JP2850006B2 - 自動弁装置 - Google Patents

自動弁装置

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JP2850006B2
JP2850006B2 JP63240952A JP24095288A JP2850006B2 JP 2850006 B2 JP2850006 B2 JP 2850006B2 JP 63240952 A JP63240952 A JP 63240952A JP 24095288 A JP24095288 A JP 24095288A JP 2850006 B2 JP2850006 B2 JP 2850006B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動弁装置に関し、例えばトンネル内水
噴霧消火設備等の一斉開放弁のように放水圧(二次圧)
の調圧が必要な設備でメンテナンスの際は、上記設備現
場での放水を行いたくない場合に適した自動弁装置に関
するものである。
(従来の技術) 従来のこの種の自動弁装置の一例における夫々の動作
状態を第7図〜第9図に示した。
加圧水源からの一次側圧力水(呼水圧)は、自動弁1
の一次側室2に常に導入され、二次側室3と水噴霧ヘッ
ド等のノズル4への配水管5との間に設けられたメンテ
ナンス用の制水弁6は常に開かれている。
第7図の監視(閉止)状態では、パイロット弁7は閉
止され、従ってパイロット水圧は自動弁頭部8に作用せ
ず、ピストン9の受圧面積差により自動弁弁体10は弁座
11を閉じている。
火災が感知されるとパイロット弁7は開かれ、一次側
室2の呼水圧は、パイロット7を通って第8図の如く自
動弁頭部8へ導入され、自動弁弁体10は移動して弁座11
は開かれ、ノズル4より放水される。
圧力スイッチ12はオンとなって自動排水弁13は閉じ
る。
放水停止操作は、パイロット弁7を閉じることにより
行われ、図示は省略したが自動弁頭部8からパイロット
弁7を介して排水され、ピストン9の受圧面積差により
自動弁弁体10は戻り移動して弁座11は閉じ、ノズル4か
らの放水は停止して圧力スイッチ12はオフとなり、自動
排水弁13は開いて残水は排水される。
パイロット弁7の代りに、手動起動弁14を同様に開閉
操作しても、上記と同様に放水又は放水停止動作が行わ
れる。
メンテナンス時の動作状態を第9図に示した。
自動弁1は閉じられた状態で制水弁6を閉じ、次にパ
イロット弁7を開くと、上記第7図と同様に弁座11は開
かれ二次側室3に導水される。
試験用排水弁15を開くとこれから排水が見られ、又、
圧力スイッチ12はオン動作するので、これらのことによ
って自動弁1が正常に動作していることを確認できる。
制水弁6は閉じられているので、ノズル4からは放水
しない。
自動弁1の上記開閉時に発生するウオーターハンマ防
止のため、油圧ダンパ16が組込まれている。
第10図に、従来の自動弁1の縦断面図を示した。
この設備の施工直後には通水試験が行なわれヘッド等
から放水が行なわれるが、その際ヘッドのノズル圧の調
整も行なわれる。ノズル圧の調整法は、ノズル4の近傍
又は主弁二次側に圧力計を設け、制水弁6を開けたまま
パイロット弁7を開けて弁座11を開き、ノズル4より放
水させながら前記圧力計が所定圧になるように第10図の
アジャスタ18を回し弁ステム端部17の移動位置の限界を
与え、弁開時つまり弁全開時の開度を調整して弁1の二
次圧に高低の調整をつけるという方法である。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来の自動弁装置は、次の問題点がある。
(1) 自動弁装置のメンテナンスの前後に夫々必要
な、制水弁6の閉じ操作と開き操作に人手を要し、特に
長大トンネル現場では大きい手間となる。
又、事後の開放忘れの恐れもある。
