JPS5849477B2 - フカタイホジソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はたとえばドックから貨物船の船倉に搬出され
る移動可能なパレットフロア上にばく然と積み重ねられ
た積荷のような負荷体を確実に保持する装置に関する。

当該出願人によってなされた先行発明（米国特許第３６
０３６３５号）においてのべているように、従来公知の
保持装置は比較的操作が煩わしいものであるとともに地
表面にパレットを下降させて負荷体を自動的に解放する
ようには構戊されていなかった。

出願人による上記特許に開示されている保持装置はパレ
ット上に配設されたケージを備え、このケージには牽引
ポストによってケージを確実に保持する水平なホルダ即
ちリテーナが取付けられており、牽引ポストは負荷体か
らホルダを上昇させるようにケージを下降させて大地に
おろしている。

この発明による負荷体保持装置は当該出願人の先行発明
を改良したものであり、負荷体積載用パレット上に配設
されたケージの上部に回動可能に取付けられた複数個の
リフトアームを備えている。

そしてリフトアームの自由端からリテーナが懸下され、
リフトアーム自体は負荷体上方にリテーナが保持された
その収縮位置に偏倚されている。

ホイストがリフトアームに連結されており、このホイス
トは移動可能に位置するパレット上に負荷体を確実に保
持するためにリフトアームを回動させて負荷体までリテ
ーナを下降させるような巻上げ作用を行なっている。

以下この発明の好ましい一実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。

第１図および第３図からよくわかるように、この発明に
よる負荷体保持装置は矩形のパレットフロア２３に取付
けられた４個のコーナ付ケージ２１を備えている。

そしてこのケージ２１から水平に配設された矩形リテー
ナ２５が懸下されている。

第３図に示すように、リテーナ２５は回動可能なベルク
ランク形のリフトアーム２７によってケージ２１から垂
直方向に上下動可能に懸下されている。

そしてこのリフトアーム２７はホイスト３３に連結され
ており、ホイストはリフトアーム２７を回転させること
によりリテーナ２５を第３図に示す収縮位置から第４図
に示す保持位置まで動かすために上方に巻上げられるよ
うに作動している。

従って移動可能なパレットフロア２３上の負荷体３５の
頂部にリテーナは下降してパレットフロアに負荷体を確
実に保持することができる。

パレットフロア２３は平らな基壁を有して構威されてお
り、２個のフォークリフトパレット３７，３９がこの基
壁上に直接配設されている。

容易に移動できるようにパレツｌ−３７．３９に従来と
同様に積み込まれた多数のボックス４１内には例えばか
んきつ類の果物およびそれに類するものが一般的にたく
わえられている。

ケージ２１は４本の直立ボスト４３を持った形状をして
いる。

直立ボスト４３はパレットフロア２３の４個のコーナに
それぞれ取付けられており、ケージ２１の頂部を形或す
るようにパレットフロアの対向するコーナにおいてそれ
ぞれのポストの頂部の間に交差ビーム４５がそれぞれ対
角的に延出している。

ビーム４５は長手方向に溝５１を形戊するように互に離
間した並設帯材４７ ，４９から構威されている。

またビーム４５自体はリフトアーム２７を介在的に収納
するため離間された並設板５５（第４図参照）から形威
された取付けブラケット５３によってボスト４３の頂部
に固定されている。

リフトアーム２７は、第３図に示すようにピホットピン
５９によってそれぞれの並設板５５に下端が連結された
第１のレグ５Ｔを持つＴ形形状をしている。

それぞれのレグ５７の上端部はケーブル６１によってホ
イスト３３（第２図参照）に連結されている。

また第３図および第４図からよくわかるように、リフト
アーム２７の第２のレグ６３は、チェーン６７によって
リテーナ２５のコーナ２５のコーナに連結された自由端
を形威している。

第１レグ５７の上方中間部は牽引シリンダ７１のプラン
ジャ６９に連結されている。

このシリングは多数の圧縮ばね（図示せず）を持ち、そ
れぞれのビーム４５の中央部分においてハウジングの端
部に連結されている。

第１図および第２図に示すように、リテーナ２５は幾分
トランポリンに似た形状をしており、多数の円孤状ルー
プ７７および１枚のネット７９によって連結された矩形
フレーム７５を持っている。

