JP3163607B2 - 回転磁気ヘッド装置 - Google Patents

回転磁気ヘッド装置

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JP3163607B2 JP11770493A JP11770493A JP3163607B2 JP 3163607 B2 JP3163607 B2 JP 3163607B2 JP 11770493 A JP11770493 A JP 11770493A JP 11770493 A JP11770493 A JP 11770493A JP 3163607 B2 JP3163607 B2 JP 3163607B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばVTR用の記
録,再生に用いる回転磁気ヘッド装置に係り、特に、そ
のドラムとロータリートランスとのアース構造を改良し
た回転磁気ヘッド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、VTRの録画,再生に用いる回
転磁気ヘッド装置は、図6に示すように、図示しない磁
気ヘッドが固定される円筒状の上ドラム8と、この上ド
ラム8とほぼ同径に形成された円筒形状の下ドラム1と
を備えている。
【0003】上記上ドラム8は、回転軸7と固定されて
おり、この回転軸7が図示しない所定の駆動手段によっ
て回転されるのにともなって回転する回転ドラムであ
る。この回転ドラム8の下面には、外周にむかって僅か
に突出するように磁気ヘッド(図示せず)が固定されて
いる。
【0004】これにより、この磁気ヘッドは、回転ドラ
ム8の外周に巻き付けられて、斜めに走行する磁気テー
プをヘリカルスキャンして情報信号の記録または再生を
おこなうようになっている。
【0005】下ドラム1は、回転軸7に対して、図示省
略する回転軸受けにより支持されており、この回転軸7
が回転しても、それにともなって回転しない固定側ドラ
ムとして構成されている。
【0006】この下ドラム1には、図示するように、円
盤状のロータリトランス用コア2(ステータ側)が、所
定の巻線を施されて装着されており、上ドラム8の下面
に装着された図示しないロータ側コアと所定のギャップ
をおいて対向されている。
【0007】ここで、上ドラム8のロータコアは、上記
磁気ヘッドと、図示しないヘッドアンプを介して接続さ
れている。一方、下ドラム1のステータコア2は、機器
本体側の信号処理回路と接続されている。
【0008】これにより、上記ロータコアとステータコ
ア2とでロータリトランスを構成し、磁気ヘッドと機器
本体側との間で非接触で記録または再生信号等のやりと
りをおこなうようになっている。
【0009】このような磁気ヘッド装置では、クロスト
ーク対策として、下ドラム1とロータリートランスのコ
ア2との間でグランド(GND)を取っている。
【0010】すなわち、図7に示すように、下ドラム1
に予め形成された穴3に、図8に示すリング状の成形ブ
ッシュ4を圧入し、しかもロータリートランス2のラン
ドもしくは基板5と、この成形ブッシュ4から一体に且
つ斜めに延びる突片4aとを半田6で付けることでアー
スを取っている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような成
形ブッシュ4を用いてアースを取る場合には、圧入ブッ
シュ4の半田付けの作業性が悪いばかりでなく、半田の
不具合、すなわち突片4aに対して半田付けを多く加え
た場合に、圧入ブッシュの接点、Xでのバネ性の低下あ
るいはバネ性の低下に伴うアースの不安定さが生じると
いう問題があった。
【0012】本発明は上述した課題に鑑み、圧入,半田
付けの作業の削減による生産性の向上、コストダウン化
およびアースの信頼性の向上を図ることができる、回転
磁気ヘッド装置用を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明にあっては、固定ドラムと、回転ドラムと、ロータ
リトランスと、磁気ヘッドとを有する回転磁気ヘッド装
置において、上記ロータリトランスのコアと上記固定ド
ラムとの間にアースコンタクト用のランドを備えた基板
が配設されて、上記固定ドラムと上記基板とが、座バネ
を介在させてビス止めされていて、かつ上記座バネは、
導電性材料でなり、リング状に形成された上部が、ロー
タリトランスの基板に形成されたアースコンタクト面に
当接するとともに、このリング状の上部から周囲の方向
にかつ下方に傾斜して延びる複数の脚部の先端が固定ド
ラムの上面に当接する構成とした、回転磁気ヘッド装置
により達成される。
【0014】
【0015】
【0016】
【作用】請求項1の構成によれば、固定ドラムとロータ
リトランスの基板とを、座バネを介してビス止めするよ
うにしている。このため、従来のように、半田付けする
必要がない。しかも、この座バネは、導電性材料でな
り、リング状に形成された上部が、ロータリトランスの
基板に形成されたアースコンタクト面に当接するととも
に、このリング状の上部から周囲の方向にかつ下方に傾
斜して延びる複数の脚部の先端が固定ドラムの上面に当
接する構成である。 このため、その弾性に基づいて、接
触圧の調整作用を発揮すると共に、複数の脚部の先端が
固定ドラムに当接することで、脚部の数に応じた多点で
固定ドラムに接触することから、確実な接触を保持でき
て、アース性能が安定しており、しかも、接触抵抗を脚
部の数に応じて均一に分散させることができので、磨耗
しにくく、信頼性に優れている。
【0017】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面等に
基づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、
本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種
々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説
明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、
これらの態様に限られるものではない。
【0018】図1は、本発明の好適な実施例を適用した
回転磁気ヘッド装置を示している。この回転磁気ヘッド
装置ドラム10は、VTRテープ等の記録媒体への信号
