JPS6130424Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6130424Y2 JPS6130424Y2 JP1978030239U JP3023978U JPS6130424Y2 JP S6130424 Y2 JPS6130424 Y2 JP S6130424Y2 JP 1978030239 U JP1978030239 U JP 1978030239U JP 3023978 U JP3023978 U JP 3023978U JP S6130424 Y2 JPS6130424 Y2 JP S6130424Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- spherical metal
- bearing member
- rotating electric
- bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 25
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 25
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 2
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 3
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は例えばテープレコーダ等に使用される
回転電機の軸受装置に関する。
回転電機の軸受装置に関する。
従来より上記した回転電機の軸受装置として
は、第１図にその要部のみを示すような球状メタ
ル軸受を使用した装置が知られている。回転電機
の中央部に配設される回転軸１は球状メタル２の
中央部に貫通して穿設された穴を通して設けら
れ、上記球状メタル２の部分は上記回転電機の筐
体３の中央部に形成された凹部３Ａに配設される
とともに、該球状メタル２はばね部材４と保持部
材５により固定されている。上記した構成からな
るものにおいては、筐体３の上下に配設される球
状メタル２（図では片側のみを示している）の同
心度が精度よく得られるものであるが、回転軸１
に側面（図示する矢印の方向）からの力がかかる
と、該回転軸１が変位してしまうといつた欠点が
あつた。
は、第１図にその要部のみを示すような球状メタ
ル軸受を使用した装置が知られている。回転電機
の中央部に配設される回転軸１は球状メタル２の
中央部に貫通して穿設された穴を通して設けら
れ、上記球状メタル２の部分は上記回転電機の筐
体３の中央部に形成された凹部３Ａに配設される
とともに、該球状メタル２はばね部材４と保持部
材５により固定されている。上記した構成からな
るものにおいては、筐体３の上下に配設される球
状メタル２（図では片側のみを示している）の同
心度が精度よく得られるものであるが、回転軸１
に側面（図示する矢印の方向）からの力がかかる
と、該回転軸１が変位してしまうといつた欠点が
あつた。
ところで、テープレコーダ等で上記回転軸１を
そのままキヤプスタン軸として使用する、いわゆ
るダイレクトドライブのものにおいては、ピンチ
ローラからの圧着力を全て上記回転軸１で受ける
ことになる。この場合、固定メタルを使用すると
上記した如く上下に配設される該メタルの同心度
いわゆる“通り”を出すことが非常に困難であ
り、高精度の加工技術が要求される。また、球状
メタルを使用した場合は、上記した“通り”は容
易に出すことができるが、ピンチローラからの圧
着力により回転軸が変位してしまう欠点がある。
そのままキヤプスタン軸として使用する、いわゆ
るダイレクトドライブのものにおいては、ピンチ
ローラからの圧着力を全て上記回転軸１で受ける
ことになる。この場合、固定メタルを使用すると
上記した如く上下に配設される該メタルの同心度
いわゆる“通り”を出すことが非常に困難であ
り、高精度の加工技術が要求される。また、球状
メタルを使用した場合は、上記した“通り”は容
易に出すことができるが、ピンチローラからの圧
着力により回転軸が変位してしまう欠点がある。
本考案は上記した従来技術における欠点を解消
するものであり、球状メタル軸受を使用する回転
電機において、回転軸にかかる側圧による該回転
軸の変位を簡単な構成により防止することができ
る回転電機の軸受装置を提供することを目的とす
る。
するものであり、球状メタル軸受を使用する回転
電機において、回転軸にかかる側圧による該回転
軸の変位を簡単な構成により防止することができ
る回転電機の軸受装置を提供することを目的とす
る。
以下、本考案による一実施例について説明す
る。
る。
第２図は、本考案による球状メタルを固定保持
するばね部ならびに保持部が一体形成された軸受
部材の斜視図である。第２図に示す部材は、上記
球状メタルを回転電機の筐体に形成された凹部に
固定するためのメタル保持部６が中央部に、そし
てばね部７が周辺部に一体に形成されている。そ
して、上記メタル保持部６は、上記球状メタルを
上記筐体に形成された凹部に押圧して固定保持す
る如く、中空を有する円錐状の起立環となつてい
る。またばね部７は、上記メタル保持部６の起立
環に所要の間隔をおいて、その周辺部に等間隔で
複数片起立して設けられている。上記した軸受部
材は、第３図に示す如く前述した回転電機の筐体
３に形成された凹部３Ａに据置かれる。すなわ
ち、上記凹部３Ａに球状メタル２を上記メタル保
持部６の中空を介して保持し、さらにばね保持部
材８で筐体３に固定する。該ばね保持部材８は円
