JPH06333201A - 回転ドラム装置 - Google Patents
回転ドラム装置Info
- Publication number
- JPH06333201A JPH06333201A JP11690093A JP11690093A JPH06333201A JP H06333201 A JPH06333201 A JP H06333201A JP 11690093 A JP11690093 A JP 11690093A JP 11690093 A JP11690093 A JP 11690093A JP H06333201 A JPH06333201 A JP H06333201A
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- JP
- Japan
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- drum
- fixed
- shaft
- rotary
- brush
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転ドラムのアースブラシを一対の玉軸受の
間に配置することにより、特にビス止め等の必要がな
く、また回転ドラムの薄型化を可能にし、生産コストを
低減させる。 【構成】 固定側下ドラム21と、該固定側下ドラム2
1に固定された固定軸4と、回転側上ドラム29と、該回
転側上ドラム29を前記固定軸4に隙間勘合位置決めす
る一対の玉軸受2,3からなる軸受部を備えた回転ドラ
ム装置において、回転側上ドラム29と固定側下ドラム
21とのアースをとるためのアースブラシ36を前記軸
受部の一対の玉軸受2,3の間に配置したことを特徴と
する回転ドラム装置。
間に配置することにより、特にビス止め等の必要がな
く、また回転ドラムの薄型化を可能にし、生産コストを
低減させる。 【構成】 固定側下ドラム21と、該固定側下ドラム2
1に固定された固定軸4と、回転側上ドラム29と、該回
転側上ドラム29を前記固定軸4に隙間勘合位置決めす
る一対の玉軸受2,3からなる軸受部を備えた回転ドラ
ム装置において、回転側上ドラム29と固定側下ドラム
21とのアースをとるためのアースブラシ36を前記軸
受部の一対の玉軸受2,3の間に配置したことを特徴と
する回転ドラム装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転ドラム装置に関
し、より詳細には、回転側上ドラム内部の一対の玉軸受
(ベアリング)の間にアースブラシを内蔵した回転ドラ
ム装置に関する。
し、より詳細には、回転側上ドラム内部の一対の玉軸受
(ベアリング)の間にアースブラシを内蔵した回転ドラ
ム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転ドラム装置を図5乃至図8と
ともに説明する。
ともに説明する。
【0003】図5乃至図8は従来の回転ドラム装置の一
例である(当社出願.特願平5−18128号参照)。
例である(当社出願.特願平5−18128号参照)。
【0004】図において、固定側下ドラム1には、固定
軸(ドラムシャフト)4が焼嵌め等により高精度に取り
付けられている。また、固定軸4を高精度に取り付ける
ために、該固定軸4が嵌合する固定側下ドラムの焼嵌め
部1bの長さを長くする等の工夫がなされている。
軸(ドラムシャフト)4が焼嵌め等により高精度に取り
付けられている。また、固定軸4を高精度に取り付ける
ために、該固定軸4が嵌合する固定側下ドラムの焼嵌め
部1bの長さを長くする等の工夫がなされている。
【0005】一方回転側上ドラム9と、該回転側上ドラ
ム9の内側に焼嵌め等により固定された玉軸受(ベアリ
ング)2,3とにより構成される回転側上ドラムアッセ
ンブリィは、固定軸4に対して前記ベアリング2,3が
微少隙間嵌合となるように組み立てられている。
ム9の内側に焼嵌め等により固定された玉軸受(ベアリ
ング)2,3とにより構成される回転側上ドラムアッセ
ンブリィは、固定軸4に対して前記ベアリング2,3が
微少隙間嵌合となるように組み立てられている。
【0006】回転側上ドラム9には磁気テープ(図示せ
ず)に記録、再生するための磁気ヘッド10が、取付ビ
ス11により所定の精度にて取り付けられている。ま
