JP3193937B2 - 減圧弁 - Google Patents

減圧弁

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JP3193937B2
JP3193937B2 JP15844493A JP15844493A JP3193937B2 JP 3193937 B2 JP3193937 B2 JP 3193937B2 JP 15844493 A JP15844493 A JP 15844493A JP 15844493 A JP15844493 A JP 15844493A JP 3193937 B2 JP3193937 B2 JP 3193937B2
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昶 樫原
紘一 西村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば降雪機や散水機
等において散水量を自動制御するなどに使用される減圧
弁に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スキー場等で使用される降雪機
や、ゴルフ場で用いられる散水機などは、広大な敷地に
多数の噴霧ノズルを点在して配置し、これら噴霧ノズル
より水を霧化状態で散布することで降雪または散水する
ようになっている。このような噴霧ノズルは晴雨、寒暖
等の気象状態に応じて散水量を制御する必要があるた
め、散水用噴霧ノズルの手前に減圧弁を設置し、この減
圧弁により散水量を制御するようになっている。この種
の減圧弁は、噴霧ノズルから噴射される散水量を所要の
流量に保つため、二次側圧力が変動した場合にもこれに
応じて弁孔の開度を自動的に制御し、所定の設定圧力を
維持するように機能する必要があり、このため、従来の
この種の減圧弁は、一次側と二次側とを弁孔により連通
し、この弁孔の開度を弁軸に連結された弁体により制御
し、この弁軸に、開弁方向の推力を与える主ばねと、上
記二次側の圧力を受けて閉弁方向の推力を与える主ダイ
アフラムを設け、これら推力の差により上記弁孔の開度
を自動調整して二次側圧力を調整するように構成されて
いた。
【0003】しかしながら、このような施設において、
噴霧ノズルの流量を変更するには減圧弁の開度を変更す
る必要があり、このためには主ばねの設定ばね力を変更
する必要がある。しかし、例えばスキー場の降雪機、ゴ
ルフ場の散水機などのように広大な敷地に点在している
各減圧弁の設定ばね力を調整しようとすると、それぞれ
の設置場所まで出向いて行わなければならず、多大の労
力および時間を必要とする。
【0004】このような問題点を解決するため、本出願
人は先に「実願平4−22805号」のような減圧弁を
提案した。このものは、弁軸に、開弁方向の推力を与え
る主ばねと、二次側の圧力を受けて閉弁方向の推力を与
える主ダイアフラムの外に、遮断ばねおよび補助ダイア
フラムを取り付け、この補助ダイアフラムに圧搾空気な
どのような外部からの流体圧力を与えるようにしたもの
である。このものによると弁軸に、上記主ばねと主ダイ
アフラムとの推力差を付与することに加えて、遮断ばね
および補助ダイアフラムで発生した推力を与えるように
するから、弁の開度を変更することができる。よって、
点在した多数の減圧弁に圧搾空気の配管を施し、これら
配管の圧搾圧力を遠隔制御すれば、それぞれ噴霧ノズル
の設置場所まで出向いて行かなくても全部の減圧弁の開
度を遠隔操作により調整することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ス
キー場やゴルフ場などの施設では、気象条件が変化する
都度、噴霧条件を変更する必要がある。つまり、降雪や
散水条件は、天候、特に気温、湿度、風力、風向などの
気象環境に応じて適格に、迅速に調整する必要がある。
従来の場合、圧搾空気を遠隔的に制御する場合、操作員
が気温、湿度、風力、風向などの条件を報道や実測によ
って知り、この情報に応じて手動操作により圧力制御を
行っていた。このため、操作に人手を要し、かつ迅速で
