JP2843806B2 - 短縮可能なポケットタイプの自動開閉傘 - Google Patents

短縮可能なポケットタイプの自動開閉傘

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JP2843806B2
JP2843806B2 JP9185467A JP18546797A JP2843806B2 JP 2843806 B2 JP2843806 B2 JP 2843806B2 JP 9185467 A JP9185467 A JP 9185467A JP 18546797 A JP18546797 A JP 18546797A JP 2843806 B2 JP2843806 B2 JP 2843806B2
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rod
catch
spring
slider
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ザイデル ヨアヒム
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Korutenbatsuha Fueruarutongusu Untobetairigungusu Unto Co GmbH
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A45BWALKING STICKS; UMBRELLAS; LADIES' OR LIKE FANS
    • A45B25/00Details of umbrellas
    • A45B25/14Devices for opening and for closing umbrellas
    • A45B25/143Devices for opening and for closing umbrellas automatic

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  • Tents Or Canopies (AREA)
  • Testing Of Coins (AREA)
  • Auxiliary Apparatuses For Manual Packaging Operations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開くプロセスのた
めの第1リリース装置および閉じるプロセスのための第
2リリース装置を有し、両リリース装置は、各々の場合
に傘柄内に配置されており;両リリース装置の共同で行
う互い違いになった作動(joint staggered actuation)
をさせることが可能な、傘柄内に配置されたリリースボ
タンと;入れ子式(テレスコピック)に短縮可能な傘棒
とを有し、該傘棒が、傘クラウンと、傘棒に沿って摺動
可能に案内されるスライダと、傘体(キャノーピー)ロ
ッドユニットにより形成された傘体リブ組立体とを備
え;傘を開くための第1ばね駆動装置を有し、該第1ば
ね駆動装置は、傘棒内に配置されかつ開くプロセス時に
傘棒を伸長させる圧縮ばねを備え;傘を閉じるための第
2ばね駆動装置を有し、該第2ばね駆動装置は、傘体リ
ブユニット内に一体化されかつ開くプロセス中に張力を
かけられる引張りばねを備え;ロープを備えたロープ引
張装置を更に有し、該ロープ引張装置はスライダと係合
し、かつその一端が、傘棒内に摺動可能に取り付けられ
たロッドおよび傘棒上に配置されたキャッチを介してリ
リース装置と協働し、このキャッチはロッキング部材と
係合するフック突出部を介して係止可能である、ポケッ
トサイズに短縮可能な自動開閉傘に関する。
【0002】
【従来の技術】この設計の傘は、例えば、米国特許第5,
492,140 号に開示されている。この設計の傘は、単にリ
リースボタンを押すことによって、開閉の両方の作動を
自動的に行なえるので、特に、操作が容易である。しか
しながら、他方で、この作動上の長所は、自動開閉プロ
セスに必要な機構並びに該機構のリリース装置およびア
ンロッキング装置(これらの装置は、互いに一斉に連続
的に調和作動するようになっている)に必要なかなりの
構造的複雑さおよび特別なコストにも関連する。既知の
二重の自動開閉作動モデルにおけるこれらの機構は非常
に複雑な構造であり、該構造は、本質的に傘棒内および
傘棒の周囲で圧縮された形態に集中され、かつ製造時の
組み立てが困難であり、そのうえ、修理の目的でアクセ
スすることが殆どできないか、全く不可能である。この
こと、並びに、特に、閉じるプロセスに関連したロッキ
ングおよびアンロッキング機構の或る機能的弱さは、こ
れらの機構が傘棒内および傘棒の周囲の非常に狭い空間
内に小形化された形態で配置されているだけでなく、張
力をかけられた入れ子式傘棒(stick telescope)の固定
およびリリース(解放)が専ら傘棒と傘柄(手もと)と
の間で行なわれることと、ロッキング部材のロープ引張
装置を棒の側部に確実に保持するキャッチが本質的な剛
性部材であるのに対して、ロッキング部材が横方向に移
動できるキャッチ要素であることとに原因がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、上記の形式の二重の自動開閉傘を改善することにあ
り、より詳しくは、ロープ引張装置のロッキング(係
止)およびアンロッキング(係止解除)の作動の確実性
を高めることができ、かつ開閉機構のリリース(解放)
およびアンロッキングを行なう同心状に圧縮された構造
を分離して、該構造の力に対する耐久性が一層向上しか