た、段差調整ビス12は磁気ヘッド10の高さを微小調
整するために回転側上ドラム9に取り付けられている。
ず)に記録、再生するための磁気ヘッド10が、取付ビ
ス11により所定の精度にて取り付けられている。ま
た、段差調整ビス12は磁気ヘッド10の高さを微小調
整するために回転側上ドラム9に取り付けられている。
【0007】さらに、回転側上ドラム9には磁気ヘッド
10により得られた信号を伝えるためのロータリトラン
スのロータ7が接着などにより取り付けられている。ま
た固定側下ドラム1には、回転側で得られた信号を回路
側(図示せず)へ送るためのロータリトランスのステー
タ8が接着などにより固定されている。前記固定軸4に
隙間嵌合されたベアリング2,3を含む軸受部は、予圧
カラー5による与圧によりスラスト方向のガタが取ら
れ、一定力で位置決めされている。なお、予圧カラー5
は取付ネジ25によりドラムシャフト4に固定されてい
る。
10により得られた信号を伝えるためのロータリトラン
スのロータ7が接着などにより取り付けられている。ま
た固定側下ドラム1には、回転側で得られた信号を回路
側(図示せず)へ送るためのロータリトランスのステー
タ8が接着などにより固定されている。前記固定軸4に
隙間嵌合されたベアリング2,3を含む軸受部は、予圧
カラー5による与圧によりスラスト方向のガタが取ら
れ、一定力で位置決めされている。なお、予圧カラー5
は取付ネジ25によりドラムシャフト4に固定されてい
る。
【0008】また、回転側上ドラム9には、ドラムモー
タのロータ15が取付ビス19により固定されており、
これに対向するドラムモータのステータ14が取付ビス
6にて予圧カラー5に取り付けられている。
タのロータ15が取付ビス19により固定されており、
これに対向するドラムモータのステータ14が取付ビス
6にて予圧カラー5に取り付けられている。
【0009】また、回転側上ドラム9と、固定側下ドラ
ム1とのアースをとるためのアースブラシ16が、固定
側下ドラム1のドラムシャフト4の焼嵌め部1bの近傍
に設けられたスペース1dに収納されている。アースブ
ラシ16はアースブラシチップ16aと、それを取り付
けている板バネ17とにより構成され、該板バネ17の
外周面17aと、固定側下ドラム1のアースブラシ収納
部の外側のカバー1aは隙間嵌合にて挿入が可能となっ
ており、アースブラシ16が大きくずれないよう(偏芯
しないよう)になっている。
ム1とのアースをとるためのアースブラシ16が、固定
側下ドラム1のドラムシャフト4の焼嵌め部1bの近傍
に設けられたスペース1dに収納されている。アースブ
ラシ16はアースブラシチップ16aと、それを取り付
けている板バネ17とにより構成され、該板バネ17の
外周面17aと、固定側下ドラム1のアースブラシ収納
部の外側のカバー1aは隙間嵌合にて挿入が可能となっ
ており、アースブラシ16が大きくずれないよう(偏芯
しないよう)になっている。
【0010】また、板バネ17は固定側下ドラム1のア
ースブラシ収納部底面1cに密着する部分17bがリン
グ状に形成され、さらに、バネ部として動作する部分1
7cとに分かれ、該動作部分17cのバネ部先端にはア
ースブラシチップ16aが接着などにより取り付けられ
ている。
ースブラシ収納部底面1cに密着する部分17bがリン
グ状に形成され、さらに、バネ部として動作する部分1
7cとに分かれ、該動作部分17cのバネ部先端にはア
ースブラシチップ16aが接着などにより取り付けられ
ている。
【0011】なお、板バネ17と固定側下ドラムのアー
スブラシ収納部1dの内側径1eとは隙間となるよう構
成されている。また、板バネ17のバネ部17cはフリ
ーの状態では図1よりも角度を有しており、組立時には
アースブラシ17を固定側下ドラムのアースブラシ収納
部1dに入れて回転側上ドラム9をドラムシャフト4に
沿って挿入すると、回転側上ドラム9に取り付けられた
ベアリングの外輪端面2aとアースブラシチップ16a
の先端が接触してアースがとれるようになっている。
スブラシ収納部1dの内側径1eとは隙間となるよう構
成されている。また、板バネ17のバネ部17cはフリ
ーの状態では図1よりも角度を有しており、組立時には
アースブラシ17を固定側下ドラムのアースブラシ収納
部1dに入れて回転側上ドラム9をドラムシャフト4に
