JP2841223B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2841223B2
JP2841223B2 JP883390A JP883390A JP2841223B2 JP 2841223 B2 JP2841223 B2 JP 2841223B2 JP 883390 A JP883390 A JP 883390A JP 883390 A JP883390 A JP 883390A JP 2841223 B2 JP2841223 B2 JP 2841223B2
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barrel
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一宏 杉山
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Konica Minolta Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は撮影レンズの鏡胴を撮影レンズが機能しなく
なる沈胴位置まで収納できるカメラに関する。
(従来技術) コンパクトカメラの中には、不使用時にカメラの鏡胴
をカメラ本体内に引っ込めて、カメラ全体を薄くするも
のが知られている。この種のカメラにおいては撮影レン
ズが沈胴位置にあるときは、レリーズボタンを押しても
レリーズ動作しないようにしている。なおズームカメラ
または2焦点カメラにおいては、単に撮影レンズのワイ
ド位置を沈胴位置と呼ぶことがあるが、本明細書におい
てはレンズ鏡胴が繰り込まれ且つ撮影レンズが機能しな
くなる位置を沈胴位置と呼ぶことにする。
ところで、一般のユーザーはレンズ位置をあまり確認
しないで、すぐにファインダを覗くなどの撮影動作を行
なうのが普通であり、一方、外光式ファインダでは撮影
レンズとは関係なく被写体をとらえるから、撮影者はフ
ァインダを覗いても撮影レンズが沈胴位置にあることは
分からないためレリーズボタンを押して初めて沈胴位置
にあることを知るようになる。このため、折角のシャッ
タチャンスを逃がしてしまうことも多い。撮影レンズが
沈胴位置にあることに早く気が付けば、すぐにレンズを
撮影位置まで繰り出してシャッタチャンスを逃がすこと
もないが、従来、この問題について何らの解決策も提案
されていない。
(発明の目的および構成) 本発明は上記の点にかんがみてなされたもので、レン
ズ鏡胴が沈胴位置にあることを撮影者がすぐに分かるよ
うにすることを目的とし、この目的を達成するため、撮
影レンズ鏡胴が沈胴位置にくるとフィンダの機能を劣化
させるように、ファインダにより観察できる像をぼけ像
とする手段または該像に視野絞りによるケラレを生じさ
せる手段を設けるようにした。
(実施例) 以下本発明を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明によるカメラの一実施例を2群ズーム
レンズ付カメラの例にとって示した図である。図は撮影
レンズがテレ(望遠)位置にある状態を示している。
図において、1は撮影レンズ鏡胴、2は撮影レンズ鏡
胴を繰り出すズームカム筒である。ズームカム筒にはカ
ム溝3,4が形成され、カム溝3には前群レンズ(図示せ
ず)に連結された連結ピン5が係合され、同様にカム溝
4には後群レンズ(図示せず)に連結された連結ピン6
が係合されている。カム筒2の後端部には円周方向に帯
状の駆動ギア7が形成され、このギア7を駆動モータ
(図示せず)によって回転させることにより、カム筒2
が回転し、連結ピン5,6がそれぞれカム溝3,4に沿って移
動し、ズームレンズの前群および後群は決められた方向
および移動量で移動する。
一方、11はファインダズーム鏡胴、12はファインダズ
ーム鏡胴11を繰り出すズームカム筒である。ズームカム
筒12にはカム溝13,14が形成され、カム溝13には後述す
る前群レンズに連結された連結ピン15が係合され、同様
にカム溝14には後述する後群レンズに連結された連結ピ
ン16が係合されている。カム筒12の後端部には円周方向
に帯状のギア17が形成され、このギア17はアイドラギア
18を介して駆動ギア7によって回転される。それによ
り、カム筒12が回転し、連結ピン15,16がそれぞれカム
溝13,14に沿って移動し、ファインダズームレンズの前
群および後群は撮影レンズのズーム動作に連動して決め
られた方向および移動量で移動する。
第2図はファインダ光学系の構成図であり、このファ
インダは実像式ファインダである。図中、21は固定レン
ズ、22はファインダズームレンズを構成する前群レン
ズ、23は同じく後群レンズ、24,25はレンズ21,22,23に
