JP2847513B2 - リフタブルカーデッキの保持装置 - Google Patents

リフタブルカーデッキの保持装置

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JP2847513B2
JP2847513B2 JP9169439A JP16943997A JP2847513B2 JP 2847513 B2 JP2847513 B2 JP 2847513B2 JP 9169439 A JP9169439 A JP 9169439A JP 16943997 A JP16943997 A JP 16943997A JP 2847513 B2 JP2847513 B2 JP 2847513B2
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deck
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宏司 喜多
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B25/00Load-accommodating arrangements, e.g. stowing, trimming; Vessels characterised thereby
    • B63B25/18Detachable decks
    • B63B25/20Detachable decks for motor vehicles or the like

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車運搬船に
おいて、固定デッキ間に二層のリフタブルカーデッキを
有するリフタブルカーデッキの保持金具に関するもので
ある。
【0002】リフタブルカーデッキを有する自動車運搬
船を説明すると、自動車運搬船の貨物区域を十数階の固
定式および可動式のカーデッキいわゆるリフタブルカー
デッキで構成しており、固定デッキ間に所定のクリアー
ハイトを保ち、装備されている。
【0003】リフタブルカーデッキは、積付する車両大
きさ、いわゆる車高によってその積付区画のリフタブル
カーデッキを昇降させるものであり、リフタブルカーデ
ッキ、昇降装置、支持装置およびデッキ保持装置により
構成される。
【0004】
【従来の技術】図6および図7は従来の自動車運搬船の
貨物区域の一部を略示したものであり、固定デッキ1と
固定デッキ2間にリフタブルカーデッキ31、32を有
したものである。
【0005】リフタブルカーデッキ31、32は、固定
デッキ1、2間を昇降装置により、上下移動し、図6に
示すように、固定デッキ1、2間にそれぞれ所定高さの
クリアハイトCH1、クリアハイトCH2およびクリア
ーハイトCH3を有するケース1の状態でピン式シリン
ダ(図番なし)などでリフタブルカーデッキ31、32
を係止するデッキ支持装置で支持されていた。
【0006】また、リフタブルカーデッキ31、32を
昇降装置により固定デッキ1の裏面まで引き上げクリア
ーハイトCH4を有するケース2の状態でフック式シリ
ンダで保持されていた。
【0007】該フック式シリンダについて、図7を用い
て説明すると、リフタブルカーデッキ31はリフタブル
カーデッキ32に載り、昇降装置により固定デッキ1の
裏面まで上昇させ、その位置で保持するために、リフタ
ブルカーデッキ32に鈎型のフック33を支点ピン34
により回動自在に軸着し、油圧シリンダ35の一方端を
シリンダピン36により回動自在に軸着して他方端をフ
ック33の中間部に力点ピン37により回動自在に軸着
していた。
【0008】固定デッキ1の裏面には、少なくとも四隅
に係止ピン38が設けられ、リフタブルカーデッキ3
1、32が最上昇したときに、リフタブルカーデッキ3
2の少なくとも四隅に設けられたフック式シリンダの油
圧シリンダ35を伸ばし、フック33が該係止ピン38
に掛かり、リフタブルカーデッキ31、32は保持され
るようになっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたよ
うに、従来から大型、小型と数種類の自動車積載されて
いたが、近年は大型、小型に加え中型の多種の自動車が
積載され、従来の小型車の約3倍の車高だけの自動車だ
けでなく、従来の小型車の約2倍の中型の車種が登場
