JPS584114B2 - 羊毛を防縮加工するための調製剤 - Google Patents

羊毛を防縮加工するための調製剤

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JPS584114B2
JPS584114B2 JP55036316A JP3631680A JPS584114B2 JP S584114 B2 JPS584114 B2 JP S584114B2 JP 55036316 A JP55036316 A JP 55036316A JP 3631680 A JP3631680 A JP 3631680A JP S584114 B2 JPS584114 B2 JP S584114B2
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ギユンター・シユミツト
ゲツツ・ケルナー
フリートヘルム・ニツケル
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06MTREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
    • D06M15/00Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
    • D06M15/19Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with synthetic macromolecular compounds
    • D06M15/37Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D06M15/643Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds containing silicon in the main chain
    • D06M15/647Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds containing silicon in the main chain containing polyether sequences

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、羊毛を防縮加工するための調製剤に関する。
未処理状態の羊毛が水性処理液中での洗濯の際に収縮し
かつ縮充することは、公知である。
この収縮及び縮充を阻止するために、羊毛の構造を変え
るか又は羊毛繊維の表面上に沈殿しかつこの表面を被覆
する樹脂が含有する仕上加工剤を使用する化学的処理が
すでに推奨されている。
しかし、これら双方の方法によると、その所謂感触が消
費者によって不快であると評される製品が得られる。
また、洗濯の際の羊毛の収縮を有機珪素化合物を用いる
処理によって減小させることも推奨されている。
この種の方法は、英国特許第594901号明細書及び
同第629329号明細書にそれぞれ記載されている。
これらの方法によれば、羊毛は特定のシランで処理され
る。
英国特許第746307号明細書には、羊毛の収縮を阻
止するための方法が記載され、この場合羊毛繊維は特定
のオルガノポリシロキサンで処理される。
これによって、実際にある程度の防縮効果が達成される
が、これは洗濯に対して堅牢ではない。
一連の他の刊行物、例えば西ドイツ国特許公開公報第2
242297号、同第2335751号及び同第252
3270号には、オルガノポリシロキサンを施こすこと
によってケラチン繊維を防縮加工する方法が記載され、
この場合重要な特徴はこの化合物がアミノ基を含有する
ことである。
すなわち、例えば西ドイツ国特許公開公報第22422
97号による方法は、オルガノポリシロキサンとして、
一般式: 〔式中、nは1.9〜2.1の平均値を表わし、Rは珪
素−炭素結合を介して珪素に結合した有機基を表わし、
この場合置換基Rの0.25〜50%は、珪素原子から
少なくとも3個の炭素原子の距離に少なくとも1個のイ
ミノ基及び少なくとも1個の第1級又は第2級のアミン
基−NX2(但し、Xは水素原子、1〜30個の炭素原
子を有するアルキル基又はアリール基である)を含有す