(2) 上記(1)の問題解消策として制水弁6に自動
弁を使用して遠隔操作によることが考えられるが、開閉
操作用のモータ及び電気配線に大容量のものが必要とな
るなど、装置全体として大きくなり、設備スペース、コ
スト共に大きくなる。
(3) ウオータハンマ防止用の上記油圧ダンパ16の大
きさ分だけ、自動弁1も大きくなっている。
(4) 自動弁1の弁閉止機能に不具合を生じたとき、
制水弁6を閉じることになるが、手動弁のため、操作に
時間がかかる。
(5) 現場の一次側のポンプや配管設備は様々なの
で、例えば弁1の工場出荷前にアジャスタ18の調整をし
ておくことができず、設備施工直後のノズル圧調整は、
現地で行なわなければならず大きな手間がかかってい
た。
この発明は、従来の自動弁装置のかかる問題点を解決
して、メンテナンスにおける遠隔操作が可能となり、施
工直後の調整が楽になり装置も小型化できるように工夫
された自動弁装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために請求項1の発明は、弁本体
22が区画壁25によって放水時の通路を形成する一次側室
23と二次側室24とに区画され、一次側室23に臨んで主弁
21の主弁体21aが、二次側室24に臨んでメンテナンス用
弁26の弁体26aが、区画壁25をはさんで対向して設けら
れ、区画壁25には、主弁21の主弁体21aが一次側室23か
ら着座する第1の弁座27とメンテナンス用弁26の弁体26
aが二次側室24から着座する第2の弁座28とが設けられ
てこの第1の弁座27と第2の弁座28は区画壁25を連通す
る連通口を形成し、主弁21の主弁体21aの背面側には主
弁21の弁駆動部29が、メンテナンス用弁26の弁体26aの
背面側にはメンテナンス用弁26の弁駆動部30が、それぞ
れ設けられ、メンテナンス用弁26は、当該弁26の弁体26
aがその弁駆動部30によって第2の弁座28に着座したと
きに、一次側室23と二次側室24との前記連通をしゃ断す
るように、かつ、その弁体26aに設けてある通水路61に
より一次側室23を弁本体22外に連通するように、形成さ
れている自動弁装置である。
そして請求項2の発明は、二次圧調整機構44が付設さ
れて一次側室23と二次側室24を連通し、或いはしゃ断す
るように設けられた主弁21と、主弁21が開かれた状態で
主弁21の二次圧を二次側室24へは送水せずに二次圧調整
機構44のエキゾースタ48、又は定圧作動弁82及び排水路
63などに流路65を変更するように設けられたメンテナン
ス用弁26とが自動弁装置の弁本体22内に設けられ、メン
テナンス用弁26はパイロット弁42により駆動される自動
弁装置である。
そして請求項3の発明は、請求項2の記載の自動弁装
置において、主弁21は、一次側室23と二次側室24の区画
壁25における一次側室23側に主弁21の弁体21aの弁27座
を、二次側室24側にはメンテナンス用弁26の弁体26aの
弁座28を、夫々形成したことを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項2又は3記載の自動
弁装置において、二次圧調整機構44は、主弁21の弁体26
aに結合された主弁ピストン32,87と、二次圧を受けて排
水動作を行ない、主弁ピストン32,87の開弁側室34,86及
び閉弁側室35,83の夫々の水圧を制御するエキゾースタ4
8、又は定圧作動弁82とを有しているものであることを
特徴とする。
さらに請求項5の発明は、請求項2,3又は4記載の自
動弁装置において、上記流路65は、メンテナンス用弁26
の弁体26a及び弁ステム26bに形成されてメンテナンス用
弁26の弁座28に開口する通水路61と、メンテナンス用弁
26の弁体26aが着座状態のとき通水路61と二次圧調整機
構44又は排水路63とを連通すべく設けられた開口部62と
を有していることを特徴とする。