し、従来の自動車運搬船では、ケース2の状態で状態で
中型車を積載しており、その上部は、デッドスペースが
でき、積載率が低下しており、下方のリフタブルカーデ
ッキ32をリフタブルカーデッキ31の下方で保持する
ことが考えられたが、落下等の危険性もあり、また画期
的な保持装置がなく、従来の技術のケース1およびケー
ス2の二種類の状態でしか使用していなく、不都合を有
していた。
【0010】この発明は、従来の技術の有するこのよう
な不十分な点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、各々のリフタブルカーデッキを保持する
二重式のフックを使用することにより、落下防止等の安
全を確保し、同様の区画において、三層とも小型車のみ
を積載する状態、小型車と中型車を上下に積載する状
態、大型車のみを積載する状態および中型車と小型車を
上下に積載する状態を形成するための保持金具の改良に
より、前記、四種類のカーデッキ積付状態を形成するこ
とにより、デッドスペースを最小限として積付率を向上
させようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、固定デッキと固定デッキ間に二層のリ
フタブルカーデッキを設け、該リフタブルカーデッキは
昇降装置を設け、下部リフタブルカーデッキの側面の少
なくとも四隅には、第1フックが第1支点ピンにより回
動自在に設けられ、上部リフタブルカーデッキの側面の
少なくとも四隅には、第2フックが第2支点ピンにより
回動自在に設けられ、、固定デッキ1の裏面に設けられ
た係止ピン設けられ、該第1支点ピン、第2支点ピンお
よび係止ピンが垂直方向に列び、昇降装置により昇降さ
せることにより、所定の位置でリフタブルカーデッキを
保持または支持するものである。
【0012】下部リフタブルカーデッキは、第1フック
が設けられ、該第1フックの中腹部に力点ピンを設け、
油圧シリンダの一方端をシリンダピンによって回動自在
に設け、油圧シリンダの他方端は力点ピンによって軸着
し、油圧シリンダの伸縮により、第1支点ピンを中心に
回動するリンク機構になっており、また、該第1フック
7は、表面には鈎状のフックを有しており、裏面には当
て板を有するものである。
【0013】上部リフタブルカーデッキは、第2フック
が設けられ、該第2フックの背面には上部リフタブルカ
ーデッキの同一側面に止めピンが設けられ、また、上部
リフタブルカーデッキの第2フックは鈎状の裏面側に重
心を設けており、常時は第2支点ピンを中心に裏面側に
倒れ、止めピンに係止されるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明は、図1で示しように、
固定デッキ1と固定デッキ2間に2層のリフタブルカー
デッキ31、32を設け、該リフタブルカーデッキ3
1、32を昇降する昇降装置、支持装置および保持装置
で構成される。
【0015】該リフタブルカーデッキ31、32は、昇
降装置を設け、該下部リフタブルカーデッキ32の四隅
に昇降用索具4が枢着され、該上部リフタブルカーデッ
キ31の四隅に貫通孔3を設け、該貫通孔3に昇降用索
具4を挿通させ、それぞれ直上の固定デッキ1に設けら
れた滑車5を介してジガウインチ6においてテークルさ
れ、該ジガウインチ6のシリンダの伸縮により、該リフ
タブルカーデッキ32、31は、昇降し、各々所定の位
置および格納位置に支持または保持される。
【0016】また、リフタブルカーデッキ31、32
は、所定のカーデッキの位置において、吊り下げ式のリ
ンケージまたはピン式シリンダ(図番なし)によりスト
ッパに係止し、所定のクリアーハイトを保ちカーデッキ
を形成し、支持されている。
【0017】固定デッキ1、2間には、リフタブルカー
デッキ31、32を有しており、ほぼ同じのクリアーハ
イトCH1,CH2,CH3の3層で支持されるケース
1の状態と、下部リフタブルカーデッキ32がジガウイ
ンチ6等の昇降装置により上部リフタブルカーデッキ3
1の裏面で保持され、クリアーハイトCH4,CH5の
2層で下段のクリアーハイトCH5は上段のクリアーハ
イトCH4のほぼ2倍の高さを形成するケース2の状態
と、リフタブルカーデッキ31、32を昇降装置により
固定デッキ1の裏面まで上昇させ、クリアーハイトCH
6とケース1の場合の約3倍の高さを有するケース3の