錐状の中空を有しており、上記軸受部材のばね部
７の起立片を、上記中空内で弾性的に押圧固定し
ている。尚、第３図中の９はすでにねじ溝が形成
さた上記ばね保持部材８を筐体３に固定するため
のボルトである。
するばね部ならびに保持部が一体形成された軸受
部材の斜視図である。第２図に示す部材は、上記
球状メタルを回転電機の筐体に形成された凹部に
固定するためのメタル保持部６が中央部に、そし
てばね部７が周辺部に一体に形成されている。そ
して、上記メタル保持部６は、上記球状メタルを
上記筐体に形成された凹部に押圧して固定保持す
る如く、中空を有する円錐状の起立環となつてい
る。またばね部７は、上記メタル保持部６の起立
環に所要の間隔をおいて、その周辺部に等間隔で
複数片起立して設けられている。上記した軸受部
材は、第３図に示す如く前述した回転電機の筐体
３に形成された凹部３Ａに据置かれる。すなわ
ち、上記凹部３Ａに球状メタル２を上記メタル保
持部６の中空を介して保持し、さらにばね保持部
材８で筐体３に固定する。該ばね保持部材８は円
錐状の中空を有しており、上記軸受部材のばね部
７の起立片を、上記中空内で弾性的に押圧固定し
ている。尚、第３図中の９はすでにねじ溝が形成
さた上記ばね保持部材８を筐体３に固定するため
のボルトである。
以上記載した如く本考案においては、軸受部材
に複数個等間隔で形成されたばね部の力が、ばね
保持部材に形成された円錐状の中空部の傾斜面に
より押圧される構成となしたので、上記ばね部か
らの力が常時一定の割合で球状メタルに分力さ
れ、変位される側圧が回転軸に加わつた場合で
も、上記球状メタルを凹部に押しつける力と、球
状メタルを中心位置に復元させる力がともに増大
し、常に上記回転軸を安定な位置に保持すること
ができる。
に複数個等間隔で形成されたばね部の力が、ばね
保持部材に形成された円錐状の中空部の傾斜面に
より押圧される構成となしたので、上記ばね部か
らの力が常時一定の割合で球状メタルに分力さ
れ、変位される側圧が回転軸に加わつた場合で
も、上記球状メタルを凹部に押しつける力と、球
状メタルを中心位置に復元させる力がともに増大
し、常に上記回転軸を安定な位置に保持すること
ができる。
従つて、回転軸をそのまま駆動軸として使用す
るダイレクトドライブのキヤプスタンを有するテ
ープレコーダあるいはレコードプレヤー等に好適
な回転電機の軸受装置を提供することができる。
るダイレクトドライブのキヤプスタンを有するテ
ープレコーダあるいはレコードプレヤー等に好適
な回転電機の軸受装置を提供することができる。
第１図は従来の軸受装置の要部を示す概略断面
図、第２図は本考案による軸受部材の斜視図、第
３図は本考案の一実施例を示す概略断面図であ
る。 １：回転軸、２：球状メタル、３：筐体、３
Ａ：凹部、６：メタル保持部、７：ばね部、８：
ばね保持部材。
図、第２図は本考案による軸受部材の斜視図、第
３図は本考案の一実施例を示す概略断面図であ
る。 １：回転軸、２：球状メタル、３：筐体、３
Ａ：凹部、６：メタル保持部、７：ばね部、８：
ばね保持部材。
Claims (1)
- 球状メタル軸受を使用する回転電機において、
上記回転電機の筐体の中央部に形成された凹部
と、上記球状メタルを上記凹部に軸受する中央部
に円錐状の中空を有する起立環からなる保持部と
該保持部と所要の間隔をおいた周辺部に等間隔で
複数片起立して設けられたばね部とが一体形成さ
れた軸受部材と、該軸受部材を上記筐体に固定す
る円錐状の中空を有するばね保持部材からなり、
上記ばね保持部材の円錐状の中空の傾斜面により
上記軸受部材の周辺部に起立して複数片等間隔で
設けられたばね部を押圧する如くなしたことを特
徴とする回転電機の軸受装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978030239U JPS6130424Y2 (ja) | 1978-03-09 | 1978-03-09 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978030239U JPS6130424Y2 (ja) | 1978-03-09 | 1978-03-09 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54133310U JPS54133310U (ja) | 1979-09-14 |
| JPS6130424Y2 true JPS6130424Y2 (ja) | 1986-09-05 |
Family
ID=28879520
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1978030239U Expired JPS6130424Y2 (ja) | 1978-03-09 | 1978-03-09 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6130424Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50146007U (ja) * | 1974-05-21 | 1975-12-03 |
-
1978
- 1978-03-09 JP JP1978030239U patent/JPS6130424Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54133310U (ja) | 1979-09-14 |
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