適格な制御ができない不具合があった。
【0006】本発明はこのような事情にもとづきなされ
たもので、その目的とするところは、制御条件に応じた
弁開度を自動的に遠隔制御できるようにし、人手を要せ
ず、迅速で適格な制御が可能となる減圧弁を提供しよう
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、一次側と二次側とを弁孔により連通し、この
弁孔の開度を弁軸に連結された弁体により制御し、この
弁軸には、開弁方向の推力を与える主ばねおよび上記二
次側の圧力を受けて閉弁方向の推力を与える主ダイアフ
ラムを設け、これら主ばねと主ダイアフラムとの推力の
差により上記弁孔の開度を自動調整して減圧するととも
に、上記弁軸に弁を閉じる方向の推力を与える遮断ばね
を設け、かつ上記弁軸にこの弁軸の推力を調節する補助
ダイアフラムを取り付け、この補助ダイアフラムに外部
から流体圧を付与して上記遮断ばねの付勢力を減じるよ
うにした減圧弁において、上記補助ダイアフラムに伝え
る流体圧の供給通路にパイロット圧制御弁を設け、この
パイロット圧制御弁はセンサーからの検知情報にもとづ
き指令信号を発する制御器により作動されるとともに、
上記弁軸の位置に応じてフィードバック制御されるよう
にしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、センサーの検知に応じて信号
を発する制御器からの指令信号によりパイロット圧制御
弁が作動し、このパイロット圧制御弁により補助ダイア
フラムに伝える流体圧を自動的に制御するので、減圧弁
を遠隔操作することが可能であり、しかもセンサ−の検
知により制御器が自動的に指令信号を発してパイロット
圧制御弁が作動されるから、格別な人手を要することな
く、迅速で適格な制御が可能になる。また、パイロット
圧制御弁は、弁軸の位置に応じてパイロット圧を制御す
るフィードバック機能を持っているので、減圧弁の開弁
位置を良好に維持する。
【0009】
【実施例】以下、本発明について、図面に示す一実施例
にもとづき説明する。図1はポジショナー(バルブ位置
保持装置)付減圧弁の全体図を示し、図2はその減圧弁
Aのみの全体断面図を示し、かつ図3はポジショナーB
の断面図を示す。
【0010】まづ、減圧弁Aの構造から説明すると、図
中1は減圧弁Aの弁箱であり、この弁箱1は弁箱本体
2、中蓋3、上蓋4および底蓋5を備えている。弁箱本
体2には、一次側流入室7および二次側流出室8が、隔
壁6により区画されて形成されている。隔壁6は、二次
側流出室8に向かって突出する閉鎖端部を有しており、
この隔壁6には、互いに等しい開口面積を有して同軸上
に対向した弁孔9および摺動孔10が形成されている。
上記弁箱1には、弁孔9および摺動孔10を同心的に貫
通する弁軸11が昇降自在に取着されている。弁軸11
には、二次側流出室8内に位置して上記弁孔9の開度を
調節する弁体12が固定されている。この弁体12は弁
孔9の弁座にその下方から接離するように対向してい
る。また、上記弁軸11には、摺動孔10内に摺動自在
に嵌合した平衡ピストン13が設けられており、この平
衡ピストン13は両面に一次側の圧力および二次側の圧
力を受けるようになっている。このため平衡ピストン1
3と弁体12は、一次側流入室7の圧力を受ける面積が
同等に形成されており、一次側流入室7および二次側流
出室8の圧力が変動しても相互に相殺してその影響を自
動的に排除するように構成されている。
【0011】上記弁箱本体2と中蓋3には、主ダイヤフ
ラム17が挾持されている。主ダイヤフラム17は上記
二次側流出室8に常時連通する第3の圧力室15と、外
部に連通する第4の圧力室16を区画しており、この主
ダイヤフラム17は周縁部および中央部が上記中蓋3お
よび弁軸11にそれぞれ支持されている。
【0012】弁箱1の上部にはコラム60が設けられて
いる。コラム60は、上蓋4に固定した下支持板61に
複数の支柱62…を立設し、これら支柱62…の上端に
中間支持板63を固定し、かつこの中間支持板63に連
結支柱64…を連結し、さらにこれら連結支柱64…の
