JP2853820B2 - 遠隔操作装置 - Google Patents

遠隔操作装置

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JP2853820B2 JP33616391A JP33616391A JP2853820B2 JP 2853820 B2 JP2853820 B2 JP 2853820B2 JP 33616391 A JP33616391 A JP 33616391A JP 33616391 A JP33616391 A JP 33616391A JP 2853820 B2 JP2853820 B2 JP 2853820B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のドアロック解除
動作などを行うための遠隔操作装置に係り、例えば自動
車などの受信部から所定範囲内または所定範囲外に移動
することにより、その移動距離に応じて自動車などにお
ける所定動作を遠隔操作にて自動的に行えるようにした
遠隔操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近自動車の遠隔操作装置が実用化され
つつある。この遠隔操作装置は、自動車の使用者が小型
の送信器を携帯し、自動車の近くで例えば送信器のドア
ロック解除釦を押すことにより送信器からは識別情報
(IDコード信号)と指令情報(ドアロック解除信号)
を含む信号がFM変調されるなどして送信される。そし
て、自動車には受信器が設けられており、前記送信器か
らの送信信号が受信されると、その信号内容が解読さ
れ、識別情報が一致していると判断されたときに、指令
情報に関する実行信号を出力し、実行部の動作機構によ
り例えばドアロックの解除が行われる。この遠隔装置は
使用者がその都度操作釦を押さなければならない、いわ
ゆる手動式のものである。上記従来の遠隔操作装置で
は、長い距離(例えば10メートル前後)からでも操作
できるように、比較的高い出力の信号を送信するように
している。
【0003】しかし、この装置では、送信器を所持して
いる者が、その送信信号が自動車などに搭載された受信
器に到達できる距離まで近づいた段階で、操作釦を押さ
なくてはならないため、使用者が自動車などに接近する
距離を気にしていなくてはならない。また、例えば両手
に荷物を持って自動車に近づく場合、または、両手に荷
物を持って自動車から離れる場合等にあっては、一旦両
手の荷物を置いてから送信器を操作しなくてはならなく
なり不便である。
【0004】このような問題を解決するために、自動式
の遠隔操作装置が考えられる。この自動式の遠隔操作と
しては、送信器から自動的に一定時間信号を送信し、使
用者が自動車に比較的近い距離(3ないし4メートル前
後)に近づいて、受信器が信号を受信できる状態となっ
たときにドアロックの解除などを行い、また受信器が信
号を受信できないときにはドアロック状態を継続するよ
うにすればよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記自動式の遠隔操作
装置から送信される自動モード用の信号の送信強度は、
手動操作用の遠隔操作装置において操作釦を押すたびに
送信される信号の送信強度よりも低く設定しておくのが
一般的である。その理由は、手動操作用の遠隔操作装置
と自動式の遠隔走査装置とでは、その使用形態が相違す
るからである。 まず、手動操作用の遠隔操作装置では、
使用者が自らの意志で操作釦を押して、例えば被制御物
である自動車のドアロック解除などを行うものであるた
め、前記のように長い距離(例えば10メートル程度)
離れた位置から、送信信号を受信できるようにしておく
ことが好ましい。 これに対し、自動式の遠隔操作装置
は、送信器から送信される信号を受信器により所定の強
度で受信できたか否かにより、前記送信器が自動車など
の被制御機器に対し所定の距離内(例えば3ないし4メ
ートル前後)に移動してきたか否かを判断するものであ
るため、自動式において送信器からの信号の送信強度を
あまり高く設定すると、自動車などに十分に近づいてい
ないのに例えばドアロックが解除され、あるいは送信器
が自動車などから相当な距離離れないと例えばドアがロ
ックされないという現象が生じるからである。 その反
面、自動式において送信強度を低く設定している結果、