沿って挿入すると、回転側上ドラム9に取り付けられた
ベアリングの外輪端面2aとアースブラシチップ16a
の先端が接触してアースがとれるようになっている。
【0012】なお、アースブラシ16は、図5に示すよ
うに、固定側下ドラム1の底面と回転側上ドラム9に焼
嵌めされたベアリングの外輪端面2aにてサンドイッチ
されるために、特にアースブラシ16をビス止めしなく
てもずれたりすることを防ぐことができる。
うに、固定側下ドラム1の底面と回転側上ドラム9に焼
嵌めされたベアリングの外輪端面2aにてサンドイッチ
されるために、特にアースブラシ16をビス止めしなく
てもずれたりすることを防ぐことができる。
【0013】しかしながら、実際には商品の信頼性を高
めるために図6乃至図8に示されるように板バネ17を
ビス20にてビス止めしたものが多く市場に出回ってお
り以下にその例を説明をする。
めるために図6乃至図8に示されるように板バネ17を
ビス20にてビス止めしたものが多く市場に出回ってお
り以下にその例を説明をする。
【0014】図6乃至図8に示すように、固定側下ドラ
ム1の内部よりビス20が板バネ17の挿通孔を通して
該固定側下ドラム1に嵌合している。このため板バネ1
7がしっかりと固定されるように構成されている。
ム1の内部よりビス20が板バネ17の挿通孔を通して
該固定側下ドラム1に嵌合している。このため板バネ1
7がしっかりと固定されるように構成されている。
【0015】次に上記のように構成した従来の回転ドラ
ム装置の動作は図5乃至図8に示されるように、回転側
上ドラム9が回転することにより、磁気テープ上に情報
が記録もしくは再生されるが、このときアースブラシ1
6のアースブラシチップ16aとベアリングの外輪端面
2aが接触していることから、回転側上ドラム9から固
定側下ドラム1に静電気が流れ、回転側上ドラム9の静
電気が除去できる。
ム装置の動作は図5乃至図8に示されるように、回転側
上ドラム9が回転することにより、磁気テープ上に情報
が記録もしくは再生されるが、このときアースブラシ1
6のアースブラシチップ16aとベアリングの外輪端面
2aが接触していることから、回転側上ドラム9から固
定側下ドラム1に静電気が流れ、回転側上ドラム9の静
電気が除去できる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の回転ド
ラム装置では、固定側下ドラムの軸焼嵌め部の近傍にア
ースブラシを内蔵するためのスペースを設けて、固定側
下ドラムと玉軸受端面との間にアースブラシを内蔵して
いたため、アースブラシのためのスペースが必要であ
り、スペースを設けるためのコストがかかると共に、回
転ドラムの薄型化ができないという問題があった。
ラム装置では、固定側下ドラムの軸焼嵌め部の近傍にア
ースブラシを内蔵するためのスペースを設けて、固定側
下ドラムと玉軸受端面との間にアースブラシを内蔵して
いたため、アースブラシのためのスペースが必要であ
り、スペースを設けるためのコストがかかると共に、回
転ドラムの薄型化ができないという問題があった。
【0017】また、実際に生産される商品は、商品の信
頼性を高めるためにアースブラシの板バネをビスで固定
していたことから、生産工程を複雑にしコストの低減が
できないという問題があった。
頼性を高めるためにアースブラシの板バネをビスで固定
していたことから、生産工程を複雑にしコストの低減が
できないという問題があった。
【0018】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、アースブラシを一対の玉軸受の間に配置す
ることにより、特にビス止め等の必要のない、また、回
転ドラムの薄型化が可能な、生産コストを低減させるこ
とができる回転ドラム装置を提供することを目的として
いる。
ものであり、アースブラシを一対の玉軸受の間に配置す
ることにより、特にビス止め等の必要のない、また、回
転ドラムの薄型化が可能な、生産コストを低減させるこ
とができる回転ドラム装置を提供することを目的として
いる。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の回転ドラム装置は、固定側下ドラムと、該
固定側下ドラムに固定された固定軸と、回転側上ドラム
