JP2846058B2 - 繊維材料の処理方法 - Google Patents

繊維材料の処理方法

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JP2846058B2
JP2846058B2 JP2132750A JP13275090A JP2846058B2 JP 2846058 B2 JP2846058 B2 JP 2846058B2 JP 2132750 A JP2132750 A JP 2132750A JP 13275090 A JP13275090 A JP 13275090A JP 2846058 B2 JP2846058 B2 JP 2846058B2
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    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06MTREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
    • D06M15/00Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
    • D06M15/19Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with synthetic macromolecular compounds
    • D06M15/37Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D06M15/643Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds containing silicon in the main chain
    • D06M15/6436Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds containing silicon in the main chain containing amino groups

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、繊維材料の処理方法に関するものであり、
さらに具体的には織物材料の処理方法に関するものであ
る。
繊維材料と表現する場合は、合成繊維または天然に産
出する材料の繊維類を意味しており、例えばウール、
綿、ポリエステル、カーボンおよびこれらの混合物であ
る。本発明は、このような繊維類そのものの処理に加
え、該繊維類を加えた布帛または織物の処理に関するも
のである。
[従来の技術および課題] 所望する特性、例えば柔軟性、撥水性、滑り性および
防しわ性を持たせるために、繊維材料をアミン含有シリ
コーン化合物を含有してなる組成物で処理する方法が知
られている。例えば英国特許第1,491,7474号明細書で
は、合成繊維の処理のための、あるアミノシラン類の1
部およびあるエポキシシロキサン類の1〜20部からなる
組成物を提供している。英国特許第1,296,136号明細書
では、a)アミノシロキサンとポリエポキサイドの混合
物、 b)液体エポキシシロキサンとポリアミンの混合物、ま
たは c)液体エポキシシロキサンとアミノシロキサンの混合
物、のいずれかを含む組成物を用いる処理からなる、有
機合成織物繊維の処理方法を提供している。しかし、こ
れらの材料は処理した繊維にある程度の黄変を与える傾
向にある。米国特許第4,757,121号では、詰め綿で製造
された合成繊維を処理する際、アミノ基置換オルガノポ
リシロキサンの5〜95重量%および別のアミノ基置換オ
ルガノポリシロキサンの95〜5重量%で構成される2つ
のオルガノポリシロキサン類の組み合わせの100重量部
を含有してなる組成物を用いることにより、黄変の課題
を解決できると提案している。該組成物は、エポキシ含
有アルコキシシランの1〜50重量部およびモノエポキシ
化合物の1〜50重量部の、液体アミノ基置換オルガノポ
リシロキサンおよび液体有機エポキシ化合物の反応生成
物である。
本発明者らは、アミン含有オルガノシロキサンをモノ
エポキサイドと予備反応したものに制限することによ
り、改善された処理組成物が得られることを見いだし
た。
[課題を解決するための手段] 従って本発明は、単独のアミン含有オルガノシリコー