よって結像された被写体像の上下左右を反転させるため
のポロプリズム、26は接眼レンズ群である。各レンズの
屈折面の曲率半径R1〜R20、各屈折面間の間隔TH1〜T
H19、レンズ材料の屈折率nd,レンズの材料のアッベ数ν
dは次のとおりである(R,THの単位はmm)。なおR1〜R20
の添字はレンズ21からレンズ26までの各レンズのレンズ
面に順に付した番号である。
ここで面間隔a,b,cの値はカム筒12によって次のとおり
変化する。第2図では(イ)が沈胴状態、(ロ)がワイ
ド(広角)状態、(ハ)がテレ(望遠)状態を示してい
る。
また上記第1面(R1)、第10面(R10)および第16面(R
16)は非球面であって、光軸上被写体側から接眼レンズ
の向きにX軸、非球面の頂点を通りX軸に垂直にY軸を
選んだとき非球面の形状は次式で表わされる。
第1面 K=0.152 A4=5.47×10-5 A6=−4.00×10-7 A8=−1.02×10-11 第10面 K=−0.506 A4=−6.61×10-5 A6=1.54×10-5 A8=−6.91×10-8 第16面 K=−0.639 A4=−1.95×10-5 A8=−7.73×10-10 第3図はファインダズームレンズの各群のレンズの移
動軌跡を示したもので、図の横軸はレンズの相対位置、
縦軸は焦点距離をあらわす。
図の実線で示すAが前群レンズの移動軌跡、Bが後群
レンズの移動軌跡である。破線Cで示す軌跡は前群レン
ズの正規の軌跡である。つまり撮影レンズがワイド位置
から沈胴位置に移動するときファインダズームレンズの
前群が破線Cに沿って移動すれば、ファインダ光学系は
近軸的に同一位置に結像し、ほぼ収差がない。しかし、
本実施例ではこの軌跡Cをとらず、実線で示すAのよう
に前群レンズ移動させることにより、あえて収差を発生
させるようにしている。この収差を起させる軌跡はカム
溝13の端部13aの形状によって実現される。
第4図(イ)〜(ハ)はそれぞれ第2図(イ)〜
(ハ)のレンズ位置のときの非点収差図であり、第4図
(イ)に示すように、沈胴状態のときは視野中心の視度
が−2ディオプトリーを越えており、通常視の人にはか
なり見づらくなっている。同図(ロ)のワイド状態では
中心視度は−1ディオプトリー付近にあり、かなり見易
くなる。また同図(ハ)のテレ状態では中心視度はやは
り−1ディオプトリー付近にあり、かなり見易い。
以上のようにすれば、撮影レンズがテレとワイドとの
間にあるときは、ファインダズームレンズの各群も第3
図のA,Bのように移動し、ファインダから収差のない像
が得られる。しかし、撮影レンズがワイド位置からさら
に繰り込まれて沈胴位置にくると、ファインダの前群レ
ンズは正規の軌跡Cから外れて、第3図の実線Aのとお
り移動するので、収差が発生し、ファインダを覗くと像
がぼけて見える。そのため撮影者はファインダを覗くだ
けでカメラが正常な状態でないことを知り、撮影レンズ
を撮影可能位置まで復帰させる操作をすることができる
ので、シャッタチャンスを逃すこともなくなる。撮影レ
ンズが沈胴位置にあることをファインダ内にLEDなどで
表示することも考えられるが、一般的に沈胴位置では電
源をオフとする場合が多く、LEDで表示を行うには電源
を入れる操作が必要となる。また、撮影者は被写体に気
を取られるため、ファインダ内表示には意外と気が付か
ないものである。
これに対して、ファインダの見え味を悪くすることに
より、なんの操作も必要とせず、使用者にカメラが正常
な状態でないことを知らせることができる。
上記実施例では前群レンズの軌道を正規の軌道から外
すようにしたが、後群レンズの軌道を変えてファインダ
の機能を劣化させるようにしてもよい。しかし後群レン
ズは光学系の倍率を変え、前群レンズは収差を補正する
機能をもっているので、実施例のように前群レンズの軌
道を変えるほうがファインダの倍率を極端に変えずにす
むので好ましい。
次に本発明の第2の実施例について説明する。
この実施例は第1の実施例のように収差を発生させる
ものではなく、収差の補正は正規に行ない、その代りフ
ァインダの視野絞りを制限して沈胴状態のときにはケラ
レを生じさせるものである。すなわち、先の実施例の第
3図において前群レンズを正規の軌跡Cにそって移動さ
せると収差が発生することはない。そしてファインダ光
学系の視野角はワイドの視野角を越えてさらに広くな
る。このときファインダの視野絞りをワイドのときの視
野角に合わせておけば、沈胴状態にあるときは視野絞り
によって視野にケラレを生じさせることができる。
第5図および第6図はそのように構成されたファイン
ダ光学系を示し、第5図はワイドのときのレンズ位置、
第6図は沈胴のときのレンズ位置を示している。
第5図(イ)において、ファインダのズームレンズ