と、該回転側上ドラムを該固定軸に隙間嵌合位置決めす
る一対の玉軸受からなる軸受部とを備えた回転ドラム装
置において、回転側上ドラムと固定側下ドラムとのアー
スをとるためのアースブラシを前記軸受部の一対の玉軸
受の間に配置したことを特徴とするものである。
に、本発明の回転ドラム装置は、固定側下ドラムと、該
固定側下ドラムに固定された固定軸と、回転側上ドラム
と、該回転側上ドラムを該固定軸に隙間嵌合位置決めす
る一対の玉軸受からなる軸受部とを備えた回転ドラム装
置において、回転側上ドラムと固定側下ドラムとのアー
スをとるためのアースブラシを前記軸受部の一対の玉軸
受の間に配置したことを特徴とするものである。
【0020】また、アースブラシを、中央に固定軸を挿
入可能な穴を有する平板部と、アースブラシ接点と、該ア
ースブラシ接点と前記平板部を接続する板バネ部と、前
記平板部を回転ドラムの円筒内壁面に固定するための板
バネとにより構成したものである。
入可能な穴を有する平板部と、アースブラシ接点と、該ア
ースブラシ接点と前記平板部を接続する板バネ部と、前
記平板部を回転ドラムの円筒内壁面に固定するための板
バネとにより構成したものである。
【0021】
【作用】上記のように構成された回転ドラム装置は、ア
ースブラシを回転側上ドラムアッセンブリィの一対の玉
軸受の間に配置し、該アースブラシは回転側上ドラムと
一緒に回転するので、アースブラシのためのスペースを
必要とせず、回転ドラム装置の薄型化が可能となる。
ースブラシを回転側上ドラムアッセンブリィの一対の玉
軸受の間に配置し、該アースブラシは回転側上ドラムと
一緒に回転するので、アースブラシのためのスペースを
必要とせず、回転ドラム装置の薄型化が可能となる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の回転ドラム装置の一実施例を
図1乃至図4とともに説明するが、従来例と同一部分に
は同一符号を付して説明する。
図1乃至図4とともに説明するが、従来例と同一部分に
は同一符号を付して説明する。
【0023】本発明による回転ドラム装置は図5の概略
構成図に示すものと同様に固定側下ドラム21には、ド
ラムシャフト4が焼嵌め等により高精度に取り付けられ
ている。また、ドラムシャフト4を高精度に取り付ける
ために、該ドラムシャフト4が嵌合する固定側下ドラム
の焼嵌め部21bの長さを長くする等の工夫がなされて
いる。
構成図に示すものと同様に固定側下ドラム21には、ド
ラムシャフト4が焼嵌め等により高精度に取り付けられ
ている。また、ドラムシャフト4を高精度に取り付ける
ために、該ドラムシャフト4が嵌合する固定側下ドラム
の焼嵌め部21bの長さを長くする等の工夫がなされて
いる。
【0024】一方回転側上ドラム9と、該回転側上ドラ
ム9の内側に焼嵌め等により固定された玉軸受(ベアリ
ング)2,3とにより構成される回転側上ドラムアッセ
ンブリィは、固定軸4に対して前記ベアリング2,3が
微少隙間嵌合となるように組み立てられている。
ム9の内側に焼嵌め等により固定された玉軸受(ベアリ
ング)2,3とにより構成される回転側上ドラムアッセ
ンブリィは、固定軸4に対して前記ベアリング2,3が
微少隙間嵌合となるように組み立てられている。
【0025】回転側上ドラム29には磁気テープ(図示
せず)に記録、再生するための磁気ヘッド10が、取付
ビス11により所定の精度にて取り付けられている。ま
た、必要に応じて段差調整ビスが磁気ヘッド10の高さ
を微小調整するために回転側上ドラム29に取り付けら
れている。
せず)に記録、再生するための磁気ヘッド10が、取付
ビス11により所定の精度にて取り付けられている。ま
た、必要に応じて段差調整ビスが磁気ヘッド10の高さ
を微小調整するために回転側上ドラム29に取り付けら
れている。
【0026】さらに、回転側上ドラム29には磁気ヘッ
ド10により得られた信号を伝えるためのロータリトラ
ンスのロータ7が接着などにより取り付けられている。
また固定側下ドラム21には、回転側で得られた信号を
回路側(図示せず)へ送るためのロータリトランスのス
テータ8が接着などにより固定されている。前記ドラム
シャフト4に隙間嵌合されたベアリング2,3を含む軸
受部は、予圧カラー5によりスラスト方向のガタを取
り、一定力で位置決めされている。なお、予圧カラー5
