JPS628236Y2 - - Google Patents

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JPS628236Y2
JPS628236Y2 JP1981187061U JP18706181U JPS628236Y2 JP S628236 Y2 JPS628236 Y2 JP S628236Y2 JP 1981187061 U JP1981187061 U JP 1981187061U JP 18706181 U JP18706181 U JP 18706181U JP S628236 Y2 JPS628236 Y2 JP S628236Y2
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JP
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ramp
cylinder
rod
push
deck
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JP1981187061U
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English (en)
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JPS5892194U (ja
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  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Auxiliary Methods And Devices For Loading And Unloading (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車が乗り込む甲板と自動車を
格納する甲板との間に、斜路を設けた自動車運搬
船の斜路装置に関するものであつて、特に前記斜
路と下部の甲板との間に折畳み可能な押上装置を
配設し、この装置により前記斜路を必要時に上下
動させて上部の甲板と同一平面にセツトし、或い
は下部の甲板上にリセツトさせることができる斜
路装置に係るものである。
自動車運搬船においては、自動車が乗り込む甲
板と、船内の自動車を格納する甲板との間に斜路
を取付けて、立体駐車場の如く各甲板に自動車を
搭載しているものであるが、この斜路をそのまま
残しておくと斜路の下側には自動車を格納するこ
とができない。従つて、船全体の車両格納スペー
スも減少するから、この斜路を昇降自在の可動式
にして、所要時(不使用時)にこれを持上げて斜
路下側にも自動車を積込むことができるようにす
ることを要求されることが多い。
そのため、かかる要求に応ずるべく従来より各
種の斜路装置が提案され使用されているが、それ
らには次のような問題点があつた。すなわち第8
図に示す従来型では、斜路Sを上部の甲板よりワ
イヤWで吊り下げ、このワイヤWをジガーシリン
ダJを介し繰り出したり、引いたりすることでこ
の斜路を昇降させるようにしたものである。この
装置はワイヤWやジガーシリンダJの取付けに精
度を必要とし、保守点検作業に際しても作業場所
が閉鎖された狭い空間であるから労力がかかり作
業環境も悪い。更に使用するワイヤの量も多いた
め、ワイヤ端末の加工処理量が多くなり、更にま
た安全上の観点からこのワイヤは一定期間毎に取
替えなければならないというメンテナンスの面で
酷しい制約もあつた。
更に別の構造のものとしては実開昭54−162094
号公報に示す如き可動斜路の昇降支持装置も提案
されている。しかしこの装置は可動斜路を昇降さ
せる際、支持脚となる昇降シリンダから伸ばした
ロツド端部を下部甲板に掘設するポツト型の受け
穴に嵌合させて斜路本体を上昇させているもので
あるから、伸縮ロツドの作動ストロークの長い大
型の油圧シリンダが必要であり、また該シリンダ
が斜路本体の作動反力を直接受けるためシリンダ
は損傷し易く、損傷するとロツドが動かなくなつ
てしまう。更に、前記昇降シリンダを起倒させる
ため、別途に起倒用シリンダを必要とする等製作
コストも高くなるなどの欠点を有しているもので
あつた。
ここに於て本考案は従来のものの欠点を解消
し、シンプルな構造で取付け簡単であり、しかも
高度の取付け精度を要求されず、保守点検作業が
容易に行える新規な斜路装置を提供しようとする
ものである。
以下図示実施例に基づいて本考案の構造を説明
する。先ず第1図及び第3図において符号1は上
部の甲板、2は下部の甲板、3は上部甲板にヒン
ジ連結されて昇降動し得る斜路本体である。この