る、30個未満の炭素原子を有する1価の基であり、か
つ残りの置換基Rは1価の炭化水素基、ハロゲン化炭化
水素基、1〜30個の炭素原子を有するカルポキシアル
キル基又はシアンアルキル基であり、その少なくとも7
0%は1〜18個の炭素原子を有する1価の炭化水素基
からなる〕で示さえる単位を有するかかるオルガノポリ
シロキサンを使用することを特徴とする。
西ドイツ国特許公開公報第2335751号の記載によ
りケラチン繊維を処理する方法が公知であり、この方法
は、オルガノポリシロキサン組成物が、次のAとBとの
混合によって得られる生成物を含有することを特徴とし
、この場合 A)は珪素原子と結合した末端位のヒドロキシ基を有し
かつ分子量少なくとも750を有するポリジオルガノシ
ロキサン(但し、ポリジオルガノシロキサンの有機置換
基の少なくとも50%はメチル基であり、かつ他の置換
基は2〜30個の炭素原子を有する1価の炭化水素基で
ある)であり、 B)は一般式: RSiRnX3−n 〔式中、Rは炭素原子、水素原子、窒素原子及び場合に
より酸素原子から構成された、少なくとも2個のアミン
基を含有しかつ珪素・炭素結合を介して珪素原子と結合
している1価の基を表わし、Rはアルキル基又はアリー
ル基を表わし、Xは1〜4個の炭素原子を有するアルコ
キシ基を表わし、nは零又は1を表わす〕で示されるオ
ルガノシラン及び/又は該オルガノシランの部分加水分
解物及び縮合物である。
この西ドイツ特許公開公報には、水性媒体から塗布しよ
うとする場合に、これら両混合成分を反応させるべきで
あることが記載されている。
しかしながら、実際の試験で判明したように、この種の
反応生成物から安定な水性乳濁液をつくることは不可能
である。
乳濁液の形に変換しえないゲル状反応生成物が生成する
従って、この反応生成物は羊毛の防縮加工には不適当で
ある。
この反応生成物を有機溶液の形で使用しても、有効使用
量に対して達成可能な効果は実際に極めて僅かであるこ
とは明らかである。
更に、溶剤を含有する処理液からも空気湿分の作用によ
ってしばらくしてシロキサンゲルが分離しこれが羊毛の
処理装置を閉塞する。
刊行物“ジャーナル・オブ・ザ・テクスタイル・インス
テイテユート(Journal of the Tex
tileInstitute)”、第68巻(1977
年)、第163頁以降には、分子にポリエーテル鎖が結
合しているポリシロキサンを含有する、羊毛を防縮加工
子るための調製剤が記載されている。
しかしながら、この観察された効果は不十分なものであ
った。
更に、この化合物を羊毛繊維上に固着するのに必要な1
20℃の温度及び60分の作用時間は、すでに羊毛の著
しい損傷及び変色を惹起せしめる程に大きすぎる。
更に、西ドイツ国特許公開公報第1769249号によ
り繊維材料、例えば羊毛を処理する方法が公知であり、
該方歩においてはメルカプトグロビル基を含有するオル
ガノシロキサンが乳濁液の形で使用される。
しかしながらこの化合物では単に汚れ付着性を減少させ
ることができるにすぎない。
この化合物は、羊毛を防縮加工するのには不適当である
従って、公知技術の調製剤を用い、申分のない完全な羊
毛の防縮加工を実施することは不可能であった。
従って、本発明の課題は、乳濁液の形でも有機溶液の形
でも、羊毛を防縮加工するのに好適な化合物を含有する
、羊毛を防縮加工するための調製剤を見い出すことであ
り、この場合この性質は通例の洗濯機中で羊毛を数回洗
濯した後にも不変であるべきである。
殊に、本発明の1つの課題は、種々の適用形選択的に羊
毛加工の種々の工程で使用できる調製剤を見い出すこと
である。
この場合、羊毛の処理は羊毛の染色後にも行なうことが
できかつ公知の処理法、例えば吸収法もしくはパジング
法が適用できることが意図されるべきである。
この場合、この調製剤中に含有される有効物質は、羊毛
の所謂感触ないしは羊毛から製造された編物及び織物に
不利に影響を与えてはならない。
この性質は、 a)オルガノポリシロキサン1〜50重量%このオルガ
ノポリシロキサンは、 a1)式: で示される単位90〜998モル%と、 a2)式: R2SiO1,5 で示される単位0.2〜10モル%とから構成され、 この場合R1及びR2の一方はポリオキシアルキレン基
0.1〜10モル%から構成され、R1及びR2の他方
はメルカプトアルキル基又はメルカプトアリール基0.