(作用) 弁本体22に設けた区画壁25に主弁21の第1の弁座27と
メンテナンス用弁26の第2の弁座28とが形成されてい
て、この第1の弁座27と第2の弁座28とは放水時に区画
壁25を連通する連通口となっているため、自動弁装置の
構造は単純化され、小型となった。
主弁21とメンテナンス用弁26とが自動弁装置の弁本体
22内に設けられ、メンテナンス用弁26はパイロット弁42
により駆動される構成であるため、パイロット弁42を操
作すると、一次側室23は二次圧調整機構44或いは定圧作
動弁82に連通して二次圧が自動的に調整される。これに
より調整操作は簡易化されて遠隔操作の実施化に役立つ
ものとなった。
メンテナンス用弁26を操作すると、主弁21の二次圧の
一部を排水路63へ排水することができる。これにより、
消火ヘッドからの放水停止時に主弁21を閉じる前にメン
テナンス用弁26を操作すればメンテナンス用弁26により
上記排水の流量が絞られ、主弁21閉止時にダンパ作用が
発揮され、ウオータハンマ防止用のダンパは不要となっ
て、自動弁装置はさらに小型化される。
自動弁装置の弁閉止機能に不具合を生じたとき、例え
ば遠隔地からパイロット弁42を操作してメンテナンス用
弁26を閉じることにより、消火ヘッドなどからの放水を
迅速に停止できる。
主弁21の一次側室23と二次側室24の区画壁25に、主弁
21とメンテナンス用弁26の夫々の弁座27と弁座28を形成
したので、弁本体22の構造は簡単で小型となった。
二次圧調整機構44として、主弁21の弁体26aに結合さ
れた主弁ピストン32,87がエキゾースタ48、又は定圧作
動弁82と協働して二次圧を調整する構造としているの
で、この二次圧調整機構44の部品点数を少なくすること
ができた。
メンテナンス用弁26が操作された時に使用される流路
65を、メンテナンス用弁26の弁体26a及び弁ステム26bに
形成されて第2の弁座28に開口する通水路61と、弁材26
aが上記着座のとき通水路61を二次圧調整機構44又は排
水路63に連通すべく設けられた開口部62によって構成し
たので、特別な流路の付設は不要となった。
(実施例) 次にこの発明の実施例を図に基いて説明する。
第1図〜第3図に消防用自動弁装置の全体の縦断正面
図を、夫々の動作状態毎に示した。
主弁21は弁本体22の一次側室23と二次側室24が、区画
壁25によって区画され、主弁本体22の一次側室23の側に
は主弁21が、二次側室24の側にはメンテナンス用弁26
が、夫夫、設けられている。
区画壁25における一次側室23には主弁21の主弁体21a
の弁座27を、二次側室24にはメンテナンス用弁26の弁体
26aの弁座28を、夫々、形成し、主弁21の弁駆動部29と
メンテナンス用弁26の弁駆動部30は、互いに対向状に設
けられている。
主弁21の弁駆動部29は、弁本体22に設けた主弁シリン
ダ31と主弁ピストン32及び、主弁体21aを弁座27に着座
させる方向に附勢する主弁ばね33とを有し、主弁ピスト
ン32の開弁側室34及び閉弁側室35が共に無圧のとき、主
弁ばね33によって弁座27は閉じ(第3図)、主弁用パイ
ロット弁36が開かれてパイロット水圧が加圧口37から開
弁側室34に導入されると主弁21は弁座27から離れる(第
1図,第2図)構造である。
メンテナンス用弁26の弁駆動部30は、弁シリンダ38
と、弁ピストン39及び、メンテナンス用弁26の弁体26a
を弁座28から離す方向に附勢する弁ばね40とを有し、メ
ンテナンス用弁26の閉弁側室41が無圧のとき、弁ばね40
によって弁座28は開き(第2図,第3図)、パイロット
弁42が開かれてパイロット水圧が加圧穴43から閉弁側室
41に導入されると呼水圧による力に拘り無くメンテナン
ス用弁26は弁座28に着座する(第1図)構造である。
一次側室23の呼水圧の変動に拘り無く二次側室24の二