上端部に上支持板65を取り付けて構成されている。
【0013】上記上蓋4を摺動自在に貫通して上部に突
出した上記弁軸11の上端部と、上記コラム60の中間
支持板63との間には、基準圧力設定用の圧縮コイルば
ねからなる主ばね18が介設されている。この主ばね1
8は弁軸11を押し下げるように作用し、これにより弁
体12は弁孔9から離れて開度を増す方向に推力を生じ
るようになっている。この主ばね18の押圧力、つまり
基準圧力は、中間支持板63に螺挿した調整ねじ19に
より可変設定されるようになっている。
【0014】上記中蓋3と上蓋4との間には補助ダイヤ
フラム21が設けられている。補助ダイヤフラム21
は、周縁部が中蓋3と上蓋4との間に挟持されるととも
に中央部が弁軸11に支持されている。この補助ダイヤ
フラム21は、上記第4の圧力室16に通じる第5の圧
力室22と、第6の圧力室23とを仕切っている。第5
の圧力室22は上記第4の圧力室16とともに開放口2
2aを介して外部に連通されており、第6の圧力室23
は圧搾空気導入口24を通じて、後述するポジショナー
(バルブ位置保持装置)Bに連結されている。補助ダイ
ヤフラム21の下側支持板25は、第5の圧力室22の
底部と接離自在に当接することにより弁軸11の開方向
への移動量を規制するようになっている。
【0015】上記コラム60には、上記弁軸11に対し
この弁軸11を引上げて閉弁方向への推力を付与する遮
断ばね27が設けられている。すなわち、上記上蓋4に
立設された支柱62には、上記弁軸11の上端部が遊貫
する連結板29が昇降自在に取り付けられており、この
連結板29には連結棒30が立設されている。支柱62
と連結棒30には、上下一対のばね座31,32がそれ
ぞれ昇降自在に支持されている。上側ばね座31は連結
棒30に螺合するナット33によって上方への移動が規
制されており、下側ばね座32は支柱62に設けられた
ストッパ34によって下方への移動が規制されている。
これら上下一対のばね座31,32間に上記遮断ばね2
7が掛け渡されている。このため、遮断ばね27が伸長
する力は上側ばね座31を押し上げ、この力は連結棒3
0および連結板29を一体的に上昇させる力となり、こ
の連結板29には弁軸11の上端部に設けたナット体3
5が当接しており、よって弁軸11は連結板29から引
上げ力を付与される。このため、弁軸11は、遮断ばね
27の伸長復元力にもとづき上向き(弁閉方向)の推力
を受けるようになっている。
【0016】上記遮断ばね27のばね力は、連結棒30
に螺合するナット33により調整可能であるが、本実施
例の場合は、連結棒30の上端部が摺動板66に連結さ
れている。この摺動板66は前記コラム60の連結支柱
64…に摺動自在に取り付けられている。そして、前記
コラム60の上支持板65には、調節ハンドル67が螺
挿されており、この調節ハンドル67は上記摺動板66
を押している。このため、調節ハンドル67を回すと、
摺動板66が連結支柱64…に案内されて下降し、これ
により連結板29および上側ばね座31も下向きに移動
する。このため上側ばね座31と下側ばね座32の距離
が変わり、遮断ばね27の圧縮力が変化する。つまり、
調節ハンドル67は遮断ばね27のばね力を調節するよ
うになっている。
【0017】遮断ばね27の設定圧力は、主ばね18に
所望の基準圧力が設定され、かつ第6の圧力室23に圧
搾空気が導入されない状態で、弁体12が弁孔9の弁座
に密着するように設定されている。
【0018】上記減圧弁Aには、二次側流出室8内の滞
留液を排出するための排液弁36が設けられている。こ
の排液弁36は、底蓋5に凹所38を形成し、この凹所
38に図4に示す弁ケース39を設けてある。この弁ケ
ース39内には、排液弁体40を昇降自在に嵌合して構
成してある。弁ケース39の下部側壁には上記凹所38
を介して上記二次側圧力室8と連通する連通孔41を形
成してあるとともに、底部には底蓋5に形成した排出孔
37に連なる排液孔42を開設してある。そして、弁ケ
ース39に摺動自在に嵌挿された排液弁体40の下端面
には、弁ケース39の底面に接離自在に当接するOリン