03〜3モル%及びアミノアルキル基0.06〜6モル
%及び C原子を介してSi原子に結合したアニオン基0.1〜
10モル%のいずれか1つ又は2つ以上から構成され、
かつ 残余のR1基及びR2基はそれぞれメチル基であるが、
その10モル%までは長鎖のアルキル基、アリール基又
は水素原子によって置換されていてもよくかつSi結合
酸素原子の5モル%まではそれぞれ2個の低級アルコキ
シ基又はヒドロキシ基によって置換されていてもよい)
、及び b)水、場合により乳化剤、及び/又は有機溶剤及び場
合により常用の添加剤50〜99重量%からなる本発明
による調製剤において認められる。
常用の添加剤は、例えば難燃剤である。
単位a1)及びa2)から構成されているオルガノポリ
シロキサン構造体は、僅かないしは中程度に、分枝した
シロキサンである。
この場合、単位a1)及びa2)はシロキサン分子中に
有利に統計的に分布されている。
ところで、本発明にとって重要なのは、このオルガノポ
リシロキサンがポリオキシアルキレン基0.1〜10モ
ル%を有することができることである。
更に、オルガノポリシロキサン構造体に付加的に羊毛親
和性基が結合している。
この羊毛親和性基は、メルカグトアルキル基もしくはメ
ルカプトアリール基、アミノアルキル基又はC原子を介
してSi原子に結合したアニオン基である。
ポリオキシアルキレン基の他に前記の3種類の羊毛親和
性基のいずれか1つ、例えばメルカブトアルキル基もし
くはメルカプトアリール基0.03〜3モル%だけを含
有していれば十分である。
従って、ポリオキシアルキレン基の他にアミノアルキル
基が0.06〜6モル%の量で分子中に存在していれば
十分である。
他の方法は、ポリオキシアルキレン基の他にC原子を介
してSi原子に結合したアニオン基0.1〜10モル%
が存在して、いることである。
しかしながら,これら3種の異なる基は、例えばメルカ
プトアルキル基とアミノアルキル基又はメルカプトアル
キル基とア二オン基のように併存していてもよい。
また、3種類の異なる基全てが同時に分子中に導入され
ていてもよい。
残余のRl基及びR2基はそれぞれメチル基であるが、
その10モル%までは長鎖のアルキル基又はアリール基
によって置換されていてもよい。
このようなアルキル基又はアリール基の例は、エチル基
、プロビル基、ドデシル基又はフエニル基である。
ポリシロキサン構造に結合したポリオキシアルキレン基
と1種以上の羊毛親和性基との組合せによって、調製剤
に課された要件を満たすことができる。
有利に、ポリオキシアルキレン基は、式:〔OCnH2
n−〕xO−Z 〔この場合、2ぱ水素原子、1価のアルキル基もしくは
アリール基、アシル基又はトリメチルシリル基であり、
nは2〜3の値を有し、かつXは2〜80の値を有する
〕に相当し、該基は直接にSiOC架橋によるか又は2
価の炭化水素基を介しSiC架橋によってポリシロキサ
ンに結合している。
有利に、ポリオキシアルキレン基は、式:−C3H6−
〔OC2H4−〕yOY チルシリル基であり、yは4〜20の値を有する。
ポリオキシアルキレンブロックがオキシエチレン単位の
他にオキシプロピレン単位も含有する場合には、ポリオ
キシエチレン単位少なくとも40モル%を有するポリオ
キシアルキレン基が有利である。
Rl及びR2それぞれ0.1〜10モル%がポリオキシ
アルキレン基からなる前記範囲内では、0.3〜5モル
%の範囲が特に有利である。
ポリシロキサン構造体に結合したメルカプトアルキル基
もしくはメルカプトアリール基の例は、メルカプトメチ
ル基、2−メルカプトエチル基、3−メルカプトプロビ
ル基、3−メルカプトイソブチル基又はメルカプトフエ
ニル基である。
この場合、3−メルカグトプロビル基が特に有利である
このメルカプトアルキル基もしくはメルカプトアリール
基0.03〜3モル%、有利に01〜1モルチが、オル
ガノポリシロキサン分子に結合している。
有利に使用される適当なアミノアルキル基の例は、3−
(2−アミノエチルー)アミノプロビル基又は3−アミ
ノプロピル基である。
適当なアミノアルキル基の他の例は、4−(2ーアミノ
エチルー)アミノプチル基又は3−(2ーアミノエチル
ー)アミノイソプチル基である。
このアミノアルキル基は、Rl基及びR2基それぞれの
0.06〜6モルチを構成する。
この優れた範囲は0.2〜2モル%である。