次圧を所定に調圧するための二次圧調整機構44として例
示したものは、主弁ピストン32と、開弁側室34の水圧を
排水口57を介し排水管46から排水すると共に閉弁側室35
の調圧口47へ送り込むことにより閉弁側室35の水圧を制
御するエキゾースタ48とを有している。
エキゾースタ48の一例を第4図に縦断正面図で、第5
図に縦断側面図で、夫々、示した。
弁体49は、弁ばね50によって排水管46につながる弁座
51を閉じるように附勢され、弁体49に結合されたフラム
受52と53は、弁本体54に外周部を取付けたフラム55の内
周部が固定される。
二次圧が受圧口56からフラム55の下面室75に導入さ
れ、主弁ピストン32の閉弁側室34の水圧が、排水口57を
経て排水受口58から弁室59へ導入され、受圧口56は下面
室75を介し、ニードル弁76を有するリーク孔60により弁
室59に通じている。
呼水圧が高くなって二次圧が所定値よりも高くなると
フラム55は上方へ変形して弁体49を弁座51からより大き
く離し、排水管46からの排水が増して開弁側室34の水圧
が下がって主弁21は弁座27に近づくので二次圧は低くな
り、二次圧が所定値よりも低くなるとフラム55は下方へ
変形して弁体49は弁座51に近づき、排水管46からの排水
が減少して開弁側室34の水圧が上昇し、主弁21は弁座27
から離れる方向に動いて二次圧は上昇し、このようにし
て二次圧が所定圧に調圧される。
弁体49が弁座51に着座した状態では、排水受口58から
の水はリーク孔60を通って受圧口56へ送られる。
メンテナンス用弁26の弁体26aとそのステム26bに通水
路61が形成され、弁体26aが弁座28に着座状態のとき、
通水路61に連通する開口部62が、主弁本体22に形成さ
れ、開口部62は、排水路63及び、管路64を介してエキゾ
ースタ48の受圧口56に接続される。
上記通水路61と開口部62は、メンテナンス用弁26の弁
体26aが弁座28に着座し、主弁21が開かれた状態で呼水
圧を二次側室24へは送水せずにエキゾースタ48と絞り89
のある排水路63へ送水する流路65を形成している。
管路64と二次側水路66から分岐した管路67は、シャト
ル弁68を経てエキゾースタ48の受圧口56に接続され、メ
ンテナンス用弁26が着座しているときは管路64から、
又、メンテナンス用弁26が着座していないときは管路67
から、夫々、シャトル弁68を経由して二次圧が3エキゾ
ースタ48へ導入される。
図示例では、主弁体21aは丸いコップ状で弁本体22に
設けたステムガイド69を貫通する主弁ステム21bによっ
て主弁体21aがガイドされ、主弁体21aの内外を貫通する
孔70が設けられて主弁体21a直下の水圧による力のバラ
ンスを孔70によってとり、主弁体21aを閉める時などの
水圧の変動や呼水圧の変動に対し主弁21の動きは影響さ
れないようにする。
尚、主弁21が閉じ状態のとき、主弁開閉方向における
主弁体21aの受圧面積は、閉側を、開側にほぼ等しくす
るか、又は少し開側よりも大きくしている。
メンテナンス用弁26は、受圧面積において弁座28より
も弁ピストン39を大きくしている。
エキゾースタ48の受圧口56への管路71には、水圧が所
定値のときスイッチ部が動作する圧力スイッチPSWと、
圧力計Pを設けている。
前記主弁用パイロット弁36、メンテナンス用弁26のパ
イロット弁42は、何れもモータMによって駆動され、か
つ、設置現場から遠い位置に設けられた図示外の制御盤
にてこれらのパイロット弁36,42は操作される構造であ
る。
圧力スイッチPSWの作動状態と圧力計Pの表示も、上
記制御盤に表示されるようにしている。
次にこの発明における上記実施例の動作を説明する。
(1)主弁の開閉及び調圧機能の点検(第1図) 定期的な点検作業は、次により行われる。
主弁用パイロット弁36は閉じておき、メンテナンス用
弁26のパイロット弁42を開くと、一次側水路72の水は閉
