JPH07110928A - 回転磁気ヘッド装置 - Google Patents

回転磁気ヘッド装置

Info

Publication number
JPH07110928A
JPH07110928A JP28013093A JP28013093A JPH07110928A JP H07110928 A JPH07110928 A JP H07110928A JP 28013093 A JP28013093 A JP 28013093A JP 28013093 A JP28013093 A JP 28013093A JP H07110928 A JPH07110928 A JP H07110928A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
rotary
drum shaft
shaft
magnetic head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28013093A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadahiro Yamakita
忠弘 山北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP28013093A priority Critical patent/JPH07110928A/ja
Publication of JPH07110928A publication Critical patent/JPH07110928A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フランジを廃止し、フランジの組加工を不要
とし、工数削減および製造コストの低減化を図れる回転
磁気ヘッド装置を提供すること。 【構成】 ドラムモータ10が設けられる固定ドラム2
と、固定ドラム2に軸受5、6を介して回転可能に支持
されるドラム軸7と、ドラム軸7の端部を介して設けら
れる回転ドラム21とを備えた回転磁気ヘッド装置1に
おいて、ドラム軸7の端部に、軸受与圧を与える与圧リ
ング18を取付けると共に、与圧リング18にドラム軸
7と直交する基準面1803を形成し、ドラム軸7の端
部を回転ドラム21の中心孔2103に挿入し、与圧リ
ング18の基準面1803と回転ドラム21の取付け面
2105とを締め付けることで回転ドラム21を配設す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTR、DAT、DD
S等に用いられる回転磁気ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、VTR、DAT、DDS
等には回転磁気ヘッド装置が用いられている。尚、VT
RはVideo Tape Recorder 、DATはDigital Audio Ta
pe Recorder 、DDSはDigital Data Streamer の略称
を示す。例えば、VTRのVHS用の回転磁気ヘッド装
置としては、図4および図5に示す構造となっている。
図4は固定ドラムの組立体(Assy)を、図5は回転
磁気ヘッド装置の縦断面図を示している。このような回
転磁気ヘッド装置31では、図4および図5に示すよう
に、まず、フランジ32の中心孔3201にドラム軸3
3を精度よく取付け、フランジ32にロータリートラン
ス34の回転側35を取付け、フランジ組立体を形成す
る。次に、固定ドラム37に、軸受38,39とロータ
リートランス34の固定側36を取付ける。さらに、前
記フランジ組立体のドラム軸33を、固定ドラム37の
軸受38,39内に挿入した後、与圧リング40により
ドラム軸33に与圧をかける。その後、フランジ32の
基準面32aや外周の組加工を行ない、このフランジ3
2に前記基準面32aを介して回転ドラム41を取付
け、このようにして回転磁気ヘッド装置31が組み付け
られる構造となっている。尚、図5中、42はドラムモ
ータ、43は磁気ヘッドを示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の回転磁気ヘッド装置によれば、固定ドラムに支
持されたドラム軸にフランジを介して回転ドラムを組み
付ける構造となっていたため、回転ドラムをフランジに
精度よく組付けるには、フランジの基準面や周囲の組加
工を正確に行なわねばならず、作業工数が増大し、ま
た、組加工機が必要となり、製造コストが嵩み、低価格
を実現することが困難となっていた。そこで、本発明
は、フランジを廃止し、フランジの組加工を不要とし、
