JPH0621927Y2 - 可動橋 - Google Patents

可動橋

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JPH0621927Y2
JPH0621927Y2 JP1987193757U JP19375787U JPH0621927Y2 JP H0621927 Y2 JPH0621927 Y2 JP H0621927Y2 JP 1987193757 U JP1987193757 U JP 1987193757U JP 19375787 U JP19375787 U JP 19375787U JP H0621927 Y2 JPH0621927 Y2 JP H0621927Y2
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JP
Japan
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panel
quay
support
stopper pin
movable bridge
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Application number
JP1987193757U
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JPH0198215U (ja
Inventor
實 吉田
Original Assignee
カヤバ・マックグレゴー・ナビーレ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、フェリーボートや自動車運搬船などの船舶か
ら岸壁に向けて架設されるランプウェイを受け止めて車
両通路を構成すべく岸壁に備える可動橋の改良に関す
る。
(従来の技術) フェリーボートや自動車運搬船と岸壁との間の車両の通
行は、一般に船体から岸壁上に架設したランプウェイを
通じて行なわれるが、潮位や船体の吃水の変動による船
体と岸壁との相対高さの変化によってはランプウェイだ
けでは十分に対応できないことがある。このため、ラン
プウェイの架設される岸壁側の高さを変えるべく、例え
ば第4図及び第5図に示すような可動橋が使用されてい
る。
これは、通路を構成するパネル1の基端部を岸壁に回転
自由に取り付け、パネル1の両側の岸壁2上に立設した
門型のサポート20から吊り下げた昇降シリンダ5の先
端をパネル1に連結したもので、昇降シリンダ5の伸縮
によりパネル1が先端を上下に回動するようになってい
る。なお、パネル1の下方には凹部3が形成されてい
る。21はパネル1の先端部に取り付けたフラップであ
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところでこの可動橋の場合、門型のサポート20はパネ
ル1の上を通行する車両と干渉しないだけの高さが必要
で、また昇降シリンダ5、パネル1及びパネル1上に架
設されるランプウェイの重量を支えることから強固な構
造を必要とする。このため、サポート20の構築にコス
トがかかるとともに、サポート20が係船ロープを張る
際に邪魔になるやすいという問題があった。
本考案は、以上の問題点を解決すべく、可動橋の構成を
合理化してサポートを小型化することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、岸壁に形成した凹部の上方に臨んで岸壁に回
転自由に支持されたパネルと、このパネルを上下に回動
する昇降シリンダとを備えた可動橋において、昇降シリ
ンダをパネルと下方の岸壁凹部との間に介装し、パネル
にはその側方に進退可能にストッパーピンを設けると共
に、岸壁には前記ストッパーピンとの係合に基づきパネ
ルが岸壁と同一高さとなる位置を含む複数段階の高さに
パネルを保持する段部を備えたサポートを設けている。
(作用) 昇降シリンダをパネルと岸壁凹部との間に介装したた
め、パネルの回動はサポートと関係なく行なわれる一
方、回動後のパネルは昇降シリンダを介さずサポートに
直接的に支持される。つまり、サポートは昇降シリンダ
から全く独立し、パネルの保持のみを行なうため、パネ
ルの回動範囲に対応するだけの高さがあればよい。
パネルはその側方へと突出するストッパーピンとサポー
ト段部との係合に基づいて所定の高さに支持されるの
で、昇降シリンダには回動時を除いてパネルの荷重が作
用することはなく、したがってその負担が軽減されると
共にパネル固定時の安全性が向上する。また、パネルを
岸壁と同一高さに保持することによりパネル不使用時に
おいて埠頭の有効利用が図れる。
(実施例) 第1図〜第3図に本考案の実施例を示す。
第1図において、1は通路を構成するパネルであり、岸
壁2に形成した凹部3の基端に支点4を介して回転自由
に連結され、凹部3の内側とその上方との間で回動すべ
く、パネル1の前部と凹部3の底面との間に2台の昇降
シリンダ5が介装される。昇降シリンダ5は水位によっ
ては一部が水中に没するため、防錆能力の高い耐海水性
のものを使用する。
また、昇降シリンダ5により回動したパネル1を所定の
高さに係止するために、パネル1の先端の側方の岸壁2
にサポート6が立設される。サポート6はパネル1の回
動範囲に対応する高さに形成され、パネル1の側面に相
対して形成された複数の段部6Aを備える。
一方、パネル1はこのサポート6に対応する位置にスト
ッパピン7を備える。このストッパピン7はパネル1に
取り付けた油圧シリンダ8に支持され、油圧シリンダ8
の駆動によりパネル1から側方へ突出するように構成さ
れる。
また、パネル1の略中間部には同じく側方へ突出する手
動式のストッパピン9が取り付けられ、このストッパピ
ン9を挿入するための孔部10が岸壁2に形成される。
11は昇降シリンダ5及び油圧シリンダ8を操作するた
めのコントロールスタンドである。
次に作用を説明する。
この可動橋は、使用しない時はサポート6の段部6Aに
挿入されたストッパピン7と、岸壁2の孔部10に挿入
された手動式のストッパピン9により、第1図の実線に
示すように岸壁2と同一面上に保持され、岸壁の一部と
