JP2850634B2 - 車両用ナビゲーション装置 - Google Patents

車両用ナビゲーション装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、目的地までの最適な経
路を設定して道路地図上に表示し、乗員を誘導する車両
用ナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地図記憶装置に記憶されている道路地図
に基づいて現在地から目的地までの最適な誘導経路を設
定し、車両周辺の道路地図上に誘導経路および走行中の
現在位置を合成して表示し、乗員を目的地まで誘導する
車両用ナビゲーション装置が知られている。
【0003】この種のナビゲーション装置は、例えば横
320ドット×縦200ドットで構成される6インチ程
度の小さなディスプレイ上に道路地図を表示しているの
で、この表示地図上に読み取りが可能な程度の大きさ、
例えば1文字当り16ドット×16ドットで地名や公共
施設などの名称を重畳して表示すると、わずかな数の名
称を重畳して表示しただけで表示地図に占める名称描画
領域の大きさは無視できなくなり、名称の下に道路が隠
れてしまって道路の読み取りができないことがある。特
に、画面内に表示する名称の数を増やすほどこのような
弊害が生じるが、かといって名称の数を少なくすると分
りにくい地図になってしまう。
【0004】そこで、道路地図情報の中に含まれる道路
地図データと、道路地図上の地名などの名称データとを
別々に記憶し、必要に応じてそれらを同時にあるいは別
個に表示する車両用ナビゲーション装置が提案されてい
る(例えば、特開昭61−256373号公報参照)。
このナビゲーション装置によれば、ディスプレイ上に表
示された道路地図に地名などの名称を重畳して表示した
り、それらを消したりすることが可能となり、道路地図
を正確に把握することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両用ナビ
ゲーション装置では、地名などの名称の他に、車両の現
在位置を示すマーク,表示地図の縮尺スケール,表示地
図の北の方向を示すマーク,目的地までの方位および距
離,表示画面上で位置を設定したり表示画面をスクロー
ルするときに用いるクロスラインなどの各種情報を表示
地図上に重畳して表示することがある。
【0006】しかしながら、車両の現在位置を示すマー
クなどの各種情報を表示地図上に重畳して表示すると、
それらの情報が地名などの名称と重なって名称が読み取
れなくなることがある。
【0007】本発明の目的は、地図上の地名などの名称
を車両の現在位置を示すマークなどの各種情報と重なら
ない位置に移動して表示するナビゲーション装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】クレーム対応図である図
1に対応づけて本発明を説明すると、請求項1の発明
は、車両の現在位置を検出する位置検出手段100と、
地名などの名称を含む道路地図と車両の現在位置とを表
示する表示手段101と、車両の現在位置と名称の表示
位置との重なりを検出する重なり検出手段102と、車
両の現在位置と重なることが検出された名称の表示位置
を移動する表示位置移動手段103とを備える。また、
請求項2の車両用ナビゲーション装置は、車両の進行方
向を検出する方向検出手段104を備え、表示位置移動
手段103Aによって、車両の現在位置と重なることが
検出された名称の表示位置を、検出された車両の進行方
向を中心とする所定の角度範囲外へ移動するようにした
ものである。さらに、請求項3の車両用ナビゲーション
装置は、車両の進行方向を検出する方向検出手段104
を備え、表示位置移動手段103Bによって、車両の現
在位置と重なることが検出された名称の表示位置を、検
出された車両の進行方向と反対方向に移動するようにし
たものである。
【0009】
【作用】本発明の車両用ナビゲーション装置では、地図
上の地名などの名称が車両の現在位置と重なることが検
出されると、その名称の表示位置が移動される。移動方
向は、車両の進行方向を中心とする所定の角度範囲外
か、あるいは、車両の進行方向と反対方向であることが
望ましい。
【0010】
【実施例】次に、図2〜12により本発明の一実施例を
説明する。図2,図3は、一実施例の車両用ナビゲーシ
ョン装置の構成を示すブロック図である。この装置は、
図に示すようにCPU1を中心にしたマイクロコンピュ
ータにより構成される。CPU1は、システムバス2を
介して各種機器とデータの授受を行なって、種々の演算
処理を行なう。3は、車両の進行方向を検出する方位セ
ンサであり、増幅器4,A/D変換器5およびI/Oコ