工数削減および製造コストの低減化を図れる回転磁気ヘ
ッド装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、ドラムモータが設けられる固定ドラム
と、前記固定ドラムに軸受を介して回転可能に支持され
るドラム軸と、前記ドラム軸の一方の端部を介して該ド
ラム軸と一体回動可能に設けられる回転ドラムとを備え
た回転磁気ヘッド装置において、前記ドラム軸の一方の
端部寄りに、軸受与圧を与える与圧リングを取付けると
共に、前記与圧リングの上端面に前記ドラム軸に対して
直交する平面上で延在する基準面を形成し、前記回転ド
ラムに、前記ドラム軸の一方の端部が挿入される中心孔
と、この中心孔の周囲で前記与圧リングの基準面に当接
可能な取付け面を形成し、前記ドラム軸の一方の端部を
回転ドラムの中心孔に挿入し、前記与圧リングの基準面
と回転ドラムの取付け面とを締め付けることで前記回転
ドラムが配設されていることを特徴とする。
【0005】また、本発明は、前記ドラム軸の他方の端
部に、前記与圧リングとは別の与圧リングが取着され、
この与圧リングにより軸受与圧が与えられることを特徴
とする。
【0006】
【作用】回転ドラムを組み付けるには、まず、ドラム軸
の一方の端部寄りに予め与圧リングを固着し、与圧リン
グの基準面の切削加工を行なう。その後、ドラム軸の他
方の端部から該ドラム軸を固定ドラム設けられた軸受内
に挿入し、ドラム軸の他方の端部にドラムモータ等を設
ける。更に、回転ドラムの中心孔をドラム軸に挿入し、
与圧リングの基準面と回転ドラムの取付け面とを締め付
けることで回転ドラムを配設する。この場合、与圧リン
グの基準面はドラム軸に対して振れ精度が確保されてお
り、また、ドラム軸の軸心を中心にして回転ドラムが取
付けられるので、従来のような組加工が必要ない。した
がって、回転ドラムがドラム軸に設けられた与圧リング
に直接取付けられるので、従来の軸受構造を何ら変更す
ることなく回転ドラムの取付けが可能となり、従来のフ
ランジを不要とすることができる。このフランジの廃止
により、フランジの組加工工程が不要となり、この結
果、組付け工数が削減されるとともに、フランジ端面加
工機が不要となり、コストの低減化を図ることができ
る。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づき説
明する。図1は本実施例の回転磁気ヘッド装置の縦断面
図を、図2は固定ドラムの組立体の分解縦断面図を、図
3は固定ドラムの組立体の縦断面図を示している。回転
磁気ヘッド装置1は、図1に示すように、固定ドラム2
内に軸受5、6を介してドラム軸7が回転可能に支持さ
れている。前記固定ドラム2は、図2および図3に示す
ように、中央部が円筒状の円筒部3に形成され、円筒部
3の下部には略円盤状の円盤部4が形成され、円筒部3
の内部の上下に前記軸受5,6がそれぞれ固着されてい
る。前記ドラム軸7の下部には第1の与圧リング8が取
付けられ、この与圧リング8により軸受与圧が付与さ
れ、固定ドラム2とドラム軸7の下端部との間にはドラ
ムモータ10が設けられている。前記ドラムモータ10
は固定子11と回転子12とからなり、固定ドラム2の
円盤部4の下面側にはドラムモータ10の固定子11が
固着され、これに対面する位置にはドラムモータ10の
回転子12が支持部材13により設けられている。ま
た、固定ドラム2の円盤部4の上面には、ロータリート
ランス15の固定側16が取付けられている。
【0008】更に、軸受5,6よりも上位に位置するド
ラム軸7の上端部には、図2および図3に示すように、
第2の与圧リング18が取付けられており、この与圧リ
ング18によってもドラム軸7に軸受与圧が付与されて
いる。与圧リング18の中心にはドラム軸挿入用の中心
孔1801が形成され、また、与圧リング18の上端面
には前記中心孔1801の周囲に環状の基準面1803
が形成され、下端面には前記中心孔1801の周囲に環
状の軸受接触面1805が膨出形成され、更に、基準面
1803と軸受接触面1805にわたり、後述する回転
ドラム21を取付けネジ19により取付けるためのネジ
孔20が周方向に間隔をおいて複数形成されている。
【0009】回転ドラム21は、図1に示すように、上
部中央にドラム軸7および与圧リング18が挿入される
装着部22を有し、装着部22の周囲には円盤状の円盤
部23が形成されている。前記回転ドラム21の内部に
は下部から上部にわたり、前記固定ドラム2の円筒部3
および与圧リング18を収容する凹部2101が形成さ
れ、また、装着部22の上端中心にドラム軸7が挿通さ
