JP2847662B2 - 合成樹脂製チャック - Google Patents
合成樹脂製チャックInfo
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- JP2847662B2 JP2847662B2 JP29190392A JP29190392A JP2847662B2 JP 2847662 B2 JP2847662 B2 JP 2847662B2 JP 29190392 A JP29190392 A JP 29190392A JP 29190392 A JP29190392 A JP 29190392A JP 2847662 B2 JP2847662 B2 JP 2847662B2
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- Japan
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- film
- chuck
- male
- resin
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- Expired - Lifetime
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Description
れる再開閉可能な合成樹脂製チャックに関するものであ
る。
持った合成樹脂製チャックは、一方のベース片に鈎部を
先端に形成した雄爪と、他方のベース片に前記雄爪の鈎
部に咬合する鈎部を形成した雌爪とから構成されてい
る。
るいはポリプロピレン樹脂による単層のベース片と一体
にダイスより押し出し、その押し出し熱を冷却しながら
巻枠に巻き取り、袋体用フィルム原反にベース片を溶着
する工程に備えられる。
ているチャックは、冷却工程を経た後に巻き取られてい
るが、その冷却程度はチャックの表面熱だけを冷却し、
表面のみが固化しているに過ぎない。従って、表面下の
内部熱は依然として残留しているため、チャック自体は
変形しやすい軟化状態である。
ためには、冷却のための走行工程を長くして時間をかけ
た冷却を必要とし、作業場のスペース及び設備の増大を
招き、コスト高となる。
た不完全な冷却状態で巻枠に巻き取って保管し、時間を
かけて自然冷却により内部熱を除去している。
た場合、時間の経過とともに、冷却に伴う収縮現象が発
生して巻圧が次第に強くなるので、この収縮巻圧を考慮
しない巻き取りでは巻圧によってチャックが変形し咬合
機能を失ってしまう。
ためには巻き取りを緩くすることが必要となるが、巻き
取りを緩め過ぎると巻き崩れ現象が発生するので、巻き
崩れしない範囲の面倒で微妙な巻き取りを行う必要があ
る。
然冷却による収縮作用によってベース片及び雌雄爪に巻
き癖がつき、そのためにチャックが捩じれたり、波打っ
たりした状態になって保管される。このような状態で保
管されているチャックを巻枠からときほぐして接着ロー
ル上を走行する袋体フィルム原反に溶着すると、ベース
片に捩じれがあるため平面接着が困難であり、接着ムラ
が発生したり、剥離の原因にもなり、あるいは雌雄爪の
咬合位置に狂いが生じる。
からときほぐしたチャックを加温しながら巻き癖を直し
た上で袋体フィルム原反に接着する面倒な工程を採用し
ている。
反に接着した場合でも、ベース片周辺のフィルム生地に
は加熱接着に伴うベース片部の熱収縮によるシワが発生
することがあり、商品価値を落としてしまう問題があっ
た。
た合成樹脂製チャックを提供することである。
めの本発明の特徴とする構成は、合成樹脂製の雌雄咬合
爪のそれぞれを別個のテープ状ベース片に一体的に設け
たチャックにおいて、前記ベース片はテープ状フィルム
による表面層、中間層及び裏面層の3層構成よりなり、
前記表裏面層のフィルムはポリエチレン又はポリプロピ
レン樹脂とし、前記中間層のフィルムは前記表裏面層よ
り硬度が高く、かつ熱収縮率の低い樹脂フィルムとし、
前記表裏面層の何れか一方に同質樹脂による雌雄咬合爪
を一体に設けたものである。
ピレン樹脂の表裏面層の間に挾まれた表裏面層より硬度
が高く、かつ熱収縮率の低い樹脂フィルムの中間層によ
って、捩じれを阻止して巻枠に巻き取られて保管され
る。また、熱収縮が抑制されるため、巻圧による雌雄爪
の変形を防止する。さらに、巻枠からときほぐされたチ
ャックは、中間層の弾性復元力によって巻き癖が解除さ
れるので、巻き癖を直すための加温工程が省略され、袋
体フィルム原反にはベース片が平面で密着して確実な溶
着が得られる。この溶着後においても、中間層は熱収縮
を抑止するのでベース片周辺の袋体フィルムのシワの発
生を防止する。
る。図1において、1は袋体、2は袋体1の開口部、3
は前記開口部2に設けられている咬合具であり、4は咬
合具3のベース片である。
プ状フィルムによる表面層4a、中間層4b及び裏面層
4cの3層構成よりなり、前記表裏面層4a,4cのフ
ィルムはポリエチレン又はポリプロピレン樹脂とし、前
記中間層4bのフィルムは前記表裏面層より硬度が高
く、かつ熱収縮率の低い、例えば、ナイロン又はポリエ
ステル樹脂フィルム等によるものである。
る。すなわち、一方のベース片4の表面層4aには、同
質樹脂による雌爪3aを一体に設け、他方のベース片4
の表面層4aには同質樹脂による雄爪3bが一体に設け
られている。
2の内側面に溶着され、対面する雌雄爪3a,3bの咬
合により袋体1の開口部2は閉鎖され、雌雄爪3a,3
bの咬合解脱によって袋体1の開口部2は開口される。
bを有する表面層4a、中間層4b及び裏面層4cの3
層がダイスから同時に押し出し成形され、冷却されなが
ら巻き取り移行して巻枠に巻き取られる。その間、表面
層4a、裏面層4cは冷却による収縮で捩じれ現象を起
しそうになるが、表裏面層4a,4cより硬度が高く、
かつ熱収縮率の低い中間層4bによって捩じれを抑止
し、平面状態を保って巻き取られる。
去のため、巻枠保管の状態の下で自然冷却が行われる
