JP2626776B2 - ボディリンス組成物 - Google Patents

ボディリンス組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、風呂あがり前の清浄な肌に塗布し、すすぎ
流すことによって風呂あがり後に湯冷めしにくい、使用
感がすぐれるなどの種々の効果を与えるボディリンス組
成物に関する。
〔従来技術〕
一般に女性は、風呂をあがると身体についた水気をふ
き取って後、手や足などの局所的部位に肌の手入れのた
めクリームや乳液などの化粧料を適用している。
これら化粧料は、肌荒れや肌がカサついたり、乾燥し
がちな時期、特に、冬等の比較的寒い季節に好んで使用
される。そのため、肌を寒気にさらしながら使用するこ
とが少なくない。このことはせっかく暖まった身体を冷
やし、健康上からも好ましくないだけでなく、いきおい
肌の手入れも不充分になりがちである。しかも、肌の手
入れが局所的部位にとどまっており、女性が望む全身ボ
ディケアにはほど遠い状態にある。
このようなことから、入浴時に身体を洗浄した後の肌
に塗布し、軽くすすぎ流して使用するボディリンスとい
う全身ボディケア型の剤型が考えられている。しかしな
がら、現在のところ、この剤型に相当する商品は市場に
はない。その理由としては、ただ単に、基礎化粧品とし
て知られているクリームや乳液をボディリンスとして使
用しても、軽くすすぎ流す段階で乳化剤と共に、ほとん
どの成分が流し落とされてしまうため、ボディリンスに
要求される、肌をすべすべにする、しっとりさせる等の
使用効果が発現されないことによる。
又、毛髪化粧料に用いられているヘアリンスをボディ
リンスに応用することも考えられないわけではないが、
ヘアリンスをそのままボディリンスに使用した場合に
は、過度のぬるつきが生じる上、ヘアリンスに一般に含
まれているカチオン界面活性剤は、他の界面活性剤に比
較し、皮膚刺激が強いという難点があり、好ましいもの
ではない。そのほかに、入浴剤として、スキンケア効果
をうたうものがあるが、これら入浴剤においては、肌に
所望の油分が付着しにくい等のため、高度なボディケア
効果は得られない。
従って、現状においては、湯冷めしにくい、使用
感が良い、安全性にすぐれる、局所的部位にどどま
ならいボディケア効果がある等の消費者の要望を満足し
うる組成物は得られていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、従来市場において殆んど知られていないボ
ディリンスという剤型商品を提供することを目的とす
る。
また、本発明は、風呂あがり後に湯冷めしにくく、軽
くさっぱりした使用感を有し、界面活性剤からくる皮膚
刺激がほとんどなく、全身的にボディケア効果が得られ
る新しいボディリンス組成物を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
ボディリンス組成物では、界面活性剤がすすぎ時に流
し落とされるので界面活性剤からくる皮膚刺激の問題は
ほとんどない。しかし、油分等も一緒に流し落とされる
ため、肌をすべすべにする、しっとりさせる等のボディ
ケア効果が発現されにくい。そこで、本発明者らは、油
分等の成分を皮膚に有効に残すべく鋭意研究を重ねた結
果、乳化剤としての界面活性剤の使用量を特定範囲内に
規定するとともに、油分として不揮発性ポリシロキサン
と揮発性油分とを含有させることにより、油分等の成分
が皮膚に残りやすい、しかも湯冷めしにくくて肌のすべ
すべ感、しっとり感等の使用感の良好なボディリンス組
成物が得られることを見い出し、本発明を完成するに至
った。
即ち、本発明によれば、組成物全体に対し油分含量が
3〜50重量%、界面活性剤含量が全油分量の0.5〜20重
量%である乳化組成物であって、不揮発性ポリシロキサ
ンを全油分量の3〜50重量%、かつ、揮発性油分を全油
分量の20〜80重量%含有することを特徴とするボディリ
ンス組成物が提供される。
本発明において用いられる界面活性剤は、通常乳化剤
として使用されるものであり、ノニオン界面活性剤、ア
ニオン界面活性剤、両性イオン界面活性剤及びカチオン
界面活性剤が包含される。カチオン界面活性剤は、少量
では問題はないが量が多くなると過度にぬるついて不快
であるとともに皮膚刺激も強くなる傾向がある。
本発明におけるアニオン界面活性剤としては、例え