は取付ネジ20によりドラムシャフト4に固定されてい
る。
ド10により得られた信号を伝えるためのロータリトラ
ンスのロータ7が接着などにより取り付けられている。
また固定側下ドラム21には、回転側で得られた信号を
回路側(図示せず)へ送るためのロータリトランスのス
テータ8が接着などにより固定されている。前記ドラム
シャフト4に隙間嵌合されたベアリング2,3を含む軸
受部は、予圧カラー5によりスラスト方向のガタを取
り、一定力で位置決めされている。なお、予圧カラー5
は取付ネジ20によりドラムシャフト4に固定されてい
る。
【0027】また、回転側上ドラム29には、ドラムモ
ータのロータ15が取付ビス19により固定されてお
り、これに対向するドラムモータステータ14が取付ビ
ス6にて予圧カラー5に取り付けられている。
ータのロータ15が取付ビス19により固定されてお
り、これに対向するドラムモータステータ14が取付ビ
ス6にて予圧カラー5に取り付けられている。
【0028】また、回転側上ドラム29と固定側下ドラ
ム21とのアースをとるためのアースブラシ36は回転
側上ドラム29の上下のベアリング2,3に挟まれた内
周面29aの溝部29bに固定されている。
ム21とのアースをとるためのアースブラシ36は回転
側上ドラム29の上下のベアリング2,3に挟まれた内
周面29aの溝部29bに固定されている。
【0029】次に、上記アースブラシ36について詳し
く説明する。
く説明する。
【0030】図3に示すようにアースブラシ36には中
央にドラムシャフト4を挿入可能な穴36aがあり、そ
の穴36aに垂直に対面する2本の固定用板バネ36
b,36cとアースブラシ接点36dを備えた板バネ3
6eがある。固定用板バネ36b,36cはその端部が
直角に曲げられており、この曲げられた部分36f,3
6gが図2に示すように内周面の溝部29bに勘合され
アースブラシが回転側上ドラム内周面29aに固定され
る。また、アースブラシ接点36dは、アースブラシ3
6にドラムシャフト4を通したときに、ドラムシャフト
4の外周面に接触するように調整されている。
央にドラムシャフト4を挿入可能な穴36aがあり、そ
の穴36aに垂直に対面する2本の固定用板バネ36
b,36cとアースブラシ接点36dを備えた板バネ3
6eがある。固定用板バネ36b,36cはその端部が
直角に曲げられており、この曲げられた部分36f,3
6gが図2に示すように内周面の溝部29bに勘合され
アースブラシが回転側上ドラム内周面29aに固定され
る。また、アースブラシ接点36dは、アースブラシ3
6にドラムシャフト4を通したときに、ドラムシャフト
4の外周面に接触するように調整されている。
【0031】次に上記のように構成した本発明の回転ド
ラム装置の動作について図1乃至図4とともに説明す
る。
ラム装置の動作について図1乃至図4とともに説明す
る。
【0032】回転側上ドラム29が回転を始めるとそれ
に伴って回転側上ドラム内周面29aに固定されたアー
スブラシ36が同じくドラムシャフト4を中心に回転す
る。このときアースブラシ接点36dがドラムシャフト
4と接触しており、回転側上ドラム29から固定側下ド
ラム21に静電気が流れ、回転側上ドラム29の静電気
が除去できる。
に伴って回転側上ドラム内周面29aに固定されたアー
スブラシ36が同じくドラムシャフト4を中心に回転す
る。このときアースブラシ接点36dがドラムシャフト
4と接触しており、回転側上ドラム29から固定側下ド
ラム21に静電気が流れ、回転側上ドラム29の静電気
が除去できる。
【0033】
【発明の効果】本発明の回転ドラム装置は上記のように
アースブラシを一対の玉軸受の間に備えることにより、
回転ドラム装置に特にアースブラシのためのスペースを
必要としないため、回転ドラムの薄型化が可能である。
アースブラシを一対の玉軸受の間に備えることにより、
回転ドラム装置に特にアースブラシのためのスペースを
必要としないため、回転ドラムの薄型化が可能である。
【0034】また、ビス等の固定部材が必要でないこと
から、部品点数が減り、生産コストを低減させることが
可能である。
から、部品点数が減り、生産コストを低減させることが
可能である。
【図1】本発明の回転ドラム装置の一実施例を示す概略
断面構成説明図である。
断面構成説明図である。