ン化合物として、一般式 の少なくとも一つの単位、および一般式 の少なくとも一つの単位を有するオルガノポリシロキサ
ンと、一つまたはそれ以上のモノエポキサイドとの反応
生成物を含有する組成物の繊維原料への適用を包含す
る、繊維材料の処理方法を提供するものである[式中、
Xは炭素原子数8個までをもつ一価の炭化水素を表し、
Rは二価のアルキレン基を表し、R′は水素原子または
式R−Z(式中、ZはNHX、NH2、NHRNH2またはNHRNHXを
表す)の基を表し、aは1または2の値をもち、且つb
は2または3の値をもつ]。
反応生成物の調製に使用されるオルガノポリシロキサ
ンは、一般式 の少なくとも一つの単位、および一般式 を有する少なくとも一つの単位をもつ、いかなるシロキ
サンポリマーであってもよい。該シロキサンの枝分かれ
をもたらす単位の少量は使用することができるが、好ま
しくは実質上直鎖状のポリジオルガノシロキサンポリマ
ーがよい。単位の総量の5%より多く存在するべきでは
ないこのような単位は、一般構造 をもつ。この置換基Xは、炭素原子数8個までをもつい
かなる炭素水素基例えばアルキル、アリール、アルケニ
ル、アルキルアリールおよびアリールアルキル基であっ
てもよい。好適なX基は低級アルキル基である。好まし
くは少なくとも80%、最適には実質上すべてのX基がメ
チル基の場合である。しかし、他の置換基例えばヒドロ
キシルまたはアルコキシ基の少量が珪素原子に接して存
在することができる。R基は二価のアルキレン基であ
り、好ましくは炭素原子数8個までをもつのがよく、最
適には炭素原子数3〜8個である。R基の例としては、
ジメチレン、プロピレン、イソブチレンおよびヘキシレ
ンを包含する。R′基は、水素または式RZ(式中、Zは
第1または第2アミノ基あるいは式NHRNH2またはNHRNHX
のジアミンを表す)の基であってもよい。aが1また2
の値をもつということは、該単位をシロキサン鎖に置く
ことができ、またはシロキサン鎖の末端単位であること
ができることを意味している。アミン含有置換基の例と
しては、OSi(CH3)(CH23NH2、 OSi(CH3)CH2CH(CH3)CH2NH2、 OSi(CH3)CH2CH(CH3)CH2NH(CH22NH2 である。該オルガノポリシロキサンの他の単位は、一般
(式中、bは2または3の値をもち、Xは上述と同意義
である)の単位である。これは、該単位がシロキサン鎖
中または鎖の末端基として存在することができることを
意味している。好ましくはポリジオルガノシロキサンが
10〜1000のシロキサン単位をもつことがよく、特に100
〜500単位、最適にはおよそ400単位を使用するのがよ
い。該ポリジオルガノシロキサンの粘度は、処理した材
料に与える柔軟性を決定する傾向があり、粘度が高くな
るほど仕上がり品の柔軟性は増加する。しかし、実際的
な理由から、室温で液体である材料を使用するのが好ま
しい。また、すべてのシロキサン単位の0.1〜20モル%
が、式 の単位であるのが好ましく、さらに好ましくは1〜10
%、最適には1〜4%がよい。特に有利な量は2%であ
る。10%を越える量では、処理した材料にさらに有益な
効果を与えることを望めない。本発明方法に使用する反
応生成物の調製に適切なオルガノポリシロキサン類は、
その技術分野で知られているものであり、且つ多くは商
業的に入手できるものである。これらは、その技術分野
で知られている方法、例えば末端停止単位例えばヘキサ
メチルジシロキサン類により得られたものの存在下で、
アミノ官能シラン類またはその加水分解物と、環状シロ
キサン類との縮合により製造することができる。
該反応生成物の調製に使用するモノエポキサイドは、
一つのエポキシ基をもつ有機化合物である。エポキシと
いう用語は、二つの隣接した炭素原子に結合したオキシ
ラン酸素で構成される基を意味している。本発明で使用
するに適切であるモノエポキサイドは、上述の隣接した
炭素原子の置換基が水素、炭化水素基、エーテル基また
はエステル基含有炭化水素基であるものである。好まし
くは、1個の炭素原子は水素原子のみをもつのがよい。
他の炭素原子は、メチルから炭素原子数21個をもつ直鎖
アルキル基までの範囲のアルキル基と結合している。最
適には、該アルキル基が炭素原子数1〜10個、特に1か
ら4個をもつのがよい。適切なモノエポキサイドの例と
