JP2847190B2 - ボディリンス組成物 - Google Patents

ボディリンス組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、皮膚に油分が効率的に吸着して、優れた肌
荒れ予防効果を示し、しかも、べたつかず使用感が良好
な全身の肌に優れたボディケア効果を与える新規なボデ
ィリンス組成物に関する。
〔従来技術及びその問題点〕
近年、女性の社会進出等により、女性にとっては外出
機会が増加し、過度の冷暖房等による肌荒れの増加が目
立つようになるとともに、人前に手足等の肌をさらすこ
とも多くなり、ボディケア意識が高まってきている。し
かしながら現在市場には手軽に全身の手入れをできる皮
膚化粧料は少ない。市販の肌荒れ防止クリームでは、風
呂上がりに使用した際には製品中に含まれている多価ア
ルコールや界面活性剤等により、肌のさっぱりした感触
をそこなうため、全身に使用することができない。そこ
で近年、べたつきがなく、入浴後のさっぱりした肌感触
をそこなうことがなく、全身のボディケアが可能な製品
を開発するため、新規保湿剤の開発や多価アルコール/
油分/界面活性剤からなる乳化組成物について研究が進
められているが、現段階では満足のいく製品は得られて
いない。
この理由としては、肌のカサつき防止や肌荒れ防止効
果を高めるため、多価アルコールや油分等を多量に使用
すると製品の肌に対するべたつきが大きくなり、反対に
多価アルコールや油分を減らしてべたつきの小さい製品
にした場合には、肌のカサつき防止、肌荒れ防止効果が
弱く、満足できるレベルではなくなってしまうからであ
る。また、べたつかず、さっぱりとした感触が得られる
製品として、多価アルコールや界面活性剤を含む溶液タ
イプのものがある。このような製品は、これを肌に塗布
した後、軽くすすぎ流すようにして使用すると、べたつ
きの原因となる多価アルコールや界面活性剤がすすぎ流
されてしまうため、べたつかずさっぱりした感触が得ら
れるが、その反面、皮膚に対して有効な油分や油溶性成
分までもすすぎ流されてしまい、ボデイケア効果がほと
んど得られないという欠点がある。
〔発明の課題〕
本発明は、べたつかず、肌のさっぱり感を損なわず、
しかも肌荒れ防止効果等のボディケア効果の高い全身ボ
ディケアに適したボディリンス組成物提供することをそ
の課題とする。さらに詳しくは、べたつきを与え、肌の
さっぱり感を損なう多価アルコールや界面活性剤の肌に
対する吸着を抑え、しかも、ボディケア効果の得られる
油分や油溶性成分の肌に対する吸着量を高めたボディリ
ンス組成物を提供することをその課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた
結果、製品タイプをすすぎ流すタイプの乳化組成物と
し、かつ不揮発性ポリシロキサンを含有する油分を乳化
分散させるとともに乳化油分粒子の粒子径を1〜10ミク
ロンにすることにより前記課題を解決し得ることを見い
出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明によれば、組成物全体に対し、全油
分量が3〜50重量%、全油分量に対し、粘度10〜10,000
センチストークスのメチルポリシロキサン、メチルフェ
ニルポリシロキサン及びジメチルトリメチルポリシロキ
サンの中から選ばれる少なくとも1種の不揮発性ポリシ
ロキサンが5重量%以上である水中油型乳化組成物であ
り、かつ乳化油分粒子の粒子径が1〜10ミクロンである
ことを特徴とする入浴後の肌に塗布し、軽くすすぎ流し
て使用するボディリンス組成物が提供される。
本発明の組成物に用いる油分は不揮発性ポリシロキサ
ンを含むものであるが、組成物全体に対する全油分量は
3〜50重量%の範囲に規定するのが好ましい。3重量%
より少ないと、肌のカサつきを防止したり、肌荒れを防
止する等のボディケア効果に乏しく、50重量%を超える
とべたつきが生じたり、組成物の乳化安定性が劣化する
等の問題点が生じる。より好ましい油分量は5〜40重量
%である。
本発明においては、油分を構成する不揮発性ポリシロ
キサンとして、粘度10〜100,000センチストークスを有