ば、脂肪酸塩(石けん類)、アルキルベンゼンスルホン
酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルスル
ホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ジアルキルス
ルフォこはく酸塩、α−スルフォン化脂肪酸塩、ナトリ
ウムN−メチル−N−オレオイルタウリン、石油スルフ
ォン酸塩、アルキル硫酸塩、硫酸化油脂、ポリオキシエ
チレンスチレン化フェニルエーテル硫酸塩、アルキルリ
ン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸
塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン
酸塩、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物等が挙
げられる。
ノニオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリスチリルフ
ェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レングリコール、多価アルコール脂肪酸部分エステル、
ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸部分エステ
ル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリグリセリ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン化ひまし油、ポ
リオキシエチレンアルキルアミン、トリエタノールアミ
ン脂肪酸部分エステル、トリアルキルアミンオキサイド
等が挙げられる。
両性イオン界面活性剤としては、例えば、N,N−ジメ
チル−N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニウ
ムベタイン、N,N−ジアルキルアミノアルキレンカルボ
ン酸、N,N,N−トリアルキル−N−スルフォアルキレン
アンモニウクベタイン、N,N−ジアルキル−N,N−ビスポ
リオキシエチレンアンモニウム硫酸エステルベタイン、
2−アルキル−1−ヒドロキシ−1−カルボキシメチル
イミダゾリニウムベタイン等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、第1級〜第3級脂肪酸
アミン塩、テトラアルキルアンモニウム塩、トリアルキ
ルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、
2−アルキル−1−アルキル−1−ヒドロキシエチルイ
ミダゾリニウム塩、N,N−ジアルキルモルフォリニウム
塩、ポリエチレンポリアミン脂肪酸アミド塩、ポリエチ
レンポリアミン脂肪酸アミドの尿素縮合物の第4級アン
モニウム塩等が挙げられる。
本発明の乳化組成物は、従来知られた乳化方法により
調製することができる。一般に、化粧料では乳化剤量の
割合は、乳化安定性等の点から全油分量に対して20〜30
重量%と多量に用いられる。これに対し、本発明のボデ
ィリンス組成物においては、その割合を0.5〜20重量%
の少い量に規定することが必要である。20重量%を超え
ると、すすぎ時に、ほとんどの油分が乳化剤とともに皮
膚から流れ落ちてしまい、肌をすべすべにする、しっと
りさせる等のボディケア効果がほとんど発現しない。本
発明におけるより好ましい界面活性剤使用量は、全油分
量に対して1.0〜15重量%である。
本発明に用いられる油分は、不揮発性ポリシロキサン
と、揮発性油分を含むものである。必要に応じて他の油
分を添加することができる。
本発明の組成物における全油分量は、3〜50重量%の
範囲に規定するのが好ましい。3重量%より少ないと、
肌をすべすべにする、しっとりさせる等のボディケア効
果に乏しく、50重量%を超えると、べたつきが生じた
り、組成物の乳化安定性が劣化する等の問題点が生じ
る。より好ましい全油分量は、5〜40重量%である。
不揮発性ポリシロキサンとしては、例えば粘度10〜10
0000センチストークスのメチルポリシロキサン、メチル
フェニルポリシロキサン、及び/又はジメチルトリメチ
ルポリシロキサンが好ましい。その使用量は、全油分量