ントローラ6を介してシステムバス2へ接続される。7
は、車両の走行距離を検出する距離センサであり、I/
Oコントローラ6を介してシステムバス2へ接続され
る。8は、装置へ種々の指令やデータを入力するキーで
あり、I/Oコントローラ9を介してシステムバス2へ
接続される。10は音声出力用スピーカーであり、サウ
ンドジェネレータ11およびI/Oコントローラ9を介
してシステムバス2へ接続される。12は、衛星を利用
した位置検出システム(Global Positio
ningSystem、以下、GPSと呼ぶ)の受信機
(以下、GPSレシーバと呼ぶ)であり、拡張I/Oコ
ントローラ13を介してシステムバス2へ接続される。
なお、車両の現在位置は、このGPSレシーバ12から
の現在位置情報,方位センサ3からの車両の進行方向情
報,および距離センサ7からの走行距離情報に基づいて
検出される。さらに、14は受信機であり、道路および
交差点に設置される路上ビーコンから、交通渋滞,道路
工事,交通規制などの道路交通情報や位置情報をアンテ
ナ15を介して受信する。
【0011】また図3において、16は、道路地図デー
タベースを格納したCD−ROMであり、インタフェー
ス用SCSIコントローラ17を介してシステムバス2
へ接続される。なお、道路地図データベースの記録媒体
としてはCD−ROMに限定されず、ICカードなどが
利用できる。18は、VDT(Visual Disp
lay Terminal)として機能するCRTであ
り、グラフィックコントローラ19を介してシステムバ
ス2へ接続され、車両の現在地周辺の道路地図を表示す
る。さらにシステムバス2には、CRT18の画像記憶
用V−RAM20、後述する制御プログラムなどを格納
するROM21、データの一時記憶用D−RAM22、
漢字ROM23、イグニッションオフ時に現在位置など
の情報を記憶する電池バックアップのRAM24が接続
される。
【0012】ここで、CD−ROM16に格納される道
路地図データについて説明する。CD−ROM16には
道路地図を示すデータと地名や公共施設などの名称を示
すデータとが別々に記憶されており、それらは位置座標
により関連づけられる。すなわち、道路地図データは、
直線近似した線の始点,終点座標とその道路の属性(一
般道路、高速道路など)の集合として記憶され、地名や
公共施設などの名称データは、文字データ,表示位置座
標およびその属性の集合として記憶される。図4は名称
の属性とそのコードの例を示す。例えば、文字データ
「四街道」と属性「市名」(コード0101)が記憶さ
れていれば名称「四街道市」が表示され、文字データ
「四街道」と属性「駅名」(コード1011)が記憶さ
れていれば名称「四街道駅」が表示される。このよう
に、各名称データをその属性とともに記憶しておくこと
により、データ検索時に属性ごとに検索でき、例えば目
的地が「四街道駅」であれば名称の中で駅名を優先的に
表示させることができる。
【0013】図5,6はROM21に格納された表示制
御プログラムを示す。CPU1はナビゲーション装置の
図示しないメインスイッチが投入されるとこの制御プロ
グラムの実行を開始する。実行開始後のステップS1に
おいて、キー8による初期設定操作に基づいてそれらの
処理を行なう。この初期設定処理では、車両の現在位置
や目的地などの設定の他に、CRT18に表示される道
路地図の縮尺も設定される。なお、車両の現在位置は上
述したGPSなどの位置情報に基づいて自動的に設定す
るようにしてもよい。続くステップS2で、車両の現在
位置周辺の地図、すなわち道路地図データおよび名称デ
ータをCD−ROM16からD−RAM22へ読み込
む。なお、このときの地図の読み込み範囲をAkm四方
とする。次にステップS3で、V−RAM20上に読み
込んだ道路地図データおよび名称データをそれらの位置
座標に従ってビットマップとして描画する。さらにステ
ップS4では、V−RAM20上に描画された地図の中
から、設定された縮尺に応じてCRT18の画面の大き
さに相当する表示範囲を設定する。この表示範囲をBk
mとする。
【0014】ステップS5へ進み、設定された表示範囲
の地図をグラフィックコントローラ19を介してCRT
20に表示する。続くステップS6で、図7に示す車両
の現在位置を示すマーク31の半径をrとすると、現在
位置を中心とする半径r内に表示されている名称がある
か、すなわち図8に示すように車両の現在位置を示すマ
ーク31と重なる名称があるか否かを、車両の現在位置
座標および各名称の位置座標に基づいて判別する。車両
の現在位置マーク31と重なる名称があれば図6のステ
ップS15へ進み、なければステップS7へ進む。現在
位置マーク31が名称と重なるときは、図6のステップ