するメチルポリシロキサン、メチルフェニルキサン、及
び/又はジメチルトリメチルポリシロキサンを使用す
る。その使用量は油分全体に対して5〜100重量%であ
る。5重量%より少なくなると肌のカサつき防止効果及
び肌荒れ防止効果が充分でなくなる。より好ましいポリ
シロキサンの使用量は10重量%以上である。
本発明の組成物では、油分はポリシロキサンの他に、
必要に応じ、他の油分を添加することができる。このよ
うな油分としては、例えば、オリーブ油、アルモンド
油、ゴマ油、サフラワー油、大豆油、ツバキ油、パーシ
ック油、ヒマシ油、綿実油、ミンク油、カカオ脂、モク
ロウ、ヤシ油等の油脂類;ミツロウ、カルナウバロウ、
鯨ロウ、ラノリン、液状ラノリン、カンデリラロウ等の
ロウ類;流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、セレ
シン、マイクロクリスタリンワックス、スクワラン等の
炭化水素;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸、ベヘニル酸、オレイン酸、12−ヒドロキ
システアリン酸、ウンデシレン酸、ラノリン脂肪酸、イ
ソステアリン酸等の高級脂肪酸;ラウリルアルコール、
セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコー
ル、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステ
ロール、2−ヘキシルデカノール、イソステアリルアル
コール、2−オクチルドデカノール等の高級アルコー
ル;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチル
シクロペンタシロキサン、ヘキサメチルトリシロキサ
ン、シリコーンポリエーテルコポリマー、シリコーンス
テアリルアルコールワックス等のシリコーン油、ミリス
チン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステ
アリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸オレ
イル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシル
デシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、フタル酸ジエチ
ル、フタル酸ジブチル、酢酸ラノリン、ジオレイン酸プ
ロピルグリコール等のエステル油等が挙げられる。
組成物中の乳化油分粒子の粒子径としては1〜10ミク
ロンの範囲が好ましい。1ミクロンより小さい場合に
は、油分の吸着量が少なく、良好な肌のカサつき防止効
果、肌荒れ防止効果が得られない。10ミクロンを超える
と組成物の乳化油分粒子の合一が起こり易くなり、乳化
安定性が劣化する。より好ましい乳化油分粒子の粒子径
は2〜7ミクロンである。
本発明のボディリンス組成物を安定性の良好な乳化物
とするためには、通常、乳化剤として作用するアニオン
界面活性剤、ノニンオン界面活性剤、カチオン界面活性
剤、両性イオン界面活性剤を所望に応じて添加すること
ができる。
アニオン界面活性剤としては、例えば、脂肪酸塩(石
けん類)、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナ
フタレンスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オ
レフィンスルホン酸塩、ジアルキルスルフォこはく酸
塩、α−スルフォン化脂肪酸塩、ナトリウムN−メチル
−N−オレオイルタウリン、石油スルフォン酸塩、アル
キル硫酸塩、硫酸化油脂、ポリオキシエチレンスルホン
化フェニルエーテル硫酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテルリン酸塩、ナフタレン
スルホン酸塩ホルマリン縮合物等が挙げられる。
ノニンオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリスチリル
フェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレングリコール、多価アルコール脂肪酸部分エステ
ル、ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸部分エス
テル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ひまし
油、ポリオキシエチレンアルキルアミン、トリエタノー
ルアミン脂肪酸部分エステル、トリアルキルアミンオキ
サイド等が挙げられる。
両性イオン界面活性剤としては、例えば、N,N−ジメ
チル−N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニウ
ムベタイン、N,N−ジアルキルアミノアルキレンカルボ
ン酸、N,N,N−トリアルキル−N−スルフォアルキレン
アンモニウムベタイン、N,N−ジアルキル−N,N−ビスポ
リオキシエチレンアンモニウム硫酸エステルベタイン、
2−アルキル−1−ヒドロキシ−1−カルボキシメチル
イミダゾリニウムベタイン等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、第1級〜第3級脂肪酸
アミン塩、テトラアルキルアンモニウム塩、トリアルキ
ルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウウム、
2−アルキル−1−アルキル−1−ヒドロキシエチルイ
ミダゾリニウム塩、N,N−ジアルキルモルフォリニウム
塩、ポリエチレンポリアミン脂肪酸アミド塩、ポリエチ
レンポリアミン脂肪酸アミドの尿素縮合物の第4級アン
モニウム塩等が挙げられる。
本発明の乳化組成物は、従来知られた乳化装置により
調製することができるが、この場合、乳化装置のミキサ
ー部分の回転数、回転時間、油分添加方法、乳化剤の種
類と量等を適当に選ぶことにより、乳化油分粒子の粒子
径を1〜10ミクロンに調整することができる。また、一
般に、乳化剤の使用割合は、乳化安定性等の点から油分
量に対して20〜30重量%になるように用いられるのがよ
い。
本発明組成物には、前記必須成分の他、所望に応じ
て、揮発性ポリシロキサン、生薬、増粘剤、ビタミン
類、アミノ酸類、ホルモン類、保湿剤、紫外線吸収剤、
防腐剤、殺菌剤、抗炎症剤、創傷治癒剤、精油類、収れ
ん剤、発汗防止防臭剤、香料、色素等を添加することが
できる。
前記揮発性ポリシロキサンとしては、例えば、ヘキサ
メチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテト
ラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、粘
度2センチストークス以下の低粘度鎖状メチルポリシロ
キサン等をあげることができる。
前記生薬としては、例えば、ソウジュツ、ビヤクジュ
ツ、カノコソウ、ケイガイ、コクボウ、センキュウ、ト
ウヒ、トウキ、ショウキョウ、オウゴン、サンシシ、ガ
イヨウ、アロエ、ニンジン、ケイヒ、シャクヤク、ハッ
カ葉、オウゴン、ブクリョウ、ショウブ、マツブサ、ビ
ャクシ、サフラン、オウバク、ウイキョウ、チンピ、カ
ンピ、カミツレ、ダイコン、ヤナギ、ウスノキ、ニワト
コ、ソクズ、ナギナタコウジュ、ヤツデ、セキショウ、
ヨモギ、オトギリソウ、ユズ、ダイダイ、モモ、サイカ
チ、ビワ、スイカズラ、ヨロイグサ、ボダイジュ、トチ
ノキ、ノコギリソウ、ホップ、ローズマリー、カバノ
キ、マツ、ヤレンズラ、ランタナ、カンゾウ、キッソウ
コン、マロニエ等がある。これらはその粉末でも抽出エ
キスであってもよい。
また、増粘剤としては、例えば、カゼイン、カルボキ
シメチルセルロースナトリウム、水溶性ゼラチン、ペク
チン、デンプン、メチルセルロース、エチルセルロー
ス、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、ポリ
エチレングリコール、カラヤゴム、ローカストビーンガ
ム、トラガカントガム、カラギナン、カーボポール、ア
カシヤガム、カンテン等がある。
ビタミン類としては、例えば、ビタミンA、ビタミン
B、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミン
F、ビタミンK、ビタミンP、ビタミンU、カルニチ
ン、フェルラ酸、γ−オリザノール、α−リポ酸、オロ
ット酸及びその誘導体等がある。
アミノ酸類としては、例えば、グリシン、アラニン、
バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、トレオニ
ン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、シ
スチン、システイン、メチオニン、プロリン、ヒドロキ
シプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニ
ン、ヒスチジン、リジン及びその誘導体等がある。
ホルモン類としては、例えば、17−メチルテストステ
ロン、エストロン、β−エストラジオール、エチニルエ
ストラジオール、ジエチルスチルベストロール、ヘキセ
ストロール、プロゲステロン、ヒドロコルチゾン、プレ
ドニゾン、プレドニゾロン、デキサメサゾン、ベタメサ
ゾン、フルオシノロンアセトニド等を挙げることができ
る。
保湿剤としては、例えば、ペプチド、ポリアミノ酸、
コラーゲン加水分解物及びその誘導体、ヒアルロン酸等
のムコ多糖類、核酸やエラスチン等の蛋白質及びその誘
導体、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、プロピレング
リコール、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、グリセリン、ソルビトール、ブチルアルコール、ペ
ンタエリスリトール等を挙げることができる。
紫外線吸収剤としては、例えば、p−アミノ安息香
酸、p−アミノ安息香酸エチル、p−アミノ安息香酸イ
ソブチル、p−アミノ安息香酸グリセリル、p−ジメチ
ルアミノ安息香酸アミル、サリチル酸エチレングリコー
ル、サリチル酸フェニル、サリチル酸p−tert−ブチル
フェニル、サリチル酸ベンジル、アントラニル酸メンチ
ル、ウンベリフェロン、エスクリン、ケイ皮酸ベンジ
ル、シノキサート、グアイアズレン、ウロカニン酸、2
−(2−ヒドロキシ−1−メチルフェニル)ベンゾトリ
アゾール、オキシベンゾン、ジオキシベンゾン、オクタ
ベンゾン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ス
リソベンゾン、ベンゾレソルシノール、ブチルメトキシ
ベンゾイルメタン、オクチルメトキシシンナメート等を
挙げることができる。
防腐剤、殺菌剤としては、例えば、クロラミンT、ソ
ルビン酸、サリチル酸、デヒドロ酢酸、パラヒドロキシ
安息香酸エステル、ウンデシレン酸、フェノール、クレ
ゾール、p−クロロフェノール、ベンジルアルコール、
p−クロロ−m−キシレノール、p−クロロ−m−クレ
ゾール、チモール、フェネチルアルコール、o−フェニ
ルフェノール、イルガサンCH3565、ハロカルバン、ヘキ
サクロロフェン、クロルヘキシジン、エチルアルコー
ル、イソプロピルアルコール、クロロブタノール、ヘキ
サミン、アクリノール等を挙げることができる。
抗炎症剤、創傷治癒剤としては、例えば、イクタモー
ル、ヒノキチオール、グリチルレチン酸及びその誘導
体、グリチルリチン酸、ビサボロール、アルミニウムク
ロルヒドロキシアラントイネート、塩酸グルコサミン、
アラントイン及びその誘導体、ノノイルバニリールアミ
ド、カロペプタイド、アズレン、イプシロンアミノカプ
ロン酸、エスクリン、1−オキシエチル−4,5−ジフェ
ニルイミダゾール、ビフィズス菌抽出物、乳酸菌発酵
液、牛胎盤エキス、人胎盤エキス、牛脾臓抽出物、パン
酵母抽出エキス、ロイヤルゼリー、DNA・Na、DNA・K、
DNA、RNA、コラーゲン、ポリペプタイド、硫酸プロタミ
ン等を挙げることができる。
精油としては、例えば、ハッカ油、ジャスミン油、シ
ョウ脳油、ヒノキ油、トウヒ油、リュウ油、テレビン
油、ケイ皮油、ベルガモット油、ミカン油、ショウブ
油、パイン油、ラベンダー油、ベイ油、クローブ油、ヒ
バ油、バラ油、ユーカリ油、レモン油、タイム油、ペパ
ーミント油、ローズ油、セージ油、メントール、シネオ
ール、オイゲノール、シトラール、シトロネラール、ボ