の3〜50重量%である。3重量%より少なくなると、肌
がすべすべしなくなるだけでなく、しっとりさせる効果
も充分でない。又50重量%を超えると、ポリシロキサン
が乳化されにくくなる。より好ましいポリシロキサンの
使用量は、全油分量の5〜40重量%である。
揮発性油分としては、例えば、低沸点炭化水素、低重
合度環状ジメチルポリシロキサン、粘度2センチストー
クス以下の低粘度鎖状メチルポリシロキサン等を挙げる
ことができる。特にべたつきが極めて小さく、軽くさっ
ぱりとした使用感を与える効果の点で重合度約3〜5の
環状ジメチルポリシロキサン、例えば、ヘキサメチルシ
クロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキ
サン、デカメチルシクロペンタシロキサン等が好まし
い。
揮発性油分の使用量は、全油分量の20〜80重量%であ
る。揮発性油分の使用量が全油分量に対して20重量%よ
り少ないと、べたつきや油性感が出たり、さっぱり感が
乏しくなる。また80重量%を超えると他の不揮発油分の
割合が小さくなりすぎ、皮膚上に残存する油分の大部分
が揮発性油分となるため、皮膚から揮発してしまい、肌
をしっとりさせる等のボディケア効果が発現しにくい。
好ましい揮発性油分の使用量は、全油分量の30〜60重量
%である。
なお、全油分を構成する揮発性油分以外の不揮発性油
分としては、前記不揮発性ポリシロキサンの他に、必要
に応じ、他の不揮発性油分を用いることができる。
このような油分としては、例えば、オリーブ油、アル
モンド油、ゴマ油、サフラワー油、大豆油、ツバキ油、
パーシック油、ヒマシ油、綿実油、ミンク油、カカオ
脂、モクロウ、ヤシ油等の油脂類;ミツロウ、カルナウ
バロウ、鯨ロウ、ラノリン、液状ラノリン、カンデリラ
ロウ等のロウ類;流動パラフィン、ワセリン、パラフィ
ン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、スクワ
ラン等の炭化水素;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミ
チン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、12−
ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、ラノリン脂
肪酸、イソステアリン酸等の高級脂肪酸;ラウリルアル
コール、セタノール、ステアリルアルコール、オレイル
アルコール、ラノリンアルコール、コレステロール、フ
ィトステロール、2−ヘキシルデカノール、イソステア
リルアルコール、2−オクチルドデカノール等の高級ア
ルコール;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イ
ソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリス
チル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸オクチル、ミリ
スチン酸ドデシル等のエステルが挙げられる。
本発明組成物には、前記必須成分のほか、所望に応じ
て、生薬、増粘剤、ビタミン類、アミノ酸類、ホルモン
類、保湿剤、紫外線吸収剤、防腐剤、殺菌剤、抗炎症
剤、創傷治癒剤、精油類、収れん剤、発汗防止防臭剤、
香料、色素等を添加することができる。
前記生薬としては、例えば、ソウジュツ、ビヤクジュ
ツ、カノコソウ、ケイガイ、コウボク、センキュウ、ト
ウヒ、トウキ、ショウキョウ、オウゴン、サンシン、ガ
イヨウ、アロエ、ニンジン、ケイヒ、シャクヤク、ハッ
カ葉、オウゴン、ブクリョウ、ショウブ、マツブサ、ビ
ャクシ、サフラン、オウバク、ウイキョウ、チンピ、カ
ンピ、カミツレ、ダイコン、ヤナギ、クスノキ、ニワト
コ、ソクズ、ナキナタコウジュ、ヤツデ、セキショウ、
ヨモギ、オトギリソウ、ユズ、ダイダイ、モモ、サイカ
チ、ビワ、スイカズラ、ヨロイグサ、ボダイジュ、トチ
ノキ、ノコギリソウ、ホップ、ローズマリー、カバノ
キ、マツ、ヤレンズラ、ランタナ、カンゾウ、カッソウ
コン、マロニエ等がある。これらはその粉末でも抽出エ
キスであってもよい。
また、増粘剤としては、例えば、カゼイン、カルボキ
シメチルセルロースナトリウム、水溶性ゼラチン、ペク