送信器が自動車から離れ過ぎた位置(例えば5または6
メートル程度)で送信器からの送信を開始したときに、
受信器側の受信レンジが外れてしまい、使用者が自動式
の遠隔操作装置の操作釦を押したと認識しているにもか
かわらず、例えば自動車のドアがロックされず、使用者
がそのまま自動車などから遠ざかってしまうという不都
合が生じる。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するための
ものであり、送信器を所持している者が自動車などの操
作対象からある程度離れた位置から送信モードに設定し
たような場合であっても、必らず受信器に自動式モード
であることを認識させることができるようにした遠隔操
作装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の遠隔走査装置
は、送信器には、自動モード指令操作手段と、前記自動
モード指令操作手段が操作されたときに自動モード信号
を送信する送信手段と、が設けられ、 前記自動モード信
号は、高い送信強度とこれに続く複数回の間欠的な低い
送信強度とを有して、所定時間継続して送信されるもの
であり、 受信手段と制御部とを備えた受信器と、前記制
御部からの切り換え指令により制御されて所定の機構を
切り換える動作機構と、が設けられ、 前記制御部では、
前記受信手段が前記自動モード信号を所定の受信レベル
以上の強度で受信したと認識したときに自動モード受信
状態を設定し、この自動モード受信状態の設定の後は、
前記自動モード信号が前記所定の受信レベル以上の強度
で受信できているか、あるいは前記所定の受信レベル以
上で受信できていないかを認識し、前記所定の受信レベ
ル以上であるか否かに応じて、前記動作機構に対し前記
所定の機構を異なる状態に切り換えるための切り換え指
令が与えられることを特徴とするものである。 上記にお
いて、前記送信器には、手動モード指令操作手段が設け
られ、この手動モード指令操作手段が操作されたときに
は、前記送信手段から手動モード信号が送信され、 前記
受信器に設けられた前記制御部では、前記受信手段が前
記手動モード信号を所定の受信レベル以上の強度で受信
したときに、前記手動モード信号に含まれる指令情報を
解読して、前記動作機構を前記指令情報に基づいて切り
換え制御し、 前記自動モード信号の高い送信強度と、手
動モード信号の送信強度とが同等のレベルであることが
好ましい。
【0008】
【作用】上記手段では、自動モード信号を送信するとき
に、その送信強度を最初は高く、その後は低くしてい
る。したがって、自動車などの操作対象からある程度離
れた位置で自動モード指令操作手段を操作したときで
も、最初の高い強度の信号を受信器で受信することがで
き、受信器の制御部では、自動モード信号の受信状態に
設定できる。このとき継続する低い強度の信号が受信器
において所定の受信レベルで受信できない場合もある
が、このときには制御部は既に自動モード信号の受信状
態に設定されているため、その後の受信レベルの低下に
応じて例えばドアロックなどができるようになる。した
がって、従来のように、自動車などからある程度離れた
距離から自動モード信号の送信を開始したときに、受信
器が自動モードに設定されないという問題を防止でき
る。 また自動車などから遠く離れた位置で送信器の自動
モード指令操作手段を操作して、自動モード信号を送信
し、そのまま自動車などに接近したときは、最初の高い
強度の信号が受信器で所定の受信レベルで受信されてい
ないため、操作直後は受信器の制御部で自動モード受信
状態が設定されていない。ただし、その後に送信器の使
用者が自動車などに接近していくと、前記低い送信強度
の信号が受信器で受信された時点で、制御部は自動モー
ド受信状態に設定され、さらに次の低い送信強度の信号
が受信されると、ドアロック解除などが行われる。 さら
に、手動モード指令操作手段を併用しているときに、自
動モード指令操作手段を押したときの最初の自動モード
信号の送信強度と、手動モード信号の送信強度とを同等
にしておくと、自動車などの操作対象から、手動操作の
ときと同じ距離離れた位置で自動モード指令操作手段を
操作したときに、前記のように自動モード受信状態を設
定できるようになり、使用者は、手動モードと自動モー