ルネオール、リナロール、ゲラニオール、カンファー、
チモール、スピラントール、ピネン、リモネン、テルペ
ン系化合物等を挙げることができる。
収れん剤としては、例えば、乳酸、酒石酸、コハク
酸、クエン酸、アジピン酸、ホウ酸、ウィッチハーゼ
ル、アラントイン、アラントインクロルヒドロキシアル
ミニウム、アラントインジヒドロキシアルミニウム、カ
ラミン、酸化亜鉛、p−フェノールスルホン酸亜鉛、硫
酸アルミニウムカリウム、レゾルシン、塩化第二鉄、タ
ンニン酸等を挙げることができる。
発汗防止防臭剤としては、例えば、塩化アルミニウ
ム、硫酸アルミニウム、クエン酸アルミニウム、酢酸ア
ルミニウム、塩基性塩化アルミニウム、フェノールスル
ホン酸アルミニウム、β−ナフトールジスルホン酸アル
ミニウム、酢酸鉛、過ホウ酸ナトリウム等が挙げられ
る。
本発明のボディリンス組成物は、洗浄後の肌に適量を
全身に塗布し、シャワーなどにより軽くすすぐことによ
り用いられる。
〔発明の作用、効果〕
本発明のボディリンス組成物は、肌のカサつきを抑え
たり、肌荒れの改善及び肌荒れ防止等のボディケア効果
が高く、しかもべたつきは非常に小さく、入浴後のさっ
ぱりとした肌感触をそこなうことがなく、すぐれた全身
のボディケア製品として使用される。
また、本発明のボディリンス組成物は、風呂あがり後
に使用する通常のクリームや乳液等とは異なり、浴室内
で使用されるため、寒気に肌をさらさずに使用できる等
使用法も簡単であり、さらに、油分等が全身に薄膜とな
り吸着するため、入浴後タオルで水気をふき取り易く、
体が冷えにくいという効果が得られる。しかも、べたつ
きや油性感が極めて少なく、肌をすべすべにする、肌を
しっとりさせる全身的なボディケア効果にすぐれ、また
軽くさっぱりした使用感も得られる。また、べたつか
ず、肌がすべすべしているため、下着やパジャマを着る
際に、からだに引っかからずスムーズに着ることができ
る利点もある。
さらに、本発明のボディリンス組成物は、すすぎ流す
ことにより、皮膚上に乳化剤としての界面活性剤がほと
んど残存しないため、界面活性剤によるべたつきや皮膚
刺激等の影響がほとんどなく、比較的皮膚刺激に対して
敏感な人に対しても安全に使用ができる。しかも、べた
つきや油性感が極めて少なく、かつ油分等の有効成分が
皮膚に残り易いため、肌をすべすべにする、肌をしっと
りさせる等のボディケア効果にすぐれ、また軽くさっぱ
りした使用感も得られることから、非常に優れた皮膚化
粧料である、したがって、現在のクリームや乳液等より
安全性の高い化粧料として顔や身体に使用するのに好適
である。また、本発明の組成物は、使用感が良好である
ため、季節や使用部位にとらわれず、良好な使用感が得
られることから、これを毎日、全身に使用することによ
り、前記した一般的なボディケア効果はもちろん、それ
と同時に、肌荒れや、肌のカサつき、乾燥肌を解消する
とともに、その予防にもなり得る。
〔実施例〕
次に本発明を実施例により、さらに詳細に説明する。
実施例1 (処方I) ポリシロキサン(100cs) 5 流動パラフィン 5 ミリスチン酸イソプロピル 5 セチルアルコール 1 ポリオキシエチレンモノステアリン酸 1.5 グリセリルモノステアレート 1.5(重量%) カルボキシビニルポリマー 0.1 1,3−ブチレングリコール 5 プロピルパラベン 0.1 メチルパラベン 0.1 香料 0.2 精製水 バランス 処方Iの組成物を従来用いられているホモミキサーを
用いたホモミキサーの撹拌条件を調節し、乳化物粒子の
粒子径がそれぞれ約0.5ミクロン、約5ミクロン、約15
ミクロンの水中油型乳化組成物を得た。
次に、10名の女性を集め、前記3試料の使用感及び効
果の評価を行なった。使用感及び効果は各々5段階評価
で行ない、各項目毎に平均点を算出した。尚、使用感及
び効果の評価基準は以下の通りである。また、吸着量は
以下に示す抽出法で行なった。その結果を表−1に示
す。
使用感 5:極めて良好 4:良好 3:どちらとも言えない 2:やや不良 1:不良 効 果 5:かなり改善された 4:改善された 3:ほとんどかわりない 2:少し悪くなった 1:悪くなった 吸着量測定(抽出法) 方法:前腕部(約440cm2)を石鹸で洗浄する。その
