JP2844215B2 - 電子写真感光体のクリーニング方法 - Google Patents

電子写真感光体のクリーニング方法

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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂
を含有する表面層を有する電子写真感光体のクリーニン
グ方法に関する。
従来の技術 電子写真感光体の感光層表面は、電子写真複写機の中
で、各種プロセス、例えば、コロナ帯電、トナー現像、
紙への転写、クリーニング処理等の電気的、熱的、さら
には機械的外力を直接に受けることになる。この為、繰
り返し電子写真プロセスを行うことにより、以下のよう
な問題が生じていた。
まず、高湿下において、転写紙から発生する紙粉、コ
ロナ放電により発生したオゾン、更にオゾンにより生じ
る窒素酸化物等の相互作用によって、電子写真感光体の
表面に低抵抗物が付着し、形成された画像が流れたよう
に不鮮明になる現象(以下、画像流れと言う)がある。
次に、電荷輸送層内および電荷輸送層と電荷発生層との
界面に形成されるキャリアトラップに伴う残留電位の上
昇、また、オゾンにより感光層表面近傍の電荷輸送材が
劣化を受けて可逆的に低抵抗化し、画像がにじんだよう
になる現象(以下、画像ボケと言う)、さらに機械的外
力による細線傷、摩耗と言った問題がある。これらは全
て画質低下をきたし、常に安定した鮮明な画像を得るこ
とができない。
上記の問題は、電荷輸送層を電荷発生層の上に積層し
た電子写真感光体においては、電荷輸送層に含まれる結
着樹脂に負うところが大きい。
一方、この様な電子写真感光体の塗膜は、一般に塗布
によって形成されるが、結着樹脂は、その塗布性、ひい
ては生産安定性にも大きく影響を及ぼすものである。
したがって、電荷輸送層の結着樹脂の選択は非常に重
要であると同時に、上記のような要求を全て満たすよう
な材料を見出だすことは極めて困難である。これまで結
着樹脂に用いられるものとして、メタクリル樹脂、アク
リル樹脂、ポリスチレン、ポリエステル、ポリカーボネ
ート、ポリアリレート、ポリサルホン等の単独、若しく
は共重合体、ブレンドが提案されているが、これらの中
ではポリカーボネート樹脂が総合的に優れた特性を有し
ており、既に実用化されている。ポリカーボネート樹脂
を結着樹脂として用いると、特に耐久に伴う残留電位上
昇などの電子写真特性の劣化が少なく、安定した潜像を
得ることができる。また、耐摩耗性が優れているため各
種の機械的外力に対しても耐久性が優れているという特
徴がある。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、ポリカーボネート樹脂を含有する表面
層を有する電子写真感光体をドクター方式でウレタンゴ
ムや、ネオプレンゴムなどからなる弾性クリーニングブ
レードを用いてクリーニングし、画像形成を行う場合、
感光体表面とクリーニングブレードとの物理的接触に伴
う摩擦、振動により異音を発生することがあり、ポリカ
ーボネート樹脂の優れた塗布性、機械的耐久性を生かし
た電子写真感光体をドクターブレード方式によって使用
する場合、問題となっている。
本発明の目的は、上記従来に技術における欠点を解消
し、ポリカーボネート樹脂、特にビスフェノールZ型ポ
リカーボネート樹脂の優れた電子写真特性を保ち、かつ
電子写真感光体とクリーニングブレードとの摺擦によっ
て生じる異音の発生を防止すると共に、長期にわたり鮮
明な画像を得ることができるようにクリーニングする方
法を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明は、円筒状導電性基体上に感光層を設けてな
り、最表面層が粘度平均分子量1.0×104〜5.0×104のビ
スフェノールZ型ポリカーボネート樹脂を含有する電子
写真感光体表面に、支持体および支持体上に自由端を有
するように設けたポリウレタンゴム板からなるクリーニ
ングブレードを、前記自由端が前記電子写真感光体の回
転方向と反対側に向くように圧接させ、前記電子写真感
光体表面をクリーニングするクリーニング方法であっ
て、前記ポリウレタンゴム板は、ゴム硬度がJIS A60°
〜70°、ヤング率が38〜58kgf/cm2、厚さが1.5〜2.0mm
の範囲にあり、前記支持体から前記自由端までの長さ
(以下、自由長という)が9〜13mmの範囲にあり、前記
電子写真感光体表面に1.3〜1.9g/cmの圧力で圧接するこ
