JP2514614B2 - 望遠鏡付カメラ - Google Patents

望遠鏡付カメラ

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JP2514614B2 JP21817788A JP21817788A JP2514614B2 JP 2514614 B2 JP2514614 B2 JP 2514614B2 JP 21817788 A JP21817788 A JP 21817788A JP 21817788 A JP21817788 A JP 21817788A JP 2514614 B2 JP2514614 B2 JP 2514614B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は望遠鏡付カメラ、特に望遠鏡の機能を撮影レ
ンズと接眼レンズとを利用して構成した簡易な構成の望
遠鏡付カメラに関するものである。
(従来の技術) 登山やハイキングに出掛ける時、カメラと望遠鏡の双
方を携帯していると楽しさが倍加するものである。しか
し、実際には両方共持っていこうとすると荷物になって
しまい、どちらか一方ということが多い。又、折角両方
とも持っていっても実際の操作性を考えた場合撮影する
機能と観察する機能が分離していると、せっかくのシャ
ッターチャンスを逃す事もあり、不便である事が多い。
その為、現在この二者を一体とした望遠鏡又は双眼鏡
付カメラ(以下「望遠鏡付カメラ」という。)というも
のが実際市販されている。
(発明が解決しようとしている問題点) しかしながら従来の望遠鏡付カメラでは単にカメラと
望遠鏡又は双眼鏡を合体したもので中途半端なものが多
い。即ち、単に合体しただけなのでカメラ全体の大きさ
が大きく実用性に欠けたり、又撮影レンズが望遠レンズ
に限られるといった制約があったりした。
(問題点を解決するための手段) 本発明は従来上記の欠点を解決する為、カメラ側から
のアプローチとしてカメラに望遠鏡機能を持たせる様に
したものである。即ち望遠鏡としての倍率がカメラ側の
対物レンズ(撮影レンズ)とファインダー内の接眼レン
ズの焦点距離の比で決定される事に着目し、撮影レンズ
及びファインダー系に工夫をこらす事により、カメラと
しての機能と望遠鏡としての機能をバランス良く両立さ
せたものである。
具体的には、撮影レンズによって焦点面上に形成され
た物体像を接眼レンズを介して観察するファインダー系
と、該撮影レンズの結像面を接眼レンズ方向へ移動する
様に該撮影レンズの少なくとも一部を光軸方向に移動さ
せる駆動手段と該ファインダー系の接眼レンズを該駆動
手段の動作に応じて焦点距離の異った第2接眼レンズに
変更する変更手段とを有し、該駆動手段と該変更手段と
を利用してファインダー倍率を変化させ望遠鏡として用
いたことである。
(実施例) 第1図(A)、(B)は本発明の第一実施例の概略図
である。同図はTTLファインダーを有するカメラに本発
明を適用したものである。第1図(A)はカメラとして
使用する状態でのファインダー系の作用を示している。
同図において撮影レンズ1を射出した光束は撮影レンズ
1の光軸Sに対して45度に傾けられている第1ミラー2
で反射し、第2ミラー3でカメラ上方部に反射して90度
折り曲げられピント板4上にファインダー像を結像す
る。そのファインダー像は第3ミラー5により光軸Sと
直交する方向に反射し第4ミラー6で光軸Sと平行方向
に反射した後接眼レンズ7に入射する。このようなファ
インダー光学系でピント板4上のファインダー像を観察
している。
尚、撮影時は第2ミラー3が回転軸8を軸として接眼
レンズ7の方から見て90゜左回転し、フィルム面9上に
結像光束を導く事になる。
カメラとして使用する時の作用はこの様な構成で行わ
れるが、望遠鏡として使用する時の状態を第1図(B)
に示す。
このときは第1図(A)の状態において撮影レンズ1
を矢印1aで示すように光学的に結像面9方向にモーター
等の駆動手段により移動させている。そしてピント板4
をファインダー光路外に退避させ、撮影レンズ1の焦点
面を接眼レンズ7側の位置に変位させている。
又接眼レンズ7の前方に補助レンズ10を装着して接眼
レンズ7と共に第2接眼レンズ101を新たに構成すると
共に全体としてファインダー像の形成されている位置11
近傍に焦点を有するように第2接眼レンズ101全体の焦