斜路本体3における背面内部3′に一例として油
圧駆動式のシリンダ4を配設し、このシリンダの
基端を斜路本体3に回動自在に取付ける。そして
このシリンダ4と平行に、上下両甲板1,2の層
間距離よりも長く形成された押上杆5を、同じく
斜路本体3における背面内部に配設し、その一端
部を前記斜路本体に回動自在に取付ける。そして
前記シリンダにおけるシリンダロツド6の端部と
前記押上杆5のほぼ中央部とを枢着して、シリン
ダロツド6をシリンダ4に引込めたとき押上杆5
が斜路の背面内部3′中に折畳まれて収納される
ように構成し、一方、シリンダロツド6をシリン
ダ4から繰出したときは、押上杆5が下部の甲板
2に向つて垂直面内を回動するように構成されて
いる。
因みに符号7は押上杆5の先端部に取付けた転
動ローラであり、このローラ7はシリンダロツド
6の伸長時下部の甲板2上を転動して斜路本体3
の荷重を支持するのである。また符号8は斜路本
体の先端部及び両側部(図省略)に取付けるウエ
ツジシリンダであつて、特に第2図に示したよう
に、そのシリンダロツド8′と上部の甲板1とを
係合させて、斜路本体3が上部の甲板と一平面を
なすように固定するときに使用する。符号9は斜
路先端に設けるフラツプである。
第1図において、下部の甲板2上にセツトされ
た斜路本体3はその上を自動車が自走できる角度
に保持されているものであつて、これにより自動
車の乗り込み甲板である下部の甲板2から自動車
の格納甲板である上部の甲板1上へ自動車を搭載
するのである。
次に上記の斜路本体3を上部の甲板1にリセツ
トする場合について説明すれば、シリンダ4を作
動させてシリンダロツド6を順次繰出すと、押上
杆5はそのエンドを回動中心として下部の甲板2
に向つて回動する。そして押上杆5の先端部に取
付けた転動ローラ7が下部の甲板2に当接してそ
の上を転動し始める。このとき転動ローラ7は下
部の甲板2から反力を受ける結果、斜路本体3は
その連結ヒンジ部を回動中心として上昇する。そ
して第1図に仮想線で示すレベルまで上昇したと
き、ウエツジシリンダ8を作動させ、シリンダロ
ツド8′を上部の甲板1に係合させて斜路本体3
を固定する。このようにしたならば、次にシリン
ダロツド6をシリンダ内に引込めるのである。こ
うすると、第2図に示すように押上杆5は斜路の
背面内部3′に折畳まれることになり、下部の甲
板2上から車両の走行若しくは格納に邪魔になる
障害物が取り除かれるので、斜路の直下も自動車
の格納スペースとして活用できるのである。
一方、上部の甲板1にリセツトされた斜路本体
3を、再度下部の甲板2にセツトし直すときは、
斜路を上昇させる場合とは逆に操作する。すなわ
ち、先ずシリンダロツド6を伸長させて押上杆5
を下部の甲板1に向つて回動させ、斜路本体の荷
重をこの押上杆により支持すべく下端の転動ロー
ラ7を下部甲板2に当接させて押上杆を停止させ
る。次にウエツジシリンダ8のロツド8′を引込
め、次いでシリンダ4のロツド6を順次引込めれ
ば、斜路本体3はその連結ヒンジ部を回動中心と
して次第に下動すると共に、第1図に示す如く斜
路先端のフラツプ9を下部の甲板1に当接して、
この斜路は固定されるのである。
なお、上記の第一実施例においてはシリンダ4
と押上杆5の枢支部を斜路3の背面に設けたが、
第4図〜第5図に示したように、シリンダ4と押
上杆5の基部とを夫々下部の甲板2に回動自在に
取付け、押上杆5の上端部に取付けたローラ7が
斜路の背面部を転動しながら、これを押上げるこ
とができるように構成することができる。また、
この第二実施例においては図示の如く斜路直下の
下部の甲板2に対し、カバー11によつて閉塞で
きる凹部10を形成し、この凹部内に第6図の如
くシリンダ4と押上杆5を折畳んで収納できるよ
うにすることが好ましい。更にまた本考案におい
ては、第7図に示したようにシリンダ4の位置と
押上杆5の位置を入れ替えても実施可能である。
以上述べたように本考案の装置は、上部の甲板
に下部の甲板と連絡して車両走行路となる斜路を
ヒンジ連結すると共に、前記斜路の背面又は対向
する下部甲板に、斜路の昇降用押上杆の基端を回
動自在に取付け、更に該押上杆は上下甲板間の層
間距離よりも長尺に形成し、かつ押上杆の中間部
と前記斜路背面又は対向する下部甲板との間に前
記押上杆を起倒させるシリンダを連結した極めて
シンプルな構造であるから、シリンダにより斜路
を直接昇降させる従来装置に比較しても機構が簡
素で取付容易であり、高度の取付精度も要求され
ないから製作コストが低廉で済み、しかもメンテ
ナンス等も容易であるというメリツトを有する。
そして前記押上杆等は不使用時には斜路または下
部甲板面内に折畳んで収納できるから、体裁がよ
いだけでなく車両格納時に邪魔にならず、格納ス
ペースを少くすることがないなどの効果を発揮す