とからなることを特徴とする。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において用いる電子写真感光体は、第2図ない
し第5図に示される機能分離された積層構造を有するも
のである。
第2図においては、導電性基体11上に、電荷発生層12
及び電荷輸送層13が順次設けられている。第3図におい
ては、導電性基体11と電荷発生層12の間に下引き層14が
設けられている。第4図においては、導電性基体11上に
電荷輸送層13および電荷発生層12が順次積層されてい
る。第5図においては、第4図の導電性基体11と電荷輸
送層13との間に、下引き層14が設けられている。
次に、本発明に使用する電子写真感光体を構成する各
層について説明する。
導電性支持体としては、電子写真感光体用のものとし
て周知のものならば、どの様な材質のものでもよい。そ
の肉厚は2.0μm以下の範囲であるのが、コスト低減お
よび軽量化の点で望ましい。
電荷発生層としては、電荷発生材料と結着樹脂とから
構成されるものが使用される。
電荷発生材料としては、公知の顔料が使用できる。例
えば、多環キノン顔料、ペリレン顔料、インジゴ顔料、
ビスベンゾイミダゾール顔料、キナクリドン顔料、フタ
ロシアニン顔料、モノアゾ顔料、ジスアゾ顔料、トリス
またはそれ以上のポリアゾ顔料等が使用できる。
これら電荷発生材料を分散させるための分散手段とし
ては、ボールミル、ロールミル、サンドミル、アトライ
ターなど、常法で用いられるものが使用できる。
結着樹脂としては、ポリカーボネート、ポリスチレ
ン、ポリエステル、ポリビニルブチラール、メタクリル
酸エステル重合体または共重合体、酢酸ビニル重合体ま
たは共重合体、セルロースエステルまたはエーテル、ポ
リブタジエン、ポリウレタン、エポキシ樹脂等が用いら
れる。電荷発生層が表面に存在する場合には、結着樹脂
として、後記構造式(II)で示される単量体単位からな
るビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂が使用され
る。
電荷輸送層は、例えば下記一般式(I)で示される化
合物 (R1、R2=HまたはCH3、 R3=H、CH3またはCl) ヒドラゾン系化合物、ビラゾリン系化合物等を電荷輸送
材料として用いたものが好適に使用される。電荷輸送材
料が電荷輸送層中に占める割合は10〜75重量%、好まし
くは35〜60重量%である。
結着樹脂としては、ポリカーボネート樹脂が使用され
るが、電荷輸送層が表面に存在する場合には、下記構造
式(II)で示される単量体単位からなるビスフェノール
Z型ポリカーボネート樹脂が使用される。このビスフェ
ノールZ型ポリカーボネート樹脂が塗布液安定性、機械
的耐久性が優れているので、電子写真用として好ましい
ものである。
上記ビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂は、そ
の粘度平均分子量が1.5×104〜5.0×104の範囲であるこ
とが必要である。その理由は、一般に、樹脂の分子量の
増加に伴い、摩擦係数の増加が見られ、感光体表面とク
リーニングブレード材との摩擦を抑え、異音の発生を防
止し、かつ、ビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂
自体の持つ良好な塗布性、電子写真特性を満足するから
である。中でも粘度平均分子量2.0×104〜2.5×104の範
囲のものが特に好ましい。
また、一般に、樹脂の摩擦抵抗は、分子間の剪断移動
に対する抵抗が小さい主鎖に対して対称な側鎖を持つ樹
脂が、非対称な側鎖を持つ樹脂に比べて小さいことか
ら、クリーニングブレードとの摩擦を抑える点から、ビ
スフェノールA型ポリカーボネート樹脂を、上記ビスフ
ェノールZ型ポリカーボネート樹脂に混合して使用して
もよく、また、ビスフェノールA型ポリカーボネート樹
脂を構成する単量体単位とビスフェノールZ型ポリカー
ボネート樹脂を構成する単量体単位との共縮重合樹脂を
用いてもよい。その場合、ビスフェノールA型ポリカー
ボネート樹脂の比率は、樹脂全量の50モル%以下、好ま
しくは、20〜30モル%である。
本発明において使用される電子写真感光体は、上記の
層の外に、一般に良く知られたポリアミド樹脂、ポリウ
レタン樹脂、ゼラチン、セルロース類、シランカップリ
ング剤等からなる下引き層を設けてもよい。
本発明は、上記の電子写真感光体を用いて画像形成を
行う際に、電子写真感光体表面をドクターブレード方式
によってクリーニングするものであるが、クリーニング