点距離を設定している。これにより撮影レンズ1と第2
接眼レンズ101とにより望遠鏡を構成している。
次に本実施例におけるファインダー系と望遠鏡の具体
的なファインダー倍率について説明する。
今、撮影レンズ1の焦点距離をf、接眼レンズの焦点
距離をfe、補助レンズ10の焦点距離をfaとし接眼レンズ
7と補助レンズ10との合成の焦点距離をfeaとする。第
1図(A)のファインダー系のファインダー倍率βは β=f/fe となる。又、αを定数としてfea=fe/αとおくと第1図
(B)における望遠鏡としての倍率mは m=f/fea=αf/fe=α・β となる。即ちカメラとして使用する場合のファインダー
倍率βに比べて望遠鏡として使用する場合はファインダ
ー倍率をα倍拡大することができる。
例えば第1図(B)においてピント板4が配置されて
いた位置から接眼レンズ7までの距離の1/2の距離だ
け、撮影レンズ1の焦点位置をずらしこのとき補助レン
ズ10の焦点距離faを略接眼レンズ7の焦点距離に等しい
値に選ぶ。そうするとα≒2となりファインダー倍率は
カメラの状態の場合に比べて望遠鏡においては2倍に拡
大される。このとき本実施例では撮影レンズを全体とし
て繰み込む方式により結像面11上のファインダー像の結
像性能の低下を防止している。
本実施例ではこのような簡易な構成によりファインダ
ー倍率を拡大して望遠鏡としての使用を可能としてい
る。
本実施例においては望遠鏡として使用する時は撮影レ
ンズ1が移動している為に各反射鏡を撮影系の光路に配
置しても感光面上には良好なる被写体像が結像しない。
この為例えば望遠鏡としての使用状態のときは不図示の
識別手段により識別してシャッターロックがかかるよう
に構成し、感光面上に光束が入射しないようにするのが
良い。
第2図(A)、(B)は本発明の第2実施例の概略図
である。同図(A)はカメラとして使用する場合、同図
(B)は望遠鏡として使用する場合である。
本実施例では撮影レンズとしてズームレンズを用いた
場合を示している。
図中20はズームレンズであり、フォーカスレンズ群
F、変倍用のバリエーターレンズV、変倍に伴う像面変
動を補正する為のコンペンセーターレンズ群Cそして結
像用のリレーレンズ群Rの4つのレンズ群より構成され
ている。
同図(A)のカメラとして使用する場合はズームレン
ズ20からの光束をクイックリターンミラー21で反射させ
た後ピント板4上にファインダー像を形成している。そ
して該ファインダー像をペンタダハプリズム22を介して
接眼レンズ23で観察している。
望遠鏡として使用する場合はズームレンズ20の変倍部
を望遠端の状態とし、次いでフォーカスレンズ群Fを不
図示のモーター等の駆動手段により矢印2aのフィルム面
方向に繰り込みファインダー像の結像位置がペンタプリ
ズム22内の位置26に変位するようにしている。次いで変
更手段の一部である回転軸15を介して他方に結合されて
いる接眼レンズ23とは焦点距離の異なる第2接眼レンズ
24を接眼レンズ23の代わりにファインダー光路内に導入
している。このときファインダー視度を合わせる為に第
2接眼レンズ24の焦点距離を接眼レンズ23の焦点距離よ
りも短く設定している。これにより望遠鏡としての観察
におけるファインダー倍率をカメラの状態のファインダ
ー倍率に比べて拡大している。
本実施例に係るレンズ群のうちフォーカスレンズ群F
の焦点距離は一般に望遠端における全系の焦点距離に比
べて短い。従ってバリエーターレンズVからリレーレン
ズRまでの合成系の屈折力は負となり、フォーカスレン
ズ群Fが繰り込まれたときの全系の焦点距離は大きくな
るので本実施例のようなズームレンズはファインダー倍
率の拡大化を図るには有利である。
本実施例においては望遠鏡として用いる場合フォーカ
スレンズ群Fを繰り込む方式を採ることによりフォーカ
スレンズのヘリコイド或はレンズ鏡筒に形成されている
カムの延長を利用して構成することができるという特長
を有している。
尚、本実施例においてピント板4にフレネルレンズ等
のフィールドレンズを付着して構成した場合望遠鏡の状
態で焦点面を移動するとき、撮影レンズによる焦点面移
動量を縮少してしまい、又倍率を多少縮少してしまう作
用がある。この為望遠鏡として使用する場合はピント板
をファインダー光路中から退避させていた方が撮影レン
ズの繰り込み量を小さくすることができるので好まし
