JP2851619B2 - ゴルフボール - Google Patents

ゴルフボール

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JP2851619B2
JP2851619B2 JP63024007A JP2400788A JP2851619B2 JP 2851619 B2 JP2851619 B2 JP 2851619B2 JP 63024007 A JP63024007 A JP 63024007A JP 2400788 A JP2400788 A JP 2400788A JP 2851619 B2 JP2851619 B2 JP 2851619B2
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敬介 井原
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、球面上に、可能な限りむらなく均密にデ
ィンプルを配設することによって、ゴルフボールの空力
特性を向上させて、それの飛び性能を高めるとともに安
定させるゴルフボールに関するものである。
(従来の技術) ゴルフボールの周面へのディンプルの形成は、多く
は、上下もしくは左右に二分割された成形金型内で、合
成樹脂材料を射出成形することまたは、未成形の外皮層
を予め形成した球状体を、同様の構成の金型によって加
熱下で加圧成形することにておこなわれている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、このようにしてディンプルを形成する場合
には、成形金型の分割部分と対応する位置で、ゴルフボ
ールに、ディンプルの存在しない環状陸部、いわゆるパ
ーティングラインが必然的に発生することになり、この
パーティングラインが、ゴルフボールの空力特性を損ね
るとともに、ゴルフボールの周面の、回転軸線と直交す
る赤道面に対する空力特性の均一化を妨げるという問題
があった。
これがため、通常は、ゴルフボールの周面に、複数本
の環状陸部を故意に形成することによって、ゴルフボー
ルの空力特性の均一化を図る試みがなされているが、現
実には、正多面体を基本形状としてディンプルの配列を
設計する都合上、その環状陸部の本数を3〜10本程度ま
でしか増やすことができないため、このことによっても
なお、空力特性の十分なる均一化を達成することが不可
能である一方、環状陸部の本数の増加につれてディンプ
ルの配設個数の低減が余儀なくされ、ゴルフボールの空
力特性の低下が不可避となるという問題があった。
この発明は、成形金型を用いることなくディンプルを
形成することで、パーティングラインの存在しないゴル
フボールを提供するものであり、ディンプル配置の、球
芯に対する対称性を高めることを前提に、ディンプルの
配設密度を高めるとともに、ディンプルの占有面積を大
ならしめることで、ゴルフボールの空力特性を向上さ
せ、かつ、ゴルフボールの全周面にわる空力特性を十分
均一ならしめるものである。
(問題点を解決するための手段) この発明のゴルフボールは、とくに、球面上に正多面
体をを投影してその球面全体を複数個の仮想球面三角形
で覆い、各球面三角形を分割した複数の合同な球面単位
三角形で、その球面単位三角形の各辺および、それの内
側に延びる大円部分のそれぞれを、球芯に対して対称に
配置するとともに、前記各辺上および各大円部分上に少
なくとも一個のディンプルを設けたことを特徴とするも
のである。
(作 用) この発明のゴルフボールでは、球面の全体を覆うそれ
ぞれの仮想球面三角形、ひいては、球面単位三角形の各
辺および、それの内側に延在する大円部分のそれぞれを
球芯に対して対称に配置するとともに、上記各辺上およ
び各大円部分上に少なくとも一個のディンプルを設ける
ことで、ディンプルを、球面上にむらなく均密に配設す
ることができ、併せて、それぞれのディンプルの、ゴル
フボールの回転軸線と直行する赤道面上の大円に対する
対称性を有効に高めることができ、これにより、ゴルフ
ボールの空力特性を向上させ、また、ゴルフボール周面
の空力特性を十分均一ならしめることができる。
ここで、かかるゴルフボールは、予め外皮層を形成し
た球状体を、たとえば、心無し研削によって高精度の球