グ等からなる弁座43が設けられており、この弁座43
が弁ケース39の底面に密着した場合に排液弁体40
は、連通孔41と排液孔42との導通を遮断するように
なっており、よって二次側流出室8と排出孔37との導
通を断つようになっている。
【0019】弁ケース39の底面と排液弁体40との間
にはコイルばね44が設けられており、このコイルばね
44は排液弁体40を常に上昇する方向に押圧してい
る。このばね力を受けて排液弁体40が上昇すると、連
通孔41と排液孔42とが導通し、よって二次側流出室
8の流体は凹部38から連通孔41、排液孔42および
排出孔37を経て減圧弁Aの外部に排出されるようにな
っている。排液弁体40の上面は、弁ケース39の上端
開口端より二次側流出室8に臨まされており、二次側流
出室8の圧力を受けるようになっている。この排液弁体
40の上昇量は、弁ケース39の上端開口部に設けたス
トッパピン45により規制されるようになっている。
【0020】さらに、上記減圧弁Aには、二次側流出室
8内の二次側圧力が過度に上昇した場合にこの二次側圧
力を逃すための逃し弁50が設けられている。この逃し
弁50は、本実施例の場合、図4に詳しく示すように、
上記排液弁36に設置されている。すなわち、排液弁体
40の上面には逃し孔51が開口されており、かつ排液
弁体40には上記逃し孔51を開閉する逃し弁体52が
収容されている。逃し弁体52は、上記コイルばね44
により押し上げ力を受けるようになっており、このコイ
ルばね44の力で逃し弁体52の上面に設けたOリング
等の弁座体53が、排液弁体40の弁座54に着座する
ようになっている。二次側流出室8内の二次側圧力が上
昇してコイルばね44の押上力より勝ると、逃し弁体5
2が押し下げられ、弁座体53が弁座54から離れて逃
し孔51を開く。このため、二次側流出室8内の液体
は、逃し孔51から排液弁体40の内部を経て排液孔4
2および排出孔37を通じて減圧弁Aの外部に逃され
る。なお、この場合、排液弁体40も二次側流出室8内
の圧力を受けて押し下げられており、弁座43が弁ケー
ス39の底面に密着するので、連通孔41と排液孔42
との導通が遮断されるものである。このような構成の場
合、コイルばね44は、排液弁36の開放作用と、逃し
弁50の遮断作用の両者に共通して用いられている。
【0021】次に、前述したポジショナー(バルブ位置
保持装置)Bについて説明する。本実施例のポジショナ
ーBは、図3に示すように、電気−空気圧変換式ポジシ
ョナーであり、図中70はケーシングを示す。ケーシン
グ70内には、トルクモータ71が設置されており、こ
のトルクモータ71は、信号線72を通じて4〜20m
A程度の信号電流が供給されると励起コイル73に渦電
流が発生し、このため固定片74に磁界が発生する。こ
の磁界により、可動鉄片75が反時計方向のトルクを受
け、可動鉄片75の端部に設けたノズルフラッパ76が
回動変位するようになっている。ノズルフラッパ76は
ノズル孔77を開閉する。
【0022】ノズル孔77は供給される空気圧を逃がす
ものである。つまり、前記減圧弁Aにおいて補助ダイヤ
フラム21により区画された上記第6の圧力室23は、
圧搾空気導入口24を通じて導圧管78に接続されてお
り、この導圧管78は供給管79を通じて、図5に示す
圧搾空気源、例えばコンプレッサ130に接続されてい
る。上記導圧管78と供給管79の間には、上記ポジシ
ョナーケーシング70に設置したパイロット圧制御弁8
0が設けられており、これら導圧管78と供給管79は
パイロット圧制御弁80により導通および遮断がなされ
る。パイロット圧制御弁80は、上記供給管79に接続
された一次側圧力室81が絞り82に通じており、この
絞り82は上記ノズル孔77と背圧通路83とに通じて
いる。背圧通路83はパイロットダイアフラム84の背
圧室85に通じている。パイロットダイアフラム84は
パイロット弁86に連結されており、このパイロット弁
86は弁孔87を開閉する。弁孔87が開くと、上記一
次側圧力室81が二次側圧力室88に通じる。二次側圧
力室88は導圧管78に連結されている。
