JP6815010B2 - クロス型天秤治具 - Google Patents

クロス型天秤治具 Download PDF

Info

Publication number
JP6815010B2
JP6815010B2 JP2018142438A JP2018142438A JP6815010B2 JP 6815010 B2 JP6815010 B2 JP 6815010B2 JP 2018142438 A JP2018142438 A JP 2018142438A JP 2018142438 A JP2018142438 A JP 2018142438A JP 6815010 B2 JP6815010 B2 JP 6815010B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balance
suspension
rod
hanging
portions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018142438A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020019578A (ja
Inventor
和樹 山田
和樹 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiko Construction Co Ltd
Original Assignee
Meiko Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meiko Construction Co Ltd filed Critical Meiko Construction Co Ltd
Priority to JP2018142438A priority Critical patent/JP6815010B2/ja
Publication of JP2020019578A publication Critical patent/JP2020019578A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6815010B2 publication Critical patent/JP6815010B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Description

本開示は、長尺状の第1部材及び第2部材を吊り上げる際に用いられるクロス型天秤治具に関する。
例えば、特許文献1に記載の揚重装置は、2組の対辺が互いに平行な四角形状の吊り枠、及び2組の対辺のうちいずれか一方の対辺それぞれに垂下された吊り材を備え、かつ、吊り枠は内角が変化可能な構成となっている。
特許第5706031号公報
特許文献1に記載の揚重装置は、円筒状のフレキシブルコンテナを吊り上げる際に用いられる吊り治具である。本開示は、長尺状の第1部材及び第2部材を吊り上げる際に用いられる吊り治具の一例を開示する。
長尺状の第1部材(R1)及び第2部材(R2)を吊り上げる際に用いられるクロス型天秤治具(1)は、例えば、以下の構成要件のうち少なくとも1つを備えることが望ましい。
すなわち、当該構成要件は、第1部材(R1)を吊るためのワイヤーが引っ掛けられる少なくとも2つの第1吊り部(IB1、IB2)と、第2部材(R2)を吊るためのワイヤーが引っ掛けられる少なくとも2つの第2吊り部(IB3、IB4)と、2つの第1吊り部(IB1、IB2)のうち一方の吊り部(IB1)、及び2つの第2吊り部(IB3、IB4)のうち一方の吊り部(IB4)が設けられた第1天秤棒(4)と、2つの第1吊り部(IB1、IB2)のうち他方の吊り部(IB2)、及び2つの第2吊り部(IB3、IB4)のうち他方の吊り部(IB3)が設けられた第2天秤棒(5)と、第1天秤棒(4)のうち第1吊り部(IB1)と第2吊り部(IB4)との間の中央部と、第2天秤棒(5)のうち第1吊り部(IB2)と第2吊り部(IB3)との間の中央部とを回転可能に連結する連結部(6)とである。
これにより、当該クロス型天秤治具(1)では、第1天秤棒(4)と第2天秤棒(5)とが互いに連結部(6)を中心に回転すると、吊られた状態の第1部材(R1)と第2部材(R2)との間隔が変化する。
このため、例えば、作業者が第1部材(R1)及び第2部材(R2)を貨車から下ろす作業を行う際に、当該作業者は、第1部材(R1)と第2部材(R2)との間隔を容易に変更調整して第1部材(R1)及び第2部材(R2)を下ろすことができ得る。