オルガノポリシロキサン分子には、さらにアニオン基が
結合していてもよい。
このアニオン基は、2価の炭化水素基によって珪素原子
に結合している。
2価の炭化水素基の炭素鎖は、酸素原子、窒素原子又は
硫黄原子によって中断されていてもよい。
アニオン基としては、殊に次の基:がこれに該当し、こ
の場合mはO又は1であり、Xは−〇−基又は−OR4
基である。
この場合、R4は水素原子であるか又は1〜4個のC原
子を有するアルキル基である。
このアニオン基は、遊離酸の形で存在するか又は全部又
は部分的に中和されていてもよい。
この種の基の例は、次の通りである: R1基及びR2基それぞれの0.1〜10モル%、有利
に0.3〜6モル%は、この種のアニオン基によって構
成されている。
本発明による調製剤は、原則的には2種類の異なる方法
で製造することができる。
1方では、水相中で個々の反応成分を乳化共重合させる
ことによってオルガノポリシロキサンを製造することが
でき、他方では、反応は無水媒体中での共縮合の形で行
なうこともできる。
乳化共重合の方法を選択する場合、公知方法(米国特許
第2891920号明細書)で環式シロキサンから、場
合によってはそれと例えば3−メルカプトプロピル−メ
チル−ジェトキシシラン、3−アミノプロピル−メチル
−ジェトキシシラン又ぱ式: で示されるシランのような有機変性ジ−(トリ)アルコ
キシシランとの混合物から、アニオン又はカチオンの重
合触媒の存在下で適当な有機変性α,ω−ポリジメチル
シロキサンジオールを製造することができる。
次いで、このシロキサンジオールをポリアルキレングリ
コールエーテル変性されているか又は−SH基もしくは
アミン基を含有するトリアルコキシシランとさらに反応
させることができ、また例えば式: で示されるシランとも反応させることもでき、これによ
ってアニオン基をオルガノポリシロキサンに導入するこ
とができる。
この有機変性アルコキシシランの合成は、当業者に公知
である。
非水相中でオルガノポリシロキサンを製造する場合、有
利にぱ式: で示される珪素有機アルコールの硫酸エステルから出発
する。
潜在的アニオン基をも使用するこの原料物質は、例えば
アミンのような酸結合剤の存在下で、例えば式: で示されるα,ω−ポリジメチルシロキサンジオールと
反応させることができる。
この反応生成物はアニオン基の他にさらに、ポリアルキ
レングリコールエーテル、場合によってはメルカプトア
ルキルで変性されたシランのアルコキシ基と共縮合しう
る末端位の反応性SiOH基を含有する。
特に、より高い温度で第3級アミンの存在下で実施され
る共縮合後、溶剤は簡単な蒸留によって除去される。
前記の硫酸エステルとシロキサンジオールとの反応に基
づくこの方法以外に、次のように実施することもできる
: α,ω−ポリジメチルシロキサンジオールと、特許請求
の範囲に記載された官能基を含有するジ−(トリ)アル
コキシシランとを混合し、かつ常法で、例えば窒素雰囲
気下での熱の作用によって、場合によっては水、有機錫
化合物及び又は強酸のような常用の触媒の添加後に縮合
させる。
有機官能性ジー(トリ)アルコキシシランの一部をジー
(トリ)クロルシランによって置換する場合には、一般
に先に記載した酸性硫酸エステルを使用する場合と全く
同様に触媒の添加は不要である。
こうして製造されたオルガノポリシロキサンは、場合に
よっては適当な乳化剤の存在下で水を混入させることに
よって本発明による水性調製剤に変換することもできる
本発明による調製剤に含まれているオルガノポリシロキ
サンの例は、次の構造の化合物である:但し、R5はメ
ルカプトアルキレン基及び/又はアミノアルキル基及び
ポリオキシアルキレン基である。
但し、R6はメルカプトアルキル基及び/又はアミノア
ルキル基及び/又はC原子を介してSi原子と結合した
アニオン基である。
但し、R2はメルカプトアルキル基及び/又はアミノア
ルキル基及び/又はC原子を介してSi:原子と結合し
たアニオン基ならびに 式−(CH2)3(OC2H4)XOZの基である。
但し、R7ぱポリオキシアルキレン基、場合によっては
C原子を介してSi原子と結合したアニオン基である。
上記式中、pは5〜1000の整数であり、qは1〜2
0の整数であり、かつrは1〜15の整数である。
例1 反応容器中に装入されている適当な溶剤、例えば塩化メ
チレン200ml中へ、攪拌下に2つの滴下漏斗から、