弁側室41に入り、弁ピストン39を移動して弁体26aが弁
座28に着座し、メンテナンス用弁26は閉じ、閉弁側室41
の水は少しづつ、排水穴74から排水される。
この排水穴74は閉弁側室41に圧力を発生させるため、
加圧穴43より小径にされるか、又はオリフィスが設けら
れる。
次に、主弁用パイロット弁36を開くと一次側水路72の
呼水圧は開弁側室34に入り、主弁ピストン32が移動して
主弁体21aは弁座27から離れ、一次側室23の呼水圧は、
弁座27、通水路61、開口部62、管路64、シャトル弁68を
通って圧力スイッチPSWに到り、管路71から主弁21の閉
弁側室5とエキゾースタ48の受圧口56に流入する一方、
開口部62から排水路63へ排水される。
管路71の水圧が所定値であると圧力スイッチPSWが動
作し、二次側水路の二次圧も所定値となる。
二次圧が所定値よりも高いときは、エキゾースタ48の
フラム55は上方へ変形して弁体49はさらに開き、排水管
46からの排水が増して主弁21の開弁側室34の水圧が下
り、主弁ばね33と閉弁側室35の高い圧力によって主弁体
21aは閉じ方向に動き、二次圧は下がる。
二次圧が所定値よりも低いときはエキゾースタ48のフ
ラム55は下方へ変形して弁体49は閉じ方向に動き、排水
管46からの排水は減少して開弁側室34の水圧は上り、主
弁ばね33及び閉弁側室35の水圧に抗って主弁体21aは開
き方向に動き、二次圧は上昇する。
エキゾースタ48の調整ねじ73が試験台などによって予
め適正に調整されていると、上記の動作によって二次圧
は所定値に落着くことになる。
圧力スイッチPSWの動作によって二次圧が所定に調整
されたことを知り、主弁用パイロット弁36を閉じると、
開弁側室34は、流入が断たれて排水受口58からエキゾー
スタ48を介し排水管46から排水される(弁体49が閉じて
いるときは排水受口58からリーク孔60を通って受圧口56
へ排水される)。
弁ばね33と閉弁側室35の水圧により主弁体21aは弁座2
7に着座し主弁21は閉じる。
管路64への送水は断たれて圧力スイッチPSWはオフと
なる。また常時二次圧は圧力計Pによって監視される。
以上の動作によって主弁21の開閉機能と二次圧調整機
能がチェックされる。
(2)平常状態(第3図) 次にメンテナンス用弁26のパイロット弁42を閉じる
と、閉弁側室41が減圧され、弁ばね40により弁体26aは
弁座28から離れると同時に閉弁側室41内の水が排水穴74
より排出されてメンテナンス用弁26は開き、第3図に示
す平常状態となる。
(3)火災時放水状態(第2図) 第3図の平常状態のとき、図示は省略した火災感知器
が動作して主弁用パイロット弁36が開かれると、開弁側
室34が加圧されて主弁21は開き、一次側室23の呼水圧が
二次側室24へ流れ、二次側室24の二次圧が上る。
二次側室24の水は、管路67からシャトル弁68を通り、
圧力スイッチPSWを動作させる。
二次圧が所定値に対し高過ぎたり、或いは低過ぎたり
すると、上記放水状態の点検で説明した動作に従ってエ
キゾースタ48が動作し、二次圧は所定値に調整される。
一次圧が高くなったり低くなったりすると、二次圧も
一時的に追従して上下するが、上記(1)で説明した過
程を経て所定値に落着くことになる。
そして、二次側水路66に流出した所定圧の消火用水は
図示しない水噴霧ヘッド等の消火用ヘッドより放出され
ることになる。
次に、この発明装置を現場に設置した施工時に必要な
二次圧の所定値の設定方法を説明する。パイロット弁42
を開いてメンテナンス用弁26の弁体26aを弁座28に着座
し、主弁用パイロット弁36を開いて上記第1図の放水状
態の点検と同じ状態をとる。
そして、エキゾースタ48の受圧口56の近くの圧力計P
を見ながら、エキゾースタ48の調整ねじ73をゆっくり回
し、圧力計Pの読みが所定値となるようにする。