つ組立ておよび分解が一層容易になるように、前記構造
を配置し、分割しかつ構成することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明によ
れば、第2リリース装置が、キャッチと協働しかつ傘棒
の軸線に沿って摺動可能なアンロッキングスライダと、
アンロッキングスライダと同期して摺動できかつリリー
スボタンと協働するロッキングキャッチとを有し、この
摺動可能な組立体が、傘棒の収縮および伸長の機能とし
て、キャッチの方向に傘棒を伸長させてキャッチおよび
リリースボタンに対するリリースの準備が整った位置に
交互に移動し、かつ傘棒を収縮させてキャッチから非作
動の中立位置に移動することにより達成される。この構
成により、構造および作動の点で、製造上および作動上
の信頼性の点で、および組立ておよび分解能力の点で、
上記形式の自動開閉傘にかなりの改善をもたらす結果と
なる。本発明の構成、およびアンロッキング機構および
第2リリース装置を、傘棒の中心方向にかつ傘棒に対し
て平行に摺動させること、およびリリースボタンまたは
キャッチおよびそのフック突出部を用いて、これらをそ
の対応する作動位置にカップリング(連結)およびアン
カップリング(連結解除)することにより、その結果、
傘棒のキャビティ内に配置する上で極めて好ましくない
窮屈な空間とは無関係な、高度に圧縮された開閉プロセ
ス用機構を、実質的に余裕があり、従って強くかつより
安定した構造にすることができる。傘棒内に残るもの
は、キャッチと、閉じる機構のキャッチのアンロッキン
グ装置のみである。開く機構のロッキングおよびアンロ
ッキング装置は、閉じる機構から分離されて、傘棒から
離れたより広い空間内に配置されており、開閉のための
リリース部材として機能しおよびロープ引張ロッドキャ
ッチおよびそのフック突出部のアンロッキング装置を連
続的にカップリング(連結)およびアンカップリング
(連結解除)するための制御スライダすなわちカップリ
ング要素として機能する摺動可能なリリースボタンの二
重機能を有する。従って、開閉機構は、その配置及び作
動において分離されており、かつ互いに連結することが
でき、かつ開けること、閉じること、および傘棒短縮の
プロセスの連続した機能上の順序において互いに分離す
ることができる2つのグループを解放するときに機能す
る。従って、これに含まれる全ての構成要素は、力に対
して強く、作動に信頼性があり、そのうえ、組み立てが
容易であり、かつ必要に応じて容易に交換できる。
【0005】本発明においては、リリースボタンが摺動
可能に案内され、フック突出部を受け入れかつ係止する
ロッキング部材が、キャビティ内で管状に構成され、か
つ、傘棒の軸線と同軸状に配置され、かつ、傘棒上に支
持され、第2リリース装置は、ユニットとしてアンロッ
キングスライダおよびロッキングキャッチと組み合わさ
れ、アンロッキングスライダが、キャビティ内で案内さ
れ、かつ、キャッチのフック突出部の方向にばねにより
付勢され、かつ、傘を閉じて短縮させるときに、横方向
アームに形成されたストッパによりスライダ上で支持さ
れ、ロッキングキャッチが、軸線を中心としてばね力に
より枢動するようにアームに取り付けられ、かつ、2方
向レバーとして構成され、該レバーの一方のアームは閉
じるプロセスにおいてリリースボタンと係合する備えを
し、ロッキングフックを備えた他方のアームはフック突
出部から一定の距離を隔てた位置でアンロッキングスラ
イダを係止する備えをし、開くプロセスでは、リリース
装置がリリースボタンの作動により傘棒をリリースし、
アンロッキングスライダの端部がフック突出部から一定
距離隔てた位置でロッキングフックにより保持され、レ
バーアームがリリースボタンの範囲内に入り、閉じるプ
ロセスでは、リリースボタンの反復作動により、ロッキ
ングフックが自由になり、アンロッキングスライダがフ
ック突出部と係合されるようになり、かつ、キャッチを
ロッキング部材からリリースし、傘棒を短縮させると
き、引張りばねが緩み、圧縮ばねが張力をかけられかつ
フック突出部がロッキング部材に係止される。従って、
このような特徴を有する本発明の実施形態は、その作動
が特に有利である。
【0006】従って、第1リリース装置に関する本発明
の特に有利な実施形態は、このリリース装置がスライダ
と協働することである。第2リリース装置の機構の有利
な実施形態は、ロッキングフックが、傘柄に連結されか
つ傘棒を包囲する保持ブシュの下面に設けられたストッ
パと協働することを特徴とする。特に作動が信頼性のあ
るロープ引張機構の一実施形態を、ロープは他端がスラ
イダと直接係合するか、或いは、スライダのプーリ上で
案内されかつ傘クラウンに連結されるという事実により
達成することができる。本発明の他の有利な設計的特徴
によれば、特に力に対する耐久性がありかつ作動に信頼
性があるロープ引張ロッキング/アンロッキング装置の
一実施形態は、キャッチが、ロッドに取り付けられる
か、或いは、ロッドに一体形成された中空のU形部に、
半径方向の弾発遊びをもって取り付けられており、ロッ
キング部材が傘棒端内に挿入されたブシュとして構成さ
れ、ストッパリングがフック突出部をラッチングするた
め傘棒に対して心出しされるように構成されている。
【0007】従って、ロープ引張装置の他の有利な実施
形態は、キャッチの係止中、尖端部を備えた中空のU形
部が、ロッキング部材の入口孔に入り、フック突出部が
ストッパリングの後部を捕捉するやいなや、入口孔内
で、尖端部に適合する傾斜部上に支持される事実から生
じる。他の有利な設計的特徴は、組立ておよび分解が簡