S15でその名称がすでに移動されたものか否かを判別
し、すでに移動されたものであればステップS16へ進
み、移動されていなければステップS17へ進む。ステ
ップS16では、一旦、名称の表示位置を移動処理前の
位置、すなわちCD−ROM16に記憶されていた当初
の位置座標に戻した後、図5のステップS6へ戻ってふ
たたび上記の処理を行なう。つまり、地名や公共施設な
どの名称が当初の表示位置からあまり離れてしまうと、
名称の表示が役に立たないばかりか、かえって乗員を混
乱させることになるため、このような処理を行なう。
【0015】ステップS15においてまだ移動されてい
ないと判別されたときは、ステップS17で移動する方
向および移動量を設定する。ここで、名称の最大文字数
をNとし、さらに1文字の1辺の大きさをLとすると、
移動量Rは次式により求められる。 R=r+N×L+α ・・・(1) ここで、rは現在位置マーク31の半径、αは所定値で
ある。今、例えば図10に示すように地名「小金井市」
と現在位置マーク31とが重なっている場合、地名「小
金井市」をいずれかの方向へ移動する必要がある。ここ
で、重なっている名称を任意の方向に移動可能とすれ
ば、現在位置マーク31の右(西)側にある地名「小金
井市」を左(東)側へ移動する場合が最も移動量が長く
なる。この場合、移動量を(1)式で算出された移動量
Rの2倍以上とすれば、地名「小金井市」が現在位置マ
ーク31と重なることはない。つまり、どのような方向
へ名称を移動しても現在位置マーク31と重ならなくす
るためには、移動量を2Rとすればよい。この実施例で
は、現在位置マーク31と重なる名称の移動方向を東方
向(90度)とし、その移動量を2Rとする。
【0016】次に、ステップS18で移動させた名称が
他の名称と重なることがないか否かを各名称の位置座標
に基づいて判別し、重なればステップS19へ進み、重
ならなければステップS22へ進む。他の名称と重なる
ときは、ステップS19で名称の移動方向として全ての
方向が検討されたか否かを判別し、全ての方向に対して
検討済みであればステップS20へ進み、まだ検討すべ
き方向が残っていればステップS21へ進む。この名称
をどの方向に移動しても他の名称と重なるときは、ステ
ップS20でこの名称は表示しないものとして図5のス
テップS6へ戻る。一方、まだ検討すべき方向が残って
いるときは、ステップS21で移動方向をθ度増加させ
てステップS18へ戻り、ふたたび他の名称との重なり
を調査する。ステップS18で他の名称と重ならないと
判別されたときは、ステップS22で決定された移動方
向および移動量に基づいて新たな表示位置座標を算出
し、表示地図上に重畳して表示する。
【0017】なおステップS17において、車両の現在
位置マーク31と重なる名称を任意の方向に移動するた
め移動量を2Rとしたが、車両の現在位置と当初の名称
の表示位置とを結ぶ直線の方向に、車両の現在位置から
遠ざかるように名称を移動するならば移動量は(1)式
で求めたRでよい。また、移動量をRとせず、車両の現
在位置から半径R内に描画されている名称に対して、名
称の中の1文字ごとの描画位置を算出し、すべての文字
位置が車両の現在位置を中心とする半径R内に入らない
ように、各名称ごとに移動量を決定することも考えられ
る。このようにすれば、当初の名称の表示位置から余り
離れることがなく、より分りやすい地図を表示できる。
【0018】図5のステップS7において、現在位置マ
ーク31と重なる名称が再配置された地図上に、図7に
示す車両の現在位置を示すマーク31,表示地図の縮尺
スケール32,表示地図の北の方向を示すマーク33,
目的地までの方位・距離34,クロスライン35などを
重畳して表示する。なお、クロスライン35は初期設定
時に現在位置や目的地などを設定したり、表示地図をク
ロスライン35の交点を中心とする範囲にスクロールす
るために使用するものであるから、車両の走行中に使用
することはなく、走行中は表示しないようにしてもよ
い。ステップS8では車両の現在位置を演算し、続くス
テップS9で車両が移動したか否かを判別する。車両が
移動したらステップS10へ進み、CD−ROM16か
ら新しい範囲の地図の読み込みが必要か否かを判別し、
必要があればステップS2へ戻ってふたたび地図の読み
込みを行ない、新たに地図を読み込む必要がなければス
テップS4へ戻って車両の現在位置を中心とした新しい
表示範囲を設定する。
【0019】上述した実施例では、ステップS6におい
て現在位置マーク31と名称との重なりを調査したが、
図7に示す表示地図の縮尺スケール32,表示地図の北
の方向を示すマーク33,目的地までの方位・距離34
に対しても、現在位置マーク31と同様にそれらに重な
