JP2847410B2 - 植込ブッシュ - Google Patents

植込ブッシュ

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JP2847410B2
JP2847410B2 JP278290A JP278290A JP2847410B2 JP 2847410 B2 JP2847410 B2 JP 2847410B2 JP 278290 A JP278290 A JP 278290A JP 278290 A JP278290 A JP 278290A JP 2847410 B2 JP2847410 B2 JP 2847410B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、植込ブッシュに関する。
[従来の技術] 従来より、特にセラミックス等の硬質、脆性材料にお
けるネジ孔加工に植込ブッシュが用いられている。
この植込ブッシュによるメネジ加工は、まずセラミッ
クス等の母材に予め植込ブッシュを装着するための孔を
形成し、たとえばこの孔に植込ブッシュを装着した後、
この孔に合成樹脂の固着剤を注入して固化することによ
り植込ブッシュを固定する。そして、母材を位置決めし
て植込ブッシュに対するメネジ加工を行う。この方法で
は、孔の寸法精度をそれほど厳格にする必要がないの
で、セラミックス等においては、焼結前に孔の形成を行
い、焼結後に植込ブッシュの装着およびメネジ加工等を
行うことができる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述のような従来技術では、母材を植
込ブッシュを固定した後に、植込ブッシュにメネジを加
工することから、より完成品に近い段階での加工となる
ので作業効率が悪く、しかもメネジ加工時に発生する熱
が、周囲に充填された合成樹脂に悪影響を及ぼし、強度
低下等の事故原因となる問題があった。
そこで、植込ブッシュに予めメネジを加工するととも
に、母材側に位置決め孔を形成し、この位置決め孔に植
込ブッシュを嵌合して固定することもできるが、この場
合は、例えば孔加工を行う工具の経時的変形等により、
位置決め孔の径が変化してしまい、植込ブッシュの固定
が困難になる等の問題点があった。
本発明は、母材の孔加工における誤差等を吸収して、
効率よくネジ孔加工を行うことができる植込ブッシュを
提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、内周面にネジ溝が形成された円筒形本体部
と、前記円筒体本体部の一端側外周面に、前記円筒体本
体部の径方向にほぼ均等な間隔で分散するように設けら
れ、前記円筒体本体部の中心線と略直交する方向に沿っ
て形成され、かつ先端側が先細状の可撓性を有する少な
くとも3つの突起片と、前記円筒体本体部の他端側外周
部に、前記円筒体本体部の径方向にほぼ均等な間隔で分
散するように設けられ、前記円筒体本体部の中心線と略
直交する方向に沿って形成され、かつ先端側が先細状の
可撓性を有する少なくとも3つの突起片とを有すること
を特徴とする。
[作用] 上記構成において、植込ブッシュを母材の位置決め孔
に挿着すると、各突出片の先端が一定の弾性をもって位
置決め孔の内壁に圧接し、植込ブッシュは複数の方向か
ら軸芯に向う押圧力を受けることになる。したがって、
これら押圧力が植込ブッシュを調芯する作用となり、植
込ブッシュは位置決め孔内で精度良く調芯される。そし
て、この後、合成樹脂等の固着剤により、植込ブッシュ
を位置決め孔に固定する。なお、固着剤は、植込ブッシ
ュを挿着する前に位置決め孔内壁や植込ブッシュの外周
に塗布しておいても良いし、植込ブッシュの挿着後、位
置決め孔内に注入しても良い。
[実施例] 第1図は、本発明の一実施例による植込ブッシュ1を
示す上面図であり、第2図は、第1図に示す植込ブッシ
ュ1のA−A線断面図である。
この植込ブッシュ1は、例えばステンレスより形成さ
れたものであり、第3図に示すように、例えばセラミッ
クスにより形成された母材2の位置決め孔2aに装着され
るものである。
植込ブッシュ1の内部には、母材2に装着する前の部
品段階で既にネジ孔1aが形成されている。
また、植込ブッシュ1の外周部には、調芯機能を果た
す突出片3が形成されている。すなわち、突出片3は、
植込ブッシュ1の上端寄りに4つ、下端下りに4つの合
計8つ設けられており、互いに90゜方向に突出してい
る。各突出片3は、植込ブッシュ1の円筒形本体部に対
して一体に形成されており、それぞれ同一形状で、丸み
を帯びた直角3角形の板状に形成され、各突出片3の両
辺がちょうど円筒形本体部の接線と一致している。した
がって、植込ブッシュ1を上方から見ると、第1図に示
すように、各コーナー部が丸みを帯びた正方形に形成さ
れている。このように、突出片3を90゜方向に4つずつ
形成することにより、加工の容易性を得ることができ
る。