しては、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、
ブタジエンモノオキサイド、2,3−エポキシシクロペン
タン、置換されたオレフィンオキサイド例えば2,3−エ
ポキシプロピルベンゼン、エポキシアルコール類例えば
グリシドール、2,3−エポキシシクロペンタノール、3,4
−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメタン、グリシ
ジルエーテル類例えばフェニルグリシジルエーテル、ブ
チルグリシジルエーテルまたはグリシジルエステル類例
えばグリシジルアセテートである。好ましくは、一般式 (式中、nは0〜20、好ましくは0〜8、最適には0〜
3の値をもつ)のモノエポキサイドがよい。
本発明方法に使用する該反応生成物は、既知の方法に
よって調製することができる。例えば、2つの試薬を低
分子量脂肪族アルコールの存在下または触媒量の水の存
在下で、ともに作用させることができる。該反応は、こ
のような触媒の存在下、室温で行うことができるが、好
ましくは高温例えば50℃またはそれより高い温度で行う
のがよい。該反応をより容易に操作できるようにするた
めに、溶媒の存在下で行うことができる。この溶媒は、
上述のアルコールまたは他の適切な溶媒であってもよ
い。該反応に使用するモノエポキサイドの量は、ポリオ
ルガノシロキサンのすべてのアミン基の10%より多くの
量が反応生成物中の非反応物に存在しないようにするべ
きである。第1アミン基が、オルガノポリシロキサン中
に存在するところでは、2つのモノエポキサイド分子が
アミンと反応することができる。該反応生成物のアミノ
基の大部分が、第3アミン基であるのが好ましいが、第
3アミンを除外できるほどの第2アミン基の存在もまた
適当である。該反応生成物のアミン基は、このように第
3、第2、これらの混合物またはこれらの一方または両
方と第1アミン基の最大10%までとの混合物であること
ができる。
重要なことは、該反応生成物が、本発明方法に用いら
れることであり、ただ単に該ポリジオルガノシロキサン
と該モノエポキサイドとの混合物ということではない。
比較的多量の第1アミン基をもつポリジオルガノシロキ
サン類を含む単なる混合物は、処理した材料の黄変を未
だに示すであろうために好ましくない。水の存在下で、
例えばエマルジョンを用いたこの2つの成分の混合物で
さえ、このような混合物またはエマルジョンでの処理に
よる黄変は、本発明方法の処理よりも悪い結果であるた
めに好ましくない。第1アミン類が反応生成物に存在し
ないことが好適である。最適には第2アミンもまた反応
生成物に存在しないことである。
本発明の方法は、単独のアミン含有化合物として上述
の該反応生成物を含む組成物の繊維材料への適用を包含
する。この適用は、あきなる簡便な方法でも行うことが
できる。最適な適用の方法は、反応生成物を含む組成物
のパジング、浸漬および噴霧を包含する。使用する該組
成物はいかなる形状例えば溶液、分散体またはエマルジ
ョンであってもよい。該分散体は、水性または溶媒ベー
スの材料であることができるが、該エマルジョンは水中
油形エマルジョンであるのが好適である。特に好ましい
のはエマルジョンであり、特に欧州特許第138,192号明
細書に記載されているマイクロエマルジョン(microemu
lsion)がよい。本発明方法に有用な組成物は、繊維材
料の処理組成物に有用である他の成分例えば脂肪酸軟化
剤を含有することができる。エマルジョン中に他の成分
例えば海面活性剤もまた有用である。しかし、好ましく
は該組成物が、該反応生成物以外にアミン含有化合物を
含まないことである。
[作 用] 本発明方法は、天然産出および合成繊維の両方例えば
炭素繊維、ポリエステル繊維、綿繊維および綿繊維とポ
リエステル繊維との混合物の処理に適合する。この適用
は、該繊維の製造段階、該布帛の製造段階、または特殊
処理段階後、例えば織布の洗濯の間に行うことができ
る。この適用は、室温または高温で乾燥させた後に行う
ことができる。乾燥段階の後に、さらに該繊維材料の熱
処理を行うことが好ましい。この後者は、該織布がその
製造時に処理されるとき、特に有用である。該反応生成
物にある第1アミンの少量の存在は、特にそれらを洗濯
操作にかける時、最終繊維材料の耐久性を増加させる。
本発明方法により処理した繊維材料および織物は、該処
理による黄変を悪化させることなく、改善した軟化剤お
よび減摩性、快感な触感および取り扱い性を有する。
