JP2844914B2 - 回転ヘッドドラムの回転トランス取付構造 - Google Patents

回転ヘッドドラムの回転トランス取付構造

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はVTRやDAT等の回転ヘッドドラムへの回転トラ
ンスの取付構造、特に、平面対向型回転トランスの取付
構造に関するものである。
[発明の概要] 本発明は、回転軸に回転ドラム(上ドラム)を取付け
ると共に、該回転ドラムの下方には固定ドラム(下ドラ
ム)を配置した回転ヘッドドラムにおいて、 上記回転ドラム上に回転トランスロータを取付け、該
回転トランスロータ上に所定の肉厚のスペーサを載せ、
該スペーサ上に回転トランスステータを載せ、該回転ト
ランスステータのホルダを上記固定ドラムに設けたステ
ータ支持部材にハンダ等の低温溶融金属或は硬化収縮率
の小さい樹脂接着剤等の接合材料で固定的に取付け、し
かるのちに、前記スペーサを抜き取ることにより、 上記回転トランスロータと回転トランスステータとの
対向面間隔と平行度を確保し、回転トランスの性能向上
を図ることができるようにした回転トランスの取付構造
に関するものである。
[従来の技術] VTRやDATの回転ヘッドドラムとして第3図に示したよ
うに、回転軸101に取付けられた回転ドラム(上ドラ
ム)102の下方に固定ドラム(下ドラム)103を配置する
と共に、これら回転ドラム102と固定ドラム103の間に回
転トランスロータ104と回転トランスステータ105とから
なる回転トランス106を配置し、該回転トランス106によ
り信号の伝送を行うようにした回転ヘッドドラム107が
知られている。
ところで上記従来の回転ヘッドドラム107は回転ドラ
ム102と固定ドラム103の間に一つの回転トランス106を
取付けただけであったために次に述べるような不具合が
あった。
(1)VTR等の多機能化により回転ヘッドドラムに搭載
されるビデオヘッドの数が増加し、一つの回転トランス
では信号伝送のできるチャンネル数が不足する場合があ
る。
(2)同時記録/再生/消去等を行う機能を有する回転
ヘッドドラムでは回転トランス内でのクロストーク等の
相互干渉を避けるため信号伝送経路を完全に分離するこ
とができない。
そこで上記従来の回転ヘッドドラムの不具合を解消す
るために第4図に示したように、回転ドラム102と固定
ドラム103の間に第1の回転トランスロータ104と第1の
回転トランスステータ105とからなる第1の回転トラン
ス106を配置すると共に、前記回転ドラム102の上方にも
第2の回転トランスロータ108と第2の回転トランスス
テータ109とからなる第2の回転トランス110を配置する
ことにより、上記(1),(2)の不具合を解消した回
転ヘッドドラムも開発、使用されている。
なお第4図において、第2の回転トランスロータ108
は回転軸101に回転ドラム102を取付けている回転ドラム
取付部材111の軸部112の上面にロータホルダ113を介し
て取付けられている。
また第2の回転トランスステータ109はステータホル
ダ114に取付けられていると共に該ステータホルダ114の
中央部には軸部115が設けられていて、該軸部115は上記
固定ドラム103に支柱116を介して取付けたステータ支持
部材117の筒部118にスライド可能に嵌合されている。
そして、上記筒部118内で前記軸部115を上方又は下方
にスライドさせ、第2の回転トランスロータ108と第2
の回転トランスステータ109の間隔を調整したのち、上
記筒部118に螺合した固定ねじ119の先端で軸部115を締
付けて、回転トランスステータ109の位置決め固定を行
うようになっている。
[発明が解決しようとする課題] ところで第4図に示した従来の回転ヘッドドラムにお
いては上記したように、回転ドラム102に第2の回転ト
ランスロータ108を取り付けると共に、固定ドラム103に
支柱116を介して取付けたステータ支持部材117の筒部11
8にステータホルダ114の軸部115をスライド可能に嵌合