【図2】本発明の回転ドラム装置の一実施例を示す要部
断面説明図である。
断面説明図である。
【図3】本発明の回転ドラム装置の一実施例のアースブ
ラシを示す要部斜視説明図である。
ラシを示す要部斜視説明図である。
【図4】本発明の回転ドラム装置の一実施例のアースブ
ラシを取り付ける前の状態を示す要部断面説明図であ
る。
ラシを取り付ける前の状態を示す要部断面説明図であ
る。
【図5】従来の回転ドラム装置の一例を示す概略断面構
成説明図である。
成説明図である。
【図6】従来生産されていた回転ドラム装置の一例を示
した概略断面構成説明図である。
した概略断面構成説明図である。
【図7】従来生産されていた回転ドラム装置の一例を示
した要部断面説明図である。
した要部断面説明図である。
【図8】従来生産されていた回転ドラム装置の一例を示
した要部断面説明図である。
した要部断面説明図である。
1 固定側下ドラム 1a カバー 1b 焼き嵌め部 1c アースブラシ収納部底面 1d スペース(アースブラシ収納部) 1e 内側径 2 ベアリング(玉軸受) 2a 外輪端面 3 ベアリング(玉軸受) 4 ドラムシャフト(固定軸) 5 予圧カラー 6 取付ビス 7 ロータリトランスのロータ 8 ロータリトランスのステータ 9 回転側上ドラム 10 磁気ヘッド 11 取付ビス 12 段差調整ビス 13 ドラムベース 14 ドラムモータのステータコア 15 ドラムモータのロータ 16 アースブラシ 16a アースブラシチップ 17 板バネ 17a 外周面 17b 密着部分 17c 動作部分 18,19 取付ビス 20 取付ネジ 21 固定側下ドラム 25 取付ネジ 29 回転側上ドラム 29a 回転側上ドラム内周面 29b 回転側上ドラム内周面溝部 36 アースブラシ 36a 穴 36b,c 固定用板バネ 36d アースブラシ接点
Claims (2)
- 【請求項1】 固定側下ドラムと、該固定側下ドラムに
固定された固定軸と、回転側上ドラムと、該回転側上ドラ
ムを前記固定軸に隙間勘合位置決めする一対の玉軸受か
らなる軸受部を備えた回転ドラム装置において、回転側
上ドラムと固定側下ドラムとのアースをとるためのアー
スブラシを前記軸受部の一対の玉軸受の間に配置したこ
とを特徴とする回転ドラム装置。 - 【請求項2】 前記アースブラシを、中央に固定軸を挿
入可能な穴を有する平板部と、アースブラシ接点と、該ア
ースブラシ接点と前記平板部を接続する板バネ部と、前
記平板部を回転ドラムの円筒内壁面に固定するための板
バネとにより構成したことを特徴とする請求項1記載の
回転ドラム装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11690093A JPH06333201A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 回転ドラム装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11690093A JPH06333201A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 回転ドラム装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06333201A true JPH06333201A (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=14698425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11690093A Pending JPH06333201A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 回転ドラム装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06333201A (ja) |
-
1993
- 1993-05-19 JP JP11690093A patent/JPH06333201A/ja active Pending
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