チン、デンプン、メチルセルロース、エチルセルロー
ス、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、ポリ
エチレングリコール、カラヤゴム、ローカストビーンガ
ム、トラカントガム、カラギナン、カーボポール、アカ
シヤガム、カンテン等がある。
ビタミン類としては、例えば、ビタミンA、ビタミン
B、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミン
F、ビタミンK、ビタミンP、ビタミンU、カルニチ
ン、フェルラ酸、γ−オリザノール、α−リポ酸、オロ
ット酸及びその誘導体等がある。
アミノ酸類としては、例えば、グリシン、アラニン、
バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、トレオニ
ン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、シ
スチン、システィン、メチオニン、プロリン、ヒドロキ
シプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニ
ン、ヒスチジン、リジン及びその誘導体等がある。
ホルモン類としては、例えば、17−メチルテストステ
ロン、エストロン、β−エストラジオール、エチニルエ
ストラジオール、ジエチルスチルベストロール、ヘキセ
ストロール、プロゲステロン、ヒドロコルチゾン、プレ
ドニゾン、プレドニゾロン、デキサメサゾン、ベタメサ
ゾン、フルオシノロンアセトニド等を挙げることができ
る。
保湿剤としては、例えば、ペプチド、ポリアミノ酸、
コラーゲン加水分解物及びその誘導体、ヒアルロン酸等
のムコ多糖類、核酸やエラスチン等の蛋白質及びその誘
導体、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、プロピレング
リコール、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、グリセリン、ソルビトール、ブチルアルコール、ペ
ンタエリスリトール等を挙げることができる。
紫外線吸収剤としては、例えば、p−アミノ安息香
酸、p−アミノ安息香酸エチル、p−アミノ安息香酸イ
ソブチル、p−アミノ安息香酸グリセリン、p−ジメチ
ルアミノ安息香酸アミル、サリチル酸エチレングリコー
ル、サリチル酸フェニル、サリチル酸p−tert−ブチル
フェニル、サリチル酸ベンジル、アントラニン酸メンチ
ル、ウンベリフェロン、エスクリン、ケイ皮酸ベンジ
ル、シノキサート、グアイアズレン、ウロカニン酸、2
−(2−ヒドロキシ−1−メチルフェニル)ベンゾトリ
アゾール、オキシベンゾン、ジオキシベンゾン、オクタ
ベンゾン、ジヒジロキシジメトキシベンゾフェノン、ス
リソベンゾン、ベンゾレソルシノール、ブチルメトキシ
ベンゾイルメタン、オクチルメトキシシンナメート等を
挙げることができる。
防腐剤、殺菌剤としては、例えば、クロラミンT、ソ
ルビン酸、サリチル酸、デヒドロ酢酸、パラヒドロキシ
安息香酸エステル、ウンデシレン酸、フェノール、クレ
ゾール、p−クロロフェノール、ベンジルアルコール、
p−クロロ−m−キシレノール、p−クロロ−m−クレ
ゾール、チモール、フェネチルアルコール、o−フェニ
ルフェノール、イルガサンCH3565、ハロカルバン、ヘキ
サクロロフェン、クロルヘキシジン、エチルアルコー
ル、イソプロピルアルコール、クロロブタノール、ヘキ
サミン、アクリノール等を挙げることができる。
抗炎症剤、創傷治癒剤としては、例えば、イクタモー
ル、ヒノキチオール、グリチルレチン酸及びその誘導
体、グリチルリチン酸、ビサボロール、アルミニウムク
ロルヒドロキシアラントイネート、塩酸グルコサミン、
アラントイン及びその誘導体、ノノイルビニリールアミ
ド、カロペプタイド、アズレン、イプシロンアミノカプ
ロン酸、エスクリン、1−オキシエチル−4,5−ジフェ
ニルイミダゾール、ビフェズス菌抽出物、乳酸菌発酵
液、牛脂盤エキス、人胎盤エキス、牛脾臓抽出物、パン
酵母抽出エキス、ロイヤルゼリー、DNA・Na、DNA・K、
DNA、RNA、コラーゲン、ポリペプタイド、硫酸プロタミ
ン等を挙げることができる。
精油としては、例えば、ハッカ油、ジャスミン油、シ
ョウ脳油、ヒノキ油、トウヒ油、リュウ油、テレビン
油、ケイ皮油、ベルガモット油、ミカン油、ショウブ