る名称があるかどうかを調査し、重なる名称があればそ
れらを移動するようにしてもよい。また、クロスライン
35に重なる名称があるかどうかを調査し、重なる場合
はそれらを移動するようにしてもよい。その場合、図9
(a)に示すようにクロスライン35の交点を中心とし
た所定の半径内にある名称を移動する方法と、図9
(b)に示すようにクロスライン35に沿った帯状の範
囲内の名称を移動する方法とが考えられる。
【0020】このように、車両の現在位置を示すマーク
31と重なる名称があれば、その名称を所定の方向に所
定の距離だけ移動するようにしたので、車両の現在位置
周辺の地名などの名称が現在位置マークと重なって読み
取れなくなることがなく、分りやすい道路地図情報を提
供することができる。
【0021】上述した実施例では、車両の現在位置マー
ク35と重なる名称を任意の方向に移動するか、また
は、車両の現在位置と名称の当初の表示位置とを結ぶ直
線の方向に現在位置から遠ざかるように移動するように
したが、車両の進行方向と反対方向に移動することが考
えられる。図11は、車両の現在位置マーク31と重な
る名称を車両の進行方向と反対方向へ移動するための移
動方向演算プログラムを示す。このプログラムは、上述
した図5,6に示す制御プログラムのステップS17に
おいてサブルーチンとして実行される。ステップS31
において車両の現在位置座標P(Px,Py)を読み込
み、続くステップS32で車両の現在位置マーク31と
の重なりが検出された名称の位置座標T(Tx,Ty)
を読み込む。さらにステップS32で方位センサ3によ
り検出された車両の進行方向Phを読み込む。
【0022】ステップS34で座標P(Px,Py)と
座標T(Tx,Ty)が等しいか、すなわち車両の現在
位置と名称位置とが一致するか否かを判別し、一致して
いればステップS35へ進み、一致していなければステ
ップS36へ進む。車両の現在位置と名称位置とが一致
していれば、両者を結ぶ直線の方向が計算できないの
で、ステップS35で名称の移動方向Shに車両の進行
方向Phの反対方向を設定し、図5に示すプログラムの
ステップS17へリターンする。一方、車両の現在位置
と名称の位置とが一致しないときには、ステップS36
で車両の現在位置から名称位置への方向Thを両者の座
標に基づいて算出する。さらにステップS37で、算出
された方向Thと車両の進行方向Phとの方向差Dhを
演算する。ここで、方向差Dhは180度以下とする。
次にステップS38で、演算された方向差Dhが所定の
角度±θ2内にあるか否かを判別し、所定の角度±θ2
内にあればステップS39へ進んで移動方向Shに方向
Thと反対の方向を設定し、所定の角度±θ2内になけ
ればステップS40へ進んで移動方向Shに方向Thを
設定する。つまり、車両の現在位置から名称の位置への
方向Thが車両の進行方向Phを中心とする角度±θ2
以内にあれば、名称を方向Thと反対方向へ移動し、そ
うでなければ方向Thをそのまま名称の移動方向Shと
する。以上の処理が終了したら図5のプログラムのステ
ップS17へリターンする。
【0023】また、車両の現在位置マーク31と重なる
名称を、車両の進行方向を中心とする所定の角度の範囲
外へ移動するようにしてもよい。その場合のサブルーチ
ンを図12に示す。CPU1は図5に示す制御プログラ
ムのステップS17においてこのサブルーチンを実行す
る。まず、ステップS51において車両の進行方向Ph
を読み込み、続くステップS52で車両の進行方向Ph
から角度θ3だけ変位させた方向を、車両の現在位置マ
ーク31と重なる名称の移動方向の初期値Shに設定す
る。ここで、角度θ3は例えば30度とする。次にステ
ップS53で、方向Shに名称を移動した場合、他の名
称と重なるか否かを判別し、重なる場合はステップS5
4へ進み、重ならない場合はステップS57へ進む。重
ならない場合は、ステップS57で名称の移動方向にS
hを設定して図5,6に示すプログラムへリターンす
る。ステップS54では移動方向Shをさらに角度θ4
だけ変位させ、続くステップS55で移動方向Shが車
両の進行方向Phを中心とする角度±θ3内にあるか否
かを判別する。ここで、角度θ4を例えば10度とす
る。つまり、車両の進行方向Phを中心とした角度±θ
3(=30度)以内には名称を移動させないようにす
る。ステップS55において移動方向Shが車両の進行
方向Phの±θ3以内であればステップS56へ進み、
条件を満足する移動方向なしとして図5,6に示す制御
プログラムへリターンする。一方、移動方向Shが車両
の進行方向Phの±θ3以内でなければステップS53
へ戻り、新たに設定した移動方向Shに対して上述した
ように他の名称との重なりを調べる。