が、この時も中間層4bによって収縮変形を防止する。
従って、巻圧によって雌雄爪3a,3bが押し潰された
り、傾斜する変形を防止している。そのため、従来のよ
うに緩めに巻き取りする必要がなくなるので、巻き崩れ
が発生するような不都合がなくなる。
る時には、前記巻枠に巻き取られているチャックを巻き
ほぐしながら袋体1のフィルム原反に接着するが、この
時、巻きほぐされるチヤックの巻き癖は中間層4bの弾
性復元力によって除去されるため、従来のように加温す
る工程が省略される。
片4は曲面状から平面状に復元するため、接着ロールを
移行する袋体フィルム原反に密着した状態で移乗させる
ことができ、加熱ロールによる押圧溶着がムラのない状
態で行うことができる。
冷却され、この冷却でベース片4の表裏層4a,4cに
は熱収縮作用が起こるが、これも中間層4bによって抑
制し、ベース片4及び咬合具3の変形並びにベース片4
の接着周辺の袋体フィルムのシワの発生を防止する。
雄咬合爪のそれぞれを別個のテープ状ベース片に一体的
に設けたチャックにおいて、前記ベース片はテープ状フ
ィルムによる表面層、中間層及び裏面層の3層構成より
なり、前記表裏面層のフィルムはポリエチレン又はポリ
プロピレン樹脂とし、前記中間層のフィルムは前記表裏
面層より硬度が高く、かつ熱収縮率の低い樹脂フィルム
とし、前記表裏面層の何れか一方に同質樹脂による雌雄
咬合爪を一体に設けた構成であるから、巻枠に巻き取っ
て保管されるチャックの変形が防止され、また、巻枠か
らときほぐして袋体フィルム原反に溶着する時には、シ
ワや波打ちのない平面的な仕上がりが保持され、咬合具
の雌雄爪の咬合位置に狂いのない正確な咬合が得られ、
品質良好なチャック付き袋体を提供することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 合成樹脂製の雌雄咬合爪のそれぞれを別
個のテープ状ベース片に一体的に設けたチャックにおい
て、前記ベース片はテープ状フィルムによる表面層、中
間層及び裏面層の3層構成よりなり、前記表裏面層のフ
ィルムはポリエチレン又はポリプロピレン樹脂とし、前
記中間層のフィルムは前記表裏面層より硬度が高く、か
つ熱収縮率の低い樹脂フィルムとし、前記表裏面層の何
れか一方に同質樹脂による雌雄咬合爪を一体に設けたこ
とを特徴とする合成樹脂製チャック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29190392A JP2847662B2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | 合成樹脂製チャック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29190392A JP2847662B2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | 合成樹脂製チャック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06122460A JPH06122460A (ja) | 1994-05-06 |
JP2847662B2 true JP2847662B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=17774956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29190392A Expired - Lifetime JP2847662B2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | 合成樹脂製チャック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2847662B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3725917B2 (ja) * | 1995-09-04 | 2005-12-14 | 出光興産株式会社 | 咬合具及び咬合具付き包装用袋 |
US6092931A (en) * | 1998-01-16 | 2000-07-25 | Reynolds Consumer Products, Inc. | Closure mechanism with a heat-insulating layer |
JP2006176196A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-06 | Idemitsu Unitech Co Ltd | チャックテープ付き包装袋 |
JP5105714B2 (ja) * | 2005-04-07 | 2012-12-26 | シーアイ化成株式会社 | ジッパー付サイドガゼット袋体 |
JP6413173B2 (ja) * | 2014-08-06 | 2018-10-31 | タキロンシーアイ株式会社 | 嵌合具及び嵌合具付き袋体 |
JP2023150830A (ja) | 2022-03-31 | 2023-10-16 | タキロンシーアイ株式会社 | 嵌合具及び嵌合具付き袋体 |
JP2023149921A (ja) | 2022-03-31 | 2023-10-16 | タキロンシーアイ株式会社 | 嵌合具及び嵌合具付き袋体 |
JP2023149951A (ja) * | 2022-03-31 | 2023-10-16 | タキロンシーアイ株式会社 | 嵌合具及び嵌合具付き袋体 |
-
1992
- 1992-10-07 JP JP29190392A patent/JP2847662B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06122460A (ja) | 1994-05-06 |
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