したがって、第1部材(R1)及び第2部材(R2)の搭載時間隔と第1部材(R1)及び第2部材(R2)の敷設時間隔とが異なる場合であっても、作業者は、第1天秤棒(4)及び第2天秤棒(5)のうち少なくとも一方を連結部(6)を中心に回転させることにより、それら間隔の違いを容易に吸収して上記作業を行うことができ得る。
搭載時間隔とは、第1部材(R1)及び第2部材(R2)が貨車等の荷台に搭載されているときの第1部材(R1)と第2部材(R2)との間隔をいう。敷設時間隔とは、第1部材(R1)及び第2部材(R2)が敷設されたときの第1部材(R1)と第2部材(R2)との間隔をいう。
延いては、当該クロス型天秤治具(1)を利用した作業であれば、第1部材(R1)と第2部材(R2)とを別々に降ろして、第1部材(R1)及び第2部材(R2)を敷設時間隔で地表に載置する作業に比べて、上記作業の作業効率が向上し得る。
因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本開示は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
第1実施形態に係るクロス型天秤治具を示す図である。 第1実施形態に係るクロス型天秤治具を示す図である。 第1実施形態に係るクロス型天秤治具を示す図である。 第1実施形態に係るクロス型天秤治具の連結部を示す図である。 第1実施形態に係るクロス型天秤治具の吊り部を示す図である。 第1実施形態に係るクロス型天秤治具のゲージ帯を示す図である。 第1実施形態に係るクロス型天秤治具のゲージ帯の使用例を示す図である。
以下の「発明の実施形態」は、本開示の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されるものではない。
なお、各図に付された方向を示す矢印等は、各図相互の関係を理解し易くするために記載されたものである。本開示に示された発明は、各図に付された方向に限定されるものではない。
少なくとも符号が付されて説明された部材又は部位は、「1つの」等の断りがされた場合を除き、少なくとも1つ設けられている。つまり、「1つの」等の断りがない場合には、当該部材は2以上設けられていてもよい。
(第1実施形態)
1.クロス型天秤治具の概要
本実施形態は、図1に示されるように、2本のガードレールR1、R2を吊り上げる際に用いられるクロス型天秤治具1に本開示に係る吊り治具の一例を適用したものである。本開示に示された吊り治具は、少なくとも符号が付されて説明された部材又は部位等の構成要素を備える。
ガードレールR1、R2は長尺状部材の一例である。本実施形態に係るガードレールR1、R2は、脱線防止ガードである。脱線防止ガードは、鉄道車両の車輪が線路(レール)から脱線することを抑制するための部材である。なお、以下の説明では、ガードレールR1は第1部材R1と記載されている。ガードレールR2は第1部材R2と記載されている。
2.クロス型天秤治具の構成
2.1 構成の概要
クロス型天秤治具1は、図2に示されるように、第1天秤棒4及び第2天秤棒5等を少なくとも備える。図3に示されるように、第1天秤棒4及び第2天秤棒5には、2つの第1吊り部IB1、IB2及び2つの第2吊り部IB3、IB4が設けられている。
第1吊り部IB1、IB2は、第1部材R1を吊るためのワイヤーが引っ掛けられる部材である。第2吊り部IB3、IB4は、第2部材R2を吊るためのワイヤーが引っ掛けられる部材である。
なお、本実施形態に係る第1吊り部IB1、IB2及び第2吊り部IB3、IB4は、O状の環状部を有するアイボルトやJ字状のフック等により構成されている。上記ワイヤーの下端側には、通常、キャッチ(図示せず。)等の把持装置が連結されている。
第1天秤棒4の長手方向一端側の下面には、第1吊り部IB1が設けられている。第1天秤棒4の長手方向他端側の下面には、第2吊り部IB4が設けられている。第2天秤棒5の長手方向一端側の下面には、第1吊り部IB2が設けられている。第2天秤棒5の長手方向他端側の下面には、第2吊り部IB3が設けられている。
つまり、2つの第1吊り部IB1、IB2のうち一方の吊り部IB1は、第1天秤棒4の長手方向一端側に設けられ、かつ、他方の吊り部IB2は、第2天秤棒5の長手方向一端に設けられている。2つの第2吊り部IB3、IB4のうち一方の吊り部IB4は、第1天秤棒4の長手方向他端側に設けられ、かつ、他方の吊り部IB3は第2天秤棒5の長手方向他端側に設けられている。
