JPH09228920A - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents

電磁式燃料噴射弁

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JPH09228920A
JPH09228920A JP6016796A JP6016796A JPH09228920A JP H09228920 A JPH09228920 A JP H09228920A JP 6016796 A JP6016796 A JP 6016796A JP 6016796 A JP6016796 A JP 6016796A JP H09228920 A JPH09228920 A JP H09228920A
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JP
Japan
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valve seat
valve
hole
tip
fuel injection
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JP6016796A
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Tomoyasu Yano
智康 谷野
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KEEHIN KK
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KEEHIN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価で、計量孔の変形が抑止され、デポジッ
トの発生が抑止された電磁式燃料噴射弁を提供する。 【構成】 バルブシート9の先端端9Bは平坦面をな
す。計量プレート12は、計量孔12Bを備えた平板部
12Aと、平板部12Aより先端A側に向かって突出
し、後端に臨んで開口する有底環状凹部12Cと、有底
環状凹部12Cの外周筒部12Hより後端B側に向かう
嵌合筒部12Jとにより形成される。計量プレート12
の平板部12Aをバルブシート9の先端面9Bに当接
し、嵌合筒部12Jを、バルブシート9の外周部9Gに
嵌合する。バルブシート9の先端面9Bと計量プレート
12の有底環状凹部12Cとにより環状空間部20を形
成し、環状空間部20内に環状弾性部材21を縮設す
る。計量孔12Bは、有底環状凹部12Cの内周筒部1
2Dの中心側の内方に形成される凹部22内に開口す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の内燃機関用
の燃料噴射装置に用いられる電磁式燃料噴射弁に関し、
そのうち特にバルブシートの先端面に配置された計量プ
レートに穿設された計量孔によって、噴射される燃料量
が計量制御される電磁式燃料噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁式燃料噴射弁は、実開平1−
173372号公報に示される。これによると、先端に
弁口を有する弁ハウジングと、弁口よりも前方側のノズ
ルキャップとの間に、複数の噴射孔を有する霧化促進板
が挟持され、霧化促進板と弁ハウジング及びノズルキャ
ップの少なくとも一方の間に弾性部材が介装される技術
が示される。この弾性部材は、弁口より噴出される燃料
が霧化促進板の噴射孔以外の部位より前方側へ洩漏する
ことを防止する為に必要となるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の電磁式燃
料噴射弁によると、弾性部材を介装する為に、弁ハウジ
ング及び霧化促進板とは隔別して必ずノズルキャップを
必要とする。このようにノズルキャップを必要とするこ
とは、部品点数が増加すること、及び組みつけ工数が増
加することからその製造コストが上昇し、安価な電磁式
燃料噴射弁を提供できないという欠点を有するものであ
った。
【0004】本発明は、上述した不具合に鑑み成された
もので、部品点数が少なく、且つ組みつけ工数の少ない
安価な電磁式燃料噴射弁を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明になる電磁式燃料噴