後、試料0.7gを塗布し、30秒後、流水で15秒間すすぎ、
100mlの0.3%AOS・Naで前腕部を洗浄し、洗浄液を洗面
器に取り、この液を300ml分液ロートに移し、n−ヘキ
サン100mlを加え油分をn−ヘキサン相に抽出し、その
後、精製水で数回洗浄した後n−ヘキサン相を分取し、
ロータリーエバポレーターでn−ヘキサンを飛ばした
後、アセトン30mlを加えてもう1度ロータリーエバポレ
ーターで飛ばし、次いで減圧乾燥し、重量測定により油
分の残存量を算出し、これを吸着量とした。
表−1より本発明組成物の乳化物粒子径が約5ミクロ
ンのものは皮膚への吸着量もかなり多く、肌のカサつき
防止効果、肌荒れ防止効果、肌のべたつきのなさ、肌の
油っぽさのなさ、肌のすべすべ感、肌のしっとり感、肌
のさっぱり感ともに良好であった。
一方、乳化物粒子径が約0.5ミクロンのものは乳化物
粒子径約5ミクロンのものと比較して、吸着量も約1/4
とかなり少なく、肌のカサつき防止効果、肌荒れ防止効
果、肌のすべすべ感、肌のさっぱり感とも満足のいくレ
ベルではなかった。また乳化粒子径が約15ミクロンのも
のは乳化直後に粒子の合一が起こり、乳化安定性の点か
らあまり好ましくないためその評価はできなった。
実施例2〜4 実施例1(処方I)のボディリンス組成物を下記処方
II(実施例2)、処方III(実施例3)、処方IV(実施
例4)のボディリンス組成物に代え、その効果、使用感
を評価したところ、各々実施例1と同様に油分吸着量も
多く良好な結果が得られた。
(処方II) ポリシロキサン(50cs) 3 (重量%) 流動パラフィン 10 デカメチルシクロペンタシロキサン 5 セトステアリルアルコール 1 鯨ロウ 1 ポリオキシエチレンオレイルエーテル 1.5(重量%) ソルビタントリステアレート 1.5 カルボキシビニルポリマー 0.1 ジプロピレングリコール 10 メチルパラベン 0.2 プロピルパラベン 0.1 酢酸dl−α−トコフェロール 0.2 香料 0.1 黄色203号 微量 精製水 バランス 乳化物粒子径 3.4ミクロン (処方III) メチルフェニルポリキロキサン 3(重量%) ホホバ油 3 パルミチン酸イソプロピル 5 セトステアリルアルコール 1 グリセリルモノステアレート 1.5 モノステアリン酸ポリエチレングリコール 1.5 カルボキシビニルポリマー 0.1 グリセリン 5(重量%) アラントイン 0.1 メチルパラベン 0.2 ブチルパラベン 0.1 エチルアルコール 2 香料 0.1 精製水 バランス 乳化物粒子径 2.8ミクロン (処方IV) ポリシロキサン(1000cs) 2(重量%) オリーブ油 1 スクワラン 2 ミリスチン酸イソプロピル 4 ソルビタンモノステアレート 2 ポリオキシエチレンラウリルエーテル 2 カルボキシビニルポリマー 0.2 アロエ抽出エキス 1.0 グリチルリチン酸ジカリウム 0.2 メチルパラベン 0.2 プロピルパラベン 0.1(重量%) 香料 0.05 精製水 バランス 乳化物粒子径 4.3ミクロン 比較例 ポリシロキサンを除いた組成物及び油分量を3重量%
より低くした組成物についても実施例1と同様に吸着量
の測定及び効果、使用感の評価を行なった所、いずれの
場合も油分吸着量は低く、効果、使用感とも満足のいく
評価は得られなかった。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】組成物全体に対し、全油分量が3〜50重量
    %、全油分量に対し、粘度10〜10,000センチストークス
    のメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサ
    ン及びジメチルトリメチルポリシロキサンの中から選ば
    れる少なくとも1種の不揮発性ポリシロキサンが5重量
    %以上である水中油型乳化組成物であり、かつ乳化油分
    粒子の粒子径が1〜10ミクロンであることを特徴とする
    入浴後の肌に塗布し、軽くすすぎ流して使用するボディ
    リンス組成物。
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