第1天秤棒4と第2天秤棒5とは、図1に示されるように、それぞれの長手方向中央部にて回転可能に連結されている。具体的には、図3に示されるように、第1天秤棒4の中央部と第2天秤棒5の中央部とを回転可能に連結する連結部6が設けられている。
本実施形態に係る連結部6は、図4に示されるように、第1天秤棒4及び第2天秤棒5を貫通するアイボルト6A、及び当該アイボルト6Aに締め込まれたナット6B等を有して構成されている。
アイボルト6Aは、O状の環状部6Cがクロス型天秤治具1の上面側に位置するように配置されている。ナット6Bは、クロス型天秤治具1の下面側に位置するように配置されている。環状部6Cは、クロス型天秤治具1全体を吊り下げる際に用いられる吊り部の一例である。
なお、第1天秤棒4の中央部とは、第1天秤棒4のうち第1吊り部IB1と第2吊り部IB4との間の中央をいう。第2天秤棒5の中央部とは、第2天秤棒5のうち第1吊り部IB2と第2吊り部IB3との間の中央をいう。
2.2 第1吊り部及び第2吊り部について
図3に示されるように、第1吊り部IB1及び第2吊り部IB4は、第1天秤棒4に対して当該第1天秤棒4の長手方向にスライド可能である。同様に、第1吊り部IB2及び第2吊り部IB3は、第2天秤棒5に対して当該第2天秤棒5の長手方向にスライド可能である。
具体的には、第1天秤棒4のうち少なくとも第1吊り部IB1及び第2吊り部IB4が装着された部位は、図5に示されるように、角筒状のパイプ材にて構成されている。当該部位には、当該部位の下面側内壁に転がり接触又は滑り接触する変位部材9が配置されている。
本実施形態に係る変位部材9は、4つのローラ9Aに構成されたベアリング複車にて構成されている。4つのローラ9Aを支持する支持部9Bには、第1吊り部IB1及び第2吊り部IBを構成するアイボルトが固定されている。
第2天秤棒5のうち少なくとも第1吊り部IB2及び第2吊り部IB3が装着された部位の構成は、第1天秤棒4のうち少なくとも第1吊り部IB1及び第2吊り部IB4が装着された部位の構成と同じである。
2.3 平行維持機構
クロス型天秤治具1は、図1に示されるように、平行維持機構10を備える。平行維持機構10は、第1部材R1と第2部材R2とを互いに平行移動させるための機構である。
つまり、クロス型天秤治具1は、第1仮想線L1と第2仮想線L2とが略平行に維持された状態で、2つの第1吊り部IB1、IB2に対して2つの第2吊り部IB3、IB4が変位可能に構成されている。
第1仮想線L1は、2つの第1吊り部IB1、IB2を通る仮想線である。第2仮想線L2は、2つの第2吊り部IB3、IB4を通る仮想線である。なお、本実施形態に係る第1仮想線L1及び第2仮想線L2は、各吊り部を構成するアイボルトの中心を通る仮想線である。
本実施形態に係る平行維持機構10は、図3に示されるように、第1固定棒7及び第2固定棒8等を有して構成されている。第1固定棒7の一端側は、第1吊り部IB1に連結されている。第1固定棒7の他端側は、第1吊り部IB2に連結されている。
第1固定棒7は、第1吊り部IB1、IB2間を渡すように第1仮想線L1と平行な方向に延びている。当該第1固定棒7は、第1仮想線L1と平行な方向の圧縮荷重又は引っ張り荷重が当該第1固定棒7に作用したときに、第1吊り部IB1、IB2間の距離の変化を抑制可能な程度の剛性を有する剛体である。
第2固定棒8の一端側は、第2吊り部IB3に連結されている。第2固定棒8の他端側は、第2吊り部IB4に連結されている。当該第2固定棒8は、第2吊り部IB3、IB4間を渡すように第2仮想線L2と平行な方向に延びている。第2固定棒8の剛性は、第1固定棒7と同程度である。
なお、第1固定棒7及び第2固定棒8と各吊り部OB1〜IB4とは、互いに回転可能に連結されている。つまり、第1固定棒7と第1天秤棒4及び第2天秤棒5とのなす角、及び第2固定棒8と第1天秤棒4及び第2天秤棒5とのなす角は、第1天秤棒4と第2天秤棒5とのなす角に応じて変化する。
第1固定棒7には、作業者が目視可能な第1マーク7Aが設けられている。第1マーク7Aは、第1固定棒7のうち、2つの第1吊り部IB1、IB2との連結箇所間を二等分した位置に設けられている。
第2固定棒8には、作業者が目視可能な第2マーク8Aが設けられている。第2マーク8Aは、第2固定棒8のうち、2つの第2吊り部IB3、IB4との連結箇所間を二等分した位置に設けられている。