同様に第１図および第２図からわかるように、ホイスト
３３は中央取付具８１を持ち、この取付具に前記ケーブ
ル６１が連結されている。

取付具８１の上方サイドは、回動可能に取付けられたＬ
形のホイストブラケット８５を備えて上方に開口したＵ
形リンク８３を有して形戊されている。

そしてホイストブラケット８５の一端にはホイストケー
ブル８Ｔが、また他端にはガイドケーブル８９がそれぞ
れ接続されている。

この負荷体保持装置はデッキからホイストブームを動か
しこのブームからのホイストケーブル８７を船内に積み
込まれるべき積荷に連結する為送り出すようにしてある
。

従って保持装置自体は対応する船に隣接するドックに一
般的に配設され、フォークリフトトラックはドックに積
荷積載済フォークリフトパレット３７ ，３７を搬送し
てこれらのパレットをパレットフロア２３上に位置させ
るように利用される。

パレットフロア２３への積載中、ホイスト３３は第１図
に示す下方位置におかれてケーブル６１の緊張力がゆる
められ、リフトアームを反時計方向にまわすようにリフ
トアームのレグ５０は左方にシリンダ７１によって押圧
される。

従ってリテーナ２５は上昇して第３図に示す位置に維持
されるため、パレットフロア２３上に積荷積載済フォー
クリフトパレット３Ｔ，３９を配設するに必要な空間が
得られる。

しかしながら保持装置に一旦荷重が加えられると、船の
ホイストはホイストケーブル８７を緊張させるように作
動し、中央取付具８１は第２図に示す位置に上昇してケ
ーブル６１に緊張力が発生する。

ケーブル６１の緊張力はそれぞれのシリンダＴ１の偏倚
力に抗してピボットピ７５９の回りでリフトアームを回
転させるように、リフトアームのレグの上端を内方に牽
引するため第２レグ６３の自由端は下降しそれによって
リテーナ２５はボックス４１に当接して配設される。

リテーナ２５の全重量がボックス４１の頂部に作用して
おり、フレーム７５はボックスの頂部のレベルよりも下
方にボックスの縁部をこえて位置するため、ボックスは
内方に押圧されて密集した保持位置に確保される。

ホイストケーブル８７を連続的に巻上げることにより、
デッキをこえて回動されるようにおよび船倉内に下降さ
れるように保持装置はドックから持ち上げられる。

保持装置が船倉内に一旦配設されれば、ホイスト３３の
緊張力が除去されるため、それぞれのリフトアーム２７
は反時計方向に回転させられる。

従ってレグ６３の自由端は第３図に示す位置まで上昇し
リテーナ２５がボックス４１から離反して持ち上げられ
るため、ボックスはフリーの状態にされリテーナの下か
ら自由に取り出すことができる。

その後フォークリフトパレット３７ ，３９はパレット
フロア２３から除去され、空の状態の負荷体保持装置は
船倉から取り出されて新しい積荷のためドックに戻され
る。

上述したように、この発明に係る負荷体保持装置はパレ
ットフロアを移動可能としながらパレットフロア上の所
定の位置に負荷体を確実に保持するための都合のよい効
果的な手段を提供している。

この発明は図示の実施例に限定されることなくその技術
思想および技術範囲において変形、改造、置換等の施さ
れたものをも包含していることはいうまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図はリテーナが収縮位置にあるこの発明による負荷
体保持装置の斜視図、第２図はリテーナが保持位置にあ
る第１図に示す負荷体保持装置の斜視図、第３図は第１
図の線３−３に沿った拡大断面図、第４図は第２図の線
４−４に沿った拡大断面図である。 ２１：ケージ、２３：パレットフロア、２５：リテーナ
、２Ｔ：リフトアーム、３３：ホイスト、３５：無荷体
、６７：チェーン、７１：シリンダ、８Ｔ：ホイストケ
ーブル、８９：ガイドケーブル。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 所望の負荷体が積載されるパレットフロアと、パレ
   ットフロアに取付けられたケージと、負荷体の頂部に載
   設されてパレットフロア上に負荷体を係留的に保持する
   垂直方向に可動で実質的に水平なリテーナと、 ケージからはなれた一端においてケージと回動可能に取
   付けられるとともにその端を相反する端が第一の自由端
   として形成されている複数のリフトアームと、 リフトアームのそれぞれの第二の自由端をリテーナに接
   続する手段と、 上記リフトアームをその第一の自由端で牽引位置に牽引
   し、負荷体からリテーナを上昇して保持する牽引手段と
   、 パレットフロアを持上げるためのホイストと、ホイスト
   とリフトアームとの間に配設され、ホイストの巻上げに
   より牽引手段に打勝ち、リフトアームを回転させ各自由
   端を下降させ、リテーナを負荷体上迄下降させるよう操
   作し得る作動手段と、を具備している負荷体保持装置。