る。
【0014】使用すべきカルボン酸の量は、広い範囲で
変化してもよい。好ましくは過剰のカルボン酸を使用す
る。
【0015】ラセミ化のための適当な溶剤は、例えば炭
化水素すなわちシクロヘキサン、ヘプタン及びオクタ
ン、芳香族炭化水素すなわちトルエン、キシレン及びベ
ンゼン、エーテルすなわちメチル第三ブチルエーテル、
ジオキサン、テトラヒドロフラン及びアニソール、エス
テルすなわちブチルアセテート及びエチルアセテート、
ケトンすなわちアセトン、ブタノン、メチルイソブチル
ケトン、カルボン酸、アルデヒド又はこれらの物質の混
合物である。アミノ酸アミド、カルボン酸又はアルデヒ
ドと不可逆的に反応しない溶剤を選ばなければならない
ことは明らかである。本発明による方法を行なう圧力は
重要ではない。該方法は有利には大気圧で行なう。温度
は広い範囲で変化させることができ、一般には20〜1
20℃、好ましくは75〜100℃である。反応時間
は、他の因子の中でアミノ酸アミド及び選択した温度に
依存して主として1〜24時間であるが、好ましくは1
〜4時間である。
【0016】塩のスラリー濃度は約5〜30重量%、好
ましくは10〜20重量%である。
【0017】
【実施例】次に実施例により本発明を説明するが、本発
明はこれらの例に限定されるものではない。各実験は窒
素雰囲気中で行なう。
【0018】使用する分析方法は薄層クロマトグラフィ
ー(TLC)である:キャリヤーとしてメルク(Merc
k)60F254シリカゲルを用いる;検出方法として
UV(短波)及びニニドリン(ninidrine)を使用す
る。
【0019】3種のTLC溶離液及びそれらが使用され
る容量割合は次のとおりである: 選択率(鏡像異性体純度)は次式により定義する:
【0020】
【数1】
【0021】多数のアミノ酢酸アミド及び/又はそれら
の塩の最大比旋光度は、Greensteinand Winitz、Vol.
2、p.1196〜2000 及び Beilstein 14III、p.1189 に記
載されている。
【0022】また、若干のアミノ酸アミド及び/又はそ
れらの塩の最大比旋光度はUS−A−4847412に
も記載されている: D−フェニルグリシンアミド.HCl:−100.8°(C=
0.8;水) D−メチオニンアミド.HCl:−18.2°(C=1.0;
水) D−ホモフェニルアラニンアミド.1/2 H2SO4:−15.7
°(C=1.0;水) L−フェニルアラニンアミド.1/2 H2SO4:+17.8
°(C=1.0;水) 本発明者自身の観察によれば、D−p−ヒドロキシフェ
ニルグリシンアミドの最大比旋光度は−121.5°
(C=1.0;1.0N酢酸)である。
【0023】例I 撹拌機、温度計及び還流冷却器を有するフラスコ中で、
D−N−ベンジリデンフェニルグリシンアミド(選択
率:99.5%)23.8g(0.10モル)、D,L
−マンデル酸15.2g(0.10モル)、トルエン2
00ml、酢酸エチル50ml及び水2.7ml(0.
15モル)を、85℃の温度で4時間撹拌する。
【0024】25℃に冷却した後、D,L−フェニルグ
リシンアミドのマンデル酸塩を濾取し、ガラスフィルタ
ー上でトルエン4×25mlで洗浄した。D,L−フェ
ニルグリシンアミドのTLC純粋マンデル酸の収量は2
9.9gであり、これは99.1%の効率に相当する。
【0025】D,L−フェニルグリンアミドのマンデ
ル酸塩の1.0gを、水10mlと12N塩化水素酸1
0mlとの混合物に加える。形成されたD,L−フェニ
ルグリシンアミド.HClを濾取し、ガラスフィルター
上で4×5mlアセトンで洗浄した。TLC純粋D,L
−フェニルグリシンアミド.HClの収量は0.57g
である(効率=92.3%)。D,L−フェニルグリシ
ンアミド.HClの比旋光度は−0.6°(C=0.