なお、第1マーク7A及び第2マーク8Aの大きさ、形状、及び模様等の形態は、不問である。つまり、第1マーク7A及び第2マーク8Aは、作業者が目視可能な形態であれば十分である。
2.4 第1天秤棒及び第2天秤棒の形状
連結部6における回転中心軸線と平行な方向を軸線方向としたとき、図3に示されるように、第1天秤棒4のうち第1吊り部IB1及び第2吊り部IB4が設けられた部分4A、4Bは、第1天秤棒4のうち連結部6が設けられた部分4Cに対して、軸線方向において第2天秤棒5側にずれている。
具体的には、第1天秤棒4は、部分4Cが部分4A、4Bに対して軸線方向にずれた凸状となるように曲がったクランク形状である。第2天秤棒5は、連結部6において、第1天秤棒4の下面側に位置している。そして、第1天秤棒4の部分4Cは、第1天秤棒4の部分4A、4Bより上方側に位置している。
部分4Cの下面と部分4A、4Bの下面との寸法差は、第2天秤棒5の軸線方向寸法、つまり第2天秤棒5の高さ寸法と略同等である。なお、本実施形態に係る部分4A、4Bは、変位部材9が配置された部分と一致する。第2天秤棒5は、曲がっていない直線形状である。
2.5 ゲージ帯
図6に示されるゲージ帯11は、第1天秤棒4及び第2天秤棒5等にて構成される吊り治具本体とは別体として提供される部材である。当該ゲージ帯11は、第1連結部11A、第2連結部11B及びゲージバー11C等を有している。
第1連結部11Aは、ゲージバー11Cの延び方向一端側に設けられている。当該第1連結部11Aは、図7に示されるように、着脱自在に第1部材R1と連結可能な部位である。第2連結部11Bは、ゲージバー11Cの延び方向他端側に設けられている。
第2連結部11Bは、着脱自在に第2部材R2と連結可能な部位である。本実施形態に係るゲージ帯11は、長手方向において、左右対称構造である。このため、第1連結部11Aは、第2部材R2とも連結可能であり、かつ、第2連結部11Bは、第1部材R1とも連結可能である。
3.本実施形態に係るクロス型天秤治具の特徴
本実施形態に係るクロス型天秤治具1では、第1天秤棒4と第2天秤棒5とが互いに連結部6を中心に回転すると、吊られた状態の第1部材R1と第2部材R2との間隔が変化する。
このため、例えば、作業者が第1部材R1及び第2部材R2を貨車から下ろす作業を行う際に、当該作業者は、第1部材R1と第2部材R2との間隔を容易に変更調整して第1部材R1及び第2部材R2を下ろすことができ得る。
したがって、第1部材R1及び第2部材R2の搭載時間隔と第1部材R1及び第2部材R2の敷設時間隔とが異なる場合であっても、作業者は、第1天秤棒4及び第2天秤棒5のうち少なくとも一方を連結部6を中心に回転させることにより、それら間隔の違いを容易に吸収して上記作業を行うことができ得る。
搭載時間隔とは、第1部材R1及び第2部材R2が貨車等の荷台に搭載されているときの第1部材R1と第2部材R2との間隔をいう。敷設時間隔とは、第1部材R1及び第2部材R2が敷設されたときの第1部材R1と第2部材R2との間隔をいう。
延いては、当該クロス型天秤治具1を利用した作業であれば、第1部材R1と第2部材R2とを別々に降ろして、第1部材R1及び第2部材R2を敷設時間隔で地表に載置する作業に比べて、上記作業の作業効率が向上し得る。
第1天秤棒4に設けられた第1吊り部IB1及び第2吊り部IB4は、第1天秤棒4に対して当該第1天秤棒4の長手方向にスライド可能である。さらに、第2天秤棒5に設けられた第1吊り部IB2及び第2吊り部IB3は、第2天秤棒5に対して当該第2天秤棒5の長手方向にスライド可能である。
これにより、クロス型天秤治具1では、第1天秤棒4及び第2天秤棒5が連結部6を中心に回転した場合であっても、第1天秤棒4に設けられた第1吊り部IB1と第2吊り部IB4との距離が大きく変化してしまうこと、及び第2天秤棒5に設けられた第1吊り部IB2と第2吊り部IB3との距離が大きく変化してしまうことが抑制され得る。
延いては、第1部材R1と第2部材R2との間隔が変化した場合であっても、第1部材R1の吊り中心及び第2部材R2の吊り中心が大きく変化してしまうことが抑制される。
つまり、吊り作業時において、第1部材R1と第2部材R2との間隔が変化した場合であっても、第1部材R1及び第2部材R2のバランスが大きく崩れることが抑制される。したがって、作業者は、上記作業を安全、かつ、迅速に行うことが可能となり得る。
クロス型天秤治具1は、第1仮想線L1と第2仮想線L2とが略平行に維持された状態で、2つの第1吊り部IB1、IB2に対して2つの第2吊り部IB3、IB4が変位可能とする平行維持機構10を備える。