ドとを常に同じ距離感覚で操作できるようになる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。図1は送信器と操作対象となる自動車を示す外観
図、図2は送信器の回路ブロック図、図3は受信器と実
行部の回路ブロック図、図4は受信側の動作を示すフロ
ーチャート、図5と図6は送受信の信号の説明図であ
る。図1において符号1は送信器である。符号2は操作
対象となる自動車であり、この自動車2には、受信器3
と、実行部となる動作機構4が搭載されている。送信器
1は小型で携帯しやすいものであり、その表面に操作部
11が設けられている。図2の回路ブロック図に示すよ
うに、送信器1は操作部11と、CPUを主体とした制
御部12と、メモリ13と、自動設定データ生成部17
と、手動設定データ生成部18と、送信部14と、アン
テナ15ならびに電源16などから構成されている。
【0010】制御部12では、メモリ13に記憶されて
いる所定の識別情報(IDコード)と、操作部11から
の操作に対応した指令情報とを含む送信情報が合成され
る。この合成された信号のうち自動設定に対応した信号
が自動設定データ生成部17に送られ、この自動設定デ
ータ生成部17により間欠的に送出される送信信号が生
成される。また、手動設定に対応した信号が手動設定デ
ータ生成部18に送られ、例えば手動操作している間だ
け送出される送信信号が生成される。さらに制御部12
または自動設定データ生成部17には、間欠的な送信の
開始から終了までの時間をきめるタイマーなどが設けら
れている。そして、各データ生成部により生成された送
信信号は送信部14においてFM変調され、所定の周波
数にてアンテナ15から送信される。
【0011】図1に示すように、送信器1の操作部11
には、種々の操作釦が設けられている。この実施例にお
いては、Aが手動モードによるドアロック指令釦(手動
モード指令操作手段)、Bは手動モードによるドアロッ
ク解除の指令釦(手動モード指令操作手段)、Cは自動
モードによるドアロックまたはドアロック解除を行う自
動モード指令釦(自動モード指令操作手段)である。な
おドアロック以外の手動モードを設定する押釦を設け、
この押釦によりトランクルームのロック解除、室内灯の
点灯などを行うようにしてもよい。
【0012】前記指令釦Aを押した場合には、ドアロッ
ク始動の指令情報がメモリ13に記憶された識別情報と
ともに、制御部12を介して手動設定データ生成部18
から連続的に例えば操作釦を押している時間だけ送出さ
れ、送信部14により外部に送信される。また、前記指
令釦Bを押した場合には、その指令情報例えばドアロッ
ク解除の指令情報が識別情報とともに、制御部12を介
して手動設定データ生成部18から連続的に例えば操作
釦を押している時間だけ送出され、送信部14により外
部に送信される。図5(A)は手動送信モードの送信信
号を示している。
【0013】自動モード指令釦Cを押した場合には、自
動モード指令信号がメモリ13に記憶された識別情報と
ともに、制御部12を介して自動設定データ生成部17
に送出される。この自動設定データ生成部17では、メ
モリ13に記憶された識別情報と共に自動モード信号が
間欠的に生成され、送信部14を経てアンテナ15から
間欠的に送信される。図6(A)に示すようにこのとき
の送信信号は、最初の1回目の信号がHで示す高い送信
強度となり、その後の信号はこれよりも弱い強度の信号
となる。なお、高い送信強度の信号は最初の1回目の信
号に限られず、例えば最初の2回あるいは3回などの信
号の強度が高くてもよい。
【0014】図5(A)に示すように、指令釦Aまたは
(手動モード指令操作手段)を押したときの手動モー
ドでは、比較的高い強度の送信信号が、例えば指令釦A
またはBを押している間(時間t)だけ連続して送信さ
れ、この比較的強い送信信号により、図1において手動
操作領域として示すように、自動車2からある程度の距
離離れた位置からドアロックならびにドアロック解除の
操作ができるようになっている。
【0015】また、図6(A)に示すように自動モード
指令釦C(自動モード指令操作手段)を押したときにお
ける1回目の送信信号はHで示すように高い送信強度で
あり、この強度は、前記操作釦AまたはBを押したとき
の出力とほぼ同じであり、図1において自動領域の距離
から外れて手動操作領域と同じ距離からでも受信器3に