【0023】したがって、上記トルクモータ71の作用
により、ノズルフラッパ76が回動してノズル孔77を
閉じると、供給管79から一次側圧力室81に供給され
ているパイロット圧が絞り82を通って背圧通路83か
らパイロットダイアフラム84の背圧室85に供給され
る。このためパイロットダイアフラム84が押し下げら
れ、パイロット弁86が押されて弁孔87を開く。よっ
て一次側圧力室81が二次側圧力室88に通じるので、
コンプレッサ130から供給されるパイロット圧は二次
側圧力室88を通じて導圧管78に送られる。このた
め、減圧弁Aの第6の圧力室23に、圧搾空気導入口2
4を通じて上記パイロット圧が供給され、補助ダイヤフ
ラム21に押下げ力が加えられる。補助ダイヤフラム2
1に発生する押下げ力が遮断ばね27による引上げ力に
打ち勝つと、弁軸11が押下げられて弁体12は弁孔9
を開くようになる。
【0024】弁軸11には、連結ピン90が設けられて
おり、この連結ピン90にはフィードバックレバー91
に形成した長孔92が摺動自在に係合している。フィー
ドバックレバー91は枢支ピン93を介してケーシング
70に回動自在に連結されており、上記弁軸11が下降
するとフィードバックレバー91は枢支ピン93を中心
として時計回りに回動する。フィードバックレバー91
のアーム94は、比例帯機構95のアジャストレバ−9
6に当接している。アジャストレバ−96はアジャスト
スクリュー97を介して揺動レバー98に取り付けられ
ており、この揺動レバー98は支持ピン99によりケー
シング70に回動自在に支持されている。上記フィード
バックレバー91が時計回りに回動すると、揺動レバー
98は支持ピン99を中心として反時計回りに回動す
る。揺動レバー98と前記ノズルフラッパ76との間に
は、コイルばね100が掛け渡されている。よって、揺
動レバー98が支持ピン99を中心として反時計回りに
回動すると、コイルばね100を通じてノズルフラッパ
76を引き、このノズルフラッパ76をノズル孔77と
対向する位置から引き離すようになっている。なお、1
02はバランス用コイルばねであり、張力調整つまみ1
01を操作することにより張力が調整され、これにより
コイルばね100の張力を調整する。
【0025】上記のようなポジショナーB付減圧弁Aを
降雪機または散水機等に適用する場合には、図5に例示
するように、各ポジショナー付減圧弁Aを所望数の噴霧
ノズル120と個別に組合わせ、送水ポンプ125に接
続された送水管126に並列に接続する。また、圧搾空
気源としてのコンプレッサ130は、供給管79を通じ
て各ポジショナーBに接続されており、かつ噴霧ノズル
120に至る噴霧発生用空気管131がそれぞれ接続さ
れている。そして、各ポジショナーBのトルクモータ7
1に接続された信号線72…は図5に示す制御器(CP
U)150に接続されている。制御器150は、例えば
温度センサー151、湿度センサー152、風速センサ
ー153などから大気の情報を得るようになっており、
これら検出した温度、湿度および風速にもとづき減圧弁
Aの開度を演算し、この減圧弁Aの開度に見合うように
上記トルクモータ71に指令信号を送るようになってい
る。トルクモータ71は上記指令信号によりノズルフラ
ッパ76を回動変位し、この回動位置でノズル孔77の
開度を制御する。これにより減圧弁Aの第6の圧力室2
3へ送るパイロット圧の圧力を制御するようになってい
る。なお、主ばね18に設定される基準圧力を噴霧ノズ
ル120の最低圧力に対応させておき、これを超過する
部分は、補助駆動部20に供給される圧搾空気圧力をポ
ジショナーBにおいて制御することにより補うようにな
っている。
【0026】このような構成のポジショナー付減圧弁A
について、その作用を説明する。主ばね18の付勢力よ
りも遮断ばね27の推力を大きくしておくと、非流通状
態では、遮断ばね27の推力が勝ることにより弁軸11
が引き上げられ、弁体12は弁孔9の弁座に着座し、全
閉状態になっている。すなわち、この実施例はいわゆる
常閉型になっている。
【0027】この場合、排液弁36は、コイルばね44