さらに進んだ本発明の見地は、本発明方法により処理
された繊維材料が提供されることである。さらにまた本
発明方法で処理される際、繊維類を加えた布帛または織
物も含まれることである。
[実施例] 以下に、本発明を多数の実施例により説明する。すべ
ての部は特に記載のない限り重量部で表している。
実施例1〜5 メタノールの95部、イソプロパノールの3部および水
の2部の存在下、50℃の温度で、平均式 (式中、Rは−CH2CH(CH3)CH2NHCH2CH3を表す)のポ
リジオルガノシロキサン化合物の1モル部を平均式 (式中、nは実施例1、2、3、4および5のためにそ
れぞれ0、1、3、7および9である)をもつモノエポ
キサイドの2モル部と反応させた。これによって平均式 を表す)を有すると思われる反応生成物を得た。実施例
1〜5で調製した反応生成物の2.77%パークロロエチレ
ン溶液で浴を調製し、ポリエステル−綿(65/35)の一
片をパジングによって処理した。処理の後、この方を11
0℃で1分間熱し、続いて180℃で2分間熱した。該片
は、該反応生成物の0.5重量%を含浸した。
実施例6〜10 メタノールの95部、イソプロパノールの3部および水
の2部の存在下、50℃の温度で、平均式 (式中、Rは−CH2CH(CH3)CH2NHCH2CH2NH2を表す)の
ポリジオルガノシロキサン化合物の1モル部を、平均式 (式中、nは実施例6、7、8、9および10のためにそ
れぞれ0、1、3、7および9である)をもつモノエポ
キサイドの6モル部と反応させた。これによって平均式 (式中、R′は を表す)を有すると思われる反応生成物を得た。実施例
6〜10で調製した反応生成物の2.77%パークロロエチレ
ン溶液で浴を調製し、ポリエステル−綿(65/35)の一
片をパジングによって処理した。処理の後、この片を11
0℃で1分間熱し、続いて180℃で2分間熱した。該片
は、該反応物の0.5重量%を含浸した。
実施例11〜15 メタノールの95部、イソプロパノールの3部および水
の2部の存在下、50℃の温度で、平均式 (式中、Rは−CH2CH(CH3)CH2NHCH2CH2NH2を表す)の
ポリジオルガノシロキサン化合物の1モル部を、平均式 (式中、nは実施例11、12、13、14および15のためにそ
れぞれ0、1、3、7および9である)をもつモノエポ
キサイドの24モル部と反応させた。これによって平均式 (式中、R′は を表す)を有すると思われる反応生成物を得た。実施例
11〜15で調製した反応生成物の2.77%パークロロエチレ
ン溶液で浴を調製し、ポリエステル−綿(65/35)の一
片をパジングによって処理した。処理の後、この一片を
110℃で1分間熱し、続いて180℃で2分間間熱した。該
片は、該反応生成物の0.5重量%を含浸した。
実施例16〜20 メタノールの95部、イソプロパノールの3部および水
の2部の存在下、50℃の温度で、平均式 (式中、Rは−(CH23NHCH2CH2NH2を表す)のポリジ
オルガノシロキサン化合物の1モル部を、 平均式 (式中、nは実施例16、17、18、19および20のためにそ
れぞれ0、1、3、7および9である)をもつモノエポ
キサイドの24モル部と反応させた。これによって平均式 (式中、R′は を表す)を有すると思われる反応生成物を得た。実施例
16〜20で調製した反応生成物の2.77%パークロロエチレ
ン溶液で浴を調製し、ポリエステル−綿(65/35)の一
片をパウジングによって処理した。処理の後、この一片
を110℃で1分間加熱し、続いて180度で2時間熱した。
該片は、該反応生成物の0.5重量%含浸した。
実施例21〜22 メタノールの95部、イソプロパノールの3部および水
の2部の存在下、50℃の温度で、平均式 (式中、Rは−(CH2CH(CH3)CH2)NHCH2CH2NH2を表
す)のポリジオルガノシロキサン化合物の1モル部を、
をもつモノエポキサイドの24モル部と反応させた。これ
によって平均式 (式中、R′は を表す)を有すると思われる反応生成物を得た。実施例
21において調製された反応生成物の1.4%を含有するマ
イクロエマルジョンで浴を調製し、ポリエステル−綿
(65/35)の一片をパジングによって処理した。処理の
後、この一片を110℃で90秒間熱し、続いて実施例21お
よび22のためにそれぞれ180℃で2分間および150℃で5
分間熱した。該片は、該反応生成物の1重量%および0.