圧力計Pの指示が所定値よりも高いときは、調整ねじ
73をゆるめると、排水管46からの排水が増し、主弁ピス
トン32は主弁体21aを閉じる方向に移動して二次圧は低
下し、これにより圧力計Pの指示は下る。
逆に圧力計Pの指示が所定値に比し低いときは、調整
ねじ73をしめることになり、各部材は上記高いときとは
逆に動作して二次圧は調圧される。
二次圧の調整が終れば、主弁用パイロット弁36を閉じ
て主弁21を閉じ、次に、パイロット弁42を閉じてメンテ
ナンス用弁26を開き、第3図の平常状態に戻す。
なお、施工直後には主弁21を開きノズルより試験放水
する等の通水試験をするのでその際にエキゾースタ48を
調整することもできる。この場合は、通水中に上記と同
様に圧力計Pを見ながらエキゾースタ48の調整ねじ73を
指示圧が所定値より高ければゆるめ低ければしめるよう
に回して調整し、圧力計P又はノズル圧が所定値になる
ようにする。
以上のように、メンテナンス用弁236は主弁21に一体
的に結合され、かつ、パイロット用弁42により駆動され
るので、小さい動力で遠隔的に操作が可能で、圧力スイ
ッチPSWの指示等を電気的に表示させれば、遠隔地から
メンテナンスを行うことができる。
主弁21の一次側室23と二次側室24の区画壁25に、主弁
21とメンテナンス用弁26の夫夫の弁座27と28を形成した
ので、簡単で小型となった。
メンテナンス用弁26と主弁21の夫々の弁駆動部30と29
を互いに対向状に設けたので、全体はまとまり良く、小
型化された。
主弁21を閉じる必要のあるとき、先ずメンテナンス用
弁26の弁体26aを弁座28に着座させると、呼水圧の一部
は、メンテナンス用弁26の通水路61と開口部62を経て排
水路63から排水され、これにより次に主弁21を閉じた際
の急激な減水割合は小さくなり、ウオータハンマ防止機
能が発揮されるので、専用のダンパは不用となった。
又、二次圧調整は工場でエキゾースタ48を調整してお
けば現地では二次圧圧力計Pが所定値になっていること
を確認するだけで済み大きなアジャスタ18を回すことが
不要となった。
上記実施例において使用された主弁21は主弁ばね33に
よる常閉タイプであり、第6図に縦断正面図で示した他
の実施例は、主弁ばねを用いずに呼水圧によって閉じる
常閉タイプの主弁81を用い、二次圧調整機構44に、定圧
作動弁82を用いている。
第6図は放水状態の点検時を示し、点検時は、2次側
の水は管路64からシャトル弁68を介し、所定圧で開く定
圧作動弁82を通って主弁81の閉弁側室83に導入される
が、モータMによってパイロット弁84を開くと、パイロ
ット弁84を介して閉弁側室83の水は排水管85から排水さ
れ、一次側水路72の呼水圧は主弁81の開弁側室86に導入
されて主弁ピストン87を移動し、主弁体81aは弁座27か
ら離れて主弁81が開かれる。
メンテナンス用弁26のパイロット弁42を閉じ、さらに
パイロット弁84を閉じると、図示は省略したが、閉弁側
室41の残水は排水穴74より排水されてメンテナンス用弁
26は弁座28から離座し、呼水圧は管路88からパイロット
弁84を通って閉弁側室83に導入され、主弁ピストン87の
閉弁側室83と開弁側室86の受圧面積差により主弁体81a
は弁座27に着座し、平常状態となる。
主弁81が閉じられた平常状態のとき、火災感知器の動
作によってパイロット弁84が開かれると、上記第6図の
点検時と同様に閉弁側室83の水はパイロット弁84を通っ
て排水管85から排水され、主弁81は開く。
主弁81が開かれると、二次圧は管路67からシャトル弁
68を介し定圧作動弁82に到る。
二次圧が所定圧のとき定圧作動弁82は開いて閉弁側室
83の水圧は、絞り89で絞られて或る値となり、主弁体81
aの開き量が制御され、二次圧が所定値を下廻るとき
は、定圧作動弁82は閉じて閉弁側室83は充分に減圧さ
れ、主弁体81の開き量は増加して二次圧が上昇し、この