の記録および記録媒体からの信号の再生の少なくとも一
方を行うためのものである。
【0019】図において、回転磁気ヘッド装置10は、
磁気ヘッド14が固定される円筒状の上ドラム13と、
この上ドラム13とほぼ同径に形成された円筒形状の下
ドラム11を備えている。
【0020】上記上ドラム10は、フランジ15を介し
て回転軸17と固定されており、この回転軸17が、モ
ータ(マグネット)18,19の作用により回転される
のにともなって回転する回転ドラムである。この回転ド
ラム13の下面には、外周にむかって僅かに突出するよ
うに上記磁気ヘッド14が固定されている。
【0021】これにより、この磁気ヘッド14は、回転
ドラム13の外周に所定角度巻き付けられて、斜めに走
行する磁気テープ(図示せず)をヘリカルスキャンして
情報信号の記録または再生をおこなうようになってい
る。
【0022】下ドラム11は、回転軸17に対して、回
転軸受け22により支持されており、この回転軸17が
回転しても、それにともなって回転しない固定側ドラム
として構成されている。この下ドラム11には、図示す
るように、円盤状のロータリトランス用コア12(ステ
ータ側)が、所定の巻線を施されて装着されており、上
ドラム13の下面に装着されたロータ側コア16と所定
のギャップをおいて対向されている。
【0023】ここで、上ドラム13のロータコア16
は、磁気ヘッド14と図示しないヘッドアンプを介して
接続されている。一方、下ドラム11のステータコア1
2は、機器本体側の信号処理回路と接続されている。
【0024】これにより、上記ロータコア16とステー
タコア12とでロータリトランスを構成し、磁気ヘッド
14と機器本体側との間で非接触で記録または再生信号
等のやりとりをおこなうようになっている。
【0025】さらに、本実施例の回転磁気ヘッド装置1
0では、クロストーク対策として下ドラム11とロータ
リートランスのコア12の間で、以下のようなアース構
造30により、グランド(GND)を取っている。
【0026】図2は、図1のA部付近を拡大して示して
いる。図において、ステータコア12の下面には、基板
31が固定されている。この基板31は、例えばガラス
エポキシ基板が好適に用いられ、この基板31には、図
3に示すように、貫通孔と、その周囲に導電パターンを
形成してなるアースコアンタクト用のランド31aが設
けられている。
【0027】下ドラム11の周縁付近の上面にはビス孔
11aが設けられており、このビス孔11aは、上記基
板31のランド31aに対応する位置に設けられてい
る。この孔を利用して、下ドラム11と基板31の間に
座バネ33を介在させて、この基板31を下ドラム11
に対してビス35により締めつけ固定されている。
【0028】ここで、座バネ33は、例えば金属材料,
特に、バネリン青銅などにより形成した板材を打ち抜い
て図4に示すような形状に構成されており、導電性にす
ぐれ、しかも弾性を備えている。図4に示すように、座
バネ33は、中心にビスを通す貫通孔を備えるリング状
に形成された上部36と、この上部36から一体にかつ
図において下方に、斜めに延びる複数の脚部37を備え
ている。
【0029】したがって、この座バネ33を利用して、
図2および図5に示すように、ビス35により基板31
と、下ドラム11とを締結すると、この基板31は、こ
の座バネ33の弾性力により、所定の圧力をもって締結
状態が保持される。しかも、ビス35を下ドラム11の
ビス孔11aに締結する際には、座バネ33がビス35
と下ドラム11との間に介在して、所定の弾性力を発揮
するから、ビス35の締めつけにより、基板31が損傷
するということもない。
【0030】また、このアース構造30では、従来のよ
うに、半田付けの作業を必要としない。すなわち、基板
31と下ドラム11との間に座バネ33を挟んでビス3
5を締めるだけの簡単な作業にて、ドラム11とコア1
2(ロータリトランス)とのアースをすることができ
る。
【0031】このため、半田付けに伴う不具合,たとえ
ば半田が剥がれたりして、アース機能を失う等の不都合
がなく、きわめて確実で、信頼性に富んだアース構造を
得ることができる。
【0032】ところで、本発明は上記実施例に限定され
ない。たとえば弾性部材は図4に示す形状に限られず、
基板31と下ドラムの間に介在し、しかもビスを通す部
分を備える導電性の弾性材料で形成されたものであれば
よい。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、圧入,半田付けの作業
の削減による生産性の向上、コストダウン化およびアー
スの信頼性の向上を図ることができる回転磁気ヘッド装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例を適用した回転磁気ヘッ
ド装置を示す概略斜視図。
【図2】図1の部分Aを拡大して示す図。
【図3】図1の基板のアースコンタクトランドを示す
図。
【図4】図1のアース構造の座バネの一例を示す(a)
平面図,(b)側面図。
【図5】図2の拡大部の概略平面図。
【図6】従来の回転磁気ヘッド装置の下ドラム付近の概
略断面図。
【図7】従来の回転磁気ヘッド装置のロータリトランス
とドラムとのアース構造を示す概略断面図。
【図8】図7のアース構造に用いる成型ブッシュの平面
図。
【符号の説明】
10 回転磁気ヘッド装置 11 下ドラム(固定) 12 ステータコア 13 上ドラム 16 ステータコア 31 基板 33 座バネ 35 ビス

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ドラムと、回転ドラムと、ロータリ
    トランスと、磁気ヘッドとを有する回転磁気ヘッド装置
    において、上記ロータリトランスのコアと上記固定ドラムとの間に
    アースコンタクト用のランドを備えた基板が配設され
    て、上記固定ドラムと上記基板とが、座バネを介在させ
    てビス止めされていて、 かつ上記座バネは、導電性材料でなり、リング状に形成
    された上部が、ロータリトランスの基板に形成されたア
    ースコンタクト面に当接するとともに、このリング状の
    上部から周囲の方向にかつ下方に傾斜して延びる複数の
    脚部の先端が固定ドラムの上面に当接する構成とした
    とを特徴とする、回転磁気ヘッド装置。
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