し、第2の回転トランスロータ108と第2の回転トラン
スステータ109の間隔を調整したのちに固定ねじ119で固
定する構成になっていたために次に述べるような問題点
があった。
(1)ステータホルダ114に軸部115を、またステータ支
持部材117に筒部118を設けなければならず構造が複雑で
ある。
(2)回転トランスロータ108と回転トランスステータ1
09の間隔を調整するのが難しく、上記間隔を正確に調整
するためには、上記軸部115や筒部118等の機械加工精度
を高めることが必要になり、コストアップの原因にな
る。
本発明は上記従来の問題点を解決し、簡単な構成で、
かつ精度良く回転トランスロータと回転トランスステー
タの間隔を調整することができる回転トランス取付構造
を提供することを目的として為されたものである。
[課題を解決するための手段] 回転ドラム上に回転トランスロータを取付け、該回転
トランスロータ上に所定の肉厚のスペーサを載せ、該ス
ペーサ上に回転トランスステータを載せ、該回転トラン
スステータのホルダを固定ドラムに設けたステータ支持
部材に接合部材で固定的に取り付けた回転トランス取付
構造において、上記スペーサをリング状に形成し、その
外周部に上記回転トランスロータと回転トランスステー
タとの間から突出する摘み用の舌片と、該舌片と略対向
する位置に、上記舌片を牽引したときに外周部から内周
部に亘って容易に破断する易破断線とを形成した。
[作用] 回転トランスロータの上に所定の肉厚のスペーサの載
せて、その上に回転トランスステータを載せれば、回転
トランスステータは上記スペーサを介して回転トランス
ロータ上に、これと平行に配置された状態になる。この
状態で回転トランスステータをハンダや接着剤等の流動
性の接合材料でステータ支持部材に固定して、前記スペ
ーサを抜き取れば、回転トランスロータと回転トランス
ステータとの間には上記スペーサの肉厚に相当する一定
の間隔が発生する。
[実施例] 次に本発明の回転トランス取付構造を第1〜2図を参
照して説明する。
1は本発明の回転トランス取付構造を施した回転ヘッ
ドドラムであり、該回転ヘッドドラム1は回転軸2と、
該回転軸2に取付けられた回転ドラム(下ドラム)3
と、該回転ドラム3の下方に配置された固定ドラム(下
ドラム)4と、該固定ドラム4を支持しているベースプ
レート5とを備えていて、該ベースプレート5に取付け
た駆動モータ6で上記回転軸2及び回転ドラム3を回転
させるようになっている。7は回転ドラム3と固定ドラ
ム4の間に設けられたヘッドである。
上記回転ドラム3はねじ8…8で回転ドラム取付部材
9に取付けられていて、該回転ドラム取付部材9の中央
部の軸受用の筒部10に上記回転軸2を嵌挿することによ
り、該回転軸2に取付けられている。
また上記固定ドラム4の中央部にも軸受用の筒部11が
設けられていると共に、該筒部11の両端部にはベアリン
グ12、13が取付けられて、これらベアリング12、13で上
記回転軸2を回転自在に支持している。
上記固定ドラム4内の上面には第1の回転トランスス
テータ14が取付けられていると共に、該第1の回転トラ
ンスステータ14に対向させた状態で第1の回転トランス
ロータ15が上記回転ドラム取付部材9の下面に取付けら
れていて、これら第1の回転トランスステータ14と回転
トランスロータ15により第1の回転トランス16が構成さ
れている。
そして、21が本発明の回転トランス取付構造を示し、
該回転トランス取付構造21は回転ドラム3上に第2の回
転トランスローラ22を取付け該回転トランスロータ22上
に所定の肉厚のスペーサ23を載せ、該スペーサ23上に第
2の回転トランスステータ24を載せ、該回転トランスス
テータ24を取付けているホルダ25を固定ドラム4に設け
たステータ支持部材26に接合部材27で固定的に取付ける
ことにより構成されている。
上記第2の回転トランスロータ22は回転ドラム取付部
材9の中央の筒部10の上面にねじ28で取付けられたプレ
ート29の上面に接着剤30で接着することにより取付けら