式: で示される有機珪素アルコールの硫酸エステル29.2
g(0.135モル)と、α,ω−ポリジメチルシロキ
サンジオール(p=18.1)370.8g(0.27
モル)とトリエチルアミン30.45g(0.3モル)
からなる混合物とを同時に室温で滴加する。
反応をより良好に制御するために、この反応成分を塩化
メチレンで500mlの容量に稀釈する。
2時間の後攪拌後、この反応生成物に式:(Cl)3−
Si−(CH2)3−O−〔C2H4O−〕16.3H
のシラン64.8g(0.071モル)及びOH15重
量%を有する3−メルカプトプロビルトリエトキシシラ
ンの僅かに縮合された部分的加水分解物7.97g(H
S−0.033モル)を添加し、60℃に加熱し、さら
に2時間攪拌する。
この部分的に縮合された部分的加水分解物を、3−メル
カプトプロビルトリエトキシシランと塩化メチレン中の
2%塩酸との反応によって得た。
引続き、溶剤を簡単な蒸留によって除去する。
加圧濾過によってトリエチルアンモニウムクロリドを除
去せる反応生成物は、低粘度の淡黄色のオルガノポリシ
ロキサンであり、そのR1基及びR2基はそれぞれメチ
ル基であるが、該メチル基の 基によって、 0.71モル%は−(CH2)3−〔OC2H4−〕1
6.3H基によって、かつ0.32モル%は−(CH2
)3−SH基によって置換されている。
水をたんに攪拌混入することによって、オルガノポリシ
ロキサンから有効物質含有量1〜50重量%を有する水
性調製剤を製造することができる。
例2 適当な反応容器中に塩化メチレン400ml、α,ω−
ポリジメチルシロキサンジオール(p=9.6)223
.3(0.3モル)及びトリエチルアミン61.1g(
0.6モル)を装入し、これに攪拌下で滴下漏斗により
、塩化メチレン200ml中に溶かした、式: で示される有機珪素アルコールの硫酸エステル43.3
g(0.2モル)を添加する。
引続き、室温で2時間後攪拌 、式: で示されるシラン39.7g(0.075モル)を添加
し、かつ60℃に加熱する。
更に2時間の後攪拌後、3−メルカプトプロビルトリメ
トキシシラン4.12g(0.021モル)を滴加し、
改めて60分間60℃で攪拌する。
次に、溶剤を注意深く留去し、反応生成物から加圧濾過
によってトリエチルアンモニウムクロリドを除去する。
R1基及びR2基それぞれが、0.32モル%が−(C
H2)3−SH基からなる(残りの基はメチル基である
)オルガノポリシロキサンから、水をたんに攪拌混入す
ることによってシロキサン含有量1.0〜50%を有す
る安定な調製剤を製造することができる。
例3 反応容器中に水480g、ジデシルジメチルア塔cニウ
ムクロリド3.3g、ジオクタデシルジメチルアンモニ
ウムクロリド1.7g、式:で示されるベタイン3.5
g及び1モルの苛性カリ液10gを装入し、かつ攪拌下
に95℃に加熱する。
滴下漏斗により45分間にオクタメチルシクロテトラシ
ロキサン136g(0.459モル)及び34.4g(
0.0488モル)を添加し、かつ1時間激しく後攪拌
させる。
引続き、この乳濁液に3−メルカプトプロビルトリメト
キシシラン2.41(0.0122モル)を滴加し、さ
らに30分後攪拌する。
その後、乳濁液を40℃に冷却し、得られるアルカリ性
溶液を10%酢酸12.0gの添加によって中和する。
こうして製造された微細な調製剤は、R1基及びR2基
がそれぞれ1.29モル%まで−(CH2)3モル%ま
で−(CH2)3−SH基からなるオルガノポリシロキ
サンを含有し;残りの基はメチル基である。
例4 例3に相応して95℃の熱い乳濁液中に強力攪拌下でオ
クタメチルシクロテトラシロキサン167P(0.56
モル)を滴下する。
1時間の後攪拌後、30分間中断してから式: の化合物14,0g(0.015モル)及び3−メルカ
プトグロビルトリメトキシシラン2.95g(0.01
5モル)を滴加し、さらに30分間強力に後攪拌する。
40℃に冷却した後、乳濁液中に含有されている苛性カ
リを10%酢酸12gの添加によって中和する。
微細な水性調製剤は、Rl基及びR2基がそれぞれメチ
ル基であるが、それの0.33モル%がによって及び0
.33モル%が−(CH2)3−SH基によって置換さ
れているオルガノポリシロキサンを含有する。
例5 例3に相応する95℃の熱い乳濁液に、強力攪拌下にオ
クタメチルシクロテトラシロキサン167g(0.56