単で容易であるロープ引張アンロッキング機構の特に安
定した構成および構造にあり、これは、アンロッキング
スライダが、フック突出部の方向を向いた中空シリンダ
が取り付けられたロッキング部材のキャビティ内で摺動
可能なピストンにより形成されていることによる。他の
有利な設計的特徴によれば、第2リリース装置の機構を
合理的で機能的に好ましいユニットとして構成すること
ができ、これは、ピストンが柄に固定された横ピンのス
ロット内で案内され、かつ中空シリンダから遠い方の側
のピストンの端部が、板状ディスクおよびこれに接触す
る圧縮ばねによって傘柄の底部上に支持され、傘柄のキ
ャビティ内で上方に延びるアームがディスク上に取り付
けられている事実による。
【0008】他の有利な設計的特徴の結果として、入れ
子式傘棒の完全伸長が達成できる。すなわち、ロープ引
張装置の一定の伝達比並びに開く機構及び閉じる機構内
の長さ公差、およびこれらの機構間の長さ公差の所望の
補償により、傘棒のより長い伸長ストロークが可能にな
り、これは、張力補償装置がばねピストン/シリンダ構
造の形態でロープ引張装置に配置され、該ばねピストン
/シリンダ構造は、シリンダとしてのスリーブおよび該
スリーブ内で案内されかつ圧縮ばねの作用を受けて弾発
されるピストンブシュを備えている事実による。他の実
施形態によるロッキング部材のロープ引張装置のロッキ
ングに関する張力補償装置の機能的に特に好ましい構成
は、張力補償装置が、傘を閉じて短縮させるとき、ロー
プとロッドとの間で、傘棒内にクラウンのプーリの前方
に配置されることである。
【0009】傘柄内に配置された機構への特に容易なア
クセスおよび該機構の容易な装着および取外しを可能に
する1つのオプションを、他の有利な設計的特徴により
達成することができ、これは、傘柄の底部が、クリップ
連結体により再び取り外すことができるように柄軸にク
リップ止めされたカバーにより形成され、カバーと柄/
ストック保持ブシュとの間に形成される円筒状キャビテ
ィが、板状ディスクおよびその圧縮ばねを配置しかつ摺
動させるための間隙として機能するという事実による。
最後に、他の有利な設計的特徴により、傘棒および傘柄
内への構成部品の容易な装着および取外しが可能であ
り、これは、横ピンが、傘棒を、ロッキング部材および
傘柄に均一に連結するという事実による。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
をより詳細に説明する。本発明の自動開閉傘は、この自
動開閉傘をポケットサイズの閉じた状態に維持できるよ
うに、入れ子式に短縮可能な傘棒1と、折畳み可能な傘
体(キャノーピー)Dとを有している。傘体リブ組立体
2により支持されかつカバー3が設けられた傘体Dは幾
つかのロッドユニット2°を有し、このロッドユニット
2°は各々、傘棒1の回りで星状に配置されるとき、傘
棒1の上端部1aに取り付けられたクラウン4と、傘棒
1に沿って上下に摺動可能なスライダ5との両方に対し
枢動可能に係合する。それぞれのロッドユニット2°
(図面には、明瞭化のため1つのロッドユニット2°の
みが示されている)は各々、傘体リブ2′とステー2″
との適当な継手の組合わせを有している。ステー2″の
うちの1つは、各々の場合に、スライダ5にリンクされ
ており、スライダ5の上昇移動により傘体Dを開くこと
ができ、かつスライダ5の下降移動により傘体Dを閉じ
ることができる(それぞれの場合に、ばね駆動装置F
1、F2により行なわれる)。これらのうち、ばね駆動
装置F1は、傘棒1を入れ子式に自動的に伸長させると
同時に傘体Dを開かせる備えをし、ばね駆動装置F2は
傘体Dを自動的に閉じさせるための備えをする。ばね駆
動装置F2は、例えば幾つかの引張りばねF2′の形態
をなし、ロッドユニット2°が、常時、傘体ロッド組立
体を畳み込む作用をするように、ばね駆動装置F2をロ
ッドユニット2°内に配置することができる。しかしな
がら、同時に、全ての引張りばねF2′のばね力は、以
下でより詳細に説明するように、傘棒1を伸長させかつ
傘体Dを開かせるためのばね駆動装置F1のばね力より
充分に小さいようになっている。傘棒1の軸線は符号X
で示されている。
【0011】強い方のばね駆動装置F1は、傘棒1内に
伸長可能に挿入された螺旋状圧縮ばねF1′の形態を有
し、該圧縮ばねF1′はその一端がクラウン4に支持さ
れ、他端が、傘棒1に固定されたストッパ1bの底部に
支持されている。このようにして形成されたばね付勢入
れ子1は、常時、伸長するようになっている。同時に、
この作用を、傘体Dを開くことに使用するため、傘棒1
と、傘体Dを作動させるスライダ5との間には、ブロッ
クおよびプーリの原理に基づいて構成されたロープ反転
装置Sが設けられている。この省力装置は、クラウン4
上の1つのプーリ6と、スライダ5上の1つのプーリ7
と、これらの両プーリ6、7上を周回する牽引ロープ
S′とを有するダブルプーリ装置で構成するのが好まし
い。牽引ロープS′は、一端がクラウン4上のアンカー
4aに固定され、他端が、直接に、または張力補償器Z
を介して、傘棒1内で摺動可能なプッシュロッド8に連
結されている。プッシュロッド8の自由端8aには、ま
たは該自由端8aと一体に形成された(または該自由端
8aに連結された)中空U形部9aには、該中空U形部
9a内にはめ込まれるラジアルばねキャッチ9の形態を
なすボルトが固定され、これにより、フック突出部9b
を備えたキャッチ9が、揺動関係をなしてこの中空U形
部9aから飛び出しし、また、プロファイルアーム9
a″により側方に案内されてU形部9aの底部9a′に
向かって再びスイングバックされる(図5)。