状態と、さらに、上部リフタブルカーデッキ31を固定
デッキ1の裏面に保持し、下部リフタブルカーデッキ3
2を所定のカーデッキ位置まで下降させ、クリアーハイ
トCH7,CH8の2層で上段のクリアーハイトCH7
は下段のクリアーハイトCH8のほぼ2倍の高さを形成
するケース4の状態が形成される。
【0018】
【実施例】実施例について、図2、図3、図4および図
5に示すように、図1におけるケース1〜ケース4の状
態の保持装置について構成を説明する。
【0019】図2はケース1の状態で固定デッキ1、2
間にリフタブルカーデッキ31、32が各々に支持さ
れ、クリアーハイトCH1、CH2、CH3を形成して
支持されている。
【0020】下部リフタブルカーデッキ32の側面の少
なくとも四隅には、第1フック7が第1支点ピン8によ
り回動自在に設けられ、該第1フック7の中腹部に力点
ピン9を設け、油圧シリンダ10の一方端をシリンダピ
ン11によって回動自在に設け、油圧シリンダ10の他
方端は力点ピン9によって軸着し、油圧シリンダ10の
伸縮により、第1支点ピン8を中心に回動するリンク機
構になっている。
【0021】該第1フック7は、表面には鈎状のフック
を有しており、裏面には当て板15を有している。
【0022】上部リフタブルカーデッキ31の側面の少
なくとも四隅には、第2フック12が第2支点ピン13
により回動自在に設けられ、該第2フック12の背面に
は上部リフタブルカーデッキ31の同一側面に止めピン
14が設けられている。
【0023】また、下部リフタブルカーデッキ32の第
1支点ピン8と上部リフタブルカーデッキ31の第2支
点ピン13は同一垂直線16上に設けられ、昇降装置に
より上下移動してもその線上は外れないように構成され
ている。
【0024】さらに、上部リフタブルカーデッキ31の
第2フック12は鈎状の裏面側に重心を設けており、常
時は第2支点ピン13を中心に裏面側に倒れ、止めピン
14に係止されている。
【0025】図3はケース2の状態で固定デッキ1、2
間で上部リフタブルカーデッキ31の裏面まで昇降装置
により下部リフタブルカーデッキ32が上昇し、クリア
ーハイトCH4、CH5を形成するものである。
【0026】下部リフタブルカーデッキ32の側面の四
隅は、保持装置が設けられており、図3右詳細図に示す
ように、下部リフタブルカーデッキ32は、上部リフタ
ブルカーデッキ31に接近し、第1フック7は脱の状態
になっており、該第1フック7は油圧シリンダ10の伸
びにより第1支点ピン8を中心に回動して第2支点ピン
13を被い昇降装置を緩めることにより、第1フック7
の表面の鈎状が第2支点ピン13に掛着し、下部リフタ
ブルカーデッキ32は保持されるようになっている。
【0027】この場合、第2フック12は、第1フック
7の裏面の当て板15に押され、第2支点ピン13を中
心に回動するが、掛着するピンがないので無用である。
【0028】図4はケース3の状態で固定デッキ1、2
間でリフタブルカーデッキ31、32が固定デッキ1の
裏面まで昇降装置によりが上昇し、クリアーハイトCH
6を形成するものである。
【0029】下部リフタブルカーデッキ32の側面の四
隅は、保持装置が設けられており、図4右詳細図に示す
ように、上部リフタブルカーデッキ31、はリフタブル
カーデッキ31に載った状態で上昇して下部リフタブル
カーデッキ32は、上部リフタブルカーデッキ31に接
近している。第1フック7は脱の状態になっており、該
第1フック7は油圧シリンダ10の伸びにより第1支点
ピン8を中心に回動して第2支点ピン13を被い昇降装
置を緩めることにより、第1フック7の表面の鈎状が第
2支点ピン13に掛着し、下部リフタブルカーデッキ3
2は保持されるようになっている。
【0030】この場合、第1支点ピン8および第2支点
ピン13の直上の固定デッキ1の裏面に係止ピン17が
設けられ、第2フック12は、第1フック7の裏面の当
て板15に押され、第2支点ピン13を中心に回動し、
該係止ピン17に掛着され、上部リフタブルカーデッキ
31は固定デッキ1に少なくとも四隅が掛着され、下部
リフタブルカーデッキ32は上部リフタブルカーデッキ
31に掛着されされて保持されるようになっている。
【0031】図5はケース4の状態で固定デッキ1、2
間でリフタブルカーデッキ31、32が固定デッキ1の
裏面まで昇降装置によりが上昇し、上部リフタブルカー