れる中心孔2103が前記凹部2101に連通させて形
成され、この中心孔2103が開口する凹部2101の
上端面は、与圧リング18の基準面1803と当接する
取付け面2105に形成されている。更に、装着部22
には、中心孔2103の周囲に前記ネジ孔20に対応さ
せてネジ19の挿通孔24が形成されている。
【0010】また、回転ドラム21の円盤部23の下面
であって前記ロータリートランス15の固定側16に対
面する位置には、ロータリートランス15の回転側17
が取付けられている。さらに、前記円盤部23の周囲の
所定箇所には、それぞれネジ25により磁気ヘッド26
が取付けらている。そして、回転ドラム21は、中心孔
2103にドラム軸7が挿入されて与圧リング18上に
被せられ、回転ドラム21の取付け面2105と与圧リ
ング18の基準面1803とが当接され、挿通孔24お
よびネジ孔20に挿通されたねじ19により締め付けら
れて固定されている。
【0011】次に、回転磁気ヘッド装置1を組み付ける
場合について詳細に説明する。まず、図2に示すよう
に、ドラム軸7に予め第2の与圧リング18を取付け
る。この場合、与圧リング18の軸受接触面1805が
5μm程度の振れ精度を必要とするので、ドラム軸7に
取付ける際には温バメにより取付ける。尚、温バメに限
らず、軽圧入と接着剤塗布の併用による取付けなどでも
精度の確保は可能である。また、与圧リング18の基準
面1803としては、ビデオフォーマットによるが、例
えば、8ミリVTR用の回転磁気ヘッド装置では、1.
5μm程度の振れ精度を必要とする。このため、与圧リ
ング18をドラム軸7に固着し、この状態で与圧リング
18の基準面1803の切削加工を行なう。これによ
り、ドラム軸7に対する与圧リング18の基準面180
3の振れ精度を確保できる。
【0012】その後、前記与圧リング18が取付けられ
たドラム軸7を、固定ドラム2の円筒部3内の軸受5,
6内に挿入し、ドラム軸7の下端部に第1の与圧リング
8を取付けて軸受与圧をかける。また、固定ドラム2の
円盤部4の上面にロータリートランス15の固定側16
を取付け、円盤部4の下面にドラムモータ10の固定子
11を取付け、ドラム軸7の下端部に支持部材13によ
りドラムモータ10の回転子12を取付ける。更に、予
め、回転ドラム21の円盤部23の周囲にネジ25によ
り磁気ヘッド26を取付け、円盤部23の下面にロータ
リートランス15の回転側17を取付け、回転ドラム2
1の組立体を形成する。そして、回転ドラム21の中心
孔2103にドラム軸7の上端を挿入し、ねじ19によ
り回転ドラム21の取付け面2105と与圧リング18
の基準面1803とを締め付けて回転ドラム21を取付
ける。
【0013】したがって、本実施例では、回転ドラム2
1が取付けられる与圧リング18は、ドラム軸7に対す
る振れ精度が確保されており、また、ドラム軸7の軸心
を中心にして回転ドラム21が取付けられるので、従来
のような組加工が必要ない。また、回転ドラム21がド
ラム軸7に設けられた与圧リング18に直接取付けられ
るので、従来の軸受構造を何ら変更することなく回転ド
ラム21の取付けが可能となり、従来のフランジを不要
とすることができる。このフランジの廃止により、フラ
ンジの組加工工程が不要となり、この結果、組付け工数
が削減されるとともに、フランジ端面加工機が不要とな
り、コストの低減化を図ることができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
転ドラムがドラム軸に設けられた与圧リングに直接取付
けられるので、従来の軸受構造を何ら変更することなく
回転ドラムの取付けが可能となり、したがって、従来の
フランジを廃止し、フランジの組加工を不要とし、工数
削減および製造コストの低減化を図ることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係り、回転磁気ヘッド装置
の縦断面図である。
【図2】固定ドラムの組立体の分解縦断面図である。
【図3】固定ドラムの組立体の縦断面図である。
【図4】従来例に係り、固定ドラムの組立体を示す縦断
面図である。
【図5】回転磁気ヘッド装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1 回転磁気ヘッド装置 2 固定ドラム 5、6 軸受 7 ドラム軸 10 ドラムモータ 18 与圧リング 21 回転ドラム 1801 中心孔 1803 基準面 1805 軸受接触面 2103 中心孔 2105 取付け面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラムモータが設けられる固定ドラム