【0012】キャッチ9は、図1および図2に示すよう
に、傘を閉じた短縮状態において、リング肩部10bの
後ろで、ブシュ状ロッキング部材10のキャビティ10
a内のフック突出部9bを捕らえることにより、閉じる
プロセスと関連するリリースロックA2の本質的に「剛
体」であるロッキング部材10と協働する。ロッキング
部材10は、傘棒端1c内に挿入されかつ該傘棒端1c
上に支持されたフランジ10cにより、その進入深さに
固定される。従って、キャッチ9は、半径方向に移動で
きるまたは可撓性のあるロッキング部材によって係合さ
れかつ係止される剛性ボルトではなく、それ自身が「剛
性の」ロッキング部材10内に固定される一種のばねハ
ープーン(harpoon )である。ばねキャッチ9の中心方
向に正確な自動ラッチングを行ないかつ剛性ロッキング
部材10内でのそのラッチング時の摺動抵抗を機能的に
特に好ましいものとするために、キャッチ9を隠す中空
U形部9aには、図2および図3に示すように尖端部9
a″′を設け、該尖端部9a″′により、ロッキング部
材10内でのキャッチ9のラッチング時に、キャッチ9
がその入口孔10d内に入り、かつキャッチ9のフック
突出部9bが孔10dを通ってリング肩部10bの後ろ
にラッチされるまで、適合傾斜部10e上で孔10d内
での保持を提供する。このようにして、傘の折り畳まれ
た短い状態(図1、図2)において、固定点4、4aと
固定点9b、10bとの間のロープ反転装置Sは、ばね
張力の作用下にある入れ子式傘棒1′である。ロープ反
転装置Sは、それが傘棒1内にはめ込まれかつ該傘棒1
内で移動できる限り、開き駆動装置の圧縮ばねF1′
(該ばねF1′も傘棒1内に配置されている)により包
囲され、入れ子式運動する入れ子式コクーン(telescop
ing telescope cocoon)TKは、好ましくない摩擦係止
を回避する目的のために、長さ、伸長および収縮の点で
入れ子式傘棒1と調和される。また、上記張力補償器Z
は、プッシュロッド8と調和して配置され、このため、
張力補償器Zは、折り畳まれた傘棒1内で、プッシュロ
ッド8とクラウン4に取り付けられたプーリ6との間に
位置するようになる。張力補償器Zにより、入れ子式傘
棒1′の構造の寸法公差と該入れ子式傘棒1′に関連す
る傘体の運動とを橋わたし(ブリッジング)することが
でき、特に、傘体Dを開くときに、入れ子式傘棒1′を
その全長まで伸長させることができる(図6、図1
1)。張力補償器Zは、好ましくは、シリンダとしての
スリーブZ′を備えたシリンダ/ピストンガイドと、こ
の中で案内されるピストンブシュZ″と、スリーブZ′
に対してピストンブシュを弾性的に支持する圧縮ばねZ
* とからなり、スリーブZ′はリベットZaを介してプ
ッシュロッド8と係合し、一方、ピストンブシュZ″
は、ブシュZ″に挿通されたロープS′の結び目S
* が、ばね負荷の下でブシュZ″のフランジZbに当接
するという事実により、ロープS′に連結される(図1
0、図11)。
【0013】柄12は、中央の保持ブシュ12aと、該
ブシュと半径方向に一体形成されたウェブ12bと、円
筒軸12cとを有している。軸12cはウェブ12bを
介して保持ブシュ12aに連結されており、これによ
り、柄12の長さにわたって柄12内に形成された幾つ
かの半径方向の中空チャンバ12dが、ブシュ12aと
軸12cとの間の空間内に形成される。傘棒1は、その
下端部1cが保持ブシュ12a内に挿入され、かつ横ピ
ン13を、軸12c、2つの対向ウェブ12b、12b
に通し、更に中心を通って保持ブシュ12aおよび傘棒
の端部1cに通すことにより、ピン13により着脱可能
に固定される(図8)。しかし、同時に横ピン13は、
後でより詳しく述べるように、リリース装置A2のブシ
ュ状ロッキング部材10中と、該ロッキング部材10内
で摺動可能な、リリース装置A1のピストンガイドKの
ピストン14のスロット14aとを通って、固定関係を
なしている。これにより、傘棒1、柄12およびロッキ
ング部材10が横ピン13により互いに一体に固定さ
れ、そのうえ、横ピン13がスロット14a°を通るこ
とにより、横ピン13はロッキング部材10のキャビテ
ィ10a内でのピストン14の摺動に対する制限ストッ
パ(停止装置)も形成する。
【0014】柄12内の他の円筒状キャビティ12e
が、傘棒の端部1cまたは該端部1cに当接するロッキ
ング部材10のフランジ10cから、柄12の底部12
fまで延びている。底部12fはカバー12gにより形
成され、該カバー12gは、再び取外しできるようにク
リップ連結体12hにより軸12c上にクリップ止めさ
れている。従って、カバー12gを取り外すした後、キ
ャビティ12e、中空チャンバ12dおよびこれらに収
容された機構には、組立ておよび修理の目的で、非常に
簡単かつ容易にアクセスすることができる。柄軸12i
の上端部は開放しており、スライダ5の収縮および伸長
を可能にする開口として機能する。リリース装置A2の
ブシュ状ロッキング部材10は、傘棒の端部1c内に緩
くかつ取外し可能に挿入されかつ前述のように固定され
ている。ロッキング部材10は、その上縁部に、前述の
ように傘棒に固定された螺旋圧縮ばねF1′のストッパ
が形成されており、またフランジ10cにより支持した
傘棒1の下端部1cまで延びている。このようにして、
組立ておよび修理時に、ロッキング部材10のリング肩
部10bの必要な一致位置と、ばねキャッチ9および横
ピン13の固定孔とを正確に合わせて挿入することによ
り、ロッキング部材10を容易に装着することができ、
或いは、ロッキング部材10を容易に交換することがで
きる。これと同じことが、柄12内に収容された他の機