ようにして二次圧は所定値に調整される。
(発明の効果) この発明に係る自動弁装置は上述のように構成したの
で、次の効果を奏する。
(1)弁本体22に設けた区画壁25に主弁21の第1の弁座
27とメンテナンス用弁26の第2の弁座28とが形成されて
いて、この第1の弁座27と第2の弁座28とは放水時に区
画壁25を連通する連通口となっているため、自動弁装置
の構造は単純化され、小型となった。
(2)主弁21とメンテナンス用弁26とが自動弁装置の弁
本体22内に設けられ、メンテナンス用弁26はパイロット
弁42により駆動される構成であるため、パイロット弁42
を操作すると、一次側室23は二次圧調整機構44或いは定
圧作動弁82に連通して二次圧が自動的に調整される。こ
れにより調整操作は簡易化されて遠隔操作の実施化に役
立つものとなった。メンテナンス用弁26を操作すると、
主弁21の二次圧の一部は排水路63へ逃がすことができ
る。
従って、消火用ヘッドからの放水停止時に主弁21を閉
じる前にメンテナンス用弁26を閉弁操作すればメンテナ
ンス用弁26により流量が絞られ、主弁21閉止時の急激な
減水率は小さくなってダンパ機能が発揮され、これによ
り、ウオータハンマ防止用の特別なダンパは不用とな
り、装置はさらに小型化される。
自動弁装置の弁閉止機能に不具合を生じたとき、例え
ば遠隔地からパイロット弁42を操作してメンテナンス用
弁26を閉じることにより、消火ヘッドなどからの放水を
迅速に停止できる。
(3)主弁21の一次側室23と二次側室24の区画壁25に、
主弁21とメンテナンス用弁26の夫々の弁座27と弁座28を
形成したので、弁本体22の構造は簡単で小型となった。
(4)二次圧調整機構44として、主弁21の弁体26aに結
合された主弁ピストン32,87がエキゾースタ48、又は定
圧作動弁82と協働して二次圧を調整する構造としている
ので、この二次圧調整機構44の部品点数を少なくするこ
とができた。
(5)メンテナンス用弁26が操作された時に使用される
流路65を、メンテナンス用弁26の弁体26a及び弁ステム2
6bに形成されて第2の弁座28に開口する通水路61と、弁
体26aが上記着座のとき通水路61を二次圧調整機構44又
は排水路63に連通すべく設けられた開口部62によって構
成したので、特別な流路の付設は不要となった。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図まではこの発明の実施例を示し、第1
図、第2図、第3図は夫々の動作状態における装置の縦
断正面図、第4図はエキゾースタの縦断正面図、第5図
は第4図の縦断側面図、第6図は装置の他の実施例にお
ける縦断正面図、第7図、第8図、第9図は夫々の動作
状態における従来装置の説明図、第10図は、上記従来装
置の自動弁の縦断正面図である。 21,81……主弁、21a,81a……主弁体、21b……主弁ステ
ム、22……弁本体、23……一次側室、24……二次側室、
25……区画壁、26……メンテナンス用弁、26a,49……弁
体、26b……弁ステム、27,28,51……弁座、29,30,90…
…弁駆動部、31……主弁シリンダ、32,87……主弁ピス
トン、33……主弁ばね、34,86……開弁側室、35,41,83
……閉弁側室、36……主弁用パイロット弁、37……加圧
口、38……弁シリンダ、39……弁ピストン、40,50……
弁ばね、42,84……パイロット弁、43……加圧穴、44…
…二次圧調整機構、57……排水口、46,85……排水管、4
7……調圧口、48……エキゾースタ、52,53……フラム
受、54……弁本体、55……フラム、56……受圧口、58…
…排水受口、59……弁室、60……リーク孔、61……通水
路、62……開口部、63……排水路、64,67,71,88……管
路、65……流路、66……二次側水路、68……シャトル