体とした後、この表面上に、エンドミルその他の工具に
よって、予め定めた寸法のディンプルを、これもまた予
め定めた配列に従って形成することにより、成形金型の
分割面位置を何ら考慮する必要なしに、短時間にて製造
することができ、このようにして製造されたゴルフボー
ルでは、球芯に対して幾何学的対称性をもって延在する
いずれの大円上にもディンプルが存在し、それらの大円
に重なる、環状陸部が一本も介在しないことから、この
環状陸部によって、ゴルフボールの空力特性が損なわれ
るおそれがない他、ゴルフボール周面の、空力特性の均
一化が妨げられるおそれがなく、これがため、空力特性
の向上ならびに空力特性の均一化の向上に基づき、飛距
離の十分なる増加がもたらされ、また、ゴルフボールの
インパクト姿勢、飛行状態の如何を問わず、ボールの不
測の曲がりが有効に防止されることになる。
(実施例) 以下にこの発明を図示例に基づいて説明する。
第1図はこの発明の一実施例を、従来のディンプル形
成方法との関連にて示す図である。
たとえば、正20面体を基本形状とした場合の従来のデ
ィンプル形成方法は、その正20面体を球面上へ投影する
ことにて形成される球面三角形1(実線参照)を、これ
も球面三角形をなす、六個の合同な球面単位ユニット2
(太枠参照)に分割し、そして、一の球面単位ユニット
2に対して決定されたディンプル配列を、ディンプルの
基準パターンとし、一の球面三角形1を構成する全ての
球面単位ユニット2に、ひいては全ての球面三角形1に
その基準パターンを適用することとしており、このこと
によれば、ゴルフボールに、パーティングラインとして
機能し得る少なくとも一本の環状陸部を形成するために
は、ディンプルの基準パターン内に、ゴルフボールの全
周にわたって連続し得る少なくとも一本の線状陸部を規
則性をもって形成することが必要になる。
そこで、従来は、図に破線で示すように形成すること
ができる複数本の大円3のうち、球面単位ユニット2を
通る少なくとも一本をパーティングラインの一部として
機能させるべく、ディンプルをその大円3と交差しない
位置に配置することとしていた。
これに対し、この発明によれば、球面上へ直接的にデ
ィンプルを形成することにより、成形金型の割り位置を
考慮する必要が全くなくなるので、いいかえれば、パー
ティングラインの形成が不要になるので、たとえ、球面
単位ユニット2に対する所定のディンプル配列を、ディ
ンプルの基準パターンとして適用する場合であっても、
その球面単位ユニット2内に、そこを通る図示の大円3
の全てに交差させてディンプル4を配設することによ
り、球面単位ユニット2内でのディンプル配置を、従来
技術に比して十分密に、かつ均一ならしめることができ
る。
これがため、図示例では、球面単位ユニットの最も長
い辺(以下長辺という)2aの図の下端部で、その長辺2a
に重なる大円3上に、球面上でその大円3に直交する他
の大円3ともわずかに交差する円形ディンプル4を設け
るとともに、その長辺2aと、単位ユニットの中間長さの
辺(以下中辺という)2bとの交差部で、中辺2bに重なる
大円3上とも交差する他の円形ディンプル4を設け、ま
た、その中辺2bと重なる大円3上に、上述した円形ディ
ンプル4の他、中辺2bの中間部を横切る大円3とも交差
する円形ディンプル4で設けるとともに、中辺2bと単位
ユニットの最も短い辺(以下短辺という)2cとの交点を
通って延び、それらの辺2b,2cとは重ならない他の二本
の大円とも交差する円形ディンプル4を設け、さらに、
短辺2cに重なる大円3上には、球面上で、長辺2aに直交
する大円3とも交差する円形ディンプル4を、加えて、
球面単位ユニット2内には、球面上で、長辺2aに鋭角で
交わる一本の大円3と交差する円形ディンプル4をそれ
ぞれ設けることによって、球面上に、総数が372個の円
形ディンプル4を、球面の全面にわたって十分均等に配
設する。
このゴルフボールによれば、その周面に、環状陸部が
全く形成されないことから、ゴルフボールの空力特性が
向上され、また、ゴルフボールの全周面にわたり、空力
特性が十分に均一化されるので、飛距離を延ばして不測
の曲がりを有効に防止することができる。
なおここにおいて、球面上に無数に形成することがで
きる大円のうち、仮に、一本もしくは複数本が、一個以
