JP2850203B2 - バルブノズル - Google Patents

バルブノズル

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JP2850203B2
JP2850203B2 JP6331773A JP33177394A JP2850203B2 JP 2850203 B2 JP2850203 B2 JP 2850203B2 JP 6331773 A JP6331773 A JP 6331773A JP 33177394 A JP33177394 A JP 33177394A JP 2850203 B2 JP2850203 B2 JP 2850203B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/20Injection nozzles
    • B29C45/23Feed stopping equipment
    • B29C45/234Valves opened by the pressure of the moulding material

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂の成形機に利
用されるバルブノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】バルブノズルとしては、ノズルヘッドの
先端のゲートにシャットオフピンの先端を当接させて流
路の開閉を行なうもので、シャットオフピンは密閉室に
内蔵されているコイルバネによりゲート方向に付勢され
ており、樹脂の圧力がある値以上になりコイルバネの付
勢力に打ち勝つと、密閉室内方向に移動しゲートが開と
なる構成のものが特開昭57−163542号公報に示
されている。
【0003】また、ノズルヘッドの内部空間に円孔を有
するリングを配置し、この円孔にスプールの先端を係合
させることで流路を閉とし、この状態をスプールに係合
するコイルバネの反ゲート方向への付勢力により維持さ
せ、樹脂の圧力がある値以上になりコイルバネの付勢力
に打ち勝つと、スプールがゲート方向に移動して、スプ
ールのヘッドの一部に溝が用意されているのでリングの
円孔との間に流路が形成される構成のものが特開昭61
−290021号公報に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した特開昭57−
163542号公報に示されているこの方式のものは、
樹脂の圧力が直接に及ばない密閉室が必要であり、シャ
ットオフピンを摺動可能に支持する部分から密閉室内に
樹脂が入り込むと作動不能となるので、製作には高精度
が要求されるだけでなく、樹脂の侵入を完全に防止する
ことは不可能であり、樹脂の侵入、侵入した樹脂の劣化
や分解などにより作動不能となるので、寿命が短いとい
う難点がある。
【0005】このような難点を克服するものとして前記
した特開昭61−290021号公報に示されている構
成のものが提案された。この方式では、スプールに加わ
る樹脂の圧力差、即ち、スプールの後部に取り付けられ
ている突起の断面積と軸の断面積を加えた分で算出され
る樹脂のゲート方向圧力と、軸の断面積分を差し引いた
分で算出される樹脂の反ゲート方向圧力との差によりコ
イルバネの付勢力に打ち勝ってスプールがゲート方向に
若干移動して流路を形成するため、前記した特開昭57
−163542号公報に示されている構成と異なり、コ
イルバネを密閉室に収納する必要がないので、製作に当
たり要求される精度が緩やかであり、また、ノズルヘッ
ド内に樹脂が滞留することがないことが利点とされてい
る。
【0006】然しながら、この方式によると、スプール
のヘッド部分に形成されている小さな溝により流路が形
成され、コイルバネ部分を通過する樹脂には、速やかに
通過する分と停滞する部分、即ち分流が生じることとな
り、所謂樹脂の焼けや変色を生じることが判明した。
【0007】上記から明らかなように、本発明は、バル
ブノズル内部で一部の樹脂が停滞することがなく全量が
速やかに排出され、樹脂の焼けや変色を生じることがな
いバルブノズルを明らかにすることを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るバルブノズ
ルは、ノズルヘッドの内部空間に、断面円形のヘッド
部分とこのヘッド部分の直径よりも小さな直径を有する
断面円形の軸部と矢羽状突起を有するスプールと、該ス
プールのヘッド部分の外周に当接する円孔を有するリン
グと、該スプールを反ゲート方向に付勢するコイルバネ
とを配置し、樹脂の圧力がある一定値以下である時には
前記スプールが前記コイルバネにより反ゲート方向に付
勢されて前記スプールのヘッド部分と前記リング円孔と
の間の樹脂の流路が閉となり、樹脂の圧力がある一定値
以上になると前記コイルバネの付勢力に打ち勝って前記
スプールがゲート方向に移動され、前記スプールの軸部
の外周と前記リングの円孔との間に環状の樹脂流路が形
成されて樹脂の流路が開となり、樹脂が前記コイルバネ
による螺旋に従って旋回しながら押し出されること、
リングがコイルバネを被包する円筒体と一体に形成され
ていること、をそれぞれ特徴とする。
【0009】
【発明の具体的構成】次に、添付の図面に従って本発明
を更に詳細に説明する。
【0010】図1〜図3は、本発明に係るバルブノズル
の1実施例を示すもので、図1は閉の状態、図2は開の
状態である。
【0011】図1において、10はノズルヘッドであ
り、先端中央部にはゲート11が用意されている。20
はスプールであり、先端のヘッド部分21・中間の軸部
22・後端に配置されている矢羽状突起23(図3参
照)で構成されている。ヘッド部分21及び軸部22の
少なくともヘッド部分21の近傍は断面円形に形成され
ている。
【0012】30はスプール20のヘッド部分21の外
周が当接する円孔を有するリングであり、円筒体31の
先端に接合されており、その一端はノズルヘッド10の
内部に形成されている空間の前方段部12に当接されて