油、パイン油、ラベンダー油、ベイ油、クローブ油、ヒ
バ油、バラ油、ユーカリ油、レモン油、タイム油、ペパ
ーミント油、ローズ油、セージ油、メントール、シネオ
ール、オイゲノール、シトラール、シトロネラール、ボ
ルネオール、リナロール、ゲラニオール、カンファー、
チモール、スピラントール、ピネン、リモネン、テルペ
ン系化合物等を挙げることができる。
収れん剤としては、例えば、乳酸、酒石酸、コハク
酸、クエン酸、アジピン酸、ホウ酸、ウィッチハーゼ
ル、アラントイン、アラントインクロルヒドロキシアル
キニウム、アラントインジヒドロキシアルミニウム、カ
ラミン、酸化亜鉛、p−フェノールスルホン酸亜鉛、硫
酸アルミニウムカリウム、レゾルシン、塩化第二鉄、タ
ンニン酸等を挙げることができる。
発汗防止防臭剤としては、例えば、塩化アルミニウ
ム、硫酸アルミニウム、クエン酸アルミニウム、酢酸ア
ルミニウム、塩基性塩化アルミニウム、フェノールスル
ホン酸アルミニウム、β−ナフトールジスルホン酸アル
ミニウム、酢酸鉛、過ホウ酸ナトリウム等が挙げられ
る。
本発明のボディリンス組成物は、洗浄後の肌に適量を
全身に塗布し、シャワーなどにより軽くすすぐことによ
り用いられる。
〔発明の効果〕
本発明のボディリンス組成物は、風呂あがり後に使用
する通常のクリームや乳液等とは異なり、浴室内で使用
されるため、寒気に肌をさらさずに使用ができる等使用
法も簡単であり、さらに、油分等が全身に薄膜となり吸
着するため、入浴後タオルで水気をふき取り易く、体が
冷えにくいという効果が得られる。しかも、べたつきや
油性感が極めて少なく、肌をすべすべにする、肌をしっ
とりさせる全身的なボディケア効果にすぐれ、また軽く
さっぱりした使用感も得られる。また、べたつかず、肌
がすべすべしているため、下着やパジャマを着る際に、
からだに引っかからずスムーズに着ることができる利点
もある。
更に、本発明のボディリンス組成物は、すすぎ流すこ
とにより、皮膚上に乳化剤としての界面活性剤がほとん
ど残存しないため、界面活性剤によるべたつきや皮膚刺
激等の影響がほとんどなく、比較的皮膚刺激に対して敏
感な人に対しても安全に使用ができる。しかも、べたつ
きや油性感が極めて少なく、かつ油分等の有効成分が皮
膚に残り易いため、肌をすべすべにする、肌をしっとり
させる等のボディケア効果にすぐれ、また軽くさっぱり
した使用感も得られることから、非常に優れた皮膚化粧
料である。したがって、現在のクリームや乳液等より安
全性の高い化粧料として顔や身体に使用するのに好適で
ある。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明す
る。
実施例1 表−1に示した組成(重量%)の配合成分と、グリセ
リン5重量%及びその他増粘剤としてカルボキシビニル
ポリマー、防腐剤及び香料を適量含む乳液タイプのボデ
ィリンスを調製し、その使用感、皮膚刺激を下記のよう
にして評価した。その結果を表−1に示す。
〔使用感〕
5:極めて良好 4:良好 3:どちらとも言えない 2:やや不良 1:不良 〔皮膚刺激〕 比較的皮膚刺激に対して敏感な人10名を選び、上腕内
側部に試料を塗布し、皮膚感作用テープで覆い、24時間
クローズドパッチテストを行い、皮膚感作用テープを取
った2時間後に皮膚の状態を観察し、陽性者の割合から
皮膚刺激を評価した。この場合、評価基準は下記の通り
とした。
尚、通常のすすがないタイプの乳液については試料約
0.05g、一方、すすぎ流すタイプについては試料0.1gを
塗布後、30秒間放置し、その後、精製水で軽くすすぎ、
水分を軽くふき取ってから皮膚感作用テープで試料塗布
部を覆った。
◎…陽性者が0〜1名 ○…陽性者が2〜3名 △…陽性者が3〜5名 ×…陽性者が6〜10名 その他の効果として、下着やパジャマの着易さ、入浴
後の体の冷えにくさ、入浴後の水気のふき取り易さにつ
いても評価した。その評価基準は、次の通りである。
〔その他の効果〕
5:何も使用しない場合よりも良好 4:何も使用しない場合よりもやや良好 3:何も使用しない場合とほぼ同等 2:何も使用しない場合よりもやや不良 1:何も使用しない場合よりも不良 前記の表−1に示された結果からわかるように、本発
明品(実験No.4,5,8)の場合には、べたつきや油性感が
なく、肌がすべしべ、しっとり、さっぱりした使用感