ブレードとしては、第1図に示すように、支持体および
支持体上に自由端を有するように設けたポリウレタンゴ
ム板からなるものを使用する。第1図中、1は電子写真
感光体、2はクリーニングブレードであって、支持体21
とポリウレタンゴム板22とから構成され、その自由端23
が電子写真感光体表面に圧接するようになっている。な
お、lは自由長である。
本発明におけるポリウレタンゴム板としては、ゴム硬
度がJIS A60°〜70°、ヤング率が38〜58kgf/cm2、厚さ
が1.5〜2.0mmの範囲にあり、自由長が9〜13mmの範囲に
あるものを用い、そして、クリーニング操作は、このク
リーニングブレードを、1.3〜1.9g/cmの圧力で前記電子
写真感光体表面に、前記自由端が前記電子写真感光体の
回転方向と反対側に向くように圧接することによって行
う。それによって、異音の発生およびクリーニング性の
面で効果がみられる。すなわち、ポリカーボネート系樹
脂を含む表面層を有する電子写真感光体においては、硬
度、押し付け圧を下げ、板厚を薄くすると、トナーフィ
ルミングを起こし易く、押し付け圧が一定で自由長を短
くすると、異音を生じやすい。また硬度を上げ、板厚の
厚い設定では、異音を生じやすい傾向がみられる。した
がって、上記の条件でクリーニングを行う必要がある。
なかでも、ゴム硬度がJIS A63°〜65°、ヤング率が4
8〜55kgf/cm2、厚さが1.5〜1.8mmの範囲にあり、そし
て、自由長が11〜12mmの範囲にあるポリウレタンゴム板
を用い、押し付け圧1.5〜1.7g/cmの条件でクリーニング
するのが特に好ましい。
本発明において使用するポリウレタンゴム板として
は、一般にイソシアネートとポリオールおよび各種水素
含有化合物との付加反応を経て合成されるポリウレタン
が使用される。イソシアネートとしては、トリレンジイ
ソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ポ
リメチレンポリフェニルポリイソシアネート、トルイジ
ンジイソシアネート等の芳香族系ポリイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシ
アネート、キシリレンジイソシアネート、ジシクロヘキ
シルメタンジイソシアネート等の脂肪族系ポリイソシア
ネートが使用される。またポリオールとしては、ポリプ
ロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等
のポリエーテル系ポリオールの外、アジペート系ポリオ
ール、ポリカプロラクタム系ポリオール、ポリカーボネ
ート系ポリオール等のポリエステル系ポリオールが使用
される。
更に、ポリウレタンゴム板には、上記の条件を満たす
範囲でクリーニングブレードの摩擦係数を押さえるため
に、炭素数40〜100の不飽和脂肪酸アミドを含有させた
り、シリコンオイル含有層を設けたりしてもよい。
実施例 以下、本発明を実施例によって説明する。
実施例1 40mmφ、310mm長、肉厚1mmのアルミニウムシリンダー
〔材質:3003(Fe0.5〜0.7%、Mn1.0〜1.5%含有)に、
N−メトキシメチルナイロン(T−8:ユニチカ(株)
製〕からなる厚さ0.5μmの下引き層を設けた。β型銅
フタロシアニン5部(重量部、以下同じ)をシクロヘキ
サノン19部にポリビニルブチラール樹脂(商品名:エス
レックBM−1、積水化学(株)製)1部を溶解した溶液
中に混合し、1mmφのガラスビーズを分散媒としてサン
ドミル分散を行った。得られた分散液に、更にシクロヘ
キサノンを加え、固形分濃度4%とし、引上げ速度90mm
/minで浸漬塗布し、厚さ約0.2μmの電荷発生層を形成
した。
次に、この電荷発生層の上に電荷輸送層を形成して、
電子写真感光体を作成した。すなわち、N,N′−ジフェ
ニル−N,N′−ビス(3−メチルフェニル)−[1,1′−
ビフェニル]−4,4′−ジアミン4部を電荷輸送材料と
し、下記の単量体単位よりなる粘度平均分子量3×104
のビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂6部と共
に、モノクロロベンゼン40部に溶解させ、得られた溶液
を浸漬塗布法によって塗布し、110℃で1時間乾燥し
て、厚さ20μmの電荷輸送層を形成した。
上記のようにして作成された電子写真感光体をレーザ
ービームプリンター(XP−11富士ゼロックス(株)製)
に設置した。
ゴム硬度がJIS A65°、ヤング率が47kgf/cm2、厚さ1.