モル)及び 15.95g(0.03モル)を滴加する。
滴加後、1時間後攬拌し、3−(アミンエチル−)アミ
ノプロピルトリメトキシシラン6.05g(0.027
モル)を添加する。
更に、30分間の後攪拌に引続き40℃に冷却し、この
乳濁液を10%酢酸16gの添加によって中和する。
この微細な水性調製剤は、Rl基及びR2基がそれぞれ
0.65モル%まで−(CH2)3−O−0.59モル
%まで−(CH2)3−NH−(CH2)2−NH2基
からなるオルガノポリシロキサンを含有し;残りの基は
メチル基である。
例 6 (本発明によらない) 例3と同様にして、乳濁液を調製し、これに95℃に加
熱した後、強力攪拌下に滴下漏斗によりオクタメチルシ
クロテトラシロキサン167g(0.56モル)を添加
する。
更に、60分間攪拌した後、 H3C−C−O−〔C2H4O−〕16.1(CH2)
3−Si−(OCH3)327.98g(0.03モル
)を滴加し、改めて30分間後攪拌する。
その後にこの乳濁液を40℃に冷却し、10%酢酸12
gの添加によって中和する。
この微細な水性調製剤は、Rl基及びR2がそれぞれメ
チル基であるが,これらの基の0.66モル%が によって置換されているオルガノポリシロキサンを含有
する。
例7 反応容器中に水380g及びドデシルベンゼンスルホン
酸31を装入し、これを攪拌下で95℃に加熱する。
単位a1)及びa2)からなるオルガノポリシロキサン
a)を製造するために、 オクタメチルシクロテトラシロキサン167.00g(
0.56モル)、 (C2H5)35.61g(0.015モル)、Si−
(OCH3)327.98g(0.03モル)、及び 3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン2.95g
(0.015モル) を滴下漏斗により乳濁液に添加する。
種々の成分の添加を行なった後、それぞれ60分間強力
に攪拌する。
その後にこの乳濁液を40℃に冷却し、得られた酸を1
モルの苛性カリ液11gの添加によって中和する。
この微細な水性調製剤は、R1基及びR2がそれぞれ0
.33モル%まで−(CH2)3−0−SO3■0.6
6モル%まで−(CH2)3− ル%まで−(CH2)3−SH基からなるオルガノポリ
シロキサンを含有し;残りの基はメチル基である。
例8 (西ドイツ国特許公開公報第2365977号による比
較例) 次の化合物を混合した: 末端位の≡Si−〇H基及び45000の分子量(30
00cSt)を有するポリジメチルシロキサン
90重量部(CH3O)3Si(CH2
)5NH(CH2) 5重量部NH2 H3CSi(OCH3)3の部分的縮 5重量部合物 含浸溶液を製造するため、この混合物の必要量をトルオ
ールに溶かし、所望の使用濃度に稀釈する。
使用例 メリヤス織の極細羊毛材料を例1〜8に記載した調製剤
で処理し、含浸された織物を90℃で簡単に乾燥した後
に、固体の負荷率1条を得る。
しかしながら、乾燥は本発明による例1〜5及び7の場
合室温でも行なうことができる。
それというのも、これらの例に記載された調製剤は、す
でにこの温度で完全に硬化するオルガノポリシロキサン
を含有するからである。
20℃で24時間貯蔵した後、加工された材料及び未処
理材料を、家庭用洗濯機中で40℃でペロックス(Pe
rox)針状石鹸5g/l及びソーダ2g/lを添加し
て洗濯し、洗濯の間ドラム乾燥機中で乾燥させる。
20分宛20回洗濯した後、表面縮充率を測定した。
この表面縮充度の計算は、次式により行なわれたL%=
百分率での縦収縮率 B%=百分率での幅収縮率 次の値が測定された: 処理された材料とは異なり、加工されてない試料は激し
く縮充された表面を示した。
更に、処理された試料の洗濯後の感触は、未処理材料の
洗濯後の感触に比べて著しくソフトであり、洗濯前の感
触に一致した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1a)オルガノポリシロキサン1〜50重量%(このオ
    ルガノポリシロキサンは、 al)式: で示される単位90〜99.8モル%と、a2)式: R2S iO t,5 で示される単位0.2〜10モル%とから構成され、上
    記式中、Rl及びR2の一方はポリオキシアルキレン基
    0.1〜10モル%から構成され、R1及びR2の他方