の力を受けて排液弁体40が上昇しており、弁座43が
弁ケース39の底面から離間しているため、図4に示す
全開状態になっている。
【0028】この状態において、温度センサー151、
湿度センサー152、風速センサー153…などが大気
の情報を得て、これら検出した温度、湿度および風速に
もとづき制御器150が減圧弁Aを開く状況であると判
断すると、この制御器150は減圧弁Aの開度に見合う
電流をポジショナーBのトルクモータ71に送る。トル
クモータ71はこの指令電流によりノズルフラッパ76
を回動変位し、この回動位置でノズル孔77を閉じる。
ノズル孔77が閉じられると、コンプレッサ130から
供給管79を経て一次側圧力室81に供給されているパ
イロット圧が、絞り82を通って背圧通路83よりパイ
ロットダイアフラム84の背圧室85に供給されるよう
になり、よってパイロットダイアフラム84が押し下げ
られ、パイロット弁86が押されて弁孔87を開く。こ
のため、一次側圧力室81が二次側圧力室88に通じる
ので、コンプレッサ130から供給されるパイロット圧
は二次側圧力室88を通じて導圧管78に送られる。こ
のパイロット圧は、減圧弁Aの圧搾空気導入口24を通
じて第6の圧力室23に供給され、よって補助ダイヤフ
ラム21に押下げ力が加えられる。補助ダイヤフラム2
1に発生する押下げ力が遮断ばね27による引上げ力に
打ち勝つと、弁軸11が押下げられ、弁体12が弁孔9
を開く。
【0029】ノズル孔77の開度を変えるとパイロット
弁86の位置が変わるので弁孔87の開き具合が変わ
り、よって第6の圧力室23に供給されるパイロット圧
が変化する。よって、制御器150からトルクモータ7
1に送る指令信号に応じてノズルフラッパ76の回動変
位量が変わるから、結局制御器150によりパイロット
圧を自動的に制御することができ、換言すれば減圧弁A
の弁孔9の開度を自動的に制御する。
【0030】このようなポジショナーBの作用により減
圧弁Aの弁孔9が開くと、送水ポンプ125から送水管
126を通じて減圧弁Aの一次側圧力室7に送られる水
が弁孔9を経て二次側圧力室8へ送られ、噴霧ノズル1
20へ供給される。送水の当初は、水の1部が排液弁3
6の連通孔41、排液孔42および排出孔37を経て外
部に流出されるが、二次側圧力がある程度上昇すると、
排液弁36の排液弁体40が二次側圧力を受けてコイル
ばね44に抗して押し下げられ、弁座43が弁ケース3
9の底面に圧接される。このため連通孔41が閉塞され
る。
【0031】減圧弁Aの二次側圧力室8の圧力は第3の
圧力室15に伝えられ、この第3の圧力室15に導入さ
れた二次側圧力により、主ダイヤフラム17を介して弁
軸11に上向きの推力を与える。この推力が増大して弁
軸11の押し下げ力に打ち勝つと、弁体12は弁軸11
とともに上昇、つまり閉方向に移動され、また弁軸11
の押し下げ力が二次側圧力による推力より大きい場合
は、弁体12は弁軸11とともに開方向に移動される。
そして、これら推力と反力とがバランスすることにより
二次側圧力は所定の圧力に保持されることになる。
【0032】なお、この状態で、例えば二次側圧力室8
の圧力が低下すると、第3の圧力室15の圧力が低下す
るので主ダイヤフラム17を介して弁軸11を下向きに
押す推力が増し、よって、弁孔9を開き、流量が次第に
増すので二次側圧力を上昇させる。この結果、二次側圧
力室8に接続された噴霧ノズル120より噴霧される水
量を一定に維持することができる。
【0033】しかし、二次側圧力室8の圧力上昇が解消
されず、にも拘らず弁軸11が下向きに過度に下降され
ている場合は、弁軸11に設けた連結ピン90に連結し
ているフィードバックレバー91が枢支ピン93を中心
として時計回りに回動し、揺動レバー98が支持ピン9
9を中心として反時計回りに回動する。このため、コイ
ルばね100を介してノズルフラッパ76を引き、この
ノズルフラッパ76をノズル孔77と対向する位置から
引き離す。よってノズル孔77が開かれ、パイロット圧
制御弁80の一次側圧力室81に供給されているパイロ
ット圧がノズル孔77より逃げるため、パイロットダイ