いる。円筒体31はコイルバネ40のハウジングともな
っており、このコイルバネ40は、前方がリング30
に、後方が矢羽状突起23に当接し、スプール20を反
ゲート方向に付勢しており、スプール20の矢羽状突起
23の端部は、ノズルヘッド10の内部に形成されてい
る空間の後方段部13に当接されている。
【0013】上記の状態で、スプール20のヘッド部分
21の外周はリング30の円孔を密閉しており、従って
樹脂の流路は閉となっている。また、この状態は、バネ
の付勢力が樹脂の圧力に打ち勝っている状態である。
【0014】樹脂の圧力がある一定値以上になると、ス
プール20に加わる樹脂の圧力成分の内、ゲート方向圧
力と反ゲート方向圧力は、軸部22の断面積分だけゲー
ト方向圧力の方が大となるので、その圧力差をコイルバ
ネ40の付勢力より大となるように設定すれば、スプー
ル20はゲート方向に、矢羽状突起23の前端が円筒体
31の端部に接する位置まで移動することとなる。
【0015】上記の状態が図2に示されている。スプー
ル20のヘッド部分21は、ゲート11近くに用意され
ている凹部14方向に押し出され、リング30の円孔の
内径とスプール20の軸部22の外形との差で樹脂の流
路が環状に形成されることになる。従って、樹脂は、矢
羽状突起23の側から流入し、コイルバネ40によって
形成される螺旋に従って旋回しながら進み、リング30
の円孔とスプール20の軸部22との間に形成された環
状の流路、及び、スプール20のヘッド部分21外周と
凹部14との間に形成される環状の流路を通過して、ゲ
ート11から射出されることになる。尚、スプレーヘッ
ド部分21の形状・構成は限定的ではないが、軸部22
との連結部の成す角度は70度以下(図面上は60度と
なっている)が好ましい。
【0016】樹脂の圧力を或る一定値以下に小さくする
とスプール20は図1に示す状態に復帰し流路は閉とな
る。
【0017】以上説明した本発明に係るバルブノズルは
下記の態様を包含する。
【0018】コイルバネ40は丸線で形成されることが
好ましいが、螺旋が形成され樹脂を旋回させながら押し
出す機能を阻害しないものであれば、断面方形の板材で
形成されたものやその他の断面形状であってもよい。
【0019】リング30がコイルバネ40を被包する円
筒体31と別体で形成され互いに接合されていない態
様、又は両者が1つの部材で形成されている態様。
【0020】矢羽状突起23は、図3に示すように、三
枚バネの構成となっているが、2枚バネや4枚バネ或い
はそれ以上の枚数であっても構わない。然し、これらの
場合には、樹脂を旋回させながら押し出す機能を阻害し
ない構成であることが要求される。
【0021】ノズルヘッド10のゲート11及び凹部1
4の部分は図示の態様に限定されるものではなく、樹脂
流量を増大させる目的で、例えば図4に示すような構成
にすることができる。
【0022】
【発明の効果】本発明に係るバルブノズルによれば、リ
ング30の円孔とスプール20の軸部22との間に形成
される流路、及び、スプール20のヘッド部分21の外
周と凹部14との間に形成される流路が共に環状であ
り、前記した特開昭61−290021 号公報に示さ
れている構成のものと異なり流路が偏在ではないので、
特にコイルバネ40部分での樹脂の流れに分流が生じる
ことがなく、従ってこの部分に樹脂が滞留して所謂焼け
や変色などが生じることが有効に防止される。更に本発
明のバルブノズルによれば、ノズルヘッド10内の流路
が環状であるため、コイルバネ40の存在する部分で
は、コイルバネ40によって形成される螺旋に従って旋
回しながら進むことになり、この樹脂の旋回しながらの
押し出しは、リング30や凹部14の流路部分でも阻害
されることなく、ゲート11を過ぎても継続することに
なる。このため、流路における樹脂は内側と外側とが混
合されながら押し出されることになり、樹脂の焼けや変
色が更に有効に防止されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す断面図(閉鎖時)
【図2】本発明の1実施例を示す断面図(射出時)
【図3】スプールの断面図
【図4】本発明の他の実施例を示す断面図
【符号の説明】
10−ノズルヘッド 11−ゲート 12−前方段部 13−後方段部 14−凹部 20−スプール 21−スプールのヘッド部分 22−スプールの軸部 23−スプールの矢羽状突起 30−リング 31−円筒体 40−コイルバネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/00 - 45/24 B29C 45/46 - 45/84

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズルヘッドの内部空間に、断面円形のヘ
    ッド部分とこのヘッド部分の直径よりも小さな直径を有
    する断面円形の軸部と矢羽状突起を有するスプールと、
    該スプールのヘッド部分の外周に当接する円孔を有する
    リングと、該スプールを反ゲート方向に付勢するコイル
    バネとを配置し、樹脂の圧力がある一定値以下である時
    には前記スプールが前記コイルバネにより反ゲート方向
    に付勢されて前記スプールのヘッド部分と前記リングの
    円孔との間の樹脂の流路が閉となり、樹脂の圧力がある
    一定値以上になると前記コイルバネの付勢力に打ち勝っ
    て前記スプールがゲート方向に移動され、前記スプール
    の軸部の外周と前記リングの円孔との間に環状の樹脂流
    路が形成されて樹脂の流路が開となり、樹脂が前記コイ
    ルバネによる螺旋に従って旋回しながら押し出される構
    成であることを特徴とするバルブノズル。
  2. 【請求項2】リングがコイルバネを被包する円筒体と一
    体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載し
    たバルブノズル。
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