構にも適用される。
【0015】閉じるプロセスを開始するのに必要である
ばねキャッチ9のアンロッキングは、中空シリンダ15
の形態をなすアンロッキングスライダにより行なわれ
る。該アンロッキングスライダは、ロッキング部材10
のキャビティ10a内で摺動できかつピストンガイドK
の上方への摺動中にキャッチ9のフック突出部9b上を
摺動し、これによりキャッチ9をロッキング部材10の
リング肩部10bの後部の係止からラッチを外す(アン
ラッチする)(図4、図5)。中空シリンダ15は、前
述のピストン14を一体形成するか、或いは、ピストン
14のピン14aに固定される。ピストン14はピスト
ンガイドKの一部を形成する。ピストンガイドKは、横
ピン13およびスロット14a°により形成されたピン
/スロットガイドにより、ロッキング部材10内で、或
る摺動限度内で、スロット14aの長さの範囲まで上下
に摺動される。スロットの上端部14a′はロッキング
部材10から出るピストンガイドKの最も外側の摺動限
度を形成し、かつスロットの下端部14a″はロッキン
グ部材10内への最も外側の摺動限度を形成する。ピス
トン14は板状ディスク14bに固定されるか、或い
は、該ディスク14bと一体に形成される。ピストン1
4に対して平行に延びるアーム14cが、柄軸12cの
壁に対して平行に、柄12の中空チャンバ12dのうち
の1つのチャンバ内に自由に移動できるように、ディス
ク14bから突出している。この場合、アーム14c
は、その上縁部14c* が力係止関係をなしてスライダ
5に当接するように配置される(図1、図2)。ダブル
アーム形ロッキングキャッチ16がアーム14cに取り
付けられている。該ロッキングキャッチ16は軸線17
を中心として枢動でき、かつ捩りばね18により下方レ
バーアーム16bの1つの縁部16b′が保持ブシュ1
2aの円筒状外面に当接することにより、傘の閉じられ
かつ収縮された状態に保持される(図1、図2)。下方
レバーアーム16bにはロッキングフック16b″が設
けられており、該ロッキングフック16b″により、レ
バーアーム16bは、図3に示すように閉じるプロセス
のためのリリースについての準備がなされた位置で、下
縁部12a″に取り付けられた保持ブシュ12aの下縁
部12a″上またはストップリング12a′上に掛けら
れる。その上方のレバーアーム16aにより、ロッキン
グキャッチ16は、該キャッチ16がピストンガイドK
によりリリースボタン11のストローク経路H内に移動
されかつリリースボタン11と係合するやいなや、リリ
ースボタン11と協働し、ロッキングフック16b″を
備えたレバーアーム16aが、下縁部12a″またはス
トッパリング12a′との係合から解除される。ロッキ
ングキャッチ16の、リリースボタン11のストローク
経路H内への摺動は、板状ディスク14bと柄カバー1
2gの底部との間に取り付けられた圧縮ばね19の作用
により行なわれる。このように、ロッキングキャッチ1
6およびアンロッキング中空シリンダ15のピストンガ
イドKが、ピンおよびスロットガイド13、14aの限
度内で傘棒の軸線Xに沿って中心方向に案内される。そ
の方向は、リリースボタン11のストローク経路H内へ
の進入に対するアーム14cおよびロッキングキャッチ
16の必要な非回転整合状態において、スライダ5の作
用を受けて柄12の端部に向かう摺動方向およびばね1
9の作用を受けてリリースボタン11に向かう反対方向
である。しかし、この非回転ストロークに加え、特に、
リリース装置A2および摺動ユニットとての構造ユニッ
ト内でリリース装置A2と関連するアンロッキング装置
の構成部品14、15、16、17、18と同じ方向の
対応ストロークも存在する(図2、図3、図4、図
5)。この構造的な摺動ユニット(structural and sli
ding unit)Vは簡単で頑丈な構成部品設計からなり、高
い作動信頼性を確保でき、挿入方法により簡単に装着で
きかつ同様に容易に取り外しでき、かつ柄の軸12cか
ら柄カバー12gを取り外しかつ横ピン13を取り外し
た後に交換することができる(図4、図5)。ディスク
14bがロッキング部材10のフランジ10cを直接打
つという事実により、スロットストッパ14a″に代え
て、構造的な摺動ユニットVの挿入を制限することがで
きる。
【0016】リリースボタン11は、上記閉じるプロセ
スのためにリリース装置A2を付勢する機能だけでな
く、開くプロセスに関連して開くプロセスのためにリリ
ース装置A1を付勢する機能も有する。リリースボタン
11は、リリース装置A1およびそのアンロッキング装
置にユニットとして組み込むことができる。リリースボ
タン11は、ストローク経路Hと同一の傘柄12のキャ
ビティ内のスライダ11aにより、溝12h内で傘棒1
に対して横方向に摺動できる。この場合、スライダ11
aは、楕円リングの形態をなす傘棒1を包囲し、スライ
ダ11aは、充分な摺動遊びをもって傘棒1の全体を通
ることができ、かつボタン11を摺動させることがで
き、その中立位置からスタートして、スライダ11aを
スタート位置に保持しておくばね20の作用に抗して、
開くプロセスおよび閉じるプロセスのためのスライダ1
1aのリリース位置になる。開くプロセスでは、ボタン
11は、スライダ11aに形成されたリリースロック2
1を、傘体開きスライダ5のラッチ開口5aからラッチ
を解除し、従って、ロープ反転装置Sにより張力をかけ
られた傘棒1が入れ子式運動ができるようにリリースさ
れ、傘体Dが同時に開かれる(図2、図5)。閉じるプ
ロセスが開始されると、ボタン11が、捩りばね18の
