JP2842256B2 - クレーンの吊荷装置 - Google Patents
クレーンの吊荷装置Info
- Publication number
- JP2842256B2 JP2842256B2 JP28376394A JP28376394A JP2842256B2 JP 2842256 B2 JP2842256 B2 JP 2842256B2 JP 28376394 A JP28376394 A JP 28376394A JP 28376394 A JP28376394 A JP 28376394A JP 2842256 B2 JP2842256 B2 JP 2842256B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting position
- crane
- suspended
- lifting
- girder
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、一回のクレーン作業
により複数の吊荷を揚重しつつ取付けを行なえるように
したクレーンの吊荷装置に関する。
により複数の吊荷を揚重しつつ取付けを行なえるように
したクレーンの吊荷装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】外壁部材を取付け位置に固定する作業
は、通常は一枚づつクレーンで吊って目的位置まで揚重
し、取付ける作業を行なっているため、作業性が悪かっ
た。
は、通常は一枚づつクレーンで吊って目的位置まで揚重
し、取付ける作業を行なっているため、作業性が悪かっ
た。
【０００３】ところで、外壁部材としては重量の重いＰ
Ｃ版のほかに、軽量のアルミ製カーテンウォールがあ
る。このカーテンウォールの一枚当たりの揚重荷重は少
ないため、同時複数枚を揚重してもクレーンの負担が少
ない。
Ｃ版のほかに、軽量のアルミ製カーテンウォールがあ
る。このカーテンウォールの一枚当たりの揚重荷重は少
ないため、同時複数枚を揚重してもクレーンの負担が少
ない。
【０００４】そこで最近では、ボックス状のフレームの
上部内側にモ―タによって水平移動可能なガイドレール
を配置し、該ガイドレールの下部に複数枚のカーテンウ
ォールを列状に吊下した吊荷装置が開発されており、該
吊荷装置をクレーンで揚重しつつ順次取付け位置に位置
させた後、ガイドレールを移動させてフレームの開口部
より一枚ずつ供給して固定作業を行なうことによって、
クレーンの揚重回数を減じ、作業の合理化を図ってい
る。
上部内側にモ―タによって水平移動可能なガイドレール
を配置し、該ガイドレールの下部に複数枚のカーテンウ
ォールを列状に吊下した吊荷装置が開発されており、該
吊荷装置をクレーンで揚重しつつ順次取付け位置に位置
させた後、ガイドレールを移動させてフレームの開口部
より一枚ずつ供給して固定作業を行なうことによって、
クレーンの揚重回数を減じ、作業の合理化を図ってい
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
造の吊荷装置ではフレームそのものがボックス状に作ら
れているため、カーテンウォールの枚数が少なくなるに
つれ吊荷重が極端にアンバランスとなり、フレームの傾
斜によって、取出しや固定作業が難しくなるなど安定面
で問題があった。
造の吊荷装置ではフレームそのものがボックス状に作ら
れているため、カーテンウォールの枚数が少なくなるに
つれ吊荷重が極端にアンバランスとなり、フレームの傾
斜によって、取出しや固定作業が難しくなるなど安定面
で問題があった。
【０００６】この発明は、以上の問題を解決するもので
あって、その目的は、一度に複数枚の吊荷を吊下した状
態で安定を保ちつつ目的場所に順次供給できるようにし
たクレーンの吊荷装置を提供するものである。
あって、その目的は、一度に複数枚の吊荷を吊下した状
態で安定を保ちつつ目的場所に順次供給できるようにし
たクレーンの吊荷装置を提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明は、クレーンフックに懸架される吊桁と、
該吊桁の下部に沿って互いに反対方向に向けて移動可能
であって、かつ下部に移動方向と直交して同数の吊荷を
吊下した一対のガイドと、該ガイドの送りだし機構と、
前記吊桁の上部に配置されて該吊桁を１８０°旋回させ
るための旋回装置を備えたことを特徴とする。