デッキ31を固定デッキ1の裏面に第2フック12を係
止ピン17掛着して保持され、第1フック7は第2支点
ピン13を離脱し下部リフタブルカーデッキ32は昇降
装置により下降し、クリアーハイトCH7、CH8を形
成するものである。
【0032】上部リフタブルカーデッキ31の四隅は、
図5右上詳細図に示すように、上部リフタブルカーデッ
キ31は、第2フック12により係止ピン17に掛着さ
れたままとなり、下部リフタブルカーデッキ32は上昇
して上部リフタブルカーデッキ31に接近し、該第1フ
ック7は油圧シリンダ10の縮みにより第1支点ピン8
を中心に回動して第2支点ピン13から第1フック7は
脱の状態になり、昇降装置により所定のカーデッキ位置
まで下降し、下部リフタブルカーデッキ32は支持され
るようになっている。
【0033】
【発明の効果】この発明は、上記のとおり構成されてい
るので、次に記載する効果を奏する。この発明は、各々
のリフタブルカーデッキの四隅にフックを設け、それぞ
れのリフタブルカーデッキを保持する二重式のフックを
使用することにより、安全性を確保し、四種類のカーデ
ッキ積付状態を形成して多種類の自動車の積載を可能と
し、デッドスペースを最小限として積付効率を向上させ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のカーデッキの全ての積付状態を略示
したものである。
【図2】この発明のカーデッキのケース1の積付状態を
略示したものである。
【図3】この発明のカーデッキのケース2の積付状態を
略示したものである。
【図4】この発明のカーデッキのケース3の積付状態を
略示したものである。
【図5】この発明のカーデッキのケース4の積付状態を
略示したものである。
【図6】従来のカーデッキの全ての積付状態を略示した
ものである。
【図7】従来ののカーデッキのケース2の積付状態を略
示したものである。
【符号の説明】
1 固定デッキ 2 固定デッキ 3 貫通孔 4 昇降用索具 5 滑車 6 ジガウインチ 7 第1フック 8 第1支点ピン 9 力点ピン 10 油圧シリンダ 11 シリンダピン 12 第2フック 13 第2支点ピン 14 止めピン 15 当て板 16 垂直方向 17 係止ピン 31 上部リフタブルカーデッキ 32 下部リフタブルカーデッキ CH1〜CH8 クリアハイト

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定デッキと固定デッキ間に二層のリフ
    タブルカーデッキを設け、該リフタブルカーデッキは昇
    降装置を設け、下部リフタブルカーデッキの側面の少な
    くとも四隅には、第1フックが第1支点ピンにより回動
    自在に設けられ、上部リフタブルカーデッキの側面の少
    なくとも四隅には、第2フックが第2支点ピンにより回
    動自在に設けられ、、固定デッキ1の裏面に設けられた
    係止ピン設けられ、該第1支点ピン、第2支点ピンおよ
    び係止ピンが垂直方向に列び、昇降装置により昇降させ
    ることにより、所定の位置でリフタブルカーデッキを保
    持または支持することを特徴とするリフタブルカーデッ
    キの保持装置。
  2. 【請求項2】下部リフタブルカーデッキは、第1フック
    が設けられ、該第1フックの中腹部に力点ピンを設け、
    油圧シリンダの一方端をシリンダピンによって回動自在
    に設け、油圧シリンダの他方端は力点ピンによって軸着
    し、油圧シリンダの伸縮により、第1支点ピンを中心に
    回動するリンク機構になっており、また、該第1フック
    は、表面には鈎状のフックを有しており、裏面には当て
    板を有する請求項1記載のリフタブルカーデッキの保持
    装置。
  3. 【請求項3】上部リフタブルカーデッキは、第2フック
    が設けられ、該第2フックの背面には上部リフタブルカ
    ーデッキの同一側面に止めピンが設けられ、また、上部
    リフタブルカーデッキの第2フックは鈎状の裏面側に重
    心を設けており、常時は第2支点ピンを中心に裏面側に
    倒れ、止めピンに係止される請求項1記載のリフタブル
    カーデッキの保持装置。
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