8mm、支持体から前記自由端までの長さ9〜13mmの範囲
にあるポリウレタンゴム板を有するクリーニングブレー
ドを用い、そして、クリーニング操作は、このクリーニ
ングブレードを、押し付け圧1.7g/cm、食い込み量1.5m
m、設定角度22°の状態になるように組み込んだクリー
ニングブレードを、電子写真感光体の表面に圧接してク
リーニングが行われる様にし、複写操作を行った。初期
から50万枚までのプリント出力を行ったところ、画像ボ
ケや黒筋、白抜け等のない良好な画質を維持することが
でき、始終異音の発生は認められなかった。
実施例2 電荷輸送層の結着樹脂として、粘度平均分子量1×10
4のビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂6部を用
いた以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作
成し、実施例1と同様のクリーニングブレードと共にレ
ーザービームプリンター(XP−11)に組み込み、実施例
1と同様に複写操作を行った。50万枚までのプリント出
力を行ったところ、始終異音の発生がなく、かつ、良好
な画質を維持することができた。
実施例3 電荷輸送層の結着樹脂として、粘度平均分子量5×10
4のビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂6部を用
いた以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作
成し、実施例1と同様のクリーニングブレードと共にレ
ーザービームプリンター(XP−11)に組み込み、実施例
1と同様に複写操作を行った。50万枚までのプリント出
力を行ったところ、始終異音の発生がなく、かつ、良好
な画質を維持することができた。
実施例4 電荷輸送層の結着樹脂として、粘度平均分子量3×10
4のビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂4.2部と、
下記式の単量体単位よりなる粘度平均分子量4×104
ビスフェノールA型ポリカーボネート樹脂1.8部との混
合系を用いた以外は、実施例1と同様にして電子写真感
光体を作成した。
この電子写真感光体を、実施例1と同様のクリーニン
グブレードと共にレーザービームプリンター(XP−11)
に組み込み、実施例1と同様に複写操作を行った。50万
枚までのプリント出力を行ったところ、始終異音の発生
がなく、かつ、極めて良好な画質を維持することができ
た。
実施例5 電荷輸送層の結着樹脂として、下記構造式で示される
共重合ポリカーボネート樹脂6部を用いた以外は、実施
例1と同様にして電子写真感光体を作成し、実施例1と
同様のクリーニングブレードと共にレーザービームプリ
ンター(XP−11)に組み込み、実施例1と同様に複写操
作を行った。50万枚までのプリント出力を行ったとこ
ろ、始終異音の発生がなく、かつ、良好な画質を維持す
ることができた。
実施例6 実施例1と同様の電子写真感光体を用い、またクリー
ニングブレードとして、硬度JIS A60°である以外は、
実施例1と同様のものを用い、これらをレーザービーム
プリンター(XP−11)に組み込み、実施例1と同様に複
写操作を行った。50万枚までのプリント出力を行ったと
ころ、始終異音の発生がなく、かつ、良好な画質を維持
することができた。
実施例7 実施例1と同様の電子写真感光体を用い、またクリー
ニングブレードとして、硬度JIS A50°である以外は、
実施例1と同様のものを用い、これらをレーザービーム
プリンター(XP−11)に組み込み、実施例1と同様に複
写操作を行った。50万枚までのプリント出力を行ったと
ころ、始終異音の発生がなく、かつ、良好な画質を維持
することができた。
実施例8 実施例1と同様の電子写真感光体を用い、またクリー
ニングブレードとして、ヤング率が38kgf/cm2である以
外は、実施例1と同様のものを用い、これらをレーザー
ビームプリンター(XP−11)に組み込み、実施例1と同
様に複写操作を行った。50万枚までのプリント出力を行
ったところ、始終異音の発生がなく、かつ、良好な画質
を維持することができた。
実施例9 実施例1と同様の電子写真感光体を用い、またクリー
ニングブレードとして、ヤング率が58kgf/cm2である以
外は、実施例1と同様のものを用い、これらをレーザー
ビームプリンター(XP−11)に組み込み、実施例1と同
様に複写操作を行った。50万枚までのプリント出力を行
ったところ、始終異音の発生がなく、かつ、良好な画質
を維持することができた。
実施例10 実施例1と同様の電子写真感光体を用い、またクリー
ニングブレードとして、板厚が1.5mmである以外は、実
施例1と同様のものを用い、これらをレーザービームプ
リンター(XP−11)に組み込み、実施例1と同様に複写
操作を行った。50万枚までのプリント出力を行ったとこ
ろ、始終異音の発生がなく、かつ、良好な画質を維持す