め、この発明は、クレーンフックに懸架される吊桁と、
該吊桁の下部に沿って互いに反対方向に向けて移動可能
であって、かつ下部に移動方向と直交して同数の吊荷を
吊下した一対のガイドと、該ガイドの送りだし機構と、
前記吊桁の上部に配置されて該吊桁を１８０°旋回させ
るための旋回装置を備えたことを特徴とする。
【０００８】
【作用】以上の構成によれば、吊桁の一端側を取付位置
に対面させた状態で、送りだし機構を駆動させて最前部
に位置する吊荷を取付位置に供給する。次の取付位置で
旋回装置を駆動させることによって吊桁を１８０°旋回
させて他端側を取り付け位置に対面させ、前記と同様に
反対側の際前列の吊荷を取り付け位置に供給する。
に対面させた状態で、送りだし機構を駆動させて最前部
に位置する吊荷を取付位置に供給する。次の取付位置で
旋回装置を駆動させることによって吊桁を１８０°旋回
させて他端側を取り付け位置に対面させ、前記と同様に
反対側の際前列の吊荷を取り付け位置に供給する。
【０００９】以下、吊荷の供給毎に吊桁を旋回させ、反
対側に位置する吊荷を交互に供給位置に供給することに
よって吊荷荷重の極端なアンバランスを生ずることなく
一回の揚重作業により複数の吊荷を供給位置に位置させ
ることができる。
対側に位置する吊荷を交互に供給位置に供給することに
よって吊荷荷重の極端なアンバランスを生ずることなく
一回の揚重作業により複数の吊荷を供給位置に位置させ
ることができる。
【００１０】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を用いて詳
細に説明する。図１，図２はこの発明にかかる吊荷装置
を示すものであり、この吊荷装置１はクレーンフック２
にワイヤｗを介して懸架される吊桁３と、吊桁３の下部
両側に設けられて互いに反対方向に向けて移動可能な一
対のチェーンガイド４と、吊桁３の上部中央に固定配置
された旋回装置５とを備えている。
細に説明する。図１，図２はこの発明にかかる吊荷装置
を示すものであり、この吊荷装置１はクレーンフック２
にワイヤｗを介して懸架される吊桁３と、吊桁３の下部
両側に設けられて互いに反対方向に向けて移動可能な一
対のチェーンガイド４と、吊桁３の上部中央に固定配置
された旋回装置５とを備えている。
【００１１】各チェーンガイド４は、吊桁３の下部にそ
れぞれ一体化された一対の軸受ブラケット６に回転可能
に軸受されたスプロケット７と、各スプロケット７間に
無端状に懸架されたチェーン８と中央側のスプロケット
７の軸に連結した駆動用モータ９とを備え、モータ９の
回転により、チェーン８を順次吊桁３の端部側に移動さ
せるようにしている。
れぞれ一体化された一対の軸受ブラケット６に回転可能
に軸受されたスプロケット７と、各スプロケット７間に
無端状に懸架されたチェーン８と中央側のスプロケット
７の軸に連結した駆動用モータ９とを備え、モータ９の
回転により、チェーン８を順次吊桁３の端部側に移動さ
せるようにしている。
【００１２】各チェーン８の外周部には適宜等間隔をお
いて、吊下用のフック１０が一体に設けられ、該フック
１０を介して吊荷である複数枚のカーテンウォール１１
の上部両端をその移動方向に直交して懸垂している。
いて、吊下用のフック１０が一体に設けられ、該フック
１０を介して吊荷である複数枚のカーテンウォール１１
の上部両端をその移動方向に直交して懸垂している。
【００１３】旋回装置５は、例えば特公平４−１７８７
３号公報に示すジャイロ式旋回姿勢制御装置からなるも
のであり、このものは風などによる吊桁の旋回を防止
し、その旋回姿勢を任意に制御するものであって、内部
は省略するが、吊桁３に対し平行な回転軸を中心として
回転可能なジンバルと、該ジンバルの回転軸を含む面と
直交しするスピン軸を中心としてスピン可能なフライホ
イールとを備え、ジンバルをモータによって回転させる
ことにより吊桁３を旋回させてその両端を任意の位置に
対向させた状態で停止させる機能を備えたものである。
３号公報に示すジャイロ式旋回姿勢制御装置からなるも
のであり、このものは風などによる吊桁の旋回を防止
し、その旋回姿勢を任意に制御するものであって、内部
は省略するが、吊桁３に対し平行な回転軸を中心として
回転可能なジンバルと、該ジンバルの回転軸を含む面と
直交しするスピン軸を中心としてスピン可能なフライホ
イールとを備え、ジンバルをモータによって回転させる
ことにより吊桁３を旋回させてその両端を任意の位置に