【0024】このように、車両の現在位置を示すマーク
31と重なる地名などの名称があれば、その名称を車両
の進行方向を中心とした所定の角度範囲外へ移動する
か、もしくは、車両の進行方向と反対方向へ移動するよ
うにしたので、その名称の本来の表示位置により近い位
置に移動でき、より正確な道路地図情報を提供すること
ができる。
【0025】上記実施例では、地名などの名称の他に、
現在位置を示すマーク31、表示地図の縮尺スケール3
2、表示地図の北の方向を示すマーク33、目的地まで
の方位および距離34、クロスライン35などの各種情
報を表示地図上に重畳して表示する例を示したが、表示
地図に重畳する情報であればどのような情報に対しても
本発明を応用することができる。
【0026】以上の実施例の構成において、方位センサ
3、距離センサ7およびGPSレシーバ12が位置検出
手段を、CRT18が表示手段を、CPU1が重なり検
出手段、表示位置移動手段および方向検出手段をそれぞ
れ構成する。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば
両の現在位置と重なることが検出された名称の表示位置
を移動するようにしたので、車両の現在位置周辺の名称
が車両の現在位置マークと重なって読み取れなくなるこ
とが避けられ、分りやすい道路地図情報を提供すること
ができる。また、車両の現在位置と重なることが検出さ
れた名称の表示位置を、車両の進行方向を中心とした所
定の角度範囲外へ移動するか、もしくは、車両の進行方
向と反対方向へ移動するようにしたので、その名称の本
来の表示位置により近い位置に移動でき、より正確な道
路地図情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クレーム対応図。
【図2】本発明の一実施例の構成を示すブロック図。
【図3】本発明の一実施例の構成を示すブロック図。
【図4】名称の属性とそのコードを示す図。
【図5】表示制御プログラム例を示すフローチャート。
【図6】表示制御プログラム例を示すフローチャート。
【図7】地図上に重畳して表示する車両の現在位置マー
クなどを示す図。
【図8】名称の重なり状態を示す図。
【図9】クロスラインに対する名称を移動する範囲を示
す図。
【図10】車両の現在位置マークと名称とが重なったと
きに名称の移動方向を説明する図。
【図11】名称の移動方向の演算サブルーチンを示す
図。
【図12】名称の移動方向の他の演算サブルーチンを示
す図。
【符号の説明】
1 CPU 2 システムバス 3 方位センサ 4 増幅器 5 A/D変換器 6 I/Oコントローラ 7 距離センサ 8 キー 9 I/Oコントローラ 10 スピーカ 11 サウンドジェネレータ 12 GPSレシーバ 13 拡張I/O 14 受信機 15 アンテナ 16 CD−ROM 17 SCSIコントローラ 18 CRT 19 グラフィックコントローラ 20 V−RAM 21 ROM 22 D−RAM 23 漢字ROM 24 バックアップRAM 31 車両の現在位置マーク 32 縮尺スケール 33 北の方向マーク 34 方向・距離 35 クロスライン

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の現在位置を検出する位置検出手段
    と、 地名などの名称を含む道路地図と前記車両の現在位置と
    を表示する表示手段と、 前記車両の現在位置と前記名称の表示位置との重なりを
    検出する重なり検出手段と、 前記車両の現在位置と重なることが検出された名称の表
    示位置を移動する表示位置移動手段と を備えることを特
    徴とする車両用ナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用ナビゲーション
    装置において、前記車両の進行方向を検出する方向検出手段を備え、 前記表示位置移動手段は、前記車両の現在位置と重なる
    ことが検出された名称の表示位置を、検出された前記車
    両の進行方向を中心とする所定の角度範囲外へ移動する
    ことを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 請求項に記載の車両用ナビゲーション
    装置において、 前記車両の進行方向を検出する方向検出手段を備え、 前記表示位置移動手段は、前記車両の現在位置と重なる
    ことが検出された名称の表示位置を、検出された前記車
    両の進行方向と反対方向に移動することを特徴とする車
    両用ナビゲーション装置。
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