弁、69……ステムガイド、70……孔、72……一次側水
路、74……排水穴、75……下面室、76……ニードル弁、
82……定圧作動弁、89……絞り、M……モータ、PSW
…圧力スイッチ、P……圧力計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−20617(JP,U) 実開 昭55−150416(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05D 16/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁本体22が区画壁25によって放水時の通路
    を形成する一次側室23と二次側室24とに区画され、一次
    側室23に臨んで主弁21の主弁体21aが、二次側室24に臨
    んでメンテナンス用弁26の弁体26aが、区画壁25をはさ
    んで対向して設けられ、区画壁25には、主弁21の主弁体
    21aが一次側室23から着座する第1の弁座27とメンテナ
    ンス用弁26の弁体26aが二次側室24から着座する第2の
    弁座28とが設けられてこの第1の弁座27と第2の弁座28
    は区画壁25を連通する連通口を形成し、主弁21の主弁体
    21aの背面側には主弁21の弁駆動部29が、メンテナンス
    用弁26の弁体26aの背面側にはメンテナンス用弁26の弁
    駆動部30が、それぞれ設けられ、メンテナンス用弁26
    は、当該弁26の弁体26aがその弁駆動部30によって第2
    の弁座28に着座したときに、一次側室23と二次側室24と
    の前記連通をしゃ断するように、かつ、その弁体26aに
    設けてある通水路61により一次側室23を弁本体22外に連
    通するように、形成されていることを特徴とする自動弁
    装置。
  2. 【請求項2】二次圧調整機構44が付設されて一次側室23
    と二次側室24を連通し、或いはしゃ断するように設けら
    れた主弁21と、主弁21が開かれた状態で主弁21の二次圧
    を二次側室24へは送水せずに二次圧調整機構44のエキゾ
    ースタ48、又は定圧作動弁82及び排水路63などに流路65
    を変更するように設けられたメンテナンス用弁26とが自
    動弁装置の弁本体22内に設けられ、メンテナンス用弁26
    はパイロット弁42により駆動されるものであることを特
    徴とする自動弁装置。
  3. 【請求項3】主弁21は、一次側室23と二次側室24の区画
    壁25における一次側室23側に主弁21の弁体21aの弁27座
    を、二次側室24側にはメンテナンス用弁26の弁体26aの
    弁座28を、夫々形成したことを特徴とする請求項2記載
    の自動弁装置。
  4. 【請求項4】二次圧調整機構44は、主弁21の弁体26aに
    結合された主弁ピストン32,87と、二次圧を受けて排水
    動作を行ない、主弁ピストン32,87の開弁側室34,86及び
    閉弁側室35,83の夫々の水圧を制御するエキゾースタ4
    8、又は定圧作動弁82とを有しているものであることを
    特徴とする請求項2又は3記載の自動弁装置。
  5. 【請求項5】上記流路65は、メンテナンス用弁26の弁体
    26a及び弁ステム26bに形成されてメンテナンス用弁26の
    弁座28に開口する通水路61と、メンテナンス用弁26の弁
    体26aが着座状態のとき通水路61と二次圧調整機構44又
    は排水路63とを連通すべく設けられた開口部62とを有し
    ていることを特徴とする請求項2,3又は4記載の自動弁
    装置。
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