よる受信が可能になっている。また2回目以降のLで示
す低い強度の信号は、図1に示す自動領域の距離内から
送信されたときに受信器3の受信レンジ内に入るように
なっている。また図6(A)に示すように自動モード指
令釦Cを押したときに送信される信号の長さt1は例え
ば0.5秒であり、これが送信される間隔t2は例えば
1秒ごとである。さらに図2に示す制御部12または自
動設定データ生成部17に設けられたタイマーにより、
H,L,L…で示す間欠信号が例えば15分間継続して
出力されるようになっている。
【0016】図3は、自動車2に搭載されている受信器
3と、実行部としての動作機構4の回路ブロック図であ
る。受信器3では、アンテナ31にて受信された信号が
フロントエンド32にて中間周波数帯域の信号となり、
この中間周波数帯域の信号がIFアンプ33により増幅
される。そして検波部34により検波され、データ成形
部35によりデータ成形され、制御部36に送られる。
制御部36はCPUを主体としたものであり、受信され
てデータ成形部35から送られた信号の識別情報と、メ
モリ37に記憶されている識別情報とを比較し、一致し
たときに指令情報の処理を行う。また制御部36では受
信された信号が手動モードによるものか自動モードによ
るものかの判別が行われる。この判別に基づいてそれぞ
れの処理動作を行う。そして制御部36における処理動
作の結果、ドアロック機構などの動作機構4に制御信号
が与えられ、自動車のドアロックやドアロック解除など
が行われる。
【0017】IFアンプ33にはSメータ38が内蔵さ
れており、このSメータ38により受信された信号の電
界強度が測定され、その測定出力はA/D変換部39に
よりA/D変換されて制御部36に送られる。この電界
強度の測定出力により、制御部36には所定の受信レベ
ル値が設定されており、Sメータ38からの出力が所定
値以上のときには、受信レベル値以上としてデータ生形
部35からの受信信号を受信処理し、Sメータ38から
の出力が所定値以下の場合に受信レンジ以下としてデー
タ生成部35からの受信信号は受信処理されない。この
ように図3の実施例では、制御部36に受信レベル値を
しきい値として設定し、Sメータ38からの出力と比較
して受信信号が受信レンジのものか否かの判断をしてい
る。これにより、図6(A)に示す自動モード信号のう
ちの低い強度のLの送信信号は図1に示す自動領域以内
の距離から送信されたときに受信器3により受信処理が
行われ、このLの信号が自動領域から外れた位置から送
信されたときには受信器3により受信処理されない。ま
た図5(A)に示す手動モードの送信信号および図6
(A)に示す自動モードの1回目の強度の高いの信号
は、図1に示す自動領域から外れ、手動操作領域の距離
から送信された場合であっても、受信器3により受信処
理される。
【0018】なお、受信器3の構成としては、Sメータ
38により受信電界強度を測定して制御部36により基
準レベル値と比較しないものであってもよい。すなわち
受信器3の例えば受信信号の同調能力や受信信号の増幅
能力により、受信器3の受信能力が所定の強度の信号の
みを受信できるものにしておき、図6(A)に示す低い
強度の送信信号Lについては図1の自動領域内の送信し
か受信できないようにし、自動領域を外れた位置からの
送信ではLの信号が受信レンジから外れるようにしてあ
ってもよい。
【0019】次に上記遠隔操作装置の動作について説明
する。以下の動作では、操作釦AまたはBまたはCを押
して、自動車2のドアロック操作およびドアロックの解
除操作を行う場合について説明する。送信器1の操作部
11において手動モードのドアロック指令釦Aまたはド
アロック解除の指令釦Bを押したときには、指令釦を押
している時間tだけ制御部12から送信データが送りだ
される(図5(A)参照)。この送信データは、メモリ
13に設定されている固有の識別情報(IDコード)と
これに続く指定情報とから成るものであり、指令釦Aを
押したときにはドアロックを始動させる指令情報が送信
され、指令釦Bを押したときはドアロックを解除させる
指令情報が送信される。この送信データは送信部14に
よりFM変調され、アンテナ15から送信される。この
ときの送信信号の強度は高く設定されており、自動車2
からある程度離れた距離以内(図1の手動操作領域以
内)で、自動車2の送信器3が受信処理可能な状態とな