ることができた。
実施例11 実施例1と同様の電子写真感光体を用い、またクリー
ニングブレードとして、板厚が2.0mmである以外は、実
施例1と同様のものを用い、これらをレーザービームプ
リンター(XP−11)に組み込み、実施例1と同様に複写
操作を行った。50万枚までのプリント出力を行ったとこ
ろ、始終異音の発生がなく、かつ、良好な画質を維持す
ることができた。
実施例12 実施例1と同様の電子写真感光体を用い、またクリー
ニングブレードとして、自由長が9mmである以外は、実
施例1と同様のものを用い、これらをレーザービームプ
リンター(XP−11)に組み込み、実施例1と同様に複写
操作を行った。50万枚までのプリント出力を行ったとこ
ろ、始終異音の発生がなく、かつ、良好な画質を維持す
ることができた。
実施例13 実施例1と同様の電子写真感光体を用い、またクリー
ニングブレードとして、自由長が13mmである以外は、実
施例1と同様のものを用い、これらをレーザービームプ
リンター(XP−11)に組み込み、実施例1と同様に複写
操作を行った。50万枚までのプリント出力を行ったとこ
ろ、始終異音の発生がなく、かつ、良好な画質を維持す
ることができた。
実施例14 実施例1と同様の電子写真感光体および同様のクリー
ニングブレードをレーザービームプリンター(XP−11)
に組み込み、押し付け圧1.3g/cmで圧接させる以外は、
実施例1と同様にして複写操作を行った。実施例1と同
様の電子写真感光体および同様のクリーニングブレード
をレーザービームプリンター(XP−11)に組み込み、押
し付け圧1.3g/cmで圧接させる以外は、実施例1と同様
にして複写操作を行った。50万枚までのプリント出力を
行ったところ、始終異音の発生がなく、かつ、良好な画
質を維持することができた。
実施例15 実施例1と同様の電子写真感光体および同様のクリー
ニングブレードをレーザービームプリンター(XP−11)
に組み込み、押し付け圧1.9g/cmで圧接させる以外は、
実施例1と同様にして複写操作を行った。50万枚までの
プリント出力を行ったところ、始終異音の発生がなく、
かつ、良好な画質を維持することができた。
比較例1 電荷輸送層の結着樹脂として、粘度平均分子量5.0×1
03のビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂6部を用
いた以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作
成し、実施例1と同様のクリーニングブレードを共にレ
ーザービームプリンター(XP−11)に組み込み、実施例
1と同様に複写操作を行った。その結果、初期からプリ
ントの始まりと終了時に異音が発生し、約10万枚プリン
ト後には画像に黒筋が発生した。
比較例2 電荷輸送層の結着樹脂として、粘度平均分子量9.0×1
04のビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂6部を用
いた以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作
成し、実施例1と同様のクリーニングブレードを共にレ
ーザービームプリンター(XP−11)に組み込み、実施例
1と同様に複写操作を行った。異音および画質について
は、第1表に示す結果になった。
比較例3 電荷輸送層の結着樹脂として、下記式で示される単量
体単位よりなる粘度平均分子量3×104のポリカーボネ
ート樹脂6部を用いた以外は、実施例1と同様にして電
子写真感光体を作成し、実施例1と同様のクリーニング
ブレードを共にレーザービームプリンター(XP−11)に
組み込み、実施例1と同様に複写操作を行った。異音お
よび画質については、第1表に示す結果になった。
比較例4 実施例1と同様の電子写真感光体を用い、またクリー
ニングブレードとして、硬度JIS A57°である以外は、
実施例1と同様のものを用い、これらをレーザービーム
プリンター(XP−11)に組み込み、実施例1と同様にし
て複写操作を行った。異音および画質については、第1
表に示す結果になった。
比較例5 実施例1と同様の電子写真感光体を用い、またクリー
ニングブレードとして、硬度JIS A74°である以外は、
実施例1と同様のものを用い、これらをレーザービーム
プリンター(XP−11)に組み込み、実施例1と同様にし
て複写操作を行った。異音および画質については、第1
表に示す結果になった。
比較例6 実施例1と同様の電子写真感光体を用い、またクリー
ニングブレードとして、ヤング率が35kgf/cm2である以
外は、実施例1と同様のものを用い、これらをレーザー
ビームプリンター(XP−11)に組み込み、実施例1と同
様に複写操作を行った。異音および画質については、第
1表に示す結果になった。
比較例7 実施例1と同様の電子写真感光体を用い、またクリー
ニングブレードとして、ヤング率が63kgf/cm2である以
