JP2844487B2 - シート材分離装置 - Google Patents

シート材分離装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えばX線フィルムを用いて撮影・現像等
を行う場合に、積層された多数枚のシートフィルムの中
から、シートフィルムを1枚ずつ自動的に分離して取り
出すようにしたシート材分離装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種のシート材分離装置として、例えば特開
昭52−105475号公報に開示されているように、積層され
た多数枚のシートフィルムの中から吸盤によって、順次
に1枚ずつ吸着して取り出すようにしたものが広く用い
られているが、この種のものは積層されたシートフィル
ムの枚数によって吸盤とフィルムとの角度が変化するた
めに、場合によっては吸着不良を起こすという問題があ
る。
これを第10図によって説明すると、第10図(a)に示
すようにサプライマガジン1内のシートフィルムFの枚
数がほぼ半分のときに、フィルムFとフィルム分離装置
2に取り付けた吸盤3の面との角度が0になるように設
定したとしても、(b)に示すようにシートフィルムF
が満杯になっているときや、(c)に示すようにシート
フィルムFの枚数が少なくなったときには、フィルムF
に対して吸盤3の傾き角度が大きくなるため、吸着不良
を生じ易くなる。
勿論、シートフィルムFの収納枚数が少ない場合には
吸盤3の傾き角度が小さいので、吸盤3の先端部を軟ら
かくしておけば吸着不良を起こすことはないが、シート
フィルムFの収納枚数が多い場合には吸盤3を軟らかく
しても吸着不良が生じ易い。このような欠点を改善する
ために、従来においても吸盤3をフィルムFに対して常
に平行になるようにした方式も提案されているが、これ
は機構がなかり複雑である上に、奥行方向に大きなスペ
ースを必要とするため、使用上の制約を受けるという大
きな欠点を持っている。
例えば、X線撮影を行う場合には、第11図に示すよう
に多数枚のX線フィルムFを積層してサプライマガジン
1に収納し、このサプライマガジン1中からフィルム分
離装置2によりX線フィルムFを順次に1枚ずつ引き出
して撮影部に送り、ここで被検者Pに対してX線管球4
からX線を照射してX線撮影を行った後に、撮影済みの
X線フィルムFをレシーブマガジン5に収納している。
しかし、このようなフィルム移送機構を内蔵するフィル
ムチェンジャ6の奥行方向、つまりX線の照射方向の寸
法はかなり大きくなるため、装置全体の長さL、即ちフ
ィルムチェンジャ6の保持スタンド7からX線管球4の
保持スタンド8までの距離も当然長くなる。
一方、このようなX線撮影装置は集団検診に使用する
ため屡々レントゲン車に搭載する必要があり、そのため
全体の長さLをできるだけ短くすることが要求されてい
る。しかし、X線管球4とフィルムチェンジャ6との距
離L1は所定の値に定められているため、全体の長さLを
短くするためには、フィルムチェンジャ6の厚みを小さ
くするほかはない。
しかし、従来例ではフィルムチェンジャ6内のフィル
ム分離装置2が奥行方向に大きなスペースを占める構造
になっているため、フィルムチェンジャ6の厚みを小さ
くし難いという問題点がある。
そこで、吸盤をパンタグラフ方式で支持したシート材
分離装置も考案されているが、構造が複雑で、しかも吸
盤が1方向しか動かないため、吸盤の動作の自由度が少
ないという欠点がある。
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、フィルムチ
ェンジャの厚みを小さくし、吸盤により確実にシート材
を分離するシート材分離装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上述の目的を達成するために、本発明に係るシート材
分離装置においては、シート材の移送方向と平行に移動
するスライド部材と、該スライド部材を駆動する駆動手
段と、前記スライド部材に一端を回転自在に取り付けた
アーム部材と、該アーム部材の前記スライド部材に対す
る角度を制御する第1の制御手段と、前記アーム部材の
他端に回転自在に取り付け吸盤を固定した吸盤支持部材
と、該吸盤支持部材の前記スライド部材に対する角度を
制御する第2の制御手段とを設けたことを特徴とするも
のである。
[作用] 上述の構成を有するシート材分離装置は、フィルムチ
ェンジャの厚みを少なくすると共に、シート材の積層枚
数が多い場合でも吸着不良を起こすことなくシート材を
確実に分離する。
[実施例] 本発明を第1図〜第9図に図示の実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図〜第5図は第1の実施例を示し、サプライマガ