これにより、作業者は、長尺状の第1部材R1及び第2部材R2を平行に維持した状態で第1部材R1と第2部材R2との間隔を変更調整でき得るので、上記作業の作業効率が向上し得る。
平行維持機構10は、2つの第1吊り部IB1、IB2に連結され、第1仮想線L1と平行な方向に延びる第1固定棒7と、2つの第2吊り部IB3、IB4に連結され、第2仮想線L2と平行な方向に延びる第2固定棒8とを有する。
これにより、クロス型天秤治具1では、第1天秤棒4及び第2天秤棒5が連結部6を中心に回転した場合であっても、(a)第1仮想線L1と第2仮想線L2とが略平行に維持された状態で、(b)第1天秤棒4に設けられた第1吊り部IB1と第2吊り部IB4との距離が大きく変化してしまうこと、及び(c)第2天秤棒5に設けられた第1吊り部IB2と第2吊り部IB3との距離が大きく変化してしまうことが抑制され得る。
第1固定棒7のうち、2つの第1吊り部IB1、IB2との連結箇所間を二等分した位置には、目視可能な第1マーク7Aが設けられている。第2固定棒8のうち、2つの第2吊り部IB3、IB4との連結箇所間を二等分した位置には、目視可能な第2マーク8Aが設けられている。
これにより、作業者が2つの第1吊り部IB1、IB2に第1部材R1を吊り下げる際の作業(例えば、玉掛け作業、及び2つの第2吊り部IB3、IB4に第2部材R2を吊り下げる際の作業)を迅速、かつ、的確に行うことが可能となる。
第1天秤棒4のうち第1吊り部IB1及び第2吊り部IB4が設けられた部分4A、4Bは、第1天秤棒4のうち連結部6が設けられた部分4Cに対して、軸線方向において第2天秤棒5側にずれている。
これにより、クロス型天秤治具1では、2つの第1吊り部IB1、IB2の高さと2つの第2吊り部IB3、IB4の高さとが同一となり得る。したがって、作業者は、玉掛け作業を迅速、かつ、的確に行うことが可能となる。
クロス型天秤治具1は、一端側に第1部材R1と連結可能な第1連結部11Aを有し、他端側に第2部材R2と連結可能な第2連結部11Bを有するゲージ帯11を備える。
これにより、クロス型天秤治具1では、第1部材R1と第2部材R2との距離を、例えば敷設時間隔に保持でき得るので、作業者は、第1部材R1及び第2部材R2の敷設作業を安全、かつ、迅速に行うことができ得る。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、直線状の第1固定棒7及び第2固定棒8にて平行維持機構10が構成されていた。しかし、本明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、当該発明は、例えば、第1固定棒7及び第2固定棒8のちいずれか一方が屈曲した構成、又は第1固定棒7及び第2固定棒8以外にて構成された平行維持機構10であってもよい。
上述の実施形態に係るクロス型天秤治具1は、平行維持機構10を備えていた。しかし、本明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、当該発明は、例えば、平行維持機構10が廃止された構成であってもよい。
上述の実施形態では、吊り部IB1〜IB4がスライド可能な構成であった。しかし、本明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、当該発明は、例えば、吊り部IB1〜IB4がスライド不可な構成であってもよい。
上述の実施形態では、第1マーク7A及び第2マーク8Aが設けられていた。しかし、本明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、当該発明は、例えば、第1マーク7A及び第2マーク8Aのうち少なくとも一方が廃止された構成であってもよい。
上述の実施形態では、第1天秤棒4の部分4Cは、第1天秤棒4の部分4A、4Bより上方側に位置していた。しかし、本明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、当該発明は、例えば、(a)部分4Cが部分4A、4Bより下方側に位置する構成、(b)第1天秤棒4が曲がっていない直線形状となっている構成、又は(c)第2天秤棒5が曲がり、かつ、第1天秤棒4が直線状である構成等であってもよい。