射弁は、前記課題を達成する為に、ハウジング内に配置
された電磁コイルへの通電によって可動コアが駆動さ
れ、可動コアと一体的に移動する弁部によりハウジング
の先端部に配置されたバルブシートの弁座を開閉制御
し、弁座の下流側にある計量孔より燃料を噴射する電磁
式燃料噴射弁において、バルブシートは、その先端面が
平坦状に形成されるとともに先端面に向けて弁座に連な
る弁座孔が開口し、計量プレートは、弁座孔の直径より
大径をなし、バルブシートの外周部の直径より小径をな
し、弁座孔に臨む計量孔を備えた平板部と、平板部の外
側部より先端側に向かって突出するとともに後端側に向
かって開口する有底環状凹部と、有底環状凹部の外周筒
部より後端側に向かって突出する嵌合筒部とにより形成
され、前記計量プレートの平板部をバルブシートの先端
面に当接するとともに嵌合筒部をバルブシートの外周部
に嵌合配置し、バルブシートの先端面と計量プレートの
有底環状凹部とによって形成される環状空間部に環状弾
性部材を縮設したことを第1の特徴とする。
【0006】又、本発明になる電磁式燃料噴射弁は、前
記第1の特徴に加え、計量プレートの有底環状凹部の内
周筒部を有底環状凹部の底部より更に先端側に向けて突
出して形成したことを第2の特徴とする。
【0007】
【作用】第1の特徴によると、計量プレートをバルブシ
ートの先端部分に嵌合配置することによって環状空間部
が形成でき、この環状空間部内に環状弾性部材を縮設す
ることによって計量孔以外の部位より燃料が先端側に向
かって洩漏することを防止できる。従って、従来に比べ
部品点数、組みつけ工数を削減できて、その製造コスト
を低減できる。又、平板部に穿設される計量孔は、計量
プレートの平板部に直接的に開口することなく、環状空
間部より中心側の内方に形成される凹部内に開口するの
で、計量プレート自体によって計量孔が保持され、更に
はカーボン等のデポジットが計量孔に付着することが防
止される。
【0008】又、第2の特徴によると、有底環状凹部の
内周筒部が有底環状凹部の底部より更に先端側に向かっ
て突出して形成されたので、環状空間部より中心側の内
方に形成される凹部の深さを充分にとることができ、こ
れによると計量孔の保持及び計量孔に対するデポジット
の付着防止の効果を更に向上できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明になる電磁式燃料噴射弁の一実
施例について図により説明する。図1は第1の実施例を
示す縦断面図である。尚、説明を容易にする為に、先端
Aとは図において下方をいい、後端Bとは、図において
上方をいう。1は、後端B側に底部1Aを有し、先端1
Bが開口する磁性材料によって有底筒状に形成されたハ
ウジングであり、底部1Aの中心から固定コアとしての
第1筒部1Cが先端A側に向かって突出するとともに底
部1Aの中心から流路部材としての第2筒部1Dが後端
B側に向かって突出する。第2筒部1Dの後端1Eから
第1筒部1Cの先端1Fに向けて流路1Gが貫通して穿
設される。第1筒部1C内の流路1Gにはインナーカラ
ー2が挿入配置され、第2筒部1D内の流路1Gにはス
トレーナ3が配置される。流路1Gにあっては先端A側
にインナーカラー2が配置され、後端B側にストレーナ
3が配置される。
【0010】4は、絶縁材料によって形成されたコイル
ボビンであり、その周囲に電磁コイル5が巻回され、そ
の後端の鍔部より後端B側に向かってコイル5に接続さ
れたターミナル6が突出する。7は磁性材料によって形
成され、磁極片をなすドーナツ状のセットカラーであ
る。8は、後述するニードル弁の小径部に挿入されるバ
ルブストッパーであり外周から中心に向かって前記小径
部の直径よりやや大径を有する長溝8Aが穿設される。
【0011】9は、バルブシートであり、その内方の先
端側には弁座9Aが形成され、弁座9Aより更に先端面
9Bに向けて弁座孔9Cが貫通して穿設される。前記弁
座孔9Cは、バルブシート9の先端にあって、平坦状に
形成される先端面9Bに開口する。一方、弁座9Aより
バルブシート9の後端9Dに向けてガイド孔9Eが開口
して形成される。これら、ガイド孔9E、弁座9A、弁
座孔9Cは同芯に形成される。尚、9Fは、バルブシー
ト9の外周部9Gにあって、その先端部分の外周に穿設
された環状凹溝であり、一方、バルブシート9の後端部
の外周は拡大された鍔部をなす。
【0012】10はバルブシート9内に移動自在に配置
される弁体である。弁体10は弁座9Aを開閉する弁部