対向させた状態で停止させる機能を備えたものである。
【００１４】以上の構成において、吊荷装置１は玉掛け
位置に吊下ろされ、ここで各フック１０にカーテンウォ
ール１１を吊り下げる。この際にはカーテンウォール１
１はその背面、すなわち、建物内部側の面を移動方向に
向けるように配置する。吊り上げの準備が整ったら、ク
レーンによる揚重作業が行なわれる。この時吊桁の下部
には左右対称に複数枚のカーテンウォール１１が懸垂さ
れているため、水平状態に維持される。
位置に吊下ろされ、ここで各フック１０にカーテンウォ
ール１１を吊り下げる。この際にはカーテンウォール１
１はその背面、すなわち、建物内部側の面を移動方向に
向けるように配置する。吊り上げの準備が整ったら、ク
レーンによる揚重作業が行なわれる。この時吊桁の下部
には左右対称に複数枚のカーテンウォール１１が懸垂さ
れているため、水平状態に維持される。
【００１５】最初の取付位置において、図３（ａ）に示
すように旋回装置５による旋回調整により吊桁３の一端
を取付位置Ａに向けて直交位置させ、次いで吊桁３を接
近させ、チェーンガイド４を前進させて最前列に位置し
たカーテンウォール１１を取付位置Ａに供給する。
すように旋回装置５による旋回調整により吊桁３の一端
を取付位置Ａに向けて直交位置させ、次いで吊桁３を接
近させ、チェーンガイド４を前進させて最前列に位置し
たカーテンウォール１１を取付位置Ａに供給する。
【００１６】供給が完了した後は、荷重バランスは他方
側に移動し、１パネル分吊桁はある程度傾斜するが、極
端な傾斜ではなく、またカーテンウォール１１自体は鉛
直に保持されている。なお、水平を維持する場合には、
軽くなった側の各カーテンウォール１１を吊桁３の端部
側に移動させてモーメントの釣り合いを取れば良い。こ
の状態で図３（ｂ）に示すように吊荷装置１を取付位置
Ａから後退させ、旋回装置５を駆動して図３（ｃ）に示
すように、１８０°旋回させ、吊桁３の反対側の端部を
次の取付位置Ａに対向接近させ、図３（ｄ）に示すよう
に反対に位置する最前列のカーテンウォール１１を取付
位置Ａに供給することで再び荷重バランスは等しくなり
吊桁３は水平に復元する。
側に移動し、１パネル分吊桁はある程度傾斜するが、極
端な傾斜ではなく、またカーテンウォール１１自体は鉛
直に保持されている。なお、水平を維持する場合には、
軽くなった側の各カーテンウォール１１を吊桁３の端部
側に移動させてモーメントの釣り合いを取れば良い。こ
の状態で図３（ｂ）に示すように吊荷装置１を取付位置
Ａから後退させ、旋回装置５を駆動して図３（ｃ）に示
すように、１８０°旋回させ、吊桁３の反対側の端部を
次の取付位置Ａに対向接近させ、図３（ｄ）に示すよう
に反対に位置する最前列のカーテンウォール１１を取付
位置Ａに供給することで再び荷重バランスは等しくなり
吊桁３は水平に復元する。
【００１７】以下、次々とカーテンウォール１１の供給
毎に吊桁３を旋回させ、反対側に位置するカーテンウォ
ール１１を交互に供給位置Ａに供給することによって吊
荷荷重の極端なアンバランスを生ずることなく一回の揚
重作業により複数枚のカーテンウォール１１を取付位置
に供給できるのである。
毎に吊桁３を旋回させ、反対側に位置するカーテンウォ
ール１１を交互に供給位置Ａに供給することによって吊
荷荷重の極端なアンバランスを生ずることなく一回の揚
重作業により複数枚のカーテンウォール１１を取付位置
に供給できるのである。
【００１８】
【発明の効果】以上実施例によって詳細に説明したよう
に、この発明に係るクレーンの吊荷装置にあっては、吊
桁の一端側を取付位置に対面させた状態で、送りだし機
構を駆動させて最前部に位置する吊荷を取付位置に供給
し、次の取付位置で旋回装置を駆動させることによって
吊桁を１８０°旋回させて他端側を取り付け位置に対面
させ、前記と同様に反対側の際前列の吊荷を取り付け位
置に供給する作業を繰返すことによって、吊荷荷重の極
端なアンバランスを生ずることなく一回の揚重作業によ
り複数の吊荷を供給位置に位置させることができ、バラ
ンス変動により取付けに支障を来すことがない利点があ
る。
に、この発明に係るクレーンの吊荷装置にあっては、吊
桁の一端側を取付位置に対面させた状態で、送りだし機
構を駆動させて最前部に位置する吊荷を取付位置に供給
し、次の取付位置で旋回装置を駆動させることによって
吊桁を１８０°旋回させて他端側を取り付け位置に対面