上述の実施形態 に係るクロス型天秤治具1はゲージ帯11を備えていた。しかし、本明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、当該発明は、例えば、ゲージ帯11が廃止された構成であってもよい。
上述の実施形態 に係るクロス型天秤治具1では、連結部6において、第1天秤棒4と第2天秤棒5とが直接的に滑り接触する構成であった。しかし、本明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、当該発明は、例えば、連結部6において、第1天秤棒4と第2天秤棒5との間に転がり軸受け又は滑り軸受が設けられた構成であってもよい。これにより、作業者は、第1天秤棒4と第2天秤棒5とのなす角を滑らかに変更することができる。
さらに、本開示は、上述の実施形態に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。したがって、上述した複数の実施形態のうち少なくとも2つの実施形態が組み合わせられた構成、又は上述の実施形態において、図示された構成要件もしくは符号を付して説明された構成要件のうちいずれかが廃止された構成でもよい。
1… クロス型天秤治具
4… 第1天秤棒
5… 第2天秤棒
6… 連結部
7… 第1固定棒
8… 第2固定棒
10… 平行維持機構
11… ゲージ帯

Claims (7)

  1. 長尺状の第1部材及び第2部材を吊り上げる際に用いられるクロス型天秤治具において、
    前記第1部材を吊るためのワイヤーが引っ掛けられる少なくとも2つの第1吊り部と、
    前記第2部材を吊るためのワイヤーが引っ掛けられる少なくとも2つの第2吊り部と、
    前記2つの第1吊り部のうち一方の吊り部、及び前記2つの第2吊り部のうち一方の吊り部が設けられた第1天秤棒と、
    前記2つの第1吊り部のうち他方の吊り部、及び前記2つの第2吊り部のうち他方の吊り部が設けられた第2天秤棒と、
    前記第1天秤棒のうち前記第1吊り部と前記第2吊り部との間の中央部と、前記第2天秤棒のうち前記第1吊り部と前記第2吊り部との間の中央部とを回転可能に連結する連結部と
    を備えるクロス型天秤治具。
  2. 前記第1天秤棒に設けられた前記第1吊り部及び前記第2吊り部は、前記第1天秤棒に対して当該第1天秤棒の長手方向にスライド可能であり、
    さらに、前記第2天秤棒に設けられた前記第1吊り部及び前記第2吊り部は、前記第2天秤棒に対して当該第2天秤棒の長手方向にスライド可能である
    請求項1に記載のクロス型天秤治具。
  3. 前記2つの第1吊り部を通る仮想線を第1仮想線とし、前記2つの第2吊り部を通る仮想線を第2仮想線としたとき、
    前記第1仮想線と前記第2仮想線とが略平行に維持された状態で、前記2つの第1吊り部に対して前記2つの第2吊り部が変位可能に構成されている
    請求項2に記載のクロス型天秤治具。
  4. 前記2つの第1吊り部に連結され、前記第1仮想線と平行な方向に延びる第1固定棒と、
    前記2つの第2吊り部に連結され、前記第2仮想線と平行な方向に延びる第2固定棒と
    を備える請求項3に記載のクロス型天秤治具。
  5. 前記第1固定棒のうち、前記2つの第1吊り部との連結箇所間を二等分した位置には、目視可能な第1マークが設けられ、
    前記第2固定棒のうち、前記2つの第2吊り部との連結箇所間を二等分した位置には、目視可能な第2マークが設けられている請求項4に記載のクロス型天秤治具。
  6. 前記連結部における回転中心軸線と平行な方向を軸線方向としたとき、前記第1天秤棒のうち前記第1吊り部及び前記第2吊り部が設けられた部分は、前記第1天秤棒のうち前記連結部が設けられた部分に対して、前記軸線方向において前記第2天秤棒側にずれている請求項1ないし5のいずれか1項に記載のクロス型天秤治具。
  7. 一端側に前記第1部材と連結可能な第1連結部を有し、他端側に前記第2部材と連結可能な第2連結部を有するゲージ帯を備える請求項1ないし6のいずれか1項に記載のクロス型天秤治具。
JP2018142438A 2018-07-30 2018-07-30 クロス型天秤治具 Active JP6815010B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018142438A JP6815010B2 (ja) 2018-07-30 2018-07-30 クロス型天秤治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018142438A JP6815010B2 (ja) 2018-07-30 2018-07-30 クロス型天秤治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020019578A JP2020019578A (ja) 2020-02-06