上の球面単位ユニット2内にてディンプル4と交差しな
いことがあったとしても、その大円は、向きの相違する
球面単位ユニット内で、他のディンプル4に必ず交差す
ることになり、ゴルフボール上に環状陸部が残存するこ
とはない。
ここで、上述したような各ディンプルの形成には、た
とえば、はじめに、心無研削装置を用いて、予め外皮層
を形成した球状体を、精度の高い球体とし、次いで、こ
の球体を、垂直テーブルの回動軸線と、割り出しテーブ
ルの回転軸線とを相互に直交させてなるディンプル形成
装置の、両軸線の交差位置に取付けた状態で、前記両テ
ーブルを、所要の角度範囲で揺動させることにより、球
体をその中心点の周りで、相互に直交する二方向へ揺動
させながら、切削工具によって、その球体表面に、円形
ディンプルまたは非円形のディンプルを穿さくすること
により行われ、これらのことを順次に繰り返すことによ
り、球体表面全体に、所期した寸法のディンプルを、所
要の配列にて配設することができる。
第2〜4図はそれぞれ、この発明の他の例を示す図で
あり、これらの例はいずれも、球面単位ユニット2に対
する円形ディンプル4の配設位置および配設される円形
ディンプル4の寸法の少なくとも一方を、前述したとこ
ろとは変更することにより、円形ディンプル4の総数
を、それぞれ402個、480個および482個に増やしたもの
である。
これらの実施例によれば、前述した実施例に比し、円
形ディンプル4の球面上での占有面積が大きくなり、か
つ、円形ディンプル4の配設密度が高くなるので、ゴル
フボールの空力特性および、空力特性の均一化がより一
層向上されることになる。
以上この発明を図示例に基づいて説明したが、各円形
ディンプルは、それがディンプル本来の機能を発揮し得
る最小寸法(約2φ)のものとした場合には、球面上
に、前述したいずれの実施例よりも多数配設することが
でき、このことによれば、全ての円形ディンプルの、球
面上での占有面積一層を大きくすることができるととも
に、円形ディンプルの配設密度をもまた一層高めること
ができる。
またここにおいて、球面上に、非円形のディンプルの
みを配設すること、または円形ディンプルと非円形ディ
ンプルとを混在させることもでき、なかでもとくに、円
形ディンプルついては、最小寸法のものさえ配設不能で
あるものの、ディンプル本来の機能を十分に発揮し得る
三角形、四角形などの非円形ディンプルを配設可能な部
分には、適宜形状の非円形ディンプルを配設することに
より、球面積に対するディンプル占有率およびディンプ
ル配設密度をより一層高めることができる。
そしてさらに、図示例では正20面体を基本形状とする
場合について述べたが、他の正多面体を基本形状とし
て、ディンプルを前述の例と同様にして配設することも
できる。
(発明の効果) 従って、この発明によれば、球芯に対して幾何学的対
称性をもって球面上に形成されるいずれの大円上にもデ
ィンプルを形成して、ゴルフボールへの環状陸部の発生
を防止することで、ゴルフボールの空力特性を大きく向
上させるとともに、ゴルフボールの周面の、回転軸線と
直交する赤道面上の大円に対する空力特性を十分に均一
化させて、ゴルフボールの飛距離を増大させ、また、そ
れの不測の曲りを有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す図、 第2〜4図はそれぞれこの発明の他の例を示す図であ
る。 1……球面三角形、2……球面基準ユニット 3……大円、4……円形ディンプル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】球面上に多数個のディンプルを配設してな
    るゴルフボールであって、 球面上に正多面体を投影してその球面の全体を複数個の
    仮想球面三角形で覆い、各球面三角形を分割した複数の
    合同な球面単位三角形で、その球面単位三角形の各辺お
    よび、それの内側に延びる大円部分のそれぞれを、球芯
    に対して対称に配置するとともに、前記各辺上および各
    大円部分上に少なくとも一個のディンプルを設けたこと
    を特徴とするゴルフボール。
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