れている。
上記スペーサ23は所定の肉厚(第2の回転トランスロ
ータ22と回転トランスステータ24との間に形成しようと
する間隔と等しい肉厚例えば20μ)の合成樹脂シートに
より上記第2の回転トランスステータ24よりもやや大き
目のリング状に形成されていて、第2の回転トランスス
テータ24の上面全域に亘って重ね合わされている。
上記ステータ支持部材26は上記ホルダ25と略同じ大き
さのリング状に形成されていて、ホルダ25の上方にこれ
と所定の間隔をもたせた状態で配置されていて脚部(支
柱)31によって固定ドラム4に取付けられている。
また上記接合材料27はハンダ等の低温溶融金属或は硬
化収縮率の小さい樹脂接着剤等が使用されている。
なお第1図において32は信号の伝送を行うためのコネ
クタである。
実施例の回転トランス取付構造は以上説明したような
構成であるから、第2の回転トランスロータ22にスペー
サ23を載せ、更にその上に回転トランスステータ24を載
せてホルダ25とステータ支持部材26の間のハンダ等の流
動性の接合部材27を充填し、これを固化(硬化)させれ
ばステータ支持部材26にホルダ25を介して、第2の回転
トランスロータ22に取付けられた状態になる。
しかるのち、スペーサ23を抜き取れば第2の回転トラ
ンスロータ22と回転トランスステータ24との間には上記
スペーサ23の肉厚と略同じ間隔が自づと設定された状態
になるのである。
なお上記リング状のスペーサ23には第2図に示したよ
うに外周側に摘み用の舌片33を形成し、又は所謂ミシン
目等の易破断線34を形成しておけば、第2の回転トラン
スロータ22と回転トランスステータ24の間から抜き取る
ときに便利である。
[発明の効果] 本発明の回転トランス取付構造は以上説明したような
構成であるから次に述べるような効果がある。
(1)回転トランスの組立精度や調整精度をロータやス
テータの取付部材の機械的加工精度に依存することなく
確保することができる。
(2)回転トランスロータと回転トランスステータとの
対向面の間隔及び平行度の精度を高めて、回転トランス
の性能を向上させることができる。
(3)流動性を有する接合部材により回転トランスステ
ータをステータ支持部材に取付けるので組付作業性が良
く、かつ構造を簡素化できる。
(4)回転トランスロータと回転トランスステータの間
から突出している上記スペーサの摘み用の舌片を引っ張
れば、上記スペーサは易破断線で外周部から内周部に亘
って破断されるので、上記回転トランスロータと回転ト
ランスステータの間から容易に引き抜くことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の回転トランス取付構造を示す断面図、
第2図はスペーサの斜視図、第3図及び第4図は従来例
の断面図である。 1……回転ヘッドドラム、21……回転トランス取付構
造、22……回転トランスロータ、23……スペーサ、24…
…回転トランスステータ、25……ホルダ、26……ステー
タ支持部材、27……接合部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ドラム上に回転トランスロータを取付
    け、該回転トランスロータ上に所定の肉厚のスペーサを
    載せ、該スペーサ上に回転トランスステータを載せ、該
    回転トランスステータのホルダを固定ドラムに設けたス
    テータ支持部材に接合部材で固定的に取り付けた回転ヘ
    ッドドラムの回転トランス取付構造において、 上記スペーサは、リング状に形成されて、外周部に上記
    回転トランスロータと回転トランスステータとの間から
    突出する摘み用の舌片と、上記摘み用の舌片と略対向す
    る位置に、上記舌片を牽引したときに外周部から内周部
    に亘って容易に破断する易破断線とを有していることを
    特徴とする回転ヘッドドラムの回転トランス取付構造。
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