JP6815010B2 true JP6815010B2 (ja) 2021-01-20

Family

ID=69590055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018142438A Active JP6815010B2 (ja) 2018-07-30 2018-07-30 クロス型天秤治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6815010B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3945674A (en) * 1975-01-22 1976-03-23 Metropolitan Stevedore Company Load-retaining apparatus
JP3342955B2 (ja) * 1994-06-20 2002-11-11 バブコック日立株式会社 自動調芯用天秤および天秤の自動調芯方法
JP2013067496A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Shimizu Corp 揚重旋回制御装置
CN204778289U (zh) * 2015-02-13 2015-11-18 中交路桥华南工程有限公司 索塔施工钢筋节段吊具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020019578A (ja) 2020-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105883635B (zh) 一种集装箱门式起重机的行走台车及车轮快速更换方法
US20110315649A1 (en) Safety Device, Boom with a Safety Device and Construction Machine
JP6815010B2 (ja) クロス型天秤治具
CN107915137B (zh) 一种旋转电磁吊桥式起重机
JP7372851B2 (ja) クレーンおよびクレーンのロープ張設方法
CN104386573B (zh) 轨道车辆整车吊具
KR20140004732U (ko) 선장 작업용 대차
RU2702384C1 (ru) Тележка крана
JP6304316B2 (ja) ワークの輸送台への載置方法、ワークの輸送台からの吊り上げ方法および輸送台
CA2902330C (en) Structural beam suitable for supporting equipment
CN106672804A (zh) 一种天车换绳辅助装置
JP7044775B2 (ja) 門形クレーン用のクレーンレールを備えるレール車両
CN207347041U (zh) 随车起重吊臂系统
JP6355990B2 (ja) 橋型クレーンのレール交換方法
FI12395U1 (fi) Universaali auton nostopalkki
CN102666354B (zh) 用于集装箱码头和用于一般运输任务的跨车
CN205855847U (zh) 一种伸缩臂桥式起重机
JP3565744B2 (ja) 軌道工事用クレーン
JP6213530B2 (ja) 線状部材格納装置、およびクレーン
JP2010202357A (ja) 天井クレーン
CN110593132A (zh) 一种架桥机悬臂式承重结构
JP6987573B2 (ja) 保護装置
CN110407110A (zh) 一种管桩专用起重机
JP6950864B2 (ja) ブーム
CN204281041U (zh) 轨道车辆整车吊具

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20180802

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6815010

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250