    と、 前記固定ドラムに軸受を介して回転可能に支持されるド
    ラム軸と、 前記ドラム軸の一方の端部を介して該ドラム軸と一体回
    動可能に設けられる回転ドラムと、 を備えた回転磁気ヘッド装置において、 前記ドラム軸の一方の端部寄りに、軸受与圧を与える与
    圧リングを取付けると共に、前記与圧リングの上端面に
    前記ドラム軸に対して直交する平面上で延在する基準面
    を形成し、 前記回転ドラムに、前記ドラム軸の一方の端部が挿入さ
    れる中心孔と、この中心孔の周囲で前記与圧リングの基
    準面に当接可能な取付け面を形成し、 前記ドラム軸の一方の端部を回転ドラムの中心孔に挿入
    し、前記与圧リングの基準面と回転ドラムの取付け面と
    を締め付けることで前記回転ドラムが配設されている、 ことを特徴とする回転磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 前記ドラム軸の他方の端部には、前記与
    圧リングとは別の与圧リングが取着され、この与圧リン
    グにより軸受与圧が与えられる請求項1記載の回転磁気
    ヘッド装置。
JP28013093A 1993-10-13 1993-10-13 回転磁気ヘッド装置 Pending JPH07110928A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28013093A JPH07110928A (ja) 1993-10-13 1993-10-13 回転磁気ヘッド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28013093A JPH07110928A (ja) 1993-10-13 1993-10-13 回転磁気ヘッド装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07110928A true JPH07110928A (ja) 1995-04-25

Family

ID=17620756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28013093A Pending JPH07110928A (ja) 1993-10-13 1993-10-13 回転磁気ヘッド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07110928A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4900958A (en) Drive motor for magnetic disks, optical disks, and magneto-optical disks
JP3136572B2 (ja) 回転ヘッドドラム装置
JPH07110928A (ja) 回転磁気ヘッド装置
USRE34684E (en) Drive motor for magnetic disks, optical disks, and magneto-optical disks
JP3020616B2 (ja) スピンドルモータ
JPH07110929A (ja) 回転磁気ヘッド装置
JP2559464B2 (ja) 回転ヘッド装置
US5687043A (en) Head drum assembly for use in a video cassette recorder
JPH07286621A (ja) 回転磁気ヘッド装置
JPH04251554A (ja) スピンドルモータ及びこれに適用されるディスククランプ機構
JPH0778317A (ja) 回転磁気ヘッド装置
JP2651925B2 (ja) ディスク装置の片側から組込まれるディスク駆動用モータ
JPH0222967Y2 (ja)
JPH10334431A (ja) 回転磁気記録装置
JPS6286523A (ja) 回転磁気ヘツド装置
JPH0254017B2 (ja)
JP2531601Y2 (ja) ディスク駆動装置
JPS626599Y2 (ja)
JPH07320244A (ja) 回転磁気ヘッド装置
JPS6327284Y2 (ja)
JPH02164257A (ja) ディスク駆動用モータ
JPH06333201A (ja) 回転ドラム装置
KR19980067119U (ko) 자기기록재생기의 드럼어셈블리
JPS63100609A (ja) 磁気記録再生装置の回転ヘツドアセンブリ
JPH05225537A (ja) 回転ヘッドドラム