は、前群レンズ31と後群レンズ32とから成る。各レンズ
31,32は第1図と同様の機構で駆動され、その移動軌跡
は第3図と同じである。ただし前群レンズ31は、ワイド
から沈胴までの移動において第3図に破線Cで示す正規
の軌跡にそって移動する。
ワイドのときの視野角はθ0であり、視野絞り33はこ
の視野角θ0にちょうど合うように設定されている。こ
のとき、第5図(ロ)に示すように、ファインダ34は正
常に機能しており、まだケラレは生じない。
撮影レンズが沈胴位置にくると、それに応じて各レン
ズ31,32も移動し、その視野角は第6図(イ)に示すよ
うにθ0より大きいθ1になる。しかし視野絞り33を上記
のように設定してあるので、光束の一部がさえぎられて
視野角はθ2になり、図の斜線で示すケラレが生じる。
そのためファインダ34内に第6図(ロ)に斜線で示すよ
うなケラレEが生じる。
以上のようにすれば、撮影者は第1の実施例のときと
同様にファインダを覗くだけで撮影レンズが沈胴位置に
あることを知ることができる。
以上ズームカメラの実施例について説明したが、次に
単焦点カメラに本発明を適用した第3の実施例について
説明する。
第7図において、ファインダは第1レンズ41と、第2
レンズ42と、第3レンズ43とから構成され、レンズ42,4
3はカメラ本体に固定されている。レンズ41はファイン
ダ光軸方向に摺動可能に取付けられ、ばね44で所定位置
にくるように付勢されている。撮影レンズの鏡胴45が沈
胴位置まで引っ込められると鏡胴45の後端がつめ46の後
端部を押し、それにより第7図(ロ)に示すようにつめ
46の先端がレンズ41を前方に押し出す。
第8図(イ)はファインダ光学系の撮影時のレンズ位
置、(ロ)は沈胴時のレンズ位置を示し、各レンズの屈
折面の曲率半径R11〜R16、各屈折面間の間隔TH11〜T
H15、レンズ材料の屈折率nd、レンズ材料のアッベ数ν
dは次のとおりである(R,THの単位はmm)。R11〜R16
添字は第1レンズ41から第3レンズ43までの各レンズの
レンズ面に順に付した番号である。
第8図(イ)に示す撮影時のレンズ位置のときの近軸
視度は−1.0ディオプトリーであるが、第8図(ロ)の
沈胴時にはTH12(レンズ41とレンズ42のレンズ間隔)は
TH12=3.0からTH12=6.0へと変化し、そのときの近軸視
度は+2.3ディオプトリーになり、正常な眼ではかなり
ぼけた像となる。
上記実施例ではファインダ光学系の一部を動かすこと
でファインダ機能を劣化させるようにした。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、撮影レンズ鏡
胴が沈胴位置にくるとファインダにより観察できる像を
ぼけさせるかまたは視野絞りによるケラレを生じさせる
ようにしたので、撮影者はファインダを覗くだけでカメ
ラが正常な状態でないことを知ることができる。それに
より、撮影レンズを撮影可能位置まで復帰させる操作を
することができ、シャッタチャンスを逃すこともなくな
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明によるカメラの第1の実施例の撮影光学
系およびファインダ光学系の機構部を示す斜視図、第2
図はファインダ光学系の構成図、第3図はファインダ光
学系の移動軌跡を示す図、第4図はファインダ光学系の
非点収差図、第5図および第6図は本発明によるカメラ
の第2の実施例のファインダ光学系のレンズ位置および
ファインダの状態を示す図、第7図および第8図は本発
明の第3の実施例を示す図である。 1…撮影レンズ鏡胴、2…ズームカム筒、11…ファイン
ダズーム鏡胴、12…ズームカム筒

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影レンズの鏡胴を撮影レンズが機能しな
    くなる沈胴位置まで収納できるカメラにおいて、前記鏡
    胴が前記沈胴位置に収納されたときファインダにより観
    察できる像をぼけ像とする手段を設けたことを特徴とす
    るカメラ。
  2. 【請求項2】前記ファインダにより観察できる像をぼけ
    像とする手段は、前記ファインダを構成するレンズの位
    置を移動させる手段であることを特徴とする請求項1に
    記載のカメラ。
  3. 【請求項3】撮影レンズの鏡胴を撮影レンズが機能しな
    くなる沈胴位置まで収納できるカメラにおいて、前記鏡
    胴が前記沈胴位置に収納されたときファインダにより観
    察できる像に視野絞りによるケラレを生じさせる手段を
    設けたことを特徴とするカメラ。
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