10Aと弁部10Aより後端B側にあって、ガイド孔9
Eの横断面と同一形状をなすとともに外周に複数の切欠
き面が形成され、ガイド孔9E内に摺動自在に配置され
るガイド部10Bと、ガイド部10Bより後端B側に形
成される係止鍔部10Cと、更に後端に形成される嵌合
突部10Dと、嵌合突部10Dと係止鍔部10Cとの間
に形成される小径部10Eとより形成される。
【0013】そして、前記弁体10の後端に形成される
嵌合突部10Dには円柱状をなす可動コア11が一体的
に嵌合配置される。
【0014】12は、バルブシート9の先端部分に配置
される薄肉状の計量プレートであって、図2によって説
明する。12Aは、平坦状に形成され、円板状をなす平
板部であり、平板部12Aの外側部12P(外側部12
Pとは平板部12Aの外径部分をいう)の直径Cはバル
ブシート9の弁座孔9Cの直径Dより大径であって、且
つバルブシート9の外周部9Gの直径Eより小径をな
す。そして、この平板部12Aには、バルブシート9の
弁座孔9Cに臨む計量孔12Bが貫通して穿設される。
本例において計量孔12Bは2個穿設されるが、その数
は適宜設定される。12Cは、平板部12Aの外側部1
2Pから先端A側に向かって突出するとともに後端B側
に臨んで開口する有底環状凹部であり、より具体的に
は、平板部12Aの外側部12Pから先端A側に向けて
内周筒部12Dが折り曲げて形成され、この内周筒部1
2Dの先端12Eから水平方向の外側方に向けて底部1
2Fが形成され、更に、底部12Fの外側部12Gから
後端B側に向けて外周筒部12Hが折り曲げて形成され
る。以上によると、内周筒部12D、底部12F、外周
筒部12Hによって有底環状凹部12Cが形成されるも
ので、この有底環状凹部12Cの底部12Fは、環状を
なすとともに平坦部12Aより先端A側にあり、且つこ
の底部12Fは後端B側に臨んで開口する。そして、こ
の外周筒部12Hより後端B側に向かって嵌合筒部12
Jが連設されるもので、この嵌合筒部12Jは、バルブ
シート9の先端部分の外周部9Gに嵌合される形状をな
す。この嵌合筒部12Jは、平板部12Aより更に後端
B側に向かってのびる。以上によって形成される計量プ
レート12は、薄板金属材料をプレス成形して製作する
ことが好ましいものであるが、合成樹脂材料による射出
成形等、特にその材質、製法に限定されるものでない。
【0015】そして、電磁式燃料噴射弁は以下の如く組
みつけられる。ハウジング1の先端1Bの開口から底部
1Aに向けてコイルボビン4を挿入配置し、このときタ
ーミナル6は底部1Aに穿設せる孔を介して後端B側に
突出する。次いで、コイルボビン4の先端にセットカラ
ー7を配置する。
【0016】一方、バルブシート9の先端部分には計量
プレート12が一体的に取着される。すなわち、計量プ
レート12の平板部12Aをバルブシート9の先端面9
Bに当接し、嵌合筒部12Hをバルブシート9の外周部
9Gに嵌合し、しかる後に計量プレート12の嵌合筒部
12Hの後端部分をバルブシート9の環状凹溝9Fに向
けて内方へカシメ、これによって計量プレート12はバ
ルブシート9に一体的に取着された。以上によると、計
量プレート12の平板部12Aはバルブシート9の先端
面9Bに当接して配置されるとともに計量孔12Bはバ
ルブシート9の弁座孔9Cに臨んで開口配置される。
又、計量プレート12の内周筒部12D、底部12F、
外周筒部12Hによって形成される有底環状凹部12C
と、バルブシート9の先端面9Bとによって環状空間部
20が形成され、この環状空間部20内には、ゴム材料
によって形成されるOリング、角リング等の環状弾性部
材21が縮設して配置される。
【0017】そして、計量プレート12が取着されたバ
ルブシート9のガイド孔9E内には弁体10のガイド部
10Bが摺動自在に配置され、可動コア11と係止鍔部
10Cとの間の小径部10Eに向けてバルブストッパー
8の長溝8Aが挿入配置される。このように、弁体10
及び計量プレート12を備えたバルブシート9がセット
カラー7の先端上に配置される。このとき可動コア11
の後端とインナーカラー2の先端との間には、スプリン
グ14が縮設される。又、可動コア11の後端は第1筒
部1Cの先端1Fに対向して配置され係止鍔部10Cの
後端は、バルブストッパー8の先端に対向して配置され
る。
【0018】以上によると、ハウジング1内の中間部に
設けた係止段部1J上に、セットカラー7、バルブスト