作用に抗してロッキングキャッチ16を、下縁部12
a″またはストッパリング12a′からラッチ解除し
て、その係止位置(図3)から外し、従って、ばね19
の作用を受けているピストンガイドKは、フック突出部
9b上でアンロッキングスライダ15を摺動させ、これ
によりばねキャッチ9をリング肩部10bとの係止から
ラッチ解除し、同時に、ばねF2′の作用を受けてロー
プ反転装置Sを傘体を閉じる方向にリリースする。
【0017】従って、傘の主な機能は、 a)ばね駆動装置F1の作用により傘体Dを自動的に開
き、同時に入れ子式傘棒1を伸長させかつ閉じばね駆動
装置F2に張力をかけるプロセスと、 b)閉じばね駆動装置F2の作用による傘体Dを自動的
に閉じる次のプロセスと、 c)入れ子式傘棒1を手で収縮させることにより傘をポ
ケットサイズに短縮させ、同時に開きばね駆動装置F
1′に張力をかける次のプロセスとにより決定される。
リリースボタン11を押すことにより開始される開くプ
ロセスにおいて、ボルト21は、傘体開きスライダ5内
でのそのラッチングを中止し、従って、傘体開きスライ
ダ5は、開く入れ子式傘棒1の作用を受けて、ロープ反
転装置Sにより図6に示す位置へと上方に移動され、同
時に傘体Dを開く。ロープ反転装置Sはロッキング部材
10に固定されているので、ロープS′はスライダ5の
プーリ7上を走行し、これに対応して入れ子式コクーン
TKが開き、傘体閉じばねF2′は張力をかけられる。
同時に、傘体開きスライダ5がアーム14cによりリリ
ースされ、従って、構成部品14〜18からなる摺動ユ
ニットが、ばね19の作用を受けてアンロッキングスラ
イダ15およびロッキングキャッチ16と一緒に摺動
し、図2の位置から図3の位置に移動する。このとき、
ロッキングキャッチ11は、リリースボタン11のスト
ローク経路H内でそのレバーアーム16aと係合する。
しかしながら、ここで、ロッキングキャッチ16はスト
ッパ12a′または12a″の他方のレバーアーム16
bにより依然として捕捉されており、アンロッキングス
ライダ15はばねキャッチ9のフック突出部9bの直前
に位置するようになる。ここで、ロープ装置Sの張力補
償器Zは張力をかけられた状態にある(図11)。
【0018】リリースボタン11を押すことにより開始
される、傘体Dを閉じる次のプロセスでは、ボタン11
が、捩りばね18の作用に抗してロッキングキャッチ1
6を、ストッパ12a′または12a″上の係止位置か
ら枢動させ、摺動ユニットは、ばね19の作用を受けて
アンロッキングスライダ15およびロッキングキャッチ
16と一緒に、図4に示す位置に向かって僅か上方に更
に摺動する。このとき、ピンおよびスロットガイド1
3、14aの下縁部14a″が横ピン13を打撃し、ア
ンロッキングスライダ15がフック突出部9b上で反転
し、かつ該フック突出部9bを、ラジアルばねの心出し
運動で、ロッキング部材10のリング肩部10bから持
ち上げる。その後、傘体閉じばねF2′の作用を受けて
ばねキャッチ9をプッシュロッド8上で上方に引っ張っ
ているロープ反転装置Sが、プーリ6、7上で逆方向に
走行し、これと同時に、スライダ5の下方への摺動およ
び傘体Dの折畳みが行なわれる。ここで、入れ子式傘棒
1が完全に伸長したことにより、張力補償器Zは自由で
ある(図10)。次に入れ子式傘棒1を短縮させるとき
は、傘を両手で把持し、柄の端部およびクラウン部分
を、スライダ5がブシュ5bと一緒に柄12の対応受入
れ開口12i内に入るまで、一緒に圧縮する。これと同
時に、摺動ユニットのアーム14c上のスライダ5とリ
リース装置A2およびアンロッキングスライダ15とが
衝突して、図1および図2に示す非作動中立位置に摺動
する。この位置で、リリースロック21も、最終的にス
ライダ5のラッチ開口5a内にラッチし、それによっ
て、張力をかけられた入れ子式傘棒1と一緒の傘体の開
きが、再び図1に示す開始位置にロックされる。このと
き、ロープ反転装置Sは、張力補償器Zにおいて再び弛
緩される(図10)。プーリ7は再びロープS′を繰り
出す。入れ子式傘棒1の短縮化された長さに関連するプ
ッシュロッド8と、そのロッキング部品9、10との長
さの調和により、張力補償器Zもクラウン4に取り付け
られたプーリ6の直前に配置され、入れ子式コクーンT
Kが再び引込められる。開き駆動装置のばねF1′が再
び引っ張られ、同時に、閉じ駆動装置のばねF2′が緩
められる。傘体カバー3は、ひだが生じないようにし
て、傘体ロッド組立体内に引っ込めるのが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】1つの傘体リブ組立体のみを示す、ポケットサ
イズに短縮された閉じた状態における、本発明の傘の縦
断面図である。
【図2】図1の傘が機能している状態における、柄の領
域を有する傘の下部を示す縦断面図である。
【図3】開くプロセスが開始された直後の機能状態にお
ける、同じ柄の領域を示す拡大縦断面図である。
【図4】閉じるプロセスが開始された後の機能状態にお
ける、同じ柄の領域を示す拡大縦断面図である。
【図5】リリース位置すなわちアンロッキング位置にお
いて、閉じるプロセスと関連したリリース/アンロッキ
ング装置とともに、構造的な摺動ユニットを示す分解拡
大図である。
【図6】単一傘体ロッド組立体を備えた傘の開いた状態
を示す縦断面図である。
【図7】単一傘体ロッド組立体を備えた傘の閉じた状態
を示す縦断面図である。
【図8】図2の線a−bにおける、傘柄の傘棒に取り付
けられた領域の拡大横断面図である。
【図9】図1の傘の機能状態における、傘の上端部を示
す拡大部分図である。
【図10】図1の機能状態における、ロープガイド装置