る。
【0020】図3に示す受信器3では、上記送信信号が
アンテナ31から受信され、フロントエンド32にて局
部発振周波数と混合されて中間周波数帯域の信号が生成
される。この中間周波数帯域の信号はIFアンプ33に
より増幅される。このIFアンプ33にて増幅された信
号の電界強度はSメータ38により検出され、A/D変
換部39によりディジタル値に変換されて制御部36に
送られる。制御部36では、この電界強度の出力値と制
御部内に設定されている受信レベル値とが比較され、一
定の電界強度以上にて受信が行われているときに、図5
(B)に示すように受信データを受信処理する。なお、
受信器3自体の受信能力が所定のレンジに設定されてい
る場合には、図1に示す手動操作領域の範囲内から前記
手動モードの信号が送信されたときに、この信号が受信
器3で受信できる状態となる。
【0021】制御部36では受信信号に含まれている識
別情報(IDコード)と、メモリ37に記憶された識別
情報(IDコード)とが比較され、識別情報が一致して
いるときに、受信されたデータ内の指令情報が解読さ
れ、図5(C)に示すタイミングにより動作機構4にド
アロック指令またはドアロック解除の指令を与える。そ
して指令釦Aを押した信号の場合には動作機構4により
自動車のドアがロックされ、指令釦Bを押した信号の場
合には、動作機構4によりドアロックが解除される。
【0022】次に送信器1の操作部11の自動モード指
令釦Cを使用した場合の動作について説明する。送信器
1の操作部11の自動モード指令釦Cが押されると、図
6(A)に示すように制御部12を介して自動設定デー
タ生成部17から間欠的に自動モード信号が出力され、
これが送信部14にてFM変調されるなどしてアンテナ
15から送信される。この自動モード信号の送信は、1
回の信号がt1(例えば0.5秒)であり、この信号が
t2(例えば1秒)の間隔で、周期的に送信される。そ
して制御部12または自動設定データ生成部17に設け
られたタイマーにより、1回の指令釦Cの操作の度に、
周期的な自動モード信号が一定時間(例えば15分間)
継続して送信される。周期的に送信される自動モード信
号のそれぞれは、メモリ13に記憶されている識別情報
(IDコード)と自動モード設定であることを示す指令
情報とから成るものである。またこの実施例では、周期
的に送信される自動モード信号のうち最初の1回目の信
号がHで示すように送信強度の高い信号であり、その後
に継続する信号はLで示すように送信強度の低い信号と
なる。
【0023】送信器1を所持している者が、図1に示す
自動領域内にいるときに前記指令釦Cが押された場合
は、受信器3では、前記送信信号が受信される。この周
期的な送信信号の最初の信号を受信したときに、受信器
3の制御部36において、受信信号の識別情報とメモリ
37に記憶された識別情報とが比較され、これが一致し
ているときに送信信号の指令情報を解読し、自動モード
であると認識し、受信器3が自動モード受信状態に設定
される。そして、受信器3が自動モードに設定された
後、送信器1を所持している者が自動車2から遠ざか
り、図1の自動領域外に出ると、周期的に送信されてい
るLの強度の自動モード信号が受信器3の受信レンジか
ら外れる。この受信レンジは前述のように制御部36に
おける受信レベルの設定あるいは受信器3そのものの受
信能力により決められるものである。受信器3が自動モ
ード受信状態に設定された後に、制御部36では同じ内
容の信号が周期t2毎に受信されているか否か監視して
おり、送信器1が図1に示す自動領域から外れ、Lの強
度の信号がt2の時間内に受信されていないときには、
図6(E)に示すように動作機構4に指令が出され、自
動車2のドアがロックされる。
【0024】上記のドアがロックされた後に、送信器1
からは自動モード信号が例えば15分間継続して送信さ
れる。よってその送信時間中に自動車に再度接近した場
合、あるいはこの送信時間経過後で送信器1の自動モー
ド指令釦Cを自動車2から離れた位置で押して、そのま
ま自動車2に接近すると、送信器1が図1に示す自動領
域の距離内に入ったときに、Lで示す強度の送信信号が
受信器3の受信レンジ内に入って受信される。この最初
の信号が受信されたときに、受信器3の制御部36に
て、受信信号の識別情報(IDコード)の一致が確認さ