    は メルカプトアルキル基又はメルカプトアリール基0.0
    3〜3モル%及び アミノアルキル基0.06〜6モル%及びC原子を介し
    てSi原子に結合したアニオン基0.1〜10モル%の
    いずれか1つ又は2以上から構成され、R1基及びR2
    基の残余はそれぞれメチル基であるが、その10モル%
    までは長鎖のアルキル基、アリール基又は水素原子によ
    って置換されていてもよくかつSi結合酸素原子の5モ
    ル%まではそれぞれ2個の低級アルコキシ基又はヒドロ
    キシ基によって置換されていてもよい)、及び b)水、場合により乳化剤、及び/又は有機溶剤及び場
    合により常用の添加剤50〜99重量%からなる羊毛を
    防縮加工するための調製剤。 2 ポリオキシアルキレン基が式: 〔OCnH2n−〕XO−Z に相当し、この基は直接SiOC架橋によってか又は2
    価の炭化水素基を介しSiC架橋によってポリシロキサ
    ンに結合されており、この場合Zは水素原子、1価のア
    ルキル基、1価のアリール基、アシル基又はトリメチル
    シリル基であり、nは2〜3の値を有し、かつXは2〜
    80の値を有する、特許請求の範囲第1項記載の調製剤
    。 3 ポリオキシアルキレン基が式: −C3H6−COC2H4−〕yOY に相当し、この場合YはCH3C 基又はトリメチルシ
    リル基であり、かつyは4〜20の値を有する、特許請
    求の範囲第2項記載の調製剤。 4 メルカプトアルキル基が1〜4個のC原子を有する
    直鎖状又は分枝鎖状のアルキレン基を含有する、特許請
    求の範囲第1項乃至第3項のいずれか1項に記載の調製
    剤。 5 アミノアルキル基が3−(2−アミノエチル−)ア
    ミノプロビル基又は3−アミノプロピル基である、特許
    請求の範囲第1項乃至第4項のいずれか1項に記載の調
    製剤。 6 アニオン基が式: に相当し、この基は酸の形で存在するかあるいは全部又
    は部分的に中和されておシ、この場合R3ぱ酸素原子、
    窒素原子又は硫黄原子によって中断されていてもよい2
    価の炭化水素基であり、Xは−〇−基又は−OR4基(
    但し、R4は水素原子であるかあるいは1〜4個の炭素
    原子を有するアルキル基である)であり、かつmはO又
    は1である、特許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれ
    か1項に記載の調製剤。 7 R1及びR2の一方が ポリオキシアルキレン基0.3〜5モル%から構成され
    、Rl及びR2の他方が メルカプトアルキル基又はメルカプトアリール基0.1
    〜1モル係及び アミノアルキル基02〜2モル係及び C原子を介してSi原子に結合したアニオン基0.3〜
    6モル%のいずれか1つ又は2つ以上から構成され、R
    l基及びR2基の残余はそれぞれメチル基であるが、そ
    の10モル係までが長鎖のアルキル基又はアリール基に
    よって置換されていてもよい、特許請求の範囲第1項乃
    至第6項のいずれか1項に記載の調製剤。
JP55036316A 1979-03-23 1980-03-24 羊毛を防縮加工するための調製剤 Expired JPS584114B2 (ja)

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GB7910341 1979-03-23

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JPS55128076A JPS55128076A (en) 1980-10-03
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AU529018B2 (en) 1983-05-19
EP0016907B1 (de) 1982-02-17
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AU5673280A (en) 1980-09-25
DE3060191D1 (en) 1982-03-25
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