い。
この他補助レンズを2つ以上設けて、切り換え手段に
より任意の1つを選択して、所望のファインダー倍率を
得るようにしても良い。
本実施例においてズームに於けるマクロのフォーカス
方式やリヤーフォーカス方式を採用し、望遠鏡として使
用する場合に近距離物体にフォーカスする方向とは逆方
向に移動させるように構成しても良い。
例えば前群が正レンズ群、後群が負レンズ群で構成さ
れ後群の負レンズ群で本発明の機能を得ようとすれば物
体側に動かすことになる。
(発明の効果) 以上説明してきた様に本発明ではカメラのファインダ
ーのスペースを用いて、カメラに本格的な望遠鏡機能を
付け加える事を可能としたものである。本発明の効果の
第一はそのコンパクト性である。ファインダーを構成す
る光学素子はもともとそれ程大きなものでは無く、更に
第1図(B)を見ても分かる通り、挿入する補助レンズ
自体も小さなものなので、極めてコンパクトな形でカメ
ラに対する望遠鏡機能の付加が達成される。
第二の効果としてはカメラ状態と望遠鏡状態での共用
部品の多さによる系の実現の容易性安定性及びコスト的
な側面がある。
従来構成のカメラへの追加部品点数は極めて少なくて
良く、しかもコンパクトな部品なので、付加する事によ
るコストパフォーマンスは非常に大きいと言える。
第三の効果としては対物レンズに撮影レンズを用いて
いる為、望遠鏡としての像性能が良い事が挙げられる。
特に第1、第2図に示す実施例など撮影レンズの中心部
の画像の特に良い所を使用する形となる為、収差の問題
などは全く問題とならない。
第四の効果としてはズームレンズ或は交換レンズなど
と組合わせた時、変倍の機能を従来の望遠鏡以上に楽し
める事が挙げられる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)、(B)は本発明の一実施例の概略図、第
2図(A)、(B)は本発明の別の実施例での概略図で
あり、いずれの場合も(A)がカメラ状態で使用する場
合、同図(B)が望遠鏡で使用する状態を示している。 図中、1は撮影レンズ(対物レンズ)、2は第1ミラ
ー、3は第2ミラー、4はピント板、5は第3ミラー、
6は第4ミラー、7は接眼レンズ、8は第2ミラーの回
転軸、9はフィルム面、10は補助レンズ、である。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影レンズの像をTTLファインダーで観察
    するカメラにおいて、該撮影レンズの結像面を接眼レン
    ズ方向へ移動する駆動手段と、該ファインダー系の接眼
    レンズを該駆動手段の動作に応じて焦点距離の異った第
    2接眼レンズに変更する変更手段とを有し、該駆動手段
    と該変更手段とを利用してファインダー倍率を変化させ
    望遠鏡として用いたことを特徴とする望遠鏡付カメラ。
  2. 【請求項2】前記撮影レンズ全体を移動させたことを特
    徴とする請求項1記載の望遠鏡付カメラ。
  3. 【請求項3】撮影レンズによって焦点面上に形成された
    物体像を接眼レンズを介して観察するファインダー系と
    該撮影レンズの結像面を接眼レンズ方向へ移動する様に
    該撮影レンズの少なくとも一部を光軸方向に移動させる
    駆動手段と該ファインダー系の接眼レンズを該駆動手段
    の動作に応じて焦点距離の異った第2接眼レンズに変更
    する変更手段とを有し、該駆動手段と該変更手段とを利
    用してファインダー倍率を変化させ望遠鏡として用いた
    ことを特徴とする望遠鏡付カメラ。
  4. 【請求項4】前記撮影レンズは正の屈折力の第1群と負
    の屈折力の第2群の2つのレンズ群を有し、両レンズ群
    の間隔を変えて変倍を行う変倍系より成り、ファインダ
    ー倍率の変化を該変倍系を望遠端の変倍位置に維持した
    状態で該駆動手段により該第1群を移動させて行ってい
    ることを特徴とする請求項3記載の望遠鏡付カメラ。
  5. 【請求項5】前記焦点面にはフレネルレンズ付の着脱可
    能の焦点板が装着されており、望遠鏡として使用すると
    きは該焦点板をファインダー光路外に退避させているこ
    とを特徴とする請求項3記載の望遠鏡付カメラ。
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