また、各突出片3の板厚は、先端にいくほど薄くなっ
ており、徐々に可撓性が大きくなっている。
また、植込ブッシュ1の外周には、位置決め孔2aから
の抜け防止用の段部4が形成されている。
また、植込ブッシュ1の底面には、位置決め孔2aに残
留したコアドリル加工後の突起2bを逃げるための凹部5
が形成されている。
一方、母材2の位置決め孔2aは、第4図に示すよう
に、セラミックスの焼結後のコアドリルによって孔開け
され、この加工後に中心に残ったコアを折って除去した
ものである。位置決め孔2aの底部には、コアを除去した
後の突起2bが残っている。
この位置決め孔2aの径は、上記植込ブッシュ1の外接
円よりもわずかに小さいものとなっている。したがっ
て、植込ブッシュ1を位置決め孔2aに圧入すると、各突
出片3の先端部が位置決め孔2aの内壁に押し当てられ、
上述した突出片3の弾性によって撓むことになる。これ
により、植込ブッシュ1は調芯作用を受け、位置決め孔
2aの中心に精度よく位置出しされる。
また、このような植込ブッシュ1を位置決め孔2aに圧
入する際、各突出片3の中間部と位置決め孔2aの開口縁
部との間に形成される間隙から、合成樹脂の固着剤6を
位置決め孔2a内に注入し、充填していく。そして、固着
剤6が固化することにより、植込ブッシュ1が位置決め
孔2a内で固着される。
以上のように、本実施例では、植込ブッシュ1の上下
に4つずつ設けた突出片3により、植込ブッシュ1のネ
ジ孔1aを、タオレ等を生じることなく、良好な同芯度を
もって配置するこができる。また、各突出片3は上述し
た段部4とともに植込ブッシュ1の耐抜圧を高めるもの
であり、強度面においても優れた効果を得ることができ
る。
なお、上記実施例では、突出片3を上下に4つずつ設
けたが、これに限定されるものではなく、3つ以上であ
れば、調芯機能を得ることが可能である。
また、各突出片3の形状も、上記実施例に限定される
ものではなく、例えば角錐形状または円錐形状のもので
もよい。
さらに、固着剤6は、植込ブッシュ1の挿着後位置決
め孔2aに注入するのではなく、植込ブッシュ1の外周や
位置決め孔2aの内壁に予め塗布しておき、植込ブッシュ
1の挿着により、位置決め孔2a内に充填されるようにし
ても良い。
[発明の効果] 本発明によれば、植込ブッシュに設けた各突出片の調
芯作用により、植込ブッシュのネジ孔を母材の位置決め
孔に精度よく配置できる。したがって、植込ブッシュを
母材に装着する前にネジ孔を加工でき、加工コストを低
減できる。また、母材への孔加工もある程度加工精度に
余裕を持たせることができ、この点からも加工コストを
低減できる。
また、突出片が抜け止めとして作用し、植込ブッシュ
の耐抜圧性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例による植込ブッシュを示す
上面図である。 第2図は、第1図に示す植込ブッシュのA−A線断面図
である。 第3図は、母材の位置決め孔に植込ブッシュを装着して
固着した状態を示す断面図である。 第4図は、上記母材と位置決め孔を示す断面図である。 1……植込ブッシュ、 1a……ネジ孔、 2……母材、 2a……位置決め孔、 3……突出片、 6……固着剤。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−28117(JP,U) 実開 昭58−69419(JP,U) 実開 昭62−112311(JP,U) 実開 昭63−18231(JP,U) 実開 昭49−60160(JP,U) 実開 昭61−27973(JP,U) 実開 平2−27305(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60T 37/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周面にネジ溝が形成された円筒形本体部
    と、 前記円筒体本体部の一端側外周面に、前記円筒体本体部
    の径方向にほぼ均等な間隔で分散するように設けられ、
    前記円筒体本体部の中心線と略直交する方向に沿って形
    成され、かつ先端側が先細状の可撓性を有する少なくと
    も3つの突起片と、 前記円筒体本体部の他端側外周面に、前記円筒体本体部
    の径方向にほぼ均等な間隔で分散するように設けられ、
    前記円筒体本体部の中心線と略直交する方向に沿って形
    成され、かつ先端側が先細状の可撓性を有する少なくと
    も3つの突起片と、 を有することを特徴とする植込ブッシュ。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記円筒体本体部は、外周面に複数の抜け防止用の段部
    を設けてなることを特徴とする植込ブッシュ。
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