に関連した張力補償装置を示す拡大縦断面図である。
【図11】図6の機能状態における、同じ張力補償装置
を示す拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 傘棒 2 傘体リブ組立体 4 傘クラウン 5 スライダ 8 ロッド 9 キャッチ 10 ロッキング部材 11 リリースボタン 14、15 アンロッキングスライダ A1 第1リリース装置 A2 第2リリース装置 F1 第1ばね駆動装置 F2 第2ばね駆動装置

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 開くプロセスのための第1リリ
    ース装置(A1)および閉じるプロセスのための第2リ
    リース装置(A2)を有し、これらの両リリース装置は
    傘柄(12)内に配置され、 (b) 前記両リリース装置(A1、A2)の共同で行
    う互い違いになった作動をさせることが可能な、傘柄
    (12)内に配置されたリリースボタン(11)と、 (c) 入れ子式に短縮可能な傘棒(1)とを有し、該
    傘棒(1)が、傘クラウン(4)と、傘棒(1)に沿っ
    て摺動可能に案内されるスライダ(5)と、傘体ロッド
    ユニット(2°)により形成された傘体リブ組立体
    (2)とを備え、 (d) 傘を開くための第1ばね駆動装置(F1)を有
    し、該第1ばね駆動装置(F1)は、傘棒(1)内に配
    置され、かつ、開くプロセスの時に傘棒(1)を伸長さ
    せる圧縮ばね(F1′)を備え、 (e) 傘を閉じるための第2ばね駆動装置(F2)を
    有し、該第2ばね駆動装置(F2)は、傘体ロッドユニ
    ット(2°)内に一体化され、かつ、開くプロセス中に
    張力をかけられる引張りばね(F2′)を備え、 (f) ロープ(S′)を備えたロープ引張装置(S)
    を更に有し、該ロープ引張装置(S)はスライダ(5)
    と係合し、かつ、その一端が、傘棒(1)内に摺動可能
    に取り付けられたロッド(8)および傘棒(1)上に配
    置されたキャッチ(9)を介して前記第1リリース装置
    (A1)と協働し、キャッチ(9)はロッキング部材
    (10)と係合するフック突出部(9b)を介して係止
    可能である、短縮可能なポケットタイプの自動開閉傘に
    おいて、 前記第1リリース装置(A1)は、前記傘棒(1)の軸
    線(X)に沿って前記リリースボタン(11)とともに
    移動可能であり、かつ、傘体スライダ(5)の動きを止
    め、 これに対し、前記第2リリース装置(A2)は、前記傘
    棒(1)の軸線(X)の方向に移動することによって、
    前記リリースボタン(11)と、選択的に連結及び連結
    外し可能である、 ことを特徴とする、短縮可能なポケットタイプの自動開
    閉傘。
  2. 【請求項2】 前記第2リリース装置(A2)は、キ
    ャッチ(9)と協働し、かつ、傘棒(1)の軸線(X)
    に沿って摺動可能なアンロッキングスライダ(14、1
    5)を備え、かつまた、アンロッキングスライダ(1
    4、15)と同期して摺動可能であり、かつ、リリース
    ボタン(11)と協働するロッキングキャッチ(16)
    を備え、この摺動可能な組立体(14、15、16)
    は、傘棒(1)の収縮および伸長の機能として、キャッ
    チ(9)の方向に傘棒(1)を伸長させ、選択的に、キ
    ャッチ(9)およびリリースボタン(11)に対するリ
    リースの準備が整った位置に移動し、そして、傘棒
    (1)を収縮させてキャッチ(9)から非作動の中立位
    置に移動することを特徴とする、請求項1に記載の傘。
  3. 【請求項3】 前記リリースボタン(11)が摺動可能
    に案内され、 フック突出部(9b)を受け入れかつ係止するロッキン
    グ部材(10)が、キャビティ(10a)を備えて管状
    に構成され、かつ、傘棒(1)内で傘棒(1)の軸線
    (X)と同軸状に配置され、かつ、傘棒(1)上に支持
    され、 前記第2リリース装置(A2)が、アンロッキングスラ
    イダ(14、15)およびロッキングキャッチ(16)
    と組み合わされてユニット(V)になり、 前記アンロッキングスライダ(14、15)が、キャビ
    ティ(10a)内で案内され、かつキャッチ(9)のフ
    ック突出部(9b)の方向にばね(19)により押圧さ
    れ、かつ、傘を閉じて短縮させるときに横方向アーム
    (14c)に形成されたストッパ(14* )によりスラ
    イダ(5)上で支持され、 前記ロッキングキャッチ(16)が、軸線(17)を中
    心としてばね力により枢動するようにアーム(14c)
    に取り付けられ、かつ、2方向レバーとして構成され、
    該レバーの一方のアーム(16a)は閉じるプロセスに
    おいてリリースボタン(11)と係合する備えをし、ロ
    ッキングフック(16b″)を備えた他方のアーム(1
    6b)はフック突出部(9b)から一定の距離を隔てた
    位置でアンロッキングスライダ(14、15)を係止す
    る備えをし、 開くプロセスでは、リリースボタン(11)の操作によ
    り前記第1リリース装置(A1)が傘棒(1)をリリー
    スし、アンロッキングスライダ(14、15)の端部が
    フック突出部(9b)から一定距離隔てた位置でロッキ
    ングフック(16b″)により保持され、レバーアーム