アフラム84の背圧室85に供給される圧力が減じら
れ、パイロット弁86が復帰して弁孔87の開度が減じ
られる。これにより、コンプレッサ130から供給され
るパイロット圧が減少し、減圧弁Aの第6の圧力室23
に供給される量が減り、補助ダイヤフラム21を押下げ
る力が弱くなる。この結果、弁軸11が上昇し、弁孔9
を閉じ、二次側圧力室8に送る水量を減少させ、よって
二次側圧力室8の圧力上昇を引き止めることができる。
【0034】すなわち、上記フィードバックレバー91
は、弁軸11の位置、換言すれば弁体12の位置を検出
してこれをフィードバックし、これによりパイロット圧
制御弁80から供給されるパイロット圧を自動制御し、
弁軸11の位置を上記制御器150が演算した位置に保
持する機能を奏する。
【0035】また、この状態で、外気環境が変化した場
合、例えば気温が上昇して湿度が低くなった場合、温度
センサー151、湿度センサー152、風速センサー1
53…が大気の情報を検出し、この情報にもとづき制御
器150がポジショナーBのトルクモータ71に指令信
号を送る。トルクモータ71はノズルフラッパ76を回
動変位し、例えばノズル孔77をさらに閉じる。このた
めパイロットダイアフラム84の背圧室85に供給され
る圧力が増し、パイロット弁86が押されて弁孔87の
開度が増す。このため、コンプレッサ130から多量の
パイロット圧が減圧弁Aの第6の圧力室23に供給さ
れ、よって補助ダイヤフラム21を押下げる力が増す。
この結果、弁軸11が押下げられ、弁体12は一層弁孔
9を開き、二次側圧力室8に送る水量を増加させ、よっ
て噴霧ノズル120より噴霧される水量を増すことがで
きる。
【0036】なお、二次側圧力室8の圧力が異常に過度
に上昇すると、逃し弁50の逃し弁体52が押し下げら
れて逃し孔51を開き、このため、二次側流出室8内の
液体が逃し孔51から排液弁体40の内部を経て排液孔
42および排出孔37より外部へ逃がされる。このた
め、二次側圧力が低下し、よって異常圧力上昇を防止す
る。
【0037】上記遮断弁Aを遮断する場合は、制御器1
50によりポジショナーBのトルクモータ71に送る信
号を停止すれば、ノズル孔77が開かれ、パイロット圧
制御弁80の弁孔87が閉じるから、補助ダイヤフラム
21を押下げる力が排除される。このため、弁軸11に
対する開弁方向の推力が軽減されるので、遮断ばね27
の閉弁方向の推力が勝り、この推力により弁体12が弁
孔9の弁座に圧接され、一次側圧力室7と二次側圧力8
の連通を遮断することになる。
【0038】そして、この結果、二次側圧力が低下する
と、排液弁36における排液弁体40が開方向に移動
し、連通孔41を開くようになり、二次側の残留液は連
通孔41から排液孔42および排出孔37を経て外部に
流出される。
【0039】このようなことから、上記実施例の減圧弁
Aにおいては、制御器150を通じてポジショナーBを
作動させれば、第6の圧力室23に送られるパイロット
圧が制御されるので、減圧弁の開度、すなわち噴霧ノズ
ル120より噴射される水の発停および噴射量を遠隔制
御することができる。したがって、広大な敷地に散在す
る多数の噴霧ノズル120に対しても、水圧の可変設定
や各弁の遮断を制御器150により一斉に遠隔操作する
ことができ、従来のように各噴霧ノズル120の設置場
所に出向いて個別に弁操作をする必要がなく、作業員の
労力および時間が大幅に軽減される。
【0040】また、遮断後における残留水は、排液弁3
6から排除できるので残留が防止される。なお、上記実
施例では、補助ダイアフラム21に供給するパイロット
圧を、ポジショナーBにより制御するようにしたが、本
発明はこれに限らず、例えばポジショナーBを電気−空
気変換器に置き換えて構成してもよい。その他、本発明
は上記実施例のみに限定されるものではなく、本発明の
要旨とするところの範囲内で種々の変更ないし応用が可
能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、セ
ンサーの検知に応じて信号を発する制御器からの指令信