れ、さらに自動モード信号であることが認識されると、
図6(D)に示すように、最初の信号の受信の直後に動
作機構4にドアロック解除指令が出され、自動車2のド
アロックが解除される。すなわち、自動モード指令釦C
を押したときには、自動車から所定距離離れれば自動的
にドアがロックされ、また所定距離近づけばドアロック
が解除される。
【0025】ここで、図6(A)に示す周期的な自動モ
ード信号の強度が全てLで示すように一定であって、図
1に示す自動領域からの送信のみが受信器3により受信
されるように設定された場合には次の問題がある。すな
わち例えば自動車から降りて自動車からある程度離れた
位置にて、送信器1の自動モード指令釦Cを押したとす
る。このときの第1回目に送信される信号の強度がLで
示す低い強度のものであると、このとき図1の自動領域
から外れた位置からの送信あるいは自動領域の境界上か
らの送信であってノイズなどが含まれた場合には、受信
器3はこの1回目のLの強度の信号を受信できない。す
ると、送信器1の所持者はドアがロックされたものと思
っても、実際には自動車の受信器3は自動モード受信状
態に設定されないため、ドアロックがなされない。よっ
て所持者はドアロックされない自動車から遠ざかってし
まうことになる。
【0026】そこで上記実施例では、図6(A)に示す
ように、自動モード指令釦Cを押したときの最初の1回
目の信号の強度をHで示すように高くしている。よって
所持者が図1に示す自動領域から外れた位置にて自動モ
ード指令釦Cを押すと、第1回目に送信される信号の強
度がHで示すように高いため、自動領域から外れた位置
からの送信であってもこれが受信器3により受信され識
別情報の一致が確認されて受信器3は自動モード受信状
態となる。しかし、Hの強度の信号の次に送信される信
号はLで示すように強度が低いため、これは受信器3に
よる受信レンジから外れる。受信器3の制御部36で
は、第1回目の信号が受信されて自動モード受信状態と
なった後の一定時間後(第1回の信号が受信されてから
t2時間後)に次の信号が受信レンジ内でないため、直
ちに動作機構4に指令が出されてドアがロックされる。
よって上記の実施例では、自動領域から離れた位置で自
動モード指令釦Cを押したとしてもドアが確実にロック
されることになる。
【0027】次に図3に示す受信器3の制御部36にお
ける全体の制御動作を図4のフローチャートにより説明
する。自動車2に搭載されている受信器3は、自動車の
搭載バッテリーにより常に受信可能状態となっている。
ステップS1では、Sメータ38からのA/D変換部3
9を経た検出信号により、受信信号が一定のレベル以上
であるか否かを判断する。受信レベルが一定のレベル以
上のときに送信データが受信される(ステップS2)。
制御部36では受信データが判読され、ステップS3に
おいて、受信データに含まれる識別情報(IDコード)
がメモリ37に記憶されていた識別情報と一致している
か否か判別される。一致していないときには、ステップ
S4にて処理動作を停止し、受信可能状態に戻る。識別
情報が一致しているときには、ステップS5にて受信デ
ータが自動モード信号であるか否かの判断がされる。
【0028】ここで、自動モード信号の受信であると判
断されたときには、ステップS6に移行し、自動モード
が設定された最初の信号の受信からt2時間後に次の自
動モード信号が受信レンジ内にて受信されたか否か監視
する。t2時間後に次の自動モード信号が受信レンジ内
となったときには、ステップS7にてドアロック解除動
作が実行され、また既にドアロックが解除されている時
にはそのままの状態を維持する。またt2時間後に次の
自動モード信号が受信レンジ内とならない場合には、ス
テップS8にて自動的にドアロックを行う。また、ステ
ップS5で手動設定と判断された場合はステップS9に
進み手動モードが設定される。ステップS10にて指令
情報が解読され、ステップS11にてロック動作か否か
を判断され、ドアロック動作(ステップS12)または
ドアロック解除動作(ステップS13)の動作信号が動
作機構4に出力される。
【0029】以上詳述したように、上記実施例の遠隔装
置によれば使用者(送信器1)が自動領域内にいる時ば
かりでなく、自動領域外であっても図6(A)に示す最
初のHの自動モード信号が受信できる範囲内であれば、
前記指令釦Cを押すことにより、受信器3を自動モード