    (16a)がリリースボタン(11)の範囲内に入り、
    閉じるプロセスでは、リリースボタン(11)の反復作
    動により、ロッキングフック(16b″)が自由にな
    り、アンロッキングスライダ(14、15)がフック突
    出部(9b)と係合されるようになり、かつ、キャッチ
    (9)をロッキング部材(10)からリリースし、傘棒
    (1)が短縮されると、引張りばね(F2′)が緩み、
    圧縮ばね(F1′)が張力をかけられ、かつ、フック突
    出部(9b)がロッキング部材(10)に係止されるこ
    とを特徴とする、請求項2に記載の傘。
  4. 【請求項4】 前記アンロッキングスライダ(14、1
    5)と同期して摺動可能な前記ロッキングキャッチ(1
    6)が、前記アンロッキングスライダ(14、15)の
    上に配置されており、選択的に、リリースボタン(1
    1)の移動経路(H)の中へ、そして、リリースボタン
    (11)の移動経路(H)から外へ、前記アンロッキン
    グスライダ(14、15)とともに移動できることを特
    徴とする、請求項2に記載の傘。
  5. 【請求項5】 前記ロッキングフック(16b″)が、
    傘柄(12)に連結され、かつ、傘棒(1)を包囲する
    保持ブシュ(12a)の下面に設けられたストッパ(1
    2a′、12a″)と協働することを特徴とする、請求
    項3に記載の傘。
  6. 【請求項6】 前記ロープ(S′)は、他端がスライダ
    (5)と直接係合するか、或いは、スライダ(5)のプ
    ーリ(6)上で案内され、かつ、傘クラウン(4)に連
    結されることを特徴とする、請求項1に記載の傘。
  7. 【請求項7】 前記キャッチ(9)はロッド(8)上で
    半径方向に弾発するように設計されており、傘棒(1)
    を短縮するプロセスの終りの時に、前記フック突出部
    (9b)がロッキング部材(10)内に自動的にラッチ
    することを特徴とする、請求項1に記載の傘。
  8. 【請求項8】 前記キャッチ(9)は、ロッド(8)に
    取り付けられるか、或いは、ロッド(8)に一体形成さ
    れた中空のU形部(9a)内で半径方向の弾発遊びをも
    って取り付けられており、ロッキング部材(10)は傘
    棒端(1c)内に挿入されたブシュとして構成され、ス
    トッパリング(12a′)はフック突出部(9b)をラ
    ッチングするため傘棒に対して心出しされることを特徴
    とする、請求項7に記載の傘。
  9. 【請求項9】 前記キャッチ(9)の係止中、尖端部
    (9a″)を備えた中空のU形部(9a)が、ロッキン
    グ部材(10)の入口孔(10d)に入り、フック突出
    部(9b)がストッパリング(10b)の後部を捕捉す
    るやいなや、前記入口孔(10d)内で、尖端部(9
    a″)に適合する傾斜部(10e)上に支持されること
    を特徴とする、請求項8に記載の傘。
  10. 【請求項10】 前記アンロッキングスライダ(14、
    15)は、フック突出部(9b)の方向を向いた中空シ
    リンダ(15)が取り付けられたロッキング部材(1
    0)のキャビティ(10a)内で摺動可能なピストン
    (14)により形成されていることを特徴とする、請求
    項2に記載の傘。
  11. 【請求項11】 前記ピストン(14)は柄に固定され
    た横ピン(13)のスロット(14a)内で案内され、
    かつ、中空シリンダ(15)から遠い方の側のピストン
    (14)の端部が、板状ディスク(14b)およびこれ
    に接触する圧縮ばね(19)によって傘柄(12)の底
    部(12f)上に支持され、傘柄(12)のキャビティ
    (12d)内で上方に延びているアーム(14c)が前
    記ディスク(14b)上に取り付けられていることを特
    徴とする、請求項10に記載の傘。
  12. 【請求項12】 ばねピストン/シリンダ構造の形態を
    なしている張力補償装置(Z)が前記ロープ引張装置
    (S′)に配置され、該ばねピストン/シリンダ構造
    は、シリンダとしてのスリーブ(Z′)および該スリー
    ブ(Z′)内で案内され、かつ、圧縮ばね(D* )の作
    用を受けて弾発されるピストンブシュ(Z″)を備えて
    いることを特徴とする、請求項6に記載の傘。
  13. 【請求項13】 前記張力補償装置(Z)は、傘を閉じ
    て短縮させるとき、ロープ(S′)とロッド(8)との
    間で、傘棒(1)内にクラウン(4)のプーリ(6)の
    前方に配置されることを特徴とする、請求項12に記載
    の傘。
  14. 【請求項14】 前記傘柄(12)の底部(12f)
    は、クリップ連結体(12h)により再び取り外すこと
    ができるように柄軸(12c)にクリップ止めされたカ
    バーにより形成され、カバーと柄/ストック保持ブシュ
    (12a)との間に形成される円筒状キャビティ(12
    e)が、板状ディスク(14b)およびその圧縮ばね
    (19)を配置しかつ摺動させるための間隙として機能
    することを特徴とする、請求項11に記載の傘。
  15. 【請求項15】 前記横ピン(13)は、傘棒(1)
    を、ロッキング部材(10)および傘柄(12)に均一
    に連結することを特徴とする、請求項11に記載の傘。
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