号によりパイロット圧制御弁が作動し、このパイロット
圧制御弁により補助ダイアフラムに伝える流体圧を自動
的に制御するので、減圧弁を遠隔操作して水の供給・停
止および供給量の調整が可能となり、しかもセンサ−の
検知により制御器が自動的に指令信号を発してパイロッ
ト圧制御弁を作動するから、格別な人手を要することな
く、迅速で適格な制御が可能になる。このため、従来の
ように各噴霧ノズルの設置場所に出向いて個別に弁操作
をする等の面倒な手間は必要でなくなり、作業員の労力
および時間を大幅に軽減することができる。また、パイ
ロット圧制御弁は、弁軸の位置に応じてパイロット圧を
制御するフィードバック機能を持っているので、減圧弁
の開弁位置を所定の位置に良好に維持することができ、
機能精度が高い利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すポジショナー付減圧弁
の正面図。
【図2】同実施例の減圧弁部分を示す断面図。
【図3】同実施例のポジショナー部分を示す断面図。
【図4】同実施例の排液弁および逃し弁の構造を拡大し
て示す断面図。
【図5】同実施例を散水用に適用した場合を例示する系
統図。
【符号の説明】
A…減圧弁 1…弁箱 7…一次側圧力室 8…二次側圧力室 9…弁孔 11…弁軸
12…弁体 15…第3の圧力室 17…主ダイアフラム 18…主ばね 21…補助ダイアフラム 23…第6の圧力室 24…圧搾空気導入口
27…遮断ばね B…ポジショナー 71…トルクモータ 76…ノズルフラッパ 77…ノズル孔 78…導圧管
79…供給管 80…パイロット圧制御弁 84…パイロットダイア
フラム 86…パイロット弁 90…連結ピン 91…フィードバックレバー 98…揺動レバー
100…コイルばね 120…噴霧ノズル 125…送水ポンプ 130…コンプレッサ 150…制御器(C
PU) 151…温度センサー 152…湿度センサ
ー 153…風速センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−127756(JP,A) 特開 平3−41506(JP,A) 特開 平1−140309(JP,A) 実開 平5−83812(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05D 16/00 - 16/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次側と二次側とを弁孔により連通し、
    この弁孔の開度を弁軸に連結された弁体により制御し、
    この弁軸には、開弁方向の推力を与える主ばねおよび上
    記二次側の圧力を受けて閉弁方向の推力を与える主ダイ
    アフラムを設け、これら主ばねと主ダイアフラムとの推
    力の差により上記弁孔の開度を自動調整して減圧すると
    ともに、上記弁軸に弁を閉じる方向の推力を与える遮断
    ばねを設け、かつ上記弁軸にこの弁軸の推力を調節する
    補助ダイアフラムを取り付け、この補助ダイアフラムに
    外部から流体圧を付与して上記遮断ばねの付勢力を減じ
    るようにした減圧弁において、 上記補助ダイアフラムに伝える流体圧の供給通路にパイ
    ロット圧制御弁を設け、このパイロット圧制御弁はセン
    サーからの検知情報にもとづき指令信号を発する制御器
    により作動されるとともに、上記弁軸の位置に応じてフ
    ィードバック制御されるようにしたことを特徴とする減
    圧弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20160014660A (ko) * 2013-06-03 2016-02-11 테스콤 코포레이션 다이어프램 보호가 가능한 파일럿 작동식 가스 레귤레이터
KR102272855B1 (ko) 2013-06-03 2021-07-02 테스콤 코포레이션 다이어프램 보호가 가능한 파일럿 작동식 가스 레귤레이터

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