ッパー8、計量プレート12が嵌合配置されるととも
に、弁体10を備えたバルブシート9が積層されて配置
されたもので、かかる状態において、ハウジング1の先
端1Bをバルブシート9の後端部の外周上に向けて内方
へカシメることによってその組みつけが完了する。尚、
電磁コイル5への非通電時において、可動コア11の後
端と第1筒部1Cの先端1Fとの間、及び係止鍔部10
Cの後端とバルブストッパー8の先端との間には微少な
る間隙(作動ストロークに相当する)が存在するが図示
されていない。
【0019】次にその作用について説明する。電磁コイ
ル5に通電されると、可動コア11はスプリング14の
バネ力に抗して第1筒部1Cの先端1Fに向けて吸引さ
れ、弁体10の係止鍔部10Dの後端がバルブストッパ
ー8の先端に当接する迄移動し、これによって弁体10
の弁部10Aがバルブシート9の弁座9Aを開放する。
これによると、流路1G内へ図示せぬ燃料ポンプによっ
て給送される燃料は、可動コア11、小径部10E、係
止鍔部10C、ガイド部10Bの外周を通って弁座9A
に達する。弁座9Aに流入する燃料は、弁座孔9Cより
計量プレート12の計量孔12Bに達し、計量孔12B
にてその量が制御されて機関に向け噴出される。
【0020】かかる本発明の電磁式燃料噴射弁による
と、弁座孔9Cを通過する燃料の内、極く微量の燃料
は、バルブシート9の先端面9Bと計量プレート12の
平板部12Aとの間にわずかに形成される微少な間隙を
介して外側方へ向かって洩漏せんとするものであるが、
この洩漏燃料は、平板部12Aの外側方に形成される環
状空間部20内の環状弾性部材21によって外側方への
燃料の洩漏が完全に阻止される。従って、弁座孔9Cを
通過する燃料は、計量プレート12の計量孔12Bを介
してのみ機関へ供給されるもので、正確な燃料制御を行
なうことができ、機関性能を向上しうるものである。
【0021】そして、特に計量プレート12とバルブシ
ート9との接合部における燃料洩漏の防止手段を、計量
プレート12、バルブシート9及び環状弾性部材21と
によって行なったことは、部品点数の削減と組みつけ工
数の低減を図ることができたもので、これによって電磁
式燃料噴射弁の製造コストを低減できて安価な電磁式燃
料噴射弁を提供できるものである。
【0022】又、平板部12Aの外側方には先端A側に
向かって突出する有底環状凹部12Cが形成され、平板
部12Aに穿設される計量孔12Bは、有底環状凹部1
2Cの内周筒部12Dの中心側内方に形成される凹部2
2内へ開口し、この内周筒部12Dによって保護され
る。これによると、電磁式燃料噴射弁の搬送時、あるい
は機関への組みつけ時において、計量孔12Bに直接的
に外力が加わることが抑止されるので計量孔12Bの変
形が抑止されて品質保証の鑑点から好ましい。
【0023】又、計量孔12Bをバルブシートの先端側
に設けたキャップの凹部内へ開口することによって、粗
悪燃料中のガム質成分が空気中のホコリとともに計量孔
の回りに付着するいわゆるデポジット現象が生じにくい
ことが知られる。ここで、本発明にあっては、計量孔1
2Bは、有底環状凹部12Cの内周筒部12Dの中心側
内方に形成される凹部22内へ開口して配置されるので
デポジット現象の発生を効果的に抑止できる。このと
き、この凹部22を形成するに格別なキャップを用意す
る必要がない。
【0024】図3により、本発明の他の実施例について
説明する。第1の実施例とは、計量プレートの形状が異
なる。薄肉状の計量プレート30は、計量孔30Aが穿
設された平板部30Bと、平板部30Bの外側部30C
から先端A側に向けて折り曲げ形成される内周筒部30
Dと、内周筒部30Dの先端30Eから、内周筒部30
Dに当接しつつ後端B側に向かい平板部30Bの近傍に
達する内周筒部30Fと、内周筒部30Fの後端30G
から水平方向の外側方に向けて形成される底部30H
と、底部30Hの外側部30Jから後端B側に向けて折
り曲げ形成される外周筒部30Kと、外周筒部30Kの
後端30Lから更に後端に向かう嵌合筒部30Mとが連
設されて形成される。以上によると、内周筒部30D
と、底部30Hと、外周筒部30Kとによって有底環状
凹部30Nが形成され、このとき底部30Hは後端B側
に臨む。
【0025】かかる計量プレート30は、第1の実施例
と同様にバルブシート9の先端部分に嵌合配置され、平
板部30Bがバルブシート9の先端面9Bに当接され、
有底環状凹部30Nとバルブシート9の先端面9Bとに