して使用される。
船舶が接岸し、ランプウェイを架設する場合には水位に
応じてこの可動橋を回動し、その上にランプウェイを架
設する。その場合には、ストッパピン9を手動操作で孔
部10から抜き、コントロールスタンドからの操作で油
圧シリンダ8を収縮駆動してストッパピン7を段部6A
から抜く。次に同じくコントロールスタンド11からの
操作で昇降シリンダ5を駆動し、パネル1を架設される
ランプウェイの高さに応じて上方または下方へと回動す
る。
パネル1が所定位置に回動したら、油圧シリンダ8を伸
張駆動してストッパピン7をサポート6の対応する段部
6Aの上に突出させる。なお、段部6Aを第3図に示す
ように幾つもの異なる高さに形成しておけば、パネル1
の高さを細かく設定することが可能である。以後、パネ
ル1はストッパピン7を介してサポート6に直接支持さ
れ、昇降シリンダ5には荷重が加わらない。この状態で
パネル1の上に船体からランプウェイを架設するが、可
動橋により岸壁2とランプウェイの高さが近づく分、ラ
ンプウェイの形成する通路勾配が緩やかになり、車両は
スムーズに通行できる。
なお、サポート6の機能はストッパピン7の支持のみで
あるため、パネル1の回動範囲に対応できる高さがあれ
ば良く、したがって門型にしたり、特別な台座のう上に
設けるなどの必要はない。このため、サポート6が係船
ロープと干渉する恐れも少ない。
また、使用状態ではパネル1の自重、通行車両による動
荷重又はパネル1に加わるランプウェイの重量などのす
べての荷重がサポート6に支持されるため、昇降シリン
ダ5はパネル1の回動に必要な容量を備えたものであれ
ば良い。
ランプウェイの格納後は、油圧シリンダ8の操作でスト
ッパピン7を引っ込めた後、昇降シリンダ5を駆動して
パネル1を岸壁2と同一平面をなす元の位置に回動し、
ストッパピン7と9により係止する。
(考案の効果) 以上のように、本考案は可動橋パネルを回動する昇降シ
リンダをパネルと下方に形成した岸壁凹部との間に介装
し、回動したパネルを岸壁に立設したサポートで支持す
る構造としたため、サポートは昇降シリンダを支持する
必要がなく、パネルの回動範囲に対応する高さのもので
あれば良い。
このため、従来の可動橋と比べてサポートの高さを大幅
に低くでき、サポート構築に要するコストが低減される
とともに、サポートが係船作業の邪魔になる不都合も解
消される。
また、本考案ではパネル側方に進退するストッパーピン
とサポートに設けた複数の段部との係合に基づいて、回
動したパネルの位置を保持するようにしたので、パネル
使用時に昇降シリンダの負担を除いてその耐久性を向上
できると共に安全性が高められる。さらに、前記段部は
パネルを岸壁と同一高さに保持しうるように設定したの
で、パネル不使用時にパネルと岸壁とを同一面として、
埠頭面積の有効利用を図れるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す可動橋の側面図、第2図
は同じく平面図、第3図は第1図中のA−A矢視図であ
る。 また、第4図は従来例を示す可動橋の側面図、第5図は
第4図中のB−B矢視図である。 1……パネル、2……岸壁、3……凹部、5……昇降シ
リンダ、6……サポート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】岸壁に形成した凹部の上方に臨んで岸壁に
    回転自由に支持されたパネルと、このパネルを上下に回
    動する昇降シリンダとを備えた可動橋において、昇降シ
    リンダをパネルと下方の岸壁凹部との間に介装し、パネ
    ルにはその側方に進退可能にストッパーピンを設けると
    共に、岸壁には前記ストッパーピンとの係合に基づきパ
    ネルが岸壁と同一高さとなる位置を含む複数段階の高さ
    にパネルを保持する段部を備えたサポートを設けたこと
    を特徴とする可動橋。
JP1987193757U 1987-12-21 1987-12-21 可動橋 Expired - Lifetime JPH0621927Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987193757U JPH0621927Y2 (ja) 1987-12-21 1987-12-21 可動橋

Applications Claiming Priority (1)

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JP1987193757U JPH0621927Y2 (ja) 1987-12-21 1987-12-21 可動橋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0198215U JPH0198215U (ja) 1989-06-30
JPH0621927Y2 true JPH0621927Y2 (ja) 1994-06-08

Family

ID=31484535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987193757U Expired - Lifetime JPH0621927Y2 (ja) 1987-12-21 1987-12-21 可動橋

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JP (1) JPH0621927Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS445478Y1 (ja) * 1966-02-02 1969-02-27
JPS6053749B2 (ja) * 1979-06-13 1985-11-27 松下電子工業株式会社 アルミニウムのプラズマエッチング方法およびそのプラズマエッチング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0198215U (ja) 1989-06-30

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