ジン11内にはシートフィルムFが収納されており、フィ
ルムFはストッパ12によって位置決めされている。ま
た、サプライマガジン11の開口部付近には、シートフィ
ルムFを1枚ずつ吸着するための吸盤13が支持部材14に
取り付けられている。吸盤13にはジョイント15を介して
ホース16が接続されており、図示しないポンプによって
吸引され、ジョイント15にはホース16内の圧力が検知で
きる圧力センサ17が取り付けられている。支持部材14の
左右両側には立上り部18が設けられ、これらの立上り部
18にアーム19の一端が軸20を介して回動自在に取り付け
られている。また、アーム19の他端にはスライド部材21
がアーム19に固定された軸22を介して取り付けられてい
る。軸20、22には、歯数の等しいスプロケット23、24が
それぞれ取り付けられ、これらのスプロケット23、24は
ローラチェーン25により接続されている。一方、スライ
ド部材21の側面には、上下に一対のガイドピン26が突出
されており、これらのガイドピン26は装置の両側のフレ
ーム27に設けられた長溝28に嵌まって、長溝28に沿って
スライド部材21をシートフィルムFと平行に上下に運動
させるようになっている。また、アーム19からもガイド
ピン29が突出され、フレーム27に設けたL字溝30に嵌合
されている。L字溝30は2つの溝30a、30bにレ字状に分
かれており、ソレノイド31によって駆動される爪32によ
り、ガイドピン29の進む方向が決められるようになって
いる。更に、スライド部材21にはラック33が固定されて
おり、フレーム27に固定されたモータ34により回転する
ピニオン35によって上下運動を行うようになっている。
なお、36はフィルムFを搬送するための駆動ローラ、37
はその従動ローラであり、駆動ローラ36は反時計方向に
は外部からの力で回転するが、時計方向には外部からの
力では回転しない所謂ワンウェイローラになっている。
この構成により、スライド部材21がモータ34の駆動に
より第2図において上方に移動すると、アーム19は溝30
aに沿って動くガイドピン29のために時計方向に回動す
る。また、吸盤13の吸着面はスプロケット23、24を結ぶ
ローラチェーン25のために、アーム19の回動運動に関係
なく、常にシートフィルムFと平行を保持した状態のま
ま、シートフィルムFに近付く方向に移動することがで
きる。なお、スプロケット23、24とローラチェーン25の
代りに、直径の等しい2個のプーリとタイミングベル
ト、又は歯数の等しい2個の歯車とこれらを結ぶ奇数個
の歯車列を使用することもできる。
次に、全体的な一連の動作を説明すると、最初に吸盤
13は第2図に示す位置にあってフィルムFの吸引を始
め、次いでモータ34によりスライド部材21を上方に移動
させる。これにより、吸盤13は第2図に示す位置から第
1図に示す位置に移動してフィルムFを吸着する。吸盤
13がフィルムFを吸着すると、ホース16内の圧力が低下
する。この圧力が予め設定された圧力以下になると圧力
センサ17が信号を出力し、この信号によってモータ34が
逆回転し、スライド部材21を下方に移動させる。そし
て、吸盤13は1枚のシートフィルムFを吸着した状態
で、第2図に示す位置に戻ることになる。スライド部材
21が最下部に達するとモータ34は一時的に停止し、同時
にソレノイド31が作動して爪32が32aから32bの状態に切
換わり、再びモータ34が正回転しスライド部材21を上方
に移動させる。ガイドピン29は爪32の移動により溝30b
に沿って動くためアーム19は回転せずに上昇し、吸盤13
は第2図の状態のまま第3図に示す位置まで移動し、シ
ートフィルムFの先端が駆動ローラ36と従動ローラ37と
の間に挿し込まれる。
駆動ローラ36は反時計方向に回転して、シートフィル
ムFの先端を挟み込み、この状態で吸盤13の吸引を遮断
すると、シートフィルムFは吸盤13から離れるが、駆動
ローラ36はワンウェイローラのために逆転せず、シート
フィルムFは駆動ローラ36に挟まれた状態で保持され
る。ここで、図示しない駆動機構により駆動ローラ36を
回転させ、駆動ローラ36と従動ローラ37に挟まれたシー
トフィルムFを上方に移動させる。
第6図は第2の実施例を示し、第1の実施例ではアー
ム19に固定されたガイドピン29をL字溝30の溝30aに沿
って動かすことによって、アーム19の回転運動を行わせ
たが、この第2の実施例ではアーム19の回転を軸22に固
定された歯車38、歯車39を介してモータ40により直接制
御するようになっている。
従って、フレーム27のL字溝30やアーム19のガイドピ
ン29を用いずに、吸盤13の軌跡を自在に選択でき、更に
駆動ローラ36と従動ローラ37へのフィルムFの受け渡し