8;水)であった。D−鏡像異性体の選択率:50.3
% 比較実験A 例Iを反復する、但し水を加えない。この場合には、
D,L−フェニルグリシンアミドのマンデル酸塩は、4
0.4%(12.2g)の効率で得られる。得られた
D,L−フェニルグリシンアミド.HClの比旋光度
は、−0.3°(C=0.8;水)であった。
【0026】D−鏡像異性体の選択率:50.1% 例II〜VIII 異なるアミド又はそのシッフ塩基(SB)に関して例I
を反復する。溶剤としてトルエン(t)及び酢酸エチル
(e)の混合物を使用し、この混合物の容量比(t/
e)を表1に示してある。アルデヒドとしてはベンズア
ルデヒドを使用する。表1には、出発物質、添加した物
質及びそれらの量ならびに結果を示してある。
【0027】
【表1】
【0028】例IX〜XIII及び比較実験B 例Iと同様にして、光学活性フェニルグリシンアミド
(PGA)又はその相応の塩基(t=oでの選択率:1
00%)を、酢酸、ベンズアルデヒド及び水から成る溶
剤としての混合物中でラセミ化する。溶剤の組成及び与
えられた反応時間(t,分)で得られる結果を表2に記
載してある。
【0029】温度が高くなり、過剰のカルボン酸を用い
るとラセミ化は著しく加速される。ベンズアルデヒドが
不在の場合には、ラセミ化は起らない。
【0030】
【表1】
【0031】表2は、ラセミ化の惹起のためにはアルデ
ヒド(そのもの又はシッフ塩基の形)の存在が必要であ
ることを示す。また、ラセミ化速度に対する温度の効果
も立証される。
【0032】例XIII〜XIX 表3に示されているような、異なるアミノ酸アミド(t
=oの選択率:100%)のシッフ塩基を、25℃の温
度で2重量%溶液として例Iと同様にしてラセミ化す
る。溶剤としては酢酸/水=99/1の酢酸/水混合物
を使用する。
【0033】30分後及び1000分以上後の旋光度
[α]t 及び選択率を表3に記載してある。
【0034】このような低いラセミ化温度でも、ラセミ
化は比較的早く起こる。
【0035】
【表3】
【0036】例XX マンデル酸によるD,L−フェニルグリシンアミドの非
対称変化(その場でのラセミ化):撹拌機、温度計及び
還流冷却器を有するフラスコ中で、D,L−フェニルグ
リシンアミド15.0g(0.10mol)、D−マン
デル酸15.2g(0.10mol)、酢酸エチルとト
ルエンとの混合物(容量割合1:3)である溶剤230
mol、アニスアルデヒド20.4g(0.15mo
l)及び水1.8g(0.10mol)を温度84℃で
3.5時間撹拌する。
【0037】20℃に冷却した(0.5時間)後、生じ
るL−フェニルグリジンアミドとD−マンデル酸とのジ
アステレオ異性体塩(LD塩)を濾取し、ガラスフィル
ター上でトルエン4×25mlを用いて洗浄する。乾燥
後のTLC純粋LD塩の収量は29.2gであり、これ
は96.7%の効率に相当する。
【0038】光学的に純粋なLD塩(再結晶)の比旋光
度20は+4.0°(C=1.0;水)である。
【0039】得られたジアステレオ異性体LD塩から
1.0gを水10ml中で懸濁し、その後12N塩化水
素酸10mlを撹拌しながら加える。L−フェニルグリ
シンアミド.HClを濾取し、ガラスフィルター上でア
セトン4×10mlで洗浄した後、結晶物質が得られ、
生じるTLC純粋L−フェニルグリシンアミド.HCl
塩(収量=0.55g、効率=88.7%)の比旋光度
は+102.1°(C=0.8;水)である。フェニル
グリシンアミド.HCl塩の選択率、つまり光学的純度
は99.8%である。
【0040】例XXI 例XXと同様にして、イソブチルアルデヒド2当量を加
え、使用する溶剤は混合比1/4の酢酸エチル/トルエ
ン混合物である。効率は92.4%であり、選択率は9
9.8%である。
【0041】例XXII L−マンデル酸によるD,L−ヒドロキシフェニルグリ
シンアミドの非対称変化(その場でのラセミ化):撹拌
機、温度計及び還流冷却器を有する反応フラスコ中で、
D,L−p−ヒドロキシフェニルグリシンアミド8.3
g(0.05mol)、L−マンデル酸7.6g(0.
05mol)、トルエン125ml、ジオキサン25m
l、o−クロロベンズアルデヒド14.1g(0.1m
ol)及び水0.9(0.05mol)を、温度86℃
で2.5時間撹拌する。
【0042】30℃に冷却した(3/4時間)後、生じ
る、D−p−ヒドロキシフェニルグリシンアミドとL−
マンデル酸とのジアステレオ異性体(DL塩)を濾取
し、ガラスフィルター上で酢酸エチル5×20molを
用いて洗浄した。TLC純粋DL塩の収量は14.4g
であり、これは90.3%の効率に相当する。光学的に
純粋なDL塩(再結晶)の比旋光度は−8.1°(C=
1.0;水)である。
【0043】DL塩1.6gを50℃で水20ml中に
溶かし、その後25重量%アンモニア1mlを撹拌しな
がら加える。20℃に冷却した後、生じるD−p−ヒド
ロキシフェニルグリシンアミド結晶を濾取し、水3×1
0ml及びメタノール3×10mlでそれぞれ洗浄す
る。TLC純粋D−p−ヒドロキシフェニルグリシンア
ミド(収量=0.8g;効率=95.8%)の比旋光度
は−121°(C=1.0;1.0N酢酸)である。D
−鏡像異性体のパーセントは99.8%である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 323/59 C07C 323/59 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 231/16 C07C 237/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶剤及びアルデヒドの存在でアミノ酸ア
    ミドとカルボン酸とを反応させることによって、光学活
    性アミノ酸アミドをラセミ化するに当り、反応混合物に
    水を加えかつアルデヒドの量がアミノ酸アミドの量に対
    して0.5〜4当量であることを特徴とする、光学活性
    アミノ酸アミドのラセミ化方法。
  2. 【請求項2】 溶剤の存在でアミノ酸アミドの光学活性
    シッフ塩基をカルボン酸と反応させることによって、該
    シッフ塩基をラセミ化するに当り、反応の前及び/又は
    間にシッフ塩基の量に対して少なくとも等モル量の水
    を反応混合物に加えることを特徴とする、アミノ酸アミ
    ドの光学活性シッフ塩基のラセミ化方法。
  3. 【請求項3】 ラセミ化の次に、生じるラセミ化アミノ
    酸アミドの塩及びカルボン酸を回収する、請求項1又は
    2記載の方法。
JP3022138A 1990-02-16 1991-02-15 光学活性アミノ酸アミドのラセミ化方法 Expired - Fee Related JP2941444B2 (ja)

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