受信状態に設定することができる。よって自動車からあ
る程度離れた時点で指令釦Cを押した場合であっても自
動車のドアロックができるようになる。さらに自動モー
ド信号の最初のHの信号の強度を十分に高くしておけ
ば、それ以降のLで示す信号の強度をかなり弱くしても
前記のHの信号により自動車から離れたときのドアロッ
クが確実にできるため、H以降のLの信号の強度を弱く
してLの信号の受信範囲すなわち自動領域の範囲を狭く
できることになる。よって、自動モード状態のときに送
信器1が自動車2から少し離れた時点で既にドアをロッ
クでき、また自動車に十分に近づいた時点でしかドアロ
ックが解除されないようにでき、自動車の盗難防止など
の点で安全性が高まる。なお、上記実施例では、自動車
の遠隔操作装置について説明したが、この遠隔操作装置
の操作対象は自動車に限られるものではなく、他の車両
の操作、ガレージの開閉、倉庫のドアや内部環境設定の
操作などについても実施可能である。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、自動車か
らある程度離れた位置でも自動モード操作指令手段を操
作したときに受信器側を自動モードに設定できる。 よっ
て、自動モードに設定されないまま使用者が自動車から
離れてドアロックなどが行われないという問題がなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】送信器と受信器が搭載された自動車を示す外観
説明図である。
【図2】送信器の回路ブロック図である。
【図3】受信器および動作機構の回路ブロック図であ
る。
【図4】受信器の制御部の制御動作を示すフローチャー
トである。
【図5】(A)(B)(C)は手動操作モードにおける
各部の信号を示す線図である。
【図6】(A)ないし(E)は自動モードによる各部の
信号を示す線図である。
【符号の説明】
1 送信器 2 自動車 3 受信器 4 動作機構 11 操作部 12 制御部 14 送信部 15 アンテナ 17 自動設定データ生成部 18 手動設定データ生成部 36 制御部 38 SメータA ドアロック指令釦(手動モード指令操作手段)、 B ドアロック解除の指令釦(手動モード指令操作手
段)、 C 自動モード指令釦(自動モード指令操作手段)、

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信器には、自動モード指令操作手段
    と、前記自動モード指令操作手段が操作されたときに自
    動モード信号を送信する送信手段と、が設けられ、 前記自動モード信号は、高い送信強度とこれに続く複数
    回の間欠的な低い送信強度とを有して、所定時間継続し
    て送信されるものであり、 受信手段と制御部とを備えた受信器と、前記制御部から
    の切り換え指令により制御されて所定の機構を切り換え
    る動作機構と、が設けられ、 前記制御部では、前記受信手段が前記自動モード信号を
    所定の受信レベル以上の強度で受信したと認識したとき
    に自動モード受信状態を設定し、この自動モード受信状
    態の設定の後は、前記自動モード信号が前記所定の受信
    レベル以上の強度で受信できているか、あるいは前記所
    定の受信レベル以上で受信できていないかを認識し、前
    記所定の受信レベル以上であるか否かに応じて、前記動
    作機構に対し前記所定の機構を異なる状態に切り換える
    ための切り換え指令が与えられることを特徴とする遠隔
    操作装置。
  2. 【請求項2】 前記送信器には、手動モード指令操作手
    段が設けられ、この手動モード指令操作手段が操作され
    たときには、前記送信手段から手動モード信号が送信さ
    れ、 前記受信器に設けられた前記制御部では、前記受信手段
    が前記手動モード信号を所定の受信レベル以上の強度で
    受信したときに、前記手動モード信号に含まれる指令情
    報を解読して、前記動作機構を前記指令情報に基づいて
    切り換え制御し、 前記自動モード信号の高い送信強度と、手動モード信号
    の送信強度とが同等のレベルである請求項1記載の遠隔
    操作装置。
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