よって環状空間部20が形成され、この環状空間部20
内に環状弾性部材21が縮設して配置される。
【0026】この第2の実施例によると、有底環状凹部
30Nを形成する内周筒部30Dの先端30Eは、有底
環状凹部30Nの底部30Hより更に先端A側に形成さ
れる。以上によると、内周筒部30Dの中心側の内方に
形成される凹部22の深さは、環状弾性部材21の圧縮
代にかかわりなく最適に選定できる。この凹部22の深
さを充分にとれることは、計量孔30Aの保護及び計量
孔30Aに対するデポジット現象の抑止をより一層効果
的に行なうことができるものである。
【0027】
【発明の効果】以上の如く、計量孔を備えた平板部と、
平板部の外側部より先端側に向かって突出するとともに
後端に臨む有底環状凹部と、有底環状凹部の外側筒部よ
り後端に向かう嵌合筒部とによって計量プレートが形成
され、この計量プレートをバルブシートの先端部分に嵌
合配置することによって、バルブシートの先端面と、有
底環状凹部とによって内部に環状弾性部材を縮設する環
状空間部を形成した第1の特徴によると、計量プレート
の計量孔を介してのみ燃料を供給できるので、機関性能
の向上を図ることができる。又、部品点数の削減と組み
つけ工数の低減を図ることができて安価な電磁式燃料噴
射弁を提供できる。更には、計量孔の変形が抑止される
とともに計量孔に発生するデポジット現象を抑止でき、
品質の安定向上を達成できるという格別な効果を奏しう
る。
【0028】又、計量プレートの有底環状凹部の内周筒
部を、有底環状凹部の底部より更に先端側に向けて突出
して形成した第2の特徴によると、内周筒部の中心側の
内方に形成される凹部の深さを環状弾性部材の圧縮代に
かかわりなく充分に深くとることができるので、特に前
記計量孔の保護、デポジット現象の抑止をより一層効果
的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる電磁式燃料噴射弁の一実施例を示
す縦断面図。
【図2】図1における計量プレートの拡大断面図。
【図3】本発明の第2の実施例を示す計量プレート部分
の要部縦断面図。
【符号の説明】
9 バルブシート 9B バルブシートの先端面 9C 弁座孔 9G バルブシートの外周部 12 計量プレート 12A 平板部 12B 計量孔 12C 有底環状凹部 12J 嵌合筒部 12H 外周筒部 12P 平板部の外側部 20 環状空間部 21 環状弾性部材 30 計量プレート 30D 内周筒部 A 先端 B 後端

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に配置された電磁コイルへ
    の通電によって可動コアが駆動され、可動コアと一体的
    に移動する弁部によりハウジングの先端部に配置された
    バルブシートの弁座を開閉制御し、弁座の下流側にある
    計量孔より燃料を噴射する電磁式燃料噴射弁において、
    バルブシート9は、その先端面9Bが平坦状に形成され
    るとともに先端面9Bに向けて弁座9Aに連なる弁座孔
    9Cが開口し、計量プレート12は、弁座孔9Cの直径
    Dより大径をなし、バルブシート9の外周部9Gの直径
    Eより小径をなし、弁座孔9Cに臨む計量孔12Bを備
    えた平板部12Aと、平板部12Aの外側部12Pより
    先端A側に向かって突出するとともに後端B側に臨んで
    開口する有底環状凹部12Cと、有底環状凹部12Cの
    外周筒部12Hより後端B側に向かって突出する嵌合筒
    部12Jとにより形成され、前記計量プレート12の平
    板部12Aをバルブシート9の先端面9Bに当接すると
    ともに嵌合筒部12Jをバルブシート9の外周部9Gに
    嵌合配置し、バルブシート9の先端面9Bと計量プレー
    ト12の有底環状凹部12Cとによって形成される環状
    空間部20に環状弾性部材21を縮設してなる電磁式燃
    料噴射弁。
  2. 【請求項2】 前記、計量プレートの有底環状凹部30
    Nの内周筒部30Dを有底環状凹部30Nの底部30H
    より更に先端A側に向けて突出して形成したことを特徴
    とする請求項1記載の電磁式燃料噴射弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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