る。
また特に本考案では斜路又は対向する下部甲板
に押上杆を回動自在に取付け、この押上杆に1個
のシリンダを取付け、この1個のシリンダのみで
斜路を昇降しうるものであるから、従来型のよう
にランプウエイを昇降させるシリンダと、この昇
降シリンダを起倒させるシリンダの2種類のシリ
ンダを要せず、その上前記押上杆起倒用シリンダ
は従来型のものと異なり、その作動スロークが小
さくてすむので、機構的にも極めて有利となる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示すも
ので、それぞれ下部の甲板にセツトされた状態と
上部の甲板にセツトされた状態を示す概略側面
図、第3図は第2図における−矢示の部分平
面図、第4図及び第5図は本考案の第二実施例を
示すもので、その上部の甲板にセツトされた状態
と下部の甲板にセツトされた状態を示す概略側面
図、第6図は同じく押上杆を折畳んだ状態を示す
概略側面図、第7図は本考案の第三実施例を示す
概略側面図、第8図は従来型の斜視図である。 1:上部の甲板、2:下部の甲板、3:斜路本
体、4:シリンダ、5:押上杆、6:シリンダロ
ツド、7:転動ローラ、8:ウエツジシリンダ、
9:フラツプ、10:凹部、11:カバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 船内に自動車を格納する甲板を複数層設けて
    成る自動車運搬船において、上部の甲板に下部
    の甲板と連絡して車両走行路となる斜路をヒン
    ジ連結すると共に、前記斜路の背面又は対向す
    る下部甲板に、斜路の昇降用押上杆の基端を回
    動自在に取付け、更に該押上杆は上下甲板間の
    層間距離よりも長尺に形成し、かつ押上杆の中
    間部と前記斜路背面又は対向する下部甲板との
    間に前記押上杆を起倒させるシリンダを連結し
    たことを特徴とする自動車運搬船の斜路装置。 2 前記押上杆とシリンダの基端は、斜路の背面
    に回動自在に取付けられている実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の自動車運搬船の斜路装
    置。 3 前記押上杆とシリンダの基端は、下部の甲板
    に回動自在に取付けられている実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の自動車運搬船の斜路装
    置。 4 前記シリンダは油圧シリンダである実用新案
    登録請求の範囲第2項または第3項記載の自動
    車運搬船の斜路装置。
JP18706181U 1981-12-17 1981-12-17 自動車運搬船の斜路装置 Granted JPS5892194U (ja)

Priority Applications (1)

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JP18706181U JPS5892194U (ja) 1981-12-17 1981-12-17 自動車運搬船の斜路装置

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JP18706181U JPS5892194U (ja) 1981-12-17 1981-12-17 自動車運搬船の斜路装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5892194U JPS5892194U (ja) 1983-06-22
JPS628236Y2 true JPS628236Y2 (ja) 1987-02-25

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ID=29989551

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JP18706181U Granted JPS5892194U (ja) 1981-12-17 1981-12-17 自動車運搬船の斜路装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5827902Y2 (ja) * 1978-05-02 1983-06-17 カヤバ工業株式会社 可動式船内ランプウエイの昇降装置

Also Published As

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JPS5892194U (ja) 1983-06-22

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