5重量%をそれぞれ含浸した。
実施例23 (CH3O)2Si(CH3)CH2CH(CH3)CH2NH(CH22NH2
よびメタノールの1モルを反応容器に加えた。1,2ブチ
レンオキサイドの1.1モルを滴下漏斗を通じて加え、こ
の混合物を50℃の窒素ブランケットで1時間維持して熱
した。この生成物をロータリーエバポレーターで減圧
下、ストリップした。この生成物の1モルを水3モルと
混合し、シランの縮合を生じさせるために110℃で熱し
た。精製の後、ヘキサメチルジシロキサンおよび環状ジ
メチルシロキサンをアルカリ性触媒とともに加えた。こ
の混合物を140℃で5時間熱し、続いて中和した。過
後の反応生成物は、式 (式中、R′は を表す)を有していた。この反応生成物を実施例22で記
述した方法に従ってポリエステル−綿の一片に加えた。
比較例1〜10 実施例11〜15に使用したアミノ含有ポリジオルガノシ
ロキサンのみの2.77%パークロロエチレン溶液で浴を調
製し、ポリエステル−綿(65/35)の一片をパジングに
より処理した。該片はシロキサンの0.5重量%を含浸し
た。(比較例1) 比較例1のポリオルガノシロキサンの1モル部とプロ
ピレンオキサイドの2モル部との混合物を使用すること
以外は比較例1と同様に行ったが、反応しなかった。
(比較例2) 比較例3は、実施例11〜15で使用した無処理ポリエス
テル−綿(ブランク)の一片とした。
実施例16〜20で使用したアミノ含有ポリジオルガノシ
ロキサンの2.77%パークロロエチレン溶液のみで浴を調
製し、ポリエステル−綿(65/35)の一片をパジングに
よって処理した。該片はシロキサンの0.5重量%含浸し
た。(比較例4) 比較例5は、実施例16〜20で使用した無処理ポリエス
テル−綿(65/35)の一片とした。
比較例6は、同じ割合および濃度の実施例21の2つの
反応体の混合物からなるマイクロエマルジョンとして、
ポリエステル−綿(65/35)の一片をパジングにより処
理した。該片はシロキサンの1重量%を含浸した。
比較例7は、同じ濃度の実施例21のアミノ含有ポリジ
オルアノシロキサンのみのマイクロエマルジョンとし、
ポリエステル−綿(65/35)の一片をパジングにより処
理した。該片はシロキサンの1重量%を含浸した。
比較例8は、実施例21で使用した無処理のポリエステ
ル−綿(ブランク)の一片とした。
比較例9は、実施例22および23で使用した無処理のポ
リエステル−綿(ブランク)の一片とした。
比較例10は、同じ濃度の実施例22のアミノ含有ポリジ
オルガノシロキサンのみのマイクロエマルジョンとし、
ポリエステル−綿(65/35)の一片をパジングにより処
理した。該片はシロキサンの0.5.重量%を含浸した。
すべての比較例の処理したポリエステル−綿の片を11
0℃で1分間熱し、続いて比較例1〜8には180℃で2分
間、比較例9および10には150℃で5分間熱した。実施
例1から23のポリエステル−綿の処理した片を、その軟
度および黄変への効果を比較した。使用したシロキサン
ポリマーの分子量の増加は、処理した材料の軟度も増加
させた。同様な分子の各シリーズの内では、最高の軟度
は、n=0、1または3の値をもつ材料により得られ
た。
実施例16〜20の白色度指数は、ハンターラブオプティ
カルセンサーモデルD25M(Hunterlab optical sensor D
25M)を用いて測定し、且つ比較例4および5と比較し
た。以下の結果が得られた: 実施例 白色度指数 16 73.2 17 71.6 18 74.8 19 74.0 20 73.3 比較例4 62.5 比較例5 75.7 実施例11の白色度指数はハンターラブオプティカルセ
ンサーモデルD25M(Hunterlab optical sensor D25M)
を用いて測定し、且つ比較例1、2および3と比較し
た。以下の結果が得られた: 実施例 白色度指数 11 68.8 比較例1 60.4 比較例2 59.7 比較例3 69.6 実施例21の白色度指数はハンターラブオプティセンサ