外は、実施例1と同様のものを用い、これらをレーザー
ビームプリンター(XP−11)に組み込み、実施例1と同
様に複写操作を行った。異音および画質については、第
1表に示す結果になった。
比較例8 実施例1と同様の電子写真感光体を用い、またクリー
ニングブレードとして、板厚が1.2mmである以外は、実
施例1と同様のものを用い、これらをレーザービームプ
リンター(XP−11)に組み込み、実施例1と同様に複写
操作を行った。異音および画質については、第1表に示
す結果になった。
比較例9 実施例1と同様の電子写真感光体を用い、またクリー
ニングブレードとして、板厚が2.5mmである以外は、実
施例1と同様のものを用い、これらをレーザービームプ
リンター(XP−11)に組み込み、実施例1と同様に複写
操作を行った。異音および画質については、第1表に示
す結果になった。
比較例10 実施例1と同様の電子写真感光体を用い、またクリー
ニングブレードとして、自由長が8mmである以外は、実
施例1と同様のものを用い、これらをレーザービームプ
リンター(XP−11)に組み込み、実施例1と同様に複写
操作を行った。異音および画質については、第1表に示
す結果になった。
比較例11 実施例1と同様の電子写真感光体を用い、またクリー
ニングブレードとして、自由長が15mmである以外は、実
施例1と同様のものを用い、これらをレーザービームプ
リンター(XP−11)に組み込み、実施例1と同様に複写
操作を行った。異音および画質については、第1表に示
す結果になった。
比較例12 実施例1と同様の電子写真感光体および同様のクリー
ニングブレードをレーザービームプリンター(XP−11)
に組み込み、押し付け圧1.1g/cmで圧接させる以外は、
実施例1と同様にして複写操作を行った。異音および画
質については、第1表に示す結果になった。
比較例13 実施例1と同様の電子写真感光体および同様のクリー
ニングブレードをレーザービームプリンター(XP−11)
に組み込み、押し付け圧2.0g/cmで圧接させる以外は、
実施例1と同様にして複写操作を行った。異音および画
質については、第1表に示す結果になった。
発明の効果 以上の実施例および比較例の比較から明らかなよう
に、本発明のクリーニングブレード法によれば、表面に
ビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂を含んだ電子
写真感光体を使用するにもかかわらず、クリーニングす
る際に異音の発生が抑えられ、長期にわたって良好な画
質を維持することができる。したがって、本発明は、特
に高い精密性を要求される小型レーザービームプリンタ
ー、パーソナル複写機に対して極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法を説明するための説明図、第2
図ないし第5図は、それぞれ本発明が適用される電子写
真感光体の模式的断面図である。 1…電子写真感光体、11…導電性基体、12…電荷発生
層、13…電荷輸送層、14…下引き層、2…クリーニング
ブレード、21…支持体、22…ポリウレタンゴム板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青沼 英一 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼ ロックス株式会社竹松事業所内 (56)参考文献 特開 昭63−261266(JP,A) 特開 昭61−239278(JP,A) 特開 平1−113782(JP,A) 特開 昭60−69682(JP,A) 特開 昭62−3276(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 21/00 318

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状導電性基体上に感光層を設けてな
    り、最表面層が粘度平均分子量1.0×104〜5.0×104のビ
    スフェノールZ型ポリカーボネート樹脂を含有する電子
    写真感光体表面に、支持体および支持体上に自由端を有
    するように設けたポリウレタンゴム板からなるクリーニ
    ングブレードを、前記自由端が前記電子写真感光体の回
    転方向と反対側に向くように圧接させ、前記電子写真感
    光体表面をクリーニングするクリーニング方法であっ
    て、前記ポリウレタンゴム板は、ゴム硬度がJIS A60°
    〜70°、ヤング率が38〜58kgf/cm2、厚さが1.5〜2.0mm
    の範囲にあり、前記支持体から前記自由端までの長さが
    9〜13mmの範囲にあり、前記電子写真感光体表面に1.3
    〜1.9g/cmの圧力で圧接することからなることを特徴と
    するクリーニング方法。
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