させ、前記と同様に反対側の際前列の吊荷を取り付け位
置に供給する作業を繰返すことによって、吊荷荷重の極
端なアンバランスを生ずることなく一回の揚重作業によ
り複数の吊荷を供給位置に位置させることができ、バラ
ンス変動により取付けに支障を来すことがない利点があ
る。
【図１】この発明による吊荷装置の側面図である。
【図２】図１のイ−イ線断面図である。
【図３】（ａ）〜（ｄ）は同装置を用いたカーテンウォ
ールの取り付け作業手順を示す平面説明図である。
ールの取り付け作業手順を示す平面説明図である。
１ 吊荷装置 ２ クレーンフック ３ 吊桁 ４ チェーンガイド ５ 旋回装置 ９ 駆動用モータ １１ 吊荷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上村 泰邦 東京都千代田区神田司町２丁目３番地 株式会社大林組東京本社内 (72)発明者 岩井 信義 大阪府大阪市中央区北浜東４番33号 株 式会社大林組本店内 (72)発明者 広瀬 清豪 大阪府大阪市中央区北浜東４番33号 株 式会社大林組本店内 (56)参考文献 特開 昭48−65649（ＪＰ，Ａ) 特公 平４−17873（ＪＰ，Ｂ２) 特公 昭46−15539（ＪＰ，Ｂ１) 実公 昭34−19548（ＪＰ，Ｙ１) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B66C 1/00 - 1/68
Claims (1)
- 【請求項１】 クレーンフックに懸架される吊桁と、該
吊桁の下部に沿って互いに反対方向に向けて移動可能で
あって、かつ下部に移動方向と直交して同数の吊荷を吊
下した一対のガイドと、該ガイドの送りだし機構と、前
記吊桁の上部に配置されて該吊桁を１８０°旋回させる
ための旋回装置を備えたことを特徴とするクレーンの吊
荷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28376394A JP2842256B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | クレーンの吊荷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28376394A JP2842256B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | クレーンの吊荷装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08143264A JPH08143264A (ja) | 1996-06-04 |
| JP2842256B2 true JP2842256B2 (ja) | 1998-12-24 |
Family
ID=17669808
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28376394A Expired - Lifetime JP2842256B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | クレーンの吊荷装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2842256B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100777370B1 (ko) * | 2006-10-23 | 2007-11-19 | 이혜경 | 고층건물의 유리판 시공장치 |
| CN110593581B (zh) * | 2019-10-23 | 2021-08-27 | 中豪建设股份有限公司 | 一种用于玻璃幕墙施工的玻璃安装辅助装置 |
| CN111634793B (zh) * | 2020-04-26 | 2022-08-12 | 北京空间飞行器总体设计部 | 一种用于卫星的起吊装置及起吊方法 |
-
1994
- 1994-11-17 JP JP28376394A patent/JP2842256B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08143264A (ja) | 1996-06-04 |
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