ーモデルD25M(Hunterlab optical sensor D25M)を用
いて測定し、且つ比較例6、7および8と比較した。以
下の結果が得られた: 実施例 白色度指数 21 72.6 比較例6 65.1 比較例7 58.0 比較例8 76.4 実施例22および23の白色度指数はハンターラブオプテ
ィカルセンサーモデルD25M(Hunterlab optical sensor
D25M)を用いて測定し、且つ比較例9および10と比較
した。以下の結果が得られた: 実施例 白色度指数 22 80.8 23 78.3 比較例9 81.7 比較例10 74.8 この結果より、本発明方法は、従来の技術により処理
した材料と比較すると黄変がほとんどなく、且つ未処理
材料の白色度と非常に近い白色度を有する処理された材
料が得られることが判る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−45466(JP,A) 特開 昭52−53098(JP,A) 特公 昭61−10498(JP,B2) 特公 昭60−39792(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06M 15/00 - 15/72

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】組成物中の単独のアミン含有オルガノシリ
    コーン化合物が、一般式 の少なくとも一つの単位および一般式 [式中、Xは炭素原子数8個までをもつ一価の炭化水素
    を表し、Rは二価のアルキレン基を表し、R′は水素原
    子または式RZ(式中、ZはNHX、NH2、NHRNH2またはNHRN
    HXを表す)の基を表し、aは1または2の値をもち、且
    つbは2または3の値をもつ]の少なくとも一つの単位
    を有するオルガノポリシロキサンと、一つまたはそれ以
    上のモノエポキサイドとの反応生成物であることを特徴
    とする、アミン含有オルガノシリコーン化合物からなる
    組成物の繊維材料への適用を包含する、繊維材料の処理
    方法。
  2. 【請求項2】オルガノポリシロキサンが、少なくともす
    べてのX基の80%がメチル基であり、且つすべてのシロ
    キサン単位の1〜10モル%が、式 をもつ100〜500のシロキサン単位を含有してなる実質上
    直鎖状のポリジオルガノシロキサンであり、且つモノエ
    ポキサイドが、一般式 (式中、nは0〜8の値をもつ)を有することを特徴と
    する、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】反応生成物中の大部分のアミン基が第3ア
    ミン基であり、この反応生成物中に存在する第1アミン
    基が10%を越えないことを特徴とする、請求項1または
    2に記載の方法。
  4. 【請求項4】組成物が、エマルジョンの形状であること
    を特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    の方法。
  5. 【請求項5】繊維が、請求項1ないし4のいずれか1項
    に記載の方法によって処理されることを特等とする、繊
    維を加えた織物。
JP2132750A 1989-05-24 1990-05-24 繊維材料の処理方法 Expired - Lifetime JP2846058B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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GB8911970.5 1989-05-24
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