位置や角度を任意に選択することができる。
第7図、第8図は第3の実施例を示し、第1の実施例
では歯数が等しいスプロケット23、24を用いることによ
り、アーム19がどのような動きをしても吸盤13の吸着面
が、常にシートフィルムFと平行を保持するようにして
いるが、この第3の実施例では、異なる歯数のスプロケ
ット41、42がローラチェーン43により接続されている。
つまり、スプロケット41よりもスプロケット42の方が
歯数が少なく、シートフィルム吸着の際に吸盤13は第8
図に示すようにシートフィルムFを反らせるような状態
となる。このような構成により、サプライマガジン11か
らのシートフィルムの取り出しが円滑に行え、更に駆動
ローラ36と従動ローラ37へのフィルムFの受け渡し角度
を自在に選択することができるようになる。
第9図は第4の実施例を示し、第1の実施例では軸22
に挿通されたスプロケット24はスライド部材21に固定さ
れており、アーム19がどのような動きをしても吸盤13の
吸着面が、常にシートフィルムFと平行を保持するよう
にしているが、この第4の実施例ではスプロケット24は
スライド部材21に固定されておらず、スプロケット24に
固定された歯車44、45を介してモータ46により直接に駆
動できるようになっている。
かくすることにより、シートフィルムFの吸着後の吸
盤13の吸着面の角度を自在に選択することができ、サプ
ライマガジン11からのシートフィルムFの取り出しが円
滑に行え、更に駆動ローラ36と従動ローラ37へのフィル
ムFの受け渡し角度を自在に選択することができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係るシート材分離装置
は、例えばX線撮影用のフィルムチェンジャに適用した
場合に、フィルムチェンジャの奥行方向の寸法を短くで
きる構造であるため、例えばレントゲン車に搭載する場
合等にスペースを最小限にできるという利点があり、シ
ートの積層枚数が多い場合でも1枚ずつ確実に吸着分離
できるという長所を有している。また、従来のパンタグ
ラフ方式のシート材分離装置に比べて構造が簡単であ
り、吸盤の軌跡の自由度が増しているため、種々の条件
によって最適な吸盤の軌跡を自在に選択することがで
き、例えばフィルムの枚数によって吸盤の軌跡を変えた
り、2枚送りを防止するために特殊な軌跡を描かせるこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
図面第1図〜第9図は本発明に係るシート材分離装置の
実施例を示し、第1図〜第4図は第1の実施例の側面
図、第5図は正面図、第6図は第2の実施例の正面図、
第7図は第3の実施例の正面図、第8図は側面図、第9
図は第4の実施例の正面図であり、第10図(a)〜
(c)は従来のシート材分離装置の動作説明図、第11図
は従来技術の問題点の説明図である。 符号Fはシートフィルム、11はサプライマガジン、13は
吸盤、19はアーム、20、22は軸、21はスライド部材、2
3、24、41、42はスプロケット、25、43はローラチェー
ン、27はフレーム、30はL字溝、31はソレノイド、32は
爪、33はラック、34、40、46はモータ、35はピニオン、
36は駆動ローラ、37は従動ローラ、38、39、44、45は歯
車である。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート材の移送方向と平行に移動するスラ
    イド部材と、該スライド部材を駆動する駆動手段と、前
    記スライド部材に一端を回転自在に取り付けたアーム部
    材と、該アーム部材の前記スライド部材に対する角度を
    制御する第1の制御手段と、前記アーム部材の他端に回
    転自在に取り付け吸盤を固定した吸盤支持部材と、該吸
    盤支持部材の前記スライド部材に対する角度を制御する
    第2の制御手段とを設けたことを特徴とするシート材分
    離装置。
  2. 【請求項2】前記第1の制御手段は側板に設けたL字溝
    と前記アーム部材に設けた突起とした請求項1に記載の
    シート材分離装置。
  3. 【請求項3】前記第1の制御手段はモータと歯車とした
    請求項1に記載のシート材分離装置。
  4. 【請求項4】前記第2の制御手段は前記アーム両面にそ
    れぞれ連結した軸にそれぞれ固定されたスプロケット又
    はプーリ又は歯車と、これらを結ぶチェーン、タイミン
    グベルト、歯車とした請求項1に記載のシート材分離装
    置。
  5. 【請求項5】前記第2の制御手段はモータと歯車とした
    請求項1に記載のシート材分離装置。
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