で、皮膚刺激もなく、その他の効果としての下着、パジ
ャマの着やすさ、入浴後の体の冷えにくさ、入浴後の水
気のふきとり易さにおいて著しく良好であった。
一方、通常の乳液においては、べたつきのなさ、油性
感のなさ、肌のすべすべ感、さっぱり感において不満足
で(実験No.1,2)、乳化剤の割合が多すじると肌のすべ
すべ感、しっとり感が劣るようになる(実験No.3)(実
験No.12)。しかしながら、乳化剤の比較的多い系で
も、メチルポリシロキサン、揮発性油分、全油分量が本
発明の範囲内であれば、通常の乳液と比較して、べたつ
きのなさ、油性感のなさ、肌のすべすべ感、さっぱり感
が若干良好であった。
さらに、ポリシロキサンが少なすぎると、しっとり感
が低下し(実験No.6)、揮発性油分が少なすぎると、べ
たつきのなさ、油性感のなさ、肌のすべすべ感に劣る
(実験No.7)。逆に揮発性油分が多すぎると、しっとり
感が不足してしまう(実験No.9)。
また、全油分量が3%以下では、肌のすべすべ感、し
っとり感が乏しく(実験No.10)、逆に全油分量が50%
を超えると、べたつきや油性感が強く、さっぱり感にも
欠ける(実験No.11)。
尚、ポリシロキサンとしては、表−1に示したものの
他、粘度10〜100000センチストークスのメチルポリシロ
キサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジメチルトリ
メチルポリシロキサンも良好であった。また、揮発性油
分としては、表−1に示したものの他、ヘキサメチルジ
シリルエチレン、ヘキサメチルジシリルブチレン等の低
沸点有機珪素化合物、低重合度ジメチルポリシロキサン
(粘度2センチストークス以下)、ヘキサメチルシクロ
トリシロキサン、デカメチルシクロヘキサシロキサンを
用いた場合の使用感は、極めて良好であった。
実施例2 下記成分組成のボディリンスを調製し、実施例1と同
様な評価を行なった。その結果、いずれのボディリンス
組成物も、使用感、皮膚刺激、その他の効果において良
好であった。
処方I(荒肌用)ボディリンス 重量% POEオレイルエーテル 1 ソルビタンモノステアレート 1 ポリシロキサン(10000cs) 5 オクタメチルシクロテトラシロキサン 10 パルミチン酸イソプロピル 3 スクワラン 3 カルボキシビニルポリマー 0.2 グリセリン 5 1,3−ブチレングリコール 5 アロエ抽出末 0.5 酢酸dl−α−トコフェロール 0.2 香料 0.2 プロピルパラベン 0.2 メチルパラベン 0.2 トリイソプロパノールアミン 0.3 精製水 バランス 処方II(日焼け肌、日焼け防止用)ボディリンス モノステアリン酸ポリエチレングリコール 1 親油型モノステアリン酸グリセリン 1 ポリシロキサン(10cs) 3 デカメチルシクロペンタシロキサン 10 パリミチン酸イソプロピル 3 セトステアリルアルコール 2 カルボキシビニルポリマー 0.2 グリチルリチン酸ジカリウム 0.2 アラントイン 0.1 ジプロピレングリコール 5 酸化チタン 1 グアイアズレン 1 シノキサート 3 トリエタノールアミン 0.3 メチルパラベン 0.2 プロピルパラベン 0.2 l−メントール 0.2 香料 0.2 精製水 バランス

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】組成物全体に対し全油分量が3〜50重量
    %、全油分量に対し界面活性剤含量が0.5〜20重量%で
    ある乳化組成物であって、不揮発性ポリシロキサンを全
    油分量の3〜50重量%、かつ、揮発性油分を全油分量の
    20〜80重量%含有することを特徴とするボディリンス組
    成物。
  2. 【請求項2】該不揮発性ポリシロキサンが、粘度10〜10
    0000センチストークスのメチルポリシロキサン、メチル
    フェニルポリシロキサン及びジメチルトリメチルポリシ
    ロキサンの中から選ばれる少なくとも1種である特許請
    求の範囲第1項の組成物。
  3. 【請求項3】該揮発性油分が低重合度の環状ジメチルポ
    リシロキサン及びメチルポリシロキサンの中から選ばれ
    る少なくとも一種である特許請求の範囲第1項又は第2
    項の組成物。
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